JPH0718595Y2 - 口金付袋 - Google Patents

口金付袋

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JPH0718595Y2
JPH0718595Y2 JP7614491U JP7614491U JPH0718595Y2 JP H0718595 Y2 JPH0718595 Y2 JP H0718595Y2 JP 7614491 U JP7614491 U JP 7614491U JP 7614491 U JP7614491 U JP 7614491U JP H0718595 Y2 JPH0718595 Y2 JP H0718595Y2
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JP
Japan
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bag
end surface
vertical rib
main body
liquid
Prior art date
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JP7614491U
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JPH0526845U (ja
Inventor
正雄 五十嵐
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Nihon Kim Co Ltd
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Nihon Kim Co Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、液体を収容し、この
液体が、口金側から吸引されることにより取出されるよ
うな口金付袋に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、液体を収容し、販売する手段と
して、袋を使用することが安価であるために流通機構に
おいて広く採用されている。このような袋に収容された
液体を効率良く取出すために、この袋の口金本体に吸引
管を装着し、この吸引管により液体を吸引して、袋から
取出し、所定の箇所に供給するようなシステムが開発さ
れている。
【0003】上記のようなシステムにおいて、袋内の液
体を吸引して使用すると、使用初期には問題が生じない
が、使用中に、次第に袋の内部が真空になり、袋の両面
の一部が互いに密着するようになる。このような密着
は、特に口金近くで生じ、このために、これ以後の吸引
によっては、液体の吸引量が少なくなり、最後には、全
く吸引されなくなる。従って、かなりの量の液体が袋に
残っている段階で、一般的には20〜50%残っている
段階で、吸引を停止し、新しい袋に取換えている。この
ように、従来の袋では、液体にかなりの無駄が生じる欠
点がある。
【0004】この欠点を除去するために、袋の口部に装
着されて内部の液体を案内する口金が開発されている。
このような口金としては、実願昭61―117145号
に示すようなものが知られている。この従来の口金は、
筒体の長手方向,ほぼ全体に渡って形成された複数の開
口と、これら開口の周縁近くに位置するように長手方向
のほぼ全体に渡って筒体の外周面に夫々形成された突条
とを有する液導入体を袋内に挿入して、中の液体を吸引
するようにしている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上記従来の口
金でも、袋内の液体を確実に取出せるようにするために
は、全体を大きくしなければならず、袋の容積に対して
の占有スペースが大きくなり袋の収容効率が低下し、ま
た口金中にかなりの量の液体が残るという欠点がある。
【0006】従って、この考案の目的は、吸引管を介し
て袋の中の液体を吸入する場合でも、中の液体を充分な
量取出すことができ、かつ液体収容効率の良い口金付袋
を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案の口金付袋は柔軟
性を有する偏平な袋本体と、この袋本体の開口部に融着
された合成樹脂製の口金本体と、この口金本体と一体成
型により形成され、袋本体内に突出した所定長の液導入
体とを具備し、この液導入体は、長手方向に沿ってほぼ
平行に延出し、互いに所定間隔を有して対面した内端面
と、外端面と、この内端面から外端面に径方向に延出し
た1対の側面とを有する1対の第1の縦リブと、これら
縦リブと所定間隔を有するようにして前記液導入体の長
手方向に沿ってほぼ平行に延出し、互いに所定間隔を有
して対面した内端面と、外端面と、この内端面から外端
面に径方向に延出し、前記第1の縦リブよりも径方向の
距離が短い1対の側面とを有する1対の第2の縦リブ
と、前記第1の縦リブの側面に前記液導入体の長手方向
に沿って互いに所定間隔を有して突設され、内端面と外
端面との間に延出した複数の横リブとを有し、前記第1
の縦リブの側面の延出方向は袋本体の幅方向に一致し、
前記第2の縦リブの側面の延出方向は袋本体の厚さ方向
に一致し、前記第1並びに第2の縦リブの内端面間で口
金本体に連通する主流路が形成され、そして前記第1並
びに第2の縦リブの側面間で主流路と袋本体内を連通す
る副流路が形成されていることを特徴とする。
【0008】
【作用】袋本体中の液体を使用する時には口金本体を介
して液体を吸引する。この吸引によって、袋本体内の液
体は、液導入体の第1の縦リブと第2の縦リブとの間の
副流路を通って主流路に吸引され、ここより口金本体を
介して外部に導かれる。
【0009】
【実施例】以下に、この考案の一実施例に係わる口金付
袋を添付図面を参照して説明する。
【0010】図中、符号1は柔軟性を有する偏平な袋本
体を示し、上端の一部を残して、互いに周縁で熱融着さ
れた2枚のビニール等の合成樹脂シートにより形成され
ている。この袋本体1の前記上端一部(開口部)には、
合成樹脂製の口金2が熱融着されており、この結果、袋
本体1は液密に封止されている。
【0011】前記口金2は上端に、注吸引用の開口が形
成された円筒状の本体3と、この本体3の下部に形成さ
れたフランジ部4とを有する。このフランジ部4の両側
面は、袋本体1の両側端に向かって細長くほぼ平行に延
びており、延出端は所定の角度を有して折曲されること
により交わっている。また、このフランジ部4の上端に
は、フランジ部4の両側より突出した縁部5が形成され
ている。この縁部5はフランジ4と同様に袋本体1の両
側端に向かって細長くと延びている。この口金2は、フ
ランジ部4の周側を袋本体1の上端の開口部に挿入し、
縁部5の下面を袋本体1の上端に当接するようにして、
フランジ部4と袋本体1とを熱融着することにより、袋
本体1に口金2が取着されている。
【0012】前記口金2の本体3には、図2に示すよう
に下方に向かって、即ち袋本体1中に延出するようにし
て液導入体10が形成されている。この液導入体10は
長手方向に沿ってほぼ平行にフランジ部4より延出した
薄片よりなる1対の第1の縦リブ11を有する。これら
縦リブ11の内端面11aは、互いに所定間隔を有して
対面しており、外端面11bとは平行に延びている。ま
た、この内端面11aから外端面11bに径方向(袋本
体1の幅方向)に延出した1対の側面11cは内端面1
1a並びに外端面11bよりは幅が広く形成されてい
る。各側面11cには、液導入体の長手方向に沿って互
いに所定間隔を有して突設され内端面11aと外端面1
1bとの間に延出した複数の突条、即ち横リブ12が形
成されている。この実施例では横リブ12は各側面11
cに対して5本、所定間隔を有して形成されている。ま
た、前記液導入体10は第1の縦リブ11と同様に長手
方向に沿ってほぼ平行にフランジ部より延出し第1の縦
リブ11間に位置する薄片よりなる1対の第2の縦リブ
13を有する。この第2の縦リブ13は、全長は縦リブ
11と同じに設定されているが幅、即ち径方向の長さ
(袋本体1の厚さ方向)はかなり短く形成されている。
この実施例では、第2の縦リブ13の幅は第1の縦リブ
11の幅の約1/2となっているが、短ければこの寸法
に限定されるものではない。これら縦リブ13の内端面
13aは互いに所定間隔を有して離間している。かくし
て、前記第1並びに第2の縦リブ11,13の内端面1
1a,13a間で口金本体に連通する主流路が形成され
ている。この縦リブ13の外端面13bは縦リブ13と
平行に延出し、かつこれらの間に形成された側面13c
は平坦となっている。かくして、前記第1並びに第2の
縦リブ11,13の側面間で主流路と袋本体内を連通す
る副流路が形成されている。上記縦リブ11並びに縦リ
ブ13は、本体3と合成樹脂の一体成型により形成され
ている。尚、図1中、符号20は、前記本体3に取外し
可能に、例えばねじ結合などにより取着され、本体3の
開口を閉塞するキャップを示す。
【0013】上記構成の口金付袋においては、中にグリ
ースのような粘度の高い液体を密封して、流通機構に供
せられる。そして、中の液体を使用する時には、キャッ
プ20を外し、本体3に、真空ポンプに接続された吸引
管を取着し、吸引する。この吸引によって、袋本体1内
の液体は、副流路並びに主流路を通って本体3中に導か
れる。尚、この操作中、袋本体1の合成樹脂シートは、
本体3付近で互いに密着する方向に、吸引されるが、柔
軟性を有する縦リブ11と縦リブ13とにより、密着は
阻止される。即ち、吸引動作中に、第1の縦リブ11が
吸引力と液体とにより常時振動することにより、これら
全面に渡って合成樹脂シートが密着されるのが阻止され
る。さらに、副流路を形成する第1の縦リブ11と第2
の縦リブ13との間は、長手方向全長に渡って開口して
おり、かつ横リブ12により、これらの間に流路が確保
されるので、液体の吸引は円滑におこなわれる。このよ
うに液体を効率良く吸引できるのにも係わらず、袋本体
の厚み方向に延びた縦リブ13は幅が狭く形成されてい
るので、口金全体が小型に形成され得る。従って、口金
中の残液も少量となる。
【0014】前記実施例では横リブ12は、縦リブ11
の延出方向と直交する方向に延出しているが、所定の角
度で傾斜していても良く、また必ずしも縦リブの全幅に
渡って延出していなくても良い。尚、前記実施例では第
1の縦リブ11と第2の縦リブ13とは、フランジ部4
のところでのみ連結しており、副流路を形成するこれら
の内端面間は長手方向全体に渡って分離している。しか
し本考案においては、第3図に示すように、第1並びに
第にの縦リブは一部で接続されていても良い。この実施
例では、3つのリング状の接続部14が上中下の3箇所
に設けられている。これら接続部14の外周面と縦リブ
11,13の内周面とが接続されている。これらの接続
は合成樹脂の一体成型による技術でも良いし。また、別
体で夫々形成し、接着剤等で接続しても良い。このよう
に、接続部14を設けることにより、縦リブ11,13
の強度を増すことができるので、必要に応じてこれら縦
リブを薄く形成することができる。また、取扱いも容易
となる。
【0015】
【考案の効果】袋本体内の液体を吸引して外部に取出す
ときに第1並びに第2の縦リブ並びに横リブにより、こ
れらの近くで袋本体の両面相互並びに袋本体と液導入体
との吸着が防止され、常時流路が確保される。したがっ
て、液体は、ほぼ最後のものまで吸引でき、袋本体中に
残るようなことがない。そして、全体を小型にしても、
液体の高い吸引効率を得ることができる。また、小型に
形成することにより残液も少なくなる。そして、大きな
幅の第1の縦リブは袋本体の幅方向に沿って、また小さ
い幅の第2の縦リブは袋本体の厚さ方向に沿って夫々位
置されているので、液体が収容されていないときには袋
本体が厚くならない効果も有る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例に係わる口金付袋の側面図
である。
【図2】図1に示す口金付袋に使用されている液導入体
を示し、(A)は正面図、(B)は側面図、(C)は
(A)のC−C線に沿う断面図そして(D)は(A)の
D−D線に沿う断面図である。
【図3】口金付袋に使用されている液導入体の変形例を
示し、(A)は正面図、(B)は側面図、(C)は
(A)のC−C線に沿う断面図そして(D)は(A)の
D−D線に沿う断面図である
【符号の説明】
1…袋本体、2…口金、11…第1の縦リブ、12…横
リブ、13…第2の縦リブ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 柔軟性を有する偏平な袋本体と、この袋
    本体の開口部に融着された合成樹脂製の口金本体と、こ
    の口金本体と一体成型により形成され、袋本体内に突出
    した所定長の液導入体とを具備し、この液導入体は、長
    手方向に沿ってほぼ平行に延出し、互いに所定間隔を有
    して対面した内端面と、外端面と、この内端面から外端
    面に径方向に延出した1対の側面とを有する1対の第1
    の縦リブと、これら縦リブと所定間隔を有するようにし
    て前記液導入体の長手方向に沿ってほぼ平行に延出し、
    互いに所定間隔を有して対面した内端面と、外端面と、
    この内端面から外端面に径方向に延出し、前記第1の縦
    リブよりも径方向の距離が短い1対の側面とを有する1
    対の第2の縦リブと、前記第1の縦リブの側面に前記液
    導入体の長手方向に沿って互いに所定間隔を有して突設
    され、内端面と外端面との間に延出した複数の横リブと
    を有し、前記第1の縦リブの側面の延出方向は袋本体の
    幅方向に一致し、前記第2の縦リブの側面の延出方向は
    袋本体の厚さ方向に一致し、前記第1並びに第2の縦リ
    ブの内端面間で口金本体に連通する主流路が形成され、
    そして前記第1並びに第2の縦リブの側面間で主流路と
    袋本体内を連通する副流路が形成されていることを特徴
    とする口金付袋。
JP7614491U 1991-09-24 1991-09-24 口金付袋 Expired - Lifetime JPH0718595Y2 (ja)

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JPH0526845U JPH0526845U (ja) 1993-04-06
JPH0718595Y2 true JPH0718595Y2 (ja) 1995-05-01

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6241122B1 (en) 1997-12-26 2001-06-05 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Plug and amorphous container using the plug

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JPH0526845U (ja) 1993-04-06

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