JPH07185851A - レーザ溶接方法及びレーザ溶接装置 - Google Patents

レーザ溶接方法及びレーザ溶接装置

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JPH07185851A
JPH07185851A JP5332814A JP33281493A JPH07185851A JP H07185851 A JPH07185851 A JP H07185851A JP 5332814 A JP5332814 A JP 5332814A JP 33281493 A JP33281493 A JP 33281493A JP H07185851 A JPH07185851 A JP H07185851A
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welding
laser pulse
laser
pulse
interval
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JP5332814A
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Tsuguo Yoshioka
世生 吉岡
Takashi Kono
隆 河野
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 レーザパルスエネルギの無駄を省き、レーザ
発振源を本来の寿命まで長寿命化することが可能なレー
ザ溶接装置を提供する。 【構成】 所望インターバルで溶接用レーザパルスを発
生する溶接用レーザパルス発生装置3と、溶接用レーザ
パルスを調整して被溶接体9の溶接点Pに供給するレー
ザパルス調整装置5とからなるレーザ溶接装置におい
て、レーザパルス調整装置5内のレーザパルス通路4内
にレーザパルス透過率調整機構10、11を設け、レー
ザパルス透過率調整機構10、11を溶接用レーザパル
ス発生装置3に同期させ、溶接用レーザパルスの中で、
他の溶接用レーザパルスとその供給インターバルを異に
する溶接用レーザパルスが供給される時点に限り、レー
ザパルス透過率調整機構10、11を動作させ、そのと
き供給される溶接用レーザパルスの透過率を調整し、全
ての溶接用レーザパルスのエネルギを略等しくする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レーザ溶接方法及びレ
ーザ溶接装置に係わり、特に、複数の溶接用レーザパル
スを異なる供給インターバルで被溶接体に照射させる場
合に用いられるレーザ溶接方法及びレーザ溶接装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、複数の被溶接体に対して順次溶接
用レーザパルスを照射させ、所要箇所のレーザ溶接を行
う場合、例えば、被溶接体として、図7に図示されるよ
うな薄肉パイプ状のスリーブ51の外側にキャップ52
を嵌合させて組付けを行ったスリーブ組付体53が選ば
れ、このスリーブ組付体53の外周の複数箇所、例え
ば、3つの溶接点P1 乃至P3 (P3 は図示なし)に対
して順次溶接用レーザパルスを照射させてレーザ溶接を
行い、続いて、同様の多数のスリーブ組付体53に対し
て同じようなレーザ溶接を連続して行う場合には、以下
に示すようなレーザ溶接装置が用いられていた。
【0003】図5は、かかる既知のレーザ溶接装置の構
成の一例を示すブロック構成図である。
【0004】図5において、31は高電圧発生装置、3
2はケーブル、33は溶接用レーザパルス発生装置、3
4はレーザパルスの通路、35はレーザパルス調整装
置、36は第1のレンズ、37は第2のレンズ、38は
第3のレンズ(収束レンズ)、39は被溶接体、40は
高速シャッタ、40Aは高速シャッタ40の制御部、4
1は制御回路である。
【0005】そして、高電圧発生装置31は、ケーブル
32を介して溶接用レーザパルス発生装置33に接続さ
れ、溶接用レーザパルス発生装置33に動作用の高電圧
を供給する。溶接用レーザパルス発生装置33の出力と
被溶接体39間には、レーザパルス調整装置35が配置
され、このレーザパルス調整装置35のレーザパルスの
通路34上には、第1のレンズ36、第2のレンズ3
7、第3のレンズ38が順次配置されている。レーザパ
ルス調整装置35は、高速シャッタ40の制御部40A
を介して選択的にレーザパルスの通路34内に移動可能
な高速シャッタ40を備えている。この高速シャッタ4
0の制御部40Aは、制御回路41を介して溶接用レー
ザパルス発生装置33に接続されている。
【0006】続く、図6は、前記既知のレーザ溶接装置
における各部の動作タイミングを示す動作説明図であっ
て、(a)は溶接用レーザパルス発生装置が発生する溶
接用レーザパルスの発生タイミング、(b)は高速シャ
ッタの動作タイミング、(c)は被溶接体に供給される
溶接用レーザパルスの供給タイミングである。
【0007】図6(a)、(c)において、縦軸は溶接
用レーザパルスエネルギの大きさ、横軸は時間をそれぞ
れ示し、図6(b)においては、縦軸は高速シャッタの
位置、横軸は時間をそれぞれ示している。また、乃至
、’乃至’、”乃至”は、それぞれ第1番目
乃至第3番目の被溶接体39(例えば、スリーブ組付体
53)に対する溶接用レーザパルスの供給タイミングを
示している。
【0008】ここにおいて、図6(a)乃至(c)を併
用して前記既知のレーザ溶接装置の動作について説明す
るが、このレーザ溶接装置で溶接を行う各被溶接体39
は、図7に示されるように、3つの溶接点P1 乃至P3
を有しているものとする。
【0009】まず、溶接用レーザパルス発生装置33
は、図6(a)に示されるように、第1番目の被溶接体
39に対し、同じ供給インターバルBをもって4つの溶
接用レーザパルス乃至を発生する。この場合、前記
3つの溶接点P1 乃至P3 に対し、溶接用レーザパルス
発生装置33が4つの溶接用レーザパルス乃至を発
生している理由は、複数の溶接用レーザパルス乃至
を連続的に発生させると、前記複数の溶接用レーザパル
ス乃至の中で、1つ目の溶接用レーザパルスとそ
の直前の溶接用レーザパルスとの間の供給インターバル
A’は、通常、1つ目及び2つ目の溶接用レーザパルス
、との間、2つ目及び3つ目の溶接用レーザパルス
、との間、3つ目と4つ目の溶接用レーザパルス
、の各供給インターバルBよりもかなり長く(例え
ば、インターバルA’はインターバルBの10倍程度)
なるので、1つ目の溶接用レーザパルスのエネルギ
(パルス振幅)は、それに続く2つ目、3つ目、4つ目
の各溶接用レーザパルス、、等のエネルギ(パル
ス振幅)に比べて大きくなり、これら溶接用レーザパル
ス乃至の全てを被溶接体39の溶接に用いたとする
と、溶接裕度が狭小になり、1つ目の溶接用レーザパル
スによる溶接点P1 だけが過溶接になったり、2つ目
以降のそれぞれの溶接用レーザパルス乃至等による
溶接点P2 乃至P3が弱溶接になったりすることによっ
て、溶接状態が不安定になるのを防ぐためである。そし
て、4つの溶接用レーザパルス乃至の中で、特に、
2つ目以降の溶接用レーザパルス乃至に比べてエネ
ルギ(パルス振幅)が大きな1つ目の溶接用レーザパル
スをダミーレーザパルスに選び、このダミーレーザパ
ルスを以下に述べるように高速シャッタ40に投射さ
せ、吸収消散させている。
【0010】また、溶接用レーザパルス発生装置33
は、1つ目の溶接用レーザパルスの発生タイミングに
同期して制御装置41にタイミング信号を送出し、制御
装置41は、このタイミング信号に応答して制御信号を
高速シャッタ40の制御部40Aに送出する。高速シャ
ッタ40の制御部40Aは、この制御信号に応答し、図
5に図示の位置に上昇していた高速シャッタ40を即座
に下降させ、高速シャッタ40をレーザパルスの通路3
4内に位置させる。このため、溶接用レーザパルス発生
装置33から発生され、レーザパルス調整装置35内に
入力された1つ目の溶接用レーザパルスは、レーザパ
ルスの通路34に沿って第1のレンズ37から第2のレ
ンズ38方向に進む際、既にレーザパルスの通路34内
に位置している高速シャッタ40に直接投射されるよう
になり、そこで吸収消散されるようになる。そして、1
つ目の溶接用レーザパルスが高速シャッタ40で吸収
消散されると、前記制御信号の供給が停止するので、下
降していた高速シャッタ40は直ちに上昇し、図5に図
示の位置まで上昇する。この場合に、図6(b)に示さ
れるように、高速シャッタ40の下降のタイミングは1
つ目の溶接用レーザパルスの立上りのタイミングより
やや早く、高速シャッタ40の上昇のタイミングは1つ
目の溶接用レーザパルスの立下がりのタイミングより
やや遅くなっていて、高速シャッタ40が下降している
インターバルCは、1つ目の溶接用レーザパルスのパ
ルス幅よりもやや幅広になっている。
【0011】次に、溶接用レーザパルス発生装置33
は、2つ目の溶接用レーザパルスを発生してレーザパ
ルス調整装置35に入力させるが、このとき、レーザパ
ルス調整装置35内のレーザパルスの通路34には、も
はや高速シャッタ40が位置していないので、2つ目の
溶接用レーザパルスは、第1のレンズ36、第2のレ
ンズ37及び第3のレンズ38をそれぞれ介して被溶接
体39の最初の溶接点P1 に供給され、その溶接点P1
のレーザ溶接が行われる。
【0012】次いで、溶接用レーザパルス発生装置33
は、3つ目の溶接用レーザパルスを発生して同様にレ
ーザパルス調整装置35に入力させるが、このときも、
レーザパルス調整装置35内のレーザパルスの通路34
に高速シャッタ40が位置していないので、3つ目の溶
接用レーザパルスは、同じく第1乃至第3の各レンズ
36乃至38をそれぞれ介して被溶接体39の次の溶接
点P2 に供給され、その溶接点P2 のレーザ溶接が行わ
れる。
【0013】続いて、溶接用レーザパルス発生装置33
は、4つ目の溶接用レーザパルスを発生するが、この
ときの動作は、前述の2つ目及び3つ目の溶接用レーザ
パルス、が発生された場合の動作と全く同様であっ
て、4つ目の溶接用レーザパルスは、被溶接体39の
3つ目の溶接点P3 に供給され、その溶接点P3 のレー
ザ溶接が行われる。
【0014】そして、2つ目、3つ目、4つ目の各溶接
用レーザパルス、、の発生により、第1番目の被
溶接体39の3つの溶接点P1 乃至P3 についての溶接
が終了する。なお、第1番目の被溶接体39の3つの溶
接点P1 乃至P3 に、それぞれ2つ目、3つ目、4つ目
の各溶接用レーザパルス、、が供給される様子
は、図6(c)に図示のとおりであって、各溶接用レー
ザパルス、、は、等しい供給インターバルBにな
っている。
【0015】前記第1番目の被溶接体39の3つの溶接
点P1 乃至P3 に対する溶接が終ると、図6(c)に図
示のインターバルAを経て、第2番目の被溶接体39の
同じく3つの溶接点P1 乃至P3 についての溶接に移
り、さらに、この第2番目の被溶接体39の同じく3つ
の溶接点P1 乃至P3 に対する溶接が終わると、それぞ
れインターバルAを経て、第3番目、第4番目の被溶接
体39の順に各々3つの溶接点P1 乃至P3 についての
溶接に移るが、第2番目以降の各の被溶接体39におけ
る3つの溶接点P1 乃至P3 についての溶接手順は、い
ずれも、第1番目の被溶接体39の3つの溶接点P1
至P3 についての溶接手順と全く同じであるので、第2
番目以降の各被溶接体39の3つの溶接点P1 乃至P3
についての溶接手順の説明は、省略する。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】前記既知のレーザパル
ス溶接装置を用いてなるレーザ溶接方法は、各被溶接体
39について、それぞれ1つ目の溶接用レーザパルス
をダミーレーザパルスとし、そのダミーレーザパルスを
高速シャッタ40に投射させ、そこでエネルギの吸収消
散を行っているので、1つ目の溶接用レーザパルス
は、レーザ溶接に何等有効に利用されておらず、その
分、エネルギが無駄にされているという問題がある。
【0017】また、前記既知のレーザパルス溶接装置を
用いてなるレーザ溶接方法は、被溶接体39の各溶接点
1 乃至P3 の総数よりも多い溶接用レーザパルス乃
至を発生させているため、溶接用レーザパルス発生装
置33内にあるYAGロッド等のレーザ発振源の利用回
数が必要以上に増大し、その分、レーザ発振源の本来の
寿命に比べて実際の寿命が短くなってしまうという問題
がある。
【0018】本発明は、前記各問題点を除去するもので
あって、その目的は、レーザパルスエネルギの無駄を省
き、かつ、レーザ発振源を本来の寿命まで長寿命化する
ことが可能なレーザ溶接方法及びレーザ溶接装置を提供
することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、第1のインターバルで供給される1つの
溶接用レーザパルスと、それに続く第1のインターバル
よりも短い第2のインターバルで供給される複数の溶接
用レーザパルスを被溶接体に順次照射し、被溶接体のレ
ーザ溶接を行うレーザ溶接方法において、第1のインタ
ーバルの1つの溶接用レーザパルスの供給時に限り、レ
ーザパルスの通路内で連続的にレーザパルスの透過率の
調整を行うことにより、第1のインターバルの1つの溶
接用レーザパルスのエネルギと第2のインターバルの複
数の溶接用レーザパルスのエネルギとを略等しくし、被
溶接体に順次照射させる第1の手段を備える。
【0020】また、前記目的を達成するために、本発明
は、所望のインターバルで溶接用レーザパルスを発生す
る溶接用レーザパルス発生装置と、溶接用レーザパルス
発生装置で得られた溶接用レーザパルスを調整して被溶
接体の溶接点に供給するレーザパルス調整装置とからな
るレーザ溶接装置において、レーザパルス調整装置内の
レーザパルスの通路内にレーザパルス透過率調整機構を
配置し、このレーザパルス透過率調整機構を溶接用レー
ザパルス発生装置に同期させ、溶接用レーザパルスの中
で、他の溶接用レーザパルスとその供給インターバルを
異にする溶接用レーザパルスが供給される時点に限り、
レーザパルス透過率調整機構を動作させ、そのとき供給
される溶接用レーザパルスの透過率を調整して、全ての
溶接用レーザパルスのエネルギを略等しくする第2の手
段を備える。
【0021】
【作用】前記第1の手段によるレーザ溶接方法によれ
ば、第1のインターバルで供給される1つの溶接用レー
ザパルスと、それに続く第1のインターバルよりも短い
第2のインターバルで供給される複数の溶接用レーザパ
ルスを被溶接体に順次照射して被溶接体のレーザ溶接を
行う場合に、第1のインターバルの1つの溶接用レーザ
パルスの供給時に限って、レーザパルスの通路内で連続
的にレーザパルスの透過率の調整を行い、第1のインタ
ーバルの1つの溶接用レーザパルスのエネルギと、第2
のインターバルの複数の溶接用レーザパルスのエネルギ
とが略等しくなるようにしているので、被溶接体に供給
される時点において、各溶接用レーザパルスのエネルギ
(パルス振幅)や溶接用レーザパルスの径及びエネルギ
密度が等しくなり、全ての溶接用レーザパルスを無駄な
く溶接に利用することが可能になる。
【0022】このため、溶接用レーザパルスが全て有効
なものになって、エネルギの削減が図れるとともに、レ
ーザ発振源の寿命を本来の寿命まで延ばすことができ
る。
【0023】前記第2の手段によるレーザ溶接装置によ
れば、所望のインターバルで溶接用レーザパルスを発生
する溶接用レーザパルス発生装置と、溶接用レーザパル
ス発生装置で得られた溶接用レーザパルスを調整して被
溶接体の溶接点に供給するレーザパルス調整装置とを備
え、かつ、レーザパルス調整装置内のレーザパルスの通
路内にレーザパルス透過率調整機構を配置し、このレー
ザパルス透過率調整機構を溶接用レーザパルス発生装置
に同期させ、溶接用レーザパルスの中で、他の溶接用レ
ーザパルスとその供給インターバルを異にする溶接用レ
ーザパルスが供給される時点に限って、レーザパルス透
過率調整機構を動作させ、そのとき供給される溶接用レ
ーザパルスの透過率を調整して、全ての溶接用レーザパ
ルスのエネルギが略等しくなるようにしているので、被
溶接体に対して、それぞれ等しいエネルギ(パルス振
幅)や溶接用レーザパルスの径及びエネルギ密度を有す
る溶接用レーザパルスを供給することが可能になり、全
ての溶接用レーザパルスを溶接に利用できるレーザ溶接
装置が得られる。
【0024】このため、溶接用レーザパルス発生装置か
ら得られる溶接用レーザパルスが無駄にならないので、
エネルギの削減が図れるとともに、溶接用レーザパルス
発生装置内にあるレーザ発振源の寿命を本来の寿命まで
延ばすことができる。
【0025】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて詳細に
説明する。
【0026】図1は、本発明に係わるレーザ溶接装置の
一実施例の構成を示すブロック構成図である。
【0027】図1において、1は高電圧発生装置、2は
ケーブル、3は溶接用レーザパルス発生装置、4はレー
ザパルスの通路、5はレーザパルス調整装置、6は第1
のレンズ、7は第2のレンズ、8は第3のレンズ(収束
レンズ)、9は被溶接体、10は偏光レンズ、11は回
転制御部、12は制御回路である。
【0028】そして、高電圧発生装置1は、ケーブル2
を介して溶接用レーザパルス発生装置3に接続され、溶
接用レーザパルス発生装置3に動作用の高電圧を供給す
る。溶接用レーザパルス発生装置3の出力と被溶接体9
間には、レーザパルス調整装置5が配置され、このレー
ザパルス調整装置5のレーザパルスの通路4上には、第
1のレンズ6、第2のレンズ7、第3のレンズ8が順次
配置されている点までは、前記既知のレーザ溶接装置の
構成と同じである。
【0029】ところで、本実施例においては、レーザパ
ルス調整装置5が、レーザパルスの通路4上に常時位置
している偏光レンズ10と、その偏光レンズ10を回転
させる偏光レンズ10回転制御部11とからなるレーザ
パルス透過率調整機構を有しており、偏光レンズ10回
転制御部11は、制御回路12を介して溶接用レーザパ
ルス発生装置3に接続されているものである。
【0030】続く、図2は、本実施例のレーザ溶接装置
における溶接用レーザパルスの供給タイミングを示す動
作説明図であって、実線は被溶接体9に供給されるエネ
ルギ調整後の溶接用レーザパルス、点線はレーザパルス
調整装置5に入力されたエネルギ調整前の溶接用レーザ
パルスをそれぞれ示している。
【0031】図2において、縦軸は溶接用レーザパルス
エネルギの大きさ、横軸は時間をそれぞれ示すものであ
る。また、図2において、乃至は、第1番目の被溶
接体9(例えば、スリーブ組付体等)についての溶接用
レーザパルスの供給タイミング、丸数字にダッシュを付
した’乃至’は、第2番目の被溶接体9(例えば、
スリーブ組付体等)についての溶接用レーザパルスの供
給タイミング、丸数字に2重ダッシュを付した”乃至
”は、第3番目の被溶接体9(例えば、スリーブ組付
体等)についての溶接用レーザパルスの供給タイミング
を示している。
【0032】前記構成による本実施例によるレーザ溶接
装置の動作を図2を併用して説明する。ただし、本実施
例においても、各被溶接体9は、図7に図示のように、
それぞれ3つの溶接点P1 乃至P3 を有しているものと
する。
【0033】始めに、溶接用レーザパルス発生装置3
は、第1番目の被溶接体9に対し、同じ供給インターバ
ルBをもって、図2の点線で示されるような3つの溶接
用レーザパルス乃至を発生する。この場合において
も、既に述べたように、1つ目の溶接用レーザパルス
のエネルギ(パルス振幅)は、2つ目及び3つ目の溶接
用レーザパルス、のエネルギ(パルス振幅)に比べ
て大きくなっている。また、同時に、溶接用レーザパル
ス発生装置3は、1つ目の溶接用レーザパルスの発生
タイミングに同期して制御装置12にタイミング信号を
送出し、制御装置12は、このタイミング信号に応答し
て制御信号を偏光レンズ10の回転制御部11に送出す
る。このとき、偏光レンズ10の回転制御部11は、こ
の制御信号に応答して、偏光レンズ10を基準位置から
所定位置まで即座に回転させ、レーザパルスの通路4を
進行するレーザパルスの透過率が、それまでの最大透過
率からそれより低い所定の透過率まで低下するように調
整する。この場合に得られる偏光レンズ10の所定の透
過率は、1つ目の溶接用レーザパルスのエネルギ(パ
ルス振幅)、即ち、図2に図示されているような供給イ
ンターバルA(直前に発生された溶接用レーザパルスと
この1つ目の溶接用レーザパルスとの発生間隔)に依
存するもので、前記供給インターバルAが長い程、偏光
レンズ10が回転される度合いが大きくなり、偏光レン
ズ10の所定の透過率は低下するようになっている。こ
のため、溶接用レーザパルス発生装置3から発生され、
レーザパルス調整装置35内に入力された1つ目の溶接
用レーザパルスは、レーザパルスの通路4に沿って第
1、第2のレンズ6、7を通った後で、レーザパルスの
通路4内に配置されている偏光レンズ10に入射される
と、その偏光レンズ10に設定されている所定の透過率
によって一部のエネルギの透過が妨げられ、偏光レンズ
10への入射前に比べてややエネルギ(パルス振幅)が
減少した図2の実線に示されるような溶接用レーザパル
スに調整変換される。この調整変換された溶接用レー
ザパルスは、第3のレンズ8を通して収束された後、
第1番目の被溶接体9の最初の溶接点P1 に照射され、
その溶接点P1 のレーザ溶接が行われる。そして、この
1つ目の溶接用レーザパルスが偏光レンズ10の所定
の透過率によって調整変換されると、前記制御信号の供
給が停止するので、所定位置まで回転していた偏光レン
ズ10は、直ちに逆回転して基準位置まで戻され、レー
ザパルスの通路4を進行するレーザパルスの透過率は、
再び最大の透過率になるように設定される。
【0034】次に、溶接用レーザパルス発生装置3は、
2つ目の溶接用レーザパルスを発生してレーザパルス
調整装置5に入力させるが、このときに、レーザパルス
調整装置5内のレーザパルスの通路4上に位置している
偏光レンズ10の透過率は、既に最大の透過率になるよ
うに設定されているので、この2つ目の溶接用レーザパ
ルスは、第1、第2のレンズ6、7を通した後で、偏
光レンズ10に入射されても、偏光レンズ10において
殆んどエネルギ(パルス振幅)が減衰されることなく通
過する。そして、偏光レンズ10を通過した2つ目の溶
接用レーザパルスは、第3のレンズ8において収束さ
れた後、被溶接体9の次の溶接点P2 に照射され、その
溶接点P2 のレーザ溶接が行われる。
【0035】続いて、溶接用レーザパルス発生装置3
は、3つ目の溶接用レーザパルスを発生して同様にレ
ーザパルス調整装置5に入力させるが、このときも、レ
ーザパルス調整装置5内のレーザパルスの通路4上に位
置している偏光レンズ10の透過率は、最大の透過率に
なるように設定されているので、3つ目の溶接用レーザ
パルスは、同じく第1、第2のレンズ6、7を通して
偏光レンズ10に入射されても、偏光レンズ10におい
て殆んどエネルギ(パルス振幅)が減衰されることなく
通過する。そして、偏光レンズ10を通過した3つ目の
溶接用レーザパルスは、第3のレンズ8で収束された
後、被溶接体9の3つ目の溶接点P3 に照射され、その
溶接点P3 のレーザ溶接が行われ、ここまでで、第1番
目の被溶接体9の3つの溶接点P1 乃至P3 についての
溶接工程が終了する。
【0036】このようにして、第1番目の被溶接体9の
3つの溶接点P1 乃至P3 についての溶接が終ると、イ
ンターバルAを経て、第2番目の被溶接体9の3つの溶
接点P1 乃至P3 についての溶接に移り、さらに、この
第2番目の被溶接体9の3つの溶接点P1 乃至P3 につ
いての溶接が終わると、それぞれインターバルAを経
て、第3番目、第4番目の被溶接体9の順に各々3つの
溶接点P1 乃至P3 についての溶接に移行する。この場
合、第2番目以降の各被溶接体9の3つの溶接点P1
至P3 についての溶接の動作手順は、いずれも、前述の
第1番目の被溶接体9の3つの溶接点P1 乃至P3 につ
いての溶接の動作手順と全く同じであるので、第2番目
以降の各被溶接体9の3つの溶接点P1 乃至P3 につい
ての溶接の動作手順の説明は、省略する。
【0037】次いで、図3は、図1に図示の実施例に用
いられるレーザパルス透過率調整機構(偏向レンズ10
及び回転制御部11)の具体的構成の一例を示す斜視図
である。
【0038】図3において、13はブラケット、14は
サーボモータ、15はサーボモータ14の出力軸、16
は駆動ギア、17は従動ギア、18は円筒状ボディであ
り、その他、図1に示された構成要素と同じ構成要素に
は同じ符号を付けている。
【0039】そして、ブラケット22には、サーボモー
タ14が取付けられ、サーボモータ14の出力軸15に
は、駆動ギア16が嵌合固定されている。ブラケット2
2は、レーザパルスの通路4に当たる部分に穴(図示な
し)が設けられ、この穴に円筒状ボディ18が取付けら
れる。円筒状ボディ18は、内部に偏光レンズ10が配
置保持され、外部に駆動ギア16に噛合った従動ギア1
7が嵌合固定される。この場合、サーボモータ14に
は、図1に図示された制御装置12から選択的に制御信
号が供給されるように構成されている。
【0040】前記構成によるレーザパルス透過率調整機
構(偏光レンズ10及び回転制御部11)は、次のよう
に動作する。
【0041】制御装置12からサーボモータ14に供給
される制御信号がないとき、もしくは、制御装置12か
らサーボモータ14に基準レベルの制御信号が供給され
ているとき、円筒状ボディ18内に配置保持されている
偏光レンズ10は、基準位置、即ち、入射される溶接用
レーザパルスに対して最大の透過率をもって通過させる
ような位置にある。一方、制御装置12からサーボモー
タ14に、所定レベルの制御信号が供給されるか、もし
くは、基準レベルから所定レベルだけ外れた制御信号が
供給されると、そのの所定レベルに応じた量だけサーボ
モータ14が回転する。そして、このサーボモータ14
の回転は、その出力軸15を回転させるとともに、出力
軸15に嵌合固定されている駆動ギア16を回転させ、
この駆動ギア16に噛み合っている従動ギア17を介し
て円筒状ボディ18を回転させる。このため、円筒状ボ
ディ18内に配置保持されている偏光レンズ10も回転
するようになり、それによって偏光レンズ10に入射さ
れる溶接用レーザパルスに対する透過率は、最大値から
それより低い所定値まで低下するので、このとき偏光レ
ンズ10を通過する溶接用レーザパルスは、そのエネル
ギ(パルス振幅)の一部が消耗され、偏光レンズ10か
らは、レーザパルスの径及びエネルギ密度を変化させず
に、エネルギ(パルス振幅)の調整された溶接用レーザ
パルスが出力される。
【0042】この場合、偏光レンズ10は、基準位置か
らの回転角度が大きくなるにしたがって、通過する溶接
用レーザパルスの透過率が順次比例して低下するような
構成にするか、もしくは、基準位置からの回転角度が大
きくなるにしたがって、通過する溶接用レーザパルスの
透過率が段階的に低下するような構成にする。
【0043】また、サーボモータ14に供給される制御
信号は、エネルギ(パルス振幅)を調整すべき溶接用レ
ーザパルスのエネルギ(パルス振幅)が、他の溶接用レ
ーザパルスのエネルギ(パルス振幅)に比べて大きけれ
ば大きい程、前記所定レベルが大きくなるように設定
し、前記所定レベルの大きさに対応させ、偏光レンズ1
0を基準位置から所定角度まで回転させるようにしてい
る。
【0044】かかるレーザパルス透過率調整機構(偏光
レンズ10及び回転制御部11)を有する本実施例のレ
ーザ溶接装置及びレーザ溶接方法によれば、いずれの被
溶接体9の各溶接点P1 乃至P3 に照射される溶接用レ
ーザパルス乃至、’乃至’、”乃至”のエ
ネルギ(パルス振幅)を同じ大きさにすることができ、
それによって各溶接点P1 乃至P3 が殆んど同じ状態に
溶接され、溶接状態を安定化させることができる。
【0045】また、本実施例のレーザ溶接装置及びレー
ザ溶接方法によれば、溶接用レーザパルス発生装置3が
発生する全てのレーザパルスを溶接に利用しているの
で、エネルギの無駄がなく、溶接用レーザパルス発生装
置3内にあるレーザ発振源の寿命を本来の寿命に等しく
なるまで延ばすことができる。
【0046】なお、前述の例においては、溶接用レーザ
パルスのエネルギ(パルス振幅)の調整を行う場合に、
レーザパルス透過率調整機構として、偏光レンズ10及
び回転制御部11を用いた例について説明したが、本発
明に用いられるレーザパルス透過率調整機構は、偏光レ
ンズ10及び回転制御部11を用いたものに限られるも
のではなく、他の手段、例えば、ハーフミラーとその回
動制御部を用いてもよい。
【0047】続く、図4は、本実施例において、時間経
過に伴って変化する各種の特性を示す特性図であって、
(a)は溶接用レーザパルスのエネルギ(パルス振幅)
の変化特性、(b)は偏光レンズ10の透過率の変化特
性、(c)は被溶接体9に照射される溶接用レーザパル
スのエネルギ(パルス振幅)の変化特性である。
【0048】図4(a)乃至(c)において、縦軸は、
それぞれ、レーザパルスのエネルギ、偏光レンズ10の
透過率、被溶接体9への照射エネルギであり、横軸は、
いずれも、経過時間である。
【0049】図4(a)に示されるように、溶接用レー
ザパルス発生装置3が発生する溶接用レーザパルスのエ
ネルギ(パルス振幅)は、時間の経過とともに順次増大
し、最終的には当初のエネルギ(パルス振幅)に比べて
約5乃至10%増大する特性を有しているのに対して、
図4(b)に示されるように、レーザパルス透過率調整
機構を構成する偏光レンズ10の透過率は、時間の経過
とともに順次低くなっているので、偏光レンズ10を通
過した溶接用レーザパルスのエネルギ(パルス振幅)
は、図4(c)に示すように、時間の経過とともに変化
しないほぼ一定のものになる。
【0050】そして、前述のように、偏光レンズ10の
出力側には、時間の経過にも係わらず、エネルギ(パル
ス振幅)やレーザパルスの径及びエネルギ密度が変化し
ない溶接用レーザパルスが得られ、これを被溶接体9に
照射させれば、常時、均一な溶接条件によって安定した
溶接を行えるものである。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によるレー
ザ溶接方法によれば、第1のインターバルAで供給され
る1つの溶接用レーザパルスと、それに続く第1のイ
ンターバルAよりも短い第2のインターバルBで供給さ
れる複数の溶接用レーザパルス、を被溶接体9に順
次照射して被溶接体9のレーザ溶接を行う場合に、第1
のインターバルAの1つの溶接用レーザパルスの供給
時に限って、レーザパルスの通路4内で連続的にレーザ
パルスの透過率の調整を行い、第1のインターバルAの
1つの溶接用レーザパルスのエネルギと、第2のイン
ターバルBの複数の溶接用レーザパルス、のエネル
ギ(パルス振幅)とを略等しくしているので、被溶接体
9への供給時点において、各溶接用レーザパルス乃至
のエネルギ(パルス振幅)や溶接用レーザパルスの径
及びエネルギ密度が等しくなり、全ての溶接用レーザパ
ルス乃至を無駄なく溶接に利用することが可能にな
る。
【0052】このため、全ての溶接用レーザパルス乃
至が溶接に有効なものになり、エネルギの削減(例え
ば、既知のものに比べて約3/4)が図れるとともに、
レーザ発振源の寿命を本来の寿命まで(例えば、既知の
ものに比べて約1.3倍)延ばすことができるという効
果がある。
【0053】また、本発明によるレーザ溶接装置によれ
ば、所望のインターバルで溶接用レーザパルスを発生す
る溶接用レーザパルス発生装置3と、溶接用レーザパル
ス発生装置3で得られた溶接用レーザパルスを調整して
被溶接体9の溶接点に供給するレーザパルス調整装置5
とを備え、かつ、レーザパルス調整装置5内のレーザパ
ルスの通路4内にレーザパルス透過率調整機構10、1
1を配置し、このレーザパルス透過率調整機構10、1
1を溶接用レーザパルス発生装置3に同期させ、溶接用
レーザパルスの中の他の溶接用レーザパルス、とそ
の供給インターバルを異にする溶接用レーザパルスが
供給される時点に限って、レーザパルス透過率調整機構
10、11を動作させ、そのとき供給される溶接用レー
ザパルスの透過率を調整して、全ての溶接用レーザパ
ルス乃至のエネルギ(パルス振幅)が略等しくなる
ようにしているので、被溶接体9に対して、それぞれ等
しいエネルギ(パルス振幅)や溶接用レーザパルスの径
及びエネルギ密度を有する溶接用レーザパルス乃至
を供給することが可能になり、全ての溶接用レーザパル
ス乃至を溶接に利用できるレーザ溶接装置が得られ
る。
【0054】このため、溶接用レーザパルス発生装置3
から得られる溶接用レーザパルス乃至が無駄になら
ないので、エネルギの削減(例えば、既知のものに比べ
て約3/4)が図れるとともに、溶接用レーザパルス発
生装置3内にあるレーザ発振源の寿命を本来の寿命まで
(例えば、既知のものに比べて約1.3倍)延ばすこと
ができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるレーザ溶接装置の一実施例の構成
を示すブロック構成図である。
【図2】図1に図示の実施例における溶接用レーザパル
スの供給タイミングを示す動作説明図である。
【図3】図1に図示の実施例に用いられるレーザパルス
透過率調整機構(偏向レンズ10及び回転制御部11)
の具体的構成の一例を示す斜視図である。
【図4】図1に図示の実施例において、時間経過に伴っ
て変化する各種の特性を示す特性図である。
【図5】既知のレーザ溶接装置の構成の一例を示すブロ
ック構成図である。
【図6】既知のレーザ溶接装置における各部の動作タイ
ミングを示す説明図である。
【図7】被溶接体の一例であるスリーブ組付体の構成を
示す斜視図である。
【符号の説明】
1 高電圧発生装置 2 ケーブル 3 溶接用レーザパルス発生装置 4 レーザパルスの通路 5 レーザパルス調整装置 6 第1のレンズ 7 第2のレンズ 8 第3のレンズ(収束レンズ) 9 被溶接体 10 偏光レンズ 11 回転制御部 12 制御回路 13 ブラケット 14 サーボモータ 15 サーボモータ14の出力軸 16 駆動ギア 17 従動ギア 18 円筒状ボディ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のインターバルで供給される1つの
    溶接用レーザパルスと、それに続く前記第1のインター
    バルよりも短い第2のインターバルで供給される複数の
    溶接用レーザパルスを被溶接体に順次照射し、前記被溶
    接体のレーザ溶接を行うレーザ溶接方法において、前記
    第1のインターバルの1つの溶接用レーザパルスの供給
    時に限り、レーザパルスの通路内で連続的にレーザパル
    スの透過率の調整を行うことにより、前記第1のインタ
    ーバルの1つの溶接用レーザパルスのエネルギと、前記
    第2のインターバルの複数の溶接用レーザパルスのエネ
    ルギとを略等しくし、前記被溶接体に順次照射させるこ
    とを特徴とするレーザ溶接方法。
  2. 【請求項2】 所望のインターバルで溶接用レーザパル
    スを発生する溶接用レーザパルス発生装置と、前記溶接
    用レーザパルス発生装置で得られた溶接用レーザパルス
    を調整して被溶接体の溶接点に供給するレーザパルス調
    整装置とからなるレーザ溶接装置において、前記レーザ
    パルス調整装置内のレーザパルスの通路内にレーザパル
    ス透過率調整機構を配置し、このレーザパルス透過率調
    整機構を前記溶接用レーザパルス発生装置に同期させ、
    前記溶接用レーザパルスの中で、他の溶接用レーザパル
    スとその供給インターバルを異にする溶接用レーザパル
    スが供給される時点に限り、前記レーザパルス透過率調
    整機構を動作させ、そのとき供給される溶接用レーザパ
    ルスの透過率を調整して、全ての溶接用レーザパルスの
    エネルギを略等しくすることを特徴とするレーザ溶接装
    置。
  3. 【請求項3】 前記レーザパルス透過率調整機構は、回
    転可能に保持された偏光レンズからなっていることを特
    徴とする請求項2に記載のレーザ溶接装置。
  4. 【請求項4】 前記レーザパルス透過率調整機構は、レ
    ンズ周縁部のレーザパルス透過率が異なるように形成さ
    れ、かつ、回転可能に保持されたレンズからなっている
    ことを特徴とする請求項2に記載のレーザ溶接装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7591057B2 (en) 2005-04-12 2009-09-22 General Electric Company Method of repairing spline and seal teeth of a mated component
US7687151B2 (en) 2005-04-12 2010-03-30 General Electric Company Overlay for repairing spline and seal teeth of a mated component
CN112518109A (zh) * 2020-12-17 2021-03-19 武汉大学 应用于异种金属复合热源焊接的高频激光脉冲方法

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CN112518109B (zh) * 2020-12-17 2022-02-08 武汉大学 应用于异种金属复合热源焊接的高频激光脉冲方法

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