JPH07184632A - 培養槽における消泡装置 - Google Patents
培養槽における消泡装置Info
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- JPH07184632A JPH07184632A JP33495693A JP33495693A JPH07184632A JP H07184632 A JPH07184632 A JP H07184632A JP 33495693 A JP33495693 A JP 33495693A JP 33495693 A JP33495693 A JP 33495693A JP H07184632 A JPH07184632 A JP H07184632A
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- Japan
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- defoaming
- foam
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- Pending
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-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12M—APPARATUS FOR ENZYMOLOGY OR MICROBIOLOGY; APPARATUS FOR CULTURING MICROORGANISMS FOR PRODUCING BIOMASS, FOR GROWING CELLS OR FOR OBTAINING FERMENTATION OR METABOLIC PRODUCTS, i.e. BIOREACTORS OR FERMENTERS
- C12M41/00—Means for regulation, monitoring, measurement or control, e.g. flow regulation
- C12M41/02—Means for regulation, monitoring, measurement or control, e.g. flow regulation of foam
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12M—APPARATUS FOR ENZYMOLOGY OR MICROBIOLOGY; APPARATUS FOR CULTURING MICROORGANISMS FOR PRODUCING BIOMASS, FOR GROWING CELLS OR FOR OBTAINING FERMENTATION OR METABOLIC PRODUCTS, i.e. BIOREACTORS OR FERMENTERS
- C12M29/00—Means for introduction, extraction or recirculation of materials, e.g. pumps
- C12M29/06—Nozzles; Sprayers; Spargers; Diffusers
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明は液中通気、撹拌する培養において培養
液を泡上面に散布し発生してくる泡を破泡することを目
的とする。 【構成】９培養槽内の撹拌機の３シャフトに設けられた
１消泡装置の２穴及び１０散布ノズルから散布される培
養液で発生した７泡を消泡する。 【効果】発生した泡を破泡することができ、消泡剤添加
を行う必要が無くなる。また動物細胞培養においては効
率良く液中酸素供給できるので高密度培養が可能とな
る。
液を泡上面に散布し発生してくる泡を破泡することを目
的とする。 【構成】９培養槽内の撹拌機の３シャフトに設けられた
１消泡装置の２穴及び１０散布ノズルから散布される培
養液で発生した７泡を消泡する。 【効果】発生した泡を破泡することができ、消泡剤添加
を行う必要が無くなる。また動物細胞培養においては効
率良く液中酸素供給できるので高密度培養が可能とな
る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は細菌，酵母，糸状菌，及
び動植物細胞の液中通気培養において特にその消泡に関
して効果を発揮するものである。
び動植物細胞の液中通気培養において特にその消泡に関
して効果を発揮するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、培養中に発生してくる泡の消泡に
関しては、培養生物に影響がなければ培養液中に消泡剤
を添加していた。
関しては、培養生物に影響がなければ培養液中に消泡剤
を添加していた。
【０００３】また動物細胞培養においては消泡性のある
消泡ネットを培養槽内上部に取付けて泡が槽外へ出るの
を防いでいる。（例えば、特公平５−６０３５３号公
報）
消泡ネットを培養槽内上部に取付けて泡が槽外へ出るの
を防いでいる。（例えば、特公平５−６０３５３号公
報）
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】生物を培養槽で培養す
る場合には嫌気性菌を除き液中の溶存酸素が必要とな
る。一部の培養方法においては液表面にガスを吹きつけ
酸素を液中に溶かす方法や酸素リッチの液体を培養液と
交換して培養する場合があるがほとんどの場合、液中に
直接ガス通気を行い酸素を溶かしている。また高密度培
養となると前記のガス吹きつけや培養液の交換では酸素
が不足してしまう。従って効率の最も良いガスの液中通
気が必要となる。しかしながらガスの液中通気には培養
液に血清やアルブミン等のタンパク質が存在している場
合や培養液が粘性を持っている場合には発泡してくると
いうデメリットがある。
る場合には嫌気性菌を除き液中の溶存酸素が必要とな
る。一部の培養方法においては液表面にガスを吹きつけ
酸素を液中に溶かす方法や酸素リッチの液体を培養液と
交換して培養する場合があるがほとんどの場合、液中に
直接ガス通気を行い酸素を溶かしている。また高密度培
養となると前記のガス吹きつけや培養液の交換では酸素
が不足してしまう。従って効率の最も良いガスの液中通
気が必要となる。しかしながらガスの液中通気には培養
液に血清やアルブミン等のタンパク質が存在している場
合や培養液が粘性を持っている場合には発泡してくると
いうデメリットがある。
【０００５】泡は破泡せずにそのまま増加蓄積しつづけ
るとガスベントのフィルターに達しフィルターを詰まら
せたり、ノズル部分で破泡し液になってコンタミネーシ
ョンの原因となったりする。
るとガスベントのフィルターに達しフィルターを詰まら
せたり、ノズル部分で破泡し液になってコンタミネーシ
ョンの原因となったりする。
【０００６】本発明はガスの液中通気において発生する
泡を破泡することを目的とし、またその手段が特別の装
置を必要とせず従来の培養槽に若干の手を加えるだけで
実現することを目的とする。
泡を破泡することを目的とし、またその手段が特別の装
置を必要とせず従来の培養槽に若干の手を加えるだけで
実現することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】培養のほとんどに付いて
いる培養槽内を均一にするための撹拌機のシャフトの内
側に、らせん状または放射状に溝または仕切りが取付け
られている逆円錐状の装置を取付ける。この装置の下側
は培養液取込みの為の取込口が設けられ、また上部には
液面に上昇してきた液を散布するノズルまたは穴が設け
られている。液が上昇してくる量はその撹拌機の回転数
に左右される。回転数が速い場合は装置円錐部の液上昇
角度を水平から小さく取れば良いし、逆の場合は大きく
取れば良い。
いる培養槽内を均一にするための撹拌機のシャフトの内
側に、らせん状または放射状に溝または仕切りが取付け
られている逆円錐状の装置を取付ける。この装置の下側
は培養液取込みの為の取込口が設けられ、また上部には
液面に上昇してきた液を散布するノズルまたは穴が設け
られている。液が上昇してくる量はその撹拌機の回転数
に左右される。回転数が速い場合は装置円錐部の液上昇
角度を水平から小さく取れば良いし、逆の場合は大きく
取れば良い。
【０００８】
【作用】逆円錐形の取入れられた液はその回転による遠
心力によって液面より上部まで持ち上げられる。そして
上昇した液は逆円錐低面部に取付けてある散布ノズルま
たは逆円錐部の扇型の面に設けてある穴から液面に散布
される。散布された液は発生した泡を破泡する。
心力によって液面より上部まで持ち上げられる。そして
上昇した液は逆円錐低面部に取付けてある散布ノズルま
たは逆円錐部の扇型の面に設けてある穴から液面に散布
される。散布された液は発生した泡を破泡する。
【０００９】
【実施例】本発明の一実施例を図１、図２、図３により
説明する。９培養槽内の培養液中に５スパージャからガ
スが通気される。通気されたガスは６気泡となって液中
に溶け込みながら培養液面まで上昇してくる。液中に溶
解しなかったガスはその１部が７泡となり培養液面上に
蓄積される。しかしながら１消泡装置の２穴から散布さ
れる培養液によって通気によって発生した７泡は破泡さ
れる。２穴から散布される培養液は１消泡装置の１１液
取込口から取込められ３シャフトの回転によって液は遠
心力で１消泡装置の上部まで持ち上げられ２穴から散布
される。１消泡装置は図２、図３に示すかぎりではな
い。図２に示す１消泡装置は螺旋形に子きり板を設けた
逆円錐形をしており、図３に示す１消泡装置は、中心か
ら放射状に仕切りを設けた形をしている。
説明する。９培養槽内の培養液中に５スパージャからガ
スが通気される。通気されたガスは６気泡となって液中
に溶け込みながら培養液面まで上昇してくる。液中に溶
解しなかったガスはその１部が７泡となり培養液面上に
蓄積される。しかしながら１消泡装置の２穴から散布さ
れる培養液によって通気によって発生した７泡は破泡さ
れる。２穴から散布される培養液は１消泡装置の１１液
取込口から取込められ３シャフトの回転によって液は遠
心力で１消泡装置の上部まで持ち上げられ２穴から散布
される。１消泡装置は図２、図３に示すかぎりではな
い。図２に示す１消泡装置は螺旋形に子きり板を設けた
逆円錐形をしており、図３に示す１消泡装置は、中心か
ら放射状に仕切りを設けた形をしている。
【００１０】本発明は例えば組換え大腸菌の場合におい
ても適用される。ＬＢ培地を張り込んだ培地に目的の組
換え大腸菌を無菌的に植菌する。温度３７℃，ＰＨ４〜
６で自動調整しながら（図中には無い）通気培養を行
う。このとき従来では消泡センサを培養槽内に設けて泡
を感知後消泡剤が投入されていたが本発明の場合１０散
布ノズル、２穴より培養液が泡に散布される為、多くの
泡が蓄積されることなく培養することが可能となる。
ても適用される。ＬＢ培地を張り込んだ培地に目的の組
換え大腸菌を無菌的に植菌する。温度３７℃，ＰＨ４〜
６で自動調整しながら（図中には無い）通気培養を行
う。このとき従来では消泡センサを培養槽内に設けて泡
を感知後消泡剤が投入されていたが本発明の場合１０散
布ノズル、２穴より培養液が泡に散布される為、多くの
泡が蓄積されることなく培養することが可能となる。
【００１１】また本発明は動物細胞培養においても適用
される。血清またはアルブミン等のタンパク質を含んだ
培地を用いて培養する場合、細胞濃度が１.０×１０5ce
lls/mlのオーダでは従来の表面通気でも良いかもしれな
いが１０6cells/ml以上の細胞濃度の培養となると効率
的に液中へのガススパージングが必要となる。従って従
来では１０6cells/mlのオーダにならないように培養を
調整する必要があったが本発明においては発生した泡を
破泡することができるので問題なく高濃度で動物細胞を
培養することができ、効率良く培養を行うことができ
る。
される。血清またはアルブミン等のタンパク質を含んだ
培地を用いて培養する場合、細胞濃度が１.０×１０5ce
lls/mlのオーダでは従来の表面通気でも良いかもしれな
いが１０6cells/ml以上の細胞濃度の培養となると効率
的に液中へのガススパージングが必要となる。従って従
来では１０6cells/mlのオーダにならないように培養を
調整する必要があったが本発明においては発生した泡を
破泡することができるので問題なく高濃度で動物細胞を
培養することができ、効率良く培養を行うことができ
る。
【００１２】
【発明の効果】本発明には次の効果が期待できる。 １培地が粘性をもったり、タンパク質等が含まれている
場合においても液中通気を行うことができ酸素を効率良
く液中に供給できるようになる。 ２液中に酸素を効率良く供給できると細胞濃度を上げる
ことができ高密度培養が可能となる。従って培養槽が小
さくできコストダウンにつながる。
場合においても液中通気を行うことができ酸素を効率良
く液中に供給できるようになる。 ２液中に酸素を効率良く供給できると細胞濃度を上げる
ことができ高密度培養が可能となる。従って培養槽が小
さくできコストダウンにつながる。
【００１３】３培養液から生産物を取り出す場合、消泡
剤が入っていないので精製工程においても少なくとも１
工程少なくすることができる。 ４効率良く酸素供給を行うことができるので従来表面通
気で純酸素を用いていたのに対し空気のみの使用で対応
できるようになりランニングコストを抑えることができ
る。 ５本発明を実施するに当って複雑な装置は必要なく安価
で実現できる。
剤が入っていないので精製工程においても少なくとも１
工程少なくすることができる。 ４効率良く酸素供給を行うことができるので従来表面通
気で純酸素を用いていたのに対し空気のみの使用で対応
できるようになりランニングコストを抑えることができ
る。 ５本発明を実施するに当って複雑な装置は必要なく安価
で実現できる。
【図１】本発明を培養槽に取りつけた場合の一実施例を
示す概念図である。
示す概念図である。
【図２】図１における消泡装置１を上から見た上面図で
ある。
ある。
【図３】消泡装置１の他の例を示す上面図である。
１…消泡装置、２…穴、３…シャフト、４…撹拌翼、５
…スパージャー、６…気泡、７…泡、８…モータ、９…
培養槽、１０…散布ノズル、１１…液取込口、１２…仕
切板。
…スパージャー、６…気泡、７…泡、８…モータ、９…
培養槽、１０…散布ノズル、１１…液取込口、１２…仕
切板。
Claims (5)
- 【請求項１】撹拌翼を具備する培養槽での培養で特にそ
の消泡において培養液を撹拌動力で培養液上面の泡部に
散布するように作られたことを特徴とする消泡装置。 - 【請求項２】培養液を液面より上部に持ち上げるのに撹
拌機の回転を利用した遠心力で行うことを特徴とする請
求項１記載の消泡装置。 - 【請求項３】培養液を液面より上部に持ち上げる装置が
渦巻型または中心から放射状に溝または仕切りを設けた
逆円錐形であることを特徴とする請求項２記載の消泡装
置。 - 【請求項４】請求項１記載の消泡装置を用いた撹拌機。
- 【請求項５】請求項４記載の撹拌機を用いた培養装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33495693A JPH07184632A (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 培養槽における消泡装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33495693A JPH07184632A (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 培養槽における消泡装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07184632A true JPH07184632A (ja) | 1995-07-25 |
Family
ID=18283117
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP33495693A Pending JPH07184632A (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 培養槽における消泡装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07184632A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101067329B1 (ko) * | 2011-07-08 | 2011-09-23 | (주) 케이오더블유 | 임펠러방식의 거품제거장치 |
| CN108048328A (zh) * | 2018-01-17 | 2018-05-18 | 湖北海宜生物科技有限公司 | 一种促进酵母细胞破壁的方法 |
-
1993
- 1993-12-28 JP JP33495693A patent/JPH07184632A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101067329B1 (ko) * | 2011-07-08 | 2011-09-23 | (주) 케이오더블유 | 임펠러방식의 거품제거장치 |
| CN108048328A (zh) * | 2018-01-17 | 2018-05-18 | 湖北海宜生物科技有限公司 | 一种促进酵母细胞破壁的方法 |
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