JPH0718349Y2 - くずきり器具 - Google Patents

くずきり器具

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JPH0718349Y2
JPH0718349Y2 JP1989044432U JP4443289U JPH0718349Y2 JP H0718349 Y2 JPH0718349 Y2 JP H0718349Y2 JP 1989044432 U JP1989044432 U JP 1989044432U JP 4443289 U JP4443289 U JP 4443289U JP H0718349 Y2 JPH0718349 Y2 JP H0718349Y2
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JP
Japan
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cylinder
scrap
heat
container
groove
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Application number
JP1989044432U
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English (en)
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JPH02134948U (ja
Inventor
徳次 山本
Original Assignee
株式会社たねや
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Publication date
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  • Seeds, Soups, And Other Foods (AREA)
  • Formation And Processing Of Food Products (AREA)
  • Food-Manufacturing Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はおいしい「くずきり」を所望の時に得られるく
ずきり器具を提供するものである。
〔従来の技術〕
店に入って「くずきり」を注文すると天突き器にかけて
突き出された太い糸状のくずが入った器とシロップの入
った器が運ばれてくる。切られたくずにシロップを好み
の量だけ掛けて食すると大変おいしい。
家庭でもくずきりが好きな時に食べられるようにと罐詰
のくずきりが販売されているが、店で食する時のおいし
さは無い。罐詰の場合はシロップがくずに染み込むの
で、くず全体が甘くなってしまい味の変化が楽しめな
い。やはりくずとシロップは食する直前に一緒にしなけ
ればくずきののおいしさは味わえない。
ところで我国は経済の発展が著しく、国民の生活レベル
も向上する中で、食生活も向上し、舌は肥える一方で、
味に対する注文は誠に厳しいものがある。
〔考案が解決しようとする課題〕
そこで、本考案者は店で食するようなおいしいくずきり
を好きな時に、好きな所で食べられるようにとくずきり
器具の考案と取り組みこゝに本考案を完成するに到った
のである。
〔課題を解決するための手段〕
即ち、本考案は、耐熱性の材質からなる筒の長手方向一
端側の開口部内に耐熱性の材質からなる網目状のくずき
り体を設け、該くずきり体の外側から筒の開口部を耐熱
性の材質からなる板状の被覆材で密閉してなるくず入れ
容器とするくず切り具と、上記くず切り具の筒内にその
長手方向他端側から装入可能な耐熱性の材質からなる底
部を有する筒体をシロップ容器とするくず突き出し具と
の組み合わせからなり、前記被覆材には筒内周よりも筒
中心側に入った箇所の全周にわたって溝が切り込まれて
おり、かつ、溝よりも内側部分に輪状体が固定されてい
るとともに、溝の周径は前記くずきり体の外周径より小
さく形成されていて、前記輪状体を引っ張ることにより
くずきり体を筒内に残した状態で前記被覆材の前記内側
部分を取り去れるようにしたことを特徴とするくずきり
器具である。
〔作用〕
本考案によれば、輪状体を引っ張るだけで被覆材の内側
部分が取れるため、直ぐにくずきりが可能な状態にな
る。
また、被覆材の溝から内側部分を引き抜いても、被覆材
の溝から周囲の部分が残って容器の内周面に突出した状
態になり、当該周囲の部分でくずきり体の周縁を受け止
めるため、前記内側部分を引き向いた後に突き出し具を
くずきり具の中に挿入しかつ押圧してもくずきり体は筒
内に残った状態でくずきりが行える。したがって、簡易
かつ迅速にくずきりを行うことができる。
〔実施例〕
以下図面を参照して本考案の実施例を詳細に説明する。
実施例のくずきり器具は、主に、第1図に示すくず切り
具A、第2図に示すくず突き出し具Bとの組み合わせか
らなる。くず切り具Aはその名の通り、くずを切る作用
をもっているが、その前にくずきりの原材料を入れる容
器でもある。くず切り具Aの一端は開放されているの
で、開放側が上端になる。この開放口から例えば(イ)
くず100g、砂糖200g、水400g(ロ)海藻抽出物7.5g、砂
糖50g、水400gの割合でまぜ、これを煮っめて、この煮
液を充填し、開放口を耐熱性の材質からなる被覆材、例
えばポリプロピレンフィルムでシールする。(イ)の材
料ではくずが、(ロ)の材料ではゼリーができる。この
容器を湯浴中に投入高温殺菌する。そのため容器の材質
は耐熱性のものを選ぶ。実施例の場合はポリプレピレン
の容器を使用した。殺菌後、容器を冷却すれば、くず、
ゼリーの材料が固化する。即ち、いつでも太い糸状に切
ることができる訳である。
第1図に示すように、くず切り具Aはポリプロピレン製
の断面四角形の筒1であって、その長手方向一端から少
し筒1内部に入った所に蓋がある。この蓋が被覆材3に
相当する。
被覆材3には、筒1内周よりも一側に入った箇所の全周
に溝7が切り込まれている。また、筒1を上下方向に沿
わせかつ前記一端を下方に向けた状態における蓋の下方
面部3aに輪6が蓋と一体に形成されている。この輪6
は、紐状体を環状に巻いたループを形成したものであ
る。この輪6の一端は前記下方面部3aにおいて前記溝7
よりも内側部分3bであって当該下方面部3aの平面方向端
部に固定されている。したがって、第1図の状態におい
て前記輪6を下方に強く引っ張ると前記蓋が溝7から切
れて該溝7の内側部分3bは輪6とともに下方に抜ける。
なお、筒1の蓋の取り付けてある部分から先は、筒1の
長手方向から見た四辺の内の一辺をほぼ取り去る切り欠
き部8を設けており、この切り欠き部8はくず突きだし
具のBのシール部5aの出っ張りに対応している。くずき
り体2は第3図に示すようにポリプロピレン製の網状の
枠で、一っの目の大きさは4mm×4mmである。くず切り体
2としての網状の枠の外周径は、前記被覆材3に切り込
まれた溝7の周径よりも大きく形成されている。このく
ず切り体2が前記蓋である被覆材3上に載置されてい
る。くず切りに際して、蓋が引き抜かれても、蓋の周囲
が少し残って容器の内周面に突出する部分が網状の枠を
受け止めている。くずきり具Aの上端はその周囲を幅広
くし、密閉に使用するフィルムが張りやすいようにして
ある。
第2図に示したくず突き出し具Bはその名の通り、くず
を突き出す作用をもっているが、その前にシロップの原
材料を入れる容器でもある。くず突き出し具Bは、その
一端が開放されており、第2図に示すように、開放側が
上端となり、また閉鎖側が下端の底部4になる。この開
放口から例えば(a)砂糖700g、梅酒840g、水1260g、
(b)砂糖700g、梅酒840g、柚ジャム60g、水1260g
(c)佐藤200g、黒糖110g、水790g、(d)酢1.8l、し
よう油650g、味醂280、雑煮のダシ汁400gの割合でま
ぜ、これを適当に煮て、このシロップ類を充填し、開放
口を耐熱性の材質からなる被覆材、例えばポリプロピレ
ンフィルムでシールする。(a)の材料では梅、(b)
の材料では柚梅、(c)の材料では黒糖、(d)の材料
では酢だしの各シロップができる。この容器を湯浴中に
投入高温殺菌する。そのため容器の材質は耐熱性のもの
を選ぶ。実施例の場合はポリプロピレンの容器を使用し
た。くず突き出し具Bの上端はその周囲を幅広のシール
部5aとし、密閉に使用するフィルムが張りやすいように
してある。
上記のくず切り具Aとくず突き出し具Bが1セットでく
ずきり製造販売業者に引き取られ、これを使用して所定
の材料が充填密閉され、1セットが、さらに包装され
(この時くず切り具Aの下端に切り欠き部8を設けてあ
るので、くず突き出し具Bの上端を逆にして下方に向
け、くず突き出し具Bのシール部5aの出っぱりをおさめ
るように合せる)市販に供される。
購買者は容器を2っ用意し、先ずくず切り具Aの下端の
密閉を開放し、実施例の場合は輪6を引っぱって蓋を取
り、続いて上端の密閉を開放し、この開放口にくず突き
出し具Bの底部4を挿入して、くず切り具Aの容器中に
あるくず又はゼリーを下端開放口から押し出すと、くず
きり体2を通過する時に、太い糸状のくず又はゼリーと
なって、いわゆるくずきりが用意した容器に入る。次に
くず突き出し具Bの上端の密閉を開放し、もう一っの用
意された容器にシロップをあける。
かくして、店で食すると同様のおいしいくずきりが食べ
られる訳である。
〔考案の効果〕
本考案は以上説明した通りの構成からなるくずきり器具
であるから、輪状体をつまむ等して引っ張るだけで直ぐ
にくずきりが可能な状態になるため、非常に使い勝手が
よい。
また、被覆材の溝から内側部分を引き抜いても、被覆材
の周囲の部分が残って容器の内周面に突出し、前記部分
でくずきり体の周囲を受け止めるため、前記内側部分を
引き向いた後にすぐに突き出し具をくずきり具の中に挿
入しかつ押圧して簡易かつ迅速にくずきりを行うことが
できる。
また、くずきり器具を使用する時には、くずきりとシロ
ップを食する直前に合せることができるのでおいしく食
することができ、罐詰とは違って、くずきりとシロップ
が別々なので殺菌は高温殺菌が可能となり、何よりも糸
状にしたくずを殺菌するのではなく、くずきりの原材料
の液状で高温殺菌をするので、くずきりの糸状のくずれ
等を全く心配する必要がなく、その後のくず切り操作で
確実に好ましい形状をしたくずきりが得られる。なお、
くず突き出し具はシロップ容器を兼ねているのでコスト
を安くできる利点がある。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係るくずきり器具を説明するもので、第
1図はくず切り具の正面図、第2図はくず突き出し具の
正面図、第3図はくずきり体の斜視図である。 なお、図中Aはくず切り具、Bはくず突き出し具、1は
筒、2はくずきり体、3は被覆材、4は底部、5は筒
体、6は輪、7は溝、8は切り欠き部である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】耐熱性の材質からなる筒の長手方向一端側
    の開口部内に耐熱性の材質からなる網目状のくずきり体
    を設け、該くずきり体の外側から筒の開口部を耐熱性の
    材質からなる板状の被覆材で密閉してなるくず入れ容器
    とするくず切り具と、 上記くず切り具の筒内にその長手方向他端側から装入可
    能な耐熱性の材質からなる底部を有する筒体をシロップ
    容器とするくず突き出し具との組み合わせからなり、 前記被覆材には筒内周よりも筒中心側に入った箇所の全
    周にわたって溝が切り込まれており、かつ、溝よりも内
    側部分に輪状体が固定されているとともに、溝の周径は
    前記くずきり体の外周径より小さく形成されていて、前
    記輪状体を引っ張ることによりくずきり体を筒内に残し
    た状態で前記被覆材の前記内側部分を取り去れるように
    したことを特徴とするくずきり器具。
JP1989044432U 1989-04-16 1989-04-16 くずきり器具 Expired - Lifetime JPH0718349Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989044432U JPH0718349Y2 (ja) 1989-04-16 1989-04-16 くずきり器具

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JP1989044432U JPH0718349Y2 (ja) 1989-04-16 1989-04-16 くずきり器具

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JPH02134948U JPH02134948U (ja) 1990-11-08
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ID=31557729

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS45937Y1 (ja) * 1967-09-27 1970-01-16
JPS60149796U (ja) * 1984-03-16 1985-10-04 合澤 康就 容器
JPS6269459U (ja) * 1985-10-21 1987-05-01

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JPH02134948U (ja) 1990-11-08

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