JPH07176936A - 自動車用アンテナ装置 - Google Patents

自動車用アンテナ装置

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Publication number
JPH07176936A
JPH07176936A JP5322927A JP32292793A JPH07176936A JP H07176936 A JPH07176936 A JP H07176936A JP 5322927 A JP5322927 A JP 5322927A JP 32292793 A JP32292793 A JP 32292793A JP H07176936 A JPH07176936 A JP H07176936A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
line
antenna
automobile
conductor
impedance
Prior art date
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Pending
Application number
JP5322927A
Other languages
English (en)
Inventor
Akemasa Yoshida
田 明 正 吉
Eiji Koide
出 英 詞 小
Yuichi Murakami
上 裕 一 村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ローコスト、高性能且つ高信頼性を確保した
自動車用アンテナ装置の提供を目的とする。 【構成】 同軸上に配設された第1エレメント1及び多
段の第2エレメント2、3、4、5と、第1エレメント
に給電する同軸線6と、第1及び第2エレメントと同軸
上に配設され、第1エレメントの下部に配設されて第1
エレメントを支持すると共に第1エレメントの入力イン
ピーダンスにより軸方向長さ・径・材質が決定される芯
材7a、芯材の軸方向に沿って配設されて同軸線の中心
導体6aと第1エレメントとを導通させ、入力インピー
ダンスにより径が決定される第1導線7bと、給電線の
外導線6bと接続されると共に芯材の軸方向に沿って配
設され、その中心軸と第1導線の中心軸との距離及び径
が入力インピーダンスにより決定される第2導線7cと
を有したインピーダンス変換線路7とを備えたことを特
徴とする自動車用アンテナ装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車用アンテナ装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の自動車用アンテナ装置として特開
平3−192126号公報に開示される技術が知られて
いる。これは、同軸線の一部を構成する伸縮ケーブルの
役割をする給電線と第1エレメント間に設けられた樹脂
材料にてモールディングされた整合コイルにて効率的に
電力をアンテナに給電している。
【0003】しかし、この技術では、下記制約を受ける
ことになる。第1に、波長換算したアンテナ長によりア
ンテナ入力インピーダンスが決定されるが、同軸線の特
性インピーダンスと第1エレメントの実効抵抗を同一に
する必要がある。第2に第1エレメントのリアクタンス
が負である必要がある。これらの2つの条件を満たすよ
うに第1エレメント長を調整させる必要がある。この時
整合コイルにてインピーダンス虚部をキャンセルでき同
軸線と電気的に整合するものである。
【0004】この構成の自動車用アンテナ装置において
は、定在波比の低い周波数帯域が狭い。即ち、整合され
ている周波数帯域が移動体通信にて使用される周波数帯
域に対して狭く、アンテナとしても性能を確保するに
は、この構成の他に更に整合フィルタを用いる必要があ
り、コスト高となる。更に、コイルにてインダクタンス
を構成しているため、コイルの寸法ずれ及び巻き数変化
や、エレメントの伸縮による付近の他導体との位置関係
変化に対して厳しい管理が必要であって、工数の増加及
びコストアップに繋がる。
【0005】一方、特開昭54−48144号公報に開
示される技術では、第1及び第2エレメントよりスリー
ブアンテナを構成する自動車用アンテナ装置、第1及び
第2エレメントよりダイポールアンテナを構成し、同軸
線間にインピーダンスマッチング用の平衡−不平衡変換
器又はλ/4折り返し線を用いている。
【0006】この構造の自動車用アンテナ装置において
は、第1エレメントと第2エレメントとを共にアンテナ
素子として用いているために、両エレメントと同軸線と
の機械的一体化、もしくは電気的接続が必要であるた
め、構造が複雑になったりコストアップになったりす
る。又、一般的に自動車用ロッドアンテナは車庫及び取
付位置の関係上一定以上長くできない。ところが、第1
及び第2エレメントは共に移動帯通信用アンテナエレメ
ントとして用いるため、他のエレメントを用いるラジオ
用アンテナはその分短くしなければならい。このアンテ
ナは、AM帯波長に対して短く、アンプを用いないとき
にはアンテナ波長に比例して受信感度が決定されるため
に、AM感度の劣化に繋がる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記問題を解決して、
ローコスト、高性能且つ高信頼性を確保した自動車用ア
ンテナ装置の提供を技術的課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記した技術的課題を解
決するため請求項1の発明において講じた技術的手段
は、同軸上に配設された第1エレメント及び多段の第2
エレメントと、第1エレメントに給電する給電線と、第
1及び第2エレメントと同軸上に配設され、第1エレメ
ントの下部に配設されて第1エレメントを支持すると共
に第1エレメントの入力インピーダンスにより軸方向長
さ・径・材質が決定される芯材、芯材の軸方向に沿って
配設されて同軸線の中心導体と第1エレメントとを導通
させ、入力インピーダンスにより径が決定される第1導
線と、給電線の外導線と接続されると共に芯材の軸方向
に沿って配設され、その中心軸と第1導線の中心軸との
距離及び径が入力インピーダンスにより決定される第2
導線とを有したインピーダンス変換線路とを備えたこと
である。
【0009】請求項2の発明において講じた技術的手段
は、インピーダンス変換線路が樹脂材料によりモールデ
ィングされることである。
【0010】
【作用】請求項1の発明の作用を説明する。インピーダ
ンス変換線路を等価回路的に高周波線路として解析する
ことができるため、入力インピーダンスからインピーダ
ンス変換線路の各寸法が定式により求めることができる
ようになり、任意の入力インピーダンスのアンテナ(任
意長さのアンテナ)と任意特性インピーダンスの同軸線
とのインピーダンスマッチングができる。このため、高
周波構造を一体成形することができるようになって、機
械的構造のずれによる電気的特性変化がかなり低減され
る。更に、等価回路として解析できるため、簡単に電気
的特性が解析できる。
【0011】又、アンテナとインピーダンス変換線路と
が一体構造であるため、環境による入力インピーダンス
ずれが少なく高性能且つ高信頼性である。
【0012】更に、モノポールアンテナで実現できるた
めに構造が単純である。
【0013】請求項2の発明の作用を説明する。インピ
ーダンス変換線路が樹脂材料によりモールディングされ
ることによって、第1及び第2導線の損傷や断線を防止
することができる。
【0014】
【実施例】本発明に係る一実施例を図面に基づいて説明
する。
【0015】図1は本発明に係る自動車用アンテナ装置
の構成図、図2は本実施例のインピーダンス変換線路の
拡大図である。
【0016】図1において、4段で筒状に形成される第
2エレメント(2、3、4、5)と同軸上に配設される
第1エレメント1は、自動車電話の電波を送受信するた
めのものであり、第2エレメント5は固定装置10によ
って自動車のボディ11に固定されている。固定装置1
0は固定ポールと固定用ブラケットからなり、固定ポー
ルは自動車のボディ11及び固定用ブラケットを介して
接地されている。第2エレメント5と固定ポール10と
は絶縁され、又、第1エレメント1と第2エレメント
(2、3、4、5)も絶縁されたものである。
【0017】第2エレメント(2、3、4、5)の内部
空間には給電線である同軸線6が貫通しており、給電線
6の最端部には第1エレメント1との間にインピーダン
ス変換線路であるスタブ7が接続されている。スタブ7
は第1エレメント1と接続すると共に、第1エレメント
1のインピーダンスを同軸線6の特性インピーダンスに
変換し、第1エレメント1によって送受信される電波を
効率よく同軸線6に授受するために設けられている。
又、このスタブ7は、樹脂材料によりモールディングさ
れているものである。
【0018】一方、自動車電話機12は、同軸線6及び
スタブ7を介して第1エレメント1に接続され、第1エ
レメント1への給電を行っている。受信の場合、自動車
電話(の周波数)帯の電波を第1エレメント1で受け、
スタブ7、給電線6を介して、自動車電話機13に伝え
ている。
【0019】第1エレメント1を自動車電話のアンテナ
として使用するため、自動車電話帯の波長の約1/2
λ、もしくは5/8λの長さを有している。第2エレメ
ント2はAM/FMラジオのアンテナとして使用され、
FMの波長の1/4λの長さを有するものである。ここ
で、第1エレメント1はUHF帯を自動車電話用のアン
テナとして限定するものではなく、パーソナル無線のア
ンテナとしてもよい。
【0020】図2において、第1エレメント1の下部に
はスタブ7が配設されている。このスタブ7は、第1エ
レメント1が固定されるポリアセタール樹脂製のスタブ
芯材7aと、スタブ芯材7aの外周を軸方向に通って給
電線6の中央部材6a及び第1エレメント1にはんだ付
けされて両者を導通させる第1導線7bと、スタブ芯材
7aの外周の第1導線7bとの反対側に位置し給電線6
の外側部材6bにはんだ付けされた第2導線7cとから
構成されている。尚、第1及び第2導線7b、7cは、
高周波的に損失が少ないものの方が好ましい。
【0021】一方、給電線6は伸縮ケーブル8に収納さ
れていて、この伸縮ケーブル8は、末端を巻線機15
(図1)に接続され、巻線機15は伸縮ケーブル8に設
けられた凹凸8aを利用して巻き取る。巻線機15によ
り伸縮ケーブル8が伸縮させられることで、スタブ7と
一体的となっている第1エレメント1が上下移動し、第
1エレメント1の上下移動に連れて第2エレメント
(2、3、4、5)もそれぞれ上下移動してアンテナの
伸縮が行われるものである。
【0022】以上の構成により、UHF帯の送受信、及
び、AM/FM帯の受信可能な伸縮自在の自動車用アン
テナ装置が構成される。
【0023】図3では、スタブ7を等価回路図に表した
ものである。この図において、Zant(f)〔Ω〕は周波数
f〔Hz〕でのアンテナ入力インピーダンス、Lはスタ
ブ長、Zo〔Ω〕はスタブ特性インピーダンス、Εreff
は導体周囲の媒質の実質的比誘電率、βは位相定数 rad
/m を表し、スタブ付きアンテナの入力インピーダンス
Zin(f) 〔Ω〕は無損失線路として下式に示すように計
算される。
【0024】
【数1】
【0025】但し、
【0026】
【数2】
【0027】
【数3】
【0028】(Dは2線の中心線間距離 m 、dは線径
m ) 上記三つの式を用いて、芯材7aの軸方向長さ・径・材
質と第1及び第2導線7b、7cの中心線間距離・線径
とが導き出すことが可能となる。
【0029】本実施例の自動車用アンテナ装置では、イ
ンピーダンス変換線路を等価回路的に高周波線路として
解析することができるため、任意の入力インピーダンス
のアンテナ(任意長さのアンテナ)と任意特性インピー
ダンスの同軸線とのインピーダンスマッチングができ
る。このため、高周波構造を一体成形するため、機械的
構造のずれによる電気的特性変化が低減される。更に、
等価回路として解析できるため、簡単に電気的特性が解
析できる。
【0030】又、アンテナとインピーダンス変換線路と
が一体構造であるため、環境による入力インピーダンス
ずれが少なく高性能且つ高信頼性である。
【0031】又、モノポールアンテナで実現できるため
に構造が単純である。
【0032】又、スタブ7が樹脂材料によりモールディ
ングされることによって、第1及び第2導線7b、7c
の損傷や断線を防止することができる。
【0033】
【発明の効果】請求項1の発明の効果を説明する。イン
ピーダンス変換線路を等価回路的に高周波線路として解
析することができるため、入力インピーダンスからイン
ピーダンス変換線路の各寸法が定式により求めることが
できるようになり、任意の入力インピーダンスのアンテ
ナ(任意長さのアンテナ)と任意の特性インピーダンス
の同軸線とのインピーダンスマッチングができる。この
ため、高周波構造を一体成形することができるようにな
って、機械的構造のずれによる電気的特性変化がかなり
低減される。更に、等価回路として解析できるため、簡
単に電気的特性が解析できる。
【0034】又、アンテナとインピーダンス変換線路と
が一体構造であるため、環境による入力インピーダンス
ずれが少なく高性能且つ高信頼性である。
【0035】更に、モノポールアンテナで実現できるた
めに構造が単純である。
【0036】請求項2の発明の効果を説明する。インピ
ーダンス変換線路が樹脂材料によりモールディングされ
ることによって、第1及び第2導線の損傷や断線を防止
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動車用アンテナ装置の構成図を
示す。
【図2】本発明に係るインピーダンス変換線路の拡大図
を示す。
【図3】インピーダンス変換線路を等価回路図に表した
ものを示す。
【符号の説明】
1・・・第1エレメント 2、3、4、5・・・第2エレメント 6・・・給電線 7・・・スタブ(インピーダンス変換線路) 7a・・・スタブ芯材 7b・・・第1導線 7c・・・第2導線 8・・・伸縮ケーブル 13・・・自動車電話機(UHF帯送受信機) 14・・・AM/FMラジオ(AM/FM帯受信機) 15・・・巻線機

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同軸上に配設された第1エレメント及び
    多段の第2エレメントと、 前記第1エレメントに給電する給電線と、 前記第1及び第2エレメントと同軸上に配設され、前記
    第1エレメントの下部に配設されて前記第1エレメント
    を支持する芯材、該芯材の軸方向に沿って配設されて前
    記給電線の中心導体と前記第1エレメントとを導通させ
    る第1導線、前記給電線の外導体と接続されると共に前
    記芯材の軸方向に沿って配設される第2導体を有したイ
    ンピーダンス変換線路とを備えたことを特徴とする自動
    車用アンテナ装置。
  2. 【請求項2】 前記インピーダンス変換線路が樹脂材料
    によりモールディングされることを特徴とする請求項1
    記載の自動車用アンテナ装置。
JP5322927A 1993-12-21 1993-12-21 自動車用アンテナ装置 Pending JPH07176936A (ja)

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JP5322927A JPH07176936A (ja) 1993-12-21 1993-12-21 自動車用アンテナ装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999066590A1 (en) * 1998-06-17 1999-12-23 Young Joon Kim Antenna for mobile communications

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999066590A1 (en) * 1998-06-17 1999-12-23 Young Joon Kim Antenna for mobile communications

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