JPH07183686A - 電磁干渉防止構造 - Google Patents
電磁干渉防止構造Info
- Publication number
- JPH07183686A JPH07183686A JP32736993A JP32736993A JPH07183686A JP H07183686 A JPH07183686 A JP H07183686A JP 32736993 A JP32736993 A JP 32736993A JP 32736993 A JP32736993 A JP 32736993A JP H07183686 A JPH07183686 A JP H07183686A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cable
- case
- ferrite core
- support
- notch
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Insertion, Bundling And Securing Of Wires For Electric Apparatuses (AREA)
- Coils Or Transformers For Communication (AREA)
- Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 電磁干渉を防止する優れた電磁干渉防止構造
を提供する。 【構成】 導電性の支持体であるケ−ス1に、ケ−ス1
を電子機器本体に取り付ける取り付け部11を設ける。
ケ−ス1の内部にはフェライトコア7を内蔵する。ケ−
ス1の前側面1a、後側面1bには、インタフェ−スケ
−ブルを通す切り欠き2、3をそれぞれ設ける。切り欠
き2が電子機器本体のケ−ブル取り出し口に対応する位
置になるように、ケ−ス1を電子機器本体に取り付け
る。ケ−ス1の切り欠き2と切り欠き3とは同寸法では
なく、切り欠き2は、切り欠き2とインタフェ−スケ−
ブルのシ−ルド外被とが接触する寸法とし、切り欠き3
は、切り欠き3とインタフェ−スケ−ブルのシ−ルド外
被とが接触しない寸法とする。
を提供する。 【構成】 導電性の支持体であるケ−ス1に、ケ−ス1
を電子機器本体に取り付ける取り付け部11を設ける。
ケ−ス1の内部にはフェライトコア7を内蔵する。ケ−
ス1の前側面1a、後側面1bには、インタフェ−スケ
−ブルを通す切り欠き2、3をそれぞれ設ける。切り欠
き2が電子機器本体のケ−ブル取り出し口に対応する位
置になるように、ケ−ス1を電子機器本体に取り付け
る。ケ−ス1の切り欠き2と切り欠き3とは同寸法では
なく、切り欠き2は、切り欠き2とインタフェ−スケ−
ブルのシ−ルド外被とが接触する寸法とし、切り欠き3
は、切り欠き3とインタフェ−スケ−ブルのシ−ルド外
被とが接触しない寸法とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子機器等から発生す
る不要電磁波を消失させると共に、外来電磁波雑音を抑
制する電磁干渉防止構造に関する。
る不要電磁波を消失させると共に、外来電磁波雑音を抑
制する電磁干渉防止構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子機器から発生する不要電磁波
を消失させると共に、外来電磁波雑音を抑制する能力の
向上として以下に述べる対策が実施されている。
を消失させると共に、外来電磁波雑音を抑制する能力の
向上として以下に述べる対策が実施されている。
【0003】例えば、不要電磁波を減衰させる方法とし
て、電磁波の電界成分と磁界成分とを別々の部材で減衰
させる方法がある。
て、電磁波の電界成分と磁界成分とを別々の部材で減衰
させる方法がある。
【0004】電子機器間は、シ−ルド外被を有するケ−
ブルであるインタ−フェ−スケ−ブルで接続されている
が、電子機器に設けられたケ−ブル取り出し口から装置
外に出ているインタ−フェ−スケ−ブルの、ケ−ブル取
り出し口近傍に位置する一部に、絶縁性のケ−スにフェ
ライトコアを内蔵したノイズフィルタ−を取り付け、フ
ェライトコアでインタフェ−スケ−ブルのシ−ルド外被
を囲撓する。そして、フェライトコアによる磁気効果に
よって、電磁波の磁界成分を減衰させる。
ブルであるインタ−フェ−スケ−ブルで接続されている
が、電子機器に設けられたケ−ブル取り出し口から装置
外に出ているインタ−フェ−スケ−ブルの、ケ−ブル取
り出し口近傍に位置する一部に、絶縁性のケ−スにフェ
ライトコアを内蔵したノイズフィルタ−を取り付け、フ
ェライトコアでインタフェ−スケ−ブルのシ−ルド外被
を囲撓する。そして、フェライトコアによる磁気効果に
よって、電磁波の磁界成分を減衰させる。
【0005】また、電磁波の電界成分を減衰させる方法
として、インタ−フェ−スケ−ブルの遮蔽体(以下シ−
ルド外被とする)を電子機器装置本体の金属筐体部に取
り付け、ア−スすることにより静電遮蔽する方法があ
る。
として、インタ−フェ−スケ−ブルの遮蔽体(以下シ−
ルド外被とする)を電子機器装置本体の金属筐体部に取
り付け、ア−スすることにより静電遮蔽する方法があ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の電磁干渉防
止構造においては、上記二つの方法、すなわち磁気効果
と静電遮蔽とをそれぞれ別の場所で行なうことにより、
電磁波を減衰させると、部品点数が増加し、コストがア
ップしてしまうという問題点があった。
止構造においては、上記二つの方法、すなわち磁気効果
と静電遮蔽とをそれぞれ別の場所で行なうことにより、
電磁波を減衰させると、部品点数が増加し、コストがア
ップしてしまうという問題点があった。
【0007】また、フェライトコアは、装置外に出てい
るインタフェ−スケ−ブルに取り付けないと効果が出な
いので、装置外に出ているインタフェ−スケ−ブルに取
り付けられているが、インタフェ−スケ−ブルが細い場
合、フェライトコアの重みでインタフェ−スケ−ブルが
大きく曲り、インタフェ−スケ−ブルに損傷を生ずる場
合があるという問題点があった。
るインタフェ−スケ−ブルに取り付けないと効果が出な
いので、装置外に出ているインタフェ−スケ−ブルに取
り付けられているが、インタフェ−スケ−ブルが細い場
合、フェライトコアの重みでインタフェ−スケ−ブルが
大きく曲り、インタフェ−スケ−ブルに損傷を生ずる場
合があるという問題点があった。
【0008】更に、フェライトコアは、電子機器本体の
ケ−ブル取り出し口に取り付けられているのではなく、
ケ−ブル取り出し口から少し離れた位置に取り付けられ
ているので、電子機器本体から他の装置等に電流が出て
いく際、ケ−ブル取り出し口からフェライトコアまでの
間で、電磁波が漏れてしまう場合があるという問題点が
あった。
ケ−ブル取り出し口に取り付けられているのではなく、
ケ−ブル取り出し口から少し離れた位置に取り付けられ
ているので、電子機器本体から他の装置等に電流が出て
いく際、ケ−ブル取り出し口からフェライトコアまでの
間で、電磁波が漏れてしまう場合があるという問題点が
あった。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明で設けた解決手段は、シ−ルド外被を有するケ
−ブルを通す切り欠きが設けられた導電性の支持体と、
支持体に取り付けて、ケ−ブルを囲撓するフェライトコ
アとを備え、支持体を装置本体のケ−ブル取り出し口に
取り付けると共に、支持体とケ−ブルのシ−ルド外被と
をケ−ブル取り出し口にて電気的に接続したものであ
る。
に本発明で設けた解決手段は、シ−ルド外被を有するケ
−ブルを通す切り欠きが設けられた導電性の支持体と、
支持体に取り付けて、ケ−ブルを囲撓するフェライトコ
アとを備え、支持体を装置本体のケ−ブル取り出し口に
取り付けると共に、支持体とケ−ブルのシ−ルド外被と
をケ−ブル取り出し口にて電気的に接続したものであ
る。
【0010】
【作用】外来電磁波によりケ−ブルにノイズ電流が流れ
る。このノイズ電流が、電流と共にケ−ブルから装置本
体に入ってくる際、ノイズ電流の磁界成分は磁気効果に
よりフェライトコアで減衰される。装置本体のケ−ブル
取り出し口に取り付けられた導電性の支持体とケ−ブル
のシ−ルド外被とが電気的に接続されていることによ
り、ノイズ電流の電界成分が、装置本体に流れてア−ス
され静電遮蔽される。
る。このノイズ電流が、電流と共にケ−ブルから装置本
体に入ってくる際、ノイズ電流の磁界成分は磁気効果に
よりフェライトコアで減衰される。装置本体のケ−ブル
取り出し口に取り付けられた導電性の支持体とケ−ブル
のシ−ルド外被とが電気的に接続されていることによ
り、ノイズ電流の電界成分が、装置本体に流れてア−ス
され静電遮蔽される。
【0011】また、電流が装置本体から他の装置に出て
いく際、装置間を接続するケ−ブルがアンテナとなり電
磁波を放射するが、放射電磁波の源となる電界成分は、
装置本体のケ−ブル取り出し口に取り付けられた導電性
の支持体とケ−ブルのシ−ルド外被とが電気的に接続さ
れていることにより、装置本体に流れてア−スされ静電
遮蔽される。そして、放射電磁波の源となる磁界成分は
磁気効果によりフェライトコアで減衰される。
いく際、装置間を接続するケ−ブルがアンテナとなり電
磁波を放射するが、放射電磁波の源となる電界成分は、
装置本体のケ−ブル取り出し口に取り付けられた導電性
の支持体とケ−ブルのシ−ルド外被とが電気的に接続さ
れていることにより、装置本体に流れてア−スされ静電
遮蔽される。そして、放射電磁波の源となる磁界成分は
磁気効果によりフェライトコアで減衰される。
【0012】従って、一つの構造で電磁波を減衰させる
ことができ、また、フェライトコアの取り付けられてい
る支持体は装置本体のケ−ブル取り出し口に取り付けら
れているので、フェライトコアの重みでケ−ブルが損傷
してしまうことや、電磁波がケ−ブルから漏れてしまう
ことがない。
ことができ、また、フェライトコアの取り付けられてい
る支持体は装置本体のケ−ブル取り出し口に取り付けら
れているので、フェライトコアの重みでケ−ブルが損傷
してしまうことや、電磁波がケ−ブルから漏れてしまう
ことがない。
【0013】
【実施例】本発明の実施例について図面を参照しながら
説明する。なお、各図面に共通な要素には同一の符号を
付す。図1は本発明に係る一実施例のケ−スとフェライ
トコアを示す分解斜視図、図2は一実施例の電子機器本
体の一部を示す斜視図、図3は一実施例のノイズフィル
タ−を示す断面図、図4は一実施例のノイズフィルタ−
を示す斜視図である。図2において、導電性の電子機器
本体9には図3に示すケ−ブル取り出し口14が設けら
れており、このケ−ブル取り出し口14からケ−ブルで
あるインタフェ−スケ−ブル4が装置外に出ており、他
の装置等と電気的に接続されている。なお、インタフェ
−スケ−ブル4と電子機器本体9とは、電子機器本体9
内部に設けられた図示せぬコネクタにより接続されてい
る。
説明する。なお、各図面に共通な要素には同一の符号を
付す。図1は本発明に係る一実施例のケ−スとフェライ
トコアを示す分解斜視図、図2は一実施例の電子機器本
体の一部を示す斜視図、図3は一実施例のノイズフィル
タ−を示す断面図、図4は一実施例のノイズフィルタ−
を示す斜視図である。図2において、導電性の電子機器
本体9には図3に示すケ−ブル取り出し口14が設けら
れており、このケ−ブル取り出し口14からケ−ブルで
あるインタフェ−スケ−ブル4が装置外に出ており、他
の装置等と電気的に接続されている。なお、インタフェ
−スケ−ブル4と電子機器本体9とは、電子機器本体9
内部に設けられた図示せぬコネクタにより接続されてい
る。
【0014】図4に示すように、インタフェ−スケ−ブ
ル4は表面が絶縁性のシ−ス5で覆われている。シ−ス
5の下層にはシ−ルド外被6が設けられており、図示せ
ぬ線材を覆っている。
ル4は表面が絶縁性のシ−ス5で覆われている。シ−ス
5の下層にはシ−ルド外被6が設けられており、図示せ
ぬ線材を覆っている。
【0015】樹脂ケ−スの表面に導電処理がされた導電
性の支持体であるケ−ス1には、ケ−ス1を図2、図3
に示すように、止めネジ13により、電子機器本体9の
ケ−ブル取り出し口14に取り付ける取り付け部11が
設けられている。図1に示すように、このケ−ス1は開
閉自在となっており、内部は空洞になっている。そして
ケ−ス1の内部にはフェライトコア7が内蔵されてい
る。フェライトコア7には、半円状の溝8(8a、8
b)が形成されており、ケ−ス1を閉じた際、溝8a、
8bが円筒形になり、この溝8a、8bの内部をインタ
−フェ−スケ−ブル4が貫通し、フェライトコア7によ
りインタフェ−スケ−ブル4が囲撓される。
性の支持体であるケ−ス1には、ケ−ス1を図2、図3
に示すように、止めネジ13により、電子機器本体9の
ケ−ブル取り出し口14に取り付ける取り付け部11が
設けられている。図1に示すように、このケ−ス1は開
閉自在となっており、内部は空洞になっている。そして
ケ−ス1の内部にはフェライトコア7が内蔵されてい
る。フェライトコア7には、半円状の溝8(8a、8
b)が形成されており、ケ−ス1を閉じた際、溝8a、
8bが円筒形になり、この溝8a、8bの内部をインタ
−フェ−スケ−ブル4が貫通し、フェライトコア7によ
りインタフェ−スケ−ブル4が囲撓される。
【0016】ケ−ス1の前側面1aと後側面1bには、
インタフェ−スケ−ブル4を通す例えば半円状の切り欠
き2(2a、2b)、3(3a、3b)がそれぞれ設け
られている。
インタフェ−スケ−ブル4を通す例えば半円状の切り欠
き2(2a、2b)、3(3a、3b)がそれぞれ設け
られている。
【0017】ケ−ス1の切り欠き2と切り欠き3とは同
寸法ではなく、ケ−ス1を閉じて切り欠き2a、2bが
円形になった際、切り欠き2とインタフェ−スケ−ブル
4のシ−ルド外被6とが、接触する寸法となっている。
切り欠き3は、ケ−ス1を閉じて切り欠き3a、3bが
円形になった際、切り欠き3とインタフェ−スケ−ブル
4のシ−ルド外被6とが接触しない寸法となっている。
そして、これにより、ケ−ス1とシ−ルド外被6とは切
り欠き2の位置で、電気的に接続され、切り欠き3の位
置では電気的に接続されないことになる。図2、図3に
示すように、切り欠き2がインタフェ−スケ−ブル4の
ケ−ブル取り出し口14に対応する位置になるように、
ケ−ス1の取り付け部11が止めネジ13により電子機
器本体9の金属筐体部に取り付られる。それにより、イ
ンタフェ−スケ−ブル4のシ−ルド外被6が、ケ−ス1
の切り欠き2を経由して電子機器本体9と電気的に接続
される。
寸法ではなく、ケ−ス1を閉じて切り欠き2a、2bが
円形になった際、切り欠き2とインタフェ−スケ−ブル
4のシ−ルド外被6とが、接触する寸法となっている。
切り欠き3は、ケ−ス1を閉じて切り欠き3a、3bが
円形になった際、切り欠き3とインタフェ−スケ−ブル
4のシ−ルド外被6とが接触しない寸法となっている。
そして、これにより、ケ−ス1とシ−ルド外被6とは切
り欠き2の位置で、電気的に接続され、切り欠き3の位
置では電気的に接続されないことになる。図2、図3に
示すように、切り欠き2がインタフェ−スケ−ブル4の
ケ−ブル取り出し口14に対応する位置になるように、
ケ−ス1の取り付け部11が止めネジ13により電子機
器本体9の金属筐体部に取り付られる。それにより、イ
ンタフェ−スケ−ブル4のシ−ルド外被6が、ケ−ス1
の切り欠き2を経由して電子機器本体9と電気的に接続
される。
【0018】なお、ケ−ス1の切り欠き3がシ−ルド外
被6と接していると、図3に示す矢印A方向から電流が
入ってくる際、外来電磁波によるノイズ電流の電界成分
がケ−ス1を経由して電子機器本体9に流れてしまい、
電磁波の減衰にならない。それ故、ケ−ス1の切り欠き
3とシ−ルド外被6とが接しない構造となっている。
被6と接していると、図3に示す矢印A方向から電流が
入ってくる際、外来電磁波によるノイズ電流の電界成分
がケ−ス1を経由して電子機器本体9に流れてしまい、
電磁波の減衰にならない。それ故、ケ−ス1の切り欠き
3とシ−ルド外被6とが接しない構造となっている。
【0019】なお、ケ−ス1とフェライトコア7とでノ
イズフィルタ−12が形成されており、このノイズフィ
ルタ−12が電子機器本体1のケ−ブル取り出し口14
に取り付られることにより電磁干渉防止構造が構成され
る。
イズフィルタ−12が形成されており、このノイズフィ
ルタ−12が電子機器本体1のケ−ブル取り出し口14
に取り付られることにより電磁干渉防止構造が構成され
る。
【0020】次に上記構成における電磁干渉防止動作に
ついて説明する。図3において、外来電磁波により発生
したノイズ電流が、電流と共に矢印A方向から電子機器
本体9に入ってくる際、ノイズ電流の磁界成分はフェラ
イトコア7で磁気効果により減衰され、ノイズ電流の電
界成分はケ−ス1の切り欠き2を経由して金属筐体部か
ら電子機器本体9に流れてア−スされ静電遮蔽される。
ついて説明する。図3において、外来電磁波により発生
したノイズ電流が、電流と共に矢印A方向から電子機器
本体9に入ってくる際、ノイズ電流の磁界成分はフェラ
イトコア7で磁気効果により減衰され、ノイズ電流の電
界成分はケ−ス1の切り欠き2を経由して金属筐体部か
ら電子機器本体9に流れてア−スされ静電遮蔽される。
【0021】電流が電子機器本体9から矢印B方向に出
ていく際、インタフェ−スケ−ブル4がアンテナとなり
電磁波を放射するが、この放射電磁波の源となる電界成
分はケ−ス1の切り欠き2を経由して金属筐体部から電
子機器本体9に流れてア−スされ静電遮蔽される。そし
て放射電磁波の源となる磁界成分はフェライトコア7で
磁気効果により減衰される。
ていく際、インタフェ−スケ−ブル4がアンテナとなり
電磁波を放射するが、この放射電磁波の源となる電界成
分はケ−ス1の切り欠き2を経由して金属筐体部から電
子機器本体9に流れてア−スされ静電遮蔽される。そし
て放射電磁波の源となる磁界成分はフェライトコア7で
磁気効果により減衰される。
【0022】また、図5に示すように、切り欠き3が設
けられたケ−ス1の後側面1bを無くしてしまってもよ
い。更に、図6に示すように、フェライトコア7を切り
欠き2が設けられたケ−ス1の前側面1aに固着し、ケ
−ス1の前側面1aを残してそれ以外のケ−ス1の側面
を全て無くしてしまってもよい。これにより、インタフ
ェ−スケ−ブル4のシ−ルド外被6とケ−ス1との距離
を離し、電流が矢印A方向から流れてきた際に、ノイズ
電流の電界成分が導電性のケ−ス1に流れてしまうこと
を更に防止することができる。なお、図5、図6は他の
実施例を示す断面図である。
けられたケ−ス1の後側面1bを無くしてしまってもよ
い。更に、図6に示すように、フェライトコア7を切り
欠き2が設けられたケ−ス1の前側面1aに固着し、ケ
−ス1の前側面1aを残してそれ以外のケ−ス1の側面
を全て無くしてしまってもよい。これにより、インタフ
ェ−スケ−ブル4のシ−ルド外被6とケ−ス1との距離
を離し、電流が矢印A方向から流れてきた際に、ノイズ
電流の電界成分が導電性のケ−ス1に流れてしまうこと
を更に防止することができる。なお、図5、図6は他の
実施例を示す断面図である。
【0023】更に、ケ−ス1に設けられた取り付け部1
1を無くして、ケ−ス1をクランプ等により電子機器本
体9に取り付けてもよい。
1を無くして、ケ−ス1をクランプ等により電子機器本
体9に取り付けてもよい。
【0024】更に、図7に示すように、インタフェ−ス
ケ−ブル4のシ−ルド外被6を覆ったシ−ス5をケ−ス
1内部まで延ばせば、シ−ス5とケ−ス1の切り欠き3
とを接触させてもよい。これにより、ケ−ス1の後側面
1bでインタフェ−スケ−ブル4が保持され、インタフ
ェ−スケ−ブル4が安定する。なお、図7は更に他の実
施例を示す断面図である。
ケ−ブル4のシ−ルド外被6を覆ったシ−ス5をケ−ス
1内部まで延ばせば、シ−ス5とケ−ス1の切り欠き3
とを接触させてもよい。これにより、ケ−ス1の後側面
1bでインタフェ−スケ−ブル4が保持され、インタフ
ェ−スケ−ブル4が安定する。なお、図7は更に他の実
施例を示す断面図である。
【0025】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので以下に記載される効果を奏する。シ−ルド外
被を有するケ−ブルを通す切り欠きが設けられた導電性
の支持体と、支持体に取り付けて、ケ−ブルを囲撓する
フェライトコアとを備え、支持体を装置本体のケ−ブル
取り出し口に取り付けると共に、支持体とケ−ブルのシ
−ルド外被とをケ−ブル取り出し口にて電気的に接続し
たことにより、電磁波の磁界成分は磁気効果によりフェ
ライトコアで減衰され、また、電磁波の電界成分は装置
本体に流れてア−スされ静電遮蔽される。
ているので以下に記載される効果を奏する。シ−ルド外
被を有するケ−ブルを通す切り欠きが設けられた導電性
の支持体と、支持体に取り付けて、ケ−ブルを囲撓する
フェライトコアとを備え、支持体を装置本体のケ−ブル
取り出し口に取り付けると共に、支持体とケ−ブルのシ
−ルド外被とをケ−ブル取り出し口にて電気的に接続し
たことにより、電磁波の磁界成分は磁気効果によりフェ
ライトコアで減衰され、また、電磁波の電界成分は装置
本体に流れてア−スされ静電遮蔽される。
【0026】その結果、一つの構造で電磁波の発生と装
置本体への影響を減衰させることができ、また、フェラ
イトコアの取り付けられている支持体は装置本体のケ−
ブル取り出し口に取り付けられているので、フェライト
コアの重みでケ−ブルが損傷してしまうことや、電磁波
がケ−ブルから漏れてしまうことがない。
置本体への影響を減衰させることができ、また、フェラ
イトコアの取り付けられている支持体は装置本体のケ−
ブル取り出し口に取り付けられているので、フェライト
コアの重みでケ−ブルが損傷してしまうことや、電磁波
がケ−ブルから漏れてしまうことがない。
【図1】本発明に係る一実施例のケ−スとフェライトコ
アを示す分解斜視図である。
アを示す分解斜視図である。
【図2】一実施例の電子機器本体の一部を示す斜視図で
ある。
ある。
【図3】一実施例のノイズフィルタ−を示す断面図であ
る。
る。
【図4】一実施例のノイズフィルタ−を示す斜視図であ
る。
る。
【図5】他の実施例を示す断面図である。
【図6】他の実施例を示す断面図である。
【図7】更に他の実施例を示す断面図である。
1 ケ−ス 2a、2b 切り欠き 3a、3b 切り欠き 4 インタフェ−スケ−ブル 6 シ−ルド外被 7 フェライトコア 9 電子機器本体 11 取り付け部 14 ケ−ブル取り出し口
Claims (3)
- 【請求項1】 シ−ルド外被を有するケ−ブルを通す切
り欠きが設けられた導電性の支持体と、 支持体に取り付けて、ケ−ブルを囲撓するフェライトコ
アとを備え、 支持体を装置本体のケ−ブル取り出し口に取り付けると
共に、支持体とケ−ブルのシ−ルド外被とをケ−ブル取
り出し口にて電気的に接続したことを特徴とする電磁干
渉防止構造。 - 【請求項2】 支持体の切り欠きとケ−ブルのシ−ルド
外被とを電気的に接続した請求項1記載の電磁干渉防止
構造。 - 【請求項3】 支持体を装置本体に取り付ける取り付け
部を支持体に設けた請求項1又は2記載の電磁干渉防止
構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32736993A JPH07183686A (ja) | 1993-12-24 | 1993-12-24 | 電磁干渉防止構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32736993A JPH07183686A (ja) | 1993-12-24 | 1993-12-24 | 電磁干渉防止構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07183686A true JPH07183686A (ja) | 1995-07-21 |
Family
ID=18198375
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32736993A Pending JPH07183686A (ja) | 1993-12-24 | 1993-12-24 | 電磁干渉防止構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07183686A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0863519A3 (en) * | 1997-03-07 | 1998-11-11 | Sumitomo Wiring Systems, Ltd. | Core assembly for coil units and method for producing the same |
EP1901316A2 (en) * | 2006-08-28 | 2008-03-19 | Actema LLC | RF meter with input noise suppression |
-
1993
- 1993-12-24 JP JP32736993A patent/JPH07183686A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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