JPH07184918A - レーザ光照射用湾曲プローブ - Google Patents

レーザ光照射用湾曲プローブ

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JPH07184918A
JPH07184918A JP5335265A JP33526593A JPH07184918A JP H07184918 A JPH07184918 A JP H07184918A JP 5335265 A JP5335265 A JP 5335265A JP 33526593 A JP33526593 A JP 33526593A JP H07184918 A JPH07184918 A JP H07184918A
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Haruo Ogawa
治夫 小川
Akio Iida
明男 飯田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 レーザ光が入射される入射端を有する基部
と、そのレーザ光を出射する出射端を有する先端部とが
湾曲部を介して湾曲して連なるレーザ光照射用湾曲プロ
ーブにおいて、前記湾曲部におけるレーザ光の漏洩を少
なくし、効率よく出射端に導いて、出射端から照射され
るレーザ光の光量の低減を防ぐ。 【構成】 レーザ光を入射する入射端7を有する基部1
0と、入射端7から入射したレーザ光を出射する出射端
8を有し、基部10の軸線に交差する軸線14方向に延
びる先端部11と、基部10および先端部11に湾曲し
て連なる湾曲部12とを含み、少なくとも前記湾曲部1
2の反射面17は、基部10と先端部11との各外周面
を延長して結ぶ仮想外周面16よりも湾曲部12の軸線
15に近接して形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえば歯科治療にお
いて口腔内の患部へのレーザ光の照射を行うために用い
られるレーザ光照射用ハンドピースに装着される湾曲プ
ローブに関する。
【0002】
【従来の技術】典型的な先行技術は、たとえば実開平3
−107909に示されている。この先行技術では、レ
ーザ光の入射端と出射端とにおける各光軸が交差する湾
曲プローブにおいて、その湾曲部でレーザ光が漏洩する
ことを防ぐために湾曲部外面に金蒸着等の手法によって
反射面を形成することが開示されている。
【0003】このような先行技術では、反射面を構成す
る蒸着物質が徐々に剥離してしまい、その剥離部分から
レーザ光が臨界角を超えて外部に漏洩し、出射端から出
射されるレーザ光の光量が極端に低下してしまうという
問題を有する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】したがって本発明の目
的は、湾曲部におけるレーザ光の漏洩を防止し、確実に
レーザ光を出射端に導いて充分な光量で出射することが
できるレーザ光照射用湾曲プローブを提供することであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、レーザ光を入
射する入射端を有する基部と、入射端から入射したレー
ザ光を出射する出射端を有し、基部の軸線に交差する軸
線方向に延びる先端部と、基部および先端部に湾曲して
連なる湾曲部とを含み、少なくとも前記湾曲部には、湾
曲部曲率の外側曲り部に基部と先端部との各外周面を延
長して結ぶ仮想外周面よりも湾曲部の軸線に近接して反
射面が形成されることを特徴とするレーザ光照射用湾曲
プローブである。
【0006】また本発明は、前記反射面は、軸直角断面
において外方に凸に湾曲していることを特徴とする。
【0007】さらに本発明は、前記反射面は、その法線
と、基部の軸線に対して最大角度の入射光の光軸とが成
す角度が、空気に対するプローブの材質の臨界角よりも
大きくなるように形成されることを特徴とする。
【0008】
【作用】本発明に従えば、出射端から入射したレーザ光
は、湾曲部を経て先端部に導かれ、出射端から出射され
る。このとき前記湾曲部の外側曲がり部には、反射面が
基部と先端部とを結ぶ仮想外周面よりも軸線側に近接し
て形成されるので、基部から湾曲部に向けて導かれるレ
ーザ光を反射面によってほぼ全反射させることができ
る。これによってレーザ光の漏洩を無くし、あるいは少
なくし、先端部の出射端から充分な光量でレーザ光を出
射することができる。
【0009】また本発明に従えば、前記反射面は、軸直
角断面において外方に凸に湾曲して形成される。これに
よって湾曲部に入射したレーザ光が外部へ漏洩するとい
う不具合を無くすことができ、湾曲部におけるレーザ光
の反射効率を向上して、出射端から出射されるレーザ光
の光量の低下を少なくすることができる。
【0010】さらに本発明に従えば、前記反射面は、そ
の法線と、基部の軸線に対して最大角度の入射光の光軸
とが成す角度が、空気に対するプローブの材質の臨界角
よりも大きくなるように形成する。すなわち、反射面に
入射する入射光は全て臨界角未満で入射するため、反射
面によって入射光を全反射することができ、これによっ
て湾曲部におけるレーザ光の漏洩を確実に防止し、高効
率で出射端へレーザ光を導くことができる。
【0011】
【実施例】図1は本発明の一実施例のレーザ光照射用湾
曲プローブ1の断面図であり、図2は図1に示される湾
曲プローブ1を備えるレーザハンドピース2の側面図で
ある。たとえば歯科治療において、口腔内の患部組織に
レーザ光を照射するために用いられるレーザハンドピー
ス2は、術者が把持するハンドピース本体3と、ハンド
ピース本体3の長手方向一端部に着脱自在に装着される
導光部4とを有し、この導光部4の先端部にはレーザ光
照射用湾曲プローブ1が着脱自在に装着される。ハンド
ピース本体3内には、たとえばGa−Al−As(ガリ
ウム・アルミニウム・ヒ素)等の半導体レーザ光を発生
するレーザ光発生源5が内蔵され、このレーザ光発生源
5から発生されたレーザ光は、導光部4内に挿通される
導光用ファイバ6によって湾曲プローブ1に導かれる。
この湾曲プローブ1の入射端7から入射したレーザ光
は、出射端8からこの出射端8を患部に接触させた状態
で照射され、その患部のたとえば痛みを軽減させること
ができる。
【0012】前記湾曲プローブ1は、導光部4の先端部
に接続され、レーザ光を入射する前記入射端7を有する
基部10と、入射端7から入射したレーザ光を出射する
前記出射端8を有し、ほぼ直円柱状の先端部11と、基
部10と先端部11とに湾曲して連なる湾曲部12とを
含む。前記基部10は一直線状の軸線13方向に長さL
1を有し、その断面形状は、図3(1)に示されるよう
に、直径D1を有する円形断面である。前記長さL1は
たとえば8mmに選ばれ、直径D1は1.8mmに選ば
れる。なお、この図3(1)は、図1の切断面線a1−
a1から見た拡大断面図である。
【0013】前記湾曲部12は、基部10および先端部
11の各軸線13,14に連なる円弧状に湾曲した軸線
15を有し、この軸線15の曲率半径R1はたとえば1
0mmに選ばれ、角度θ2=30°にわたって形成され
る。
【0014】このような湾曲部12の湾曲部曲率の外側
曲がり部には、図1の切断面線a2−a2から見た図3
(2)の拡大断面図に示されるように、基部10と先端
部11との各外周面を延長して成す仮想外周面16より
も湾曲部12の軸線15に近接する反射面17が形成さ
れる。この反射面17は、基部10の軸線13および先
端部11の軸線14を含む平面(不図示)に対しほぼ直
交し、かつ前記湾曲部の軸線15の湾曲部のほぼ中点n
での横断面にほぼ直交する平面状である。
【0015】このような反射面17は、前記基部10の
軸線13に対して最大角度で入射される入射光の光軸
と、法線(本実施例では反射面17に垂直)mとが成す
角度αが、空気(外気ないしは大気と同義とする)に対
するプローブ1の材質の臨界角よりも大きくなるよう
に、前記角度θ3が決定される。本実施例では、プロー
ブ1の材質は石英である。さらに、プローブ1の入射端
7の端面は、曲率半径R2の凹状球面19に形状され、
このときの入射光の光軸18が基部10の軸線13と成
す最大入射角度θ4は、約6°である。
【0016】前記先端部11は、図1の切断面線a3−
a3から見た図3(3)の拡大断面図に示されるよう
に、軸直角断面が直径D1の円形断面であり、軸線14
方向に長さL2を有する。先端部11の軸線14は、前
記基部10の軸線13の角度θを成し、この角度θは約
30°に選ばれる。
【0017】このような構成によって、前記反射面17
によって入射端7から入射されたレーザ光を全反射し、
出射端8へ導かれるレーザ光の減衰を可及的に少なく
し、あるいは無くし、この出射端8から効率よくレーザ
光を出射させることができる。
【0018】なお、出射端8は平坦に形成することもで
きるし、1点鎖線で示すような半球状としてレーザ光を
集光させて照射するようにしてもよい。
【0019】図4は本発明の他の実施例のレーザ光照射
用湾曲プローブ1aを示す断面図であり、図5は図4に
示される湾曲プローブ1aの軸直角方向に切断した拡大
断面図であり、図5(1)は図4の切断面線b1−b1
から見た拡大断面図であり、図5(2)は図4の切断面
線b2−b2から見た拡大断面図であり、図5(3)は
図4の切断面線b3−b3から見た拡大断面図である。
なお、前述の実施例と対応する部分には同一の参照符を
付す。
【0020】本実施例の湾曲プローブ1aは、先端部1
1の先端寄りになるにつれて先細となる円錐台状であっ
て先端が半球状に形成されている。
【0021】図5(1)で示す図4の切断面線b1−b
1から見た拡大断面図においては、直径D3の円形断面
であり、図5(2)で示す図4の切断面線b2−b2か
ら見た拡大断面図では第1実施例と同様に湾曲部12の
軸線15に近接する反射面17が形成される。
【0022】この反射面17も第1実施例と同じく、基
部10の軸線13および先端部11の軸線14を含む平
面(不図示)に対しほぼ直交し、かつ前記湾曲部12の
軸線15の湾曲部のほぼ中点nでの横断面にほぼ直交す
る平面状である。図5(2)で示す図4の切断面線b3
−b3から見た拡大断面図で、前記直径D3より小さい
直径D4の円形断面とされている。また先端部11が先
細状となっているためレーザ光を出射端8に集光させる
ことができる。
【0023】図6は本発明の他の実施例のレーザ光照射
用湾曲プローブ1bを示す断面図であり、図7(1)は
図6の切断面線c1−c1から見た拡大断面図であり、
図7(2)は図6の切断面線c2−c2から見た拡大断
面図であり、図7(3)は図6の切断面線c3−c3か
ら見た拡大断面図である。
【0024】本実施例の湾曲プローブ1bには、第1お
よび第2反射面21,22が形成される。第1反射面2
1は、基部10の軸線13と角度θ5を成し、角度θ6
にわたって形成される。これらの角度θ5,θ6は、1
5°にそれぞれ選ばれる。また第2反射面22は、基部
10の軸線13に対して角度θ7を成し、第1反射面2
1から屈曲して湾曲部12から先端部11にわたって形
成される。前記角度θ7は25°に選ばれる。
【0025】このように相互に角度の異なる2つの反射
面21,22に分けて反射面を構成することによって、
仮想線16からの研磨量ΔLが少なくて済み、湾曲部1
2における強度の低下を少なくすることができる。しか
も、前述の実施例と同様に、第1および第2反射面2
1,22によって入射端7から入射したレーザ光をほぼ
全て全反射して先端部11に導くことができるので、出
射端8におけるレーザ光の減衰量を可及的に少なくし、
あるいは無くすことができ、高効率で出射させることが
できる。
【0026】図8は本発明のさらに他の実施例のレーザ
光照射用湾曲プローブ1cを示す断面図であり、図9は
図8に示される湾曲プローブ1cを軸直角方向から見た
拡大断面図であり、このうち図9(1)は図8の切断面
線d1−d1から見た拡大断面図であり、図9(2)は
図8の切断面線d2−d2から見た拡大断面図であり、
図9(3)は図8の切断面線d3−d3から見た拡大断
面図である。なお、前述の実施例と対応する部分には同
一の参照符を付す。
【0027】本実施例では、湾曲部12において角度θ
2にわたって仮想外周面16の曲率半径R1よりも大き
な曲率半径R2を有する円弧状の反射面23が形成され
る。このような円弧状の反射面23によってもまた、図
1〜図3に示される実施例のように、単一の反射面27
によってレーザ光を反射する構成に比べて、湾曲部12
の有効断面積を大きくすることができ、これによって湾
曲プローブ1cの湾曲部12における強度の低下を少な
くすることができる。
【0028】本発明のさらに他の実施例として、図1に
示されるように、先端部11が直円柱状である湾曲プロ
ーブ1に対しても、上述の図4〜図9に示される実施例
と同様に、湾曲部12に一平面を成す反射面17を形成
するようにしてもよい。
【0029】本発明のさらに他の実施例として、図10
に示されるように、基部10、湾曲部12、および先端
部11にわたって先細状となる円錐台状のプローブ1d
に関しても、湾曲部12に反射面26を形成して、この
湾曲部12おけるレーザ光の漏洩を少なくし、あるいは
無くすことができる。
【0030】図11は、本発明のさらに他の実施例の湾
曲プローブ1e,1f,1g,1hの先端部11の断面
形状を示し、これらの図11(1)〜図11(4)に示
される各断面は、図1〜図10に示される湾曲プローブ
1,1a,1b,1c,1dに実施することができる。
図11(1)に示される湾曲プローブ1eでは、先端部
11において外面26は外方(図11の上方)に凸に湾
曲して形成され、内面27は平坦状であって、いわば半
月状に形成される。
【0031】また図11(2)に示される湾曲プローブ
1fは、外面26および内面27がともに外方に凸に湾
曲し、いわば三日月状に形成される。
【0032】さらに図11(3)に示される湾曲プロー
ブ1gは、外面26が外方に凸に湾曲し、内面27は内
方(図11の下方)に凸に湾曲し、いわば無端状に形成
される。
【0033】さらに図11(4)に示す湾曲プローブ1
hでは、外面26および内面27はともに平行な平坦状
であって、偏平な長円によって囲まれた断面形状を有す
る。
【0034】上述の図11に示される実施例では、各湾
曲プローブ1e〜1aの先端部11の断面形状を横方向
(図11の左右方向)に偏平に形成するようにしたけれ
ども、本発明のさらに他の実施例として、図12に示さ
れるように、縦方向(図12の上下方向)に偏平に形成
するようにしてもよい。図12(1)に示される湾曲プ
ローブ1iでは、両側面28,29が外側方に凸に湾曲
して近接し、各側面28,29の両端部は各側面28,
29の曲率よりも小さい曲率で湾曲する外面26および
内面27によって連結され、いわば縦長の長円によって
囲まれた断面形状を有する。
【0035】また図12(2)に示される湾曲プローブ
1jの先端部11は、外面26に比べて内面27が細く
形成された断面形状を有する。
【0036】上述の図1〜図12に示される実施例で
は、各反射面17,21,22,23,24が湾曲部1
2の軸直角断面において、平坦であったけれども、本発
明の他の実施例として、図13に示されるように湾曲部
12に外方に凸に湾曲した反射面30を形成するように
してもよい。また、図にはし示さないが湾曲部12の外
方に凹に湾曲する反射面を形成するようにしてもよい。
【0037】本発明のさらに他の実施例として、図14
に示されるように、基部10および湾曲部12の各軸線
13,15を含む平面内に一直線状の軸線33を有する
導光部34を有し、この導光部34から第2の湾曲部3
5を介して前記各軸線13,15を含む平面に対して交
差する方向に傾斜した軸線35を有する先端部36が形
成される湾曲プローブ1mを用いるようにしてもよい。
このような湾曲プローブ1mにおいて2つの湾曲部1
2,37には本発明に従う反射面38,39がそれぞれ
形成され、入射端7から入射したレーザ光を各反射面3
8,39によって全反射して出射端8から出射させるこ
とができる。この場合、先端部36の形状は、図14に
示されるように円錐台状だけではなく、前述の図1,図
6,図8,図11,図12に示されるような形状であっ
てもよく、また反射面38,39は前述の各実施例で述
べた反射面17,21,22,23,24,30と同様
な構成を選択的に採用することができる。
【0038】以上の実施例で述べた湾曲プローブ1,1
a〜1mは、図2に示されるような半導体レーザハンド
ピース2に限るものではなく、図15に示されるよう
に、レーザ発生源41から発生されたレーザ光が導光用
ファイバ42を介して導かれるレーザハンドピース43
にもまた参照符44で示されるように装着して、歯肉、
口腔粘膜、歯牙や歯骨などの生体組織に先端部を接触さ
せて高効率でレーザ光を照射し、効率良く治療を行うこ
とができる。また、湾曲プローブを可撓性と耐熱性のあ
る樹脂によって形成した場合は、湾曲している歯牙の根
管内に挿入し易くなり、根管内の滅菌や根管封鎖、根管
部への光重合剤の使用による充填、患部への加温や光刺
激により知覚過敏症の治療等が行える。
【0039】また、レーザ光発生源にYAGレーザ等を
用いれば、患部の切開、蒸散、止血、凝固などを行え、
特に口腔内のように狭い空間において任意の方向へレー
ザ光を導光することができる。
【0040】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、レーザ光
を反射面によって反射させることができ、レーザ光の漏
洩を無くし、あるいは少なくし、先端部の出射端から充
分な光量でレーザ光を出射することができる。
【0041】また本発明によれば、前記反射面は、軸直
角断面において外方に凸に湾曲して形成される。これに
よって湾曲部におけるレーザ光の反射効率を向上して、
出射端から出射されるレーザ光の低下を少なくすること
ができる。
【0042】さらに本発明によれば、前記湾曲部外面
は、法線と、基部の軸線に対して最大角度の入射光の光
軸とが成す角度が、空気に対するプローブの材質の臨界
角よりも大きくなるように形成する。すなわち、湾曲部
外面に入射する入射光は全て臨界角未満で入射するた
め、湾曲部外面によって入射光を全反射することがで
き、これによって湾曲部におけるレーザ光の漏洩を確実
に防止し、高効率で出射端へレーザ光を導くことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のレーザ光照射用湾曲プロー
ブ1を示す断面図である。
【図2】図1に示される湾曲プローブ1が装着されるレ
ーザハンドピース2を示す側面図である。
【図3】図1の切断面線a1,a2,a3から見た断面
形状をそれぞれ示す拡大断面図である。
【図4】本発明の他の実施例のレーザ光照射用湾曲プロ
ーブ1aを示す断面図である。
【図5】図4の湾曲プローブ1aを切断面線b1,b
2,b3から見た断面形状をそれぞれ示す拡大断面図で
ある。
【図6】本発明のさらに他の実施例のレーザ光照射用湾
曲プローブ1bを示す断面図である。
【図7】図6に示される湾曲プローブ1bを切断面線c
1,c2,c3から見た断面形状をそれぞれ示す拡大断
面図である。
【図8】本発明のさらに他の実施例のレーザ光照射用湾
曲プローブ1cを示す断面図である。
【図9】図8に示される湾曲プローブ1cを切断面線d
1,d2,d3から見た断面形状をそれぞれ示す拡大断
面図である。
【図10】本発明のさらに他の実施例のレーザ光照射用
湾曲プローブ1dを示す断面図である。
【図11】本発明のさらに他の実施例のレーザ光照射用
湾曲プローブ1e,1f,1g,1hの各先端部11に
おける軸直角方向の断面形状をそれぞれ示す拡大断面図
である。
【図12】本発明のさらに他の実施例のレーザ光照射用
湾曲プローブ1i,1jの先端部11における軸直角方
向の断面形状をそれぞれ示す拡大断面図である。
【図13】本発明のさらに他の実施例の湾曲部12にお
ける軸直角方向の反射面30の断面形状を示す拡大断面
図である。
【図14】本発明のさらに他の実施例のレーザ光照射用
湾曲プローブ1mを示す斜視図である。
【図15】図1〜図14に示される実施例の湾曲プロー
ブ1,1a〜1mが装着されるストレート形レーザハン
ドピース43およびそれに関連する構成を示す図であ
る。
【符号の説明】
1,1a〜1m レーザ光照射用湾曲プローブ 2,43 レーザハンドピース 5,41 レーザ光発生源 6,42 導光用ファイバ 8 出射端 10 基部 11 先端部 12 湾曲部 13 基部の軸線 14 先端部の軸線 15 湾曲部の軸線 16 仮想外周面 17,21〜24,38,39 反射面

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ光を入射する入射端を有する基部
    と、入射端から入射したレーザ光を出射する出射端を有
    し、基部の軸線に交差する軸線方向に延びる先端部と、
    基部および先端部に湾曲して連なる湾曲部とを含み、 少なくとも前記湾曲部には、湾曲部曲率の外側曲り部に
    基部と先端部との各外周面を延長して結ぶ仮想外周面よ
    りも湾曲部の軸線に近接して反射面が形成されることを
    特徴とするレーザ光照射用湾曲プローブ。
  2. 【請求項2】 前記反射面は、軸直角断面において外方
    に凸に湾曲していることを特徴とする請求項1に記載の
    レーザ光照射用湾曲プローブ。
  3. 【請求項3】 前記反射面は、その法線と、基部の軸線
    に対して最大角度の入射光の光軸とが成す角度が、空気
    に対するプローブの材質の臨界角よりも大きくなるよう
    に形成されることを特徴とする請求項1または2に記載
    のレーザ光照射用湾曲プローブ。
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