JPH07179433A - フェノキシメチルピリミジン誘導体の製造方法 - Google Patents
フェノキシメチルピリミジン誘導体の製造方法Info
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- JPH07179433A JPH07179433A JP32472393A JP32472393A JPH07179433A JP H07179433 A JPH07179433 A JP H07179433A JP 32472393 A JP32472393 A JP 32472393A JP 32472393 A JP32472393 A JP 32472393A JP H07179433 A JPH07179433 A JP H07179433A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 遊離のカルボキシル基を有するフェノキシメ
チルピリミジン誘導体の効率的製造法の提供。 【構成】 一般式(II)のサリチル酸類を、一般式(II
I)で表されるハロゲン化又はスルホニルオキシ化メチ
ル基で置換されたピリミジン類と、水系の溶媒中、塩基
の存在下に反応させることよりなる、一般式(I)で表
されるフェノキシメチルピリミジン誘導体の製造法。 〔式中、Xはハロゲン原子、低級アルキル基、低級アル
コキシ基等;R1およびR2は低級アルキル基;Uは低
級アルキルスルホニルオキシ基、アリールスルホニルオ
キシ基、ハロゲン原子;を示し、nは0,1、または2
である〕
チルピリミジン誘導体の効率的製造法の提供。 【構成】 一般式(II)のサリチル酸類を、一般式(II
I)で表されるハロゲン化又はスルホニルオキシ化メチ
ル基で置換されたピリミジン類と、水系の溶媒中、塩基
の存在下に反応させることよりなる、一般式(I)で表
されるフェノキシメチルピリミジン誘導体の製造法。 〔式中、Xはハロゲン原子、低級アルキル基、低級アル
コキシ基等;R1およびR2は低級アルキル基;Uは低
級アルキルスルホニルオキシ基、アリールスルホニルオ
キシ基、ハロゲン原子;を示し、nは0,1、または2
である〕
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フェノキシメチルピリ
ミジン誘導体の製造方法に関する。更に詳しくは、種々
のサリチル酸類と置換ピリミジン類を反応させてフェノ
キシメチルピリミジン誘導体を製造する方法に関するも
のである。
ミジン誘導体の製造方法に関する。更に詳しくは、種々
のサリチル酸類と置換ピリミジン類を反応させてフェノ
キシメチルピリミジン誘導体を製造する方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】特開平4−327578号公報には、フ
ェノキシメチルピリミジン誘導体およびそれを含む除草
剤が記載され、除草剤として極めて優れた性能を有する
ことが示されている。該公報記載の誘導体は種々のサリ
チル酸の誘導体と言うこともでき、サリチル酸誘導体の
一般的な製造法については、従来種々の方法が知られ、
同公報に記載される製造法はその代表的なものである。
この公報には、フェノキシメチルピリミジン誘導体を下
記式Aに示す反応によって製造することが記載されてい
る。
ェノキシメチルピリミジン誘導体およびそれを含む除草
剤が記載され、除草剤として極めて優れた性能を有する
ことが示されている。該公報記載の誘導体は種々のサリ
チル酸の誘導体と言うこともでき、サリチル酸誘導体の
一般的な製造法については、従来種々の方法が知られ、
同公報に記載される製造法はその代表的なものである。
この公報には、フェノキシメチルピリミジン誘導体を下
記式Aに示す反応によって製造することが記載されてい
る。
【0003】
【化4】
【0004】[式中、Xはハロゲン原子、低級アルキル
基、低級アルコキシ基、低級アシルオキシ基またはニト
ロ基を示し、nは0、1または2を示し、R1およびR2
は各々独立して低級アルキル基を示し、Yは水素原子、
低級アルキル基、低級アルケニル基、低級アルキニル
基、置換低級アルキル基、置換低級アルケニル基、置換
低級アルキニル基、アルカリ金属原子、アルカリ土類金
属原子、またはアルキル基で置換されていてもよいアン
モニウムカチオンを示し、Zはハロゲン原子、またはア
ルキルスルホニルオキシ基を示す]
基、低級アルコキシ基、低級アシルオキシ基またはニト
ロ基を示し、nは0、1または2を示し、R1およびR2
は各々独立して低級アルキル基を示し、Yは水素原子、
低級アルキル基、低級アルケニル基、低級アルキニル
基、置換低級アルキル基、置換低級アルケニル基、置換
低級アルキニル基、アルカリ金属原子、アルカリ土類金
属原子、またはアルキル基で置換されていてもよいアン
モニウムカチオンを示し、Zはハロゲン原子、またはア
ルキルスルホニルオキシ基を示す]
【0005】上記反応式Aに示す方法によれば、無溶媒
ないし溶媒を用いる場合、例えば、ベンゼン、トルエ
ン、キシレン等の炭化水素系溶媒;ジエチルエーテル、
ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、1,4
−ジオキサン等のエーテル系溶媒;アセトン、メチルエ
チルケトン等のケトン系溶媒;酢酸メチル、酢酸エチル
等のエステル系溶媒;ジメチルホルムアミド、ジメチル
スルホキシド、ジメチルアセトアミド等の非プロトン性
溶媒;アセトニトリル、水などの存在下、塩基を用い
て、−78℃ないし溶媒の沸点の温度範囲において、サ
リチル酸誘導体とピリミジン誘導体を反応させて、フェ
ノキシピリミジン誘導体を製造している。
ないし溶媒を用いる場合、例えば、ベンゼン、トルエ
ン、キシレン等の炭化水素系溶媒;ジエチルエーテル、
ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、1,4
−ジオキサン等のエーテル系溶媒;アセトン、メチルエ
チルケトン等のケトン系溶媒;酢酸メチル、酢酸エチル
等のエステル系溶媒;ジメチルホルムアミド、ジメチル
スルホキシド、ジメチルアセトアミド等の非プロトン性
溶媒;アセトニトリル、水などの存在下、塩基を用い
て、−78℃ないし溶媒の沸点の温度範囲において、サ
リチル酸誘導体とピリミジン誘導体を反応させて、フェ
ノキシピリミジン誘導体を製造している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記方
法は、エステル残基を有するフェノキシピリミジン誘導
体を製造する方法としては有用であるが、遊離のカルボ
キシル基を有するフェノキシメチルピリミジン誘導体を
製造するための方法としては、反応がほとんど進行しな
いか、もしくは進行に極めて長時間を要することから、
工業的に有利な方法とは言い難かった。このような理由
から、特開平4−327578号公報に具体的に例示さ
れている全ての遊離のカルボキシル基を有するフェノキ
シピリミジン誘導体は、一旦エステル残基を有する化合
物を製造した上で、それを加水分解することによって製
造されている。
法は、エステル残基を有するフェノキシピリミジン誘導
体を製造する方法としては有用であるが、遊離のカルボ
キシル基を有するフェノキシメチルピリミジン誘導体を
製造するための方法としては、反応がほとんど進行しな
いか、もしくは進行に極めて長時間を要することから、
工業的に有利な方法とは言い難かった。このような理由
から、特開平4−327578号公報に具体的に例示さ
れている全ての遊離のカルボキシル基を有するフェノキ
シピリミジン誘導体は、一旦エステル残基を有する化合
物を製造した上で、それを加水分解することによって製
造されている。
【0007】そこで、本発明者らは、従来法では容易に
製造することが困難であった、遊離のカルボキシル基を
有するフェノキシメチルピリミジン誘導体を、従来法と
は異なる溶媒を用いて、エステル残基を有する化合物を
経由することなく、種々の遊離のサリチル酸から直接製
造する、工業的に有利な方法を見いだし、本発明を完成
するに至った。
製造することが困難であった、遊離のカルボキシル基を
有するフェノキシメチルピリミジン誘導体を、従来法と
は異なる溶媒を用いて、エステル残基を有する化合物を
経由することなく、種々の遊離のサリチル酸から直接製
造する、工業的に有利な方法を見いだし、本発明を完成
するに至った。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、下記一般式
(I):
(I):
【0009】
【化5】
【0010】[式中、Xはハロゲン原子、低級アルキル
基、低級アルコキシ基、低級アシルオキシ基またはニト
ロ基を示し、nは0、1または2を示し、R1およびR2
は各々独立して低級アルキル基を示す]で表されるフェ
ノキシメチルピリミジン誘導体を製造するにあたり、下
記一般式(II):
基、低級アルコキシ基、低級アシルオキシ基またはニト
ロ基を示し、nは0、1または2を示し、R1およびR2
は各々独立して低級アルキル基を示す]で表されるフェ
ノキシメチルピリミジン誘導体を製造するにあたり、下
記一般式(II):
【0011】
【化6】
【0012】[式中、Xおよびnは前記と同義である]
で表されるサリチル酸誘導体を下記一般式(III):
で表されるサリチル酸誘導体を下記一般式(III):
【0013】
【化7】
【0014】[式中、R1およびR2は前記と同義であ
り、Uは低級アルキル、アラルキル基もしくはアリール
基で置換されたスルホニルオキシ基、またはハロゲン原
子を示す]で表される置換ピリミジン類と、水系の溶媒
中、塩基の存在下に反応させることを特徴とするフェノ
キシンメチルピリミジン誘導体の製造法である。
り、Uは低級アルキル、アラルキル基もしくはアリール
基で置換されたスルホニルオキシ基、またはハロゲン原
子を示す]で表される置換ピリミジン類と、水系の溶媒
中、塩基の存在下に反応させることを特徴とするフェノ
キシンメチルピリミジン誘導体の製造法である。
【0015】
【発明の具体的説明】前記一般式(I)、(II)および
(III)において、X、n、R1およびR2の定義中の基
の具体例を以下に説明する。ハロゲン原子 :フッ素、塩素、臭素またはヨウ素を挙げ
ることができる。低級アルキル基 :例えば、メチル、エチル、n−プロピ
ル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、第二ブチ
ル、第三ブチル、n−ペンチル、ネオペンチル、第三ペ
ンチル、ヘキシル基等の如き炭素数1〜6の直鎖または
分岐した低級アルキル基を挙げることができる。
(III)において、X、n、R1およびR2の定義中の基
の具体例を以下に説明する。ハロゲン原子 :フッ素、塩素、臭素またはヨウ素を挙げ
ることができる。低級アルキル基 :例えば、メチル、エチル、n−プロピ
ル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、第二ブチ
ル、第三ブチル、n−ペンチル、ネオペンチル、第三ペ
ンチル、ヘキシル基等の如き炭素数1〜6の直鎖または
分岐した低級アルキル基を挙げることができる。
【0016】低級アルコキシ基:例えば、メトキシ、エ
トキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、ペン
トキシ基等の如き、前記低級アルキル基をアルキル部分
として含む低級アルコキシ基を挙げることができる。低級アシルオキシ基 :例えば、アセトキシ、プロピオニ
ルオキシ、ブチリルオキシ、イソブチリルオキシ基等の
如き炭素数2〜7の低級アシルオキシ基を挙げることが
できる。アラルキル基 :例えば、ベンジル、フェネチル、1−ナ
フチルメチル基等を挙げることができる。また、これら
のアラルキル基はハロゲン原子、低級アルキル基、低級
アルコキシ基、低級ハロアルキル基もしくはニトロ基で
置換されていてもよい。アリール基 :例えば、フェニル、トリル、キシリル、ナ
フチル基等を挙げることができる。また、これらのアラ
ルキル基はハロゲン原子、低級アルキル基、低級アルコ
キシ基、低級ハロアルキルもしくはニトロ基で置換基さ
れていてもよい。低級ハロアルキル基 :例えば、クロロメチル、ジクロロ
メチル、ジクロロフルオロメチル、トリフルオロメチル
基等の低級アルキル基の水素原子の少なくとも1つがハ
ロゲン原子で置換された基を挙げることができる。
トキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、ペン
トキシ基等の如き、前記低級アルキル基をアルキル部分
として含む低級アルコキシ基を挙げることができる。低級アシルオキシ基 :例えば、アセトキシ、プロピオニ
ルオキシ、ブチリルオキシ、イソブチリルオキシ基等の
如き炭素数2〜7の低級アシルオキシ基を挙げることが
できる。アラルキル基 :例えば、ベンジル、フェネチル、1−ナ
フチルメチル基等を挙げることができる。また、これら
のアラルキル基はハロゲン原子、低級アルキル基、低級
アルコキシ基、低級ハロアルキル基もしくはニトロ基で
置換されていてもよい。アリール基 :例えば、フェニル、トリル、キシリル、ナ
フチル基等を挙げることができる。また、これらのアラ
ルキル基はハロゲン原子、低級アルキル基、低級アルコ
キシ基、低級ハロアルキルもしくはニトロ基で置換基さ
れていてもよい。低級ハロアルキル基 :例えば、クロロメチル、ジクロロ
メチル、ジクロロフルオロメチル、トリフルオロメチル
基等の低級アルキル基の水素原子の少なくとも1つがハ
ロゲン原子で置換された基を挙げることができる。
【0017】本発明で用いられるサリチル酸誘導体は、
上記一般式(II)で表されるものであり、具体例として
は、例えば、サリチル酸、6−クロロ−2−ヒドロキシ
安息香酸、5−クロロ−ヒドロキシ安息香酸、4−クロ
ロ−2−ヒドロキシ安息香酸、6−メチル−2−ヒドロ
キシ安息香酸、5−メチル−ヒドロキシ安息香酸、4−
メチル−2−ヒドロキシ安息香酸、6−メトキシ−2−
ヒドロキシ安息香酸、5−メトキシ−ヒドロキシ安息香
酸、4−メトキシ−2−ヒドロキシ安息香酸、6−アセ
トキシ−2−ヒドロキシ安息香酸、5−アセトキシ−ヒ
ドロキシ安息香酸、4−アセトキシ−2−ヒドロキシ安
息香酸、6−ニトロ−2−ヒドロキシ安息香酸、5−ニ
トロ−ヒドロキシ安息香酸、4−ニトロ−2−ヒドロキ
シ安息香酸などが挙げられる。
上記一般式(II)で表されるものであり、具体例として
は、例えば、サリチル酸、6−クロロ−2−ヒドロキシ
安息香酸、5−クロロ−ヒドロキシ安息香酸、4−クロ
ロ−2−ヒドロキシ安息香酸、6−メチル−2−ヒドロ
キシ安息香酸、5−メチル−ヒドロキシ安息香酸、4−
メチル−2−ヒドロキシ安息香酸、6−メトキシ−2−
ヒドロキシ安息香酸、5−メトキシ−ヒドロキシ安息香
酸、4−メトキシ−2−ヒドロキシ安息香酸、6−アセ
トキシ−2−ヒドロキシ安息香酸、5−アセトキシ−ヒ
ドロキシ安息香酸、4−アセトキシ−2−ヒドロキシ安
息香酸、6−ニトロ−2−ヒドロキシ安息香酸、5−ニ
トロ−ヒドロキシ安息香酸、4−ニトロ−2−ヒドロキ
シ安息香酸などが挙げられる。
【0018】本発明で用いられる置換ピリミジン類は、
上記一般式(III)で表されるものであり、具体的に
は、例えば、次記のものを挙げることができる。 1)置換基Uがハロゲン原子である場合:例えば、2−
ブロモメチル−4,6−ジメトキシピリミジン、2−ク
ロロメチル−4,6−ジメトキシピリミジン、2−ブロ
モメチル−4,6−ジエトキシピリミジン、2−クロロ
メチル−4,6−ジエトキシピリミジン等を挙げること
ができる。
上記一般式(III)で表されるものであり、具体的に
は、例えば、次記のものを挙げることができる。 1)置換基Uがハロゲン原子である場合:例えば、2−
ブロモメチル−4,6−ジメトキシピリミジン、2−ク
ロロメチル−4,6−ジメトキシピリミジン、2−ブロ
モメチル−4,6−ジエトキシピリミジン、2−クロロ
メチル−4,6−ジエトキシピリミジン等を挙げること
ができる。
【0019】2)置換基Uが低級アルキル基で置換され
たスルホニルオキシ基である場合:例えば、4,6−ジ
メトキシ−2−メチルスルホニルオキシメチルピリミジ
ン、4,6−ジメトキシ−2−エチルスルホニルオキシ
メチルピリミジン、4,6−ジメトキシ−2−プロピル
スルホニルオキシメチルピリミジン、4,6−ジメトキ
シ−2−イソプロピルスルホニルオキシメチルピリミジ
ン、4,6−ジエトキシ−2−エチルスルホニルオキシ
メチルピリミジン、4,6−ジエトキシ−2−プロピル
スルホニルオキシメチルピリミジン、4,6−ジエトキ
シ−2−イソプロピルスルホニルオキシメチルピリミジ
ン等を挙げることができる。
たスルホニルオキシ基である場合:例えば、4,6−ジ
メトキシ−2−メチルスルホニルオキシメチルピリミジ
ン、4,6−ジメトキシ−2−エチルスルホニルオキシ
メチルピリミジン、4,6−ジメトキシ−2−プロピル
スルホニルオキシメチルピリミジン、4,6−ジメトキ
シ−2−イソプロピルスルホニルオキシメチルピリミジ
ン、4,6−ジエトキシ−2−エチルスルホニルオキシ
メチルピリミジン、4,6−ジエトキシ−2−プロピル
スルホニルオキシメチルピリミジン、4,6−ジエトキ
シ−2−イソプロピルスルホニルオキシメチルピリミジ
ン等を挙げることができる。
【0020】3)置換基Uがアラルキル基で置換された
スルホニルオキシ基である場合:例えば、2−ベンジル
スルホニルオキシメチル−4,6−ジメトキシピリミジ
ン、2−(オルトメチルベンジルスルホニルオキシメチ
ル)−4,6−ジメトキシピリミジン、2−(メタメチ
ルベンジルスルホニルオキシメチル)−4,6−ジメト
キシピリミジン、2−(パラメチルベンジルスルホニル
オキシメチル)−4,6−ジメトキシピリミジン、2−
(オルトクロロメチルベンジルスルホニルオキシメチ
ル)−4,6−ジメトキシピリミジン、2−(メタクロ
ロメチルベンジルスルホニルオキシメチル)−4,6−
ジメトキシピリミジン、2−(パラクロロメチルベンジ
ルスルホニルオキシメチル)−4,6−ジメトキシピリ
ミジン、2−(ナフチルメチルスルホニルオキシメチ
ル)−4,6−ジメトキシピリミジン、2−(フェネチ
ルスルホニルオキシメチル)−4,6−ジメトキシピリ
ミジン;2−ベンジルスルホニルオキシメチル−4,6
−ジエトキシピリミジン、2−(オルトメチルベンジル
スルホニルオキシメチル)−4,6−ジエトキシピリミ
ジン、2−(メタメチルベンジルスルホニルオキシメチ
ル)−4,6−ジエトキシピリミジン、2−(パラメチ
ルベンジルスルホニルオキシメチル)−4,6−ジエト
キシピリミジン、2−(オルトクロロメチルベンジルス
ルホニルオキシメチル)−4,6−ジエトキシピリミジ
ン、2−(メタクロロメチルベンジルスルホニルオキシ
メチル)−4,6−ジエトキシピリミジン、2−(パラ
クロロメチルベンジルスルホニルオキシメチル)−4,
6−ジエトキシピリミジン、2−(ナフチルメチルスル
ホニルオキシメチル)−4,6−ジエトキシピリミジ
ン、2−(フェネチルスルホニルオキシメチル)−4,
6−ジエトキシピリミジン等を挙げることができる。
スルホニルオキシ基である場合:例えば、2−ベンジル
スルホニルオキシメチル−4,6−ジメトキシピリミジ
ン、2−(オルトメチルベンジルスルホニルオキシメチ
ル)−4,6−ジメトキシピリミジン、2−(メタメチ
ルベンジルスルホニルオキシメチル)−4,6−ジメト
キシピリミジン、2−(パラメチルベンジルスルホニル
オキシメチル)−4,6−ジメトキシピリミジン、2−
(オルトクロロメチルベンジルスルホニルオキシメチ
ル)−4,6−ジメトキシピリミジン、2−(メタクロ
ロメチルベンジルスルホニルオキシメチル)−4,6−
ジメトキシピリミジン、2−(パラクロロメチルベンジ
ルスルホニルオキシメチル)−4,6−ジメトキシピリ
ミジン、2−(ナフチルメチルスルホニルオキシメチ
ル)−4,6−ジメトキシピリミジン、2−(フェネチ
ルスルホニルオキシメチル)−4,6−ジメトキシピリ
ミジン;2−ベンジルスルホニルオキシメチル−4,6
−ジエトキシピリミジン、2−(オルトメチルベンジル
スルホニルオキシメチル)−4,6−ジエトキシピリミ
ジン、2−(メタメチルベンジルスルホニルオキシメチ
ル)−4,6−ジエトキシピリミジン、2−(パラメチ
ルベンジルスルホニルオキシメチル)−4,6−ジエト
キシピリミジン、2−(オルトクロロメチルベンジルス
ルホニルオキシメチル)−4,6−ジエトキシピリミジ
ン、2−(メタクロロメチルベンジルスルホニルオキシ
メチル)−4,6−ジエトキシピリミジン、2−(パラ
クロロメチルベンジルスルホニルオキシメチル)−4,
6−ジエトキシピリミジン、2−(ナフチルメチルスル
ホニルオキシメチル)−4,6−ジエトキシピリミジ
ン、2−(フェネチルスルホニルオキシメチル)−4,
6−ジエトキシピリミジン等を挙げることができる。
【0021】4)置換基Uがアリール基で置換されたス
ルホニルオキシ基である場合:例えば、2−ベンゼンス
ルホニルオキシメチル−4,6−ジメトキシピリミジ
ン、4,6−ジメトキシ−2−トシルオキシメチルピリ
ミジン、4,6−ジメトキシ−2−(4−メトキシベン
ゼンスルホニルオキシメチル)ピリミジン、2−(4−
ブロモベンゼンスルホニルオキシメチル)−4,6−ジ
エトキシピリミジン、4,6−ジエトキシ−2−(3−
ニトロベンゼンスルホニルオキシメチル)ピリミジン、
2−(2,3−ジクロロベンゼンスルホニルオキシメチ
ル)−4,6−ジメトキシピリミジン、2−(2−クロ
ロ−4−メチルベンゼンスルホニルオキシメチル)−
4,6−ジメトキシピリミジン、2−(2−ブロモメチ
ル−3−メトキシベンゼンスルホニルオキシメチル)−
4,6−ジメトキシピリミジン、4,6−ジメトキシ−
2−(1−ナフチルスルホニルオキシメチル)−ピリミ
ジン、4,6−ジエトキシ−2−(1−ナフチルスルホ
ニルオキシメチル)−ピリミジン、4,6−ジメトキシ
−2−(2−ナフチルスルホニルオキシメチル)−ピリ
ミジン、4,6−ジメトキシ−2−(4−クロロ−1−
ナフチルスルホニルオキシメチル)−ピリミジン、4,
6−ジメトキシ−2−(6−メチル−1−ナフチルスル
ホニルオキシメチル)−ピリミジン等を挙げることがで
きる。
ルホニルオキシ基である場合:例えば、2−ベンゼンス
ルホニルオキシメチル−4,6−ジメトキシピリミジ
ン、4,6−ジメトキシ−2−トシルオキシメチルピリ
ミジン、4,6−ジメトキシ−2−(4−メトキシベン
ゼンスルホニルオキシメチル)ピリミジン、2−(4−
ブロモベンゼンスルホニルオキシメチル)−4,6−ジ
エトキシピリミジン、4,6−ジエトキシ−2−(3−
ニトロベンゼンスルホニルオキシメチル)ピリミジン、
2−(2,3−ジクロロベンゼンスルホニルオキシメチ
ル)−4,6−ジメトキシピリミジン、2−(2−クロ
ロ−4−メチルベンゼンスルホニルオキシメチル)−
4,6−ジメトキシピリミジン、2−(2−ブロモメチ
ル−3−メトキシベンゼンスルホニルオキシメチル)−
4,6−ジメトキシピリミジン、4,6−ジメトキシ−
2−(1−ナフチルスルホニルオキシメチル)−ピリミ
ジン、4,6−ジエトキシ−2−(1−ナフチルスルホ
ニルオキシメチル)−ピリミジン、4,6−ジメトキシ
−2−(2−ナフチルスルホニルオキシメチル)−ピリ
ミジン、4,6−ジメトキシ−2−(4−クロロ−1−
ナフチルスルホニルオキシメチル)−ピリミジン、4,
6−ジメトキシ−2−(6−メチル−1−ナフチルスル
ホニルオキシメチル)−ピリミジン等を挙げることがで
きる。
【0022】本発明の目的化合物である、前記一般式
(I)で示されるフェノキシピリミジン誘導体は、前記
一般式(II)で表されるサリチル酸類及び前記一般式
(III)で表される置換ピリミジン類を原料として、 こ
れらを水系の溶媒中、塩基の存在下に反応させることに
より、製造することができる。本発明の方法において、
前記サリチル酸類1モルに対する前記ピリミジン類の使
用量は、特に厳格な制限はないが、一般に0.5〜5倍
モル、好ましくは1〜2倍モルである。
(I)で示されるフェノキシピリミジン誘導体は、前記
一般式(II)で表されるサリチル酸類及び前記一般式
(III)で表される置換ピリミジン類を原料として、 こ
れらを水系の溶媒中、塩基の存在下に反応させることに
より、製造することができる。本発明の方法において、
前記サリチル酸類1モルに対する前記ピリミジン類の使
用量は、特に厳格な制限はないが、一般に0.5〜5倍
モル、好ましくは1〜2倍モルである。
【0023】本発明方法で用いる溶媒は水系の溶媒、即
ち、水と有機溶媒との混合溶媒である。水と混合して用
いられる有機溶媒としては、例えば、ベンゼン、トルエ
ン、キシレン等の炭化水素系溶媒;ジエチルエーテル、
ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、1,4
−ジオキサン等のエーテル系溶媒;アセトン、メチルエ
チルケトン等のケトン系溶媒;酢酸メチル、酢酸エチル
等のエステル系溶媒;ジメチルホルムアミド、ジメチル
スルホキシド、ジメチルアセトアミド等の非プロトン性
溶媒;メタノール、エタノール、n−プロピルアルコー
ル、イソプロピルアルコール等のアルコール系溶媒、ア
セトニトリルなどが挙げられる。
ち、水と有機溶媒との混合溶媒である。水と混合して用
いられる有機溶媒としては、例えば、ベンゼン、トルエ
ン、キシレン等の炭化水素系溶媒;ジエチルエーテル、
ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、1,4
−ジオキサン等のエーテル系溶媒;アセトン、メチルエ
チルケトン等のケトン系溶媒;酢酸メチル、酢酸エチル
等のエステル系溶媒;ジメチルホルムアミド、ジメチル
スルホキシド、ジメチルアセトアミド等の非プロトン性
溶媒;メタノール、エタノール、n−プロピルアルコー
ル、イソプロピルアルコール等のアルコール系溶媒、ア
セトニトリルなどが挙げられる。
【0024】上記した溶媒中では、テトラヒドロフラ
ン、1,4−ジオキサン、アセトン、ジメチルホルムア
ミド、メタノール、エタノール、n−プロピルアルコー
ル、イソプロピルアルコール、アセトニトリル等の水溶
性有機溶媒が好ましく、特に1,4−ジオキサンが最も
好ましい。混合溶媒の混合比としては、任意の混合比を
選択することができるが、水/有機溶媒=10/1〜1
/10が好ましく、特に水/有機溶媒=1/2〜2/1
が好適である。溶媒の使用量について特に制限はない
が、置換ピリミジン類の濃度が、反応液に対して2〜2
0重量%、より好ましくは4〜10重量%となる量が好
適である。
ン、1,4−ジオキサン、アセトン、ジメチルホルムア
ミド、メタノール、エタノール、n−プロピルアルコー
ル、イソプロピルアルコール、アセトニトリル等の水溶
性有機溶媒が好ましく、特に1,4−ジオキサンが最も
好ましい。混合溶媒の混合比としては、任意の混合比を
選択することができるが、水/有機溶媒=10/1〜1
/10が好ましく、特に水/有機溶媒=1/2〜2/1
が好適である。溶媒の使用量について特に制限はない
が、置換ピリミジン類の濃度が、反応液に対して2〜2
0重量%、より好ましくは4〜10重量%となる量が好
適である。
【0025】本発明の方法において、反応系に存在させ
る塩基としては、例えば、炭酸ナトリウム、炭酸カリウ
ム等の炭酸塩類、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等
の水酸化金属類、ナトリウムメチラート、ナトリウムエ
チラート等の金属アルコラート、水素化ナトリウム、水
素化カリウム等の水素化アルカリ金属等を挙げることが
できる。塩基の使用量については、2〜10当量が好ま
しく、特に2〜5当量が好適である。本発明による反応
の際の圧力には特に制限はないが、常圧から200kg/c
m2の範囲で行われる。反応温度は0〜100℃が好まし
く、特に20〜60℃が好適である。反応時間は1〜5
0時間が好ましく、特に1〜24時間が好適である。反
応終了後は有機溶媒で抽出し、有機層の濃縮残査を再結
晶、またはシリカゲルカラムクロマトグラフィー等の手
段で精製することにより、目的のフェノキシメチルピリ
ミジン誘導体を単離することができる。
る塩基としては、例えば、炭酸ナトリウム、炭酸カリウ
ム等の炭酸塩類、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等
の水酸化金属類、ナトリウムメチラート、ナトリウムエ
チラート等の金属アルコラート、水素化ナトリウム、水
素化カリウム等の水素化アルカリ金属等を挙げることが
できる。塩基の使用量については、2〜10当量が好ま
しく、特に2〜5当量が好適である。本発明による反応
の際の圧力には特に制限はないが、常圧から200kg/c
m2の範囲で行われる。反応温度は0〜100℃が好まし
く、特に20〜60℃が好適である。反応時間は1〜5
0時間が好ましく、特に1〜24時間が好適である。反
応終了後は有機溶媒で抽出し、有機層の濃縮残査を再結
晶、またはシリカゲルカラムクロマトグラフィー等の手
段で精製することにより、目的のフェノキシメチルピリ
ミジン誘導体を単離することができる。
【0026】
【実施例】以下、本発明を実施例により更に具体的に説
明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものでは
ない。なお、各例における収率は、下記式に従って算出
した。また、表中の反応時間は、高速液体クロマトグラ
フィー分析により確認された原料ピリミジンの消失した
時間を示す。
明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものでは
ない。なお、各例における収率は、下記式に従って算出
した。また、表中の反応時間は、高速液体クロマトグラ
フィー分析により確認された原料ピリミジンの消失した
時間を示す。
【0027】
【数1】
【0028】実施例16−クロロ−2−[(4,6−ジメトキシ−2−ピリミ
ジニル)メチルオキシ]ベンゾイックアシッドの合成 1,4−ジオキサン4.5ml、水4.5mlおよび水
酸化ナトリウム139mg(3.48mmol)からなる溶液
に、6−クロロ−2−ヒドロキシ安息香酸300mg
(1.74mmol)および2−ブロモメチル−4,6−ジメト
キシピリミジン400mg(1.74mmol)を加え、室温で
23時間撹拌した。反応混合物を水に注ぎ、1N希塩酸
で酸性にした後、酢酸エチルで抽出、硫酸マグネシウム
で乾燥後溶媒を留去した後、シリカゲルクロマトグラフ
ィー(展開溶媒:クロロホルム/メタノ−ル/酢酸=3
2/1/1)を用いて精製し、目的の6−クロロ−2−
[(4,6−ジメトキシ−2−ピリミジニル)メチルオ
キシ]ベンゾイックアシッド424mgを得た(収率7
5%)。 融点:165〜167℃1 H−NMR(δ,CDCl3):3.89(6H,s),5.
35(2H,s),5.91(1H,s),6.9〜7.3(3H,
m)ppm,
ジニル)メチルオキシ]ベンゾイックアシッドの合成 1,4−ジオキサン4.5ml、水4.5mlおよび水
酸化ナトリウム139mg(3.48mmol)からなる溶液
に、6−クロロ−2−ヒドロキシ安息香酸300mg
(1.74mmol)および2−ブロモメチル−4,6−ジメト
キシピリミジン400mg(1.74mmol)を加え、室温で
23時間撹拌した。反応混合物を水に注ぎ、1N希塩酸
で酸性にした後、酢酸エチルで抽出、硫酸マグネシウム
で乾燥後溶媒を留去した後、シリカゲルクロマトグラフ
ィー(展開溶媒:クロロホルム/メタノ−ル/酢酸=3
2/1/1)を用いて精製し、目的の6−クロロ−2−
[(4,6−ジメトキシ−2−ピリミジニル)メチルオ
キシ]ベンゾイックアシッド424mgを得た(収率7
5%)。 融点:165〜167℃1 H−NMR(δ,CDCl3):3.89(6H,s),5.
35(2H,s),5.91(1H,s),6.9〜7.3(3H,
m)ppm,
【0029】実施例2〜4および比較例1〜2 実施例1と同様の原料および塩基を用い、溶媒を変え、
同様に反応を行った。結果を下記表1に示す。
同様に反応を行った。結果を下記表1に示す。
【0030】
【表1】
【0031】実施例5〜7 実施例1と同様の溶媒および塩基を用い、原料のサリチ
ル酸類およびハロゲン化メチル基で置換されたピリミジ
ン類を変え、同様に反応を行った。結果を下記表2に示
す。
ル酸類およびハロゲン化メチル基で置換されたピリミジ
ン類を変え、同様に反応を行った。結果を下記表2に示
す。
【0032】
【表2】
【0033】これらの化合物のNMRスペクトル及び融
点を表3に示す。
点を表3に示す。
【0034】
【表3】
【0035】実施例86−クロロ−2−[(4,6−ジメトキシ−2−ピリミ
ジニル)メチルオキシ]ベンゾイックアシッドの合成 まず、5%水酸化カリウム水溶液3mlを調製し、これ
に室温下、撹拌しながら6−クロロ−2−ヒドロキシ安
息香酸200mg(1.16mmol)を加えた。この溶液に
4,6−ジメトキシ−2−メチルスルホニルオキシメチ
ルピリミジン290mg(1.16mmol)を1,4−ジオキ
サン3mlを溶かして加え、室温にて32時間撹拌した
後、反応混合物を水に注ぎ希塩酸で酸性にした後、酢酸
エチルで抽出した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥さ
せ、溶媒を留去したのち、シリカゲルクロマトグラフィ
ー(展開溶媒:クロロホルム/メタノ−ル/酢酸=32
/1/1)を用いて精製し、目的の6−クロロ−2−
[(4,6−ジメトキシ−2−ピリミジニル)メチルオ
キシ]ベンゾイックアシッド283mgを得た(収率7
6%)。 融点:165〜167℃1 H−NMR(δ,CDCl3):3.89(6H,s),5.
35(2H,s),5.91(1H,s),6.9〜7.3(3H,
m)ppm,
ジニル)メチルオキシ]ベンゾイックアシッドの合成 まず、5%水酸化カリウム水溶液3mlを調製し、これ
に室温下、撹拌しながら6−クロロ−2−ヒドロキシ安
息香酸200mg(1.16mmol)を加えた。この溶液に
4,6−ジメトキシ−2−メチルスルホニルオキシメチ
ルピリミジン290mg(1.16mmol)を1,4−ジオキ
サン3mlを溶かして加え、室温にて32時間撹拌した
後、反応混合物を水に注ぎ希塩酸で酸性にした後、酢酸
エチルで抽出した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥さ
せ、溶媒を留去したのち、シリカゲルクロマトグラフィ
ー(展開溶媒:クロロホルム/メタノ−ル/酢酸=32
/1/1)を用いて精製し、目的の6−クロロ−2−
[(4,6−ジメトキシ−2−ピリミジニル)メチルオ
キシ]ベンゾイックアシッド283mgを得た(収率7
6%)。 融点:165〜167℃1 H−NMR(δ,CDCl3):3.89(6H,s),5.
35(2H,s),5.91(1H,s),6.9〜7.3(3H,
m)ppm,
【0036】実施例9〜10および比較例3〜4 実施例8と同様の原料および塩基を用い、溶媒を変え、
同様に反応を行った。結果を下記表4に示す。
同様に反応を行った。結果を下記表4に示す。
【0037】
【表4】
【0038】実施例11〜15 実施例8と同様の溶媒および塩基を用い、原料のサリチ
ル酸類および置換ピリミジン類を変え、同様に反応を行
った。結果を下記表5に示す。
ル酸類および置換ピリミジン類を変え、同様に反応を行
った。結果を下記表5に示す。
【0039】
【表5】
【0040】これらの化合物のNMRスペクトルを表6
に示す。
に示す。
【0041】
【表6】
【0042】実施例166−クロロ−2−[(4,6−ジメトキシ−2−ピリミ
ジニル)メチルオキシ]ベンゾイックアシッドの合成 1,4−ジオキサン15ml、水15mlおよび水酸化
ナトリウム0.41g(10.25mmol)の混合溶液に、6
−クロロ−2−ヒドロキシ安息香酸0.86g(5mmo
l)および4,6−ジメトキシ−2−トシルオキシメチ
ルピリミジン1.62g(5mmol)を加え、室温で4日
間撹拌した。反応混合物を飽和食塩水に注ぎ1N希塩酸
で酸性にした後、酢酸エチルで抽出し有機層を硫酸マグ
ネシウムで乾燥後溶媒を留去し、得られた粗結晶をアセ
トニトリルから再結晶し、目的の6−クロロ−2−
[(4,6−ジメトキシ−2−ピリミジニル)メチルオ
キシ]ベンゾイックアシッド1.00gを得た(収率6
2%)。 融点:165〜167℃1 H−NMR(δ,CDCl3):3.89(6H,s),5.
35(2H,s),5.91(1H,s),6.9〜7.3(3H,
m)ppm,
ジニル)メチルオキシ]ベンゾイックアシッドの合成 1,4−ジオキサン15ml、水15mlおよび水酸化
ナトリウム0.41g(10.25mmol)の混合溶液に、6
−クロロ−2−ヒドロキシ安息香酸0.86g(5mmo
l)および4,6−ジメトキシ−2−トシルオキシメチ
ルピリミジン1.62g(5mmol)を加え、室温で4日
間撹拌した。反応混合物を飽和食塩水に注ぎ1N希塩酸
で酸性にした後、酢酸エチルで抽出し有機層を硫酸マグ
ネシウムで乾燥後溶媒を留去し、得られた粗結晶をアセ
トニトリルから再結晶し、目的の6−クロロ−2−
[(4,6−ジメトキシ−2−ピリミジニル)メチルオ
キシ]ベンゾイックアシッド1.00gを得た(収率6
2%)。 融点:165〜167℃1 H−NMR(δ,CDCl3):3.89(6H,s),5.
35(2H,s),5.91(1H,s),6.9〜7.3(3H,
m)ppm,
【0043】実施例17〜196−クロロ−2−[(4,6−ジメトキシ−2−ピリミ
ジニル)メチルオキシ]ベンゾイックアシッドの合成 実施例1と同様の溶媒および塩基を用い、原料のサリチ
ル酸類および置換ピリミジン類を変え、同様に反応を行
った。結果を下記表7に示す。
ジニル)メチルオキシ]ベンゾイックアシッドの合成 実施例1と同様の溶媒および塩基を用い、原料のサリチ
ル酸類および置換ピリミジン類を変え、同様に反応を行
った。結果を下記表7に示す。
【0044】
【表7】
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
種々のサリチル酸類と置換ピリミジン類とを、水系の溶
媒中、塩基の存在下反応させることによって、従来法よ
り著しく低い反応温度において収率良く、目的とするフ
ェノキシメチルピリミジン誘導体が得られるという顕著
な効果を奏することができる。
種々のサリチル酸類と置換ピリミジン類とを、水系の溶
媒中、塩基の存在下反応させることによって、従来法よ
り著しく低い反応温度において収率良く、目的とするフ
ェノキシメチルピリミジン誘導体が得られるという顕著
な効果を奏することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 工藤 祐夫 茨城県稲敷郡阿見町中央8丁目3番1号 三菱油化株式会社筑波総合研究所内 (72)発明者 郷 敦 茨城県稲敷郡阿見町中央8丁目3番1号 三菱油化株式会社筑波総合研究所内
Claims (1)
- 【請求項1】 下記一般式(I): 【化1】 [式中、Xはハロゲン原子、低級アルキル基、低級アル
コキシ基、低級アシルオキシ基またはニトロ基を示し、
nは0、1または2を示し、R1およびR2は各々独立し
て低級アルキル基を示す]で表されるフェノキシメチル
ピリミジン誘導体を製造するにあたり、下記一般式(I
I): 【化2】 [式中、Xおよびnは前記と同義である]で表されるサ
リチル酸誘導体を下記一般式(III): 【化3】 [式中、R1およびR2は前記と同義であり、Uは低級ア
ルキル基、アラルキル基もしくはアリール基で置換され
たスルホニルオキシ基、またはハロゲン原子を示す]で
表される置換ピリミジン類と、水系の溶媒中、塩基の存
在下に反応させることを特徴とするフェノキシメチルピ
リミジン誘導体の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32472393A JPH07179433A (ja) | 1993-12-22 | 1993-12-22 | フェノキシメチルピリミジン誘導体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32472393A JPH07179433A (ja) | 1993-12-22 | 1993-12-22 | フェノキシメチルピリミジン誘導体の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07179433A true JPH07179433A (ja) | 1995-07-18 |
Family
ID=18168993
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32472393A Pending JPH07179433A (ja) | 1993-12-22 | 1993-12-22 | フェノキシメチルピリミジン誘導体の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07179433A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6794538B2 (en) * | 1999-12-03 | 2004-09-21 | Borregaard Italia S.P.A. | Process for the preparation of ethers deriving from hydroxybenzoic acids |
-
1993
- 1993-12-22 JP JP32472393A patent/JPH07179433A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6794538B2 (en) * | 1999-12-03 | 2004-09-21 | Borregaard Italia S.P.A. | Process for the preparation of ethers deriving from hydroxybenzoic acids |
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