JPH07185959A - 自動組立方法及び自動組立装置 - Google Patents

自動組立方法及び自動組立装置

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JPH07185959A
JPH07185959A JP5337324A JP33732493A JPH07185959A JP H07185959 A JPH07185959 A JP H07185959A JP 5337324 A JP5337324 A JP 5337324A JP 33732493 A JP33732493 A JP 33732493A JP H07185959 A JPH07185959 A JP H07185959A
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chuck mechanism
stopper
robot
gripping force
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Shoichiro Hara
正一郎 原
Keiichi Fukuda
圭一 福田
Tsunenori Mori
常徳 森
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 嵌合関係にある二つの部品を確実に自動組み
立てする。 【構成】 チャック機構5により第2の部品2を把持し
て嵌合方向に移動させ第1の部品1に嵌合させる少なく
とも直前までに、第2の部品2の端面をチャック機構5
のストッパ10に当接させておく構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、嵌合関係にある二つ
の部品を自動的に組立る自動組立方法及び自動組立装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7乃至図13は従来の自動組立方法及
び自動組立装置を示す図であり、図7は組立対象部品を
示す斜視図、図8は組立対象部品及びその位置決め又は
供給機構を示す断面図、図9は自動組立装置の基本構成
を示す正面図、図10は図9に示す自動組立装置の部分
拡大図、図11は自動組立装置のチャック機構を駆動す
る空圧回路を示す空圧回路図、図12は自動組立装置の
動作又は自動組立方法を示す正面図、図13は自動組立
装置の動作又は自動組立方法を示す側面図である。
【0003】図7において、1は軸部1aを備えた第1
の部品、2は前記軸部1aが嵌合する穴部2aを備えた
第2の部品である。図8において、3は第1の部品1を
位置決め保持するための位置決め機構、4は第2の部品
2を装置に位置決めて供給するための部品供給機構(例
えばターンテーブルにより部品供給部から位置決め部に
移動するもの)である。
【0004】図9において、5は第2の部品2を把持す
るためのチャック機構、6は一般にスカラ型ロボットと
呼ばれXYZθ(水平移動,上下移動,手首水平回転)
の4自由度を有するロボット、7はこのロボット6の手
首先端(即ち作業具取付け部)6aと前記チャック機構
5を連結する連結機構である。
【0005】図10において、8はチャック機構5を構
成する2本の帯板状の指、9はこれら指8を圧縮空気に
より開閉動作させるチャック機構5の開閉機構、10は
指8の内面に形成された段状のストッパ、11は連結機
構7の一部で一般にRCC(REMOTE CENTER COMPLIANC
E)と呼ばれその柔軟性により芯ずれを吸収する芯ずれ
吸収機構、12は連結機構7の一部で挿入力検出機構で
ある。
【0006】挿入力検出機構12は、ロボット6の手首
先端6aに取付けられた板16と、芯ずれ吸収機構11
に取付けられた板17と、板16に対して板17がロボ
ット6のZ軸方向(上下方向)にのみ摺動動作できるよ
うにするガイド13と、板16と板17との間に設けら
れた圧縮コイルバネ14と、この圧縮コイルバネ14の
たわみ量が所定の値を越えたときに検出部材15aの接
近を検出して出力信号がオンとなる近接スイッチ15と
から構成されている。ここで、ガイド13,圧縮コイル
バネ14,板16及び板17は、チャック機構5を部品
挿入方向の反対方向にフロートさせるフロート機構を構
成している。
【0007】開閉機構9は、空圧シリンダよりなり一般
にエアーチャックと呼ばれるもので、図11に示すよう
な空圧回路(図9においては図示省略)により動作す
る。すなわち開閉機構9は、電磁弁18と減圧弁19を
介して圧縮空気供給源20に接続されており、電磁弁1
8の切替えによりいずれか一方の作動室に圧縮空気が送
り込まれ、他方の作動室が開放されるようになってい
る。ここで減圧弁19は、開閉機構9に供給する圧縮空
気の圧力を一定値に保持するもので、その設定圧力は、
第2の部品2を損傷することなく最大限強く把持できる
圧力(例えば5Kgf/cm2 )に設定されている。
【0008】なお、ロボット6及び電磁弁18は、図示
省略したコントローラによって例えばティーチング−プ
レイバック方式により自動制御され、後述するような手
順で、第2の部品2の穴部2aに第1の部品1の軸部1
aを嵌合させる組立作業が行なわれる。なお、近接スイ
ッチ15の出力がオンとなったときには、ロボット6を
緊急停止させるように前記コントローラの動作プログラ
ム等が設定されている。
【0009】次に動作について説明する。まず、ロボッ
ト6が動作して手首先端6aが移動し、チャック機構5
が部品供給機構4によって供給された第2の部品2に対
して位置決めされる。この時、電磁弁18は指8が開く
位置となっており、またチャック機構5は、指8が第2
の部品2の両側に位置し、指8に形成されたストッパ1
0が第2の部品2の上端よりも若干上方に位置する水平
位置及び高さに位置決めされる。なお、このように第2
の部品2の上端と前記ストッパ10との間に隙間を設け
るのは、第2の部品2の高さのばらつきと、ロボット6
の位置決め誤差を吸収する余裕を設ける必要があるから
である。
【0010】次いで、電磁弁18が切替わって開閉機構
9を作動させ、指8を閉じて第2の部品2を把持する。
そして図12に示すように、ロボット6が作動して手首
先端6aを移動させ、第2の部品2を、位置決め機構3
によって位置決めされた第1の部品1の上方に位置決め
た後、この第1の部品1に嵌合させるべく下降させる。
【0011】すると、この第2の部品2を下降させる過
程において、通常第2の部品2は第1の部品1に対して
若干芯ずれしていることから、まず、第2の部品2の穴
部2a下端が第1の部品1の軸部1a上端の面取り部に
接触する。このため、図13に示すように、第2の部品
2に対して記号Fで示す力が作用し、第2の部品2が指
8に対して滑らない限り、これによって芯ずれが受動的
に修正される。すなわち、芯ずれ吸収機構11のたわみ
によりこの芯ずれが吸収され、嵌合が円滑に実現され
る。
【0012】この際、もし力Fにより第2の部品2が指
8に対して滑った場合には、図14に示すように、第2
の部品2がストッパ10との間の隙間分だけ第1の部品
1に対して傾斜していわゆるこじり状態となり、芯ずれ
吸収機構11の柔軟性があっても円滑な嵌合ができない
か、最悪の場合嵌合不能となる。そして、嵌合不能とな
った場合には、ロボット6の手首先端6aの下降に対し
てチャック機構5が追従しないので、圧縮コイルバネ1
4が縮んで板16,17が互に近接する向きに移動して
ロボットに過負荷が加わるのが防止され、最終的には近
接スイッチ15がオンしてロボット6が緊急停止する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】従来の自動組立方法及
び自動組立装置は以上のように構成されているので、第
2の部品2を第1の部品1に嵌合させる過程で、第2の
部品2が指8に対して滑らない摩擦力が確保されている
ことが不可欠で、そのために開閉機構9による把持力
(すなわち、開閉機構9に送り込む圧縮空気の圧力)は
十分大きくしなければならない。しかし、実際は、第2
の部品2の変形や傷付きが問題となって、開閉機構9に
よる把持力を十分大きくできない場合が多く、第2の部
品2を第1の部品1に嵌合させる過程で、上述のように
第2の部品2が指8に対して傾動するように滑ることに
よって、第1の部品1に対してこじり状態となり、嵌合
不能となるケースが発生するなどの問題点があった。
【0014】また、従来の自動組立装置は、第2の部品
2の高さにいくつかの種類がある場合、供給された第2
の部品2が正しい種類のものであるかをチャックできる
機能がなかった。
【0015】請求項1,請求項2及び請求項4の発明は
上記のような問題点を解消するためになされたもので、
嵌合関係にある二つの部品を確実に自動組立できる自動
組立方法又は自動組立装置を得ることを目的としてい
る。
【0016】請求項3及び請求項6の発明は上記のよう
な問題点を解消するためになされたもので、嵌合関係に
ある二つの部品を確実に自動組立できるとともに、供給
された部品の高さが正しいものかどうかチェックできる
自動組立方法又は自動組立装置を得ることを目的として
いる。
【0017】請求項5の発明は上記のような問題を解消
するためになされたもので、嵌合関係にある二つの部品
を確実に自動組立できるとともに、センサを共用して部
品点数の低減に貢献できる自動組立装置を得ることを目
的としている。
【0018】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る自
動組立方法は、チャック機構により第2の部品を把持し
て嵌合方向に移動させ第1の部品に嵌合させる少なくと
も直前までに、第2の部品の端面をチャック機構のスト
ッパに当接させておくものである。
【0019】請求項2の発明に係る自動組立方法は、チ
ャック機構の把持力を第2の部品との間で容易に摺動が
生じる第1の把持力に設定した状態で、位置決めされた
第2の部品を把持し、第2の部品の端面がストッパに当
接するようチャック機構を嵌合方向に移動させた後、チ
ャック機構の把持力を第2の部品を損傷させない範囲で
第1の把持力よりも大きな第2の把持力に切り換えて、
把持した第2の部品を位置決められた第1の部品に対し
て移動させ嵌合させるものである。
【0020】請求項3の発明に係る自動組立方法は、コ
ントローラにより、位置決められた第2の部品の端面が
チャック機構のストッパに当接したことが検出された時
点でのロボットの位置データを予め記憶された適正位置
データと比較することで、第2の部品の高さが適正なも
のか否か判断するものである。
【0021】請求項4の発明に係る自動組立装置は、コ
ントローラによりチャック機構及びこれを移動させるロ
ボット、並びにチャック機構の把持力切換え機構を自動
制御し、第2の部品が容易に摺動する第1の把持力に設
定した状態で位置決めされた第2の部品を把持し、第2
の部品の端面がストッパに当接したことが押当て検出機
構により検出されるまでチャック機構を嵌合方向に移動
させた後、第2の部品を損傷させない範囲で第1の把持
力よりも大きな第2の把持力に切り換えて、把持した第
2の部品を位置決められた第1の部品に対して移動させ
嵌合させるものである。
【0022】請求項5の発明に係る自動組立装置は、ロ
ボットとチャック機構との間に、チャック機構に嵌合方
向と反対方向の過大な外力が加わったことを過負荷防止
のために検出する挿入力検出機構が設けられ、この挿入
力検出機構が押当て検出機構として機能するものであ
る。
【0023】請求項6の発明に係る自動組立装置は、位
置決められた第2の部品の端面がチャック機構のストッ
パに当接したことが検出された時点でのロボットの位置
データを予め記憶された適正位置データと比較すること
で、第2の部品の高さが適正なものか否か判断する検査
機能をコントローラが備えたものである。
【0024】
【作用】請求項1の発明における自動組立方法は、チャ
ック機構により第2の部品を把持して嵌合方向に移動さ
せ第1の部品に嵌合させる際に、第2の部品の端面がチ
ャック機構のストッパに当接しているから、このストッ
パが嵌合時の反力を確実に受け止めて、少なくとも第2
の部品が嵌合不能となる程にチャック機構に対して摺動
するのを阻止する。
【0025】請求項2の発明における自動組立方法は、
チャック機構の把持力を第2の部品との間で容易に摺動
が生じる第1の把持力に設定した状態で、第2の部品の
端面がストッパに当接するようチャック機構を第2の部
品に対して移動させる。このため、第2の部品の端面を
ストッパに当接させた状態で把持する作業が円滑に行な
われ、しかも第2の部品が損傷することも確実に防止さ
れる。また、このように把持した後には、チャック機構
の把持力を第2の部品を損傷させない範囲で第1の把持
力よりも大きな第2の把持力に切り換えて嵌合作業を行
なうので、この点でも第2の部品の損傷が防止され、さ
らに嵌合時に第2の部品が滑り難くなる。
【0026】請求項3の発明における自動組立方法は、
コントローラが、位置決められた第2の部品の端面がチ
ャック機構のストッパに当接したことが検出された時点
でのロボットの位置データに基づき、第2の部品の高さ
が適正なものか否か判断する。
【0027】請求項4の発明におけるストッパは、チャ
ック機構が第2の部品を把持して嵌合方向に移動させ第
1の部品に嵌合させる際に、第2の部品の端面に当接し
ているから、嵌合時の反力を確実に受け止めて、少なく
とも第2の部品が嵌合不能となる程にチャック機構に対
して摺動するのを阻止する。また、この発明における把
持力切換え機構は、コントローラにより制御され、第2
の部品の端面がストッパに当接するようチャック機構を
第2の部品に対して移動させる際、チャック機構の把持
力を第2の部品との間で容易に摺動が生じる第1の把持
力に設定する。このため、第2の部品の端面をストッパ
に当接させた状態で把持する作業が円滑に行なわれ、し
かも第2の部品が損傷することも確実に防止される。ま
た把持力切換え機構は、このように把持が行なわれた後
には、チャック機構の把持力を第2の部品を損傷させな
い範囲で第1の把持力よりも大きな第2の把持力に切り
換えるので、この点でも第2の部品の損傷が防止され、
さらに嵌合時に第2の部品が滑り難くなる。
【0028】請求項5の発明における挿入力検出機構
は、チャック機構に嵌合方向と反対方向の過大な外力が
加わったことを過負荷防止のために検出するとともに、
第2の部品の端面がストッパに当接したことを検出する
押当て検出機構としても機能する。
【0029】請求項6の発明におけるコントローラは、
位置決められた第2の部品の端面がチャック機構のスト
ッパに当接したことが検出された時点でのロボットの位
置データを予め記憶された適正位置データと比較するこ
とで、第2の部品の高さが適正なものか否か判断する。
【0030】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図1は請求項4及び請求項5の発明の一実施例に
よる自動組立装置の開閉機構を駆動する空圧回路を示す
空圧回路図、図2乃至図6は同装置の動作及び請求項1
及び請求項2の発明の一実施例による自動組立方法を示
す正面図又は側断面図である。なお、本実施例の自動組
立装置は、開閉機構を駆動する空圧回路の構成及びコン
トローラの機能のみが前述した従来の装置と異なり、従
来の装置と同一類似部材については同一符合を付して説
明を省略する。
【0031】図1において、21,22は電磁弁18の
上流側に並列に接続された電磁弁、23はこれら電磁弁
21,22のポートを部分的に塞ぐため2個づつ取付け
られたプラグ、24は電磁弁21と圧縮空気供給源20
との間に接続された減圧弁、25は電磁弁22と圧縮空
気供給源20との間に接続された減圧弁である。なお、
これら電磁弁21,22,プラグ23及び減圧弁24,
25は、開閉機構9の把持力(すなわち、この場合開閉
機構9に供給する空気の圧力)を切り換える把持力切換
え機構26を構成している。
【0032】ここで、電磁弁21,22は、それぞれ非
励磁状態において一次側と二次側とを連通させ、励磁さ
れると一次側と二次側とをプラグ23が接続されたポー
トにそれそれ接続して閉塞するものであり、装置のコン
トローラにより励磁状態を制御されて動作する。
【0033】減圧弁24は、その二次側圧力P1 が、開
閉機構9が作動して指8により第2の部品2を挟んだ状
態にできる最低の圧力以上で、指8と第2の部品2との
間に生じる摩擦力が挿入力検出機構12の圧縮コイルバ
ネ14を縮ませることができる最低の圧力よりも小さく
設定されている。また減圧弁25は、その二次側圧力P
2 が、指8と第2の部品2との間に生じる摩擦力が芯ず
れ吸収機構11をたわませることができる最低の圧力以
上で、指8により第2の部品2を損傷することなく最大
限強く把持できる圧力以下に設定されている。
【0034】なお圧力P1 は、具体的には、この圧力P
1 によりチャック機構5に生じる把持力F1 が、例え
ば、1Kgfとなるように設定される。また圧力P2
は、この圧力P2 によりチャック機構5に生じる把持力
2 が、例えば5Kgfとなるように設定される。
【0035】なお本実施例においては、挿入力検出機構
12が押当て検出機構としても機能している。また、装
置を制御するコントローラは、ティーチング等により予
め所定の動作プログラムが設定される等により、後述す
るようにロボット6又は各電磁弁18,21,22を自
動制御する機能を有する。
【0036】次に、動作について説明する。部品供給機
構4によって第2の部品2が供給されて図示していない
組立現場の中央制御装置等から組立指令を受けると、コ
ントローラは、以下のようにロボット6又は各電磁弁1
8,21,22を自動制御する。すなわち、まずロボッ
ト6を作動させて手首先端6aを移動させ、図2に示す
ように、チャック機構5を部品供給機構4によって位置
決めされた第2の部品2に対して位置決める。この時コ
ントローラは、電磁弁18の状態を指8が開く位置と
し、またチャック機構5を、指8が第2の部品2の両側
に位置し、指8に形成されたストッパ10が第2の部品
2の上端よりも若干上方に位置する水平位置及び高さに
位置決めする。
【0037】次いで、電磁弁21を非励磁とするととも
に電磁弁22を励磁して、電磁弁18を介して開閉機構
9に供給する空気圧を減圧弁24の二次側圧力P1 とし
た後、図3に示すように、電磁弁18を切り換えて開閉
機構9を作動させ、指8を閉じて第2の部品2を把持す
る(第1工程)。次に、開閉機構9に供給する空気圧を
圧力P1 に維持したまま、近接スイッチ15の出力がオ
ンとなるまでロボット6を作動させて手首先端6aを下
降させる(第2工程)。
【0038】すると、この際の指8の把持力は、前記二
次側圧力P1 の設定により、指8と第2の部品2との間
に生じる摩擦力が圧縮コイルバネ14を縮ませることが
できない小さな力F1 となっているから、圧縮コイルバ
ネ14の縮小(即ち、板16,17の相対移動)を伴う
ことなく第2の部品2と指8との間に摺動が生じて、指
2内面のストッパ10は第2の部品2の上端に近付くよ
うに移動し始める。そして、前記ストッパ10と第2の
部品2の上端とが当接すると、指8は第2の部品2に対
して移動できなくなって停止し、その時点からはロボッ
ト6の手首先端6aの下降に伴って、圧縮コイルバネ1
4が縮小して板16,17が近接する向きに相対移動し
始める。
【0039】この際コントローラは、板16,17の相
対移動が進行し近接スイッチ15の出力がオンとなるま
で前記手首先端6aの下降動作を続行し、図4に示すよ
うに検出板15aが近接スイッチ15により検出され
て、その出力がオンとなった時点で前記手首先端6aの
下降動作を停止させる。
【0040】そして、次に電磁弁22を非励磁とすると
ともに電磁弁21を励磁して、開閉機構9に供給する空
気圧を減圧弁25の二次側圧力P2 とし、チャック機構
5の把持力をF2 に切り換えて、第2の部品2を損傷さ
せない範囲で強固に把持する(第3工程)。その後、ロ
ボット6を作動させて手首先端6aを移動させ、図5に
示すように、第2の部品2を、位置決め機構3によって
位置決めされた第1の部品1の上方に位置決めた後、こ
の第1の部品1に嵌合させるべく下降させる(第4工
程)。
【0041】すると、第2の部品2が第1の部品1に対
して芯ずれしていなければ、そのまま第1の部品1の軸
部1aが第2の部品2の穴2a内に挿入され嵌合組立が
なされる。また、この第2の部品2を下降させる過程に
おいて、第2の部品2が第1の部品1に対して若干芯ず
れしていた場合には、第2の部品2の穴部2a下端が第
1の部品1の軸部1a上端の面取り部に接触する。する
と、図6に示すように、第2の部品2に対して記号Fで
示す反力が作用し、これによって芯ずれが受動的に修正
される。
【0042】すなわち、この際の指8の把持力は、前記
二次側圧力P2 の設定により、指8と第2の部品2との
間に生じる摩擦力が芯ずれ吸収機構11をたわませるこ
とができる力F2 となっているので、確実に芯ずれ吸収
機構11がたわんでこの芯ずれが吸収される。しかも、
第2の部品2を損傷させないために前記二次側圧力P2
の値が把持力F2 だけで指8と第2の部品2との間の摺
動を阻止できる値よりも小さく設定されていたとして
も、ストッパ10が第2の部品2の上端面に当接してい
るために、従来生じる可能性のあった図14に示すよう
な第2の部品2の指8に対する傾動が生じることはあり
得ない。このため、若干の芯ずれがあった場合でも嵌合
が確実かつ円滑に実現される。
【0043】なおこの際、位置決め機構3の不良等によ
り、例えば第1の部品1の軸部1a上端の面取り部の幅
を越える芯ずれがあったときには嵌合不能となるが、こ
のような場合には、ロボット6の手首先端6aの下降に
対してチャック機構5が追従しないので、圧縮コイルバ
ネ14が縮んで板16,17が互に近接する向きに移動
し、近接スイッチ15がオンした時点で、コントローラ
がロボット6を緊急停止させ、過大な負荷が加わるのを
防止する。このように、本実施例では、近接スイッチ1
5の出力信号を、過負荷が加わることを表わす信号とし
て把握する場合と、前述した第2工程におけるようにス
トッパ10と第2の部品2が当接したことを表わす信号
として把握する場合とがあるが、例えば前記第2工程の
処理を実行中のときには、後者の信号として取扱うよう
にコントローラの動作プログラム等を設定しておけば、
混乱が生じることはない。
【0044】このように、上記実施例の自動組立装置又
は自動組立方法であると、第2の部品2を損傷させるこ
となく把持して確実かつ円滑に第1の部品1に嵌合させ
ることができる効果がある。また、近接スイッチ15の
出力が上記の如く2通りに取扱われ、挿入力検出機構1
2が本発明の押当て検出機構としても機能しているた
め、それぞれにことなる検出手段を設ける場合に比し、
部品点数が削減できる効果がある。
【0045】なお、本発明は上記実施例に限られず、各
種の態様があり得る。例えば指8に近接スイッチ15と
は別の近接スイッチを取付け、この近接スイッチによ
り、第2の部品2の上端がストッパ10に押し当てられ
たことを検出する押当て検出機構を構成するようにして
もよい。
【0046】また、チャック機構5の把持力は上記のよ
うに必ずしも切り換える必要はなく、第2の部品2をス
トッパ10に当接させて把持するために、適度に摺動さ
せることができ、第2の部品2を部品供給機構4から持
上げたときに第2の部品2が少なくとも落下しない把持
力であれば、少なくとも従来に比し嵌合作業の確実性を
向上させることができる。というのは、嵌合時に図6に
示す如く第2の部品2の端面がストッパ10に当接して
いれば、第2の部品2が図14に示すように傾動するよ
うに滑る現象は起き難いからである。
【0047】また、チャック機構5の把持力を切り換え
る場合でも、必ずしも、上記実施例のように圧縮コイル
バネ14や芯ずれ吸収機構11との関係を考慮して、把
持力を設定する必要もない。というのは、前記第2工程
においては、近接スイッチ15がオンするまでに第2の
部品2の端面がストッパ10に当接していればよく、こ
の条件が満たされる限り、その途中で圧縮コイルバネ1
4が若干撓んでも問題ないのである。また、前記第4工
程において、図6に示すような状態となった場合に、反
力Fにより芯ずれ吸収機構11が撓むまえに第2の部品
2が滑ったとしても、第2の部品2はストッパ10に沿
って横滑りする可能性が高く、これにより芯ずれが解消
されてやはり嵌合が可能となる可能性が高いからであ
る。
【0048】また、上記実施例のような芯ずれ吸収機構
11は、必ずしも設ける必要はなく、例えばロボット6
のアームに弾力的な柔軟性を持たせて芯ずれを吸収して
もよいし、位置決め機構3に横方向の弾力的な柔軟性を
持たせて芯ずれを吸収してもよい。
【0049】実施例2.次に、請求項3及び請求項6の
発明の一実施例を説明する。この実施例の自動組立装置
又は自動組立方法を実施するための装置は、コントロー
ラを除き実施例1と同様であるため、必要に応じ実施例
1において使用した図及び符合を引用して説明する。
【0050】この実施例におけるコントローラは実施例
1における機能に加えて、以下のような構成,機能を有
する。すなわち、図3及び図4に示すように第2の部品
2を把持して指8を下降させる際(第2工程)におい
て、近接スイッチ15がオンしたときのロボット6の位
置データであって、高さ寸法が基準値となっている第2
の部品2についての位置データ(以下、基準位置データ
という)を、高さ寸法の異なる第2の部品2の種類毎に
記憶する記憶部を有する。そして、前記第2工程を実行
したときには、近接スイッチ15がオンしたときのロボ
ット6の位置データを把握するとともに、予め現場の中
央制御装置等から与えられた第2の部品2の種類を表わ
す信号に基づいて前記記憶部の該当する基準位置データ
を読み出し、この基準位置データと前記位置データとを
比較し、その差が所定の許容値を越えていたときに、供
給された第2の部品2の高さ寸法が適正でないことを表
わす信号を現場の中央制御装置等に出力する機能を有す
る。
【0051】本実施例であると、第2の部品2の高さ寸
法に種類がある場合に、この種類毎に前記基準位置を登
録しておき、組立指令をコントローラに入力する際に同
時にこの種類を表わす信号を入力するようにすること
で、第2の部品2の高さ寸法が適正なものか否かを種類
毎に検査することができる。
【0052】すなわち、第2の部品2を把持して指8を
下降させる際に、近接スイッチ15がオンしたときのロ
ボット6の手首先端6aの高さ位置は、指8内面のスト
ッパ10が第2の部品2の上端に当接した後圧縮コイル
バネ14を一定量縮める分だけ下降した位置であるか
ら、部品供給機構4による第2の部品2の位置決め高さ
が一定である限り、第2の部品2の高さ寸法により決る
値である。このため、第2の部品2の高さ寸法が許容範
囲を越えて適正値と異なっているときには、前記コント
ローラの比較判断における差が許容値を越えて不適正を
表わす信号が出力されるのである。
【0053】なお本実施例は、第2の部品2の種類が複
数種ある場合に、この種類を区別してその高さ寸法が適
正か否かを判断するものであるが、本発明はこれに限ら
れず、第2の部品2が一種類の場合に、その高さ寸法が
適正であるか否かを判断するもの(前記基準位置データ
が一種類のもの)も含む。
【0054】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明によれば
チャック機構により第2の部品を把持して嵌合方向に移
動させ第1の部品に嵌合させる少なくとも直前までに、
第2の部品の端面をチャック機構のストッパに当接させ
ておく構成としたので、ストッパが嵌合時の反力を確実
に受け止めて、少なくとも第2の部品が嵌合不能となる
程にチャック機構に対して摺動するのを阻止する。この
ため、摩擦力だけでは第2の部品の摺動を阻止できない
程把持力が弱くても、いわゆるかじり状態が生じ難くな
り、第2の部品を損傷させることなく確実かつ円滑に自
動組立できるなどの効果がある。
【0055】請求項2の発明によればチャック機構の把
持力を第2の部品との間で容易に摺動が生じる第1の把
持力に設定した状態で、位置決めされた第2の部品を把
持し、第2の部品の端面がストッパに当接するようチャ
ック機構を嵌合方向に移動させた後、チャック機構の把
持力を第2の部品を損傷させない範囲で第1の把持力よ
りも大きな第2の把持力に切り換えて、把持した第2の
部品を位置決められた第1の部品に対して移動させ嵌合
させる構成としたので、第2の部品の端面をストッパに
当接させた状態で把持する作業が円滑に行なわれ、さら
に第2の部品が損傷することが確実に防止されるととも
に、第1の把持力よりも大きな第2の把持力に切り換え
て嵌合作業を行なうので、さらに嵌合時に第2の部品が
滑り難くなって嵌合作業の確実性が格段に向上するなど
の効果がある。
【0056】請求項3の発明によればコントローラによ
り、位置決められた第2の部品の端面がチャック機構の
ストッパに当接したことが検出された時点でのロボット
の位置データを予め記憶された適正位置データと比較す
ることで、第2の部品の高さが適正なものか否か判断す
る構成としたので、高さ寸法が不適正な第2の部品が組
立られる不良を未然に防止できるなどの効果がある。
【0057】請求項4の発明によればコントローラによ
りチャック機構及びこれを移動させるロボット、並びに
チャック機構の把持力切換え機構を自動制御し、第2の
部品が容易に摺動する第1の把持力に設定した状態で位
置決めされた第2の部品を把持し、第2の部品の端面が
ストッパに当接したことが押当て検出機構により検出さ
れるまでチャック機構を嵌合方向に移動させた後、第2
の部品を損傷させない範囲で第1の把持力よりも大きな
第2の把持力に切り換えて、把持した第2の部品を位置
決められた第1の部品に対して移動させ嵌合させる構成
としたので、嵌合時には第2の部品を強固に把持すると
ともに、ストッパにより嵌合時の反力を確実に受け止め
て、第2の部品がチャック機構に対して摺動するのを信
頼性高く阻止し、自動組立作業の円滑性及び信頼性を格
段に向上できる。しかも、第2の部品の端面をストッパ
に当接させて把持する際には把持力が弱められ、第2の
部品が損傷することが確実に防止されるなどの効果があ
る。などの効果がある。
【0058】請求項5の発明によればロボットとチャッ
ク機構との間に、チャック機構に嵌合方向と反対方向の
過大な外力が加わったことを過負荷防止のために検出す
る挿入力検出機構が設けられ、この挿入力検出機構が押
当て検出機構として機能する構成としたので、部品点数
の削減が図られ装置のコスト低減に貢献できるなどの効
果がある。
【0059】請求項6の発明によれば位置決められた第
2の部品の端面がチャック機構のストッパに当接したこ
とが検出された時点でのロボットの位置データを予め記
憶された適正位置データと比較することで、第2の部品
の高さが適正なものか否か判断する検査機能をコントロ
ーラに設けた構成としたので、高さ寸法が不適正な第2
の部品が組立られる不良を未然に防止できるなどの効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項4及び請求項5の発明の一実施例による
自動組立装置の開閉機構を駆動する空圧回路を示す空圧
回路図である。
【図2】請求項4及び請求項5の発明の一実施例による
自動組立装置の動作並びに請求項1及び請求項2の発明
の一実施例による自動組立方法を示す正面図である。
【図3】請求項4及び請求項5の発明の一実施例による
自動組立装置の動作並びに請求項1及び請求項2の発明
の一実施例による自動組立方法(第1工程)を示す正面
図である。
【図4】請求項4及び請求項5の発明の一実施例による
自動組立装置の動作並びに請求項1及び請求項2の発明
の一実施例による自動組立方法(第2工程)を示す正面
図である。
【図5】請求項4及び請求項5の発明の一実施例による
自動組立装置の動作並びに請求項1及び請求項2の発明
の一実施例による自動組立方法(第4工程)を示す正面
図である。
【図6】請求項4及び請求項5の発明の一実施例による
自動組立装置の作用並びに請求項1及び請求項2の発明
の一実施例による自動組立方法の作用を示す側断面図で
ある。
【図7】組立対象部品を示す斜視図である。
【図8】組立対象部品及びその位置決め又は供給機構を
示す断面図である。
【図9】自動組立装置の基本構成を示す正面図である。
【図10】図9の部分拡大図である。
【図11】従来の自動組立装置のチャック機構を駆動す
る空圧回路を示す空圧回路図である。
【図12】従来の自動組立装置の動作又は自動組立方法
を示す正面図である。
【図13】従来の自動組立装置の動作又は自動組立方法
を示す側断面図である。
【図14】従来の自動組立装置の動作又は自動組立方法
を示す側断面図である。
【符号の説明】
1 第1の部品 2 第2の部品 3 位置決め機構 4 部品供給機構 5 チャック機構 6 ロボット 10 ストッパ 12 挿入力検出機構(押当て検出機構) 26 把持力切換え機構

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の部品に嵌合させて組み付けようと
    する第2の部品を、この第2の部品の端面に当接するこ
    とでこの第2の部品が嵌合方向と反対方向に摺動するの
    を阻止するストッパが設けられたチャック機構により、
    嵌合方向に直交する横方向から把持し、このチャック機
    構をロボットにより前記第1の部品に対して移動させて
    前記第2の部品を前記第1の部品に嵌合させる自動組立
    方法において、前記チャック機構により前記第2の部品
    を把持して嵌合方向に移動させ前記第1の部品に嵌合さ
    せる少なくとも直前までに、前記第2の部品の端面を前
    記ストッパに当接させた状態としておくことを特徴とす
    る自動組立方法。
  2. 【請求項2】 第1の部品に嵌合させて組み付けようと
    する第2の部品を、この第2の部品の端面に当接するこ
    とでこの第2の部品が嵌合方向と反対方向に摺動するの
    を阻止するストッパが設けられたチャック機構により嵌
    合方向に直交する横方向から把持し、このチャック機構
    をロボットにより前記第1の部品に対して移動させて前
    記第2の部品を前記第1の部品に嵌合させる自動組立方
    法であって、前記チャック機構の把持力を前記チャック
    機構と第2の部品との間で容易に摺動が生じる第1の把
    持力に設定し、前記ストッパと前記第2の部品の端面と
    の間に隙間を有した状態で、前記チャック機構により、
    位置決めされた第2の部品を把持する第1工程と、前記
    ロボットを作動させて前記第2の部品の端面が前記スト
    ッパに当接したことが検出されるまで前記チャック機構
    を嵌合方向に移動させる第2工程と、前記チャック機構
    の把持力を前記第2の部品を損傷させない範囲で前記第
    1の把持力よりも大きな第2の把持力に切り換える第3
    工程と、前記ロボットを作動させて前記チャック機構に
    より把持した第2の部品を位置決められた第1の部品に
    対して移動させ嵌合させて組み付ける第4工程とよりな
    ることを特徴とする自動組立方法。
  3. 【請求項3】 前記第2工程において前記第2の部品の
    端面が前記ストッパに当接したことが検出された時点で
    のロボットの適正位置データを予めロボットのコントロ
    ーラに記憶させておき、前記第2工程を実行したときに
    は、前記コントローラにより、当該第2工程において第
    2の部品の端面が前記ストッパに当接した時点でのロボ
    ットの位置データを読取り、この位置データを前記適正
    位置データと比較することで、組み付けようとする第2
    の部品の高さが適正なものか否か判断して、その判断結
    果を出力することを特徴とする請求項2記載の自動組立
    方法。
  4. 【請求項4】 第1の部品を位置決める位置決め機構
    と、第1の部品に嵌合させて組立ようとする第2の部品
    を位置決める部品供給機構と、前記第2の部品を嵌合方
    向と直交する横方向から把持するチャック機構と、該チ
    ャック機構に設けられて前記第2の部品の端面に当接す
    ることで、把持した第2の部品が嵌合方向と反対方向に
    摺動するのを阻止するストッパと、前記チャック機構を
    移動させ位置決めするロボットと、前記チャック機構の
    把持力を、前記チャック機構と第2の部品との間で容易
    に摺動が生じる第1の把持力と、前記第2の部品を損傷
    させない範囲で前記第1の把持力よりも大きな第2の把
    持力の、少なくとも2種類以上に切り換える把持力切換
    え機構と、前記第2の部品の端面が前記ストッパに当接
    したことを検出する押当て検出機構と、前記把持力切換
    え機構を作動させ前記チャック機構の把持力を前記第1
    の把持力に設定し、前記ストッパと前記第2の部品の端
    面との間に隙間を有した状態で、前記チャック機構によ
    り前記部品供給機構によって位置決めされた第2の部品
    を把持する第1工程、前記ロボットを作動させて前記押
    当て検出機構により第2の部品の端面が前記ストッパに
    当接したことが検出されるまで前記チャック機構を嵌合
    方向に移動させる第2工程、前記把持力切換え機構を作
    動させ前記チャック機構の把持力を前記第2の把持力に
    切り換える第3工程、及び、前記ロボットを作動させて
    前記チャック機構により把持した第2の部品を前記位置
    決め機構により位置決められた第1の部品に対して移動
    させ嵌合させて組み付ける第4工程を順次実行するコン
    トローラとを備えた自動組立装置。
  5. 【請求項5】 前記ロボットとチャック機構との間に
    は、前記チャック機構に前記嵌合方向と反対方向の過大
    な外力が加わったことを過負荷防止のために検出する挿
    入力検出機構が設けられ、少なくとも前記第2工程にお
    いてはこの挿入力検出機構の検出信号を前記押当て検出
    機構の検出信号として前記コントローラが取り扱い、前
    記挿入力検出機構が前記押当て検出機構として機能する
    構成であることを特徴とする請求項4記載の自動組立装
    置。
  6. 【請求項6】 前記第2工程において前記押し当て検出
    機構により第2の部品の端面が前記ストッパに当接した
    ことが検出された時点でのロボットの適正位置データを
    予め記憶させておく記憶部を前記コントローラが有し、
    前記第2工程を実行したときには、当該第2工程におい
    て前記押し当て検出機構により第2の部品の端面が前記
    ストッパに当接したことが検出された時点でのロボット
    の位置データを読取り、この位置データを前記記憶部に
    記憶された適正位置データと比較することで、組み付け
    ようとする第2の部品の高さが適正なものか否か判断し
    て、その判断結果を出力する検査機能を前記コントロー
    ラが備えたことを特徴とする請求項4乃至請求項5のう
    ちいずれか1項記載の自動組立装置。
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