JPH071840U - エアー式座席シート - Google Patents

エアー式座席シート

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JPH071840U
JPH071840U JP3687593U JP3687593U JPH071840U JP H071840 U JPH071840 U JP H071840U JP 3687593 U JP3687593 U JP 3687593U JP 3687593 U JP3687593 U JP 3687593U JP H071840 U JPH071840 U JP H071840U
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洋司 渡辺
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洋司 渡辺
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 重量的にも非常に軽くて、座り心地の良いエ
ヤー式座席シートの提供。 【構成】 ゴム等の密封体にエヤーを充填して着座部と
成し、着座部をベース上に固定し、ベース端に設けた継
手に背板を連結してその傾斜角を調整可能とし、背板に
は同じく密封体にエヤーを充填した背もたれを固定す
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はエアー式座席シートに関するものである。ただしその用途は限定しな い。
【0002】
【従来の技術】
座席シートにもいろいろな型式があり、自動車、航空機、電車などその用途に より特有な構造となっている。しかしこれら各シートは基本的にウレタンのモー ルド仕上げにより形成され、それにファブリックや皮革を貼着したり、若しくは カバーリングして構成されている。そして座席シートの骨組みとなる構造体には 、スチール等の金属や木質、プラスティック等が使用されているが、このように 構成した従来型式の座席シートはその重量がおおきく、また製造コストもかなり 高くなってしまう。
【0003】 家庭で使用する応接間の椅子や、オフィス等の椅子はそれほどの問題はないが 、常に高速で移動する自動車や航空機の椅子は、その重量が該自動車等の走行性 能に大きく影響する。特に航空機では、機体重量の削減のために座席シートの重 量を無視することはできない。一方、従来のウレタンモールド仕上げによる座席 シートは、該シートに着座する人の体形が異なる場合、例えば体の大きい人と小 さい人とでは、該体をサポートする位置が異なり、したがって長時間座っていれ ば疲れてしまうことにもなる。
【0004】
【本考案が解決しようとする課題】
このように従来の座席シートには上記のごとき問題がある。本考案が解決しよ うとする課題はこれら問題点であり、非常に軽くて座り心地の良い座席シートを 提供する。
【0005】
【課題を解決するための手段】 本考案の座席シートはエアー式のシートであって、ゴム等にて構成した密封体 にエアーを充填して、所定形状の座席シートを構成する。内部のエアー圧は調整 可能とし、着座する人の座り心地により増減する。上記密封体はエアーを充填す ることで膨張してシートの形状となるように形成されており、一般には着座部と 背もたれ部とを分離し、また該着座部及び背もたれ部ともに複数の密封体にて構 成する。
【0006】 着座部の底にはべースが、また背もたれ部の背面には背板がそれぞれ設けられ ていて、該背板はべース端に設けた継手を介して、その傾斜角度を必要に応じて 変更できるようになっている。すなわち従来のリクライング構造である。また上 記密封体にははエアーバルブが取着されており、エアーバルブからエアーを充填 する。そして複数の密封体にて構成したエアーシートであれば、各密封体のエア ー圧はそれぞれ異なり、座り心地が良いように構成される。以下、本考案に係る 実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
【0007】
【実施例】
図1は本考案の実施例であり、自動車の座席シートを示している。同図の1は 着座部、2は背もたれ部、3は枕を表し、着座部1と背もたれ部2は継手4にて 連結され、該背もたれはその傾斜角度を変更することができる。すなわち該継手 は従来のリクライング機構にて構成され、好みの傾斜角に調整して使用できる。 本考案の座席シートはエアーシートであって、上記着座部1及び背もたれ部2は ゴム等にて構成した密封体にエアーを充填したものであり、シート表面は布地や 皮革で覆われている。
【0008】 そして上記着座部1の底にはベースが設けられ、また背もたれの背面には背板 が取着されており、これらベース及び背板は座席シートの骨組みとなる。該ベー スは前後方向に移動し、また背板はその傾斜角度を変更可能とする。勿論これら ベースの前後移動手段及び背板のリクライング手段は限定しない。
【0009】 図2は上記着座部1及び背もたれ部2を複数の密封体にて構成した場合を示し 、該着座部1は同図のように着座中央パーツ5と着座側部パーツ6、6からなり 、背もたれ部2は背もたれ中央パーツ7と背もたれ側部パーツ8、8から構成さ れている。これら各パーツ5、6、7、8は互いに独立分離し、充填されるエア ーの回路もそれぞれ異なり、該エアー圧を違わせて座り心地の良い、また疲れに くいシートとする。そのために各パーツ6、6、7、8にはエアーバルブ9、9 ・・・が取着されている。そして該着座中央パーツ5を間にして着座側部パーツ 6、6を両側に配置し、各パーツ5、6、6は上記ベースに固定され、同じく背 もたれ中央パーツ7を間にして、背もたれ側部パーツ8、8を両側に位置させて 上記背板に固定する。
【0010】 ところで、上記エアーバルブ9、9・・・にはエアーホースが接続され、また エアーホースはエアーポンプに接続しているが、これら各エアーホースには電磁 弁(切換弁)や圧力調整弁が設けられる。よってエアーポンプから送られるエア ーは、上記電磁弁を切換して所定のパーツヘ導かれ、また圧力調整弁を調整して 適当な圧力になるように該エアーを充填する。自動車の座席シートであれば車の エンジンにてエアーポンプを駆動し、運転者は座席シートに着座した状態にて各 パーツ5、6、7、8のエアー圧を適当に調整できる。
【0011】 勿論、本考案の座席シートは上記実施例に示すごとく、複数のパーツ5、6、 7、8にて構成する場合のみならず、着座部1と背もたれ部2を一体化した構造 とすることもある。そしてエアーの充填手段としてエンジン駆動式のエアーポン プを用いることなく、手動式エアーポンプにてエアーを充填することも可能であ る。以上述べたように、本考案の座席シートは着座部及び背もたれ部を、エアー を充填した密封体にて構成したものであり、次のような効果を得ることができる 。
【0012】
【考案の効果】
このように本考案の座席シートはエアーを充填したパーツ等の密封体により構 成しているため、該シートの重量は非常に小さくなり、自動車や航空機のシート の場合を比較すれば、70%〜80%の重量削減となる。このことは自動車など の加速性能を向上し、また燃費を良くする上で大きな効果がある。それにウレタ ンやコイルバネを用いて構成した従来の座席シートよりも製造コストは安くなる 。また一方では、着座部及び背もたれ部を複数のパーツにて構成し、各パーツの 充填エアー圧を適度に調整することで疲れを軽減し、長時間のドライブ等にも適 している。すなわち各人の体形に適した座席シートを構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の座席シートを示す実施例。
【図2】座席シートを複数パーツにて構成する場合。
【符号の説明】
1 着座部 2 背もたれ部 3 枕 4 継手 5 着座中央パーツ 6 着座側部パーツ 7 背もたれ中央パーツ 8 背もたれ側部パーツ 9 エアーバルブ

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゴム等からなる密封体にエアーバルブを
    設け、該密封体にエアーを充填して着座部と成し、該着
    座部をベース上に固定し、ベース端に設けた継手に背板
    を連結してその傾斜角を必要に応じて調整可能とし、そ
    して背板には同じく密封体にエアーを充填した背もたれ
    を固定したことを特徴とするエアー式座席シート。
  2. 【請求項2】 上記着座部または背もたれ部を分割して
    複数のパーツ(密封体)にて構成し、各パーツのエアー
    圧を調整可能とした請求項1記載のエアー式座席シー
    ト。
  3. 【請求項3】 上記エアーバルブに接続したエアー管に
    は切換弁と圧力調整弁を設け、エアー管をエアーポンプ
    に接続した請求項1または請求項2記載のエアー式座席
    シート。
JP1993036875U 1993-06-12 1993-06-12 エアー式座席シート Expired - Lifetime JP2535279Y2 (ja)

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JPH071840U true JPH071840U (ja) 1995-01-13
JP2535279Y2 JP2535279Y2 (ja) 1997-05-07

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60155359U (ja) * 1984-03-26 1985-10-16 日本発条株式会社 空気圧制御式シ−ト

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS60155359U (ja) * 1984-03-26 1985-10-16 日本発条株式会社 空気圧制御式シ−ト

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JP2535279Y2 (ja) 1997-05-07

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