JPH07180512A - バルブシートの製造方法 - Google Patents

バルブシートの製造方法

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JPH07180512A
JPH07180512A JP32420693A JP32420693A JPH07180512A JP H07180512 A JPH07180512 A JP H07180512A JP 32420693 A JP32420693 A JP 32420693A JP 32420693 A JP32420693 A JP 32420693A JP H07180512 A JPH07180512 A JP H07180512A
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JP
Japan
Prior art keywords
valve seat
face part
face
parts
forged
Prior art date
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Pending
Application number
JP32420693A
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English (en)
Inventor
Masahito Hirose
正仁 廣瀬
Takaaki Tabata
孝章 田端
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Oozx Inc
Original Assignee
Fuji Oozx Inc
Fuji Valve Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 耐摩耗性が高く、かつ機械加工性に優れたバ
ルブシートを得る。 【構成】 軸線方向の厚さが製造しようとするバルブシ
ートよりも大きい中間体2を焼結により成形したのち、
該中間体2を下型3により保持し、上方よりパンチ4を
もって、フェース部2aの鍛縮代H2が大きくなるよう
に強圧する。これにより得られたバルブシート1は、フ
ェース部1aのみの密度が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内燃機関に用いられる
バルブシートの製造方法に係り、特にフェース部の密度
を高めたバルブシートの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】バルブシートには、耐熱性、耐衝撃性、
耐脱落性などの外、優れた耐摩耗性が要求される。特に
フェース部の耐摩耗性は、エンジンの性能及び耐久性等
に影響を及ぼすため重要である。
【0003】一般にバルブシートは、生産性及び寸法精
度が高く、材料の歩留まりがよいなどの理由から、焼結
工法により製造することが多い。
【0004】焼結により成形されるバルブシートは、焼
結材料の組成を適宜に選択して製造すれば、耐摩耗性を
要求水準まで高めることができ、しかも焼結鍛造を施し
てバルブシート全体の密度を高めることにより、耐摩耗
性をさらに向上させることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、単に焼結鍛造
によりバルブシート全体の密度を高めると、耐摩耗性が
向上する反面、機械加工性が悪化し、切削又は研削工具
等の寿命を著しく低下させる問題がある。
【0006】本発明は、この問題を解決するためになさ
れたもので、機械加工性を悪化させることなく、必要部
位の耐摩耗性を向上させうるようにしたバルブシートの
製造方法を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、軸線方向の厚さが製造しようとするバル
ブシートよりも大きい中間体を、焼結により成形したの
ち、該中間体におけるフェース部を形成する側の端面
を、フェース部形成部の鍛縮代が他部よりも大となるよ
うに強圧することを特徴とするものである。
【0008】
【作用】焼結後の中間体を、フェース部形成部の鍛縮代
が他部よりも大となるように強圧することにより、フェ
ース部の表層の密度が高まって緻密化する。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0010】図1は、本発明を適用して得られたバルブ
シート(1)を示し、その内周面上端角部には、テーパ状
のフェース部(1a)が形成され、フェース部(1a)の表層の
密度は他の部分よりも高くなっている。
【0011】図2(A)及び(B)は、上記バルブシート
(1)の製造要領を示すもので、(A)は、焼結により成形
されたバルブシートの中間体(2)である。中間体(2)の
上下(軸線)方向の厚さとフェース部(2a)の厚さは、製造
しようとするバルブシート(1)のそれよりも所要寸法大
としてある。
【0012】なお、上記フェース部(2a)の面積は、製造
しようとするバルブシート(1)のフェース部(1a)よりも
小としてある。
【0013】(B)の鍛造工程において、下型(3)により
フェース部(2a)を上方として保持した上記中間体(2)の
上端面を、製造しようとするバルブシート(1)の上端及
びフェース部(1a)と同形をなす押圧部(4a)を下端面に有
するパンチ(4)をもって強圧すると、図1に示すような
バルブシート(1)が得られる。
【0014】すなわち、パンチ(4)を下降すると、フェ
ース部(2a)が形成されている部分の鍛縮代(H1)が、上端
面の鍛縮代(H2)よりも必然的に大となることから、鍛造
後においてフェース部(1a)の表層の密度が高まって緻密
化する。その結果、耐摩耗性の要求されるフェース部(1
a)のみが著しく緻密化する一方、他の部分はそれ程緻密
化しないので、仕上工程等において機械加工性が悪化す
ることはない。
【0015】なお、上記実施例では、中間体(2)に面積
の小さいフェース部(2a)を形成したが、それを省略する
こともある。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、フェース部のみの密度
を高めることにより、その部分の耐摩耗性を損なうこと
なく、機械加工性をも向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用して得られたバルブシートの中央
縦断正面図である。
【図2】本発明を工程順に示し、(A)は、焼結により成
形されたバルブシートの中間体、(B)は中間体を強圧す
る工程の説明図である。
【符号の説明】
(1)バルブシート (1a)フェース部 (2)中間体 (2a)フェース部 (3)下型 (4)パンチ (4a)押圧部 (H1)(H2)鍛縮代

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸線方向の厚さが製造しようとするバル
    ブシートよりも所要寸法大きい中間体を、焼結により成
    形したのち、該中間体におけるフェース部を形成する側
    の端面を、フェース部形成部の鍛縮代が他部よりも大と
    なるように強圧することを特徴とするバルブシートの製
    造方法。
JP32420693A 1993-12-22 1993-12-22 バルブシートの製造方法 Pending JPH07180512A (ja)

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