JPH07176328A - ナトリウム系二次電池 - Google Patents

ナトリウム系二次電池

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JPH07176328A
JPH07176328A JP5321850A JP32185093A JPH07176328A JP H07176328 A JPH07176328 A JP H07176328A JP 5321850 A JP5321850 A JP 5321850A JP 32185093 A JP32185093 A JP 32185093A JP H07176328 A JPH07176328 A JP H07176328A
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sodium
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Toshiro Nishi
敏郎 西
Hiroichi Yamamoto
博一 山本
Masakazu Miyaji
正和 宮地
Yasuhiko Tsuru
靖彦 水流
Yoshimi Yashima
吉見 八島
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 金属容器の腐食を防止することができ、性能
の安定した電池を実現する。 【構成】 内部に陽極活物質9が充填された電解質管7
が金属容器3内に収納され、同金属容器3と電解質管7
の間に溶融金属ナトリウム10が充填されて陰極室が形
成され、同陰極室とナトリウム供給管2を介して連通さ
れたナトリウムリザーバ1が上記陰極室の上方に配設さ
れたことによって、電池の充放電時にかかわらず溶融金
属ナトリウム10が常に電解質管7の外面に接触してい
るため、安定した電池性能を維持することができるとと
もに、腐食性が高い陽極活物質9は電解質管7内に充填
されており、金属容器3に接触することがないため、電
池の信頼性の大幅向上が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ナトリウム−硫黄電池
あるいはナトリウム−溶融塩電池等のナトリウム系二次
電池に関する。
【0002】
【従来の技術】ナトリウムを使用する2次電池は、鉛蓄
電池に比べて単位重量当たりのエネルギー密度が約5倍
と高く、エネルギー効率が約70%と高効率であり、自
己放電が少なく、長寿命である。そのため、車載用、電
力貯蔵用のバッテリーとして有望視されている。
【0003】このナトリウム系二次電池は、ナトリウム
と硫黄等をβ''−アルミナ等の固体電解質を介し電気化
学的に反応させることにより充電あるいは放電反応を行
なうことができ、電池に負荷を接続して電流を取り出す
と放電反応を行い、外部から電圧を印加して逆反応を起
こさせると充電反応を行なうものである。
【0004】従来のナトリウム電池の一例は、図3に示
すように、金属容器15内に先端を閉じた円筒状のβ''
−アルミナチューブ16を固体電解質として内蔵し、外
側の陽極室内に硫黄等の導電性溶融体17を収容し、内
側の陰極室内に溶融金属ナトリウム18を収容し、アル
ミナシール部材19で蓋をしたものである。この装置
は、電解質管内部にナトリウムを配したものであり、現
在用いられているナトリウム−硫黄電池の最も一般的な
構造である。
【0005】従来のナトリウム電池の他の例は、図4に
示すように、金属容器20内に先端を閉じた円筒状の
β''−アルミナチューブ21を固体電解質として内蔵
し、内側の陽極室内に硫黄等の導電性溶融体22を収容
し、外側の陰極室内に溶融金属ナトリウム23を収容
し、アルミナシール材24で蓋をしたものである。
【0006】この装置の特徴としては、ナトリウム23
の液面の上下動を防止するために、更に、ナトリウム−
アジド(NaN3 )25のペレットを底部のナトリウム
23と一緒に封入していることがある。このナトリウム
−アジドは、作動温度付近では以下の反応でガス
(N2 )を発生し、その内圧でナトリウム23は常に電
解質管の外側に接している。
【0007】2NaN3 →2Na+3N2 この装置は、電解質管外部にナトリウムを配したもので
あるが、その実施例は少ない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来のナトリウム電池
においては、それぞれ以下の課題があった。 (1) 上記の電解質管の内部にナトリウムを配する装
置においては、腐食性の強い硫黄あるいは溶融塩等が電
解質管の外側に存在するため、金属容器は腐食性雰囲気
に晒されることになる。そのため、金属容器をMo等の
金属により被覆する必要がある。これ等の被覆は、耐蝕
性に関して完全であるという実証はなされていないだけ
でなく、コスト的にも高価である。 (2) 電解質管の内部に硫黄あるいは溶融塩等を配す
る装置においては、大部分の腐食性物質は電解質管との
み接するため、耐蝕性は大幅に向上する。しかしなが
ら、ナトリウム−アジド(NaN3 )の熱分解による内
圧を利用したナトリウムの液面レベルの制御では、以下
の課題がある。
【0009】まず、ナトリウム−アジドのコストが高い
ことである。次に、その熱分解は300℃以上で起こる
ため、200℃程度で作動する塩化物系の溶融塩を用い
るナトリウム系二次電池では、内圧制御ができないこと
である。本発明は上記の課題を解決しようとするもので
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のナトリウム系二
次電池は、内部に陽極室が形成され陽極活物質が充填さ
れた電解質管、同電解質管が内部に収納され同電解質管
との間に形成された陰極室に溶融金属ナトリウムが充填
された金属容器、同金属容器に一端が接続されたナトリ
ウム供給管、および同ナトリウム供給管の他端がその底
部に接続され上記陰極室の上方に配設されたナトリウム
リザーバを備えたことを特徴としている。
【0011】
【作用】上記において、電池の放電時には溶融金属ナト
リウムの液面は充電時に比べて低下するが、金属容器と
電解質管の間に形成された陰極室とナトリウムリザーバ
はナトリウム供給管により連通しており、ナトリウムリ
ザーバは上記陰極室の上方に配設されているため、電池
の放電時においても溶融金属ナトリウムの液面をナトリ
ウムリザーバ内とし、陰極室内は常に溶融金属ナトリウ
ムが充満した状態とすることができる。
【0012】そのため、陰極室の内壁を形成する電解質
管の外面に常に溶融金属ナトリウムが接触しているた
め、安定した電池性能を維持することが可能となる。ま
た、陽極活物質は腐食性が高いが、電解質管内に充填さ
れており、金属容器と接触することがないため、金属容
器を腐食あるいは破損させることがなく、電池の信頼性
の大幅向上が可能となる。
【0013】
【実施例】本発明の一実施例を図1により説明する。図
1に示す本実施例は、内部に硫黄あるいは溶融塩等から
なる陽極活物質9が充填される電解質管のベータアルミ
ナ管7、同ベータアルミナ管7が内部に収納され同ベー
タアルミナ管7との間に形成された陰極室に溶融金属ナ
トリウム10が注入される金属容器3、同金属容器3と
上記ベータアルミナ管7の上端に設けられ金属容器3と
熱拡散接合により接合されベータアルミナ管7とガラス
シール8を介して接合され金属容器3とベータアルミナ
管7の間を密閉するアルミナリング6、上記ベータアル
ミナ管7に挿入され耐蝕処理が施された陽極集電棒4が
貫通し上記アルミナリング6に熱拡散接合された金属製
蓋5、上記金属容器3の底部に一端が接続されたナトリ
ウム供給管2、および同ナトリウム供給管2の他端がそ
の底部に接続され上記金属製蓋5の上方に配設されたナ
トリウムリザーバ1を備えている。
【0014】上記において、金属容器3とベータアルミ
ナ管7の間の陰極室と、この陰極室がナトリウム供給管
2により連通されたナトリウムリザーバ1に充填された
ナトリウム10は、電池の充電時の液面aは高く、放電
時の液面bはこれよりも低下するが、上記ナトリウムリ
ザーバ1の底面がアルミナリング6の位置より高いた
め、充放電時のナトリウム10の液面a、bをナトリウ
ムリザーバ1内とし、陰極室内は常にナトリウム10が
充満した状態とすることができる。
【0015】そのため、陰極室の内壁を形成するベータ
アルミナ管7の外面に常にナトリウム10が接触してお
り、安定した電池性能を維持することができる。また、
腐食性物質である陽極活物質はベータアルミナ管7内に
充填されており、金属容器3と接触しないため、金属容
器3を腐食あるいは破損させることがなく、電池の信頼
性の大幅な向上が可能となった。
【0016】次に、上記陽極室とナトリウムリザーバ1
内へのナトリウム10の充填要領について、図2により
以下に説明する。まず、ナトリウムリザーバ1の上部に
ナトリウム注入管11を取り付け、また、金属容器3の
底部にガス抜き管12を取り付ける。
【0017】次に、ナトリウム注入管11からナトリウ
ム10を所定量注入した後、封入口13及び封入口14
の順番で封入・切断する。その後、ナトリウム供給管2
を折り曲げ、図1に示す配置として完了する。
【0018】
【発明の効果】本発明のナトリウム系二次電池は、内部
に陽極活物質が充填された電解質管が金属容器内に収納
され、同金属容器と電解質管の間に溶融金属ナトリウム
が充填されて陰極室が形成され、同陰極室とナトリウム
供給管を介して連通されたナトリウムリザーバが上記陰
極室の上方に配設されたことによって、電池の充放電時
にかかわらず溶融金属ナトリウムが常に電解質管の外面
に接触しているため、安定した電池性能を維持すること
ができるとともに、腐食性が高い陽極活物質は電解質管
内に充填されており、金属容器に接触することがないた
め、電池の信頼性の大幅向上が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る装置の説明図である。
【図2】上記一実施例に係る溶融金属ナトリウムの充填
・封入要領の説明図である。
【図3】従来の装置の一例の説明図である。
【図4】従来の装置の他の例の説明図である。
【符号の説明】
1 ナトリウムリザーバ 2 ナトリウム供給管 3 金属容器 4 陽極集電棒 7 ベータアルミナ管 9 陽極活物質 10 溶融金属ナトリウム
フロントページの続き (72)発明者 水流 靖彦 横浜市金沢区幸浦一丁目8番地1 三菱重 工業株式会社基盤技術研究所内 (72)発明者 八島 吉見 横浜市金沢区幸浦一丁目8番地1 三菱重 工業株式会社基盤技術研究所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に陽極室が形成され陽極活物質が充
    填された電解質管、同電解質管が内部に収納され同電解
    質管との間に形成された陰極室に溶融金属ナトリウムが
    充填された金属容器、同金属容器に一端が接続されたナ
    トリウム供給管、および同ナトリウム供給管の他端がそ
    の底部に接続され上記陰極室の上方に配設されたナトリ
    ウムリザーバを備えたことを特徴とするナトリウム系二
    次電池。
JP32185093A 1993-12-21 1993-12-21 ナトリウム系二次電池 Expired - Fee Related JP3377579B2 (ja)

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WO2011148631A1 (ja) 2010-05-25 2011-12-01 Ohkawa Hiroshi 固体電解質二次電池
WO2011152028A1 (ja) 2010-05-31 2011-12-08 Ohkawa Hiroshi 固体電解質二次電池

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WO2011148631A1 (ja) 2010-05-25 2011-12-01 Ohkawa Hiroshi 固体電解質二次電池
WO2011152028A1 (ja) 2010-05-31 2011-12-08 Ohkawa Hiroshi 固体電解質二次電池
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