JPH07178881A - ガスバリア性シートの製造方法および熱成形品 - Google Patents

ガスバリア性シートの製造方法および熱成形品

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JPH07178881A
JPH07178881A JP5346304A JP34630493A JPH07178881A JP H07178881 A JPH07178881 A JP H07178881A JP 5346304 A JP5346304 A JP 5346304A JP 34630493 A JP34630493 A JP 34630493A JP H07178881 A JPH07178881 A JP H07178881A
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成彦 阿部
Kenichi Nakamura
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 バリア層とポリプロピレン系樹脂層とが接着
層を介して積層した構造を主要素とする無延伸積層フィ
ルムのポリプロピレン系樹脂層側に、溶融ポリプロピレ
ン系樹脂膜を金属製冷却ロールとの接触始点で金属製ベ
ルトを介しまたは介しない金属製冷却ロールとの間で貼
り合わせ、得られた貼合シートを前者の金属製冷却ロー
ルの表面に沿いその接触終点まで接触移行させ、該接触
終点あるいは接触終点に至る過程で前者の金属製冷却ロ
ールと他の金属製冷却ロールとの間で金属製ベルトを介
しまたは介せずに前記の貼合シートを該樹脂膜の固化以
前に延展することからなるガスバリア性シートの製造方
法およびこのシートを用いた熱成形品。 【効果】 透明性、熱成形性および平滑性に優れかつ低
コストのガスバリア性シートおよびこれより得られる透
明性および耐熱変形性に優れた成形品を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は透明性、熱成形性および
平滑性に優れ、低コストのガスバリア性シートの製造方
法に関する。また該ガスバリア性シートを熱成形して得
られる透明性および耐熱変形性に優れた成形品に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ポリプロピレン系樹脂層とガスバリア性
樹脂層を積層したガスバリア性シートを用い、真空成
形、圧空成形等の熱成形により剛性、ガスバリア性等に
優れた食品容器を製造することは広く行われている。一
般にガスバリア性シートの製造方法はポリプロピレンシ
ートとガスバリア性多層フィルムをドライラミネート法
により接着するか、またはPP/AD/GB/AD/P
P(PPはポリプロピレン系樹脂、ADは接着剤、GB
はガスバリア性樹脂を示す)の3種5層からなるシート
を共押出法により製造する方法が一般的である。
【0003】上記方法のうちドライラミネート法は、水
溶性または溶剤型接着剤の乾燥、硬化等を必要とするた
め生産性が悪くガスバリア性シートがコストアップとな
るという問題がある。
【0004】また共押出法は生産性に優れるものの高価
な3種5層用の共押出機を必要とし、このためガスバリ
ア性シートがコストアップとなり、かつ多品種を少量生
産する場合には樹脂替えの際に多量の製品ロスがでると
いう問題がある。更に共押出法では溶融シートをロール
間で冷却する際に高い圧力をかけると、シートの層構造
が乱れるため、冷却時にごく低い圧力しかかけることが
できず、このため得られるシートの透明性は劣るものと
なり、このシートを用いてポリプロピレン系樹脂の融点
−10℃未満の温度で熱成形すれば、透明性に優れた熱
成形品を得ることが可能であるが、得られた熱成形品は
分子配向度が高いため、レトルト処理後の変形が著しく
レトルト処理ができないという欠点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は透明
性、平滑性および熱成形性に優れ、低コストのガスバリ
ア性シートの製造方法を提供することにある。また該ガ
スバリア性シートを熱成形して得られる透明性および耐
熱変形性に優れた成形品を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記課題の
解決のため鋭意検討を重ねた結果、ガスバリア性多層フ
ィルムと溶融ポリプロピレン系樹脂とを一対の冷却ロー
ル間で貼り合わせた貼合シートを引続き延展することに
より上記課題が解決できることを見出し本発明を完成す
るに至った。
【0007】即ち本発明は、バリア層が接着層を介して
ポリプロピレン系樹脂層と積層した構造を含む厚み10
〜100μmの無延伸積層フィルムのポリプロピレン系
樹脂層側に、Tダイを通して押出された溶融ポリプロピ
レン系樹脂膜(a)を該樹脂膜の固化以前に一対の金属
製冷却ロール間で貼り合わせて貼合シートを得、次いで
該貼合シートを前記金属製冷却ロールの一方(1)の表
面に沿わせた後、該金属製冷却ロール(1)に線接触状
または面接触状に設けられた金属製冷却ロール(2)と
前記金属製冷却ロール(1)間で、Tダイを通して押出
された溶融ポリプロピレン系樹脂膜の固化以前に延展す
ることを特徴とする厚み0.4〜1.6mmのガスバリ
ア性シートの製造方法、及び該方法により得られたガス
バリア性シートをTm−10≦Ta≦Tm+50(但
し、TmはTダイより押出されたポリプロピレン系樹脂
の融点(℃)、Taは熱成形温度(℃)を示す)の温度
で熱成形して得られる成形品である。
【0008】以下、本発明を詳細に説明する。本発明の
ガスバリア性シートの製造方法において、ガスバリア性
積層フィルム中の1層を構成し、更に該積層フィルムと
の貼り合わせ用樹脂として用いられるポリプロピレン系
樹脂とは、室温キシレン可溶分から求めたアイソタクテ
イック指数が80%以上、好ましくは95%以上のプロ
ピレンの結晶性単独重合体およびプロピレンと他の少量
の一種以上のα−オレフィンとの結晶性ランダム共重合
体から選ばれた一種の樹脂または二種以上の樹脂組成物
である。
【0009】該共重合コモノマーであるα−オレフィン
としては、エチレン、1−ブテン、4−メチル−1−ペ
ンテン、3−メチル−1−ブテン、3−メチル−1−ペ
ンテン、1−ヘキセン、1−オクテン、1−ノネン、1
−デセン等の例を挙げることができる。
【0010】また上記プロピレン/α−オレフィン共重
合体を具体的に例示すると、0.5〜20モル%の1−
ブテンを含有するプロピレン/1−ブテン共重合体、
0.5〜20モル%のエチレンを含有するプロピレン/
エチレン共重合体、0.5〜20モル%のエチレンと
0.5〜20モル%の1−ブテンを含有するプロピレン
/エチレン/1ーブテン共重合体等が挙げられる。
【0011】なおアイソタクテイック指数の測定方法を
次に示す。 (アイソタクテイック指数の測定方法)試料を環流冷却
管に接続した三角フラスコを用いて加熱キシレンに溶解
後、室温で冷却し不溶分をろ過する。ろ液を加熱乾固後
100℃で1時間真空乾燥し、次式によりキシレン可溶
分を求め、 キシレン可溶分=((加熱乾固後のろ液の重量)/(試
料採取量))×100 次式によりアイソタクテイック指数を求める。 アイソタクテイック指数=100−(キシレン可溶分)
【0012】上記ポリプロピレン系樹脂のメルトフロー
レート(以下、「MFR」と略すことがある。JIS
K6758,230℃,荷重2.16kg)は特に限定
するものではないが、1〜10g/10分が好ましく、
2〜4g/10分が更に好ましい。MFRが1g/10
分未満ではポリプロピレン系樹脂の成形加工性が劣り、
10g/10分を超えると引張強度、剛性等の機械的強
度に欠けることがある。
【0013】上記ポリプロピレン系樹脂中には、本発明
の効果を損わない範囲で必要に応じ酸化防止剤、帯電防
止剤、ブロッキング防止剤、滑剤、光安定剤、透明化
剤、造核剤、紫外線吸収剤、充填剤、有機過酸化物、可
塑剤等の一般に熱可塑性プラスチックに用いられる添加
剤を使用してもよい。
【0014】また上記ポリプロピレン系樹脂中には、必
要に応じ本発明の効果を損なわない程度の範囲内で、ポ
リプロピレン系樹脂の耐衝撃性改良を目的とし、エチレ
ン/アクリル酸エチル共重合体、密度0.850〜0.
905g/cm3 の高結晶性、低結晶性または非結晶性
のエチレンとプロピレン、1−ブテン、4−メチル−1
−ペンテン、3−メチル−1−ブテン、3−メチル−1
−ペンテン、1−ヘキセン、1−オクテン、1−ノネ
ン、1−デセン等の少量の1種以上のα−オレフィンと
の共重合体、メタロセン触媒で重合されたエチレンとプ
ロピレン、1−ブテン、4−メチル−1−ペンテン、3
−メチル−1−ブテン、3−メチル−1−ペンテン、1
−ヘキセン、1−オクテン、1−ノネン、1−デセン等
の少量の1種以上のα−オレフィンとの共重合体の中か
ら選ばれた少なくとも1種を配合することができる。
【0015】更に上記ポリプロピレン系樹脂の透明性を
更に向上させる目的で、スペントC4〜C5留分中のジ
エン成分を環化二量体後重合させた樹脂、シクロペンタ
ジエンなどの環状モノマーを重合させた樹脂、水添ジシ
クロペンタジエン樹脂、芳香族系炭化水素樹脂を核内水
添した樹脂などの脂環状系炭化水素樹脂を本発明の効果
を損なわない程度の範囲内で、ポリプロピレン系樹脂に
添加してもよい。
【0016】本発明のガスバリア性シートの製造方法に
おいて、積層フィルム中のバリア層を構成する樹脂とし
ては、ポリプロピレン系樹脂に比較し気体不透過性、特
に酸素不透過性に優れる樹脂が用いられ、例えばナイロ
ン6、ナイロン6−6、ナイロン11、ナイロン12、
ナイロン6−12、ナイロン6−10、ナイロン6−1
2等のポリアミド樹脂、ポリエチレンテレフタレート、
ポリブチレンテレフタレート等のポリエステル樹脂、ポ
リアクリロニトリル系樹脂(例えば三井東圧化学(株)
製バレックス等)、ポリ塩化ビニリデン、エチレン/ビ
ニルアルコール共重合体などが例示できる。
【0017】これらのうち酸素不透過性および加工性に
優れることからエチレン/ビニルアルコール共重合体
(以下、「EVOH」と略すことがある。)が特に好ま
しく用いられる。また、EVOHのエチレン含量は20
〜55モル%であることが好ましく、エチレン含量が2
0モル%未満ではEVOHの成形性が劣り、55モル%
を超えるとガスバリア性に劣ることがある。更にEVO
HのMFR(JIS K7210,190℃,荷重21
60g)は特に限定するものではないが0.5〜25g
/10分とすることによりEVOHの成形性が良好にな
るのでが好ましい。
【0018】上記バリア層を構成する樹脂中には、本発
明の効果を損わない範囲で必要に応じ酸化防止剤、帯電
防止剤、ブロッキング防止剤、滑剤、光安定剤、透明化
剤、造核剤、紫外線吸収剤、充填剤、有機過酸化物、可
塑剤等の一般に熱可塑性プラスチックに用いられる添加
剤を使用してもよい。
【0019】本発明のガスバリア性シートの製造方法に
おいて、積層フィルム中の接着層を構成する樹脂として
は、ポリプロピレン系樹脂層とバリア層との接着に優れ
ている樹脂が選択され、バリア層を構成する樹脂の種類
に応じて適宜選択される。バリア層を構成する樹脂とし
てEVOHを用いる場合は、共押出法による積層フィル
ムの製造にあたっては、例えば不飽和カルボン酸をグラ
フトした変性ポリオレフィンが、またドライラミネート
法による積層フィルムの製造にあたっては、例えばウレ
タン系の溶剤型接着剤が特に好適に用いられる。
【0020】本発明の製造方法において用いられる積層
フィルムは、その積層構成中に少なくとも一組のバリア
層/接着層/ポリプロピレン系樹脂層の3層構成を有す
るもので、用途に応じて二組以上の3層構成の組合わ
せ、または3層構成と種々の熱可塑性樹脂層との組合わ
せを持つ積層構造を含んでいても良い。
【0021】例えば積層フィルムとして以下に示す構成
を有するものを挙げることができる。但し、以下の構成
例中のADは接着層、PPはポリプロピレン系樹脂層、
PETはポリエチレンテレフタレート層、NYはポリア
ミド樹脂層、PCはポリカーボネート層、PSはポリス
チレン層を示す。 (イ)PP/AD/EVOH (ロ)PP/AD/EVOH/AD/PP (ハ)PP/AD/EVOH/AD/PS (ニ)PP/AD/EVOH/AD/PC (ホ)PP/AD/EVOH/AD/PET (ヘ)PP/AD/EVOH/AD/NY (ト)PP/AD/EVOH/AD
【0022】上記(イ)はEVOHを表面層とし光沢、
剛性を付与したもの、(ロ)は剛性、防湿性、レトルト
性を付与したもの、(ハ),(ニ)および(ホ)は剛
性、熱成形性を付与したもの、(ヘ)は耐薬品性、耐摩
耗性を付与したもの、(ト)はADを表面層とし他の層
との接着を可能にしたものとして用いることができる。
【0023】上記積層フィルムは共押出法、ドライラミ
ネート法等の従来公知の方法により製造することがで
き、また市販されている。これらの積層フィルムは無延
伸であることが必要である。テンター法、チューブラー
法等の延伸加工により積層フィルム全体が延伸されたも
の、または積層フィルムの接着層以外の1層に延伸フィ
ルムを用いたものを使用すると、貼合シートの熱成形時
に積層フィルムが収縮する結果、貼合シートが破れると
いう問題が発生する。
【0024】本発明の製造方法において用いられる積層
フィルムの厚みは10〜100μm、好ましくは20〜
90μmである。この厚みが10μm未満では貼り合わ
せの際の張力により積層フィルムが切断したり、しわが
発生する等の問題が生じ、厚みが100μmを超えると
入手が困難となりコストアップとなる。またバリア層と
してEVOHを用いる場合、積層フィルム中のEVOH
層の厚みを5μm以上とすることにより良好なガスバリ
ア性が付与されるので好ましい。
【0025】本発明のガスバリア性シートの製造方法
は、前述の無延伸積層フィルムのポリプロピレン系樹脂
層側に、Tダイを通して押出された溶融ポリプロピレン
系樹脂膜(a)を該樹脂膜の固化以前に一対の金属製冷
却ロール(1)(3)間で貼り合わせて貼合シ−トを
得、次いで該貼合シートを前記金属製冷却ロールの一方
(1)の表面に沿わせた後、該金属製冷却ロール(1)
に線接触状または面接触状に設けられた金属製冷却ロー
ル(2)と前記金属製冷却ロール(1)間で、Tダイを
通して押出された溶融ポリプロピレン系樹脂膜の固化以
前に延展して得られる。
【0026】また上記貼合シートを得るための貼り合わ
せ条件は、t1 /t0 (但し、t0は貼り合わせ直前の
積層フィルムとポリプロピレン系樹脂膜との合計の厚み
(mm)、t1 は貼り合わせ後の貼合シートの厚み(m
m)を示す)をほぼ1.0とすることが好ましい。
【0027】t1 /t0 が1.0より小さくなり、特に
0.95未満となると貼り合わせ用の一対の金属製冷却
ロール間に入る前のインプット樹脂量が、前記一対の金
属製冷却ロール間を出た後のアウトプット樹脂量を上回
るため、一対の金属製冷却ロールの前にTダイから押出
された溶融ポリプロピレン系樹脂の樹脂溜まりが生じ、
貼り合わせ時のトラブルが発生しやすくなり、平滑な貼
合シ−トが得られなくなることがある。逆にt1 /t0
が1.0より大きくなり、特に1.05を超えるとイン
プット樹脂量に比べアウトプット樹脂量が多いため、T
ダイから押出された溶融ポリプロピレン系樹脂膜が次第
に薄くなり、ついには膜切れの生じるおそれがある。
【0028】本発明の製造方法において第1段目の一対
の冷却ロール間で非常に低いロール圧力下で貼り合わせ
を行い、次に第2段目の一対の冷却ロール間で高いロー
ル圧力下で延展が行われるが、このことにより平滑性お
よび透明性に優れたシ−トが得られる。一方第1段目の
ロ−ルで貼り合わせと同時に延展を行うと、ロール前に
樹脂溜まりが生じて平滑な貼合シートは得られず、平滑
なシートを得るために低い圧力で貼り合わせると透明な
シートは得られない。
【0029】上述の貼り合わせおよび延展は、Tダイか
ら押出された溶融ポリプロピレン系樹脂膜(a)が固化
する前に行うことが必要である。溶融ポリプロピレン系
樹脂膜(a)が固化すると、積層フィルムとの貼り合わ
せが出来ず、延展に非常に高い圧力を必要とし通常のロ
ール装置では延展することができない。Tダイから押出
された直後の溶融ポリプロピレン系樹脂膜の樹脂温度は
通常210〜240℃であり、貼り合わせ直前の該樹脂
膜(a)の温度は200〜220℃が好ましく、また延
展直前の該樹脂膜(a)の温度は150℃以上であるこ
とが好ましい。
【0030】本発明の製造方法において用いられる金属
ロール(1)および(2)の配置例を図1〜7に示す
が、金属ロ−ルは図1〜5に示すように金属ロール
(2)が金属ロール(1)に対して線接触状に配置され
るか、または図6〜7に示すように金属ロール(2)が
金属ロール(1)に対して面接触状に配置される。金属
ロール(2)が金属ロール(1)に対して面接触状に配
置される場合は、金属ロール(2)は金属製無端ベルト
装置となる。
【0031】このときの無端ベルト装置の構成は特に限
定するものではないが、例えば図6に示すように少なく
とも一方が金属製冷却ロールである(21)、(22)
並びに補助ロール(23)の外周に金属製無端ベルト
(24)を張架した装置を好ましい例として挙げること
ができる。また金属製無端ベルト装置に使用される補助
ロールの材質は、特に限定はなく金属、ゴム、セラミッ
クス等が用いられる。図6の(21)または(22)の
いずれか一方が金属製冷却ロールの場合は、他方のロー
ルは金属製冷却ロールでも良く、補助ロールでも良い。
なお図9に示すように貼り合わせと延展に位置の離れた
2組の金属ロールを用いると、貼り合わせの際の冷却が
不十分になり、シートの引取り張力により貼合シートの
平滑性が悪化するおそれがある。
【0032】本発明の製造方法において貼り合わせおよ
び延展に用いられる冷却ロール(1)〜(3)は金属製
のものが用いられ、ゴム製のものやセラミック製のもの
では冷却が不十分となり、シートの平滑性、透明性に劣
るため好ましくない。金属ロールおよび上述の金属製無
端ベルトの材質および表面状態については特に制限はな
いが、シートの平滑性を向上せしめるため、硬質クロム
メッキの施された鏡面仕上げのものが通常用いられる。
【0033】上記金属ロールの冷却方法は特に限定する
ものではないが、通常は冷却媒体として水を用いて金属
ロールの表面温度を50〜90℃とすれば良い。
【0034】本発明の製造方法において貼合シートの延
展条件は0.7≦t2 /t1 <1.0(但し、t1 は貼
り合わせ後の貼合シートの厚み(mm),t2 は金属製
冷却ロール(1)と金属製冷却ロール(2)間のロール
間隙(mm)を示す)とすることが好ましく、0.75
<t2 /t1 <0.85の条件が更に好ましい。t2
1 が0.7未満になると高いロール間圧力を要し、装
置が大型化、高価になると共に、エネギーコストが高く
なり、またシ−トが延展されすぎる結果、該シートの機
械方向と横方向の強度バランスがくずれ、このため熱成
形時にシ−トが収縮し熱成形品の外観が悪くなるおそれ
がある。一方、t2 /t1 が1.0を超えるとロール間
圧力が低すぎるため、透明性のあるシートが得られない
ことがある。
【0035】金属ロール(2)が金属ロール(1)に対
して面接触状に配置される場合は、前記t2 は無端ベル
トと金属ロール(1)間の最小間隙を指す。無端ベルト
のどの位置に最小間隙を設けるかについては特に制限は
ないが、シートの透明性の向上のため、最小間隙を設け
る位置にある無端ベルト内のロールを金属冷却ロールと
する必要がある。図6の例では無端ベルト内金属冷却ロ
ール(21)と金属冷却ロール(1)間の間隙を最小間
隙とし、(21)とロール(22)間でシートの冷却を
完了しても良く、ロール(21)と金属製冷却ロール
(22)間では延展しないかまたは徐々に延展して、
(22)と(1)間の間隙が最小間隙となるようにして
も良い。また図7に示すように貼り合わせ用冷却ロール
(3)を用いることなく、金属製無端ベルト装置内の金
属製冷却ロール(21)にて貼り合わせを行い、もう一
方の金属製冷却ロール(22)にて延展を行うこともで
きる。
【0036】本発明の製造方法において貼合シートは延
展されるまで金属製冷却ロール(1)の表面に沿わせ冷
却を続けることが必要であり、図8に示すようにガイド
ロール(7)を用いて冷却ロール(1)に沿わせない
と、冷却が不十分となり、ガイドロールを通過する際に
シートの平滑性が失われる。金属製冷却ロール(1)の
表面に沿わせる際に、図3に示すように1個以上のガイ
ドロール(7)を用いて貼り合わせシートの冷却ロール
側と反対側を支えても良い。
【0037】本発明の製造方法において積層フィルムは
図1に示すように貼り合わせ用冷却ロール(3)側に配
置しても良く、図2に示すように冷却ロール(1)側に
配置しても良い。
【0038】本発明の製造方法によって得られるガスバ
リア性シートの厚みは0.4〜1.6mmである。厚み
が0.4mm未満のシートを製造することは困難であ
り、また該シートの厚みが1.6mmを超えると冷却効
率が悪くなる結果、透明性に優れたシートは得られな
い。
【0039】本発明の製造方法によって得られるガスバ
リア性シートは熱成形により透明性およびガスバリア性
に優れた容器または蓋状に成形され、食品包装等の包装
用途に好適に用いられる。
【0040】また本発明の成形品は上述した方法により
得られたガスバリア性シートをTm−10≦Ta≦Tm
+50(但し、TmはTダイより押出されたポリプロピ
レン系樹脂の融点(℃)、Taは熱成形温度(℃)であ
る)の温度で熱成形して得られる成形品である。このと
き熱成形とは、被成形シートをそのガラス転移温度以上
の温度に加熱し、真空、圧空、プラグによる加圧等によ
り金型に圧着し容器等を成形する方法である。この熱成
形における加熱方法は熱風加熱、赤外線加熱、高周波加
熱、熱板加熱等の従来公知の方法が採用される。またT
aがTm−10>Taでは、熱成形時に樹脂が延伸され
分子配向が強くなる結果、熱成形品はレトルト処理等の
熱処理により容易に収縮変形が生じてしまう。一方Ta
>Tm+50ではシ−トのたれが大きくなり熱成形でき
なくなる。
【0041】なお融点の測定方法を次に示す。 (融点の測定方法)熱プレス成形した厚みが約100μ
mのフィルムから約5mgの試料を秤量し、差動走査熱
量測定装置(DSC)を用いて、80℃から80℃/分
の昇温速度で230℃まで昇温し5分間保持する。次に
10℃/分の速度で−10℃まで降温し−10℃で5分
間保持する。その後再び10℃/分の速度で230℃ま
で昇温し、昇温中に現れたピークのうち最大のピークの
頂点の位置の温度(℃)を融点とする。
【0042】
【実施例】次に実施例により本発明をさらに具体的に説
明するが、本発明はこれらによって限定されるものでは
ない。なお実施例および比較例における性能の測定は下
記の方法によった。
【0043】シートの透明性 JIS K6714に準拠しシートのヘーズを測定し
た。ヘーズ値が小さいほど透明性が良い。
【0044】熱成形品の透明性 シートの熱成形により得られた容器を目視で観察し次の
基準で評価した。 ○;透明性に優れる △;やや不透明である ×;著しく透明性に劣る
【0045】耐熱変形性 シートの熱成形により得られた容器を120℃で30分
間レトルト処理し、処理後の容器を肉眼で観察し次の基
準で評価した。 ○;熱変形が全く見られない △;やや熱変形が見られる ×;著しい熱変形が見られる
【0046】シートの平滑性 シートの平滑性を肉眼で観察し次の基準で評価した。 ○;平滑性に優れる ×;シートにうねりや凹凸が見られる
【0047】シートの熱成形性 シートの真空圧空成形時の状態を肉眼で観察し次の基準
で評価した。 ○;熱成形により変形のない容器が得られる ×;熱成形時にシートが破れて容器にならない
【0048】シート層構造の乱れ 多層シート断面を顕微鏡で観察し次の基準で評価した。 ○;層構造に乱れは見られない ×;多層シートを構成する層に波打ちが見られる
【0049】(実施例1〜2)および(比較例1) 図1にその概略を示す装置を用いてシ−トを次に示す方
法により製造した。はじめにプロピレンの単独重合体
(MFR;10g/10分,アイソタクチック指数;9
8%)をキャスト成形し、厚み25μmの無延伸フィル
ムを得た。得られたフィルムをウレタン系接着剤を用い
て、厚み25μmの無延伸EVOH(エチレン含量;4
4モル%,MFR;5.5g/10分)フィルムとドラ
イラミネートし、PP/接着剤/EVOH/接着剤/P
P構成の総厚み80μmの多層フィルムを紙管にロール
アップした。得られたロール状フィルムを繰り出し部に
セットした。
【0050】次にプロピレンとエチレンとの結晶性ラン
ダム共重合体(MFR;1.6g/10分,エチレン含
量;5.8モル%,融点;146℃)をTダイを備えた
90mm径の押出機に供給し樹脂温度230℃で押出
し、Tダイ下方の繰り出し部から繰り出された図1に示
す多層フィルム(6)と直径310mm、幅1500m
m、表面温度50℃のクロムメッキされた金属冷却ロー
ル(3)および直径310mm、幅1500mm、表面
温度80℃のクロムメッキされた金属冷却ロール(1)
間で貼り合わせた。
【0051】次いでこの下記表1に示す厚みの貼合シー
トを金属冷却ロール(1)の表面に沿わせ、表1に示す
ロール間隙を有する冷却ロール(1)および直径310
mm、幅1500mm、表面温度55℃のクロムメッキ
された金属冷却ロール(2)間で延展し、ライン速度5
m/分でシートを引き取った。得られたシートの透明性
および平滑性を評価した結果を表1に示す。表1から実
施例1〜2のシートは透明性および平滑性に優れてい
た。これに対してt2 /t1 が1.0以上の比較例1の
シートは透明性が悪かった。
【0052】(比較例2)表1に示すようにt2 /t1
を0.65とした以外は実施例1と同様にしてシートを
作製せんとしたが、うねりのあるシートしか得ることが
できなかった。
【0053】(実施例3〜4)および(比較例3〜4) 実施例1で得られたシートを用い、下記表2に示す温
度、空気圧5.5kg/cm2 および真空度760mm
Hgにて真空圧空成形し熱成形性を評価した結果を表2
に示す。また熱成形により得られた図10に示す形状の
容器の透明性、耐熱変形性を評価した結果を表2に示
す。
【0054】実施例1のシートは熱成形性に優れ、実施
例3〜4の熱成形により得られた容器は透明性および耐
熱変形性に優れていた。一方、熱成形温度がTm−10
℃未満であった比較例3の容器は耐熱変形性に劣り、熱
成形温度がTm+50℃を超える比較例4の熱成形条件
では熱成形ができなかった。
【0055】(比較例5〜7)プロピレンとエチレンと
の結晶性ランダム共重合体(MFR;1.6g/10
分,エチレン含量;5.8モル%,融点;146℃)を
5層Tダイおよび3台の押出機を備えた多層キャスト成
形機の75mm径の押出機に、EVOH(エチレン含
量;44モル%,MFR;5.5g/10分)を50m
m径の押出機に、また接着剤として酸変性ポリプロピレ
ン(MFR(190℃,2160g);5g/10分)
を50mm径の押出機に供給し、樹脂温度230℃で押
出して図11に示す冷却ロール10とプレッシャーロー
ル11間を下記表3に示す線圧下で通過させ、加工速度
5m/分で巻取り、PP/AD/EVOH/AD/PP
=330/15/25/15/330μm構成の総厚み
0.715mmの3種5層シートを作製した。このシー
トの透明性および層構造の乱れを評価した結果を表3に
示す。
【0056】本比較例からわかるように、多層共押出成
形によって得られるシートは、プレッシャーロール圧力
を上げるとシート層構造が乱れ、安定したガスバリア性
の発現を妨げ、一方プレッシャーロール圧力が低いと透
明性が悪く、層構造の乱れがなく、かつ透明性に優れた
シートは得られなかった。
【0057】(比較例8〜9)比較例7で得られたシー
トを用い表2に示す温度、空気圧5.5kg/cm2
よび真空度760mmHgにて真空圧空成形し熱成形性
を評価した結果を表2に示す。また熱成形により得られ
た容器の透明性、耐熱変形性を評価した結果を表2に示
す。
【0058】熱成形温度がTm−10℃未満である比較
例8の容器は、透明性に優れるが耐熱変形性に劣る。熱
成形温度がTm−10℃以上の比較例9の容器は耐熱変
形性に優れるが透明性に劣る。このように共押出法によ
り得られたシートからは、透明性と耐熱変形性を同時に
満足する容器は得られなかった。
【0059】(比較例10)厚み25μmの2軸延伸ポ
リプロピレンフィルム(OPP)をウレタン系接着剤を
用いて、厚み25μmの延伸EVOH(エチレン含量;
44モル%)フィルムとドライラミネートし、OPP/
接着剤/EVOH/接着剤/OPP構成の総厚み80μ
mの多層フィルムを紙管にロールアップした。得られた
ロール状フィルムを繰り出し部にセットした。
【0060】上記多層フィルムを用いた以外は実施例1
と同様に多層シートを作製した。得られたシートの透明
性および平滑性を評価した結果を表1に示す。次にこの
シートを実施例4と同様に真空圧空成形し熱成形性を評
価した結果を表2に示す。また熱成形により得られた容
器の透明性、耐熱変形性を評価した結果を表2に示す。
【0061】本比較例のシートは透明性および平滑性に
優れるが、熱成形時にシートが破れて容器にならなかっ
た。
【0062】
【表1】
【0063】
【表2】
【0064】
【表3】
【0065】
【発明の効果】本発明の製造方法により透明性、熱成形
性および平滑性に優れ、低コストのガスバリア性シート
を得ることができる。得られたガスバリア性シートは熱
成形等により加工され透明性および耐熱変形性に優れた
成形品を得ることができ、食品包装、医薬品包装等の包
装用途に好適に利用される。
【図面の簡単な説明】
【図1】冷却ロール(2)を冷却ロール(1)に対して
線接触状に配置した本発明の方法を実施する装置の一例
を示す説明図である。
【図2】同上の他の例を示す説明図である。
【図3】同上の他の例を示す説明図である。
【図4】同上の他の例を示す説明図である。
【図5】同上の他の例を示す説明図である。
【図6】冷却ロール(2)を冷却ロール(1)に対して
面接触状に配置した本発明の方法を実施する装置の一例
を示す説明図である。
【図7】同上の他の例を示す説明図である。
【図8】本発明の方法によらない装置を示す説明図であ
る。
【図9】同じく本発明法によらない装置の一例を示す説
明図である。
【図10】熱成形よって得られた容器を示すもので
(a)は側断面図、(b)は平面図である。
【図11】本発明法によらない装置の更に他の例を示す
説明図である。
【符号の説明】
1〜2 金属製冷却ロール 3 貼り合わせ用金属製冷却ロール 4 Tダイ 5 Tダイより押出された溶融樹脂膜 6 無延伸積層フィルム 7 ガイドロール 10 冷却ロール 11 プレッシャーロール 21,22 金属製冷却ロールまたは補助ロール 23 補助ロール 24 無端ベルト

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バリア層が接着層を介してポリプロピレ
    ン系樹脂層と積層した構造を含む厚み10〜100μm
    の無延伸積層フィルムのポリプロピレン系樹脂層側に、
    Tダイを通して押出された溶融ポリプロピレン系樹脂膜
    (a)を該樹脂膜の固化以前に一対の金属製冷却ロール
    間で貼り合わせて貼合シートを得、次いで該貼合シート
    を前記金属製冷却ロールの一方(1)の表面に沿わせた
    後、該金属製冷却ロール(1)に線接触状または面接触
    状に設けられた金属製冷却ロール(2)と前記金属製冷
    却ロール(1)間で、Tダイを通して押出された溶融ポ
    リプロピレン系樹脂膜の固化以前に延展することを特徴
    とする厚み0.4〜1.6mmのガスバリア性シートの
    製造方法。
  2. 【請求項2】 0.7≦t2 /t1 <1.0(但し、t
    1 は貼り合わせ後の貼合シートの厚み(mm)、t2
    金属製冷却ロール(1)と(2)間のロール間隙(m
    m)である)の条件下で延展を行うことを特徴とする請
    求項1に記載のガスバリア性シートの製造方法。
  3. 【請求項3】 バリア層がエチレン含量20〜55モル
    %のエチレン−ビニルアルコール共重合体からなる請求
    項1または2に記載のガスバリア性シートの製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の方法に
    より得られたガスバリア性シートをTm−10≦Ta≦
    Tm+50(但し、TmはTダイより押出されたポリプ
    ロピレン系樹脂の融点(℃)、Taは熱成形温度(℃)
    である)の温度で熱成形して得られる成形品。
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