JPH07181963A - 電子楽器の楽音信号発生装置 - Google Patents

電子楽器の楽音信号発生装置

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JPH07181963A
JPH07181963A JP5345283A JP34528393A JPH07181963A JP H07181963 A JPH07181963 A JP H07181963A JP 5345283 A JP5345283 A JP 5345283A JP 34528393 A JP34528393 A JP 34528393A JP H07181963 A JPH07181963 A JP H07181963A
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JP
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tone signal
tone
reverb
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musical
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JP5345283A
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English (en)
Inventor
Akira Kawai
晃 河合
Sadasuke Wakuta
定資 和久田
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Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、リバーブを制御して自然楽器に近い
音質を得ることのできる電子楽器の楽音信号発生装置を
提供することを目的とする。 【構成】左右両チャンネル用楽音信号を1系統とし、少
なくとも2系統の楽音信号を生成し、入力された演奏デ
ータに含まれる所定の情報に応じて何れかの系統の楽音
信号を生成する音源19と、該音源から出力された第1
系統の楽音信号に所定レベルのリバーブ効果を付与した
楽音信号を発生する第1リバーブ手段20Aと、同じく
第2系統の楽音信号に前記所定レベルと異なるレベルの
リバーブ効果を付与した楽音信号を発生する第2リバー
ブ手段20Bと、第1及び第2リバーブ手段が出力する
各左チャンネル用楽音信号を混合して第1楽音信号を発
生する第1混合手段22Aと、第1及び第2リバーブ手
段が出力する各右チャンネル用楽音信号を混合して第2
楽音信号を発生する第2混合手段22B、とを備えて構
成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子楽器の楽音信号発生
装置に関し、特に、リバーブを有する自然楽器に近い音
質を得るための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、電子楽器においては、自然楽器
に近い音を発生するために種々の工夫がなされている。
かかる工夫の1つとして、電子楽器は、例えば、リバー
ブ機能を備えている。
【0003】このリバーブ機能は、例えばアコースティ
ックピアノが発生する残響を含んだ楽音を電子楽器にお
いて模擬するために使用される。かかるリバーブ機能
は、例えば、電子楽器内部で発生された楽音信号を2つ
に分離し、この2つの楽音信号に所定の位相差を与えて
放音することにより実現されている。かかる構成によ
り、例えばアコースティックピアノの残響板により生成
される複雑な楽音を模擬することが可能になっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような、従来の電
子楽器のリバーブ機能は、その電子楽器に備えられた音
色毎に変更することができるように構成されており、音
色毎にリバーブのかかり具合を変更することが可能であ
った。
【0005】一方、例えばアコースティックピアノ等に
おいては、リバーブのかかり具合が音域(鍵域)によっ
て微妙に異なることが経験的に知られている。即ち、高
音域の楽音にはリバーブのかかる程度が少なく、低音域
の楽音にはリバーブのかかる程度が大きい。
【0006】しかしながら、従来の電子楽器は、音色毎
にリバーブのかかり具合を変えるように構成されている
のみであった。従って、所定の音色で楽音を発生しよう
とする場合に全音域(鍵域)で一律にリバーブがかか
り、自然楽器が有する音質を忠実に再現することは困難
であるという問題があった。また、例えば打楽器音にお
いては、その種類によって、一定レベルのリバーブをか
けたほうが自然楽器の音に近くなるもの、逆にリバーブ
をかけ過ぎると音が不明瞭になってしまうもの等があ
り、全ての楽器音に一律にリバーブをかけると不自然な
音が発生するという問題があった。
【0007】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、リバーブのかかり具合を発音すべき楽音の特
性に応じて制御することにより自然楽器に近い音質を得
ることのできる電子楽器の楽音信号発生装置を提供する
ことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の電子楽器の楽音信号発生装置は、入力さ
れた演奏データに基づいて楽音信号を発生する電子楽器
の楽音信号発生装置において、左チャンネル用楽音信号
と右チャンネル用楽音信号とを1系統とし、少なくとも
2系統の楽音信号を生成し、前記入力された演奏データ
に含まれる所定の情報に応じて、何れかの系統の楽音信
号を生成して出力する音源と、該音源から出力された第
1系統の楽音信号に所定レベルのリバーブ効果を付与し
た楽音信号を発生する第1リバーブ手段と、前記音源か
ら出力された第2系統の楽音信号に前記所定レベルと異
なるレベルのリバーブ効果を付与した楽音信号を発生す
る第2リバーブ手段と、前記第1リバーブ手段が出力す
る楽音信号の中の左チャンネル用楽音信号と前記第2リ
バーブ手段が出力する楽音信号の中の左チャンネル用楽
音信号とを混合して第1楽音信号を発生する第1混合手
段と、前記第1リバーブ手段が出力する楽音信号の中の
右チャンネル用楽音信号と前記第2リバーブ手段が出力
する楽音信号の中の右チャンネル用楽音信号とを混合し
て第2楽音信号を発生する第2混合手段、とを備えたこ
とを特徴とする。
【0009】また、同様の目的で、本発明の電子楽器の
楽音信号発生装置は、上記演奏データに含まれる所定の
情報として、前記演奏データに含まれる音域を指定する
ためのキーナンバを用いたことを特徴とする。
【0010】また、同様の目的で、本発明の電子楽器の
楽音信号発生装置は、上記演奏データに含まれる所定の
情報として、前記演奏データに含まれる打楽器音の種類
を指定する情報を用いたことを特徴とする。
【0011】また、同様の目的で、本発明の電子楽器の
楽音信号発生装置は、発音を指示するための鍵盤装置を
更に備え、該鍵盤装置の操作に応じて発生される演奏デ
ータに含まれるキーナンバを演奏データに含まれる所定
の情報として用いることを特徴とする。
【0012】また、同様の目的で、本発明の電子楽器の
楽音信号発生装置は、自動演奏データを記憶するための
記憶手段を更に備え、該記憶手段から読み出された自動
演奏データに含まれるキーナンバを演奏データに含まれ
る所定の情報として用いることを特徴とする。
【0013】また、同様の目的で、本発明の電子楽器の
楽音信号発生装置は、外部装置との間で演奏データを送
受するための送受信手段を更に備え、該送受信手段で受
信した演奏データに含まれるキーナンバを演奏データに
含まれる所定の情報として用いることを特徴とする。
【0014】
【作用】本電子楽器の楽音信号発生装置においては、音
源は、演奏データが与えられた場合に、その演奏データ
に含まれる所定の情報に応じて、所定レベルのリバーブ
効果を有する第1楽音信号を生成すべきか又は上記所定
レベルとは異なるレベルのリバーブ効果を有する第2楽
音信号を生成すべきかを判断する。そして、この判断結
果に基づき第1系統の楽音信号又は第2系統の楽音信号
の何れかを生成して出力する。
【0015】音源から出力された第1系統の楽音信号に
は左チャンネル用楽音信号と右チャンネル用楽音信号と
が含まれており、第1リバーブ手段は、これら2つの楽
音信号に所定の加工を施すことにより、所定レベルのリ
バーブ効果が付与された左チャンネル用楽音信号及び右
チャンネル用楽音信号を発生する。
【0016】同様に、音源から出力された第2系統の楽
音信号には左チャンネル用楽音信号と右チャンネル用楽
音信号とが含まれており、第2リバーブ手段は、これら
2つの楽音信号に所定の加工を施すことにより、上記第
1リバーブ手段で付与されるべき所定レベルとは異なる
レベルのリバーブ効果が付与された左チャンネル用楽音
信号及び右チャンネル用楽音信号を発生する。
【0017】上記第1リバーブ手段が出力する左チャン
ネル用楽音信号と上記第2リバーブ手段が出力する左チ
ャンネル用楽音信号とは第1混合手段で混合され、第1
楽音信号として出力される。同様に、上記第1リバーブ
手段が出力する右チャンネル用楽音信号と上記第2リバ
ーブ手段が出力する右チャンネル用楽音信号とは第2混
合手段で混合され、第2楽音信号として出力される。
【0018】このようにして発生された第1楽音信号及
び第2楽音信号を、例えばスピーカに供給して音響信号
に変換すれば、演奏データに含まれる所定の情報に応じ
てリバーブのかかり具合が異なる楽音、つまり発音すべ
き楽音の特性に応じたリバーブ効果を有する自然楽器に
近い音質の楽音が得られる。
【0019】また、本電子楽器の楽音信号発生装置にお
いては、上記演奏データに含まれる所定の情報として演
奏データに含まれるキーナンバを用いている。これによ
り、例えばキーナンバで指定される所定の音高を境に、
低音域側の楽音には所定レベルのリバーブ効果を、高音
域側の楽音には上記所定レベルとは異なる他のレベルの
リバーブ効果をかけるようにすれば、音域に応じて異な
るリバーブをかけることが可能になり、より自然楽器に
近い音質の楽音を発生することができる。
【0020】また、本電子楽器の楽音信号発生装置にお
いては、上記演奏データに含まれる所定の情報として演
奏データに含まれる打楽器音の種類を指定する情報を用
いている。これにより、例えば特定種類の打楽器音には
所定レベルのリバーブ効果を、他の種類の打楽器音には
上記所定レベルとは異なる他のレベルのリバーブ効果を
かけることができるので、楽器の種類に応じたリバーブ
をかけることが可能になり、より自然楽器に近い音質の
楽音を発生することができる。
【0021】また、本電子楽器の楽音信号発生装置にお
いては、上記演奏データに含まれる所定の情報として鍵
盤装置で発生された演奏データに含まれるキーナンバを
用いている。これにより、鍵盤装置を用いて演奏を行う
場合に、鍵盤装置の鍵域に応じて異なるリバーブをかけ
ることが可能になり、より自然楽器に近い音質の楽音を
発生することができる。
【0022】また、本電子楽器の楽音信号発生装置にお
いては、上記演奏データに含まれる所定の情報として予
め記憶手段に記憶された自動演奏データに含まれるキー
ナンバを用いている。これにより、自動演奏装置を用い
て自動演奏を行う場合に、音域や打楽器音の種類に応じ
て異なるリバーブをかけることが可能になり、より自然
楽器に近い音質の楽音を発生することができる。
【0023】また、本電子楽器の楽音信号発生装置にお
いては、上記演奏データに含まれる所定の情報として送
受信手段で受信された演奏データに含まれるキーナンバ
を用いている。これにより、例えばシーケンサやMID
I機器等から送受信手段を介して受け取った演奏データ
に基づいて演奏を行わせる場合に、音域や打楽器音の種
類に応じて異なるリバーブをかけることが可能になり、
より自然楽器に近い音質の楽音を発生することができ
る。
【0024】
【実施例】以下、本発明の電子楽器の楽音信号発生装置
の実施例につき、図面を参照しながら詳細に説明する。
なお、本実施例では、自動演奏機能付きの鍵盤型の電子
楽器を採用し、リバーブ効果を発揮させるための構成及
び動作を中心に説明する。しかしながら、本発明は、自
動演奏機能付きの電子楽器のみならず自動演奏機能が付
いていない電子楽器にも適用できるものであり、また、
鍵盤型の電子楽器のみならず各種タイプの電子楽器にも
適用できるものである。
【0025】図1は、本発明に係る楽音信号発生装置が
適用された電子楽器の実施例の概略構成を示すブロック
図である。本電子楽器は、中央処理装置(以下、「CP
U」という。)10、プログラムメモリ11、ランダム
アクセスメモリ(以下、「RAM」という。)12、パ
ネルインタフェース回路13、鍵盤インタフェース回路
15、自動演奏データメモリ17、波形メモリ18及び
音源(トーンジェネレータ)19がシステムバス30で
相互に接続されて構成されている。
【0026】CPU10は、プログラムメモリ11に格
納されている制御プログラムに従って、本電子楽器の全
体を制御する。このCPU10には、図示しないタイマ
が含まれている。このタイマは、後述する自動演奏処理
において、自動演奏音の発音又は消音のタイミングを作
り出すために使用される。
【0027】このCPU10には、特別の信号線を介し
てMIDIインタフェース回路25が接続されている。
MIDIインタフェース回路25は送受信手段に対応す
るものであり、本電子楽器と外部装置との間のMIDI
データの受け渡しを制御するために使用される。外部装
置としては、例えばMIDIデータを処理することので
きるパーソナルコンピュータ、シーケンサ、他の電子楽
器等を挙げることができる。なお、送受信手段として
は、MIDIインタフェース回路25のみならず、他の
種々のインタフェース回路を採用することができる。そ
して、このインタフェース回路には、シーケンサや他の
電子楽器を接続できることは、上記MIDIインタフェ
ース回路25の場合と同じである。
【0028】プログラムメモリ11は、例えばROMで
構成されている。このプログラムメモリ11には、上述
したCPU10を動作させるための制御プログラムの
他、CPU10が各種処理に用いる種々の固定データが
記憶されている。このプログラムメモリ11の内容はC
PU10によって読み出される。即ち、CPU10は、
プログラムメモリ11から制御プログラム(命令)を読
み出して解釈・実行すると共に、所定の固定データを読
み出して各種処理に使用する。
【0029】また、このプログラムメモリ11には、鍵
盤装置16の全鍵域を2つに分割する位置(以下、「分
割点」という。)を示す情報が、各音色毎に記憶された
分割点テーブルが含まれている。分割点を示す情報は、
「キーナンバ」と同じ形式の情報として記憶されてお
り、この分割点より低音域の鍵の押鍵に対しては、後述
するリバーブ回路20Aによりリバーブが付加され、上
記分割点より高音域の鍵の押下に対しては、リバーブ回
路20Bによりリバーブが付加されるように制御される
(詳細は後述する)。また、このプログラムメモリ11
には、ドラム音テーブルが含まれている。本実施例で
は、ドラム音の種類はキーナンバにより指定されるよう
になっており、例えば鍵盤装置16を用いてドラム音を
発生する動作モードでは、押鍵に対応したキーナンバの
ドラム音が発生される。上記ドラム音テーブルには、キ
ーナンバ毎にドラム音の楽音信号の出力先、つまり、第
1系統の楽音を発生すべきか又は第2系統の楽音を発生
すべきかを指示するデータが記憶されている。
【0030】RAM12は、CPU10が制御プログラ
ムを実行する際に、種々のデータを一時記憶するために
使用される。このRAM12には、例えばデータバッフ
ァ、レジスタ、カウンタ、フラグ等の各領域が定義され
ている。
【0031】パネルインタフェース回路13には、操作
パネル14が接続されている。操作パネル14は、本電
子楽器に各種動作を指示するために使用されるものであ
り、例えば図2に示されるように、自動演奏スタートス
イッチ140、音色選択スイッチ141、アップダウン
スイッチ142及び表示器143等が設けられている。
なお、操作パネル14には、上記以外の各種スイッチや
表示器が設けられているが、図2では本発明と直接関係
しないスイッチや表示器等の記載は省略してある。
【0032】自動演奏スタートスイッチ140は、自動
演奏の開始又は停止を指示するために使用される。本電
子楽器の動作モードは、この自動演奏スタートスイッチ
140が押下される度に自動演奏モードと通常演奏モー
ドとが交互に反転される。
【0033】音色選択スイッチ141は、例えばピア
ノ、オルガン、フルート等といった各種音色の中から1
つの音色を選択するために使用される。この音色選択ス
イッチ141が押下される度に、音色の種類が変更され
るとともに、変更に係る音色が以後に発音すべき音色と
して選択される。
【0034】アップダウンスイッチ142は、ダウンス
イッチ142Aとアップスイッチ142Bとで構成され
ている。このアップダウンスイッチ142は、種々のデ
ータ入力するために汎用的に用いられる。また、このア
ップダウンスイッチ142は、本電子楽器をシステム設
定モードへ移行させるためにも使用される。即ち、ダウ
ンスイッチ142Aとアップスイッチ142Bとを同時
に押下することにより本電子楽器はシステム設定モード
へ移行される。ここでシステム設定モードとは、電子楽
器に各種パラメータを設定するために一般的に設けられ
ている動作モードである。
【0035】このシステム設定モードにおいては、ダウ
ンスイッチ142Aとアップスイッチ142Bとを操作
して各種パラメータの設定、例えば、音量の設定、リズ
ムの選択、その他種々のパラメータの設定が行われる。
かかるアップダウンスイッチ142を汎用的に用いる構
成により、電子楽器に設けるべきスイッチの数を減らす
ことができるという利点がある。
【0036】表示器143は、例えば7セグメントのL
ED表示器を2桁分備えて構成されている。この表示器
143には、CPU10から送られてくるデータに従っ
て、数字や英文字等が表示される。例えば、音色選択ス
イッチ141が操作されると、その操作に応じて選択さ
れるべき音色を示す音色番号が表示される。なお、表示
器143としては、7セグメントのLEDに限らず、例
えばLCD表示器やその他の表示器を用いることができ
る。
【0037】上記パネルインタフェース回路13は、操
作パネル14とCPU10との間のデータの送受を制御
するものである。即ち、パネルインタフェース回路13
は操作パネル14に対してスキャン信号を送出し、この
スキャン信号に応答して操作パネル14から返送される
各スイッチのオン/オフを示す信号を入力する。そし
て、この信号から各スイッチのオン/オフを1ビットに
対応させたパネルデータを生成し、CPU10に送る。
このパネルデータは、CPU10の制御の下にRAM1
2に格納され、パネルイベントの有無の判断に使用され
る(詳細は後述する)。
【0038】また、パネルインタフェース回路13は、
CPU10から送られてきた表示用データを操作パネル
14の表示器143に送る。これにより、表示器143
に所定の数字又は英文字等が表示される。
【0039】鍵盤インタフェース回路15には、鍵盤装
置16が接続されている。鍵盤装置16は、音高を指定
するための複数の鍵を有している。この鍵盤装置16の
各鍵には押鍵又は離鍵に連動して開閉するキースイッチ
が設けられており、このキースイッチのオン/オフを示
す信号は鍵盤インタフェース回路15に送られる。
【0040】鍵盤インタフェース回路15は、鍵盤装置
16とCPU10との間のデータの送受を制御するもの
である。即ち、鍵盤インタフェース回路15は鍵盤装置
16に対してスキャン信号を送出し、このスキャン信号
に応答して鍵盤装置16から返送される各キースイッチ
のオン/オフを示す信号を入力する。そして、この信号
から各キースイッチのオン/オフを1ビットに対応させ
たキーデータを生成し、CPU10に送る。このキーデ
ータは、CPU10の制御の下にRAM12に格納さ
れ、鍵盤イベントの有無の判断に使用される(詳細は後
述する)。
【0041】自動演奏データメモリ17は、例えばRO
Mで構成されている。この自動演奏データメモリ17に
は、自動演奏を行うための自動演奏データが記憶されて
いる。また、この自動演奏データメモリ17には、スタ
ートアドレステーブルが記憶されている。
【0042】上記自動演奏データは、例えばコード、ベ
ース及びドラムといった3つのパート音を発生するため
の3種類のデータにより構成されている。各パートの自
動演奏データは、例えばMIDIデータと同様の形式で
作成され、発音タイミングを指示するためのステップタ
イムデータを含んでいる。この自動演奏データメモリ1
7に記憶された自動演奏データは、後述する自動演奏処
理において音源19が処理することができる形式に変換
されて音源19に送られる。
【0043】上記スタートアドレステーブルは、各パー
トに対応した自動演奏データの先頭アドレスを記憶した
テーブルである。リズムの変更があった場合に、このス
タートアドレステーブルから、新たに選択されたリズム
に対応する自動演奏データの先頭アドレス(スタートア
ドレス)が取り出され、そのアドレスから自動演奏デー
タの読み出しが開始される。
【0044】なお、上記自動演奏データ及びスタートア
ドレステーブルは、自動演奏データメモリ17に代え
て、RAM12の一部に記憶するように構成しても良
い。この場合、システムバス30に例えばフロッピーデ
ィスク装置(又はROMカード制御装置)を接続すると
共に、フロッピーディスク(又はROMカード)に自動
演奏データ及びスタートアドレステーブルを記憶させて
おき、例えば本電子楽器の電源投入時にフロッピーディ
スク装置に装着されたフロッピーディスク(又はROM
カード制御装置に挿入されたROMカード)から上記自
動演奏データ及びスタートアドレステーブルをRAM1
2にロードするように構成すれば良い。
【0045】波形メモリ18には、パルスコード変調
(PCM)された波形データが記憶されている。この波
形メモリ18には、複数種類の音色を実現するべく、各
音色、各鍵域、押鍵速度等に対応した複数種類の波形デ
ータが記憶されている。この波形データは、発音指示が
あった時点で指定されている音色、発音指示された音高
(キーナンバ)、発音指示に係る音のベロシティ等に応
じて選択されて読み出される。
【0046】音源19は、図3にその一部を示すよう
に、例えば48個の発音チャンネル(CH0〜CH4
7)を備えて構成されている。音源19に設けられた発
音チャンネルは、鍵盤装置16の押鍵に対応した楽音信
号、自動演奏の各パートに対応した楽音信号、又はMI
DIインタフェース回路25を介して送られてきたMI
DIデータに基づく楽音信号を発生するために使用され
る。
【0047】即ち、発音が割当てられた発音チャンネル
は、波形メモリ18に記憶されている波形データをシス
テムバス30を介して時分割で読み出し、これにエンベ
ロープを付加してデジタル楽音信号を生成する。このよ
うにして各発音チャンネルで発生されたデジタル楽音信
号は、各発音チャンネルに設けられた4つのゲートG1
〜G4に送られる。ゲートG1〜G4は、RAM12に
設けられたセレクトバッファの内容に従って、何れか1
つのゲートだけが開くように制御される。上記セレクト
バッファにセットされるデータは、キーナンバ又はドラ
ム音色の種類により決定される。
【0048】各発音チャンネルCH0〜CH47の各ゲ
ートG1〜G4の出力は、それぞれ、混合器40〜43
に送られる。混合器40〜43は、例えば加算器で構成
されるものである。混合器40からは第1系統の左チャ
ンネル用のデジタル楽音信号L1が出力され、図1に示
すように、第1リバーブ回路20Aに供給される。同様
に、混合器41からは第1系統の右チャンネル用のデジ
タル楽音信号R1が出力され、第1リバーブ回路20A
に供給される。同様に、混合器42からは第2系統の左
チャンネル用のデジタル楽音信号L2が出力され、第2
リバーブ回路20Bに供給される。同様に、混合器43
からは第2系統の右チャンネル用のデジタル楽音信号R
2が出力され、第2リバーブ回路20Bに供給される。
【0049】第1リバーブ回路20Aは、混合器40か
ら供給される第1系統の左チャンネル用のデジタル楽音
信号L1及び混合器41から供給される第1系統の右チ
ャンネル用のデジタル楽音信号R1を入力し、これらか
らリバーブ効果が付与されたデジタル楽音信号を生成す
るものである。即ち、第1リバーブ回路20Aは、例え
ば、第1系統の左チャンネル用のデジタル楽音信号L1
と第1系統の右チャンネル用のデジタル楽音信号R1と
の間に、予め定められたリバーブ効果のレベル(例え
ば、リバーブのかかり具合が「小」となるようなレベ
ル)に応じた位相差が生じるように、第1系統の左チャ
ンネル用のデジタル楽音信号L1又は第1系統の右チャ
ンネル用のデジタル楽音信号R1の何れか一方を遅延さ
せる。
【0050】この第1リバーブ回路20Aは、第1系統
の左チャンネル用のデジタル楽音信号L1及び第1系統
の右チャンネル用のデジタル楽音信号R1を多重化して
1本の信号線を介してD/A変換器21Aに送る。かか
る多重化により、信号線の数を減らすことができる。な
お、第1リバーブ回路20Aは、第1系統の左チャンネ
ル用のデジタル楽音信号L1及び第1系統の右チャンネ
ル用のデジタル楽音信号R1を、多重化せずにそれぞれ
別個にD/A変換器に供給するように構成できることは
勿論である。この場合、第1系統の左チャンネル用のデ
ジタル楽音信号L1及び第1系統の右チャンネル用のデ
ジタル楽音信号R1をそれぞれアナログ楽音信号に変換
する2個のD/A変換器が必要となる。
【0051】第2リバーブ回路20Bは、混合器42か
ら供給される第2系統の左チャンネル用のデジタル楽音
信号L2及び混合器43から供給される第2系統の右チ
ャンネル用のデジタル楽音信号R2を入力し、これらか
らリバーブ効果が付与されたデジタル楽音信号を生成す
るものである。即ち、第2リバーブ回路20Bは、例え
ば、第2系統の左チャンネル用のデジタル楽音信号L2
と第2系統の右チャンネル用のデジタル楽音信号R2と
の間に、予め定められたリバーブ効果のレベル(例え
ば、リバーブのかかり具合が「大」となるようなレベ
ル)に応じた位相差が生じるように、第2系統の左チャ
ンネル用のデジタル楽音信号L2又は第2系統の右チャ
ンネル用のデジタル楽音信号R2の何れか一方を遅延さ
せる。
【0052】この第2リバーブ回路20Bは、第2系統
の左チャンネル用のデジタル楽音信号L2及び第2系統
の右チャンネル用のデジタル楽音信号R2を多重化して
1本の信号線を介してD/A変換器21Bに送る。かか
る多重化により、信号線の数を減らすことができる。な
お、第2リバーブ回路20Bは、第2系統の左チャンネ
ル用のデジタル楽音信号L2及び第2系統の右チャンネ
ル用のデジタル楽音信号R2を、多重化せずにそれぞれ
別個にD/A変換器に供給するように構成できることは
勿論である。この場合、第2系統の左チャンネル用のデ
ジタル楽音信号L2及び第2系統の右チャンネル用のデ
ジタル楽音信号R2をそれぞれアナログ楽音信号に変換
する2個のD/A変換器が必要となる。
【0053】なお、本実施例では、リバーブ効果を付与
するための第1リバーブ手段及び第2リバーブ手段とし
て、それぞれ遅延回路が含まれる第1リバーブ回路20
A及び第2リバーブ回路20Bを使用したが、音源19
中のソフトウエア処理により、第1系統の左チャンネル
用のデジタル楽音信号L1又は第1系統の右チャンネル
用のデジタル楽音信号R1の何れか一方の出力タイミン
グを遅延させることにより、また、第2系統の左チャン
ネル用のデジタル楽音信号L2又は第2系統の右チャン
ネル用のデジタル楽音信号R2の何れか一方の出力タイ
ミングを遅延させることにより、それぞれ第1リバーブ
回路20A及び第2リバーブ回路20Bと同等の機能を
発揮させることができる。
【0054】D/A変換器21Aは、第1リバーブ回路
20Aから送られてくる第1系統のデジタル楽音信号を
アナログ楽音信号に変換するものである。第1リバーブ
回路20Aから送られてくる第1系統のデジタル楽音信
号は、左チャンネル用のデジタル楽音信号L1と右チャ
ンネル用のデジタル楽音信号R1とが多重化されている
ので、このD/A変換器21Aは、これを分離した後に
アナログ楽音信号に変換する。従って、D/A変換器2
1Aからは第1系統の左チャンネル用のアナログ楽音信
号(L1)及び第1系統の右チャンネル用のアナログ楽
音信号(R1)とが別個に出力される。そして、第1系
統の左チャンネル用のアナログ楽音信号(L1)は増幅
器22Aに、第1系統の右チャンネル用のアナログ楽音
信号(R1)は増幅器22Bに、それぞれ送られる。
【0055】D/A変換器21Bは、第2リバーブ回路
20Bから送られてくる第2系統のデジタル楽音信号を
アナログ楽音信号に変換するものである。第2リバーブ
回路20Bから送られてくる第2系統のデジタル楽音信
号は、左チャンネル用のデジタル楽音信号L2と右チャ
ンネル用のデジタル楽音信号R2とが多重化されている
ので、このD/A変換器21Bは、これを分離した後に
アナログ楽音信号に変換する。従って、D/A変換器2
1Bからは第2系統の左チャンネル用のアナログ楽音信
号(L2)及び第2系統の右チャンネル用のアナログ楽
音信号(R2)とが別個に出力される。そして、第2系
統の左チャンネル用のアナログ楽音信号(L2)は増幅
器22Aに、第2系統の右チャンネル用のアナログ楽音
信号(R2)は増幅器22Bに、それぞれ送られる。
【0056】増幅器22Aは第1混合手段に対応するも
のであり、D/A変換器21Aから送られて来る第1系
統の左チャンネル用のアナログ楽音信号(L1)とD/
A変換器21Bから送られて来る第2系統の左チャンネ
ル用のアナログ楽音信号(L2)とを混合して所定の増
幅率で増幅するものである。この増幅器22Aで混合及
び増幅されたアナログ楽音信号は、スピーカ23Aに送
られる。
【0057】増幅器22Bは第2混合手段に対応するも
のであり、D/A変換器21Aから送られて来る第1系
統の右チャンネル用のアナログ楽音信号(R1)とD/
A変換器21Bから送られて来る第2系統の右チャンネ
ル用のアナログ楽音信号(R2)とを混合して所定の増
幅率で増幅するものである。この増幅器22Bで混合及
び増幅されたアナログ楽音信号は、スピーカ23Bに送
られる。
【0058】スピーカ23A及びスピーカ23Bは、電
気信号としてのアナログ楽音信号を音響信号に変換する
周知のものである。このスピーカ23A及びスピーカ2
3Bにより、鍵盤装置16の操作に応じた楽音、自動演
奏データメモリ17から読み出された自動演奏データに
応じた楽音、又はMIDIインタフェース回路25から
送られてくるMIDIデータに応じた楽音が放音され
る。
【0059】次に、上記の構成において、本発明に係る
楽音信号発生装置の実施例が適用された電子楽器の動作
につき、リバーブ効果を発揮させる動作を中心に、図4
〜図7に示したフローチャートを参照しながら説明す
る。
【0060】図4は、本電子楽器のメインルーチンを示
すフローチャートであり、電源投入により起動される。
即ち、電源が投入されると、先ず、初期化処理が行われ
る(ステップS10)。
【0061】この初期化処理では、CPU10の内部状
態が初期状態に設定されると共に、RAM12に定義さ
れているレジスタ、カウンタ或いはフラグ等に初期値が
設定される。また、この初期化処理では、音源19に所
定のデータを送り、電源投入時に不要な音が発生される
のを防止する処理も行われる。この初期化処理が終了す
ると、次いでスイッチイベント処理が行われる(ステッ
プS11)。このスイッチイベント処理の詳細は、図5
のフローチャートに示されている。
【0062】スイッチイベント処理では、先ず、パネル
スキャンが行われる(ステップS20)。即ち、CPU
10は、上述したように、パネルインタフェース回路1
3を介して操作パネル14からパネルデータ(以下、
「新パネルデータ」という。)を読み込む。次いで、前
回読み込んで既にRAM12に記憶されているパネルデ
ータ(以下、「旧パネルデータ」という。)と、上記新
パネルデータとを比較して相違するビットをオンにした
パネルイベントマップを作成する。
【0063】上記ステップS20でパネルスキャン(パ
ネルイベントマップを作成する処理)が終了すると、次
いで、スイッチイベントがあるかどうかが調べられる
(ステップS21)。これは、上記パネルイベントマッ
プを参照することにより行われる。即ち、パネルイベン
トマップ中にオンになっているビットが1つでも存在す
るとスイッチイベントがあった旨が判断される。
【0064】ここで、スイッチイベントがないことが判
断されるとステップS22のスイッチ処理をスキップし
てステップS23へ分岐する。一方、スイッチイベント
があることが判断されると、そのイベントのあったスイ
ッチに対するスイッチ処理が行われる(ステップS2
2)。このスイッチ処理の詳細は、図6のフローチャー
トに示されている。
【0065】このスイッチ処理では、先ず、音色選択ス
イッチ141のオンイベントがあるかどうかが調べられ
る(ステップS30)。これは、上記イベントマップ中
の音色選択スイッチ141に対応するビットがオンにな
っており、且つ新パネルデータ中の音色選択スイッチ1
41に対応するビットがオンになっているかどうかを調
べることにより行われる。ここで音色選択スイッチ14
1のオンイベントがあることが判断されると、分割点設
定処理が行われる(ステップS31)。
【0066】この分割点設定処理は、音色選択スイッチ
141の操作により選択された音色における鍵盤装置1
6上の分割点を決定する処理である。具体的には、プロ
グラムメモリ11に記憶されている分割点テーブルを参
照することにより、音色選択スイッチ141で選択され
た音色に対応する分割点を示すキーナンバを取り出し、
これをRAM12に設けられた分割点バッファに格納す
る処理が行われる。この分割点バッファの内容は、後述
する発音処理において、受け取った演奏データに基づい
て第1系統の楽音信号又は第2系統の楽音信号の何れを
生成するかを決定するために使用される。
【0067】次いで、その他の音色変更処理が行われる
(ステップS32)。ここでは、例えば、選択された音
色に対応する音色番号をRAM12に設けられた音色番
号バッファにセットする処理、その他の処理が行われ
る。以後の発音処理においては、ここで生成された発音
パラメータに従った音色で楽音信号が生成されることに
なる。その後、このスイッチ処理ルーチンからリターン
してスイッチイベント処理ルーチンに戻る。
【0068】一方、上記ステップS30で、音色選択ス
イッチ141のオンイベントでないことが判断される
と、「その他のスイッチ処理」が行われる(ステップS
33)。この「その他の処理」では、例えば、パネルイ
ベントマップ中の自動演奏スタートスイッチ140に対
応するビットがオンになっているか否かを調べることに
より自動演奏スタートスイッチ140のイベントがあっ
たことが判断されると、自動演奏フラグの反転が行われ
る。自動演奏フラグは、RAM12に設けられるフラグ
であり、本電子楽器が自動演奏モードにあるか通常演奏
モードにあるかを記憶するものである。これにより、自
動演奏スタートスイッチ140が押下される度に自動演
奏モードと通常演奏モードとが交互に繰り返されること
になる。
【0069】また、この「その他のスイッチ処理」で
は、アップダウンスイッチ142のイベントに対する処
理が行われる。例えば、システム設定モードへの移行処
理、システム設定モードにおける音量設定処理、リズム
選択処理等が行われるが、これらは本発明とは直接には
関係しないので説明は省略する。更に、この「その他の
スイッチ処理」においては、操作パネル14に設けられ
たその他の各種スイッチに対する処理も行われるが、本
発明とは直接関係しないので説明は省略する。この「そ
の他のスイッチ処理」が終了すると、このスイッチ処理
ルーチンからリターンしてスイッチイベント処理ルーチ
ンに戻る。
【0070】スイッチイベント処理ルーチンでは、次い
で、LED処理が行われる(ステップS23)。このL
ED処理は、操作パネル14の表示器143に所定のデ
ータを表示させる処理である。このLED処理では、例
えば、音色選択スイッチ141で選択された音色の番号
を表示する処理が行われる。これは、RAM12の音色
番号バッファにセットされている音色番号に対応するデ
ータをパネルインタフェース回路13を介して操作パネ
ル14に送ることにより実現される。これにより、演奏
者は、現在どの音色が選択されているかを知ることがで
きる。
【0071】このLED処理が終了すると、次いで、ベ
ンダーホイール処理が行われる(ステップS24)。こ
のベンダーホイール処理は、操作パネル14に設けられ
ている図示しないベンダーホイールの操作に応じて例え
ば発音中の楽音のピッチを変更する処理である。このベ
ンダーホイール処理は、本発明とは直接関係しないので
説明は省略する。このベンダーホイール処理が終了する
と、このスイッチイベント処理ルーチンからリターンし
てメインルーチンに戻る。
【0072】メインルーチンでは、次いで、鍵盤イベン
ト処理が行われる(ステップS12)。即ち、CPU1
0は、上述したように、鍵盤インタフェース回路15を
介して鍵盤装置16からキーデータ(以下、「新キーデ
ータ」という。)を読み込む。次いで、前回読み込んで
既にRAM12に記憶されているキーデータ(以下、
「旧キーデータ」という。)と、上記新キーデータとを
比較して相違するビットをオンにしたキーイベントマッ
プを作成する。次いで、このキーイベントマップを参照
することによりキーイベントがあるかどうかが調べられ
る。これは、キーイベントマップ中にオンになっている
ビットが1つでも存在するか否かを調べることにより行
われる。
【0073】ここで、キーイベントマップ中にオンにな
っているビットが1つも存在しないと、キーイベントが
ないことを認識し、この鍵盤処理を終了してステップS
13に進む。一方、キーイベントマップ中にオンになっ
ているビットが1つ以上存在すると、キーイベントがあ
ったことを認識し、そのキーイベントはオンイベントで
あるか又はオフイベントであるかが調べられる。これ
は、イベントマップ中のオンになっているビットに対応
する新キーデータ中のビットがオンになっているか否か
を調べることにより行われる。ここでキーオンイベント
であることが判断されると、そのキーオンイベントがあ
った鍵に対応するキーナンバが生成され、RAM12に
設けられたキーナンババッファに格納される。次いで、
発音処理が行われる。この発音処理の詳細については、
図7のフローチャートに示されている。
【0074】発音処理では、先ず、ドラム音の発音指示
であるかどうかが調べられる(ステップS50)。これ
は、鍵盤装置16からドラム音を指示する動作モードに
されており、且つ発音指示にかかるイベントがドラム音
に割り当てられている鍵のイベントであるかどうかを調
べることにより行われる。ここで、ドラムの音色でない
ことが判断されると、押鍵された鍵のキーナンバが分割
点のキーナンバより大きいか否かが調べられる(ステッ
プS51)。即ち、上記キーイベントがあった新キーデ
ータ中のオンにされているビットに対応するキーナンバ
が算出され、これが押鍵された鍵のキーナンバとされ
る。そして、このキーナンバと分割点バッファにセット
されている分割点を示すキーナンバとが比較される。
【0075】ここで、押鍵された鍵のキーナンバが分割
点のキーナンバより大きいことが判断されると、第1系
統での発音処理が行われる(ステップS52)。即ち、
CPU10は、押鍵に係る鍵のキーナンバ、打鍵強度を
示すデータ、その時点で選択されている音色番号(音色
番号バッファにセットされている)等に基づき音源19
が解釈できる形式の左右両チャンネル用のデータ(例え
ば波形アドレス、周波数データ、エンベロープデータ、
フィルタ係数等)を生成して音源19に送る。また、C
PU10は、空きの発音チャンネルを検索して左チャン
ネル用の楽音信号及び右チャンネル用の楽音信号をそれ
ぞれ発生するための2つの発音チャンネルを割当てる。
そして、その左チャンネル用の楽音信号を生成する発音
チャンネルに対応するセレクトバッファにゲートG1を
開くためのデータをセットし、右チャンネル用の楽音信
号を生成する発音チャンネルに対応するセレクトバッフ
ァにゲートG2を開くためのデータをセットする。
【0076】これにより、音源19は、発音が割り当て
られた2つの発音チャンネルを用いて第1系統のデジタ
ル楽音信号の生成を開始する。即ち、発音チャンネルは
波形メモリ18から波形データを読み出し、これにエン
ベロープを付加して左チャンネル用のデジタル楽音信号
L1及び右チャンネル用のデジタル楽音信号R1を発生
する。このデジタル楽音信号L1及びR1は、それぞれ
D/A変換器21A及びD/A変換器21Bでアナログ
楽音信号に変換され、それぞれ増幅器22A及び増幅器
22Bで所定の増幅が行われた後にスピーカ23A及び
スピーカ23Bに送られる。これにより、スピーカ23
A及びスピーカ23Bから押鍵に応じた楽音であって鍵
域に応じて所定のリバーブ効果が付された楽音(例え
ば、リバーブのかかり具合が小さい楽音)が発生される
ことになる。その後、この発音処理ルーチンからリター
ンしてメインルーチンに戻る。
【0077】一方、上記ステップS51で押鍵された鍵
のキーナンバが分割点のキーナンバより大きくないこと
が判断されると、第2系統での発音処理が行われる(ス
テップS53)。即ち、CPU10は、押鍵に係る鍵の
キーナンバ、打鍵強度を示すデータ、その時点で選択さ
れている音色番号(音色番号バッファにセットされてい
る)等に基づき音源19が解釈できる形式の左右両チャ
ンネル用のデータ(例えば波形アドレス、周波数デー
タ、エンベロープデータ、フィルタ係数等)を生成して
音源19に送る。また、CPU10は、空きの発音チャ
ンネルを検索して左チャンネル用の楽音信号及び右チャ
ンネル用の楽音信号をそれぞれ発生するための2つの発
音チャンネルを割当てる。そして、その左チャンネル用
の楽音信号を生成する発音チャンネルに対応するセレク
トバッファにゲートG3を開くためのデータをセット
し、右チャンネル用の楽音信号を生成する発音チャンネ
ルに対応するセレクトバッファにゲートG4を開くため
のデータをセットする。
【0078】これにより、音源19は、発音が割り当て
られた2つの発音チャンネルを用いて第2系統のデジタ
ル楽音信号の生成を開始する。即ち、発音チャンネルは
波形メモリ18から波形データを読み出し、これにエン
ベロープを付加して左チャンネル用のデジタル楽音信号
L2及び右チャンネル用のデジタル楽音信号R3を発生
する。このデジタル楽音信号L2及びR2は、それぞれ
D/A変換器21A及びD/A変換器21Bでアナログ
楽音信号に変換され、それぞれ増幅器22A及び増幅器
22Bで所定の増幅が行われた後にスピーカ23A及び
スピーカ23Bに送られる。これにより、スピーカ23
A及びスピーカ23Bから押鍵に応じた楽音であって所
定の鍵域に応じてリバーブ効果が付された楽音(例え
ば、リバーブのかかり具合が大きい楽音)が発生される
ことになる。その後、この発音処理ルーチンからリター
ンしてメインルーチンに戻る。
【0079】上記ステップS50でドラム音の発音指示
であることが判断されると、そのドラム音は第1の系統
の楽音で発音されるべきか否かが調べられる(ステップ
S54)。即ち、ドラム音テーブルを参照することによ
り、キーナンババッファにセットされているキーナンバ
に対応するドラム音を、第1系統の楽音として発生すべ
きか否かが調べられる。ここで、第1系統の楽音として
発生すべきことが判断されると、ステップS52へ分岐
し、第1系統で発音処理が行われる。この場合、リバー
ブのかかり具合が小さいドラム音が発生されることにな
る。
【0080】一方、第1系統の楽音として発生すべきで
ないことが判断されると、ステップS53へ進み、第2
系統で発音処理が行われる。この場合、リバーブのかか
り具合が大きいドラム音が発生されることになる。
【0081】なお、鍵盤イベント処理では、キーオフイ
ベントであることが判断されると消音処理が行われる。
即ち、離鍵に係る鍵に対応する発音中のオシレータを検
索し、所定のデータを送ることにより消音せしめる。
【0082】この鍵盤イベント処理が終了すると、次い
で、MIDI処理が行われる(ステップS13)。この
MIDI処理では、MIDIインタフェース回路25を
介して外部装置、例えば他の電子楽器、シーケンサ、或
いはコンピュータ等との間でMIDIデータの送受が行
われる。なお、音色の変更及び変更された音色に基づく
発音処理は、MIDIインタフェース回路25からMI
DIメッセージを受信した場合にも行われる。即ち、音
色変更を指示するMIDIメッセージを受信すると、C
PU10は、MIDIメッセージに含まれる音色番号を
RAM12に設けられた音色番号バッファにセットす
る。また、ノートオンメッセージを受信すると、その時
点で設定されている音色で発音処理が行われる。この発
音処理は、キーナンバが鍵盤装置から得られるのではな
く、MIDIデータに含まれたキーナンバを使用する点
を除けば、図7を参照して既に説明した発音処理と同じ
である。これにより、操作パネル14を操作して音色を
設定し、鍵盤装置16を操作して発音する場合と同様
に、MIDIデータに基づいて音域に応じて異なるリバ
ーブ効果が付された楽音が発生される。その他のMID
Iメッセージに対する処理は、本発明とは直接関係しな
いので説明は省略する。
【0083】なお、MIDIインタフェース回路25の
代わりにシーケンサや他の電子楽器と接続するための特
別のインタフェース回路を設け、このインタフェース回
路を介してシーケンサ又は他の電子楽器から受信したデ
ータに基づいて演奏を行わせる場合も、上記MIDIデ
ータに対する処理と同様の処理で、音域に応じて異なる
リバーブ効果が付された楽音を発生させることができ
る。
【0084】このMIDI処理が終了すると、次いで、
自動演奏処理が行われる(ステップS14)。この自動
演奏処理においては、リズム演奏音を発生するための自
動演奏処理が行われる。
【0085】自動演奏処理は、自動演奏フラグがオンに
なっており、且つ自動演奏データの読み出しタイミング
になった時に行われる。自動演奏データの読み出しタイ
ミングであるかどうかは、その時点で設定されているテ
ンポ値に応じて計数されている図示しないカウンタの内
容を参照することにより行われる。そして、読み出しタ
イミングであることが判断されると、自動演奏データメ
モリ17から1つの自動演奏データが読み出される。そ
して、自動演奏データに含まれているステップタイム値
と図示しないタイムカウンタでカウントアップされてい
るタイム値とが一致した場合に、発音又は消音を行うべ
き旨が認識され、発音又は消音処理が行われる。
【0086】即ち、自動演奏データメモリ17から読み
出した自動演奏データがノートオンデータであれば発音
処理が行われる。この発音処理は、キーナンバが鍵盤装
置から得られるのではなく、自動演奏データに含まれた
キーナンバを使用する点を除けば、図7を参照して既に
説明した発音処理と同じである。これにより、操作パネ
ル14を操作して音色を設定し、鍵盤装置16を操作し
て発音する場合と同様に、リバーブ自動演奏データに基
づいて音域に応じて異なるリバーブ効果が付された楽音
が発生される。その他の自動演奏データに対する処理
は、本発明とは直接関係しないので説明は省略する。
【0087】上記自動演奏処理が終了すると、次いで、
「その他の処理」が行われる(ステップS15)。この
「その他の処理」には、図示しないフットペダルの押下
に伴う音色変更処理等が含まれる。その後ステップS1
1に戻り、以下同様の処理を繰り返す。上記ステップS
11〜S14の繰り返し実行の過程で、パネル操作や鍵
盤操作に基づくイベントが発生すると、そのイベントに
対応する処理が行われることにより電子楽器としての各
種機能が発揮される。
【0088】以上説明したように、本実施例の楽音信号
発生装置においては、音源19は、鍵盤装置16からの
キーデータ、自動演奏データメモリ17から読み出した
自動演奏データに含まれるキーデータ又はMIDIイン
タフェース回路25で受信したMIDIメッセージに含
まれるキーデータ等が入力された場合に、そのキーデー
タが分割点より大きいかどうかによって、小さいレベル
のリバーブ効果を有する第1系統の楽音で発音すべきか
又は大きいレベルのリバーブ効果を有する第2系統の楽
音で発音すべきかを判断する。そして、この判断結果に
基づき第1系統の楽音信号又は第2系統の楽音信号の何
れかを生成する。
【0089】音源から出力された第1系統の楽音信号に
は左チャンネル用楽音信号と右チャンネル用楽音信号と
が含まれており、第1リバーブ回路20Aは、これら2
つの楽音信号を加工することにより、小さいレベルのリ
バーブ効果が付与された左チャンネル用楽音信号L1及
び右チャンネル用楽音信号R1を発生する。
【0090】同様に、音源19から出力された第2系統
の楽音信号には左チャンネル用楽音信号L2と右チャン
ネル用楽音信号R2とが含まれており、第2リバーブ回
路20Bは、これら2つの楽音信号を加工することによ
り、大きいレベルのリバーブ効果が付与された左チャン
ネル用楽音信号L2及び右チャンネル用楽音信号R2を
発生する。
【0091】上記第1リバーブ回路20Aが出力する左
チャンネル用楽音信号L1と上記第2リバーブ回路20
Bが出力する左チャンネル用楽音信号L2とは増幅器2
2Aで混合及び増幅され、第1楽音信号として出力され
る。同様に、上記第1リバーブ回路20Aが出力する右
チャンネル用楽音信号R1と上記第2リバーブ回路20
Bが出力する右チャンネル用楽音信号R2とは増幅器2
2Bで混合及び増幅され、第2楽音信号として出力され
る。
【0092】これにより、上記第1楽音信号及び第2楽
音信号を、それぞれスピーカ23A及びスピーカ23B
に供給して音響信号に変換すれば、演奏データに含まれ
るキーナンバ、つまり鍵域に応じてリバーブがかけられ
た自然楽器に近い音質の楽音が得られる。また、ドラム
の音色に対しては、予め第1系統の楽音で発生すべきか
第2系統の楽音で発生すべきかをドラム音テーブルに記
憶しておき、ドラムの発音が指定された場合に、このド
ラム音テーブルの内容に応じたリバーブをかけて出力す
るので、楽音の特性に応じたリバーブをかけることが可
能となり、自然楽器に近い音質を得ることができる。
【0093】なお、上記実施例では、全鍵域(音域)に
対して1つの分割点を設け、リバーブ効果の異なる2種
類の楽音信号を発生するように構成したが、3つ以上の
分割点を設けて3種類以上のリバーブ効果が異なる楽音
信号を発生するように構成しても良い。この場合、音源
からは分割数の2倍の数のデジタル楽音信号を出力する
とともに、分割数に対応する数のリバーブ回路を設け、
各リバーブ回路の出力信号を混合して発音するように構
成すれば良い。
【0094】また、上記の実施例において、D/A変換
器21A又はD/A変換器21Bと増幅器22A又は増
幅器22Bとの間にアナログフィルタを挿入して楽音信
号発生装置を構成することもできる。かかる構成によれ
ば、更に異なった音響効果を有する楽音信号を発生させ
ることができる。
【0095】また、上記実施例では、分割点テーブル及
びドラム音テーブルをそれぞれ1つだけ備える構成とし
たが、リズムに応じた複数の分割点テーブル及びドラム
音テーブルを備え、選択するリズムに応じて使用する分
割点テーブル及びドラム音テーブルを変更するように構
成しても良い。また、使用する分割点テーブル及びドラ
ム音テーブルを、例えばシステム設定モードで任意に選
択できるように構成しても良い。かかる構成によれば、
より使い勝手に優れたものとなる。
【0096】更に、分割点テーブル及びドラム音テーブ
ルの内容をシステム設定モードで任意に変更できるよう
に構成することもできる。かかる構成によれば、演奏者
が鍵域とリバーブ効果のかかり具合、或はドラム音の種
類とリバーブ効果のかかり具合を任意に設定できること
になるので、演奏者の感性に合致する音作りが可能とな
る。
【0097】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
リバーブのかかり具合を発音すべき楽音の特性に応じて
制御することにより自然楽器に近い音質を得ることので
きる電子楽器の楽音信号発生装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の電子楽器の概略的な構成を示
すブロック図である。
【図2】本発明の実施例で使用される操作パネルの一例
を示す図である。
【図3】本発明の実施例の音源の一部の構成を示す図で
ある。
【図4】本発明の実施例の動作を示すフローチャート
(メインルーチン)である。
【図5】本発明の実施例の動作を示すフローチャート
(スイッチイベント処理ルーチン)である。
【図6】本発明の実施例の動作を示すフローチャート
(スイッチ処理ルーチン)である。
【図7】本発明の実施例の動作を示すフローチャート
(発音処理ルーチン)である。
【符号の説明】
10 CPU 11 プログラムメモリ 12 RAM 13 パネルインタフェース回路 14 操作パネル 15 鍵盤インタフェース回路 16 鍵盤装置 17 自動演奏データメモリ 18 波形メモリ 19 音源 20A,20B リバーブ回路 21A,21B D/A変換器 22A,22B 増幅器 23A,23B スピーカ 25 MIDIインタフェース回路 30 システムバス 140 自動演奏スタートスイッチ 141 音色選択スイッチ 142 アップダウンスイッチ 142A ダウンスイッチ 142B アップスイッチ 143 表示器

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力された演奏データに基づいて楽音信
    号を発生する電子楽器の楽音信号発生装置において、 左チャンネル用楽音信号と右チャンネル用楽音信号とを
    1系統とし、少なくとも2系統の楽音信号を生成し、前
    記入力された演奏データに含まれる所定の情報に応じ
    て、何れかの系統の楽音信号を生成して出力する音源
    と、 該音源から出力された第1系統の楽音信号に所定レベル
    のリバーブ効果を付与した楽音信号を発生する第1リバ
    ーブ手段と、 前記音源から出力された第2系統の楽音信号に前記所定
    レベルと異なるレベルのリバーブ効果を付与した楽音信
    号を発生する第2リバーブ手段と、 前記第1リバーブ手段が出力する楽音信号の中の左チャ
    ンネル用楽音信号と前記第2リバーブ手段が出力する楽
    音信号の中の左チャンネル用楽音信号とを混合して第1
    楽音信号を発生する第1混合手段と、 前記第1リバーブ手段が出力する楽音信号の中の右チャ
    ンネル用楽音信号と前記第2リバーブ手段が出力する楽
    音信号の中の右チャンネル用楽音信号とを混合して第2
    楽音信号を発生する第2混合手段、 とを備えたことを特徴とする電子楽器の楽音信号発生装
    置。
  2. 【請求項2】 前記演奏データに含まれる所定の情報
    は、前記演奏データに含まれるキーナンバを示す情報で
    あることを特徴とする請求項1に記載の電子楽器の楽音
    信号発生装置。
  3. 【請求項3】 前記演奏データに含まれる所定の情報
    は、前記演奏データに含まれる打楽器音の種類を指定す
    る情報であることを特徴とする請求項1に記載の電子楽
    器の楽音信号発生装置。
  4. 【請求項4】 発音を指示するための鍵盤装置を更に備
    え、該鍵盤装置の操作に応じて発生される演奏データに
    含まれるキーナンバを演奏データに含まれる所定の情報
    として用いることを特徴とする請求項1に記載の電子楽
    器の楽音信号発生装置。
  5. 【請求項5】 自動演奏データを記憶するための記憶手
    段を更に備え、該記憶手段から読み出された自動演奏デ
    ータに含まれるキーナンバを演奏データに含まれる所定
    の情報として用いることを特徴とする請求項1に記載の
    電子楽器の楽音信号発生装置。
  6. 【請求項6】 外部装置との間で演奏データを送受する
    ための送受信手段を更に備え、該送受信手段で受信した
    演奏データに含まれるキーナンバを演奏データに含まれ
    る所定の情報として用いることを特徴とする請求項1に
    記載の電子楽器の楽音信号発生装置。
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