JP2541284Y2 - クリーム状物注出容器 - Google Patents

クリーム状物注出容器

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JP2541284Y2
JP2541284Y2 JP7965990U JP7965990U JP2541284Y2 JP 2541284 Y2 JP2541284 Y2 JP 2541284Y2 JP 7965990 U JP7965990 U JP 7965990U JP 7965990 U JP7965990 U JP 7965990U JP 2541284 Y2 JP2541284 Y2 JP 2541284Y2
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茂雄 飯塚
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、2色のクリーム状物を収納してこれらをス
トライブ状に加圧注出するクリーム状物注出容器に関す
る。
「従来の技術」 容器体の口部にポンプ機構による注出器本体を設け、
この注出器本体により容器体内のクリーム状物を加圧注
出するクリーム状物注出容器は極く周知である。
即ち、簡単に概要を説明すると、容器体の口部に内設
したシリンダーから上方外部に立上げたステム上端にノ
ズル孔付き押下げヘッドを連通固定し、この押下げヘッ
ドを復帰ばねに抗し押下げることによりステム下端の吐
出弁付きピストンによりシリンダー内液を加圧し、吐出
弁を開弁させてノズル孔から外部に液を注出させるもの
である。
注出が終了すると、ピストン、ステム、押下げヘッド
の可動部が復帰ばねにより上方に復帰し、この復帰でシ
リンダー内が負圧化することを利用しシリンダー下部の
吸込み弁を開弁してシリンダー内に容器体内から液を吸
上げ、この吸上げで負圧化しようとする容器体内変化を
利用して中蓋を上昇移動させる。
このような注出器で、容器体内に収納するクリーム状
物を2色に分けておき、使用時にこれらをストライブ状
に注出し、クリーム状物が単色の場合に比し、色彩に変
化を与え差別化を図るようにしたものは以前から実施さ
れている。
「考案が解決しようとする課題」 従来のこの種2色形のもので、2色のクリーム状物は
容器胴体内を左右2室に分離するか、あるいは一方をピ
ストン部に形成する上下2段形としてそれぞれに分離収
納させている。
この場合、クリーム状物は第1液を第1室に充填し、
その後他色の第2液を第2室にそれぞれの充填機により
充填するので、充填作業が面倒となる。
そこで、2色のクリーム状物を分離された第1,第2室
に同時に充填できる充填機を用いることが考えられる
が、充填機が複雑高級化し、設備費のコスト高を招く。
本考案は2色のクリーム状物を注出するものにおい
て、従来の単色用の単純な充填機で充填でき、しかも充
填作業が容易な構造のクリーム状物注出容器を得るにあ
る。
「課題を解決するための手段」 本考案は、2色のクリーム状物を分離して収納し、か
つスライド可能な中蓋1を有する直筒状の胴体2を持つ
容器体3の口頚部4に注出器本体5を取付け、この本体
5の注出操作で2色のクリーム状物をストライブ状に注
出するクリーム状物注出容器において、中心部に、胴体
2内を上方注出器本体5に連通させる筒部6を有し、こ
の筒部6まわりに下底開放のドーナツ状の第1液収納室
7を形成し、開放下底部に上昇スライド可能な底蓋8を
配し、かつ上底9の内周部に胴体2内収納の第2液注出
路に開通する小孔10を開けた第1液収納ケース11を前記
胴体2内上端部にセットした構造としたものである。
「作用」 上記構成において、第1液収納ケース11に小孔10から
第1液を充填し、この後この第1液収納ケース11を容器
体3の胴体2に押込んでこの胴体2内上端部にセット
し、ついで胴体2に中蓋1を内装してのちこの胴体2内
に上方口頚部4から筒部6を通し他色の第2液を充填す
る。こののち、注出器本体5を容器体3の口頚部4に取
付ける。
このように充填すれば、第1液は容器体3とは別個に
充填でき、容器体3に制約を受けないので充填作業は容
易であり、しかもその充填は目視確認できる。また容器
胴体2内には、第2液のみ充填すればよいので充填作業
は容易簡単化する。そして、いずれの充填も単色用の単
純な従来充填機がそのまま使用できるので、設備費のコ
スト高を招くようなことはない。
なお、2色のクリーム状物の注出作用であるが、注出
に際し注出器本体5を押下げ操作すると、この本体5の
シリンダー内に略分離状態に吸上げられていた2色のク
リーム状物はストライブ状にノズル孔から外部に注出さ
れ、注出が終了するとシリンダー内が負圧化し、従って
吸込み弁が開弁し、第1液は小孔10から、他色の第2液
は筒部6から吸上げ比率に応じてシリンダー内に吸上げ
られ、この吸上げで第1液収納ケース11、胴体2内が負
圧化しようとすることから、底蓋8、中蓋1がそれぞれ
上昇移動する。
「実施例」 以下図面を参照して一実施例を説明するに、本考案の
クリーム状物注出容器は、2色のクリーム状物の一方の
第1液は独立の第1液収納ケース11に別途に予かじめ充
填しておき、これを第2液収納の容器胴体2にセットす
るようにした点に特徴を有する。
容器体3は、直筒状の胴体2上部から段形に縮形して
口頚部4を上方に立設し、この胴体2下端開口に、吸気
孔12を開孔した底板13を装着し、そして胴体2内部に上
下スライド可能に中蓋1を液密に内装している。口頚部
4の上部外面にはねじ山を形成し、このねじ山の直下部
外面に鍔14を設け、また口頚部4基部を小径に絞り、こ
の小径部内面に下向き段部15を形成している。前記中蓋
1は第3図に示したような外形の周知のもので、断面弧
状の周縁の弾性周壁を胴体2内面に圧接させてスライド
可能に取付けてある。
第1液収納ケース11は、ドーナツ状の上底9の内周縁
から筒部6を、かつ上底9の外周縁から外筒部16を、そ
れぞれ垂設し、筒部6まわりにドーナツ状の第1液収納
室7を形成し、この収納室7の開放した下底に、上方に
スライド可能な底蓋8を液密に内装し、また筒部6の上
端から取付周壁17を拡径立設し、この取付周壁17と筒部
6の段部の一部から小孔10を開孔したものである。この
小孔10は対向する両側に設けてもよい。この第1液収納
ケース11は、取付周壁17を前記口頚部4基部の小径部に
内嵌固定されて胴体2内上端部にセットされる。従っ
て、第1液収納ケース11は小孔10により、また第2液収
納の容器胴体2は第1液収納ケース11の筒部6により、
後述する注出器本体5のシリンダーにそれぞれ連通す
る。即ち、ケース11の中心部の筒部6は胴体2の口部の
役目をする。
一般に、第1液と第2液は1:10程度の比率で注出され
るので、収納ケース11と胴体2は1:10程度の容量比とさ
れ、また小孔10と筒部6は吸上げ比が1:10程度となるよ
うな大きさに整定される。
注出器本体5は充分知られたものなので簡単に説明す
ると、18は取付け用ねじキャップ、19は縦形シリンダ
ー、20は吸込み弁、23は下半部筒21と上半部筒22とを嵌
着接続してなり、下端を閉塞し、下部外面に突縁部24を
設け、その直上部に吐出孔25を開孔し、中間部外面に係
合縁26を形成したステム、27は一側にノズル孔を開孔し
てステム23上端に連通固定した押下げヘッド、28は筒状
ピストン、29は復帰ばねである。なお、30は突縁部24ま
わりの上下の連通部である。図は押下げヘッド27、ステ
ム23、筒状ピストン28の可動部が復帰ばね29で上限位置
に押上げられている常時である。
この常時において、ピストン28は固定側の係止部31に
係止し、押下げヘッド27とステム23の一体物はステム23
下部の突縁部24がピストン28下面部に係止し、この状態
で吐出孔25はピストン28で閉塞されている、つまり吐出
弁が閉弁状態にあり、この閉弁状態時ピストン28上面と
係止縁26間には所定の隙間がある。
この注出器本体5は、ねじキャップ18を容器体3の口
頚部4に螺合して容器体3口部に取付けられる。この取
付けた状態で、シリンダー19の底部が口頚部4基部の小
径部に液密に内嵌し、従って第1液収納ケース11、第2
液収納の胴体2はそれぞれ小孔10、筒部6により吸込み
弁20を介しシリンダー19に連通する構成となる。
この実施例において、押下げヘッド27を介し可動部を
復帰ばね29に抗し押下げると、この押下げヘッド27と一
体のステム23がまず前記隙間押下げられるので、吐出孔
25がピストン28から外れて開通し、つまり吐出弁が開弁
し、この開弁状態で以後ピストン28が係止縁26により同
体に下方に押下げられシリンダー19内液を加圧するの
で、シリンダー19内に略分離状態で吸上げられていた2
色のクリーム状物はその状態のまま連通部30、吐出孔25
を通し上方に押出されてノズル孔から外部にストライブ
状に注出される。押下げを停止すると、可動部は復帰ば
ね29で押上げられるが、押上げの初期まず突縁部24がピ
ストン28下面に衝合するので吐出孔25がピストン28で閉
塞される、つまり吐出弁が閉じ、この閉弁状態でピスト
ン28が突縁部24により同体に上方に復帰するのでシリン
ダー19内が負圧化し、従って吸込み弁20が開弁し、第1
液収納ケース11内の第1液は小孔10から、また胴体2内
の第2液は第1液収納ケース11の筒部6からこの吸込み
弁20を通しシリンダー19内に所定の比率で吸上げられ、
これにより第1液収納ケース11、胴体2内が負圧化しよ
うとするので、第1液収納ケース11では底蓋8が、胴体
2では中蓋1がそれぞれ上昇移動する。なお、図で32
は、鍔14と胴体2上部間に渡すように嵌合された化粧胴
である。
「考案の効果」 上記したように、本考案の2色形のクリーム状物注出
容器では、第1液を収納する第1液収納ケース11を、第
2液収納用である容器胴体2とは別体とし、この第1液
収納ケース11に液を別途充填してのち容器胴体2に内装
するようにしたので、第1液充填作業は容器体3に制約
されず容易となり、しかもその充填は目視確認できる利
点があり、一方容器胴体2内には第2液のみ充填すれば
よいので、液の充填作業は容易簡単化する。そして、い
ずれの液の充填も単色用の単純な従来充填機が使用でき
るので、設備費のコスト高を招くことがない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案クリーム状物注出容器の一実施例の半部
縦断面図、第2図は同実施例の注出器本体の拡大半部縦
断面図、第3図は同実施例の中蓋の外形斜視図、第4図
は同実施例の第1液収納ケースの半部縦断面図である。 1……中蓋、2……胴体 3……容器体、5……注出器本体 10……小孔、11……第1液収納ケース

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】2色のクリーム状物を分離して収納し、か
    つスライド可能な中蓋1を有する直筒状の胴体2を持つ
    容器体3の口頚部4に注出器本体5を取付け、この本体
    5の注出操作で2色のクリーム状物をストライブ状に注
    出するクリーム状物注出容器において、中心部に、胴体
    2内を上方注出器本体5に連通させる筒部6を有し、こ
    の筒部6まわりに下底開放のドーナツ状の第1液収納室
    7を形成し、開放下底部に上昇スライド可能な底蓋8を
    配し、かつ上底9の内周部に胴体2内収納の第2液注出
    路に開通する小孔10を開けた第1液収納ケース11を前記
    胴体2内上端部にセットしたクリーム状物注出容器。
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