JPH07187436A - 紙送りローラ - Google Patents

紙送りローラ

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JPH07187436A
JPH07187436A JP34802093A JP34802093A JPH07187436A JP H07187436 A JPH07187436 A JP H07187436A JP 34802093 A JP34802093 A JP 34802093A JP 34802093 A JP34802093 A JP 34802093A JP H07187436 A JPH07187436 A JP H07187436A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper feed
feed roller
black
plating layer
cylindrical body
Prior art date
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Pending
Application number
JP34802093A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiyuki Oshima
利幸 大嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Piolax Inc
Original Assignee
Kato Hatsujo Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by Kato Hatsujo Inc filed Critical Kato Hatsujo Inc
Priority to JP34802093A priority Critical patent/JPH07187436A/ja
Publication of JPH07187436A publication Critical patent/JPH07187436A/ja
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  • Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)
  • Registering, Tensioning, Guiding Webs, And Rollers Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 記録用紙の端縁を検出する光センサの光が、
紙送りローラの表面に当たって反射することにより、光
センサが誤動作することを防止できるようにした紙送り
ローラを提供する。 【構成】 金属の円筒体11の外周面13に、エッチン
グ又は機械加工により多数の微細な突起15を形成す
る。この外周面13に黒色金属めっき層16を形成す
る。黒色金属めっき層としては、黒色クロムめっき又は
黒色ニッケルめっきが好ましく採用され、その厚さ1〜
5μmが好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばカラープリンタ
やX−Yプロッタ等の紙送りに適用される紙送りローラ
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータグラフィックやビデ
オの出力を、ハードコピーとして取り出すことができる
カラープリンタが生産されている。このようなカラープ
リンタは、例えば、図4に示すように、記録用紙51
に、イエローY、マゼンタM、シアンCの3つの領域を
有するインクリボン52を重ね、サーマルヘッド53で
インクを記録用紙51側へ転写する構造をなす。記録用
紙51は、紙送りローラ54及びゴムローラ55で挟ま
れ、紙送りローラ54の正逆転により図中矢印Aで示す
如く往復移動させられる。また、インクリボン52は、
供給ロール56から巻き取りロール57へ巻き取られて
移動する。そして、カラー印刷は、記録用紙51をイン
クリボン52のイエローY、マゼンタM、シアンCの3
つの領域に順次重ねて、サーマルヘッド53による転写
を3回繰り返すことにより行う。
【0003】このような紙送りにおいては、記録用紙を
送ったり戻したりする操作を繰り返さなければならず、
その際に記録用紙の位置がずれないようにするため、記
録用紙の端縁を正確に検出して紙送りローラを作動させ
なければならない。
【0004】図5には、このための記録用紙の端縁の検
出装置が示されている。図5において、51は記録用
紙、54は紙送りローラ、55はゴムローラ、58は光
センサである。
【0005】同図(a)に示すように、記録用紙51
は、紙送りローラ51と、ゴムローラ55とに挟まれ、
紙送りローラ51の回転によって、例えば図中矢印A方
向に移動する。このとき、光センサ58から照射された
光Lは、記録用紙51の表面で反射して光センサ58側
に戻ってくるので、光センサ58は、この戻り光によっ
て記録用紙51の端縁がまだ来ていないことを検出す
る。
【0006】次に、同図(b)に示すように、記録用紙
51の端縁が光センサ58の直下を通り過ぎると、光セ
ンサ58から照射された光Lが記録用紙51で反射され
ずにそのまま通り過ぎるため、光センサ58への戻り光
がなくなり、それによって光センサ58は記録用紙51
の端縁が来たことを検出し、紙送りローラ51の駆動装
置に作動信号を送って、紙送りローラ51を停止させた
り、あるいは逆転させたりする。
【0007】一方、このような用途に用いられる紙送り
ローラとして、金属の円筒体の表面に機械加工により多
数の微細な突起を形成したもの(例えば特開平2−15
8538号、特開平5−70012号参照)や、金属円
筒体の表面にエッチング加工により多数の微細な突起を
形成したもの(例えば特開平3−95062号、特開平
4−316873号、特開平5−70011号参照)
が、本出願人により提案されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような金属円筒体の表面に微細な突起を形成した紙送り
ローラを用いた場合、図5(b)の状態のとき、光セン
サ58から照射された光Lが、紙送りローラ54の表面
で反射して光センサ58側に戻ってくるため、この戻り
光によって光センサ58が誤動作しやすいという問題が
発生することがわかった。
【0009】したがって、本発明の目的は、記録用紙の
端縁を検出する光センサの誤動作を防止できるようにし
た紙送りローラを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明による紙送りローラは、金属の円筒体の外周
面にエッチング又は機械加工による多数の微細な突起が
形成された紙送りローラにおいて、前記円筒体の外周面
が黒色金属めっき層で覆われていることを特徴とする。
【0011】本発明の実施に際し、黒色金属めっき層
は、黒色クロムめっき層又は黒色ニッケルめっき層であ
ることが好ましく、また、黒色金属めっき層の厚さは、
1〜5μmであることが好ましい。
【0012】なお、本発明において、黒色とは、必ずし
も完全な黒である必要はなく、光センサの誤動作を防止
するのに十分な暗色であればよい。
【0013】
【作用】本発明の紙送りローラでは、金属の円筒体の外
周面にエッチング又は機械加工によって多数の微細な突
起が形成され、その更に外周面が黒色金属めっき層で覆
われているので、光センサから照射された光が紙送りロ
ーラの表面に当たっても反射光が極めて少なくなり、光
センサが誤動作することを防止できる。
【0014】また、黒色金属めっき層として、特に黒色
クロムめっき層又は黒色ニッケルめっき層を採用した場
合には、表面がこれらの硬質金属めっき層で覆われるこ
とにより、紙送りローラの耐久性も向上する。また、硬
質金属めっき層であれば、摩耗しにくいので、摩耗によ
って黒色が薄れてしまうという問題も生じない。
【0015】更に、黒色金属めっき層の厚さを1〜5μ
mとすれば、光反射防止機能を十分に付与することがで
きる。上記厚さが1μm未満では、十分な黒色となら
ず、かつ摩耗によって色が薄れる虞れがあり、上記厚さ
が5μmを超えると、製造コストが高くなるという問題
がある。なお、上記厚さは、2〜3μmであることが更
に好ましい。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を挙げて説明するが、
本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
【0017】図3には、本発明による紙送りローラの製
造工程の一例が示されている。すなわち、同図(a)に
示すように、まず、ステンレス、炭素鋼等の金属からな
る円筒体11を成形する。成形方法は、鋳造、圧延成
形、円柱の孔開けなど、各種方法が採用できるが、生産
効率の高い圧延成形が好ましく採用される。成形された
円筒体11は、その内周面12及び外周面13を正確な
円筒体となるように、研削又は研磨加工する。これによ
って、正確な軸心及び円周面を有する円筒体11が得ら
れる。
【0018】次に、同図(b)に示すように、円筒体1
1の外周面13にドット状のレジストパターン14を形
成する。レジストパターン14の形成方法としては、例
えば特開平3−95062号に開示されたようなスクリ
ーン印刷方法を採用することもできるが、円筒体の全周
に亙って均一にドットを形成できる点で、本出願人によ
る特開平5−70011号に開示された石英ファイバー
を用いた紫外線の照射装置などを利用したフォトレジス
トを採用することが好ましい。
【0019】次に、同図(c)に示すように、円筒体1
1の外周面13をエッチング液に接触させてエッチング
処理を行う。エッチング液は、円筒体11の外周面13
のレジストパターン14で覆われていない部分を侵食す
るため、多数の微細な突起15が形成される。この場
合、レジストパターン14の大きさやエッチング処理時
間を調整することにより、突起15の頂部の直径及び高
さを所望の値に形成することができる。また、レジスト
パターン14の配列によって、突起15の配列も自由に
設定することができる。
【0020】次に、このレジストパターン14を剥離し
た後、同図(d)に示すように、円筒体11の外周面1
3に、黒色ニッケルめっき、黒色クロームめっきなどの
黒色金属めっき層を形成する。黒色ニッケルめっきの方
法としては、例えばニッケルに塩化亜鉛を添加した合金
を用いて無電解めっきする方法や、硫酸ニッケル(II)ア
ンモニウム、硫酸亜鉛、チオシアン酸カリウムなどを含
むめっき浴を用いて電解めっきする方法などが挙げられ
る。また、黒色クロームめっきの方法としては、三酸化
クロム、硫酸、酢酸、無水クロム酸などを含むめっき浴
を用いて電解めっきする方法などが挙げられる。これら
のめっき方法は、既に公知であるからその詳細な説明を
省略する。
【0021】こうして、同図(e)に示すように、金属
の円筒体11の外周面13に多数の微細な突起15がド
ット状に形成された本発明の紙送りローラ21を形成す
ることができる。
【0022】図1には、こうして得られた本発明の一実
施例による紙送りローラの部分断面構造が示されてい
る。すなわち、金属の円筒体11の外周面13に、多数
の微細な突起15がドット状に形成され、これらの外周
面13全体が黒色金属めっき層16で覆われている。黒
色めっき層16の厚さaは、好ましくは1〜5μm、よ
り好ましくは2〜3μmとされる。なお、突起15の頂
部の直径は、25μm未満が好ましく、20μm未満が
更に好ましい。また、突起15の外周面13からの高さ
は、30〜50μmが好ましい。
【0023】この紙送りローラを図5に示したような紙
送り装置に用いたところ、光センサ58が誤動作するこ
とを完全に防止することができた。比較のため、上記実
施例において、黒色めっき層16を形成しなかったも
の、すなわち、図3における工程(d)を省略して作ら
れた紙送りローラを用いたところ、光センサ58の誤動
作が発生することがわかった。
【0024】図2には、本発明による紙送りローラの更
に他の実施例が示されている。この実施例では、前記と
同様にして、金属の円筒体11の外周面13にエッチン
グによる多数の微細な突起15を形成し、この外周面1
3に無電解めっきによりニッケル・リンめっき層17を
施し、更にその外側に電解めっきにより黒色クロムめっ
き層18を施したものである。このように、金属めっき
層は、複数層設けることができ、その場合、最も外側の
めっき層を黒色の金属めっき層にすればよい。また、上
記において、ニッケル・リンめっき層17の代りに、窒
化物層を形成してもよい。
【0025】なお、本発明の紙送りローラは、上記のよ
うにエッチングにより突起を形成したものに限らず、例
えば特開平2−158538号、特開平5−70012
号に記載されているように、金属の円筒体の表面に機械
加工によって突起を形成したものであってもよい。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
金属の円筒体の外周面にエッチング又は機械加工によっ
て多数の微細な突起を形成し、更にその外周面を黒色金
属めっき層で覆ったので、光センサから照射された光が
紙送りローラの表面に当たっても反射光が極めて少なく
なり、光センサが誤動作することを防止できる。また、
黒色金属めっき層によって紙送りローラの耐久性を向上
させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による紙送りローラの部分拡
大断面図である。
【図2】本発明の他の実施例による紙送りローラの部分
拡大断面図である。
【図3】本発明の紙送りローラの製造工程の一例を示す
説明図である。
【図4】カラープリンタの構造を示す説明図である。
【図5】紙送り装置における記録用紙の端縁の検出方法
を示す説明図である。
【符号の説明】
11 金属の円筒体 13 外周面 15 突起 16 黒色金属めっき層 17 ニッケル・リンめっき層 18 黒色クロムめっき層

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属の円筒体の外周面にエッチング又は
    機械加工による多数の微細な突起が形成された紙送りロ
    ーラにおいて、前記円筒体の外周面が黒色金属めっき層
    で覆われていることを特徴とする紙送りローラ。
  2. 【請求項2】 前記黒色金属めっき層が、黒色クロムめ
    っき層又は黒色ニッケルめっき層である請求項1記載の
    紙送りローラ。
  3. 【請求項3】 前記黒色金属めっき層の厚さが、1〜5
    μmである請求項1又は2記載の紙送りローラ。
JP34802093A 1993-12-24 1993-12-24 紙送りローラ Pending JPH07187436A (ja)

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JP34802093A JPH07187436A (ja) 1993-12-24 1993-12-24 紙送りローラ

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JP34802093A JPH07187436A (ja) 1993-12-24 1993-12-24 紙送りローラ

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JPH07187436A true JPH07187436A (ja) 1995-07-25

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JP34802093A Pending JPH07187436A (ja) 1993-12-24 1993-12-24 紙送りローラ

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