JPH07186219A - 型締装置 - Google Patents
型締装置Info
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- JPH07186219A JPH07186219A JP33483693A JP33483693A JPH07186219A JP H07186219 A JPH07186219 A JP H07186219A JP 33483693 A JP33483693 A JP 33483693A JP 33483693 A JP33483693 A JP 33483693A JP H07186219 A JPH07186219 A JP H07186219A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- die plate
- mold
- mold clamping
- die
- cylinder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C45/64—Mould opening, closing or clamping devices
- B29C45/68—Mould opening, closing or clamping devices hydro-mechanical
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ロック機構を不要ならしめ、構造簡単にし
て、充分なコンパクト化と成形動作の高速化を図ること
ができる型締装置を提供すること。 【構成】 固定金型５を保持する固定ダイプレート１と
移動金型７を保持する移動ダイプレート３とを有し、ブ
ーストシリンダ９により移動ダイプレート３を固定ダイ
プレート１に対して離接する方向に移動させて型閉じと
型開きを行い、型締シリンダ２１により型締めを行う油
圧式の型締装置において、移動ダイプレート３に型開閉
方向に延在する移動ダイプレート側ラック３３を固定
し、固定ダイプレート１に取り付けられている型締シリ
ンダ２１のピストンロッド２９に型締シリンダ側ラック
３１を設ける。固定ダイプレート１には型締シリンダ側
ラック３１とは常時噛合し移動ダイプレート側ラック３
３とは選択的に噛合するピニオンギア３５を回転可能に
設ける。
て、充分なコンパクト化と成形動作の高速化を図ること
ができる型締装置を提供すること。 【構成】 固定金型５を保持する固定ダイプレート１と
移動金型７を保持する移動ダイプレート３とを有し、ブ
ーストシリンダ９により移動ダイプレート３を固定ダイ
プレート１に対して離接する方向に移動させて型閉じと
型開きを行い、型締シリンダ２１により型締めを行う油
圧式の型締装置において、移動ダイプレート３に型開閉
方向に延在する移動ダイプレート側ラック３３を固定
し、固定ダイプレート１に取り付けられている型締シリ
ンダ２１のピストンロッド２９に型締シリンダ側ラック
３１を設ける。固定ダイプレート１には型締シリンダ側
ラック３１とは常時噛合し移動ダイプレート側ラック３
３とは選択的に噛合するピニオンギア３５を回転可能に
設ける。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、射出成形機、ダイキャ
スト機などにて使用される型締装置に関し、特に油圧複
動式の型締装置に関するものである。
スト機などにて使用される型締装置に関し、特に油圧複
動式の型締装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】射出成形機、ダイキャスト機などにて使
用される型締装置として、固定金型を保持する固定ダイ
プレートと移動金型を保持する移動ダイプレートとを有
し、型送りシリンダなどによる型送り手段により前記移
動ダイプレートを前記固定ダイプレートに対して離接す
る方向に移動させて型閉じと型開きを行い、型締シリン
ダにより型締めを行う油圧複動式の型締装置が知られて
いる。
用される型締装置として、固定金型を保持する固定ダイ
プレートと移動金型を保持する移動ダイプレートとを有
し、型送りシリンダなどによる型送り手段により前記移
動ダイプレートを前記固定ダイプレートに対して離接す
る方向に移動させて型閉じと型開きを行い、型締シリン
ダにより型締めを行う油圧複動式の型締装置が知られて
いる。
【０００３】油圧複動式の型締装置には、特公平１−２
２１３８号公報に示されている如く、固定ダイプレート
に装着された型締シリンダのピストンロッド（タイバ
ー）を移動ダイプレートに選択的に固定連結するハーフ
ナットなどによるロック機構が移動ダイプレートに設け
られ、型送りシリンダによる型閉じ、型開きのための移
動ダイプレートの移動時にはロック機構を解錠して移動
ダイプレートを型締シリンダより切り離し、型締め時に
のみロック機構を施錠して移動ダイプレートと型締シリ
ンダとを連結するよう構成されたものと、特開昭６４−
２７７３号公報に示されている如く、移動ダイプレート
に、型締シリンダと、固定ダイプレートと一体のタイバ
ーと型締シリンダのピストン（ラム）とを選択的に固定
連結するハーフナットなどによるロック機構とが設けら
れ、型送りシリンダによる型閉じ、型開きのための移動
ダイプレートの移動時にはロック機構を解錠して移動ダ
イプレートをタイバーより切り離し、型締め時にのみロ
ック機構を施錠して移動ダイプレートとタイバーとを連
結するよう構成されたものがある。
２１３８号公報に示されている如く、固定ダイプレート
に装着された型締シリンダのピストンロッド（タイバ
ー）を移動ダイプレートに選択的に固定連結するハーフ
ナットなどによるロック機構が移動ダイプレートに設け
られ、型送りシリンダによる型閉じ、型開きのための移
動ダイプレートの移動時にはロック機構を解錠して移動
ダイプレートを型締シリンダより切り離し、型締め時に
のみロック機構を施錠して移動ダイプレートと型締シリ
ンダとを連結するよう構成されたものと、特開昭６４−
２７７３号公報に示されている如く、移動ダイプレート
に、型締シリンダと、固定ダイプレートと一体のタイバ
ーと型締シリンダのピストン（ラム）とを選択的に固定
連結するハーフナットなどによるロック機構とが設けら
れ、型送りシリンダによる型閉じ、型開きのための移動
ダイプレートの移動時にはロック機構を解錠して移動ダ
イプレートをタイバーより切り離し、型締め時にのみロ
ック機構を施錠して移動ダイプレートとタイバーとを連
結するよう構成されたものがある。
【０００４】これらは、一般に、メカニカルロック式型
締装置と称され、型締シリンダのストロークを低減して
コンパクト化を可能にし、また型送りシリンダによる型
閉じ、型開き動作の高速化を可能にする。
締装置と称され、型締シリンダのストロークを低減して
コンパクト化を可能にし、また型送りシリンダによる型
閉じ、型開き動作の高速化を可能にする。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、メカニ
カルロック式型締装置は、ハーフナットなどによるロッ
ク機構が必要であるため、構造が複雑化し、充分なコン
パクト化が難しく、またロック機構が移動ダイプレート
に設けられるため、移動ダイプレートの重量が増加し、
型閉じ、型開き動作の充分な高速化が難しい。
カルロック式型締装置は、ハーフナットなどによるロッ
ク機構が必要であるため、構造が複雑化し、充分なコン
パクト化が難しく、またロック機構が移動ダイプレート
に設けられるため、移動ダイプレートの重量が増加し、
型閉じ、型開き動作の充分な高速化が難しい。
【０００６】また型送りシリンダ、型締シリンダとは別
に、ロック機構を施錠、解錠するためのアクチュエー
タ、制御系が必要で、一回の成形に際して、型送りシリ
ンダによる型閉じ動作、ロック機構による型締シリンダ
と移動ダイプレートとの連結動作、型締シリンダによる
型締め動作と、３段階のシーケンス動作を必要とするた
め、全体として動作が複雑になり、成形動作の高速化が
阻害される。
に、ロック機構を施錠、解錠するためのアクチュエー
タ、制御系が必要で、一回の成形に際して、型送りシリ
ンダによる型閉じ動作、ロック機構による型締シリンダ
と移動ダイプレートとの連結動作、型締シリンダによる
型締め動作と、３段階のシーケンス動作を必要とするた
め、全体として動作が複雑になり、成形動作の高速化が
阻害される。
【０００７】本発明は、従来のメカニカルロック式型締
装置に於ける上述の如き問題点に着目してなされたもの
であり、ロック機構を不要ならしめ、構造簡単にして、
充分なコンパクト化と成形動作の高速化を図ることがで
きる型締装置を提供することを目的としている。
装置に於ける上述の如き問題点に着目してなされたもの
であり、ロック機構を不要ならしめ、構造簡単にして、
充分なコンパクト化と成形動作の高速化を図ることがで
きる型締装置を提供することを目的としている。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上述の如き目的を達成す
るため、本発明による型締装置は、固定金型を保持する
固定ダイプレートと移動金型を保持する移動ダイプレー
トとを有し、型送り手段により前記移動ダイプレートを
前記固定ダイプレートに対して離接する方向に移動させ
て型閉じと型開きを行い、型締シリンダにより型締めを
行う油圧式の型締装置において、前記移動ダイプレート
と一体接続され型開閉方向に延在する移動ダイプレート
側ラックと、前記固定ダイプレートに装着され前記移動
ダイプレート側ラックと平行に延在する前記型締シリン
ダのピストンロッドに設けられた型締シリンダ側ラック
と、前記固定ダイプレートに回転可能に支持され前記型
締シリンダ側ラックとは常時噛合し前記移動ダイプレー
ト側ラックとは選択的に噛合するピニオンギアとを有し
ていることを特徴としている。
るため、本発明による型締装置は、固定金型を保持する
固定ダイプレートと移動金型を保持する移動ダイプレー
トとを有し、型送り手段により前記移動ダイプレートを
前記固定ダイプレートに対して離接する方向に移動させ
て型閉じと型開きを行い、型締シリンダにより型締めを
行う油圧式の型締装置において、前記移動ダイプレート
と一体接続され型開閉方向に延在する移動ダイプレート
側ラックと、前記固定ダイプレートに装着され前記移動
ダイプレート側ラックと平行に延在する前記型締シリン
ダのピストンロッドに設けられた型締シリンダ側ラック
と、前記固定ダイプレートに回転可能に支持され前記型
締シリンダ側ラックとは常時噛合し前記移動ダイプレー
ト側ラックとは選択的に噛合するピニオンギアとを有し
ていることを特徴としている。
【０００９】
【作用】上述の如き構成によれば、型開閉時には、ピニ
オンギアが移動ダイプレート側ラックと噛合しない状態
に設定されることにより、移動ダイプレートが型締シリ
ンダより切り離され、型送り手段により型閉じあるいは
型開きのためのダイプレートの移動が型締シリンダとは
無関係に高速に行われる。
オンギアが移動ダイプレート側ラックと噛合しない状態
に設定されることにより、移動ダイプレートが型締シリ
ンダより切り離され、型送り手段により型閉じあるいは
型開きのためのダイプレートの移動が型締シリンダとは
無関係に高速に行われる。
【００１０】型締め時には、ピニオンギアが移動ダイプ
レート側ラックと噛合し、ピニオンギアの回転が移動ダ
イプレート側ラックに軸力として伝達され、移動ダイプ
レートと固定ダイプレートとの間に型締め力が作用す
る。
レート側ラックと噛合し、ピニオンギアの回転が移動ダ
イプレート側ラックに軸力として伝達され、移動ダイプ
レートと固定ダイプレートとの間に型締め力が作用す
る。
【００１１】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面を用いて詳細に
説明する。
説明する。
【００１２】図１、図２は本発明による型締装置の第一
の実施例を示している。これらの図において、符号１は
固定配置の固定ダイプレートを、符号３は図にて左右方
向に移動可能な移動ダイプレートを各々示している。
の実施例を示している。これらの図において、符号１は
固定配置の固定ダイプレートを、符号３は図にて左右方
向に移動可能な移動ダイプレートを各々示している。
【００１３】固定ダイプレート１と移動ダイプレート３
とは互いに対向配置され、各々の対向面部に固定金型５
と移動金型７とが固定装着されている。
とは互いに対向配置され、各々の対向面部に固定金型５
と移動金型７とが固定装着されている。
【００１４】固定ダイプレート１にはブーストシリンダ
（型送りシリンダ）９のシリンダチューブ１１が固定さ
れており、ブーストシリンダ９は、ピストンロッド１３
によって移動ダイプレート３と連結され、シリンダ室１
５の流体圧を高めることにより移動ダイプレート３を型
閉じ移動させ、シリンダ室１７の流体圧を高めることに
より移動ダイプレート３を型開き移動させる。
（型送りシリンダ）９のシリンダチューブ１１が固定さ
れており、ブーストシリンダ９は、ピストンロッド１３
によって移動ダイプレート３と連結され、シリンダ室１
５の流体圧を高めることにより移動ダイプレート３を型
閉じ移動させ、シリンダ室１７の流体圧を高めることに
より移動ダイプレート３を型開き移動させる。
【００１５】固定ダイプレート１には型締シリンダ２１
のシリンダチューブ２３が固定装着されている。型締シ
リンダ２３は、シリンダ室２５と２７とを有する複動型
の流体圧シリンダ装置であり、型開閉方向に延在するピ
ストンロッド２９を有しているる。ピストンロッド２９
の長手方向に型締シリンダ側ラック３１が延設されてい
る。
のシリンダチューブ２３が固定装着されている。型締シ
リンダ２３は、シリンダ室２５と２７とを有する複動型
の流体圧シリンダ装置であり、型開閉方向に延在するピ
ストンロッド２９を有しているる。ピストンロッド２９
の長手方向に型締シリンダ側ラック３１が延設されてい
る。
【００１６】移動ダイプレート３には移動ダイプレート
側ラック３３が一体接続されている。移動ダイプレート
側ラック３３は型開閉方向に延在し、移動ダイプレート
側ラック３３と型締シリンダ側ラック３１とは所定間隔
をおいて互いに平行に配置されている。
側ラック３３が一体接続されている。移動ダイプレート
側ラック３３は型開閉方向に延在し、移動ダイプレート
側ラック３３と型締シリンダ側ラック３１とは所定間隔
をおいて互いに平行に配置されている。
【００１７】固定ダイプレート１には図示されていない
支持部材によりピニオンギア３５が回転可能に設けられ
ている。ピニオンギア３５は、通常の円形の歯車の一部
がカットされてＤ形をなし、円周部にのみ歯部３７を有
して型締シリンダ側ラック３１と常時噛合し、図１に示
されている如く、型締シリンダ２１が初期状態にある時
にはカット部をもって移動ダイプレート側ラック３３と
は噛合せず、図２に示されている如く、型締シリンダ２
１が型締め動作することによって型締シリンダ側ラック
３１との噛合により回転して移動ダイプレート側ラック
３３と噛合する。
支持部材によりピニオンギア３５が回転可能に設けられ
ている。ピニオンギア３５は、通常の円形の歯車の一部
がカットされてＤ形をなし、円周部にのみ歯部３７を有
して型締シリンダ側ラック３１と常時噛合し、図１に示
されている如く、型締シリンダ２１が初期状態にある時
にはカット部をもって移動ダイプレート側ラック３３と
は噛合せず、図２に示されている如く、型締シリンダ２
１が型締め動作することによって型締シリンダ側ラック
３１との噛合により回転して移動ダイプレート側ラック
３３と噛合する。
【００１８】つぎに上述の如き構成よりなる型締装置の
動作を説明する。
動作を説明する。
【００１９】図１に示されている型開き状態時には、型
締シリンダ２１が初期状態にあることによりピニオンギ
ア３５は移動ダイプレート側ラック３３とは非噛合の状
態にある。この状態にては、移動ダイプレート３は型締
シリンダ２１より切り離され、ブーストシリンダ９のシ
リンダ室１５の流体圧が高められることにより、移動ダ
イプレート３の図にて右方への型閉じ移動が型締シリン
ダ２１とは無関係に高速に行われる。
締シリンダ２１が初期状態にあることによりピニオンギ
ア３５は移動ダイプレート側ラック３３とは非噛合の状
態にある。この状態にては、移動ダイプレート３は型締
シリンダ２１より切り離され、ブーストシリンダ９のシ
リンダ室１５の流体圧が高められることにより、移動ダ
イプレート３の図にて右方への型閉じ移動が型締シリン
ダ２１とは無関係に高速に行われる。
【００２０】型閉じが完了すると、型締シリンダ２１の
シリンダ室２５の流体圧が高められ、ピストンロッド２
９が図にて左方へ移動し、型締シリンダ側ラック３１と
の噛合によりピニオンギア３５が図にて時計廻り方向へ
回転する。この回転により、図２に示されている如く、
ピニオンギア３５が移動ダイプレート側ラック３３と噛
合し、引き続きピストンロッド２９が図にて左方へ移動
されることにより、ピニオンギア３５の回転が移動ダイ
プレート側ラック３３に軸力として伝達され、移動ダイ
プレート３と固定ダイプレート１との間に型締シリンダ
２１のシリンダ室２５に供給される流体圧に応じた型締
め力が作用する。
シリンダ室２５の流体圧が高められ、ピストンロッド２
９が図にて左方へ移動し、型締シリンダ側ラック３１と
の噛合によりピニオンギア３５が図にて時計廻り方向へ
回転する。この回転により、図２に示されている如く、
ピニオンギア３５が移動ダイプレート側ラック３３と噛
合し、引き続きピストンロッド２９が図にて左方へ移動
されることにより、ピニオンギア３５の回転が移動ダイ
プレート側ラック３３に軸力として伝達され、移動ダイ
プレート３と固定ダイプレート１との間に型締シリンダ
２１のシリンダ室２５に供給される流体圧に応じた型締
め力が作用する。
【００２１】型開き時には、先ず型締シリンダ２１のシ
リンダ室２７の流体圧が高められることにより、型締シ
リンダ２１が初期状態に戻され、これによりピニオンギ
ア３５は図にて反時計廻り方向へ回転して移動ダイプレ
ート側ラック３３との噛合より離れ、元の状態に戻る。
リンダ室２７の流体圧が高められることにより、型締シ
リンダ２１が初期状態に戻され、これによりピニオンギ
ア３５は図にて反時計廻り方向へ回転して移動ダイプレ
ート側ラック３３との噛合より離れ、元の状態に戻る。
【００２２】次にブーストシリンダ９のシリンダ室１７
の流体圧が高められることにより、移動ダイプレート３
の図にて左方への型開き移動が型締シリンダ２１とは無
関係に高速に行われる。
の流体圧が高められることにより、移動ダイプレート３
の図にて左方への型開き移動が型締シリンダ２１とは無
関係に高速に行われる。
【００２３】このような本発明によれば、ハーフナット
などによるロック機構を移動ダイプレートに設けること
なく型締シリンダのストローク低減が行われ、構造簡単
にして、充分なコンパクト化と成形動作の高速化が行わ
れる得るようになる。
などによるロック機構を移動ダイプレートに設けること
なく型締シリンダのストローク低減が行われ、構造簡単
にして、充分なコンパクト化と成形動作の高速化が行わ
れる得るようになる。
【００２４】また型閉じ動作より型締め動作への移行、
型締め動作より型開き動作への移行がロック機構の施
錠、解錠動作を伴うことなくスムーズに連続的に行われ
るようになり、このことによっても成形動作のサイクル
タイムを短縮することが可能になる。
型締め動作より型開き動作への移行がロック機構の施
錠、解錠動作を伴うことなくスムーズに連続的に行われ
るようになり、このことによっても成形動作のサイクル
タイムを短縮することが可能になる。
【００２５】図３は本発明による型締装置の第二の実施
例を示している。尚、図３に於いて、図１、図２に対応
する部分は図１、図２に付した符号と同一の符号により
示されている。
例を示している。尚、図３に於いて、図１、図２に対応
する部分は図１、図２に付した符号と同一の符号により
示されている。
【００２６】この実施例においては、ピニオンギア３５
が互いに同心で一体の小歯車３９と大歯車４１とにより
構成され、小歯車３９よりピッチ円直径が大きい大歯車
４１をもって型締シリンダ側ラック３１と常時噛合し、
小歯車３９をもって上述の実施例と同様に移動ダイプレ
ート側ラック３３と選択的に噛合する。
が互いに同心で一体の小歯車３９と大歯車４１とにより
構成され、小歯車３９よりピッチ円直径が大きい大歯車
４１をもって型締シリンダ側ラック３１と常時噛合し、
小歯車３９をもって上述の実施例と同様に移動ダイプレ
ート側ラック３３と選択的に噛合する。
【００２７】この実施例においては、型締シリンダ２１
の出力が小歯車３９と大歯車４１とのピッチ円直径比に
応じて増力されて移動ダイプレート３に伝達される。こ
れにより同一の型締め力を得る場合において、型締シリ
ンダ２１のラム径を、第一の実施例のものの場合に比し
て小さくすることができる。
の出力が小歯車３９と大歯車４１とのピッチ円直径比に
応じて増力されて移動ダイプレート３に伝達される。こ
れにより同一の型締め力を得る場合において、型締シリ
ンダ２１のラム径を、第一の実施例のものの場合に比し
て小さくすることができる。
【００２８】また第二の実施例においては、型締シリン
ダ側ラック３１と移動ダイプレート側ラック３３とをピ
ニオンギア３５の図にて下側あるいは上側など、ピニオ
ンギア３５の一方の側に並べて配置することも可能であ
る。
ダ側ラック３１と移動ダイプレート側ラック３３とをピ
ニオンギア３５の図にて下側あるいは上側など、ピニオ
ンギア３５の一方の側に並べて配置することも可能であ
る。
【００２９】第一および第二の何れの実施例において
も、移動ダイプレート側ラック３３が、移動ダイプレー
ト３の型開閉ストロークと同じ程度の長さとすることに
より、この型開閉ストロークの任意の位置にて型締めを
開始することが可能である。なお、あるストローク範囲
でのみ型締めを開始すればよい場合には、そのストロー
ク範囲に合わせて移動ダイプレート側ラック３３の長さ
を短く設定すればよい。
も、移動ダイプレート側ラック３３が、移動ダイプレー
ト３の型開閉ストロークと同じ程度の長さとすることに
より、この型開閉ストロークの任意の位置にて型締めを
開始することが可能である。なお、あるストローク範囲
でのみ型締めを開始すればよい場合には、そのストロー
ク範囲に合わせて移動ダイプレート側ラック３３の長さ
を短く設定すればよい。
【００３０】図４、図５は本発明による型締装置の第三
の実施例を示している。尚、図４、図５に於いても、図
１、図２に対応する部分は図１、図２に付した符号と同
一の符号により示されている。
の実施例を示している。尚、図４、図５に於いても、図
１、図２に対応する部分は図１、図２に付した符号と同
一の符号により示されている。
【００３１】この実施例においては、ピニオンギア３５
は、全周に歯部３７を有する完全円形の通常形状の歯車
により構成され、移動ダイプレート側ラック３３の移動
ダイプレート３よりの突出量調節により、移動ダイプレ
ート３が型閉じ完了位置の少し手前の位置まで固定ダイ
プレート１に接近した時に移動ダイプレート側ラック３
３と噛合する。移動ダイプレート側ラック３３の移動ダ
イプレート３よりの突出量は、移動ダイプレート側ラッ
ク３３がボルト４３によって移動ダイプレート３に対し
て図にて左右方向に取り付け位置調整可能に固定される
ことにより、適宜に変更可能になっている。
は、全周に歯部３７を有する完全円形の通常形状の歯車
により構成され、移動ダイプレート側ラック３３の移動
ダイプレート３よりの突出量調節により、移動ダイプレ
ート３が型閉じ完了位置の少し手前の位置まで固定ダイ
プレート１に接近した時に移動ダイプレート側ラック３
３と噛合する。移動ダイプレート側ラック３３の移動ダ
イプレート３よりの突出量は、移動ダイプレート側ラッ
ク３３がボルト４３によって移動ダイプレート３に対し
て図にて左右方向に取り付け位置調整可能に固定される
ことにより、適宜に変更可能になっている。
【００３２】この実施例では移動ダイプレート３が型閉
じ完了位置の少し手前の位置まで固定ダイプレート１に
接近するまでは、ピニオンギア３５が移動ダイプレート
側ラック３３とは噛合しないから、上述の実施例と同様
に移動ダイプレート３の図にて右方への型閉じ移動がブ
ーストシリンダ９によって型締シリンダ２１とは無関係
に高速に行われる。
じ完了位置の少し手前の位置まで固定ダイプレート１に
接近するまでは、ピニオンギア３５が移動ダイプレート
側ラック３３とは噛合しないから、上述の実施例と同様
に移動ダイプレート３の図にて右方への型閉じ移動がブ
ーストシリンダ９によって型締シリンダ２１とは無関係
に高速に行われる。
【００３３】移動ダイプレート３が型閉じ完了位置の少
し手前の位置まで固定ダイプレート１に接近すると、移
動ダイプレート側ラック３３がピニオンギア３５と噛合
する。この後に型締シリンダ２１とが型締め動作するこ
とにより、上述の実施例と同様に型締シリンダ２１の出
力が型締シリンダ側ラック３１、ピニオンギア３５、移
動ダイプレート側ラック３３を介して移動ダイプレート
３へ伝達され、型締めが行われる。
し手前の位置まで固定ダイプレート１に接近すると、移
動ダイプレート側ラック３３がピニオンギア３５と噛合
する。この後に型締シリンダ２１とが型締め動作するこ
とにより、上述の実施例と同様に型締シリンダ２１の出
力が型締シリンダ側ラック３１、ピニオンギア３５、移
動ダイプレート側ラック３３を介して移動ダイプレート
３へ伝達され、型締めが行われる。
【００３４】なお、移動ダイプレート側ラック３３とピ
ニオンギア３５との噛合は、ブーストシリンダ９による
移動ダイプレート３の型締め移動により行われ、ピニオ
ンギア３５は移動ダイプレート側ラック３３との噛合に
より回転されるから、この際には型締シリンダ２１がフ
リー状態にされ、移動ダイプレート３の型締め移動が減
速されれればよい。
ニオンギア３５との噛合は、ブーストシリンダ９による
移動ダイプレート３の型締め移動により行われ、ピニオ
ンギア３５は移動ダイプレート側ラック３３との噛合に
より回転されるから、この際には型締シリンダ２１がフ
リー状態にされ、移動ダイプレート３の型締め移動が減
速されれればよい。
【００３５】図１〜図５においては、実施例の内容が理
解され易いように図示するために、ブーストシリンダ
９、型締シリンダ２１、ラック３１、３３、ピニオンギ
ア３５などの寸法比率は最適比率とは多少異なってい
る。また、ラック３１，３３およびピニオン３５の歯形
は必要に応じて任意の歯形を選択することが可能であ
る。
解され易いように図示するために、ブーストシリンダ
９、型締シリンダ２１、ラック３１、３３、ピニオンギ
ア３５などの寸法比率は最適比率とは多少異なってい
る。また、ラック３１，３３およびピニオン３５の歯形
は必要に応じて任意の歯形を選択することが可能であ
る。
【００３６】また図では、移動ダイプレート３、ラック
３１、３３などのガイドは、特に示していないが、これ
らは必要に応じて適宜設けられればよく、また図では、
ブーストシリンダ９、型締シリンダ２１などは、一つず
つしか設けられていないが、これらは、型開閉の必要速
度、駆動力、必要型締め力およびそれらのバランスを考
慮して必要数配置されればよい。
３１、３３などのガイドは、特に示していないが、これ
らは必要に応じて適宜設けられればよく、また図では、
ブーストシリンダ９、型締シリンダ２１などは、一つず
つしか設けられていないが、これらは、型開閉の必要速
度、駆動力、必要型締め力およびそれらのバランスを考
慮して必要数配置されればよい。
【００３７】また何れの実施例においても、ブーストシ
リンダ９、型締シリンダ２１の移動速度パターン、移動
タイミングは、成形部品の形状、材質、その他の各種要
因に応じて、適宜、最適パターン、最適タイミングに設
定されればよい。
リンダ９、型締シリンダ２１の移動速度パターン、移動
タイミングは、成形部品の形状、材質、その他の各種要
因に応じて、適宜、最適パターン、最適タイミングに設
定されればよい。
【００３８】以上に於ては、本発明を特定の実施例につ
いて詳細に説明したが、本発明は、これらに限定される
ものではなく、本発明の範囲内にて種々の実施例が可能
であることは当業者にとって明らかであろう。
いて詳細に説明したが、本発明は、これらに限定される
ものではなく、本発明の範囲内にて種々の実施例が可能
であることは当業者にとって明らかであろう。
【００３９】
【発明の効果】以上の説明から理解される如く、本発明
による型締装置によれば、型開閉時には、ピニオンギア
が移動ダイプレート側ラックと噛合しない状態に設定さ
れることにより、移動ダイプレートが型締シリンダより
切り離され、型送り手段により型閉じあるいは型開きの
ためのダイプレートの移動が型締シリンダとは無関係に
高速に行われ、型締め時には、ピニオンギアが移動ダイ
プレート側ラックと噛合することにより、ピニオンギア
の回転が移動ダイプレート側ラックに軸力として伝達さ
れて型締めが行われる。
による型締装置によれば、型開閉時には、ピニオンギア
が移動ダイプレート側ラックと噛合しない状態に設定さ
れることにより、移動ダイプレートが型締シリンダより
切り離され、型送り手段により型閉じあるいは型開きの
ためのダイプレートの移動が型締シリンダとは無関係に
高速に行われ、型締め時には、ピニオンギアが移動ダイ
プレート側ラックと噛合することにより、ピニオンギア
の回転が移動ダイプレート側ラックに軸力として伝達さ
れて型締めが行われる。
【図１】本発明による型締装置の第一の実施例を型開き
状態について示す概略構成図である。
状態について示す概略構成図である。
【図２】本発明による型締装置の第一の実施例を型閉じ
状態について示す概略構成図である。
状態について示す概略構成図である。
【図３】本発明による型締装置の第二の実施例を型開き
状態について示す概略構成図である。
状態について示す概略構成図である。
【図４】本発明による型締装置の第三の実施例を型開き
状態について示す概略構成図である。
状態について示す概略構成図である。
【図５】本発明による型締装置の第三の実施例を型閉じ
状態について示す概略構成図である。
状態について示す概略構成図である。
１ 固定ダイプレート ３ 移動ダイプレート ５ 固定金型 ７ 移動金型 ９ ブーストシリンダ ２１ 型締シリンダ ３１ 型締シリンダ側ラック ３３ 移動ダイプレート側ラック ３５ ピニオンギア
Claims (1)
- 【請求項１】 固定金型を保持する固定ダイプレートと
移動金型を保持する移動ダイプレートとを有し、型送り
手段により前記移動ダイプレートを前記固定ダイプレー
トに対して離接する方向に移動させて型閉じと型開きを
行い、型締シリンダにより型締めを行う油圧式の型締装
置において、 前記移動ダイプレートと一体接続され、型開閉方向に延
在する移動ダイプレート側ラックと、 前記固定ダイプレートに装着され、前記移動ダイプレー
ト側ラックと平行に延在する前記型締シリンダのピスト
ンロッドに設けられた型締シリンダ側ラックと、 前記固定ダイプレートに回転可能に支持され、前記型締
シリンダ側ラックとは常時噛合し、前記移動ダイプレー
ト側ラックとは選択的に噛合するピニオンギアと、 を有していることを特徴とする型締装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33483693A JPH07186219A (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 型締装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33483693A JPH07186219A (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 型締装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07186219A true JPH07186219A (ja) | 1995-07-25 |
Family
ID=18281770
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP33483693A Pending JPH07186219A (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 型締装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07186219A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2004041509A1 (en) * | 2002-11-07 | 2004-05-21 | Oima S.P.A. | Column injection moulding press for plastics materials |
| US6808007B2 (en) | 2001-09-17 | 2004-10-26 | Kabushiki Kaisha Toyota Jidoshokki | Die opening/closing apparatus for die-casting systems and machines and methods for opening dies using such die opening/closing apparatus |
| CN103895177A (zh) * | 2014-03-25 | 2014-07-02 | 昆山市大久电子有限公司 | 可控制产品厚度的双色模板 |
| CN106626248A (zh) * | 2016-11-21 | 2017-05-10 | 河南工程学院 | 木塑托盘及其注压模具 |
| CN108327189A (zh) * | 2018-04-26 | 2018-07-27 | 杨传平 | 一种提高冷却效率的塑料产品用注塑模具 |
| US10844283B2 (en) | 2017-02-17 | 2020-11-24 | Jnc Corporation | Polymerizable liquid crystal compound, polymerizable liquid crystal composition and liquid crystal polymerized film |
| CN113799325A (zh) * | 2021-09-14 | 2021-12-17 | 永为客模架(宜兴)有限公司 | 一种模块拼接式高强度化生产模架 |
| CN115008695A (zh) * | 2022-05-21 | 2022-09-06 | 景津装备股份有限公司 | 一驱二相互逆动式上下抽芯机构及滤板把手立式注塑模具 |
-
1993
- 1993-12-28 JP JP33483693A patent/JPH07186219A/ja active Pending
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6808007B2 (en) | 2001-09-17 | 2004-10-26 | Kabushiki Kaisha Toyota Jidoshokki | Die opening/closing apparatus for die-casting systems and machines and methods for opening dies using such die opening/closing apparatus |
| DE10242906B4 (de) * | 2001-09-17 | 2007-02-01 | Kabushiki Kaisha Toyota Jidoshokki, Kariya | Formöffnungsvorrichtung für eine Spritzgießform und Verfahren hierzu |
| WO2004041509A1 (en) * | 2002-11-07 | 2004-05-21 | Oima S.P.A. | Column injection moulding press for plastics materials |
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| CN115008695A (zh) * | 2022-05-21 | 2022-09-06 | 景津装备股份有限公司 | 一驱二相互逆动式上下抽芯机构及滤板把手立式注塑模具 |
| CN115008695B (zh) * | 2022-05-21 | 2023-12-08 | 景津装备股份有限公司 | 一驱二相互逆动式上下抽芯机构及滤板把手立式注塑模具 |
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