JPH0718530Y2 - ラチェットスパナを利用した交換自在なボックススパナ - Google Patents
ラチェットスパナを利用した交換自在なボックススパナInfo
- Publication number
- JPH0718530Y2 JPH0718530Y2 JP1992055132U JP5513292U JPH0718530Y2 JP H0718530 Y2 JPH0718530 Y2 JP H0718530Y2 JP 1992055132 U JP1992055132 U JP 1992055132U JP 5513292 U JP5513292 U JP 5513292U JP H0718530 Y2 JPH0718530 Y2 JP H0718530Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- box
- spanner
- ratchet
- hole
- fitted
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Details Of Spanners, Wrenches, And Screw Drivers And Accessories (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】この考案は、市販のラチェットス
パナを利用したボックススパナに係わる、更に詳しくし
は、ラチェットスパナのラチェット車に嵌合可能なボッ
クスソケットが交換自在なボックススパナに関するもの
である。
パナを利用したボックススパナに係わる、更に詳しくし
は、ラチェットスパナのラチェット車に嵌合可能なボッ
クスソケットが交換自在なボックススパナに関するもの
である。
【０００２】
【従来の技術】従来のラチェットスパナは、図１に於い
て符号１で示すように、ハンドル１ａの先端に連なるラ
チェットヘッド部１ｂに円筒状のラチェット車２を回動
自在に設け、該ラチェット車のテーパ状をした内面部に
はボルトの頭部やナットの外形に合った多角形の係合孔
２ａを形成すると共に、該ヘッドの内部にはラチェット
車２に対してばねで常時圧接された掛脱自在のラチェッ
ト爪を摘み１ｃにより切り換え自在に設けたものや、ハ
ンドルの先端ヘッド部に直接ボックススパナを取り付け
たものや図３に示すように、ハンドル１１ａの先端にラ
チェット車とラチェット爪とから成るラチェットヘッド
部１１ｂを形成し、該ヘッド部にラチェット車と同心に
ボックスソケット嵌合用のソケット角軸１２を設けたボ
ックススパナ１１等が知られている。
て符号１で示すように、ハンドル１ａの先端に連なるラ
チェットヘッド部１ｂに円筒状のラチェット車２を回動
自在に設け、該ラチェット車のテーパ状をした内面部に
はボルトの頭部やナットの外形に合った多角形の係合孔
２ａを形成すると共に、該ヘッドの内部にはラチェット
車２に対してばねで常時圧接された掛脱自在のラチェッ
ト爪を摘み１ｃにより切り換え自在に設けたものや、ハ
ンドルの先端ヘッド部に直接ボックススパナを取り付け
たものや図３に示すように、ハンドル１１ａの先端にラ
チェット車とラチェット爪とから成るラチェットヘッド
部１１ｂを形成し、該ヘッド部にラチェット車と同心に
ボックスソケット嵌合用のソケット角軸１２を設けたボ
ックススパナ１１等が知られている。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】従来のラチェットスパ
ナ１は、ラチェット車２の多角形状をしたボルトやナッ
トとの係合孔２ａの大きさが片方は１９番で、他方は２
１番と言う具合になっていて、二つの大きさのナットに
しか対応できないので、通常使うもの以外にも、使用頻
度は低いが必要な複数本のスパナを持ち歩かねばなら
ず、重くて、不便であった。ボックススパナについても
同様で、また、ラチェット車の片面にしかソケット軸が
ないものについては、通常の使用頻度が高い二種類のナ
ットに対応するのにも、ボックスの交換を頻繁に行なわ
なければならず、不便であった。そこで、本考案は、使
用頻度の高い二種の多角形を有する一本のラチェットス
パナを、使用頻度の高い二種以外の大きさのナットやボ
ルトに対しても対応できるボックススパナとして使用可
能なラチェットスパナを提供しようとするものである。
ナ１は、ラチェット車２の多角形状をしたボルトやナッ
トとの係合孔２ａの大きさが片方は１９番で、他方は２
１番と言う具合になっていて、二つの大きさのナットに
しか対応できないので、通常使うもの以外にも、使用頻
度は低いが必要な複数本のスパナを持ち歩かねばなら
ず、重くて、不便であった。ボックススパナについても
同様で、また、ラチェット車の片面にしかソケット軸が
ないものについては、通常の使用頻度が高い二種類のナ
ットに対応するのにも、ボックスの交換を頻繁に行なわ
なければならず、不便であった。そこで、本考案は、使
用頻度の高い二種の多角形を有する一本のラチェットス
パナを、使用頻度の高い二種以外の大きさのナットやボ
ルトに対しても対応できるボックススパナとして使用可
能なラチェットスパナを提供しようとするものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】筒状をしたラチェット車
２の両端面に互いに大きさの異なる多角形のナット係合
孔２ａ，２ａを形成した一本のラチェットスパナ１によ
り多種類のボルトやナットを締めつけることができるよ
うにするために、一端にはラチェット車２の大径側係合
孔２ａに嵌合固定することが可能な大径の多角形柱状の
止め部３ａを、他端にはボックスソケット４の角穴４ｂ
に嵌合可能な小径の角軸３ｂを有するボックススパナ交
換用アダプタ３とボックスソケット４とから成る本考案
のボックススパナ５を用いて、一本のラチェットスパナ
により種々の大きさのボルトやナットを締結可能にす
る。
２の両端面に互いに大きさの異なる多角形のナット係合
孔２ａ，２ａを形成した一本のラチェットスパナ１によ
り多種類のボルトやナットを締めつけることができるよ
うにするために、一端にはラチェット車２の大径側係合
孔２ａに嵌合固定することが可能な大径の多角形柱状の
止め部３ａを、他端にはボックスソケット４の角穴４ｂ
に嵌合可能な小径の角軸３ｂを有するボックススパナ交
換用アダプタ３とボックスソケット４とから成る本考案
のボックススパナ５を用いて、一本のラチェットスパナ
により種々の大きさのボルトやナットを締結可能にす
る。
【０００５】
【実施例】本願の考案を、図面を参照しつつ、実施例に
基づいて説明する。図４に示すように、本考案に用いる
アダプタ３は、一端が円筒状のラチェット車２の内面に
設けられた多角形状のナット係合孔２ａの内面と噛み合
うような大径の多角形柱状３ａをなし、他端はボックス
ソケット４の角穴４ｂに嵌合可能な小形の角軸状３ｂと
なし、その中間部は縮径状の円柱体をなしており、該角
軸３ｂの一面には内部から外向きにバネにより押圧され
た球状の抜け止め３ｃが設けられている。上記係合孔２
ａ，２′ａやボックスソケットの係合孔４ａの内面は、
少々内向きにテーパが付けられていて、ナットやアダプ
タの係合面にスムーズに噛み合うことができる。
基づいて説明する。図４に示すように、本考案に用いる
アダプタ３は、一端が円筒状のラチェット車２の内面に
設けられた多角形状のナット係合孔２ａの内面と噛み合
うような大径の多角形柱状３ａをなし、他端はボックス
ソケット４の角穴４ｂに嵌合可能な小形の角軸状３ｂと
なし、その中間部は縮径状の円柱体をなしており、該角
軸３ｂの一面には内部から外向きにバネにより押圧され
た球状の抜け止め３ｃが設けられている。上記係合孔２
ａ，２′ａやボックスソケットの係合孔４ａの内面は、
少々内向きにテーパが付けられていて、ナットやアダプ
タの係合面にスムーズに噛み合うことができる。
【０００６】
【作用】まず、一端にラチェットスパナ１の大径側の嵌
合孔２ａに噛み合う多角形柱状の止め部３ａを形成し、
他端にはボックスソケットに係合するための角軸３ｂを
形成した交換用アダプタ３を用意する一方で、円柱状を
したボックス本体の一端にアダプタ３の角軸３ｂと係合
する角穴４ｂを形成すると共に他端にはボルトの頭部又
はナットの径に合致する多角形の穴４ａを形成したボッ
クスソケット４を、種々、多数取り揃えて置く。そうし
ておいて、図２に示すように前記アダプタの多角形柱状
止め部３ａをラチェット車２のナット係合孔２ａに嵌入
して、反対側に角軸部３ｂを突出させて固定する。次
に、締結すべきボルトの頭部またはナットの径に合った
ボックスソケット４を多数取り揃えて置いた中から選ん
で、該ボックスソケット４の角穴４ｂに前記アダプタ３
の角軸３ｂを強く押し込んで、嵌合させてからボックス
スパナとして使用する。この様にすれば、あとは通常の
ラチェットスパナと同じ様にハンドル１ａを揺動させれ
ば、ラチェット機構による一方向への送り作用により、
ボルトやナットの締め付け又は緩め作業を行うことがで
きて、甚だ便利である。この様に、本考案の交換用アダ
プタ３とボックスソケット４とから成るボックススパナ
５を用いるようにすれば、通常頻繁に使用するラチェッ
トスパナが一本だけあれば、あとは必要なボックスソケ
ットが数個あれば事足りるので、持ち歩く道具が少なく
て、軽量で済むので、高所での作業がし易くなる。そし
て、アダプタ３とボックスソケット４とは抜け止め３ｃ
によりきつく嵌合しているので、ボックスソケットが抜
け落ちる心配もないので、安心して高所でも使用するこ
とができる。
合孔２ａに噛み合う多角形柱状の止め部３ａを形成し、
他端にはボックスソケットに係合するための角軸３ｂを
形成した交換用アダプタ３を用意する一方で、円柱状を
したボックス本体の一端にアダプタ３の角軸３ｂと係合
する角穴４ｂを形成すると共に他端にはボルトの頭部又
はナットの径に合致する多角形の穴４ａを形成したボッ
クスソケット４を、種々、多数取り揃えて置く。そうし
ておいて、図２に示すように前記アダプタの多角形柱状
止め部３ａをラチェット車２のナット係合孔２ａに嵌入
して、反対側に角軸部３ｂを突出させて固定する。次
に、締結すべきボルトの頭部またはナットの径に合った
ボックスソケット４を多数取り揃えて置いた中から選ん
で、該ボックスソケット４の角穴４ｂに前記アダプタ３
の角軸３ｂを強く押し込んで、嵌合させてからボックス
スパナとして使用する。この様にすれば、あとは通常の
ラチェットスパナと同じ様にハンドル１ａを揺動させれ
ば、ラチェット機構による一方向への送り作用により、
ボルトやナットの締め付け又は緩め作業を行うことがで
きて、甚だ便利である。この様に、本考案の交換用アダ
プタ３とボックスソケット４とから成るボックススパナ
５を用いるようにすれば、通常頻繁に使用するラチェッ
トスパナが一本だけあれば、あとは必要なボックスソケ
ットが数個あれば事足りるので、持ち歩く道具が少なく
て、軽量で済むので、高所での作業がし易くなる。そし
て、アダプタ３とボックスソケット４とは抜け止め３ｃ
によりきつく嵌合しているので、ボックスソケットが抜
け落ちる心配もないので、安心して高所でも使用するこ
とができる。
【０００７】
【考案の効果】以上説明したように、本願の考案による
と、通常使用するラチェットスパナ一本とアダプタが一
個ありさえすれば、あとは所要のボックスソケットを用
意するだけで、通常多用する径以外のボルトやナットの
締め付けや緩め作業に対応することができるので、高価
なラチェットスパナやボックススパナを何本も揃えてお
く必要がなく、安上がりである。また、本考案のボック
スソケットは従来のラチェットスパナやボックススパナ
等に比べて、小型で場所も取らず、軽量であるので、持
ち運ぶのに楽である。
と、通常使用するラチェットスパナ一本とアダプタが一
個ありさえすれば、あとは所要のボックスソケットを用
意するだけで、通常多用する径以外のボルトやナットの
締め付けや緩め作業に対応することができるので、高価
なラチェットスパナやボックススパナを何本も揃えてお
く必要がなく、安上がりである。また、本考案のボック
スソケットは従来のラチェットスパナやボックススパナ
等に比べて、小型で場所も取らず、軽量であるので、持
ち運ぶのに楽である。
【図１】ラチェットスパナに本考案のボックススパナを
適用して嵌合、固定する斜視説明図
適用して嵌合、固定する斜視説明図
【図２】ラチェットスパナに本考案のボックススパナを
嵌合、固定した縦断面図
嵌合、固定した縦断面図
【図３】従来のボックススパナの斜視図
【図４】本考案のアダプタとスパナソケットから成るボ
ックススパナの斜視説明図
ックススパナの斜視説明図
【図５】本考案のボックススパナの縦断面図
１ ラチェットスパナ １ａ ハンドル １ｂ ラチェットヘッド部 １ｃ 切替え摘み ２ ラチェット車 ２ａ ナット係合孔 ３ ボックスソケット交換用アダプタ ３ａ 多角形状止め部 ３ｂ 角軸 ４ ボックスソケット ４ａ ナット係合孔 ４ｂ アダプタ嵌合用角穴 ５ 本考案のボックススパナ １１ ボックススパナ １１ａ ハンドル １１ｂ ラチェットヘッド部 １１ｃ 切替え摘み １２ ソケット用角軸
Claims (4)
- 【請求項１】 一端にラチェットスパナの係合孔に嵌合
可能な多角形柱状をした止め部を有し、他端はボックス
ソケットの角穴に嵌合可能な角軸状をなしたアダプタ
と、円柱状をしたボックス本体の一端に角穴を形成する
と共に他端にはボルトの頭部又はナットの径に合致する
多角形の係合孔を形成したボックスソケットとから成る
ことを特徴とする交換自在なボックススパナ。 - 【請求項２】 一端にラチェットスパナの係合孔に嵌合
可能な多角形柱状をした止め部を有し、他端はボックス
ソケットの角穴に嵌合可能な角軸状をなしたアダプタ
を、ラチェッチ車のナット係合孔に貫通して多角形柱の
止め部を嵌合固定し、角軸部を円柱状をしたボックスソ
ケットの一端に設けた角穴に嵌合したことを特徴とする
請求項１に記載した交換自在なボックススパナ。 - 【請求項３】 アダプタは、一端がラチェットスパナの
ラチェット車の内面に形成された多角形の係合孔に噛み
合うように多角形柱状をした止め部を有し、他端は前記
係合孔を貫通してボックスソケットの角穴に嵌合可能な
角軸状をなし、該角軸の一面には内部から外向きにバネ
により押圧された球状の抜け止めが設けられていること
を特徴とする請求項１又は請求項２に記載した交換自在
なボックススパナ。 - 【請求項４】 ボックスソケットは、円柱状をしたボッ
クス本体の一端にアダプタの角軸と嵌合する角穴を形成
すると共に他端にはボルトの頭部又はナットの径に合致
する多角形のテーパ面を有する係合孔を形成したことを
特徴とする請求項１又は請求項２に記載したボックスス
パナ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992055132U JPH0718530Y2 (ja) | 1992-07-15 | 1992-07-15 | ラチェットスパナを利用した交換自在なボックススパナ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992055132U JPH0718530Y2 (ja) | 1992-07-15 | 1992-07-15 | ラチェットスパナを利用した交換自在なボックススパナ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0621855U JPH0621855U (ja) | 1994-03-22 |
| JPH0718530Y2 true JPH0718530Y2 (ja) | 1995-05-01 |
Family
ID=12990258
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1992055132U Expired - Lifetime JPH0718530Y2 (ja) | 1992-07-15 | 1992-07-15 | ラチェットスパナを利用した交換自在なボックススパナ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0718530Y2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE29807944U1 (de) * | 1998-05-04 | 1998-10-08 | Gmeilbauer, Engelbert, 82229 Seefeld | Schraubendrehergriff |
| JP6779569B2 (ja) * | 2016-07-14 | 2020-11-04 | 日本クロージャー株式会社 | 締付トルク管理具、締付トルク管理具付ナット及びボルト、並びに取付物の取付方法 |
| JP6779570B2 (ja) * | 2016-07-14 | 2020-11-04 | 日本クロージャー株式会社 | 締付トルク管理具、締付トルク管理具付ナット及びボルト、並びに取付物の取付方法 |
| JP2019000967A (ja) * | 2017-06-19 | 2019-01-10 | 株式会社 アイダ | 締緩用工具 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0311638Y2 (ja) * | 1986-09-04 | 1991-03-20 | ||
| JPH027967U (ja) * | 1988-06-27 | 1990-01-18 |
-
1992
- 1992-07-15 JP JP1992055132U patent/JPH0718530Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0621855U (ja) | 1994-03-22 |
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