JPH07177004A - 両相信号発生回路 - Google Patents

両相信号発生回路

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JPH07177004A
JPH07177004A JP5317693A JP31769393A JPH07177004A JP H07177004 A JPH07177004 A JP H07177004A JP 5317693 A JP5317693 A JP 5317693A JP 31769393 A JP31769393 A JP 31769393A JP H07177004 A JPH07177004 A JP H07177004A
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phase output
positive
latch circuit
side latch
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JP5317693A
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Inventor
Akira Nishino
章 西野
Makoto Yomo
誠 四方
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 正相出力信号と逆相出力信号が正確に逆相に
なる回路を提供する。 【構成】 マスタ側ラッチ回路20は、入力クロックI
Nの立上がりに同期して逆相出力信号S30bを取り込
んで正相出力信号S20を出力する。スレーブ側ラッチ
回路30は、入力クロックINの立ち下がりに同期して
正相出力信号S20a及び逆相出力信号S20bを取り
込んで相補的な正相出力信号S30a及び逆相出力信号
S30bを出力する。EX−OR回路41は、マスタ側
ラッチ回路20の正相出力信号S20aとスレーブ側ラ
ッチ回路の正相出力信号S30aとの一致/不一致を検
出して正相出力信号S41を出力する。EX−OR回路
42は、マスタ側ラッチ回路20の正相出力信号S20
aとスレーブ側ラッチ回路30の逆相出力信号S30b
との一致/不一致を検出して逆相出力信号S42を出力
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フリップフロップのよ
うな論理回路等のクロック信号等に用いられる正相出力
信号及び逆相出力信号からなる両相出力信号を発生する
シングルバランス変換回路等の両相信号発生回路に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、このような分野の技術としては、
例えば次のような文献に記載されるものがあった。 文献;1991年電子情報通信学会技術研究報告書、N
O.424(1991)藤井・徳島・石川・前多・樋田・
大野・高野著「STM−16用低消費電力16:1MU
X/DMUX DMT LSI」P.93−99 図2は、前記文献に記載された従来の両相信号発生回路
及び両相クロック入力型フリップフロップの回路図であ
る。図2中の両相信号発生回路は、入力信号INを入力
する入力端子1と、入力信号INを反転して逆相出力信
号So 2を出力するインバータ2とで構成されている。
入力端子1には、両相クロック入力型フリップフロップ
3の正相クロック入力端子Cが接続されると共に、信号
反転用のインバータ2を介して両相クロック入力型フリ
ップフロップ3の逆相クロック入力端子C/が接続され
ている。両相クロック入力型フリップフロップ3は、入
力信号INをクロックの正相出力信号So 1とし、逆相
出力信号So 2をクロックの逆相信号として入力端子D
から入力データを取り込み、出力端子Qから出力信号を
出力するフリップフロップである。
【0003】図3は、図2に示す両相信号発生回路のタ
イミングチャートであり、この図を参照しつつ、図2の
動作を説明する。入力端子1に入力される入力信号IN
が低(以下、“L”という)レベルの場合、それがその
まま“L”レベルの正相出力信号So 1として正相クロ
ック入力端子Cに入力される。更に、入力信号INは、
インバータ2で反転され、高(以下、“H”という)レ
ベルの逆相出力信号So 2が逆相クロック入力端子C/
に入力される。又、入力信号INが“H”レベルの場
合、それがそのまま“H”レベルの正相出力信号So
として正相クロック入力端子Cに入力されると共に、イ
ンバータ2で反転されて“L”レベルの逆相出力信号S
o 2が逆相クロック入力端子C/に入力される。以上の
ように、図2の両相信号発生回路では、単相の入力信号
INを入力することにより、正相出力信号So 1及び逆
相出力信号So 2からなる両相出力信号が得られる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
図2のような両相信号発生回路では、次のような課題が
あった。従来の両相信号発生回路は、インバータ2の信
号伝達遅延時間Τがあるため、逆相出力信号So 2が正
相出力信号So 1に比べ信号伝達遅延時間Τだけ遅れ、
共に“H”レベルまたは“L”レベルになるという問題
があった。例えば、クロック両相入力型フリップフロッ
プ3では、入力信号INに対するクロックの位相余裕
は、正相出力信号So 1及び逆相出力信号So 2が正確
に逆相になるとき最大になり、正確な逆相からずれると
位相余裕が小さくなる。そのため、このような正相出力
信号So 1及び逆相出力信号So 2で動作する図2中の
両相クロック入力型フリップフロップ3では、正相出力
信号So 1と逆相出力信号So 2が短い時間でも共に
“L”レベルになると、誤動作の原因となる。従って、
従来の両相信号発生回路では、その用途上の制限を受け
ることになる。本発明は、前記従来技術が持っていた課
題として、正相信号と逆相信号が正確に逆相にならない
という点について解決した両相信号発生回路を提供する
ものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、前記課題
を解決するために、両相信号発生回路は、入力クロック
に同期して逆相出力信号を取り込んで一定の遅延時間T
後に第1の正相出力信号を出力するマスタ側ラッチ回
路、及び該入力クロックと逆相のクロックに同期して該
第1の正相出力信号を取り込んで該遅延時間T後に相補
的な第2の正相出力信号及び該逆相出力信号を出力する
スレーブ側ラッチ回路を有するマスタ・スレーブ型フリ
ップフロップを備えている。更に、前記マスタ側ラッチ
回路の第1の正相出力信号と前記スレーブ側ラッチ回路
の第2の正相出力信号との一致/不一致を検出する第1
の一致/不一致検出手段と、前記第1の一致/不一致検
出手段と同一の遅延時間を有し、前記マスタ側ラッチ回
路の第1の正相出力信号と前記スレーブ側ラッチ回路の
逆相出力信号との一致/不一致を検出する第2の一致/
不一致検出手段とを、設けている。第2の発明は、両相
信号発生回路は、入力クロックに同期して第2の逆相出
力信号及び第2の正相出力信号を取り込んで一定の遅延
時間T後に第1の正相出力信号及び第1の逆相出力信号
を出力するマスタ側ラッチ回路、及び該入力クロックと
逆相のクロックに同期して該第1の正相出力信号及び第
1の逆相出力信号を取り込んで該遅延時間T後に相補的
な該第2の正相出力信号及び該第2の逆相出力信号を出
力するスレーブ側ラッチ回路を有するマスタ・スレーブ
型フリップフロップを備えている。更に、前記マスタ側
ラッチ回路の第1の正相出力信号と前記スレーブ側ラッ
チ回路の第2の正相出力信号との一致/不一致を検出す
る第1の一致/不一致検出手段と、前記第1の一致/不
一致検出手段と同一の遅延時間を有し、前記マスタ側ラ
ッチ回路の第1の正相出力信号と前記スレーブ側ラッチ
回路の逆相出力信号との一致/不一致を検出する第2の
一致/不一致検出手段とを、設けている。第3の発明
は、両相信号発生回路は、入力クロックに同期して第2
の逆相出力信号及び第2の正相出力信号を取り込んで一
定の遅延時間T後に第1の正相出力信号及び第1の逆相
出力信号を出力するマスタ側ラッチ回路、及び該入力ク
ロックを反転したクロックに同期して該第1の正相出力
信号及び第1の逆相出力信号を取り込んで該遅延時間T
後に相補的な該第2の正相出力信号及び該第2の逆相出
力信号を出力するスレーブ側ラッチ回路を有するマスタ
・スレーブ型フリップフロップを備えている。更に、前
記マスタ側ラッチ回路の第1の正相出力信号を反転した
信号と前記スレーブ側ラッチ回路の第2の正相出力信号
との一致/不一致を検出する第1の一致/不一致検出手
段と、前記第1の一致/不一致検出手段と同一の遅延時
間を有し、前記マスタ側ラッチ回路の第1の正相出力信
号を反転した信号と前記スレーブ側ラッチ回路の第2の
逆相出力信号との一致/不一致を検出する第2の一致/
不一致検出手段とを、設けている。
【0006】
【作用】第1の発明によれば、以上のように両相信号発
生回路を構成したので、マスタ側ラッチ回路は、入力ク
ロックに同期して逆相出力信号を取り込んで一定の遅延
時間T後に第1の正相出力信号を出力する。更に、スレ
ーブ側ラッチ回路は、該入力クロックと逆相のクロック
に同期して該第1の正相出力信号を取り込んで該遅延時
間T後に相補的な第2の正相出力信号及び該逆相出力信
号を出力する。一方、第1の一致/不一致検出手段は、
前記マスタ側ラッチ回路の第1の正相出力信号と前記ス
レーブ側ラッチ回路の第2の正相出力信号との一致/不
一致を検出する。更に、第2の一致/不一致検出手段
は、前記第1の一致/不一致検出手段と同一の遅延時間
を有し、前記マスタ側ラッチ回路の第1の正相出力信号
と前記スレーブ側ラッチ回路の逆相出力信号との一致/
不一致を検出する。第2の発明では、マスタ側ラッチ回
路は、入力クロックに同期して第2の逆相出力信号及び
第2の正相出力信号を取り込んで一定の遅延時間T後に
第1の正相出力信号及び第1の逆相出力信号を出力す
る。更に、スレーブ側ラッチ回路は、該入力クロックと
逆相のクロックに同期して該第1の正相出力信号及び第
1の逆相出力信号を取り込んで該遅延時間T後に相補的
な該第2の正相出力信号及び該第2の逆相出力信号を出
力する。一方、第1の一致/不一致検出手段は、前記マ
スタ側ラッチ回路の第1の正相出力信号を反転した信号
と前記スレーブ側ラッチ回路の第2の正相出力信号との
一致/不一致を検出する。更に、第2の一致/不一致検
出手段は、前記第1の一致/不一致検出手段と同一の遅
延時間を有し、前記マスタ側ラッチ回路の第1の正相出
力信号を反転した信号と前記スレーブ側ラッチ回路の逆
相出力信号との一致/不一致を検出する。第3の発明で
は、マスタ側ラッチ回路は、入力クロックに同期して第
2の逆相出力信号及び第2の正相出力信号を取り込んで
一定の遅延時間T後に第1の正相出力信号及び第1の逆
相出力信号を出力する。更に、スレーブ側ラッチ回路
は、該入力クロックを反転したクロックに同期して該第
1の正相出力信号及び第1の逆相出力信号を取り込んで
該遅延時間T後に相補的な該第2の正相出力信号及び該
第2の逆相出力信号を出力する。一方、第1の一致/不
一致検出手段は、前記マスタ側ラッチ回路の第1の正相
出力信号を反転した信号と前記スレーブ側ラッチ回路の
第2の正相出力信号との一致/不一致を検出する。更
に、第2の一致/不一致検出手段は、前記第1の一致/
不一致検出手段と同一の遅延時間を有し、前記マスタ側
ラッチ回路の第1の正相出力信号を反転した信号と前記
スレーブ側ラッチ回路の第2の逆相出力信号との一致/
不一致を検出する。従って、前記課題を解決できるので
ある。
【0007】
【実施例】第1の実施例 図1は、本発明の第1の実施例を示す両相信号発生回路
の回路図である。この両相信号発生回路は、入力クロッ
クINを入力する入力端子9を有している。入力端子9
には、入力クロックINをクロックとして入力するマス
タ・スレーブ型フリップフロップ10が接続されてい
る。このマスタ・スレーブ型フリップフロップ10は、
入力クロックINをクロックとして入力するマスタ側ラ
ッチ回路20及びスレーブ側ラッチ回路30を備えてい
る。マスタ側ラッチ回路20は、遅延型フリップフロッ
プ(以下、D−FFという)で構成され、入力クロック
INの立上がりに同期して逆相出力信号S30bを取り
込んで一定の遅延時間T1の後に正相出力端子Qから第
1の正相出力信号S20を出力する回路である。マスタ
側ラッチ回路20の正相出力端子Qは、スレーブ側ラッ
チ回路30の正相データ入力端子Dに接続されている。
スレーブ側ラッチ回路30も、D−FFで構成され、入
力クロックINの立ち下がりに同期して正相出力信号S
20を取り込んで一定の遅延時間T1の後に相補的な正
相出力信号S30a及び前記逆相出力信号S30bを出
力する回路である。更に、マスタ側ラッチ回路20の正
相出力端子Qは、イクスクルーシブ・オア(以下、EX
−ORという)回路41の一方の入力側に接続されると
共に、EX−OR回路42の一方の入力側に接続されて
いる。スレーブ側ラッチ回路30の正相出力端子Q及び
逆相出力端子Q/は、EX−OR回路41,42の他方
の入力側にそれぞれ接続されている。又、スレーブ側ラ
ッチ回路30の正相出力端子Q及び逆相出力端子Q/
は、マスタ側ラッチ回路20の逆相データ入力端子D/
及び正相データ入力端子Dにそれぞれ接続されている。
EX−OR回路41は、遅延時間T2を有し、マスタ側
ラッチ回路20の正相出力信号S20aとスレーブ側ラ
ッチ回路30の正相出力信号S30aとの一致/不一致
を検出して出力する回路である。又、EX−OR回路4
2は、EX−OR回路41と同一の遅延時間T2を有
し、マスタ側ラッチ回路20の正相出力信号S20aと
スレーブ側ラッチ回路30の逆相出力信号S30bとの
一致/不一致を検出して出力する回路である。
【0008】図4は、図1の両相信号発生回路のタイミ
ングチャートであり、この図を参照しつつ、図1の動作
を説明する。入力クロックINを入力端子9から入力す
ると、マスタ側ラッチ回路20は、入力クロックINの
立上がりに同期して逆相出力信号S30bを取り込んで
一定の遅延時間T1の後に正相出力端子Qから正相出力
信号S20を出力する。更に、スレーブ側ラッチ回路3
0は、入力クロックINの立ち下がりに同期して正相出
力信号S20aを取り込んで一定の遅延時間T1の後に
相補的な正相出力信号S30a及び逆相出力信号S30
bを出力する。一方、EX−OR回路41は、マスタ側
ラッチ回路20の正相出力信号S20aとスレーブ側ラ
ッチ回路の正相出力信号S30aとの一致/不一致を検
出して一定の遅延時間T2の後に正相出力信号S41を
出力する。又、EX−OR回路42は、マスタ側ラッチ
回路20の正相出力信号S20aとスレーブ側ラッチ回
路30の逆相出力信号S30bとの一致/不一致を検出
して一定の遅延時間T2の後に逆相出力信号S42を出
力する。ここで、入力信号INが“H”レベルとなった
場合、遅延時間Τ1遅れて正相出力信号S20が“H”
レベルとなる。更に、遅延時間Τ1+T2遅れて正相出
力信号S41が“H”レベルになり、逆相出力信号S4
2が“L”レベルになる。入力信号INが“L”レベル
になった場合、遅延時間Τ1遅れて正相出力信号S30
aが“H”レベルとなり、逆相出力信号S30bが
“L”レベルになる。更に、遅延時間Τ1+T2遅れて
正相出力信号S41が“L”レベルになり、逆相出力信
号S42が“H”レベルになる。以上のように、本実施
例では、正相出力信号S41と逆相出力信号S42が同
時に“L”レベルになることがない。そのため、このよ
うな正相出力信号S41及び逆相出力信号S42を用い
て、例えば図2中の両相クロック入力フリップフロップ
3を動作させれば、該両相クロック入力フリップフロッ
プ3の誤動作を的確に防ぐことができる。従って、本実
施例の両相信号発生回路の適用可能な範囲を拡大でき
る。
【0009】第2の実施例 図5は、本発明の第2の実施例を示す両相信号発生回路
の回路図であり、第1の実施例を示す図1中の要素と共
通の要素には共通の符号が付されている。この両相信号
発生回路は、図1の両相信号発生回路と同様に、入力ク
ロックINを入力する入力端子9を有している。入力端
子9には、入力クロックINをクロックとして入力する
マスタ・スレーブ型フリップフロップ10Aが接続され
ている。このマスタ・スレーブ型フリップフロップ10
Aは、入力クロックINをクロックとして入力するマス
タ側ラッチ回路20A及びスレーブ側ラッチ回路30A
を備えている。マスタ側ラッチ回路20Aは、入力クロ
ックINの立上がりに同期して逆相出力信号S30Ab
及び正相出力信号S30Aaを取り込んで一定の遅延時
間T1の後に正相出力端子Q及び逆相出力端子Q/から
正相出力信号S20Aa及び逆相出力信号S20Abを
それぞれ出力する回路である。マスタ側ラッチ回路20
Aの正相出力端子Q及び逆相出力端子Q/は、スレーブ
側ラッチ回路30Aの正相データ入力端子D及び逆相デ
ータ入力端子D/にそれぞれ接続されている。スレーブ
側ラッチ回路30Aは、入力クロックINの立ち下がり
に同期して正相出力信号S20Aa及び逆相出力信号S
20Abを取り込んで一定の遅延時間T1の後に相補的
な前記正相出力信号S30Aa及び前記逆相出力信号S
30Abを出力する回路である。更に、マスタ側ラッチ
回路20Aの正相出力端子Qは、EX−OR回路41の
一方の入力側に接続されると共に、EX−OR回路42
の一方の入力側に接続されている。スレーブ側ラッチ回
路30Aの正相出力端子Q及び逆相出力端子Q/は、E
X−OR回路41,42の他方の入力側にそれぞれ接続
されている。又、スレーブ側ラッチ回路30Aの正相出
力端子Q及び逆相出力端子Q/は、マスタ側ラッチ回路
20Aの逆相データ入力端子D/及び正相データ入力端
子Dにそれぞれ接続されている。EX−OR回路41
は、遅延時間T2を有し、マスタ側ラッチ回路20Aの
正相出力信号S20Aaとスレーブ側ラッチ回路30A
の正相出力信号S30Aaとの一致/不一致を検出して
出力する回路である。又、EX−OR回路42は、EX
−OR回路41と同一の遅延時間T2を有し、マスタ側
ラッチ回路20Aの正相出力信号S20Aaとスレーブ
側ラッチ回路30Aの逆相出力信号S30Abとの一致
/不一致を検出して出力する回路である。
【0010】図6は、図5中のラッチ回路20Aの概略
の回路図である。このラッチ回路20Aは、2つの入力
端子D,D/、2つの出力端子Q,Q/、及び1つのク
ロック入力端子CKを有し、2つのトランスファゲート
21,22、4つのバッファ23,24,25,26、
及び2つのインバータ27,28で構成されている。入
力端子Dは、トランスファゲート21のドレインdに接
続され、入力端子D/が、トランスファゲート22のド
レインdに接続されている。クロック入力端子CKは、
トランスファゲート21,22のゲートgに接続されて
いる。トランスファゲート21,22は、入力端子D,
D/から入力した入力信号をクロックに基づいて各ソー
スsから出力するものである。トランスファゲート21
のソースsは、バッファ23の入力側、インバータ27
の入力側、及びインバータ28の出力側に接続され、ト
ランスファゲート22のソースsが、バッファ25の入
力側、インバータ28の入力側、及びインバータ27の
出力側に接続されている。インバータ27,28は、た
すきがけ接続され、メモリセルを構成している。バッフ
ァ23の出力側は、バッファ24を介して出力端子Qに
接続され、バッファ25の出力側が、バッファ26を介
して出力端子Q/に接続されている。尚、ラッチ回路3
0は、ラッチ回路20のクロック入力端子CKを図示し
ないインバータを介してトランスファゲート21,22
のゲートgに接続し、バッファ24,26を削除したも
のである。そのため、ラッチ回路20及びラッチ回路3
0は、同一の遅延時間T1を有し、出力端子Q,Q/か
ら相補的な正相出力信号及び逆相出力信号を正確に出力
する。
【0011】図7は、図5の両相信号発生回路のタイミ
ングチャートであり、この図を参照しつつ、図5の動作
を説明する。入力クロックINを入力端子9から入力す
ると、マスタ側ラッチ回路20Aは、入力クロックIN
の立上がりに同期して逆相出力信号S30Ab及び正相
出力信号S30Aaを取り込んで一定の遅延時間T1の
後に正相出力端子Q及び逆相出力端子Q/から正相出力
信号S20Aa及び逆相出力信号S20Abをそれぞれ
出力する。更に、スレーブ側ラッチ回路30Aは、入力
クロックINの立ち下がりに同期して正相出力信号S2
0Aa及び逆相出力信号S20Abを取り込んで一定の
遅延時間T1の後に相補的な正相出力信号S30Aa及
び逆相出力信号S30Abを出力する。一方、EX−O
R回路41は、マスタ側ラッチ回路20Aの正相出力信
号S20Aaとスレーブ側ラッチ回路の正相出力信号S
30Aaとの一致/不一致を検出して一定の遅延時間T
2の後に正相出力信号S41を出力する。又、EX−O
R回路42は、マスタ側ラッチ回路20Aの正相出力信
号S20Aaとスレーブ側ラッチ回路30Aの逆相出力
信号S30Abとの一致/不一致を検出して一定の遅延
時間T2の後に逆相出力信号S42を出力する。ここ
で、入力信号INが“H”レベルとなった場合、遅延時
間Τ1遅れて正相出力信号S20Aaが“H”レベルと
なり、逆相出力信号S20Abが“L”レベルとなる。
更に、遅延時間Τ1+T2遅れて正相出力信号S41が
“H”レベルになり、逆相出力信号S42が“L”レベ
ルになる。入力信号INが“L”レベルになった場合、
遅延時間Τ1遅れて正相出力信号S30Aaが“H”レ
ベルとなり、逆相出力信号S30Abが“L”レベルに
なる。更に、遅延時間Τ1+T2遅れて正相出力信号S
41が“L”レベルになり、逆相出力信号S42が
“H”レベルになる。以上のように、この第2の実施例
では、第1の実施例と同様に、正相出力信号S41と逆
相出力信号S42が同時に“L”レベルになることがな
い。そのため、このような正相出力信号S41及び逆相
出力信号S42を用いて、例えば図2中の両相クロック
入力フリップフロップ3を動作させれば、該両相クロッ
ク入力フリップフロップ3の誤動作を的確に防ぐことが
できる。従って、本実施例の両相信号発生回路の適用可
能な範囲を拡大できる。
【0012】第3の実施例 図8は、本実施例の第3の実施例を示す両相信号発生回
路の回路図であり、第2の実施例を示す図5中の要素と
共通の要素には共通の符号が付されている。この両相信
号発生回路は、マスタ・スレーブ型フリップフロップ1
0Bを有し、スレーブ側ラッチ回路40が、マスタ側ラ
ッチ回路20Aと同一の構成になっている。入力端子9
とスレーブ側ラッチ回路40のクロック入力端子CKと
の間には、遅延時間T3を有するインバータ51が接続
されている。又、マスタ側ラッチ回路20Aの正相出力
端子Qは、遅延時間T3を有するインバータ52を介し
てEX−OR回路41,42の一方の入力側に接続され
ている。他の構成は、図1の構成と同一である。図9
は、図8の両相信号発生回路のタイミングチャートであ
り、この図を参照しつつ、図8の動作を説明する。入力
クロックINを入力端子9から入力すると、マスタ側ラ
ッチ回路20Aは、入力クロックINの立上がりに同期
して逆相出力信号S40b及び正相出力信号S40aを
取り込んで一定の遅延時間T1の後に正相出力端子Q及
び逆相出力端子Q/から正相出力信号S20Aa及び逆
相出力信号S20Abをそれぞれ出力する。更に、入力
クロックINの立ち下がりがインバータ51で反転さ
れ、一定の遅延時間T3の後にクロックS51が出力さ
れる。スレーブ側ラッチ回路40は、クロックS51に
同期して正相出力信号S20Aaを取り込んで一定の遅
延時間T1の後に相補的な正相出力信号S40a及び逆
相出力信号S40bを出力する。一方、マスタ側ラッチ
回路20Aの正相出力信号S20Aaがインバータ52
で反転され、一定の遅延時間T3の後に出力信号S52
が出力される。EX−OR回路41は、出力信号S52
とスレーブ側ラッチ回路40の正相出力信号S40aと
の一致/不一致を検出して一定の遅延時間T2の後に逆
相出力信号S41Aを出力する。又、EX−OR回路4
2は、出力信号S52とスレーブ側ラッチ回路40の逆
相出力信号S40bとの一致/不一致を検出して一定の
遅延時間T2の後に正相出力信号S42Aを出力する。
ここで、入力信号INが“H”レベルとなった場合、遅
延時間Τ3遅れてクロック信号S51が“L”レベルに
なる。又、遅延時間Τ1遅れて正相出力信号S20Aa
が“H”レベルとなり、逆相出力信号S20Abが
“L”レベルとなる。更に、遅延時間Τ1+T2+T3
遅れて正相出力信号S41Aが“L”レベルになり、逆
相出力信号S42Aが“H”レベルになる。入力信号I
Nが“L”レベルになった場合、遅延時間Τ3遅れてク
ロック信号S51が“H”レベルになる。遅延時間Τ1
+T3遅れて正相出力信号S40aが“H”レベルとな
り、逆相出力信号S40bが“L”レベルになる。更
に、遅延時間Τ1+T2+T3遅れて正相出力信号S4
1Aが“H”レベルになり、逆相出力信号S42Aが
“L”レベルになる。
【0013】以上のように、この第3の実施例では、第
2の実施例と同様に、逆相出力信号S41Aと正相出力
信号S42Aが同時に“L”レベルとなることがない。
従って、第2の実施例と同様に両相信号発生回路の適用
可能な範囲を拡大できる。なお、本発明は上記実施例に
限定されず、種々の変形が可能である。その変形例とし
ては、例えば次のようなものがある。 (a) マスタ側ラッチ回路20,20A及びスレーブ
側ラッチ回路30,30A,40は、遅延時間が同一で
あれば、D−FF以外の他のフリップフロップ等のラッ
チ回路でもよい。 (b) インバータ51,52は、例えば2入力のNA
ND回路またはNOR回路に変えてもよい。この場合、
NAND回路またはNOR回路の一方の入力側は、
“H”レベルまたは“L”レベルに固定する。又、イン
バータ51,52は、EX−OR回路に変えてもよい。
この場合、EX−OR回路の一方の入力側は、“H”レ
ベルに固定する。 (c) EX−OR回路41,42は、イクスクルーシ
ブ・ノア回路にしてもよい。但し、この場合、出力信号
の位相は逆になる。
【0014】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、第1の発明
によれば、正相出力信号と逆相出力信号が同時に“L”
レベルになることがない。又、従来技術では、正相出力
信号と逆相出力信号との間に時間的なズレがあったが、
本発明では時間的なズレを防止し、同一タイミングで出
力することができる。そのため、このような正相出力信
号及び逆相出力信号を用いて、例えば、両相クロック入
力型フリップフロップ等を動作させれば、両相クロック
入力型フリップフロップの誤動作を的確に防ぐことがで
きる。第2の発明によれば、第1の発明とほぼ同様の効
果が得られ、更に、各ラッチ回路に多少ばらつきがあっ
ても、正確に相補的な正相出力信号と逆相出力信号を出
力できる。第3の発明によれば、マスタ側ラッチ回路と
スレーブ側ラッチ回路とを、同一の回路で構成したの
で、比較的簡単な回路によって第1及び第2の発明の効
果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す両相信号発生回路
の回路図である。
【図2】従来の両相信号発生回路と両相クロック入力型
フリップフロップの構成図である。
【図3】図2のタイミングチャートである。
【図4】図1のタイミングチャートである。
【図5】本発明の第2の実施例を示す両相信号発生回路
の回路図である。
【図6】図5中のラッチ回路の回路図である。
【図7】図5のタイミングチャートである。
【図8】本発明の第3の実施例を示す両相信号発生回路
の回路図である。
【図9】図8のタイミングチャートである。
【符号の説明】
10,10A,10B マスタ・スレーブ型フ
リップフロップ 20,20A マスタ側ラッチ回路 30,30A,40 スレーブ側ラッチ回路 41,42 EX−OR回路(一致
/不一致検出手段) 51,52 インバータ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力クロックに同期して逆相出力信号を
    取り込んで一定の遅延時間T後に第1の正相出力信号を
    出力するマスタ側ラッチ回路、及び該入力クロックと逆
    相のクロックに同期して該第1の正相出力信号を取り込
    んで該遅延時間T後に相補的な第2の正相出力信号及び
    該逆相出力信号を出力するスレーブ側ラッチ回路を有す
    るマスタ・スレーブ型フリップフロップと、 前記マスタ側ラッチ回路の第1の正相出力信号と前記ス
    レーブ側ラッチ回路の第2の正相出力信号との一致/不
    一致を検出する第1の一致/不一致検出手段と、 前記第1の一致/不一致検出手段と同一の遅延時間を有
    し、前記マスタ側ラッチ回路の第1の正相出力信号と前
    記スレーブ側ラッチ回路の逆相出力信号との一致/不一
    致を検出する第2の一致/不一致検出手段とを、 備えたことを特徴とする両相信号発生回路。
  2. 【請求項2】 入力クロックに同期して第2の逆相出力
    信号及び第2の正相出力信号を取り込んで一定の遅延時
    間T後に第1の正相出力信号及び第1の逆相出力信号を
    出力するマスタ側ラッチ回路、及び該入力クロックと逆
    相のクロックに同期して該第1の正相出力信号及び第1
    の逆相出力信号を取り込んで該遅延時間T後に相補的な
    該第2の正相出力信号及び該第2の逆相出力信号を出力
    するスレーブ側ラッチ回路を有するマスタ・スレーブ型
    フリップフロップと、 前記マスタ側ラッチ回路の第1の正相出力信号と前記ス
    レーブ側ラッチ回路の第2の正相出力信号との一致/不
    一致を検出する第1の一致/不一致検出手段と、 前記第1の一致/不一致検出手段と同一の遅延時間を有
    し、前記マスタ側ラッチ回路の第1の正相出力信号と前
    記スレーブ側ラッチ回路の逆相出力信号との一致/不一
    致を検出する第2の一致/不一致検出手段とを、 備えたことを特徴とする両相信号発生回路。
  3. 【請求項3】 入力クロックに同期して第2の逆相出力
    信号及び第2の正相出力信号を取り込んで一定の遅延時
    間T後に第1の正相出力信号及び第1の逆相出力信号を
    出力するマスタ側ラッチ回路、及び該入力クロックを反
    転したクロックに同期して該第1の正相出力信号及び第
    1の逆相出力信号を取り込んで該遅延時間T後に相補的
    な該第2の正相出力信号及び該第2の逆相出力信号を出
    力するスレーブ側ラッチ回路を有するマスタ・スレーブ
    型フリップフロップと、 前記マスタ側ラッチ回路の第1の正相出力信号を反転し
    た信号と前記スレーブ側ラッチ回路の第2の正相出力信
    号との一致/不一致を検出する第1の一致/不一致検出
    手段と、 前記第1の一致/不一致検出手段と同一の遅延時間を有
    し、前記マスタ側ラッチ回路の第1の正相出力信号を反
    転した信号と前記スレーブ側ラッチ回路の第2の逆相出
    力信号との一致/不一致を検出する第2の一致/不一致
    検出手段とを、 備えたことを特徴とする両相信号発生回路。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010041156A (ja) * 2008-08-01 2010-02-18 Toshiba Corp 半導体集積回路

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010041156A (ja) * 2008-08-01 2010-02-18 Toshiba Corp 半導体集積回路
US8008946B2 (en) 2008-08-01 2011-08-30 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor integrated circuit

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