JPH0718606Y2 - 押出容器 - Google Patents
押出容器Info
- Publication number
- JPH0718606Y2 JPH0718606Y2 JP1989022407U JP2240789U JPH0718606Y2 JP H0718606 Y2 JPH0718606 Y2 JP H0718606Y2 JP 1989022407 U JP1989022407 U JP 1989022407U JP 2240789 U JP2240789 U JP 2240789U JP H0718606 Y2 JPH0718606 Y2 JP H0718606Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- small
- diameter cylinder
- inward flange
- annular piston
- cylinder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Containers And Packaging Bodies Having A Special Means To Remove Contents (AREA)
- Tubes (AREA)
- Closures For Containers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、練歯磨等のストライプ入り練状物の収容とそ
の吐出に供する押出容器に係る。
の吐出に供する押出容器に係る。
「従来の技術と考案が解決しようとする課題」 従来、シリンダ型のこの種の容器に、複数の色の練状物
を予め縦縞状に合体させて収容し、これをそのままで細
く絞って吐出させるものや、複数の色の練状物を同心状
等に収容し、これらを色別に主路と傍路から吐出口へも
たらし、吐出口で合流させて吐出させるもの等があり、
いずれも、上部に吐出口と操作用レバーとを有し、該レ
バーの操作により内部機構を働かせて内容物を適宜に加
圧し、その吐出口から噴出させるようにしたものである
（特開昭61-33963号公報、特開昭57-142854号公報）。
を予め縦縞状に合体させて収容し、これをそのままで細
く絞って吐出させるものや、複数の色の練状物を同心状
等に収容し、これらを色別に主路と傍路から吐出口へも
たらし、吐出口で合流させて吐出させるもの等があり、
いずれも、上部に吐出口と操作用レバーとを有し、該レ
バーの操作により内部機構を働かせて内容物を適宜に加
圧し、その吐出口から噴出させるようにしたものである
（特開昭61-33963号公報、特開昭57-142854号公報）。
しかし、これらの場合、上部に吐出口と操作用レバーと
を有することから、上部における構造が複雑となり、レ
バーが小さなものとなるばかりでなく、吐出口の背後に
おくこととなって、操作にかなりの力を要するにもかか
わらず力を加え難く、操作が容易でない欠点があった。
を有することから、上部における構造が複雑となり、レ
バーが小さなものとなるばかりでなく、吐出口の背後に
おくこととなって、操作にかなりの力を要するにもかか
わらず力を加え難く、操作が容易でない欠点があった。
本考案は、かかる従来の欠点を除去しようとするもので
ある。
ある。
「課題を解決するための手段」 上記目的達成のため、本考案は、長い大径シリンダ１の
上端に斜め上方へ向かうテーパ付き内向きフランジを介
して短い小径シリンダ11を連設するとともに、該小径シ
リンダの下端から小幅の内向きフランジ12を介して小筒
13を垂設し、かつ、その小幅の内向きフランジ12の適所
に小透孔14,14を穿設し、上記小径シリンダ11内に環状
ピストン２を昇降摺動自在に嵌合装備させ、該環状ピス
トンの上に昇降自在な吐出ヘッド３を連結して内部流路
を連通させ、また、その環状ピストン２には内部に吐出
弁４を設け、上記吐出ヘッド３をスプリング６により上
方へ付勢し、上記大径シリンダ１内下部に逆鉤手段51を
有する上昇底５を上昇摺動可能に内装したことを特徴と
する。
上端に斜め上方へ向かうテーパ付き内向きフランジを介
して短い小径シリンダ11を連設するとともに、該小径シ
リンダの下端から小幅の内向きフランジ12を介して小筒
13を垂設し、かつ、その小幅の内向きフランジ12の適所
に小透孔14,14を穿設し、上記小径シリンダ11内に環状
ピストン２を昇降摺動自在に嵌合装備させ、該環状ピス
トンの上に昇降自在な吐出ヘッド３を連結して内部流路
を連通させ、また、その環状ピストン２には内部に吐出
弁４を設け、上記吐出ヘッド３をスプリング６により上
方へ付勢し、上記大径シリンダ１内下部に逆鉤手段51を
有する上昇底５を上昇摺動可能に内装したことを特徴と
する。
「作用」 如上の構成であるから、その使用に当たっては、色の異
なる二色の練状物A,Bを収容するが、主たる練状物Ａ
は、小筒13の下端部以下に、また、ストライプ用の練状
物Ｂは、その主たる練状物Ａの上に重ねて小筒13の周り
に充填し、上下に成層させる。
なる二色の練状物A,Bを収容するが、主たる練状物Ａ
は、小筒13の下端部以下に、また、ストライプ用の練状
物Ｂは、その主たる練状物Ａの上に重ねて小筒13の周り
に充填し、上下に成層させる。
而して、吐出ヘッド２をスプリング６に抗して押し下げ
ると、環状ピストン２が下降して、両練状物A,Bが共に
加圧され、吐出弁４が開いて小径シリンダ11内の両練状
物が吐出ヘッド３から押し出され、その押し下げを放す
と、吐出ヘッド３及び環状ピストン２がスプリング６に
より上昇し、その際には、吐出弁４が閉じて小径シリン
ダ11内が負圧化し、主たる練状物Ａが小筒13を通じて小
径シリンダ11内に入り、また、ストライプ用の練状物Ｂ
が小透孔14,14を通って小径シリンダ11内に入り、これ
に伴いその量に見合った分だけ上昇底５が上昇する。
ると、環状ピストン２が下降して、両練状物A,Bが共に
加圧され、吐出弁４が開いて小径シリンダ11内の両練状
物が吐出ヘッド３から押し出され、その押し下げを放す
と、吐出ヘッド３及び環状ピストン２がスプリング６に
より上昇し、その際には、吐出弁４が閉じて小径シリン
ダ11内が負圧化し、主たる練状物Ａが小筒13を通じて小
径シリンダ11内に入り、また、ストライプ用の練状物Ｂ
が小透孔14,14を通って小径シリンダ11内に入り、これ
に伴いその量に見合った分だけ上昇底５が上昇する。
したがって、小径シリンダ11内では、主たる練状物Ａの
脇にストライプ用の練状物Ｂが添って、ストライプ入り
練状物となり、これが吐出ヘッド３の押し下げの都度、
吐出ヘッド３から噴出する。
脇にストライプ用の練状物Ｂが添って、ストライプ入り
練状物となり、これが吐出ヘッド３の押し下げの都度、
吐出ヘッド３から噴出する。
「実施例」 図面は、本考案の実施例を示しており、この場合、上記
構成において更に次のように具体化している。
構成において更に次のように具体化している。
大径シリンダ１は、小径シリンダ11の外側において、上
端から案内筒15を起立し、該案内筒には、内周面に案内
面を形成するとともに、該案内面の上縁を係止縁16に
し、かつ、外周面に吐出ヘッド３を覆うキャップ８を着
脱自在に螺合させている。また、大径シリンダ１は、下
端に底蓋７を嵌着固定し、該底蓋の中央に通気孔71を穿
設している。なお、小径シリンダ11の下端の内向きフラ
ンジ12に設けた小透孔14,14は、左右一対としている。
端から案内筒15を起立し、該案内筒には、内周面に案内
面を形成するとともに、該案内面の上縁を係止縁16に
し、かつ、外周面に吐出ヘッド３を覆うキャップ８を着
脱自在に螺合させている。また、大径シリンダ１は、下
端に底蓋７を嵌着固定し、該底蓋の中央に通気孔71を穿
設している。なお、小径シリンダ11の下端の内向きフラ
ンジ12に設けた小透孔14,14は、左右一対としている。
吐出ヘッド３は、内外二重の周壁32,33を設け、その外
周壁33の前面上部に斜め上方へ向かう吐出口31を設け
て、該吐出口を内周壁32内上部に直通させ、内周壁32内
で頂壁34から弁体案内棒35を垂設し、外周壁33の下端外
縁を係止縁36にしており、その内周壁32の下端を環状ピ
ストン２に嵌着連結させ、外周壁33を上記案内筒15へ摺
動自在にかつ抜け出し不能に嵌合させている。また、吐
出口31には、口栓９を直脱自在に嵌合させている。
周壁33の前面上部に斜め上方へ向かう吐出口31を設け
て、該吐出口を内周壁32内上部に直通させ、内周壁32内
で頂壁34から弁体案内棒35を垂設し、外周壁33の下端外
縁を係止縁36にしており、その内周壁32の下端を環状ピ
ストン２に嵌着連結させ、外周壁33を上記案内筒15へ摺
動自在にかつ抜け出し不能に嵌合させている。また、吐
出口31には、口栓９を直脱自在に嵌合させている。
吐出弁４は、環状ピストン２の上端をテーパ弁座41に形
成し、該弁座にカップ状のテーパ弁体42を開閉自在ら着
座させ、該テーパ弁体を上記弁体案内棒35に遊嵌させて
いる。
成し、該弁座にカップ状のテーパ弁体42を開閉自在ら着
座させ、該テーパ弁体を上記弁体案内棒35に遊嵌させて
いる。
スプリング６は、圧縮スプリングであり、吐出ヘッド３
の外周壁33の内側に配している。
の外周壁33の内側に配している。
上昇底５は、外周に外向きスカート52を有して、該スカ
ートを以て大径シリンダ１内に摺動自在に水密に嵌合さ
せ、下面に金属製の逆鉤ばね51を設けて、大径シリンダ
１内に戻り止め係合させている。
ートを以て大径シリンダ１内に摺動自在に水密に嵌合さ
せ、下面に金属製の逆鉤ばね51を設けて、大径シリンダ
１内に戻り止め係合させている。
なお、以上の各部材は、大半を合成樹脂製とする。
「考案の効果」 本考案によれば、二色の練状物A,Bを上下２層に収容す
るので、その充填が極めて容易であり、かかる練状物A,
Bを吐出ヘッド３の押し下げで押し出すので、その操作
には力をかけ易く、極めて容易にスムーズに押し出すこ
とができる。
るので、その充填が極めて容易であり、かかる練状物A,
Bを吐出ヘッド３の押し下げで押し出すので、その操作
には力をかけ易く、極めて容易にスムーズに押し出すこ
とができる。
また、下降した環状ピストン２の上昇に伴う小径シリン
ダ11の負圧化で小筒13の下端以下の主たる練状物Ａと小
筒13の周りのストライプ用の練状物Ｂとを小径シリンダ
11内に吸入させるが、そのストライプ用の練状物Ｂの吸
入において、大径シリンダ１の上端に斜め上方へ向かう
テーパ付き内向きフランジを介して小径シリンダ11を連
設するとともに、該小径シリンダの下端から小幅の内向
きフランジ12を介して小筒13を垂設し、かつ、その小幅
の内向きフランジ12の適所に小透孔14,14を穿設してい
るから、ストライプ用の練状物Ｂは、全てがその小径シ
リンダ11の吸引に伴いテーパ付き内向きフランジに案内
されて小透孔14,14へと途切れることなく上昇し、該小
透孔を経て小径シリンダ11内へと的確に供給される。し
たがって、美麗なストライプを確実に付すことができ
る。
ダ11の負圧化で小筒13の下端以下の主たる練状物Ａと小
筒13の周りのストライプ用の練状物Ｂとを小径シリンダ
11内に吸入させるが、そのストライプ用の練状物Ｂの吸
入において、大径シリンダ１の上端に斜め上方へ向かう
テーパ付き内向きフランジを介して小径シリンダ11を連
設するとともに、該小径シリンダの下端から小幅の内向
きフランジ12を介して小筒13を垂設し、かつ、その小幅
の内向きフランジ12の適所に小透孔14,14を穿設してい
るから、ストライプ用の練状物Ｂは、全てがその小径シ
リンダ11の吸引に伴いテーパ付き内向きフランジに案内
されて小透孔14,14へと途切れることなく上昇し、該小
透孔を経て小径シリンダ11内へと的確に供給される。し
たがって、美麗なストライプを確実に付すことができ
る。
図面は、本考案の実施例を示し、第１図は、截断側面
図、第２図は、第１図II-II線の要部の断面図である。 １……大径シリンダ、２……環状ピストン ３……吐出ヘッド、４……吐出弁 ５……上昇底、６……スプリング ７……底蓋、８……キャップ ９……口栓、51……逆鉤ばね
図、第２図は、第１図II-II線の要部の断面図である。 １……大径シリンダ、２……環状ピストン ３……吐出ヘッド、４……吐出弁 ５……上昇底、６……スプリング ７……底蓋、８……キャップ ９……口栓、51……逆鉤ばね
Claims (1)
- 【請求項１】長い大径シリンダ１の上端に斜め上方へ向
かうテーパ付き内向きフランジを介して短い小径シリン
ダ11を連設するとともに、該小径シリンダの下端から小
幅の内向きフランジ12を介して小筒13を垂設し、かつ、
その小幅の内向きフランジ12の適所に小透孔14,14を穿
設し、上記小径シリンダ11内に環状ピストン２を昇降摺
動自在に嵌合装備させ、該環状ピストンの上に昇降自在
な吐出ヘッド３を連結して内部流路を連通させ、また、
その環状ピストン２には内部に吐出弁４を設け、上記吐
出ヘッド３をスプリング６により上方へ付勢し、上記大
径シリンダ１内下部に逆鉤手段51を有する上昇底５を上
昇摺動可能に内装したことを特徴とする押出容器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989022407U JPH0718606Y2 (ja) | 1989-02-28 | 1989-02-28 | 押出容器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989022407U JPH0718606Y2 (ja) | 1989-02-28 | 1989-02-28 | 押出容器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02114660U JPH02114660U (ja) | 1990-09-13 |
| JPH0718606Y2 true JPH0718606Y2 (ja) | 1995-05-01 |
Family
ID=31240500
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1989022407U Expired - Lifetime JPH0718606Y2 (ja) | 1989-02-28 | 1989-02-28 | 押出容器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0718606Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0617738Y2 (ja) * | 1987-07-08 | 1994-05-11 | ライオン株式会社 | 粘性流体注出容器 |
-
1989
- 1989-02-28 JP JP1989022407U patent/JPH0718606Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02114660U (ja) | 1990-09-13 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |