JPH07178559A - 切断用プラズマトーチ及びプラズマ切断方法 - Google Patents
切断用プラズマトーチ及びプラズマ切断方法Info
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- JPH07178559A JPH07178559A JP6296289A JP29628994A JPH07178559A JP H07178559 A JPH07178559 A JP H07178559A JP 6296289 A JP6296289 A JP 6296289A JP 29628994 A JP29628994 A JP 29628994A JP H07178559 A JPH07178559 A JP H07178559A
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Abstract
ることができ、また2次ガスの旋回強度を変えて切断面
の傾斜の程度が調節できるようにする。 【構成】 プラズマアークの旋回流の外周に2次ガスを
噴出させるようにした切断用プラズマトーチにおいて、
上記2次ガスを上記プラズマアークの旋回流と同一方向
に旋回させる機構を有し、上記2次ガスの旋回強度によ
り切断面の傾斜の程度を調整できるようにした。
Description
られる切断用プラズマトーチ及びプラズマ切断方法に関
するものである。
却水により冷却されるものは、トーチ本体に電極が取り
つけられ、それに絶縁体及び電極の軸の周囲に旋回させ
て作動ガスを噴出させるためのガス噴出口を介して、ノ
ズルが取り付けられ、そのノズルのノズルオリフィスを
含む先端部を除く他の部分を被覆し、ノズルをトーチ本
体に固定するノズルキャップがトーチ本体に螺着され
る。そして電極を冷却した冷却水は、トーチ本体内部に
形成された冷却水通路を通り、トーチ本体とノズルとノ
ズルキャップにより成形される空間の経由して、ノズル
を冷却し、再びトーチ本体に形成された冷却水通路に戻
る構成となっている。
ズル保護キャップ) プラズマトーチにおいてノズル先端が露出していると、
切断開始時に厚板のピアッシング(穴開け切断)を行う
とノズルに吹き上がった溶融金属(ドロス)がノズルに
付着しノズルを溶損したり、あるいは、ノズルと被切断
材が接触するとダブルアークと呼ばれる不正放電が起こ
りノズルを損傷することがある。そのため空冷ノズルに
於いて、ノズル先端部を保護するためにノズルとは電気
的に絶縁された金属製のノズル保護キャップを取り付け
るとともに、ノズルを冷却するガスをそのままノズルと
ノズル保護キャップの間に流すことで、吹き上がってく
る溶融金属を吹き飛ばし、ノズルを保護する方法が米国
特許第4861962号(ハイパー 1989年8月2
9日出願)に開示されている。
ズル保護キャップ) 上記第2の従来技術と同様に、ノズルの周囲に、ノズル
とは電気的に絶縁された金属製のノズル保護キャップを
取り付け、ノズルとノズル保護キャップの間に2次ガス
を流す構成となっているプラズマ溶接トーチが特公昭5
3−119753号公報(日立精工 昭和52年3月3
0日出願)に開示されている。
断面の傾斜) プラズマ切断では一般的に切断溝(カーフ)の表側が広
く、裏側が狭くなっている。そのため切断面は垂直とな
らず傾いている。しかし一方で、アークの安定化のため
に、電極の軸の周囲に作動ガスを旋回させて噴出する構
成のプラズマトーチに於いては、その切断面が左右対象
とはならず、非対象となることが知られている。このこ
とを利用すると、表カーフ幅が広く、裏カーフ幅が狭く
なっている状況に於いても、作動ガスの旋回によって、
片側の切断面だけであれば、垂直な切断を行うことがで
きることが溶接技術1988年6月号に開示されてい
る。
ては、(1)ノズルの保護と、(2)2次ガスによるプ
ラズマアークの緊縮、(3)ノズル保護キャップの温度
上昇、(4)旋回気流効果の調整、(5)冷却水面路の
電気腐食の点について以下のような問題があった。
ング(穴開け切断)を行うとノズルに吹き上がった溶融
金属がノズルに付着しノズルを溶損したり、あるいは、
ノズルと被切断材が接触するとダブルアークと呼ばれる
不正放電が起こりノズルを損傷することがある。従っ
て、第1の従来技術にあるようにノズルが露出している
プラズマトーチでは厚板のピアッシングを行う際には、
メインアークが移行する最高の高さでピアッシングを行
い、ピアッシング時の溶融金属(ドロス)の吹き上がり
を避けて、穴が貫通した後、トーチを切断に適した高さ
まで下げて切断を開始するという方法が採用されてい
る。しかし、この方法によると切断開始時のトーチの高
さ制御が複雑となることは避けられず、また、切断中あ
るいは終了時に、被切断材が熱変形や支持の状態によっ
ては、跳ね上がってくることがあり、それを避けるのは
困難で、ノズルと被切断材が接触することでダブルアー
クが発生し、ノズルを損傷する危険性を回避することは
できない。このようなことを考慮して、第2の従来技術
にあるように空冷されたノズルを有するトーチに於いて
は、上記のピアッシング時のノズルへのドロスの付着や
被切断材との電気的な接触を防止するための、ノズル保
護キャップの機構が開示されている。しかしながら、第
2の従来技術では、空冷ノズル方式のプラズマトーチに
対して適用されており、第2の従来技術にあるようなノ
ズルを水冷するプラズマトーチにはトーチ先端部の形状
が異なるため適用できない。また、ノズルを空冷してい
る冷却ガスを利用する機構となっているため、多量の冷
却ガスを流す必要があり、これを確保するためにノズル
保護キャップにはトーチ軸上プラズマアークを通す開口
部以外にこの複数の開口部が設けられている。このた
め、被切断材の表面には多量の冷却ガスが噴出するた
め、プラズマアークへの擾乱が増加し切断に悪影響がで
る問題があった。また、第3の従来技術では、水冷のノ
ズルに対して保護キャップが適応されているが、その機
能は、被切断材とノズルの接触を防止する機能は有する
ものの、2次ガスで溶接部を大気から遮断するためのも
ので、ノズル保護キャップの開口部が広く開いているた
め、切断の場合のビアッシング時のドロスの吹き上がり
からノズルを守る機能は有していない。
縮 プラズマ切断では、アークをノズルにより細く絞り込む
ことで、高温高速のアークプラズマを得ている。小さい
ノズル径を有するノズルに、より多くの電流を流すこと
ができれば、狭い切断溝幅で高速で切断できる。しか
し、電流を増大していくと、電流がノズルオリフィスを
通過せずノズルの金属部を流れるダブルアークと呼ばれ
る現象が起こり、切断能力が低下するだけではなくノズ
ルを損傷してしまう。第1の従来技術では、アークを細
く絞り込むために、電極の周囲に作動ガスを強く旋回さ
せて噴出させるとともに、ノズルを水冷することでダブ
ルアークが起こりにくくしている。しかし、ノズルを噴
出したプラズマアークは、ノズルによる拘束が解除され
膨脹するので、切断溝幅が広がってしまう問題が残って
いる。第2の従来技術では、ノズルが水冷されていない
ためノズルの冷却が不十分でダブルアークが起こり易
く、電流を大幅に増大することが困難である。また、ノ
ズル保護キャップによりプラズマアークを包囲するよう
に供給される2次ガスを使って、ノズルから噴出したア
ークを更に絞り込むことができるが、この第2の従来技
術では、プラズマガスを包囲する様に2次ガスを流すた
めの中央の開口部以外に、ノズル冷却のためにガス流量
を増やすための開口部が設けられており、アークを包囲
する2次ガスだけを独立して制御することができず、そ
のためにプラズマアークを更に絞り込むのに十分な2次
ガスの流速あるいは圧力を得ることが困難である。
護キャップは、2次ガスによる空冷しか行われないた
め、プラズマアークあるいは切断面からの輻射により温
度が上がってしまう。そのため、ノズルや電極などの消
耗部品の交換の際には、アーク停止後しばらく2次ガス
を流して冷却するか、あるいは、手袋をはめて交換する
かしなければならず、交換時の作業性が悪かった。
切断面が傾斜することを利用して、片側の切断面につい
て垂直な切断面を得ることが可能である。しかし、被切
断材の板厚や切断速度に合わせて、接断面の傾斜の程度
を調整しようとすると、旋回気流の強度つまり作動ガス
流量の増減が必要となる。しかし、作動ガス流量はアー
クを安定に保持するための最適値があり、作動ガス流量
を増減するとアークが不安定となってしまい、切断面の
傾斜の程度を調整することは困難である。
れるプラズマトーチでは電極及びノズルは、トーチ本体
のそれぞれ絶縁された金属部に当接され固定されるとと
もに、それぞれの金属部には、直流電源から電力が供給
されている。そして、冷却水は電極とノズルを冷却する
ように、電極側金属部とノズル側金属部を連結する冷却
水通路が設けられている。プラズマアークが発生してい
る時には、電極側金属部とノズル側金属部との間には電
位差が発生している。この時それぞれの金属部は電気的
に絶縁された状態でトーチ本体が構成されているが、そ
れぞれの金属部が冷却水通路で連結されており、そこに
冷却水が流れているため、冷却水を介して微弱な電流が
流れる。この電流は微弱なのでアークの発生には何等支
障は起きないが、この電流によって、トーチ本体の金属
部が徐々に電気化学的な作用によって腐食が進行し、ト
ーチが、いずれは使用不能に陥る問題を、電極及びノズ
ルが水冷されるトーチでは抱えている。
ち、旋回気流効果の調整に対する問題点を解決しようと
するもので、2次ガス通路内にインシュレータを介装し
たことにより、2次ガスがこのインシュレータにて整流
されて、この2次ガスによりノズル2より噴出したプラ
ズマアークが再度絞り込まれて、切断溝幅の細い精密な
切断を行なうことができ、またインシュレータの整流通
路により2次ガス流をプラズマアークの旋回流と同一方
向に旋回させることができることにより、被切断材の切
断面の傾斜を垂直方向に変化することができ、さらに、
2次ガスの旋回強度の調節によってプラズマアークの旋
回強度を変えて切断面の傾斜の程度を調節することがで
きるようにした切断用プラズマトーチ及びプラズマ切断
方法を提供することを目的とするものである。
に、本発明に係る切断用プラズマトーチは、プラズマア
ークの旋回流の外周に2次ガスを噴出させるようにした
切断用プラズマトーチにおいて、上記2次ガスを上記プ
ラズマアークの旋回流と同一方向に旋回させる機構を有
し、上記2次ガスの旋回強度により切断面の傾斜の程度
を調整できるようになっている。
るプラズマガスを旋回させるとともに、プラズマ化して
噴射する切断用プラズマトーチにおいて、上記ノズル部
材の外周にテーパ状のガス通路を形成し、このガス通路
に、供給されるガスを旋回させる旋回手段を設けた構成
となっている。
に、2次ガスを噴出させるプラズマ切断方法において、
上記2次ガスを上記プラズマアークの旋回流と同一方向
に旋回させて噴射させ、かつ上記2次ガスの旋回強度に
より切断面の傾斜の程度を調節する。
ラズマアークはプラズマトーチの先端より噴出される。
このとき、プラズマアークの外周から2次ガスが噴出さ
れるが、このときの2次ガスは旋回機構にて整流され
る。プラズマガスはプラズマガス流入路にて旋回流が与
えられ、また2次ガスも旋回機構にて上記プラズマガス
と同一方向の旋回流が与えられることで、プラズマガス
をさらに旋回することできる。このため、2次ガスの旋
回強度の調整によってプラズマアークの旋回強度を変え
て切断面の傾斜の程度を調節することが可能となる。
る。図中1は電極、2はこの電極1の先端に対向する位
置にノズル保持部材3にて保持されて設けられたノズ
ル、4は上記ノズル1の下端部分を除き、その他の部分
を被覆するノズルキャップ、5はこのノズルキャップ4
の外側を被覆するノズル保護キャップである。そして上
記電極1の周囲には、この周囲からノズル2に連通する
プラズマガス通路6が設けてあり、またノズル2とノズ
ルキャップ4との間には冷却水通路7が設けてあり、さ
らに、ノズルキャップ4とノズル保護キャップ5との間
にはノズル2の先端側に開放された2次ガス通路8が設
けられている。上記ノズル保護キャップ5はノズルキャ
ップ4に対して電気的に絶縁された状態となっており、
またノズル2はノズルキャップ4の先端部でも支持され
ている。
あり、この冷却水室9は上記冷却水通路7に連通されて
いる。そしてこれらの一方の冷却水室9に冷却水流入路
10が接続してあり、他方の冷却水通路7に冷却水流出
路10aが接続してある。一方上記プラズマガス通路6
にはプラズマガス流入路11が、また2次ガス通路8に
は2次ガス流入路12がそれぞれ接続してある。13は
上記各部材を支持するトーチ本体で、これは電極1及び
ノズル2に対して絶縁されている。そして上記ノズル保
護キャップ5はこのトーチ本体13に螺着されている。
との間に構成される2次ガス通路8はテーパ環状に形成
されているが、この2次ガス通路8内に絶縁材料にて構
成され、かつスペーサをかねるインシュレータ14が、
ノズルキャップ4及びノズル保護キャップ5のそれぞれ
の壁面に対して気密状にして介装してある。そしてこの
インシュレータ14にはこれの上流側と下流側とを連通
する整流路となる小孔15が円周方向に複数個開口して
ある。この整流通路となる小孔15は図2(a)に示す
小孔15に替えて図2(b)に示すように、内面(ある
いは外面)に溝15aにしてもよい。また本発明の実施
例では、図2(c),(d),(e)に示すように、上
記整流通路となる小孔15及び溝15aは軸心に対して
うず巻き状に設けてある。なお図2(a),(b)に示
したインシュレータ14は2次ガス通路8のテーパ環状
の形状にあわせてテーパ状に形成されているが、このよ
うに形状にかぎるものではなく、図2の(c),
(d),(e)に示すように断面矩形状にして、整流さ
れた2次ガスは軸心方向に流れるようにしてもよい。
ノズル保護キャップ5の開口径φ2との比(φ2 /
φ1 )は1.0〜5.0が適当であり、また好ましくは
2.0〜4.0である。ここでφ2 /φ1 <1.0の場
合にはノズル保護キャップ5の先端がプラズマアークの
熱で変形して損傷してしまい、その上、2次ガスの流れ
を乱してしまう。またφ2 /φ>5.0の場合には、ド
ロスの吹き返りがノズル2及びノズル2の下端面とノズ
ル保護キャップ5の間のギャップ17に付着してダブル
アークが発生してしまう。また上記ギャップ17のギャ
ップ寸法hは0.5〜1.5mmが適当である。ここで
h<0.5mmとした場合、2次ガスの噴出する流速が
速くなりすぎてアークを乱してしまう。上記インシュレ
ータ14はふっ素系等の合成樹脂あるいはセラミックに
て構成する。
アークは、この電極1の周囲に設けられたプラズマガス
通路6に供給されたプラズマガスと共にノズル2及びノ
ズル保護キャップ5の開口部を通って噴出される。この
とき、ノズル2は冷却水通路7を通る冷却水にて冷却さ
れる。また2次ガスは2次ガス通路8を通ってギャップ
17より上記プラズマの周囲を囲繞するようにして噴出
されるが、このときの2次ガスはインシュレータ14を
通る間に整流される。すなわち、環状の2次ガス通路8
を通ってきた2次ガスはインシュレータ14の小孔15
あるいは溝15aにて構成される整流通路を通る間に整
流される。
保護キャップ5の間のギャップ17のギャップ寸法hを
最適値とすることにより、プラズマアークを包囲するよ
うに噴出される2次ガスを十分な流量を十分速い流速で
供給される。またノズル保護キャップ5の開口径φ2 を
最適にとることにより、ピアッシング時のドロスの吹き
上がりからノズル2が保護される。
で、インシュレータ14aは断面形状を矩形にした部材
にて環状に構成されており、このインシュレータ14a
はノズルキャップ4aとノズル保護キャップ5aのそれ
ぞれ対向部に形成した段部に嵌合して取付けられてい
る。そしてこのインシュレータ14aの外周側に整流通
路18が設けられている。
ノズル保護キャップ5aとはインシュレータ14aにて
調心され、両部材の位置決めが容易に行なわれる。
側とを別部材にした例を示す。すなわち、ノズル保護キ
ャップ5bはノズル本体13に螺着される基端部19
と、ノズル2側の先端部20とが別部材になっている。
そしてこの先端部20側に上記インシュレータ14aが
支持されている。上記基端部19と先端部20との結合
は、先端部20側にフランジ部20aを設け、このフラ
ンジ部20aに基端部19の先端側を嵌合固着するか、
あるいはこのフランジ部20aにおいて両者を螺合固着
してもよい。
キャップ5bの先端側が破損するが、この実施例によれ
ば、先端部20だけを交換でき、ノズル保護キャップ全
体を交換するものに対して経済的である。またノズル保
護キャップ5bを基端部19と先端部20とを分割した
ので、それぞれの材質を異ならせることができ、先端部
20は熱伝導のよい材質で構成することで、高温の溶融
金属が付着したとしても、この溶融金属が短時間で冷却
されて剥離しやすくなる。一方基端部19は機械的強度
に優れた材質で構成することで、トーチが被切断材と接
触してもこれが変形しないようになる。
るようにした実施例を示す。すなわち、ノズル保護キャ
ップ5cの基端部19aの内側に環状の冷却水室21を
設け、この冷却水室21に電極1の内側に設けられた電
極1側の冷却水室9に通路22にて連通してある。この
構成によりノズル保護キャップ5cの基端部は冷却水室
21内の冷却水により冷却されこの部分の昇温が抑制さ
れる。
ための構成の他例を示すもので、ノズル保護キャップ5
dの冷却水室21aを上下方向に幅の広い環状に構成し
てその容積を大きくすることにより、この部分の冷却能
力が多くなっている。そしてこの冷却水室21aには電
極1側の冷却水室9に連通する流入側の通路22のほか
に、ノズル2のまわりに設けた冷却水通路7に連通する
出口側の通路23が連通している。
において、これに設けた整流通路18をトーチの中心に
対してうず巻き状にすることにより、ノズル保護キャッ
プのギャップから噴出する2次ガス流を強制された旋回
流にすることができる。さらに電極1の周囲に設けられ
たプラズマガス通路6にプラズマガスを流入するための
複数本のプラズマガス流入路6aを図8に示すようにト
ーチの軸心に対して傾斜させて、プラズマガス通路6に
流入するプラズマガスに旋回流を与えるようにする。ま
たこのとき、ノズル2のオリフィス長Lはオリフィス径
φ1 に対してL/φ1 ≦2の関係にする。この構成にお
いて、2次ガスの旋回方向とプラズマガスの旋回方向と
が同一になるようにする。
(4)で述べたように、作動ガス流量の調節により切断
面の傾斜の程度を調節しようとすると、作動ガス流量が
最適範囲から外れてアークが不安定となる問題がある
が、本実施例では2次ガスをプラズマアークと同一方向
に旋回させることにより、2次ガスの旋回強度の調節に
よってプラズマアークの旋回強度を可変して切断面の傾
斜の程度を調節することが可能となる。そして図7で示
す構成によるプラズマトーチにて被切断材24を切断し
たときに、2次ガスの旋回流の上流側の切断壁24aが
垂直になり、他方の切断壁24bが開先状に傾斜されて
切断される。このように、例えば、2次ガスが上からみ
て右方向に旋回している場合、右側の切断壁24aが垂
直状になる。
る電気化学的な腐食を低減するためには、冷却水を介し
て流れる電流を減少してやらねばらないが、そのために
は、冷却水に接するトーチ本体の金属部分の面積を狭く
してやる必要がある。このことから図1に示すように、
電極1側の冷却水室9とノズル2側の冷却水通路10と
を連通する流入路25に電気絶縁材料にて構成したチュ
ーブ26を嵌合する。
流の外周に2次ガスを噴出させるようにした切断用プラ
ズマトーチにおいて、上記2次ガスを上記プラズマアー
クの旋回流と同一方向に旋回させる機構を有し、上記2
次ガスの旋回強度により切断面の傾斜の程度を調整でき
るようにしたことにより、被切断材の切断面の傾斜を垂
直方向に変化することができ、また2次ガスの旋回強度
を変えて切断面の傾斜の程度が調節できる。
るプラズマガスを旋回させるとともに、プラズマ化して
噴射する切断用プラズマトーチにおいて、上記ノズル部
材の外周にテーパ状のガス通路を形成し、このガス通路
に供給されるガスを旋回させる旋回手段を設けた構成と
なっていることにより、2次ガスはプラズマアークの周
囲に収束され、この2次ガスによってプラズマアークは
これの旋回流が加速されながら良好に整流される。
2次ガスを噴出させるプラズマ切断方法において、上記
2次ガスを上記プラズマアークの旋回流と同一方向に旋
回させて噴射させ、かつ上記2次ガスの旋回強度により
切断面の傾斜の程度を調節するようにしたことにより、
プラズマガスをさらに旋回することできる。このため、
2次ガスの旋回強度の調整によってプラズマアークの旋
回強度を変えて切断面の傾斜の程度を調節することが可
能となる。
ンシュレータのそれぞれ異なる実施例を示す説明図であ
る。
断面図である。
る。
Claims (3)
- 【請求項1】 プラズマアークの旋回流の外周に2次ガ
スを噴出させるようにした切断用プラズマトーチにおい
て、上記2次ガスを上記プラズマアークの旋回流と同一
方向に旋回させる機構を有し、上記2次ガスの旋回強度
により切断面の傾斜の程度を調整できるようにしたこと
を特徴とする切断用プラズマトーチ。 - 【請求項2】 電極とノズル部材との間隙に供給される
プラズマガスを旋回させるとともに、プラズマ化して噴
射する切断用プラズマトーチにおいて、上記ノズル部材
の外周にテーパ状のガス通路を形成し、このガス通路
に、供給されるガスを旋回させる旋回手段を設けたこと
を特徴とする切断用プラズマトーチ。 - 【請求項3】 プラズマアークの旋回流の外周に、2次
ガスを噴出させるプラズマ切断方法において、上記2次
ガスを上記プラズマアークの旋回流と同一方向に旋回さ
せて噴射させ、かつ上記2次ガスの旋回強度により切断
面の傾斜の程度を調節するようにしたことを特徴とする
切断用プラズマトーチにおけるプラズマ切断方法。
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---|---|---|---|
JP6296289A JP2689310B2 (ja) | 1994-11-30 | 1994-11-30 | 切断用プラズマトーチ及びプラズマ切断方法 |
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JP6296289A JP2689310B2 (ja) | 1994-11-30 | 1994-11-30 | 切断用プラズマトーチ及びプラズマ切断方法 |
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JP4072109A Division JP2640707B2 (ja) | 1991-02-28 | 1992-02-24 | 切断用プラズマトーチ |
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