JPH0718412B2 - 密閉式圧縮機 - Google Patents
密閉式圧縮機Info
- Publication number
- JPH0718412B2 JPH0718412B2 JP59190001A JP19000184A JPH0718412B2 JP H0718412 B2 JPH0718412 B2 JP H0718412B2 JP 59190001 A JP59190001 A JP 59190001A JP 19000184 A JP19000184 A JP 19000184A JP H0718412 B2 JPH0718412 B2 JP H0718412B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- frame
- electric motor
- compressor
- cylinder
- rotor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)
- Compressor (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 この発明は、圧縮機部のシリンダブロックの取付構造を
改良した密閉式圧縮機に関する。
改良した密閉式圧縮機に関する。
〔発明の技術的背景とその問題点〕 第３図中１は密閉容器で、この密閉容器１の内部には上
部にシリンダブロック２から構成される圧縮機部３と、
下部にロータ４とステータ５とから構成される電動機部
６とが設けられている。上記シリンダブロック２はフレ
ーム７上に設けられ、このフレーム７はその下部を電動
機部６の上記ステータ５に固定されるとともにスプリン
グ８を介して密閉容器１に懸架されている。また、電動
機部６の上記ロータ４は回転軸９に固定され、この回転
軸９は上記フレーム７に対して複数のボルト10…により
固定された主軸受11により軸支されている。また、上記
シリンダブロック２は内部にピストン12が往復動自在に
嵌挿され、ボルト13により上記フレーム７の上面に固定
されたシリンダ14と、このシリンダ14の頭部に設けられ
た弁座板15とこの弁座板15を介して上記シリンダ14に取
付けられ吸入室と吐出室を有するシリンダカバー16とか
ら構成されている。そして、上記ピストン12は上記回転
軸10の上部に回転軸10に対して偏心して設けられたクラ
ンクピン17を介してシリンダ14内を往復運動をするよう
になっている。また、密閉容器１の底部には潤滑油18が
貯溜されている。そして、上記回転軸９はその下端部が
上記潤滑油18の内部に浸漬し、回転軸９の長手方向に沿
って穿設された潤滑油供給路9aを介して潤滑油18を上記
主軸受11と回転軸９との間や、シリンダ14の内壁とピス
トン12との間の摺動面に供給するようになっている。
部にシリンダブロック２から構成される圧縮機部３と、
下部にロータ４とステータ５とから構成される電動機部
６とが設けられている。上記シリンダブロック２はフレ
ーム７上に設けられ、このフレーム７はその下部を電動
機部６の上記ステータ５に固定されるとともにスプリン
グ８を介して密閉容器１に懸架されている。また、電動
機部６の上記ロータ４は回転軸９に固定され、この回転
軸９は上記フレーム７に対して複数のボルト10…により
固定された主軸受11により軸支されている。また、上記
シリンダブロック２は内部にピストン12が往復動自在に
嵌挿され、ボルト13により上記フレーム７の上面に固定
されたシリンダ14と、このシリンダ14の頭部に設けられ
た弁座板15とこの弁座板15を介して上記シリンダ14に取
付けられ吸入室と吐出室を有するシリンダカバー16とか
ら構成されている。そして、上記ピストン12は上記回転
軸10の上部に回転軸10に対して偏心して設けられたクラ
ンクピン17を介してシリンダ14内を往復運動をするよう
になっている。また、密閉容器１の底部には潤滑油18が
貯溜されている。そして、上記回転軸９はその下端部が
上記潤滑油18の内部に浸漬し、回転軸９の長手方向に沿
って穿設された潤滑油供給路9aを介して潤滑油18を上記
主軸受11と回転軸９との間や、シリンダ14の内壁とピス
トン12との間の摺動面に供給するようになっている。
上記のように構成された従来の密閉式圧縮機において上
記電動機部６に対して通電すると回転軸９が回転し、ク
ランクピン17を介してピストン12がシリンダ14内を往復
運動を行ない、シリンダ14内に吸引した冷媒を圧縮して
これを吐出する。この冷媒を圧縮する際における破線に
より示される圧縮反力Ｆはシリンダ14を支持する上記フ
レーム７に加えられる。一方、このフレーム７には上記
圧縮反力Ｆとは別に電動機部６のロータ４とステータ５
との間に発生する磁気力ｆが加えられる。この磁気力ｆ
は最大でも数Kgにしか達しないが、圧縮反力Ｆは数十Kg
に達するので、フレーム７はこれら圧縮反力Ｆと磁気力
ｆの合計に対して充分耐え得る充分な剛性を有する必要
があり、特にフレーム７を板金構造とするような場合に
は全体的に板厚を増し、大形大重量のものにする必要が
あった。このようにしないと、第４図に示すように、反
縮反力Ｆによりフレーム７は曲げモーメントM,Mを受け
てロータ４、ステータ５との間のエアギャップδが変動
し、ロータ４がステータ５と接触するに到り、ロータ、
ステータ間の接触、セリ等を発生するという問題点があ
った。
記電動機部６に対して通電すると回転軸９が回転し、ク
ランクピン17を介してピストン12がシリンダ14内を往復
運動を行ない、シリンダ14内に吸引した冷媒を圧縮して
これを吐出する。この冷媒を圧縮する際における破線に
より示される圧縮反力Ｆはシリンダ14を支持する上記フ
レーム７に加えられる。一方、このフレーム７には上記
圧縮反力Ｆとは別に電動機部６のロータ４とステータ５
との間に発生する磁気力ｆが加えられる。この磁気力ｆ
は最大でも数Kgにしか達しないが、圧縮反力Ｆは数十Kg
に達するので、フレーム７はこれら圧縮反力Ｆと磁気力
ｆの合計に対して充分耐え得る充分な剛性を有する必要
があり、特にフレーム７を板金構造とするような場合に
は全体的に板厚を増し、大形大重量のものにする必要が
あった。このようにしないと、第４図に示すように、反
縮反力Ｆによりフレーム７は曲げモーメントM,Mを受け
てロータ４、ステータ５との間のエアギャップδが変動
し、ロータ４がステータ５と接触するに到り、ロータ、
ステータ間の接触、セリ等を発生するという問題点があ
った。
この発明は上記事情を考慮してなされたもので、フレー
ムを軽量かつ低剛性とすることが可能な密閉式圧縮機を
提供しようとするものである。
ムを軽量かつ低剛性とすることが可能な密閉式圧縮機を
提供しようとするものである。
この発明においては、上記の目的を達成するために、大
きい圧縮反力を回転軸を軸支する主軸受で分担させ、小
さい磁気力をフレームに分担させる構成としたことにあ
る。
きい圧縮反力を回転軸を軸支する主軸受で分担させ、小
さい磁気力をフレームに分担させる構成としたことにあ
る。
以下、この発明の一実施例を第３図と同一構成部分に同
一符号を付けた第１図を参照して説明する。第１図中、
21はシリンダブロック２の下面にこのシリンダブロック
２と一体に設けられた取付部である。シリンダブロック
２はこの取付部21を介して直接に主軸受11に対して固定
されている。すなわち、シリンダブロック２は主軸受11
のフランジ部11aの上面に上記取付部21を介してボルト2
2により固定されている。そして、シリンダブロック２
は従来のようにフレーム７に対しては直接固定されない
構造となっている。
一符号を付けた第１図を参照して説明する。第１図中、
21はシリンダブロック２の下面にこのシリンダブロック
２と一体に設けられた取付部である。シリンダブロック
２はこの取付部21を介して直接に主軸受11に対して固定
されている。すなわち、シリンダブロック２は主軸受11
のフランジ部11aの上面に上記取付部21を介してボルト2
2により固定されている。そして、シリンダブロック２
は従来のようにフレーム７に対しては直接固定されない
構造となっている。
しかして電動機部６に通電すると、回転軸９が回転す
る。これに伴いピストン12がシリンダ14内で往復運動を
行ない、大きな圧縮反力Ｆが発生するが、この圧縮反力
Ｆは主軸受11とシリンダ14の間に直接伝達され、フレー
ム７に対しては小さい磁気力ｆのみが伝達される。
る。これに伴いピストン12がシリンダ14内で往復運動を
行ない、大きな圧縮反力Ｆが発生するが、この圧縮反力
Ｆは主軸受11とシリンダ14の間に直接伝達され、フレー
ム７に対しては小さい磁気力ｆのみが伝達される。
つぎに、第３図と同一構成部分に対して同一符号を付け
た第２図はこの発明の第２の実施例を示す。この実施例
においてはシリンダブロック２は取付部21およびフレー
ム７を介して主軸受11に対してボルト22により固定され
ている。しかしながら、フレーム７の上記ボルト22の取
付部には上記ボルト22のねじ部の直径よりも大きい透孔
7aが設けられていてピストン12のシリンダ14内での往復
運動により発生する大きい圧縮反力Ｆはフレーム７には
働かず、電動機部６のロータ４とステータ５との間に発
生する小さい磁気力ｆのみが掛かる構造となっているの
で上記一実施例と同様の効果を奏する。
た第２図はこの発明の第２の実施例を示す。この実施例
においてはシリンダブロック２は取付部21およびフレー
ム７を介して主軸受11に対してボルト22により固定され
ている。しかしながら、フレーム７の上記ボルト22の取
付部には上記ボルト22のねじ部の直径よりも大きい透孔
7aが設けられていてピストン12のシリンダ14内での往復
運動により発生する大きい圧縮反力Ｆはフレーム７には
働かず、電動機部６のロータ４とステータ５との間に発
生する小さい磁気力ｆのみが掛かる構造となっているの
で上記一実施例と同様の効果を奏する。
以上説明したように、この発明においては、圧縮機部を
構成するシリンダブロックを主軸受に設け、圧縮反力の
伝達経路と電動機部を構成するロータとステータとの間
に発生する磁気力の伝達経路とを分離し、フレームには
小さい磁気力のみを分担させる構成としたので、フレー
ムを軽量小形とすることができる。また、繰返し力とし
ての圧縮反力がフレームに伝達されないため、フレーム
の振動が防止され騒音が減少する。さらに、大きな圧縮
反力がフレームに伝達されないので、フレームの変形が
防止されるためロータとステータとの間のエアギャップ
の変動が防止され信頼性が向上するなどの効果を奏す
る。
構成するシリンダブロックを主軸受に設け、圧縮反力の
伝達経路と電動機部を構成するロータとステータとの間
に発生する磁気力の伝達経路とを分離し、フレームには
小さい磁気力のみを分担させる構成としたので、フレー
ムを軽量小形とすることができる。また、繰返し力とし
ての圧縮反力がフレームに伝達されないため、フレーム
の振動が防止され騒音が減少する。さらに、大きな圧縮
反力がフレームに伝達されないので、フレームの変形が
防止されるためロータとステータとの間のエアギャップ
の変動が防止され信頼性が向上するなどの効果を奏す
る。
第１図はこの発明の一実施例を示す縦断側面図、第２図
は同じくこの発明の他の実施例を示す縦断側面図、第３
図は従来の密閉式圧縮機を示す縦断側面図、第４図は従
来の密閉式圧縮機のフレームが変形し、電動機部のエア
ギャップが変化した状態を示す縦断側面図である。 １……密閉容器、２……シリンダブロック、３……圧縮
機部、４……ロータ、５……ステータ、６……電動機
部、７……フレーム、９……回転軸、11……主軸受。
は同じくこの発明の他の実施例を示す縦断側面図、第３
図は従来の密閉式圧縮機を示す縦断側面図、第４図は従
来の密閉式圧縮機のフレームが変形し、電動機部のエア
ギャップが変化した状態を示す縦断側面図である。 １……密閉容器、２……シリンダブロック、３……圧縮
機部、４……ロータ、５……ステータ、６……電動機
部、７……フレーム、９……回転軸、11……主軸受。
Claims (1)
- 【請求項１】密閉容器内部に設けられた圧縮機部と、こ
の圧縮機部を駆動する電動機部と、この電動機部のロー
タを支持する回転軸と、上記電動機部のステータを固定
するフレームと、フランジ部を有し上記フレームとは別
体に形成されると共に上記フレームに固定され上記回転
軸を軸支する主軸受とからなる密閉式圧縮機において、
上記圧縮機部を構成するシリンダブロックを上記主軸受
のフランジ部に固定したことを特徴とする密閉式圧縮
機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59190001A JPH0718412B2 (ja) | 1984-09-11 | 1984-09-11 | 密閉式圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59190001A JPH0718412B2 (ja) | 1984-09-11 | 1984-09-11 | 密閉式圧縮機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6166877A JPS6166877A (ja) | 1986-04-05 |
| JPH0718412B2 true JPH0718412B2 (ja) | 1995-03-06 |
Family
ID=16250727
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP59190001A Expired - Lifetime JPH0718412B2 (ja) | 1984-09-11 | 1984-09-11 | 密閉式圧縮機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0718412B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6680549B2 (en) * | 2001-11-01 | 2004-01-20 | General Electric Company | Tapered rotor-stator air gap for superconducting synchronous machine |
| CN105570090A (zh) * | 2016-03-03 | 2016-05-11 | 加西贝拉压缩机有限公司 | 一种冰箱压缩机用分体式曲轴箱 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4939206U (ja) * | 1972-07-04 | 1974-04-06 |
-
1984
- 1984-09-11 JP JP59190001A patent/JPH0718412B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6166877A (ja) | 1986-04-05 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |