JPH07184171A - 文字放送受信装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【目的】 電源投入時等においても、目次番組からの文
字番組指定操作を不要にし、所望の文字番組を待ち時間
がかかることなく自動的に画面提示する。 【構成】 番組設定メモリ手段１１に電源投入時あるい
は受信状態変更時に、番組番号及び番組データを入力手
段６を用いて予め記憶する。電源投入時等には制御手段
５による読みだし及び提示処理の制御により、番組設定
メモリ手段１１から設定記憶された文字番組データを読
みだして提示する。番組設定メモリ１１に設定された開
始番組が変更された場合には変更した番組番号及び番組
データを制御手段５を用い番組設定メモリ１１に記憶す
る。これにより、電源投入時等には新たにバッファメモ
リ４に文字データを記憶する必要がなく、さらに、文字
信号が受信されていない場合においても即座に提示でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、文字放送受信装置に関
し、特に電源投入時あるいはテレビジョンチャンネル切
換時の場合においても、予め設定した所望する文字番組
にて文字信号を受信するとともに待ち時間がかかること
なく、即座に所望する文字番組を画面提示することの可
能な文字放送受信装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】文字放送システムは、テレビジョン信号
の垂直帰線線期間における特定の水平走査期間に、多種
類の番組のそれぞれに対応する番組データをディジタル
信号の形で繰り返し伝送するシステムである。

【０００３】このような文字放送システムは、受信側で
は、伝送されてくる全ての番組データを信号抜粋操作に
よって抜き取り、この抜き取られた番組データをバッフ
ァメモリに一旦格納する。次いで、受信者は、伝送され
てくる複数の番組の中から所定の番組を指定し、この指
定された番組に対応する番組データがバッファメモリか
ら読み出される。読み出された番組データは提示用番組
メモリに書き込まれる。提示用番組メモリに格納された
番組データは、表示データと付加音データとに区分さ
れ、表示データは画面に表示され、付加音データは音声
として出力されるようになっている。

【０００４】ところで、このような文字放送受信装置
は、一般に電源投入時あるいはテレビジョンチャンネル
切換時においては、前記バッファメモリに記憶された文
字番組データを消去した後、受信中の放送局の文字番組
データの記憶を開始する。そして、目次番組『０００
＃』が自動的に選択され、目次番組データが受信された
後に提示を開始し、目次番組の表示内容から文字番組を
選び出し、その番組番号を選択することで所望の文字情
報を得ている。

【０００５】しかしながら、このような文字放送受信装
置では、受信者による電源投入時あるいはテレビジョン
チャンネル切換時において、上述したように電源遮断時
あるいはテレビチャンネル切換時前の文字番組データ
が、前記バッファメモリに記憶されているが、この場合
先ず、このバッファメモリに記憶されている前記文字番
組データの消去処理を行い、そして新たに電源投入時あ
るいは切り換えたテレビチャンネル際における受信中の
放送局の文字番組データの記憶を開始するという記録動
作が行われるようになっている。このため、目次番組を
提示するまで所定の時間を要してしまう。

【０００６】また、この場合、所望の文字番組を提示す
る前に自動的に文字番組が選択されてしまい、目次番組
の提示が不要の受信者にとって、文字番組から選択し且
つ所望する文字番組の情報を得る為に操作を行うことが
余儀なくされ、しかもこれらの操作は極めて煩雑である
という問題点がある。しかしながら従来の文字放送受信
装置ではこれらの欠点を解消するものは提案されておら
ず、従来技術においては、受信者の所望する文字番組を
即座に視聴することができないと不都合がある。

【０００７】

【発明が解決しようとする課題】上記の如く、従来にお
ける文字放送受信装置では、電源投入時あるいはテレビ
チャンネルの切換時において、目次番組が先ず最初に選
択されるとともに提示されてしまい、受信者が所望する
番組番号から自動的に提示することができないという問
題点がある。このため、目次番組の提示が不要の受信者
にとって、文字番組から選択し且つ所望する文字番組の
情報を得る為の操作が煩雑である不都合を要している。

【０００８】また、電源投入時あるいはテレビチャンネ
ル切換時等の場合には、その都度バッファメモリに記憶
された文字番組データは消去されてしまい、このため再
度所望する文字番組データを選択してから受信される文
字番組データを前記バッファメモリに記憶しなければな
らず、このため所望する番組を提示するまでには、待ち
時間が発生してしまい、使用者とって不都合がある。

【０００９】そこで、本発明は上記問題に鑑みてなされ
たもので、電源投入時あるいはテレビチャンネル切換時
の場合においても、目次番組からの文字番組指定操作を
不要にするとともに、所望の文字番組を待ち時間がかか
ることなく自動的に画面提示することが可能な文字放送
受信装置の提供を目的とする。

【００１０】

【課題を解決するための手段】請求項１記載の本発明に
よる文字放送受信装置は、テレビジョン信号の垂直帰線
期間に挿入されている複数の文字番組データを抜き取っ
てバッファメモリに記憶し、希望する番組番号を指定す
ることによって前記記憶された番組データの中から前記
番組番号に対応する番組データを読み出し、この読み出
された番組データに基づく内容を画面に提示を行うとと
もに、電源投入時あるいは受信状態変更時に所定の文字
番組を開始番組として提示することが可能な文字放送受
信装置であって、電源投入時あるいは受信状態変更時に
提示する文字番組内容を記憶する番組設定メモリ手段
と、前記番組設定メモリに所望する文字番組の番組番号
及び設定情報を入力する入力手段と、前記番組設定メモ
リ手段からの番組データの読みだし及び記憶を制御する
制御手段であって、電源投入時あるいは受信状態変更時
に前記番組設定メモリから番組設定情報に対応する番組
データを読みだして自動的に提示するように制御すると
ともに、前記前記番組設定メモリに記憶している文字番
組の設定内容が更新された場合には、この更新された文
字番組内容を新たに前記番組設定メモリに記憶するよう
に制御する制御手段とを具備したことを特徴とする。

【００１１】請求項２記載の本発明による文字放送受信
装置は、請求項１記載の文字放送受信装置であって、前
記番組設定メモリ手段は、電源投入時用として設けられ
た番組設定メモリ手段であって、電源投入時における開
始番組の設定、及び番組番号や番組データを記憶するメ
モリをそれぞれ具備して構成し、電源投入時に前記番組
設定メモリ手段のそれぞれに記憶されている設定情報に
基づき、文字番組の提示を開始することを特徴とする。

【００１２】請求項３記載の本発明による文字放送受信
装置は、請求項２記載の文字放送受信装置であって、前
記番組設定メモリ手段は、前記電源投入時における提示
するための文字番組設定情報を複数のテレビチャンネル
番号ごとに記憶するとともに、テレビチャンネル切換時
用として設けられた番組設定メモリ手段であって、テレ
ビチャンネル切換時に前記番組設定メモリ手段に記憶さ
れている設定番組から、文字番組の提示を開始すること
を特徴とする。

【００１３】

【作用】本発明においては、前記番組設定メモリ手段に
電源投入時あるいは受信状態変更時に提示する文字番組
内容、つまり所望する開始文字番組の番組番号及び番組
データを入力手段を用いて予め記憶する。このため、電
源投入時あるいは受信状態変更時には制御手段による読
みだし及び提示処理の制御により、前記番組設定メモリ
手段から設定記憶された文字番組データを読みだして提
示することができる。また、前記番組設定メモリに設定
された開始番組が変更された場合には、この変更した文
字番組の番組番号及び番組データを前記制御手段を用い
て前記番組設定メモリに記憶することができる。これに
より、電源投入時あるいはテレビチャンネル切換時おい
て、新たにバッファメモリに文字データを記憶する必要
がないため、受信者の所望する文字番組を即座に画面に
提示することができる。さらに、文字信号が受信されて
いない場合においても、前記番組設定メモリ手段に、文
字番組の番組データが記憶されているため、即座に提示
することができる。

【００１４】

【実施例】実施例について図面を参照して説明する。図
１は本発明に係る文字放送受信装置の一実施例を示すブ
ロック図である。

【００１５】本実施例における文字放送受信装置は、従
来技術としての問題点を解消すべく例えば電源投入時あ
るいはテレビチャンネル切換時おいても目次番組を提示
せずに使用者の所望する文字番組を提示するすために、
予め使用者により所望の提示条件あるいは所望の提示文
字番組内容等を設定するとともに記憶する番組設定メモ
リを設け、制御手段としてのマイクロコンピュータによ
って前記番組設定メモリを制御するようにしたことを特
徴とする。

【００１６】図１に示すように、入力端子１には映像復
調されたビデオ信号が供給される。このビデオ信号は特
定の水平走査期間に文字放送データが重畳されている。
ビデオ信号は、波形整形回路２において所定のスライス
レベルでスライスされることでディジタル２値信号を生
成する。このディジタル２値信号はデータ取込回路３に
供給される。

【００１７】データ取込回路３は、文字放送データとし
ての前記ディジタル２値信号を、データライン毎に抜き
取り、バッファメモリ４に供給する。バッファメモリ４
は、データ取込回路３からのデータを一時的に記憶す
る。

【００１８】データ取込回路３におけるデータライン抜
き取りのタイミング制御、及びデータ取込回路３からバ
ッファメモリ４へのデータ転送は、マイクロコンピュー
タ５で制御されている。

【００１９】マイクロコンピュータ５には、キーボード
６が接続されている。キーボード６は、図示はしないが
テンキー等による番組番号の指定を行うキーを備えてい
る。マイクロコンピュータ５は、バッファメモリ４に記
憶したデータの中に、前記キーボード６からの番組指定
データと一致する番組番号データがあると、以降に続く
復数構成の番組データ全てが提示用番組メモリ１０に転
送され、以降受信された該当番組データはこの提示用番
組メモリ１０に記憶される。この提示用番組メモリ１０
に記憶された番組データは、ページ単位で表示制御回路
７を経て画像メモリ８に転送される。

【００２０】表示制御回路７は、画像メモリ８に書き込
まれた番組データから指定番組データを読みだし、この
指定番組データを出力端子９からテレビジョン受像機
（図示せず）におくる。指定番組データの表示は画面に
表示され、指定番組データの付加音データは音声として
出力される。

【００２１】一方、マイクロコンピュータ５には、本実
施例の特徴とする番組設定メモリ１１が接続されてお
り、この番組設定メモリ１１には、例えば電源投入時あ
るいはテレビジョンチャンネル切換時に提示するための
文字番組内容を記憶するようにしている。

【００２２】そこで、前記番組設定メモリ１１を例え
ば、電源投入時の番組設定メモリとして構成した場合の
一例を図２に示す。

【００２３】図２に示すように、前記番組設定メモリ１
１は電源投入時の際に動作（番組提示）するために必要
な番組設定条件、または番組データ等の記録を行う、例
えば複数のメモリから構成されており、予めこれらのメ
モリに所定のデータを設定することによって、電源投入
時の際には前記番組設定メモリ１１に記憶された情報に
基づき、マイクロコンピュータ５によって番組提示の制
御が行われるようになっている。

【００２４】前記番組設定メモリ１１の複数設けられた
メモリの内、開始番組設定２１は電源投入時に自動提示
する文字番組を、例えば目次番組あるいは使用者の所望
する文字番組等の固定番組とするか、あるいは電源遮断
時前に提示していた文字番組（ラスト提示番組）にする
かを示す情報を記憶するものである。

【００２５】番組番号メモリ２２は、電源投入時に自動
提示する文字番組番号データを記憶する。

【００２６】番組データメモリ２３は、電源投入時に番
組データメモリ２４に記憶されているデータを提示する
か、あるいは非提示するかを示す情報を記憶する。

【００２７】番組メモリ２４は、電源投入時に提示する
番組番号データを記憶する。

【００２８】尚、上記番組設定メモリ１１への設定記録
操作は、図１に示すキーボード６用いてキー入力を行
い、このキー入力により前記番組設定メモリに設定情報
を記録する。また、これらの使用者の所望する設定記録
情報は、文字放送受信装置を使用する前に予め設定する
ようにする。

【００２９】次ぎに、このように構成される番組設定メ
モリを用い、電源投入時における文字放送受信装置の動
作を図２及び図３参照しながら詳細に説明する。図３は
図２に示すように番組設定メモリ１１を構成した場合に
おいて、電源投入時におけるマイクロコンピュータの動
作を説明するフローチャートである。

【００３０】先ず、予め使用者の所望する提示条件、あ
るいは所望の番組番号の設定等の任意の情報をキーボー
ド６（図１参照）を用いて番組設定メモリ１１に設定記
憶する。この際に例えば、番組設定メモリ１１の開始番
組設定メモリに対し、電源投入時に自動提示する文字番
組を目次番組等の固定番組にするか、あるいは電源遮断
時前に提示していた文字番組にするか、どちらか一方を
選択し、予め設定記憶しておく。

【００３１】そして、例えば使用者によって、文字放送
受信装置の電源を投入（オン）した場合に、図２に示す
フローチャートのように、マイクロコンピュータ５の制
御が起動する。

【００３２】そこで、ステップ１では、番組番号メモリ
２２に設定された番組番号データを読みだし、選択して
ステップ２に進む。

【００３３】ステップ２では、番組番号データメモリ２
３に設定の内容を確認し、この番組データメモリを提示
する場合には、ステップ３に進み、番組データメモリ非
提示の場合には処理を終了する。次いで、ステップ３で
は、番組データメモリ２４に記憶されている番組データ
を提示用メモリ１０へと転送してステップ４に進む。

【００３４】ステップ４では、提示用番組メモリ１０に
記憶されている番組データに基づき、提示処理を行い、
図示しないテレビジョン受信機に画面表示して終了す
る。

【００３５】次ぎに、電源投入時において自動的に提示
される開始文字番組が、例えば目次番組等の固定番組で
はなく、電源遮断前に提示されていた文字番組等のよう
に更新された場合に関する番組設定メモリ１１の番組番
号設定及び番組データの記録動作を図２及び図４を参照
しながら説明する。図４は番組設定メモリの番組番号設
定及び番組データの記録動作を説明するフローチャート
である。

【００３６】先ず、ステップ１１では、自動的に提示す
る番組番号が更新されたか否か確認し、更新された場合
にはステップ１２に進み、更新無しの場合には処理を終
了する。

【００３７】ステップ１２では、使用者によって開始番
組が更新された状態であり、ここで開始番組設定２１に
設定の内容を確認し、固定番組の場合には処理を終了
し、ラスト提示番組の場合にはステップ１３へ進む。

【００３８】ステップ１３では、更新された番組番号を
番組番号メモリ２２に記憶してステップ１４へと進む。

【００３９】ステップ１４では、受信された該当の文字
番組データを番組データメモリ２４に記憶して処理を終
了する。

【００４０】したがって、このように動作する文字放送
受信装置では、例えば開始番組設定２１にて設定された
内容が固定番組の場合において、予め電源投入時に提示
する所望の番組番号を番組番号メモリ２２に記憶し、且
つ文字番組データを番組データメモリ２４に記憶してお
くことにより、電源投入時に所望の番組で提示を開始す
ることが可能となる。

【００４１】また、目次番組を視聴したい使用者にとっ
ても、前記固定番組として設定し且つ開始番組として目
次番組を設定することで、従来技術と同様に目次番組を
提示することができることは勿論である。

【００４２】したがって、本実施例によれば、番組設定
メモリ１１における開始番組設定及び番組データ等の設
定記憶を予め行い、ここで、例えば開始番組設定を固定
番組として登録し、且つ所望する文字番組の番組番号及
び番組データ等を前記番組設定メモリ１１に予め設定記
憶するようにする。電源投入時には制御手段としてのマ
イクロコンピュータ５を用いて前記番組設定メモリ１１
に記憶している文字番組データを読みだし提示する。こ
のため従来技術のように新たにバッファメモリ４に文字
データを記憶する必要がなく、電源投入時において即座
に提示することができるる。これにより、電源投入時の
際に目次番組から提示されることなく、所望する文字番
組を即座に提示することができる。

【００４３】また、本実施例における文字放送受信装置
では、例えば文字信号が受信されない場合においても、
前記番組設定メモリに記憶された文字データを読みだす
ことにより、文字番組を提示することができる。

【００４４】図５乃至図７は本発明に係る文字放送受信
装置の他の実施例を示し、図５は、前記番組設定メモリ
をチャンネル切換時の番組設定メモリとして構成した場
合の一例を示し、図６は図５に番組設定メモリを用い、
チャンネル切換時におけるマイクロコンピュータの動作
を説明するフローチャート、図７はチャンネル切換時に
おける前記番組設定メモリの番組番号及び番組データの
記録動作を説明するフローチャートである。

【００４５】図５に示すように、本実施例における番組
設定メモリ１１は、前記実施例と同様に複数のメモリか
ら構成されており、例えばテレビチャンネルが切換られ
た際に動作（番組提示）するために必要な番組設定条
件、または番組データ等の設定記録情報を前記複数のメ
モリに各々記憶する。つまり、予めこれらのメモリに所
定のデータを設定することによって、テレビチャンネル
切換時の際には前記番組設定メモリ１１に記憶された情
報に基づき、マイクロコンピュータ５によって番組提示
の制御が行われるようになっている そこで、前記番組設定メモリ１１を例えば、テレビチャ
ンネル切換時の番組設定メモリとして構成した場合の例
を図５に示す。

【００４６】図中において、開始番組設定メモリ３１
は、チャンネル切換時に自動提示する目次番組あるいは
使用者の所望する文字番組等の固定番組とするか、チャ
ンネル切換前に提示していた文字番組（ラスト提示番
組）にするかを示す情報を記憶する。

【００４７】番組番号メモリ３２は、チャンネル切換時
に自動提示する文字番組データを記憶する。

【００４８】番組番号データメモリ３３は、チャンネル
切換時の番組データメモリ３４の記憶データを提示する
か、否提示するかを示す情報を記憶する。

【００４９】番組データメモリ３４は、チャンネル切換
時に提示する番組データを記憶する。

【００５０】図６は、本発明に係る図５の番組設定メモ
リ１１の構成によるチャンネル切換時の動作を説明する
フローチャートである。

【００５１】ステップ２１では、番組番号メモリ３２に
設定された番組番号を読みだし選択してステップ２２に
進む。

【００５２】ステップ２２では、番組データメモリ３３
に設定された内容を確認し、番組データメモリを提示の
場合にはステップ２３へ進み、番組データメモリを非設
定の場合には処理を終了する。

【００５３】ステップ２３では、番組データメモリ３４
に記憶されている番組データを提示用番組メモリ１０へ
転送してステップ２４へと進む。

【００５４】ステップ２４では、提示用番組目盛り１０
に記憶されている番組データを提示処理を行い処理を終
了する。

【００５５】尚、上記番組設定メモリ１１への設定記録
操作は、前記実施例と同様に図１に示すキーボード６用
いてキー入力を行い、このキー入力により前記番組設定
メモリに設定情報を記録する。また、これらの使用者の
所望する設定記録情報は、文字放送受信装置を使用する
前に予め設定するようにする。

【００５６】次ぎに、テレビチャンネル切換時において
自動的に提示される開始文字番組が、例えば目次番組等
の固定番組ではなく、電源遮断前に提示されていた文字
番組等のように更新された場合に関する番組設定メモリ
１１の番組番号設定及び番組データの記録動作を図５及
び図７を参照しながら説明する。図７は番組設定メモリ
の番組番号設定及び番組データの記録動作を説明するフ
ローチャートである。

【００５７】ステップ３１では、提示する番組番号が更
新されたか否か確認し、更新された場合にはステップ３
２に進み、更新無しの場合には処理を終了する。

【００５８】ステップ３２では、開始番組設定３１に設
定の内容を確認し、固定番組の場合には処理を終了し、
ラスト提示番組の場合にはステップ３３へ進む。

【００５９】ステップ３３では、更新された番組番号を
番組番号メモリ３２に記憶してステップ３４へと進む。

【００６０】ステップ３４では、受信された該当の文字
番組データを番組データメモリ３４に記憶して処理を終
了する。

【００６１】したがって、このように動作する文字放送
受信装置では、例えば開始番組設定２１にて設定された
内容が固定番組の場合において、予めチャンネル切換時
に提示する所望の番組番号を番組番号メモリ３２に記憶
し、且つ文字番組データを番組データメモリ３４に記憶
しておくことにより、テレビチャンネル切換時に所望の
番組で提示を開始することが可能となり、前記実施例と
同様の効果を得ることができる。

【００６２】したがって、本実施例によれば、番組設定
メモリ１１における開始番組設定及び番組データ等の設
定記憶を予め行い、ここで、例えば開始番組設定を固定
番組として登録し、且つ所望する文字番組の番組番号及
び番組データ等を前記番組設定メモリ１１に予め設定記
憶するようにすることで、文字放送受信装置における受
信状態切換時、つまり、テレビチャンネル切換時の際に
目次番組から提示されることなく、所望する文字番組を
即座に提示することができる。

【００６３】尚、本発明に係る実施例においては、電源
投入時あるいはテレビチャンネル切換時に自動提示する
ために、文字番組等の番組内容及び設定情報を予め記憶
する前記番組設定メモリを上記電源投入時とテレビチャ
ンネル切換時との場合についてそれぞれ構成したことを
説明したが、例えば、前記番組設定メモリを少なくとも
２つ設け、これらの番組設定メモリを上記電源投入時、
あるいはテレビチャンネル切換時に自動提示するための
専用のメモリとしてそれぞれ接続し、マイクロコンピュ
ータを用いて自動的に切換るようにして対応するように
しても良い。

【００６４】また、文字放送受信装置が文字放送を画面
表示するテレビジョン受像機に内蔵している内蔵型また
は外部に接続されている接続型で構成しても良く、全て
の文字放送受信装置に効果を得ることができる。

【００６５】

【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、予め
番組設定メモリに所望する文字番組内容等の設定記録情
報を設定することにより、電源投入時あるいはテレビチ
ャンネル切換時においても、待ち時間がかかることな
く、即座に所望する文字番組を画面提示することがで
き、受信者にとって満足に視聴することができることは
明かである。

【図面の簡単な説明】

【図１】図１乃至図３は本発明に係る文字放送受信装置
の一実施例を示し、図１は文字放送受信装置の一実施例
を示すブロック図。

【図２】図２は図１に示す装置の番組設定メモリを電源
投入時用として構成した場合の構成図。

【図３】図３及び図４は図２に示す番組設定メモリを用
いた場合のマイクロコンピュータにおける動作を説明す
るものであり、図３は電源投入時における動作を示すフ
ローチャート。

【図４】図４は番組番号メモリにおける番組番号及び番
組データの記録動作を示すフローチャート。

【図５】図５乃至図７は本発明に係る文字放送受信装置
の他の実施例を示し、図５は図１に示す装置の番組番号
メモリをテレビチャンネル切換時用として構成した場合
の構成図。

【図６】図６及び図７は図５に示す番組設定メモリを用
いた場合のマイクロコンピュータにおける動作を説明す
るものであり、図６はテレビチャンネル切換時における
動作を示すフローチャート。

【図７】図７は番組番号メモリにおける番組番号及び番
組データの記録動作を示すフローチャート。

【符号の説明】

１…入力端子 ２…波形整形回路 ３…データ取込回路 ４…バッファメモリ ５…マイクロコンピュータ ６…キーボード ７…表示制御回路 ８…画像メモリ ９…出力端子 １０…提示用番組メモリ １１…番組設定メモリ

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】テレビジョン信号の垂直帰線期間に挿入さ
   れている複数の文字番組データを抜き取ってバッファメ
   モリに記憶し、希望する番組番号を指定することによっ
   て前記記憶された番組データの中から前記番組番号に対
   応する番組データを読み出し、この読み出された番組デ
   ータに基づく内容を画面に提示を行うとともに、電源投
   入時あるいは受信状態変更時に所定の文字番組を開始番
   組として提示することが可能な文字放送受信装置であっ
   て、 電源投入時あるいは受信状態変更時に提示する文字番組
   内容を記憶する番組設定メモリ手段と前記番組設定メモ
   リに所望する文字番組の番組番号及び設定情報を入力す
   る入力手段と、 前記番組設定メモリ手段からの番組データの読みだし及
   び記憶を制御する制御手段であって、電源投入時あるい
   は受信状態変更時に前記番組設定メモリから番組設定情
   報に対応する番組データを読みだして自動的に提示する
   ように制御するとともに、前記前記番組設定メモリに記
   憶している文字番組の設定内容が更新された場合には、
   この更新された文字番組内容を新たに前記番組設定メモ
   リに記憶するように制御する制御手段と、 を具備したことを特徴とする文字放送受信装置。
2. 【請求項２】前記番組設定メモリ手段は、電源投入時用
   として設けられた番組設定メモリ手段であって、電源投
   入時における開始番組の設定、及び番組番号や番組デー
   タを記憶するメモリをそれぞれ具備して構成し、電源投
   入時に前記番組設定メモリ手段のそれぞれに記憶されて
   いる設定情報に基づき、文字番組の提示を開始すること
   を特徴とする請求項１記載の文字放送受信装置。
3. 【請求項３】前記番組設定メモリ手段は、前記電源投入
   時における提示するための文字番組設定情報を複数のテ
   レビチャンネル番号ごとに記憶するとともに、テレビチ
   ャンネル切換時用として設けられた番組設定メモリ手段
   であって、テレビチャンネル切換時に前記番組設定メモ
   リ手段に記憶されている設定番組から、文字番組の提示
   を開始することを特徴とする請求項２記載の文字放送受
   信装置。