JPH07184988A - Tdmacヘパリンコーティングを安定化させる方法 - Google Patents

Tdmacヘパリンコーティングを安定化させる方法

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JPH07184988A
JPH07184988A JP5289204A JP28920493A JPH07184988A JP H07184988 A JPH07184988 A JP H07184988A JP 5289204 A JP5289204 A JP 5289204A JP 28920493 A JP28920493 A JP 28920493A JP H07184988 A JPH07184988 A JP H07184988A
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heparin
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 実行するのに簡素で容易な方法によって、医
療用装置にTDMACヘパリンを強く結合させると同時
に医療用装置を滅菌する方法を提供すること。 【構成】 トリドデシルメチル塩化アンモニウム(TD
MAC)ヘパリン溶液で医療用装置を被覆する工程と、
被覆された医療用装置をガンマ線で照射する工程と、事
前にガンマ線照射された医療用装置を加熱する工程とを
含むことを特徴とする医療用装置上のTDMACヘパリ
ンコーティングを安定化させるための方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、医療用装置へのヘパリ
ンコーティングを安定化させるための方法に関し、より
詳細には、ポリ塩化ビニル(PVC)製の医療用装置へ
のTDMACヘパリンコーティングを安定化させるため
の方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ヘパリンは、血塊の形成を防ぐために、
血液流内において使用される医療用装置の表面にしばし
ば塗布される抗凝血剤物質である。多くの医療用装置は
ポリ塩化ビニル(PVC)製である。ヘパリンはPVC
装置の表面に直接結合されてもよい。しかし、ヘパリン
分子がPVC表面から離隔されると、ヘパリンがよりよ
い抗トロンボゲンの性質を有することが知られている。
特にトリドデシルメチル塩化アンモニウム(TDMA
C)及びPEO−ポリエチレンオキシド等の分子が、ヘ
パリン分子をPVC表面から離隔させ、またヘパリン分
子をPVCに結合させるために使用される。
【0003】TDMACヘパリンを医療用装置に塗布す
るために標準的に行うことは、まずPVC製の医療用装
置を組み立てることである。次に医療用装置は、TDM
ACヘパリンコンプレックスを例えば1.25−2重量
%含む、トルエン/石油エーテルの一対一の混合物に、
代表的には約30秒間浸漬される。被覆された医療用装
置は次に、室温で自然乾燥される。
【0004】ヘパリンをTDMACに結合させる方法
は、弱いイオン結合であると考えられている。更に、T
DMAC材料は、弱いファン・デル・ワ−ルス結合によ
ってPVC材料と接触して結合すると考えられている。
従って、ファンデルワールス結合を破って、医療用装置
から、TDMAC及び弱いイオン結合によってそこに結
合されるヘパリンを除去することは比較的容易である。
【0005】PEO−ポリエチレンオキシド分子は、比
較的強い共有結合によって、ヘパリン及びPVCの両方
に結合する。結果としてヘパリンは、PEO−ポリチレ
ンオキシドによって、TDMACによるよりも強くPV
Cに結合される。しかしながら、PEO−ポリエチレン
オキシドによってヘパリンをPVCに結合させる方法
は、TDMACによってヘパリンをPVCに結合させる
上記の一段階浸漬工程よりも、ずっと複雑である。
【0006】ヘパリンは、TDMACによってPVC医
療用装置から離隔され、これに結合されてもよいが、体
内において使用される場合、ヘパリンは、依然として時
間の経過に従って、医療用装置から溶解され得る。特
に、医療用装置が患者の体内に長時間置かれる場合に
は、血塊の形成を最小限にするために、ヘパリンをでき
るだけ長時間医療用装置上に維持することが望ましい。
更に、ヘパリンを医療用装置に結合させる材料、この場
合にはTDMACが患者の体内に放出されないことが望
ましい。
【0007】医療用装置はまた、ポリウレタン製又はシ
リコン製でもよい。ヘパリンは、PVCと同様に、ポリ
ウレタン又はシリコンポリマー材料に直接結合されて
も、スペーサー分子を介して結合されてもよい。ここで
も、PVC製の医療用装置と同様に、ヘパリン分子がポ
リウレタン又はシリコン表面から離隔されると、ヘパリ
ンがよりよい抗トロンボゲンの性質を有することが知ら
れている。
【0008】医療用装置を作成するのにポリウレタン又
はシリコンを使用することの不利な点は、ポリウレタン
及びシリコンは、PVCより高価であり、処理しにくい
ことである。更に、PVCは、ポリウレタン又はシリコ
ンに対して付加的な利点がある。ポリウレタン又はシリ
コンとは異なり、PVCは非常に熱感応性がある。特
に、PVCは患者に装着するのに室温において比較的堅
固であり、医療用装置が体温まで温められると劇的に軟
らかくなり得、患者の快適さを増し、損傷を減少させ
る。更に、可塑剤に対する樹脂のパーセンテージを変化
させることにより、PVCは種々の剛性に作成されて、
物理的性質の所望のバランスを提供することが可能であ
る。
【0009】PVCを使用することの追加の利点は、P
VCは高レベルの放射線不透過剤と容易に調合すること
ができ、結果として得られる医療用装置をX線すなわち
X線透視法において容易に識別できるようにすることが
可能であることにある。更に、シリコンとは異なり、P
VC製カテーテルの先端部は、平滑で丸い形状を溶解形
成し得、一体型コネクターを有するものを含むテーパー
された管が容易に形成され得る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記を勘案して、血液
流内において使用される医療用装置、特に血液流内に長
時間置かれる装置がPVCで作成され得るように、PV
Cに容易に塗布されるスペーサー分子を介してヘパリン
をPVCに強く結合させることが望ましい。
【0011】従って、本発明の目的は、医療用装置にT
DMACヘパリンを強く結合させるための方法を提供す
ることにある。
【0012】本発明の別の目的は、医療用装置にTDM
ACヘパリンを結合させると同時に医療用装置を滅菌す
る方法を提供することにある。
【0013】本発明の別の目的は、実行するのに簡素で
容易な方法によって、スペーサー分子を介してヘパリン
をPVCに付着させることにある。
【0014】本発明の更なる目的は、比較的安価な医療
用装置にTDMACヘパリンを結合させるための方法を
提供することにある。
【0015】本発明の更なる目的は、医療用装置にTD
MACヘパリンを結合させるための、該医療用装置の構
造的一体性に顕著な影響を与えない方法を提供すること
にある。
【0016】
【課題を解決するための手段】PVC製の医療用装置が
TDMACヘパリンの溶液で被覆され、次に自然乾燥さ
れる。その後、被覆された医療用装置は、ガンマ線に対
して露出される。ガンマ線によって医療用装置の材料に
対するTDMACヘパリンの結合が強化される。
【0017】
【作用】本方法の変更において、ガンマ線を照射された
TDMACヘパリンコーティング済医療用装置は長時間
加熱される。この加熱によって、TDMACヘパリンの
医療用装置への結合が更に強化されることが判った。
【0018】TDMACヘパリンコーティング済医療用
装置をガンマ線で照射することの追加の利点は、医療用
装置がエチレンオキシド(ETO)ガスを使用するこ
と、及びそれに付随する問題なしに、滅菌されることに
ある。
【0019】本発明のこれら及びその他の目的は、本明
細書中の記載によって、特に以下の詳細な説明を参照す
ることによって明らかとなるだろう。
【0020】
【実施例】本発明は、医療用装置の表面にTDMACヘ
パリンを強固に付着させるための方法を含む。医療用装
置は、好ましくは、ポリ塩化ビニル(PVC)材料で作
成される。しかし、本明細書中に記載される方法は、ポ
リウレタン製又はシリコン製の医療用装置に適用しても
よいと考えられる。
【0021】本発明の方法を適用するためには、まず医
療用装置を組み立てなければならない。代表的な医療用
装置は、カテーテル、シャント、カニューレ、管及び血
液と接触して使用される他の装置を含むが、これに限定
されるものではない。医療用装置は、次にTDMACヘ
パリンの1.25−2重量%溶液を含むトルエン/石油
エーテルの一対一(重量比)混合物中に、約30秒間浸
漬される。これにより医療用装置の表面がTDMACヘ
パリン溶液で被覆される。
【0022】医療用装置をTDMACヘパリン溶液に浸
漬した後、医療用装置は除去され、室温にて自然乾燥さ
れる。
【0023】次の段階は、TDMACヘパリンで被覆さ
れ、自然乾燥された医療用装置をガンマ線放射に対して
露出させることである。ガンマ線放射の量は、医療用装
置を滅菌するのに通常使用される量である。医療用装置
を滅菌するのに使用されるガンマ線の一般的な範囲は、
約0.5から3.5メガラドである。しかし、好ましい
露出の範囲は、約1.5から約2.5メガラドである。
好ましいガンマ線露出の範囲は約1.5から約2.5メ
ガラドであるが、約0.5メガラドの低い露出、及び約
3.5メガラドまでの露出もまた効果的であると考えら
れる。ガンマ線放射の一般的な源は、コバルト60であ
るが、所望により他のガンマ線放射源を用いてもよい。
【0024】医療用装置にこの特定量の放射線を照射し
た結果、医療用装置は露出の結果として滅菌された。滅
菌は、エチレンオキシド(ETO)ガス滅菌の代わりに
行われる。エチレンオキシドの使用を避けることによ
り、残留毒性エチレンオキシド又はその副産物が包装中
に残る危険が全くなくなる。更に、残留ETOガス又は
その副産物を除去するために一般的に行われる、ETO
滅菌済装置の入った包装の数週間に及ぶ曝気が削除され
る。本発明に従ってガンマ線放射を使用することによ
り、曝気は必要ではなくなる。
【0025】更に、ETOガスは、滅菌のためのETO
ガスを送るために、しばしばフレオン等のフルオロカー
ボンと混合され、高引火性ETOガスに起こりがちな爆
発の危険性を減少させる。現在のシステムでは、フレオ
ンガスの放出が問題となる。ETOを削除することによ
り、オゾン層を破壊する源となる疑いのあるフレオンの
放出がこれらの状況下において削除される。
【0026】医療用装置上に保持されるTDMACヘパ
リンの量を決定するための生理的食塩水又は全血液テス
トにおいて、本発明の教示に従ってガンマ線放射に対し
て露出されたTDMACヘパリンコーティング済装置
と、ガンマ線放射に対して露出されていないTDMAC
ヘパリンコーティング済装置とを比較すると、ガンマ線
照射を受けた医療用装置上には、顕著により多量のTD
MACヘパリンコーティングが保持されていた。
【0027】上述したように、医療用装置をTDMAC
ヘパリン中に浸漬する工程において、TDMACは、弱
いファンデルワールス結合によって医療用装置の表面に
結合し、ヘパリンは、イオン結合によってTDMACと
結合すると考えられる。ガンマ線照射によって、ヘパリ
ン分子とTDMACと医療用装置の表面分子との間に何
らかの架橋または共有結合が生じ、それによりTDMA
Cヘパリンと医療用装置との間の結合強度を増加させる
と考えられる。
【0028】更に、ガンマ線放射に対する露出後、ヘパ
リン分子はその抗凝血性を維持しているようだというこ
とが、研究によって示されている。
【0029】医療用装置をガンマ線放射に対して露出し
た後の追加の工程によって、医療用装置に対するTDM
ACヘパリン分子のより強固な結合を生ずる。この工程
において、ガンマ線に対する露出から医療用装置を除去
した後、被覆、照射された医療用装置は、長時間加熱さ
れる。好ましい温度は、約150°F(65.5℃)で
あり、好ましい時間は、約三日間である。好ましい加熱
方法は、強制空気加熱であるが、他の加熱方法を使用し
てもよい。
【0030】医療用装置がPVC製である場合には、P
VC材料が熱に対して感応性があるため、より高温に対
して露出される間、PVCの物理的性質は、TDMAC
ヘパリン分子がPVCに対してより強固に結合する態様
において変化する。PVCが冷却されても、高温時に形
成されたPVCとTDMACヘパリン分子との間の結合
は、強固なまま維持される。本開示の教示にしたがった
ガンマ線放射とこの加熱とを組み合わせることにより、
TDMACヘパリン分子は、ガンマ線放射のみの時より
も、さらに確実に医療用装置に結合されることが判って
いる。ポリウレタン製及びシリコン製の医療用装置の表
面に対してTDMACヘパリン分子をより強固に結合さ
せるために、ガンマ線照射を受けた医療用装置がその後
本発明の教示に従って加熱される場合、同様の工程が使
用できると考えられる。
【0031】照射及び加熱の方法においてTDMACヘ
パリンを医療用装置に結合させる結合強度を決定するた
めになされる生理的食塩水試験において、単に装置をT
DMAC溶液中に浸漬し、これを自然乾燥させる方法と
比較して、四〜五倍少ないヘパリンしか同じ時間内に除
去されないことが判った。
【0032】いかなる組成のPVC材料も、本明細書に
記載される本発明の方法に従うと考えられる。特に、1
00部の樹脂と約60部の可塑剤とを有するPVC材
料、並びに100部の樹脂と約47部の可塑剤とを有す
るPVCが、本明細書に記載される開示に従ってテスト
された。PVC材料に対するTDMACヘパリンの結合
強度に顕著な差異がないことが判った。
【0033】
【発明の効果】上記のように、本明細書中に開示される
方法の一工程は、TDMACヘパリンのコーティングで
医療用装置を被覆することである。医療用装置を被覆す
る好ましい方法は、TDMACヘパリン溶液中に医療用
装置を浸漬することによる。しかし、TDMACヘパリ
ンで医療用装置を被覆するための、当業者が想到し得る
ような他の方法も、本発明の範囲内である。かような手
段の例には、TDMACヘパリンの医療用装置へのスプ
レー、ワイピング、塗布が含まれるが、これに限定され
るものではない。
【0034】更に、TDMACヘパリン溶液を創生する
好ましい方法は、TDMACヘパリンをトルエン/石油
エステルと混合することであるが、トルエン/石油エス
テルの代わりに他の溶媒を使用してもよい。特に、他の
有機溶媒、より詳細には炭化水素溶媒を、トルエン/石
油エステルの代わりに使用することができる。
【0035】更に、TDMACヘパリンコーティング済
装置を乾燥させる工程は、好ましくは室温で装置を自然
乾燥させることによってなされるが、医療用装置を乾燥
させる他の方法も本発明の範囲内である。例えば、当業
者が想到し得る方法のいくつかを挙げると、TDMAC
ヘパリンで被覆された医療用装置は、強制空気加熱又は
炉乾燥によって乾燥されてもよい。医療用装置を乾燥さ
せるための温度が、通常の室温よりも上昇されてもよい
ことは明らかである。
【0036】本発明が特定の方法に関して説明された。
本明細書に含まれる記載は例示のためであり、限定のた
めではないことが理解されるべきである。本明細書に含
まれる記載に対する変更及び改変がなされてもよく、こ
れも本発明の範囲内である。更に、自明な変更及び改変
が当業者によって想到されるであろう。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 エリザベス・ラグウィンスカ アメリカ合衆国ミズーリ州63017,チェス ターフィールド,エイチ・コリセウム・ド ライブ・13515

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 医療用装置上のトリドデシルメチル塩化
    アンモニウム(TDMAC)ヘパリンコーティングを安
    定化させるための方法であって、該方法は、 TDMACヘパリン溶液で医療用装置を被覆する工程
    と、 被覆された医療用装置上のTDMACヘパリン溶液を乾
    燥させる工程と、 被覆された医療用装置をガンマ線で照射する工程と、 事前にガンマ線照射された医療用装置を加熱する工程と
    を含むことを特徴とする、医療用装置上のTDMACヘ
    パリンコーティングを安定化させるための方法。
  2. 【請求項2】 医療用装置上のトリドデシルメチル塩化
    アンモニウム(TDMAC)ヘパリンコーティングを安
    定化させる方法であって、該方法は、 溶媒と混合したTDMACヘパリンを含むTDMACヘ
    パリン溶液で医療用装置を被覆する工程と、 被覆された医療用装置を略室温にて自然乾燥する工程
    と、 被覆された医療用装置を、ガンマ線で照射する工程と、 事前にガンマ線照射された医療用装置を加熱する工程と
    を含むことを特徴とする、医療用装置上のTDMACヘ
    パリンコーティングを安定化させる方法。
  3. 【請求項3】 医療用装置上のトリドデシルメチル塩化
    アンモニウム(TDMAC)ヘパリンコーティングを安
    定化させる方法であって、該方法は、 約1.25−2重量%のTDMACヘパリン溶液を含む
    トルエン/石油エステルの重量比一対一の混合物を含む
    TDMACヘパリン溶液中に約30秒間医療用装置を浸
    漬する工程と、 被覆された医療用装置を略室温にて自然乾燥する工程
    と、 被覆された医療用装置を約0.5〜約3.5メガラドの
    強度のガンマ線に対して露出させる工程と、 事前にガンマ線照射された医療用装置を約150°F
    (65.5℃)で約三日間加熱する工程とを含むことを
    特徴とする、医療用装置上のTDMACヘパリンコーテ
    ィングを安定化させる方法。
  4. 【請求項4】 ポリ塩化ビニル(PVC)製医療用装置
    上のTDMACヘパリンコーティングを安定化させる方
    法であって、該方法は、 TDMACヘパリン溶液で医療用装置を被覆する工程
    と、 被覆された医療用装置上のTDMACヘパリン溶液を乾
    燥する工程と、 被覆された医療用装置をガンマ線で照射する工程と、 事前にガンマ線照射された医療用装置を加熱する工程と
    を含むことを特徴とする、ポリ塩化ビニル(PVC)製
    医療用装置上のTDMACヘパリンコーティングを安定
    化させる方法。
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