JPH0718695U - 手乾燥装置 - Google Patents

手乾燥装置

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JPH0718695U
JPH0718695U JP5439893U JP5439893U JPH0718695U JP H0718695 U JPH0718695 U JP H0718695U JP 5439893 U JP5439893 U JP 5439893U JP 5439893 U JP5439893 U JP 5439893U JP H0718695 U JPH0718695 U JP H0718695U
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JP
Japan
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air
tubular body
partition wall
hand dryer
hand
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Application number
JP5439893U
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English (en)
Inventor
典雄 仙洞田
靖夫 濱田
真 畠山
Original Assignee
東陶機器株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 吐出圧力の小さい小型の送風機を用いて、手
の表面全体から水滴を強制的に剥離させることができ
る、手乾燥装置を提供する。 【構成】 一端が閉鎖され他端が開放された筒状体と、
閉鎖端に隣接して筒状体内に配設された隔壁とを有する
ケーシングと、筒状体の閉鎖端と隔壁との間に配設され
た送風機と、隔壁から筒状体の開放端に向かって延び、
側壁に空気吹出口が形成された複数のエアダクトと、ケ
ーシングの隔壁に形成された空気吸入口とを備え、エア
ダクトの空気吹出口は、筒状体の内部で筒状体の延在方
向に延在する仮想円筒に接する方向に差し向けられ、且
つ仮想円筒の軸線回りに送風機の回転方向と同一の回転
方向に差し向けられている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、高圧空気を手に吹きつけ、手の表面から水滴を強制的に剥離させて 手を乾燥させる手乾燥装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
高圧空気を手に吹きつけ、手の表面全体から水滴を強制的に剥離させて手を乾 燥させる手乾燥装置として、特開昭63−154138号に開示された装置が知 られている。 上記装置は、手を挿入する挿入口と、挿入口の近傍に設けられた一対の互いに 対峙する空気吹出口と、空気吹出口に高圧空気を供給する高圧空気供給手段とを 備えている。上記装置にあっては、空気吹出口から吹き出した高圧空気が、挿入 口に挿入された手の甲と手の平とに同時に当たり、手の甲と手の平とから水滴を 強制的に剥離せさて、手の表面全体を乾燥させる。水滴を随伴した高圧空気は、 装置外へ排出される。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
空気吹出口から吹き出した空気の流速は、空気吹出口から遠ざかるにつれて急 激に減少する。従って、空気吹出口での吹出風速が十分に大きくないと、手の表 面位置において水滴を強制的に手の表面から剥離させるのに十分な風速が得られ ない。このため、特開昭63−154138号に開示された装置においては、吐 出圧力の大きい大型の高圧空気供給手段が必要になるという問題があった。 本考案は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、吐出圧力の小さい小型の 送風機を用いて、手の表面全体から水滴を強制的に剥離させることができる、手 乾燥装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本考案においては、一端が閉鎖され他端が開放さ れた筒状体と、閉鎖端に隣接して筒状体内に配設された隔壁とを有するケーシン グと、筒状体の閉鎖端と隔壁との間に配設された送風機と、隔壁から筒状体の開 放端に向かって延び、側壁に空気吹出口が形成された複数のエアダクトと、ケー シングの隔壁に形成された空気吸入口とを備え、エアダクトの空気吹出口は、筒 状体の内部で筒状体の延在方向に延在する仮想円筒に接する方向に差し向けられ 、且つ仮想円筒の軸線回りに送風機の回転方向と同一の回転方向に差し向けられ ていることを特徴とする手乾燥装置を提供する。 本考案の好ましい態様においては、複数のエアダクト中の少なくとも2本は仮 想円筒を挟んで対峙して配設されている。 本考案の他の好ましい態様においては、隔壁の空気吸入口は、前記仮想円筒の 軸線上に形成されている。 本考案の更に他の好ましい態様においては、隔壁に隣接して隔壁の空気吸入口 に向かう漏斗状の案内板が配設されている。 本考案の他の好ましい態様においては、エアダクトの空気吹出口は、隔壁の方 向に差し向けられている。 本考案の更に他の好ましい態様においては、送風機は多層円板ファンである。
【0005】
【作用】
本考案にあっては、複数のエアダクトの空気吹出口は、筒状体の内部で筒状体 の延在方向に延在する仮想円筒に接する方向に差し向けられ、且つ仮想円筒の軸 線回りに送風機の回転方向と同一の回転方向に差し向けられているので、エアダ クトの空気吹出口から吹き出した空気は、隔壁の空気吸入口に向かう旋回進行気 流を形成する。旋回進行気流は中心に近づくにつれて風速が急激に増大するので 、空気吹出口での風速が比較的小さくても、旋回進行気流の中心部では大きな風 速が得られる。従って、吐出圧力の小さい小型の送風機を用いても、旋回進行気 流の中心部に挿入された手の表面から水滴を強制的に剥離させることができる。 また、旋回進行気流は手の表面全体にまんべんなく当たるので、手の表面全体か ら水滴を強制的に剥離させることができる。 複数のエアダクト中の少なくとも2本が仮想円筒を挟んで対峙して配設され、 或いは、隔壁の空気吸入口が仮想円筒の軸線上に形成されることにより、旋回進 行気流の形成が助長される。 隔壁に隣接して配設された隔壁の空気吸入口に向かう漏斗状の案内板により、 隔壁の空気吸入口へ向かう旋回進行流の形成が助長される。 エアダクトの空気吹出口が仮想円筒に接する方向に、且つ隔壁の方向に差し向 けらることにより、隔壁の空気吸入口へ向かう旋回進行流の形成が助長される。 多層円板ファンを送風機として使用することにより、作動音が小さい静粛な手 乾燥装置が提供される。
【0006】
【実施例】
本考案の実施例に係る手乾燥装置を図1、2に基づいて説明する。 一端が閉鎖され他端が開放された矩形断面の筒状体1aと、閉鎖端に隣接して 筒状体1a内に配設された隔壁1bとからケーシング1が構成されている。筒状 体1aの閉鎖端と隔壁1bとの間に形成された室2内に、ファン3が、図1で横 向きに配設されている。 筒状体1aの側壁の4つの角部と、各角部の内側に配設され、筒状体1aの延 在方向に延在する案内板4とにより、4本のエアダクト5が形成されている。エ アダクト5の一端は室2に連通しており、エアダクト5の他端は閉鎖されている 。案内板4の一方の側縁は筒状体1aの側壁から隙間を隔てており、該隙間によ りエアダクト5の側壁に空気吹出口5aが形成されている。エアダクト5の空気 吹出口5aは、筒状体1aの内部で筒状体1aの延在方向に延在する仮想円筒6 に接する方向に差し向けられ、且つ仮想円筒6の軸線回りにファン3の回転方向 と同一の回転方向に差し向けられている。
【0007】 隔壁1bには、仮想円筒6の軸線上に空気吸入口1cが形成されている。筒状 体1a内には、隔壁1bに隣接して空気吸入口1cに向かう漏斗状の案内板7が 配設されている。 筒状体1aの側壁の外側には、ドレンタンク8が配設されている。 本実施例に係る手乾燥装置は、更に、人の手を関知する図示しないセンサーと 、センサーからの検知信号に基づいてファン3を駆動、停止させる図示しない制 御装置とを備えている。
【0008】 上記構成を有するほん実施例に係る手乾燥装置においては、人がケーシング1 の筒状体1a内に手を差し入れると、センサーが手を関知し、ファン3を始動さ せる。ファン3から吹き出した空気は、エアダクト5の空気吹出口5aを通って 、ケーシング1の筒状体1a内に吹き出す。 エアダクト5の空気吹出口5aは、筒状体1aの内部で筒状体1aの延在方向 に延在する仮想円筒6に接する方向に差し向けられ、且つ仮想円筒6の軸線回り にファン3の回転方向と同一の回転方向に差し向けられているので、エアダクト 5の空気吹出口5aから吹き出した空気は、隔壁1bの空気吸入口1cに向かう 旋回進行気流を形成する。4本のエアダクト5は、仮想円筒6を挟んで互いに対 峙するように配設されているので、旋回進行気流の形成が助長される。また、隔 壁1bの空気吸入口1cは、仮想円筒6の軸線上に形成されているので、旋回進 行気流の形成が助長される。隔壁1bに隣接して配設された空気吸入口1cに向 かう漏斗状の案内板7により、空気吸入口1cに向かう旋回進行気流の形成が助 長される。旋回進行気流は自由渦に近い風速特性を有し、中心に近づくにつれて 風速が急激に増大するので、空気吹出口5aでの風速が比較的小さくても、旋回 進行気流の中心部では大きな風速が得られる。従って、ファン3が小型で、吐出 圧力が小さい場合でも、旋回進行気流の中心部に挿入された手の表面から水滴を 強制的に剥離させることができる。また、旋回進行気流は手の表面全体にまんべ んなく当たるので、手の表面全体から水滴を強制的に剥離させることができる。
【0009】 旋回進行気流によって手の表面から強制的に引き剥がされた水滴は、筒状体1 aの側壁に衝突し、ドレンタンク8へ排出される。 旋回進行気流は、隔壁1bの空気吸入口1cに流入する。空気吸入口1cに流 入した空気はファン3を経由して空気吹出口5aへ送られる。旋回進行気流が空 気吸入口1cに印加する動圧により、ファン3の送風性能が向上する。 上記実施例において、ファン3として多層円板ファンを用いることにより、作 動音が小さい静粛な手乾燥装置が提供される。
【0010】 以上本考案の実施例を説明したが、本考案は上記実施例に限定されるものでは ない。例えば、ファン3を図1で竪向きに配設しても良い。但し、エアダクト5 の空気吹出口5aは、仮想円筒6の軸線回りにファン3の回転方向と同一の回転 方向を有する旋回流を形成するように差し向ける必要がある。また、筒状体1a の側壁の角部と案内板4とによりエアダクト5を形成する代わりに、筒状体1a の側壁の各角部の内側に、円筒状体1aの延在方向に延在し、一端が隔壁1bを 貫通して室2に連通し、他端が閉鎖されたパイプを配設し、パイプの延在方向に 互いに間隔を隔てて、パイプの側壁に複数の空気吹出穴を形成し、空気吹出穴を 仮想円筒6に接する方向に、且つ仮想円筒6の軸線回りにファン3の回転方向と 同一の回転方向に差し向けても良い。この場合、空気吹出穴を僅かに隔壁1bの 方向に差し向けることにより、空気吸入口1cへ向かう旋回進行気流の形成を助 長することができる。更に、エアダクト5内にヒーターを配設しても良い。空気 吹出口5aから吹き出す空気をヒーターで予め適度に加熱することにより、手乾 燥装置の機能を更に高めることができ、且つ冬季に快適な使用感が得られる。
【0011】
【効果】
以上説明したごとく、本考案にあっては、エアダクトの空気吹出口は、筒状体 の内部で筒状体の延在方向に延在する仮想円筒に接する方向に差し向けられ、且 つ仮想円筒の軸線回りに送風機の回転方向と同一の回転方向に差し向けられてい るので、エアダクトの空気吹出口から吹き出した空気は、隔壁の空気吸入口に向 かう旋回進行気流を形成する。旋回進行気流は中心に近づくにつれて風速が急激 に増大するので、空気吹出口での風速が比較的小さくても、旋回進行気流の中心 部では大きな風速が得られる。従って、吐出圧力の小さい小型の送風機を用いて も、旋回進行気流の中心部に挿入された手の表面から水滴を強制的に剥離させる ことができる。また、旋回進行気流は手の表面全体にまんべんなく当たるので、 手の表面全体から水滴を強制的に剥離させることができる。 従って、本考案により、吐出圧力の小さい小型の送風機を用いて、手の表面全 体から水滴を強制的に剥離させることができる、手乾燥装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係る手乾燥装置の側断面図で
ある。
【図2】図1のII-II 矢視図である。
【符号の説明】
1 ケーシング 1a 筒状体 1b 隔壁 1c 空気吸入口 2 室 3 ファン 4 案内板 5 エアダクト 5a 空気吹出口 6 仮想円筒 7 案内板 8 ドレンタンク

Claims (8)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端が閉鎖され他端が開放された筒状体
    と閉鎖端に隣接して筒状体内に配設された隔壁とを有す
    るケーシングと、筒状体の閉鎖端と隔壁との間に配設さ
    れた送風機と、隔壁から筒状体の開放端に向かって延
    び、側壁に空気吹出口が形成された複数のエアダクト
    と、ケーシングの隔壁に形成された空気吸入口とを備
    え、エアダクトの空気吹出口は、筒状体の内部で筒状体
    の延在方向に延在する仮想円筒に接する方向に差し向け
    られ、且つ仮想円筒の軸線回りに送風機の回転方向と同
    一の回転方向に差し向けられていることを特徴とする手
    乾燥装置。
  2. 【請求項2】 複数のエアダクト中の少なくとも2本は
    仮想円筒を挟んで対峙して配設されていることを特徴と
    する請求項1に記載の手乾燥装置。
  3. 【請求項3】 隔壁の空気吸入口は、前記仮想円筒の軸
    線上に形成されていることを特徴とする請求項1又は2
    に記載の手乾燥装置。
  4. 【請求項4】 隔壁に隣接して隔壁の空気吸入口に向か
    う漏斗状の案内板が配設されていることを特徴とする請
    求項1乃至3の何れか1項に記載の手乾燥装置。
  5. 【請求項5】 エアダクトの空気吹出口は、隔壁の方向
    に差し向けられていることを特徴とする請求項1乃至4
    の何れか1項に記載の手乾燥装置。
  6. 【請求項6】 筒状体の側壁の外側にドレンタンクが配
    設されていることを特徴とする請求項1乃至5の何れか
    1項に記載の手乾燥装置。
  7. 【請求項7】 空気吹出口から吐出される空気を加熱す
    るヒーターが配設されていることを特徴とする請求項1
    乃至6の何れか1項に記載の手乾燥装置。
  8. 【請求項8】 送風機は、多層円板ファンであることを
    特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に記載の手乾燥
    装置。
JP5439893U 1993-09-14 1993-09-14 手乾燥装置 Pending JPH0718695U (ja)

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JP5439893U JPH0718695U (ja) 1993-09-14 1993-09-14 手乾燥装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54143800U (ja) * 1978-03-28 1979-10-05

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