JPH07181123A - 粒子画像解析装置 - Google Patents

粒子画像解析装置

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JPH07181123A
JPH07181123A JP5323955A JP32395593A JPH07181123A JP H07181123 A JPH07181123 A JP H07181123A JP 5323955 A JP5323955 A JP 5323955A JP 32395593 A JP32395593 A JP 32395593A JP H07181123 A JPH07181123 A JP H07181123A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 細分類要不要の判定基準を病院等の個々の施
設毎に対応して設定可能であり、分類精度が高く、高効
率な粒子画像解析装置を実現する。 【構成】 粗分類部291は粒子の粗分類を実行し、細
分類要不要判定部301に供給する。要不要判定部30
1は判定基準値記憶部300に記憶された判定基準値と
粗分類結果とを比較し、正常か異常かの判定を行い細分
類の要不要を判定する。記憶部300に記憶された判定
基準値はキーボード33から入出力制御部302を介し
設定され検査対象により変更可能である。判定部301
が細分類要と判定すると画像処理制御回路26へ細分類
処理を指示する。制御回路26の制御指令により細分類
用特徴パラメータが細分類部290に供給され細分類が
行われ、判定部301へ供給される。判定部301はキ
ーボード33からの指令に応じ、粒子画像を内部画像メ
モリ31へ記憶させ分類結果を表示させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、流れているサンプル液
中に懸濁した粒子の画像を撮像し、粒子を分析する粒子
画像解析装置に係り、特に、血液中や尿中の細胞や粒子
の分析に適した粒子画像解析装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、血液又は尿中の細胞や粒子を分
析するには、従来、スライドガラス上に標本を作成し顕
微鏡にて観察することで行われてきた。尿の場合には、
尿中の粒子濃度が薄いため、サンプルを予め、遠心分離
器で遠心濃縮してから観察している。
【0003】これらの観察、検査の作業を自動化する装
置がある。この自動化装置においては、血液などの試料
をスライドガラス上に塗抹した後に、顕微鏡にセットす
る。そして、顕微鏡ステージのスライドガラスを自動的
に走査し、粒子の存在する位置で顕微鏡ステージを止め
る。続いて、粒子の静止画像を撮影し、画像処理技術に
よる特徴抽出及びパターン認識手法を用い、試料中にあ
る粒子の分類などが行なわれる。
【0004】上記スライドガラスを用いる自動化装置と
しては、例えば、特開昭50−68330号公報に記載
されたスライド標本自動再検査装置がある。この自動再
検査装置においては、スライドガラス上の種々の血球等
を自動的に分析し、分析不能であった試料を再検査位置
に移動させ、検査者等の目視により再検査される。
【0005】しかし、上記自動化装置では、試料のスラ
イドガラス上への塗抹に時間がかかってしまっていた。
また、顕微鏡ステージを機械的に移動させながら粒子を
検出し、顕微鏡の視野において粒子を適当な画像取込み
領域へ移動させる作業が必要であった。このため、上記
自動化装置においては、試料の分析に、長時間を要した
り、機械的構成が複雑になるという問題点があった。
【0006】これに対し、上記のような塗抹標本を作成
せず、被検粒子をサンプル液体中に懸濁させたまま連続
的にフローセル中に流し、光学的に分析するフローサイ
トメータによる粒子分析方法がある(例えば、特開昭5
8−76740号公報に記載された希薄液体試料の粒子
分析方法)。このフローサイトメータによる粒子分析方
法は、サンプル液中の各粒子からの蛍光強度や散乱光強
度を観測するものであり、毎秒数1000個の処理能力
を持っている。
【0007】また、液体試料を特別な形式の流路を介し
て幅広の撮影領域中に流し、フラッシュランプにより静
止画像を撮影し、撮影した画像を用いて粒子を分析する
分析装置もある。この分析装置においては、パルス光源
であるフラッシュランプがCCDカメラの動作に同期し
て周期的に発光し、サンプル粒子が顕微鏡により拡大さ
れ、この拡大画像がCCDカメラに投影される。このパ
ルス光源の発光時間は短く、粒子を含む液体試料が連続
的に流れていても静止画像を撮影することが出来る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、一般的な臨
床検査においては、液体試料の分析は、大きく、次の2
段階に分けられる。第1段階は、スクリーニングであ
り、一般の人からの多数の検体から異常と疑われる検体
を判別することを目的とする。第2段階は、疾患の限定
であり、これは、異常と疑われる検体をより詳細な分類
及び個々の成分の特徴等により疾患を限定することを目
的とする。
【0009】第1段階のスクリ−ニングを目的として粗
分類のみ行なう粒子画像解析装置においては、多くの検
体数を処理可能である。しかし、異常と疑われる検体に
対しては、再検査する必要がある。このため、再検査す
べき検体に対しては、スライドガラス上に標本を作成
し、顕微鏡にて観察しなければならない。再検査が必要
な場合は、検体量が2回分必要となるばかりでなく、疾
患の限定までに時間を要すことになる。早急に疾患を限
定し、治療を開始しなければならない人に対して、2回
検査することは、好ましいことではない。
【0010】また、第2段階の疾患の限定を目的として
細分類を行なう粒子画像解析装置においては、全ての検
体に対して、多数の特徴パラメ−タの抽出及び識別処理
を行なわなければならず、短時間では多くの検体数を処
理する事はできない。
【0011】そこで、多数の検体に対して、特徴パラメ
ータを抽出して、記憶させておく。そして、上記第1段
階に対応する粗分類を実行し、細分類すべき検体か否か
を判定する。そして、細分類すべき検体に対しては、記
憶された特徴パラメータを用いて、自動的に細分類させ
ることが考えられる。このようにすれば、分類精度が高
く、高効率な分析が可能となる。
【0012】ところが、粗分類の結果から細分類すべき
か否かの判定基準は、一定ではなく、検体の種類によっ
て異なっている。つまり、例えば、病院において、入院
患者に対する判定基準と、外来患者に対する判定基準と
は異なる場合がある。また、男性と女性とでも、判定基
準が異なる場合がある。さらに、専門病院等において
は、投与する薬剤の影響があるため、個々の病院で判定
基準が異なってくる。本発明の目的は、細分類要不要の
判定基準を、病院等の個々の施設毎に対応して設定可能
であり、分類精度が高く、高効率な粒子画像解析装置を
実現することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、次のように構成される。粒子を含む液体試
料が通過されるフローセルと、このフローセル中の粒子
を撮像する撮像手段と、この撮像手段により撮像された
粒子の画像を解析する画像解析部とを有する粒子画像解
析装置において、液体試料が異常か正常かを判定する基
準値を入力するための判定基準値入力手段と、入力手段
から供給された判定基準値を記憶し、記憶した判定基準
値を入力手段により変更可能な判定基準値記憶手段と、
記憶手段に記憶された判定基準値に基づいて、粒子画像
を判定し、液体試料が異常か正常かを分類する粗分類部
と、粗分類部により、異常と判定された液体試料の粒子
画像を分類し、異常の種類を限定する細分類部とを備え
る。
【0014】好ましくは、上記粒子画像解析装置におい
て、判定基準値入力手段からの入力に基づいて、粒子の
種類毎に、設定された判定基準値を表示可能な表示部
を、さらに備える。また、好ましくは、上記粒子画像解
析装置において、液体試料は尿又は血液である。また、
好ましくは、上記粒子画像解析装置において、解析動作
を実行した動作時刻を所定の日数だけ記憶し、記憶した
動作時刻から、解析動作を実行しない空き時間を算出す
る空き時間算出部を、さらに備える。また、好ましく
は、上記粒子画像解析装置において、空き時間算出部
は、撮像された粒子画像を、算出した空き時間に、外部
記憶手段に転送させる。
【0015】
【作用】判定基準値入力手段を用いて、例えば、各病院
毎に要求される判定基準値が操作者により入力される。
そして、入力された判定基準値が、判定基準値記憶手段
に記憶される。この記憶手段に記憶された判定基準値
は、液体試料の種類に応じて、判定基準値入力手段によ
り、再設定可能となっている。粗分類部は、記憶された
判定基準値に基づいて、撮像された粒子画像により、液
体試料が異常か正常かを判定する。粗分類部により、異
常と判定された液体試料は、細分類部により、粒子画像
が細分類され、異常の種類が限定される。これにより、
細分類要不要の判定基準を、病院等の個々の施設毎に対
応して設定可能であり、分類精度が高く、高効率な粒子
画像解析装置が実現される。
【0016】また、空き時間算出部により、粒子画像解
析装置の空き時間が算出され、撮像された粒子画像が、
算出された空き時間に、外部記憶手段に転送される。こ
れにより、分類精度が高く、高効率であるばかりでな
く、分析動作に影響を与えることなく、被検体の情報を
転送可能な粒子画像解析装置が実現される。
【0017】
【実施例】図1は、本発明の一実施例であるフロー式粒
子画像解析装置の概略構成図である。図1において、顕
微鏡光源であるフラッシュランプ1から発光された光
は、顕微鏡光軸9上を進み、フィールドレンズ2及び視
野絞り11を通過して、光束10となり、開口絞り12
及びコンデンサレンズ3を通過して、フローセル4内の
サンプル流れ13上に集光される。
【0018】サンプル流れ13の粒子画像は、顕微鏡対
物レンズ5により、結像位置6に結像される。この結像
位置6の像は、投影レンズ7によりTVカメラ8の撮像
面上に投影され、ここで光電変換される。TVカメラと
しては残像の少ないCCDタイプのものが一般的であ
る。フラッシュランプ1の発光タイミングは、粒子検出
系の検出信号に従って制御される。つまり、フラッシュ
ランプ点灯制御回路23から点灯信号がランプ駆動回路
27に供給されると、この駆動回路27により、フラッ
シュランプ1が点灯される。点灯制御回路23は、半導
体レーザ発生器15からの光に基づいて、点灯信号を発
生する。
【0019】半導体レーザ発生器15は、常時点灯して
おり、この半導体レーザ発生器15から発生された光
は、コリメータレンズ17で平行光束となり、シリンド
リカルレンズ18で1方向のみ集束される。次に、シリ
ンドリカルレンズ18からの光は、反射鏡19及び微少
反射鏡14を介して、フローセル4内のサンプル流れ1
3に照射される。測定対象である懸濁した液中の粒子
が、レーザ光束に照射されると、このレーザ光は光散乱
される。この散乱光は、粒子像撮像に用いる顕微鏡対物
レンズ5で集められ、ビームスプリッタ20で反射され
る。そして、ビームスプリッタ20からの光は、絞り2
1に供給され、サンプル流れ上の観測領域が制限され、
光検出器22に供給される。この光検出器22に供給さ
れた光は、電気信号に変換され、粒子検出信号となる。
この粒子検出信号がフラッシュランプ点灯制御回路23
に供給される。
【0020】半導体レーザ15は、上述したように、常
時点灯しており、サンプル中の粒子が検出領域を通過す
るか否かが、常に観測される。粒子が、検出領域を通過
し、散乱光による粒子検出信号が、所定の信号以上の場
合、フラッシュランプ点灯制御回路23は、画像処理対
象粒子として判断し、粒子がTVカメラ8の取り込み画
像領域の所定の位置に達したとき、フラッシュランプ1
が点灯するようにランプ駆動回路27を制御する。
【0021】フラッシュランプ1は、その発光時間内に
サンプル流れ中の粒子の移動量が無視できるほど発光時
間が短く設定されているため、フラッシュランプ1が発
光すると、TVカメラ8のビデオ出力信号は、サンプル
流れ中の粒子を静止画像として撮像できる。画像メモリ
25への書き込みやそれ以降の画像処理の制御は、画像
処理制御回路26が行う。
【0022】つまり、TVカメラ8のビデオ出力信号
は、A/D変換器24を介して画像メモリ25に供給さ
れる。そして、画像メモリ25に記憶された画像から、
粒子の形状、色彩、大きさ等の一次パラメータを特徴抽
出回路28により抽出される。画像処理制御回路26
は、これら1次パラメータ及びこれらの組み合わせ演算
で生じる2次パラメータを識別回路29に入力する。
【0023】次に、識別回路29の粗分類部291は、
抽出された1次パラメータ及び2次パラメータから粒子
の粗分類を実行する。そして、粗分類部291により、
実行された粗分類結果は、中央制御部30の細分類要不
要判定部301に供給される。細分類要不要判定部30
1は、判定基準値記憶部300に記憶された判定基準値
と、粗分類結果とを比較し、分析条件より正常検体及び
異常検体の判定を行い、細分類の要、不要を判定する。
判定基準値記憶部300に記憶された判定基準値は、キ
ーボード33から、入出力制御部302を介して設定さ
れるものであり、検査対象の変更等により、記憶すべき
判定基準値を変更可能となっている。
【0024】細分類要不要判定部301が、細分類が必
要であると判定した場合、入出力制御部302を介し
て、画像処理制御回路26へ細分類処理の指示を行う。
画像処理制御回路26からの制御指令信号により、特徴
抽出回路28から細分類用特徴パラメータが識別回路2
9の細分類部290に供給される。
【0025】次に、細分類部290において細分類(例
えば、ニューラルネットワーク識別論理により、細分類
され、疾患が限定される)が行われ、細分類結果が最終
結果として、中央制御部30の判定部301へ供給され
る。判定部301は、キーボード33からの指令等に応
じて、粒子画像を内部画像メモリ31へ記憶させ、分類
結果をディスプレー32又はプリンタ34に表示させ
る。
【0026】図2は、図1に示した実施例の動作フロー
チャートである。図2のステップ50において、キーボ
ード33から、細分類要不要を判定するための判定基準
値が、入出力制御部302を介して、判定基準値記憶部
300に入力される。そして、ステップ51において、
判定基準値の入力が終了したか否が判定される。
【0027】図3は、上記判定基準値入力ステップ50
及び51の詳細フローチャートである。この図3のステ
ップ90において、ディスプレー32に異常検体判定基
準値設定画面が表示される。次に、ステップ91におい
て、キーボード33が操作され、基準値を入力する項目
の入力エリアへカーソルを移動させる。そして、ステッ
プ92において、キーボード33が操作され、基準値が
入力される。次に、ステップ93において、全項目の基
準値が入力されたか否かが判断され、入力されていなけ
れば、ステップ91に戻る。ステップ93において、全
項目が入力されていれば、ステップ52に進む。
【0028】図4は、上記判定基準値入力ステップ50
及び51におけるディスプレー32の表示画面例であ
る。図4において、白血球が一視野中に2個以上あれ
ば、その検体は異常であり、細分類要と判定される。以
下、同様に、赤血球が3個以上、偏平上皮細胞が1個以
上、移行上皮細胞が1個以上、その他上皮細胞が1個以
上、ガラス円柱が10個以上、その他円柱が1個以上、
細菌が1個以上、それぞれあれば、以上検体であり、細
分類要と判定される。
【0029】そして、上記判定基準値記憶部300に記
憶された判定基準値は、被検体に応じて、変更可能であ
る。
【0030】さて、図2のステップ51からステップ5
2に処理が進むと、粒子の検出が行われる。そして、粒
子が検出されると、ステップ53において、粒子画像が
画像メモリ25に取り込まれる。次に、ステップ54に
おいて、特徴抽出回路28により粒子画像の特徴パラメ
ータが抽出される。そして、ステップ55において、粗
分類部291により、粗分類が実行される。続いて、ス
テップ56において、粗分類が終了したか否かが判定さ
れ、終了していなければ、ステップ52に戻る。」ステ
ップ56において、粗分類が終了していれば、ステップ
57に進み、判定基準値記憶部300に記憶された判定
基準値が読み込まれる。
【0031】次に、ステップ58において、粗分類の結
果から被検体が異常検体か否かが判定され、異常検体で
なければ、ステップ62に進み、分類結果がディスプレ
ー32又はプリンタ34に表示される。ステップ58に
おいて、被検体が異常検体であれば、ステップ59に進
み、細分類用特徴パラメータが抽出される。そして、ス
テップ60において、細分類が実行される。次に、ステ
ップ61において、細分類が終了したか否かが判定さ
れ、終了していなければ、ステップ59に戻る。ステッ
プ61において、細分類が終了していれば、ステップ6
2に進み、分類結果が表示される。
【0032】さて、臨床検査においては、異常と認めら
れた検体に対しては、細分類するばかりでは無く、個々
の粒子の形状等も重要な情報となることがある。また、
異常検体の中には、経時変化の観察が必要なものがあ
る。さらに、被検体が貴重なものであれば、その画像デ
ータや分析データを長期保存する必要がある。粒子画像
解析装置において、分析したデータを長期に保存するこ
とは、記憶容量の増大化を招き、好ましいことではな
い。したがって、保存を必要とするデータに対しては、
粒子画像解析装置から外部の記憶手段にデータを転送す
ることが、必要である。しかしながら、外部の記憶手段
にデータを転送する場合には、粒子画像解析装置の分析
動作を中断する必要がある。このため、粒子画像解析装
置が分析動作を実行していない空き時間に、データ転送
動作を実行させればよい。しかし、この空き時間は、粒
子画像解析装置が使用される施設毎に異なってくる。
【0033】そこで、本発明の一実施例の粒子画像解析
装置においては、上記空き時間を自動的に検出し、検出
した空き時間に画像データを外部記憶手段に転送する構
成となっている。
【0034】図5は、分析開始終了時刻の記憶処理フロ
ーチャートであり、図6は空き時間の検出の説明図であ
る。ただし、空き時間の検出は、図1に示した例の空き
時間算出部303において、実行される。図5のステッ
プ70において、空き時間算出部303は、入出力制御
部302の制御状態から分析が開始されたか否かを判断
する。そして、分析が開始されると、ステップ71にお
いて、タイマ36からの時刻信号を取り込み、分析開始
時刻を記憶する。次に、ステップ72において、分析終
了したか否かを判断する。分析が終了すると、ステップ
73において、空き時間算出部303は、タイマ36か
らの時刻信号を取り込み、分析終了時刻を記憶する。そ
して、ステップ70に戻る。このようにして、所定の日
数であるn日分の、分析の開始時刻及び終了時刻が検出
され記憶される。そして、粒子画像解析装置の分析動作
時間を、各時刻毎に平均し、所定の基準値よりも小さ
く、画像デ−タ書込み所要時間より長い時間帯を装置の
空き時間と設定する。この設定された空き時間が、デー
タ転送動作の対象時間帯となる。
【0035】つまり、例えば、図6において、1日目
は、6時から10時、10時半から11時半、12時か
ら1時、1時半から4時半に粒子画像解析装置を使用し
たとする。そして、以降2日目、3日目、・・・n日目
と使用時間を記憶していく。そして、1日目からn日目
までの使用時間の平均が算出され、所定の空き時間基準
より、小であり、画像デ−タ書込み所要時間より長い時
間帯である、0時からt1時迄とt2時から12時迄とが
空き時間帯と認定される。この空き時間帯に、空き時間
算出部303は、入出力制御部302に指令信号を供給
し、画像データが、外部画像メモリ35に転送される。
【0036】以上のように、本発明の一実施例によれ
ば、被検体を粗分類し細分類するか否かの判定基準値
を、各検体または各施設毎に対応して設定可能であり、
分類精度が高く、高効率な粒子画像解析装置を実現する
ことができる。また、本発明の一実施例によれば、分析
動作の空き時間を自動的に検出し、検出した空き時間
に、分析された被検体のデータを外部記憶手段に転送す
ることができるので、分析動作に影響を与えることな
く、被検体の情報を転送可能な粒子画像解析装置を実現
することができる。
【0037】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているため、以下のような効果がある。粒子画像解析装
置において、液体試料の異常、正常の判定基準値を入力
するための判定基準値入力手段と、判定基準値を記憶す
る判定基準値記憶手段と、判定基準値に基づき、粒子画
像を判定し、液体試料が異常か正常かを分類する粗分類
部と、異常と判定された液体試料の異常の種類を限定す
る細分類部とを備える。したがって、細分類要不要の判
定基準を、病院等の個々の施設毎に対応して設定可能で
あり、分類精度が高く、高効率な粒子画像解析装置を実
現することができる。
【0038】また、上記粒子画像解析装置において、解
析動作を実行した動作時刻を所定の日数だけ記憶し、解
析動作を実行しない空き時間を算出する空き時間算出部
を、さらに備え、撮像された粒子画像を、算出した空き
時間に、外部記憶手段に転送させるように構成すれば、
分類精度が高く、高効率であるばかりでなく、分析動作
に影響を与えることなく、被検体の情報を転送可能な粒
子画像解析装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の概略構成図である。
【図2】図1の例の動作フローチャートである。
【図3】異常検体判定基準値の設定フローチャートであ
る。
【図4】異常検体判定基準値の設定画面の一例を示す図
である。
【図5】分析動作を実行する時間を記憶するための動作
フローチャートである。
【図6】空き時間の検出の説明図である。
【符号の説明】
1 フラッシュランプ 2 フィールドレンズ 3 コンデンサレンズ 4 フローセル 5 対物レンズ 6 結像位置 7 投影レンズ 8 TVカメラ 11 視野絞り 12 開口絞り 13 サンプル流れ 14 微少反射鏡 15 半導体レーザ発生器 17 コリメータレンズ 18 シリンドリカルレンズ 19 反射鏡 20 ビームスプリッタ 21 絞り 22 光検出器 23 点灯制御回路 24 AD変換器 25 画像メモリ 26 画像処理部 27 ランプ駆動回路 28 特徴抽出回路 29 識別回路 30 中央制御部 31 内部画像記憶装置 32 ディスプレー 33 キーボード 34 プリンタ 35 外部画像メモリ 36 タイマー 290 細分類部 291 粗分類部 300 判定基準値記憶部 301 判定部 302 入出力制御部 303 空き時間算出部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大和田 伯男 茨城県勝田市市毛882番地 株式会社日立 製作所計測器事業部内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粒子を含む液体試料が通過されるフロー
    セルと、このフローセル中の粒子を撮像する撮像手段
    と、この撮像手段により撮像された粒子の画像を解析す
    る画像解析部とを有する粒子画像解析装置において、 液体試料が異常か正常かを判定する基準値を入力するた
    めの判定基準値入力手段と、 上記入力手段から供給された判定基準値を記憶し、記憶
    した判定基準値を上記入力手段により変更可能な判定基
    準値記憶手段と、 上記記憶手段に記憶された判定基準値に基づいて、粒子
    画像を判定し、液体試料が異常か正常かを分類する粗分
    類部と、 上記粗分類部により、異常と判定された液体試料の粒子
    画像を分類し、異常の種類を限定する細分類部と、 を備えることを特徴とする粒子画像解析装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の粒子画像解析装置におい
    て、上記判定基準値入力手段からの入力に基づいて、上
    記粒子の種類毎に、設定された判定基準値を表示可能な
    表示部を、さらに備えることを特徴とする粒子画像解析
    装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の粒子画像解析装置
    において、上記液体試料は、尿であることを特徴とする
    粒子画像解析装置。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2記載の粒子画像解析装置
    において、上記液体試料は、血液であることを特徴とす
    る粒子画像解析装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の粒子画像解析装置におい
    て、上記解析動作を実行した動作時刻を所定の日数だけ
    記憶し、記憶した動作時刻から、解析動作を実行しない
    空き時間を算出する空き時間算出部を、さらに備えるこ
    とを特徴とする粒子画像解析装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の粒子画像解析装置におい
    て、上記空き時間算出部は、撮像された粒子画像を、上
    記算出した空き時間に、外部記憶手段に転送させること
    を特徴とする粒子画像解析装置。
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