JPH07187457A - 薄物の巻取装置 - Google Patents

薄物の巻取装置

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JPH07187457A
JPH07187457A JP33638693A JP33638693A JPH07187457A JP H07187457 A JPH07187457 A JP H07187457A JP 33638693 A JP33638693 A JP 33638693A JP 33638693 A JP33638693 A JP 33638693A JP H07187457 A JPH07187457 A JP H07187457A
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JP
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thin
rotating shaft
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thin object
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JP33638693A
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Kazuhito Ugaji
和仁 宇賀持
Yuzo Matsuo
祐三 松尾
Koji Yokoyama
耕治 横山
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Kao Corp
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Kao Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 プラスチックフィルム、紙、布などの素材に
化学処理を施して製造する薄物の表面に傷をつけること
なく静電気を除去できるようにする。 【構成】 接地電位に接続された導電材を薄物(ウェ
ブ)の最外層表面に非接触状態で接近させ、薄物の表面
と導電材との距離dがほぼ一定になるように間隔をあけ
て支持し、巻き取られる薄物の直径の変化に応じてその
距離dを維持しながらその表面に帯電した静電気を導電
材に放電させる。 【効果】 製造された薄物の品質を向上させるととも
に、製造歩留りをよくして製品コストを低減することが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プラスチックフィル
ム、紙、布、その他素材、その素材に化学処理が施され
た磁気テープ、写真フィルム、その他薄物(慣用的には
「ウェブ」と呼ばれる)の製造に利用する。本発明は、
製造工程で薄物に発生する静電気を除去するための技術
に関する。本発明は、非導電性あるいは弱導電性の薄物
の巻取時または巻出時に発生する静電気を除去する技術
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、磁気テープや写真フィルムなどの
製造においては、製造された弱導電性の薄物を軸に巻取
ったり、あるいは軸に巻取られた薄物を巻き出す作業が
繰り返して行われる。このような薄物の巻取りあるいは
巻出し作業の際には、薄物相互間に摩擦を生じ、この摩
擦によって静電気が発生する。発生した静電気は薄物の
表面に帯電して放電されないために、その薄物の表面に
塵埃が付着する原因となり、製品の品質低下や製造歩留
りに大きな影響を与えている。
【0003】そこで、このような問題を解決するために
さまざまな工夫がなされた。これまでに、薄物の端部に
集中する電荷に注目してその側面に導電体を当接する方
法(特開平4−191231号公報)、薄物表面に導電
材を当接する方法(特開平4−324297号公報)、
あるいは薄物表面と薄物側面に導電材を同時に接触させ
る方法(特開平2−209349号公報)などが提案さ
れてきた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】これらの方法は、それ
ぞれが静電気を除去するにはかなり有効であるが、薄物
の表面に導電材を当接する方法では製品に傷をつけてし
まう問題があり、薄物の側面に導電材を当接する方法で
は製品表面に傷をつけることは避けられるものの幅の広
い薄物の場合にその中央部に電荷が残存する問題があ
る。さらに薄物の表面および側面に導電材を接触させる
方法では前述の二つの問題が同時に発生する欠点があ
る。
【0005】本発明はこのような背景のもとに行われた
ものであって、薄物の表面を傷つけることなく静電気を
放電することができ、また、幅の広い薄物であってもそ
の全域にわたって静電気を除くことができる装置を提供
することを目的とする。本発明は薄物の製品品質を向上
させ製造歩留りを改善することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、非導電性ある
いは弱導電性の薄物の巻取装置に関するものであって、
回転軸に巻取られる薄物の最外層表面に接近して配置さ
れ電気的に接地電位に接続された導電材と、前記薄物の
巻取外径の変化に応じてこの導電材を前記最外層表面に
接近した状態を維持しつつ移動させる手段とを備えたこ
とを特徴とする。この導電材が導電材支持手段により支
持され、回転軸に巻取られる薄物の巻取外径を検出する
手段を備え、上記移動させる手段はその検出する手段に
より検出される巻取外径にしたがって上記導電材支持手
段の位置を導電材と薄物とが非接触であってしかも除電
に有効な距離に制御する手段を含む構造とすることが望
ましい。
【0007】上記導電材は、導電材支持手段により回転
軸と平行に支持される場合には、回転軸に巻取られた薄
物の幅にほぼ等しいもしくはその幅を越える幅を有する
ことが望ましい。導電材はカーボン繊維を含む線材か、
あるいは金属材であり、前記距離dは1〜50mm、好
ましくは5〜30mmであることが望ましい。上記カー
ボン繊維を含む線材は、有機高分子を焼成して形成され
るいわゆるカーボン繊維を丸くまたは板状に束ねて固め
たもしくは編んだものであり、体積固有抵抗10-2Ω・
cm〜105Ω・cm程度で、その径または幅は2mm
〜50mm程度のものである。
【0008】本発明の別の観点は、回転軸に巻取られま
たは巻出される薄物の静電気を除去する方法であって、
回転中の回転軸に巻取られた薄物の最外層表面に接地電
位に接続された導電材を非接触状態で接近させることを
特徴とする。回転軸に巻取られた薄物の巻取りまたは巻
出し時に継続的に、望ましくは始動から停止まで継続的
に、導電材を非接触状態で接近させておくことが望まし
い。
【0009】
【作用】接地電位に接続され、回転軸に巻取られた薄物
の最外層表面に接近した導電材と薄物の表面との間で放
電が起きることにより薄物に帯電した静電気が除かれ
る。回転軸に薄物が巻取られるにしたがって、その回転
軸に巻取られた薄物の最外層表面の位置が移動するが、
それに追従して導電材が薄物の表面に接近した状態を維
持しつつ移動させることにより非接触の状態が保たれ
る。これにより導電材が薄物の表面に接触することがな
いから薄物表面に傷をつけることなくして静電気が除か
れる。この装置は、薄物の巻取外径を検出する手段を備
え、この検出する手段により検出される巻取外径にした
がって導電材支持手段の位置を制御する構成とすること
により、導電材と薄物の最外層表面の距離を常に適正に
制御することができるから、巻き初めから巻き終わりに
わたり放電を安定に行わせることができる。
【0010】導電材が回転軸に平行に設置される場合に
は、導電材の長さが巻取られる薄物の幅にほぼ等しい
か、もしくはその幅を越える幅を有するように設定する
と、導電材が薄物の幅すべてに対向しているので、放電
はその端部および中央にかかわらず一様に行われ、幅の
広い薄物であってもムラなく静電気を除去することがで
きる。
【0011】これにより、薄物の表面を傷つけることな
く、試験の結果は満足できる程度に静電気を放電するこ
とができることが確かめられた。これにより、製品の品
質を向上させるとともに、製造歩留りをよくして製品コ
ストの低減をはかることができる。
【0012】
【実施例】次に、本発明実施例を図面に基づいて説明す
る。
【0013】(第一実施例)図1は本発明第一実施例の
要部の構成を示す斜視図、図2は本発明第一実施例の要
部の構成を示す側面図である。
【0014】本発明第一実施例は、回転軸1に巻取られ
た薄物2の幅にほぼ等しいか、もしくはその幅を越える
幅方向長さ、さらに具体的には薄物の幅の90%以上の
幅方向の長さを有し接地電位に接続された導電材3と、
この導電材3を回転軸1に巻取られた薄物2の最外層表
面に接近させた状態を維持しながら回転軸とほぼ平行に
支持する支持手段とを備える。
【0015】前記支持手段は、薄物2を所定の圧力で押
圧し巻取り状態を均一にするタッチロール4と、このタ
ッチロール4を支持し軸5を支点として所定の圧力を与
えながら回動する支持アーム6と、この支持アーム6に
固定され導電材3を支持する手段である導電材支持アー
ム7とにより構成される。導電材3は支持アーム6およ
び導電材支持アーム7により回転軸1にほぼ平行に支持
される。薄物2はガイドロール8により回転軸1に与え
られた巻取り角度で巻取られる。
【0016】薄物2の端部が回転軸1に固定され、回転
軸1がA矢方向に回転をはじめると、薄物2の表面はタ
ッチロール4によりB矢方向に所定の押圧力を受けなが
ら巻取られる。このB矢方向への押圧力は図外のエアシ
リンダにより付勢された支持アーム6によって与えら
れ、タッチロール4は巻取られる薄物2の回転に伴って
容易に回転するようにベアリングを介して支持されてい
る。
【0017】タッチロール4が移動することにより支持
アーム6が軸5を支点として回動するから、回転軸1に
巻取られた薄物の外径が検出できる。すなわち、この実
施例ではタッチロール4、支持アーム6および軸5によ
って回転軸1に巻取られた薄物の外径を検出する手段が
実現され、検出された上記薄物の外径は、タッチロール
4の支持アーム6の回動量に対応づけられる。タッチロ
ール4の支持アーム6に導電材支持アーム7が固定され
ているので、上記検出された巻取外径に応じて導電材3
は移動することになる。導電材3が移動しても導電材3
は回転軸1にほぼ平行に支持される。
【0018】導電材3と薄物2の最外層表面との距離d
は、回転軸1と軸5との距離、支持アーム6の長さ、導
電材支持アーム7の長さ、タッチロール4の半径、導電
材支持アーム7の鴟尾アーム6への取付け角度によっ
て、回転軸1に巻取られる薄物2の外径が増加してもほ
ぼ一定に保たれるように設定され、したがって、薄物2
の表面に帯電した電荷は導電材3と非接触の状態で均一
に放電される。
【0019】このとき上記距離dは最も近づいたときで
少なくとも1mm、好ましくは5mm以上離れているこ
とが、薄物の振動等による接触防止の点から好ましく、
また放電を維持するために最も離れたときでも50mm
以下好ましくは30mm以下の距離であることが望まし
い。
【0020】導電材3としては、銅線あるいはカーボン
繊維を含む線材を用いることができる。試験の結果では
表1に表わすように、その帯電電位が銅線の場合には、
1.09kVとなり、カーボン繊維を含む素材の場合は
同じく0.26kVとなって、いずれも実用上問題のな
いレベルまで帯電を減少させることができるが、カーボ
ン繊維を含む線材を用いた場合の方が銅線を用いた場合
に比べ放電効果は大きい。
【0021】ここで用いたカーボン繊維を含む線材は有
機高分子を焼成して形成される繊維を丸くまたは板状に
束ねて固めたもしくは編んだものであり、その体積固有
抵抗は10-2Ω・cm〜105 Ω・cm程度で、その径
または幅は2mm〜50mm程度のものから選択する。
この実施例では幅15mmの板状のものを用いた。
【0022】本第一実施例は、少ない部品で簡単な構造
にすることができ、また、導電材3を薄物2の幅全域に
対応して平行に配置されるので、薄物2全体を均一に除
電できる利点がある。ただし、薄物2の巻き初めと巻き
終わりではその径が大きく変わるので、距離dもそれに
伴って変化する。そのために、導電材支持アーム7の取
り付け角度とその長さをはじめ、各部材の大きさや位置
関係を巻取り過程の中で最も有効に放電が行われるよう
に、すなわち距離dが好ましくは5〜30mmの範囲で
変化するように設定する必要ことが望ましい。
【0023】
【表1】 (第二実施例)図3(a)は本発明第二実施例の要部の
構成を示す斜視図、(b)はA視拡大図、図4は本発明
第二実施例の要部の構成を示す側面図である。
【0024】本発明第二実施例は、接地電位に接続され
た導電材13と、薄物2を所定の圧力で押圧し巻取り状
態を均一にするタッチロール4等で構成される巻取外径
を検出する手段と、導電材13を回転軸1に巻取られた
薄物2の最外層表面に接近させその表面と導電材13と
の距離d(1〜50mm)をほぼ一定に制御する制御手
段と、この制御手段の制御にしたがって導電材13の支
持手段である導電材ベース18を移動する手段とを備え
る。
【0025】制御手段は、タッチロール4と、このタッ
チロール4を支持し薄物の外径の変化に伴って回動する
支持アーム11と、この支持アーム11に固定された回
転板11aと、この回転板11aの移動量を検出するエ
ンコーダ12とから構成される巻取外径を検出する手段
によって検出された巻取外径を表すエンコーダ12の検
出出力を入力して、導電材ベース18を移動させるため
の制御信号を出力する制御回路14とを備える。
【0026】また、移動手段は、制御回路14からの制
御信号にしたがって回転駆動するモータ15と、このモ
ータ15の駆動力により回転するウォームホイール16
と、このウォームホイール16に噛合し回転するウォー
ム17と、導電材13が取り付けられウォーム17の回
転に伴って移動する導電材ベース18とを備える。薄物
2はガイドロール8により回転軸1に与えられた巻取り
角度で巻取られる。ここで導電材ベース18は移動手段
であると同時に導電材支持手段としても機能する。
【0027】薄物2の端部が回転軸1に固定され、回転
軸1がC矢方向に回転をはじめると、薄物2の表面はタ
ッチロール4によりD矢方向に所定の押圧力を受けなが
ら巻取られる。このD矢方向への押圧力は第一実施例同
様に図外のエアシリンダにより付勢された支持アーム1
1によって与えられ、タッチロール4は巻取られる薄物
2の回転に伴って容易に回転するようにベアリングを介
して支持されている。
【0028】回転軸1上に薄物2が巻取られるに伴って
その外径が大きくなりタッチロール4が回転板11aの
軸芯を中心にE矢方向に移動する。この移動量はエンコ
ーダ12が検出する回転板11aの回転角として制御回
路14に検出される。制御回路14はこの検出された回
転角より薄物2の表面と導電材3との距離dを一定に保
つための演算を行い、制御信号をモータ15に出力す
る。
【0029】モータ15はこの制御回路14からの制御
信号にしたがって回転し、ウォームホイール16からウ
ォーム17に回転を与える。ウォーム17の回転に伴っ
て導電材ベース18がE矢方向に移動し、この導電材ベ
ース18に取り付けられた導電材13と薄物2の表面と
の距離をほぼ一定に維持する。なお、導電材ベース18
は図3(b)に示すようにウォーム17に平行に渡した
レール19によって、ウォーム17に合わせて回転しな
いように構成される。
【0030】本第二実施例の構成では、回転軸1に薄物
2が巻き初められたときと、巻き終わるときとではその
径が大きく異なるので、巻き取られる薄物2が時間当た
り一定の長さで供給されるとすれば、径が大きくなるに
ともなって巻取られた薄物の径の単位時間当たりの増加
量は減少する。巻取られた薄物の径の単位時間当たりの
増加量が減少すると、ウォーム17の回転によって移動
する導電材ベース18の移動速度を遅くしないと、導電
材13と薄物2の表面との距離dを一定に保てなくな
る。
【0031】そこで、制御回路14はエンコーダ12が
検出する回転板11aの回転角を取り込み、導電材ベー
ス18が回転軸1の回転速度に対応して距離dをほぼ一
定(1〜50mm、好ましくは5〜30mm)に保つよ
うに演算し、その制御信号をモータ15に出力する。
【0032】これにより、導電材13が薄物2の表面に
接触することなく距離dがほぼ一定に保たれ、薄物2か
ら導電材13への放電が行われ静電気が除去される。本
第二実施例の場合導電材13として一本の導電材を巻取
られた薄物の表面の中央付近に近接して設けているの
で、第一実施例と比較して、薄物2表面の帯電電位は試
験の結果では表1に示すように、カーボン繊維を含む線
材で0.65kV、銅線で2.5kVと放電効率は低下
するが、放電を行わなかった場合には帯電電位3.2k
Vであるので、実用上問題のないレベルまで放電を行う
ことができる。
【0033】この第二実施例の場合も導電材13にカー
ボン繊維を用いた方がその放電効果を高めることができ
た。
【0034】また、この第二実施例では導電材13が一
本の棒状であるために、薄物表面の放電範囲が狭くなっ
てしまうが、薄物の幅が狭く、例えば50mm以下であ
れば、全体にかつ第一実施例と同程度まで除電すること
ができる。
【0035】この第二実施例は前記第一実施例と異な
り、各部材の長さや位置などの制約によらず距離dをあ
る範囲に保てるので、巻取装置の構成上、部品の配置等
に制約がある場合に好適である。
【0036】また巻取られた薄物2の外径は超音波セン
サ、光センサなど非接触型の検出手段を用いることも可
能であるが、本実施例のように接触型の検出手段を用い
る方が雑音などによる誤検出を防ぐ点から望ましい。
【0037】本実施例のようにタッチロールを検出手段
の一部に構成することにより、他の接触型の検出手段と
比べて薄物の表面が検出手段により傷つくことがないの
で好ましい。
【0038】(第三実施例)図5は本発明第三実施例の
要部の構成を示す斜視図である。
【0039】本発明第三実施例は第二実施例で用いたウ
ォーム17、導電材ベース18、およびモータ15を対
にして設け、それぞれの導電材ベース18に支柱を備
え、この支柱18間に第一実施例で用いた導電材3を懸
架させたものである。この場合にも導電材3は回転軸1
にほぼ平行に保持される。この第三実施例の場合は、第
二実施例同様に、薄物2の外周面と導電材3との距離が
常に一定に維持されるように制御できるとともに、第一
実施例同様に導電材3が薄物2の幅にほぼ等しいか、も
しくはその幅を越える幅方向の長さをもって支持される
ので、薄物2に帯電した電荷が均一に放電される利点が
ある。その他第二実施例における有用な効果はこの第三
実施例でも同様に有用な効果となる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、回
転軸に巻き取られる薄物に帯電した静電気を非接触状態
で導電材に放電することができるとともに、製品となる
薄物表面に傷がつけられることが回避され、製品品質を
向上させることができるとともに、製造歩留りをよくし
て製品コストを低減することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明第一実施例の要部の構成を示す斜視図。
【図2】本発明第一実施例の要部の構成を示す側面図。
【図3】(a)は本発明第二実施例の要部の構成を示す
斜視図、(b)はA視拡大図。
【図4】本発明第二実施例の要部の構成を示す側面図。
【図5】本発明第三実施例の要部の構成を示す斜視図。
【符号の説明】
1 回転軸 2 薄物 3、13 導電材 4 タッチロール 5 軸 6、11 支持アーム 7 導電材支持アーム 8 ガイドロール 11a 回転板 12 エンコーダ 14 制御回路 15 モータ 16 ウォームホイール 17 ウォーム 18 導電材ベース 19 レール

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸に巻取られる薄物の最外層表面に
    接近して配置され電気的に接地電位に接続された導電材
    と、前記薄物の巻取外径の変化に応じてこの導電材を前
    記最外層表面に接近した状態を維持しつつ移動させる手
    段とを備えたことを特徴とする薄物の巻取装置。
  2. 【請求項2】 前記導電材が導電材支持手段により支持
    され、前記回転軸に巻取られる薄物の巻取外径を検出す
    る手段を備え、前記移動させる手段は前記検出する手段
    により検出される巻取外径にしたがって前記導電材支持
    手段の位置を制御する手段を含む請求項1記載の薄物の
    巻取装置。
  3. 【請求項3】 前記導電材は、前記導電材支持手段によ
    り前記回転軸に平行に支持され、回転軸に巻取られた薄
    物の幅にほぼ等しいもしくはその幅を越える幅方向長さ
    を有する請求項1記載の薄物の巻取装置。
  4. 【請求項4】 前記導電材がカーボン繊維を含む線材で
    ある請求項1記載の薄物の巻取装置。
  5. 【請求項5】 前記回転軸に巻取られた薄物の最外層表
    面と前記導電材との距離は1〜50mmである請求項1
    記載の薄物の巻取装置。
  6. 【請求項6】 回転中の回転軸に巻取られた薄物の最外
    層表面に接地電位に接続された導電材を非接触状態で接
    近させてその薄物の静電気を除去する方法。
JP33638693A 1993-12-28 1993-12-28 薄物の巻取装置 Pending JPH07187457A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006290621A (ja) * 2005-03-14 2006-10-26 Fuji Photo Film Co Ltd フイルム巻取装置及びその除電方法
JP2012195053A (ja) * 2011-03-14 2012-10-11 Dainippon Printing Co Ltd 除電システム、除電方法およびウェブ材処理装置
CN106413233A (zh) * 2016-11-30 2017-02-15 南京艾峰科技有限公司 一种布料除静电装置
KR102151922B1 (ko) * 2020-06-02 2020-09-03 유지윤 마스크끈 제조장치

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