JPH07176292A - ガス放電装置 - Google Patents

ガス放電装置

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JPH07176292A
JPH07176292A JP6190780A JP19078094A JPH07176292A JP H07176292 A JPH07176292 A JP H07176292A JP 6190780 A JP6190780 A JP 6190780A JP 19078094 A JP19078094 A JP 19078094A JP H07176292 A JPH07176292 A JP H07176292A
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JP
Japan
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gas discharge
gas
cathode
anode
electrons
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Pending
Application number
JP6190780A
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English (en)
Inventor
Michael J Lengyel
ジェイ.レンジェル マイケル
Douglas A Kirkpatrick
エイ.キルクパトリック ダグラス
Iii George L Bergeron
エル.バーゲロン,サード ジョージ
Otto J Hunt
ジェイ.ハント オットー
James J Hickman
ジェイ.ヒックマン ジェームズ
Stanley E Busby
イー.バズビー スタンレイ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SCI APPL INTERNATL CORP
Science Applications International Corp SAIC
Original Assignee
SCI APPL INTERNATL CORP
Science Applications International Corp SAIC
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Filing date
Publication date
Application filed by SCI APPL INTERNATL CORP, Science Applications International Corp SAIC filed Critical SCI APPL INTERNATL CORP
Publication of JPH07176292A publication Critical patent/JPH07176292A/ja
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J61/00Gas-discharge or vapour-discharge lamps
    • H01J61/02Details
    • H01J61/04Electrodes; Screens; Shields
    • H01J61/06Main electrodes
    • H01J61/067Main electrodes for low-pressure discharge lamps
    • H01J61/0672Main electrodes for low-pressure discharge lamps characterised by the construction of the electrode
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J1/00Details of electrodes, of magnetic control means, of screens, or of the mounting or spacing thereof, common to two or more basic types of discharge tubes or lamps
    • H01J1/02Main electrodes
    • H01J1/30Cold cathodes, e.g. field-emissive cathode
    • H01J1/304Field-emissive cathodes
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J17/00Gas-filled discharge tubes with solid cathode
    • H01J17/02Details
    • H01J17/04Electrodes; Screens
    • H01J17/06Cathodes
    • H01J17/066Cold cathodes

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  • Discharge Lamp (AREA)
  • Vessels And Coating Films For Discharge Lamps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ガス放電の作動寿命が長くなるような適切な
形状と物質を備えたフィールド・エミッター・アレイを
提供すること。従来のランプより効率よく光を発生さ
せ、且つ寿命が長く信頼性のあるガス放電ランプを提供
すること。 【構成】 ガス放電装置は、低圧ガスを収容する容器
と、極微細なエミッター素子を備えるフィールド・エミ
ッター・アレイとを有している。極微細なエミッター素
子は、ガス中に電子を放射する。このガス放電装置は、
例えばガス放電ランプに使用することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はガス放電装置に関する。
特に、放電を開始・継続させる電界放射(フィールド・
エミッション)の原理で動作する極微細な電子エミッタ
ーのアレイを使用したガス放電装置に関する。本発明
は、従来のガス放電装置に比較して多数の利点を持った
ガス放電装置を提供する。本発明は、種々の非発光性ア
プリケーションのみならず、蛍光灯等のガス放電ランプ
に使用される。
【0002】
【従来の技術】ガス放電には、背景ガスがイオン化し放
電が拡がっている間、カソードからアノードへ動く自由
電子の発生源を必要とする。カソードでは、電子は、熱
イオン放射プロセスや二次電子放射プロセスによって電
子が発生される。熱イオン放射プロセスでは、電子を周
囲に遊離させるに充分な高温まで温度が上がる仕事率の
低い物質が使われる。二次電子放射プロセスでは、イオ
ン、他の電子、光子がカソードに衝突するときに電子を
遊離させるため、二次電子生成効率の高い物質が使われ
る。
【0003】熱イオンによる電子発生を行うカソード
は、一般に、バリウム、ストロンチウム、スカンジウム
などのレアメタル(希少金属)の化合物で作られる。原
料の組み合わせとしては、仕事関数が低く気化の割合が
低いものを選ぶ。なぜなら、前者がカソードの温度を決
め、後者がカソードの作動耐久年数を決めるからであ
る。エミッター原料は作動時には非常に高い温度、一般
に1000℃以上にまで温められる。作動温度におい
て、エミッターの原料による電子の発熱の影響は、原料
の結合エネルギーより高い熱的運動エネルギーを持つ電
子の数により与えられる。これにより、これらの電子が
効率的に原料から遊離し自由になる。それ故、派生して
生じた外場によりこれらの電子は容易に遊離される。
【0004】熱イオンによる電子発生を行うカソードの
作動特質も、以下の欠点をもたらしている。第一に、カ
ソードは、自由電子を発生させるために非常に高い温度
にまで温められる。この温度上昇には、普通、外部に派
生された力が必要である。ある場合においては、この力
は、ガス放電によりエミッターの逆衝突(BASK-BOMBARD
MENT)により誘導される。第二に、カソードが温度上昇
するにつれて、カソード上の原子発生原料は、周囲の環
境に徐々に、気化流出していく。この気化流出の割合
が、一般的にカソードの作動寿命を決定する。この気化
流出をする原料も、ガス放電装置の化学的に感度の良い
別の原料、例えば、発光性化合物などの働きに有害な影
響を与える。最後に、カソード原料は、カソードの温度
上昇により、かなり化学反応を引き起こす。そして、そ
れ故に処理を行う際に、このシステムの別の原料がカソ
ードの電子発生原料と反応したり、害することの無いよ
うに注意をしなくてはいけない。
【0005】二次的電子放射プロセスを使用するように
設計されたカソードは、自己継続性を有するカスケード
過程を開始するためのイオンや電子や光子に依存してい
る。アーク光の粒子の数が一定もしくは増加しているな
らば、投射された粒子は、カソードの物質より電子を一
つないしはそれ以上遊離させるだけのエネルギーを持っ
ていなくてはならない。ガス放電におけるアーク光のカ
ソードからの放射は、イオンの衝突によるものである。
また投射イオンが、表面での衝突の結果としてカソード
基版と充分なエネルギーをもって結合すると、その結果
として装置から反拡散電子(counter-propagating elec
trons )の遊離に必要な量より大きなエネルギーがロス
されてしまう。この非常に大きな非能率性が、二次電子
放射を敬遠する根本的な理由である。
【0006】ガス放電ランプは、電子流を使って励起し
たガス原子により光を発生させるランプである。図1
に、蛍光灯100による従来のガス放電ランプの簡単な
例を記す。蛍光灯100の本体は、管ガラスもしくは水
晶容器110からできている。容器110は、種々の形
や大きさからつくられる。容器110の内側の表面は、
光ルミネセンスリン光115の化合物で被われている。
光ルミネセンスリン光は、紫外線に反応して可視光線を
発するリン光である。容器110は、一般には2〜10
トル(Torr)の低圧のアルゴンガスもしくはクリプトン
ガスと少量の水銀で満たされている。水銀は、室内の温
度で非金属の状態にまで圧縮されており、通常の作動温
度では気体になっている。衝突で励起した電子により、
水銀原子は励起されて紫外線と可視光線を発する。アル
ゴンガスもしくはクリプトンガスは、緩和ガス(バッフ
ァーガス)であり、容器110の内側がイオン化するの
を促している。
【0007】従来の、カソードが高温になる蛍光灯で
は、両端が熱イオンカソードとアノードからできてい
る。これらは、アノード/カソード120とカソード/
アノード130として図1に記されている。ACサイク
ル(例えば、60Hz)の1/2サイクルの間、一端の
カソードと他端のアノードとを振動するランプにかかる
印加電圧が上がる。そして、後の1/2サイクルの間、
両端は逆の働きをする。任意の1/2サイクルの間、カ
ソードはアーク光に電子を放射し続ける。ランプの他端
のアノードは、電子の主な受け取り口そしてランプのキ
ャリアーの流れとして働く。アノードは一般に、モリブ
デン線またはその他の耐火性金属や合金からできてい
る。ランプが作動しているときアノードが加熱している
ためにすぐに融除しないように耐火性金属を必要とす
る。
【0008】可視光線の代わりに紫外線が必要ならば、
リン光のコーティングをしない。そして、水晶などの紫
外線を通し易い金属で容器を作れば良い。紫外光源は、
例えば、水洗浄に使用される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来のガス放電ランプ
はカソードの性質と直に関係のある障害、例えば相対的
に寿命が短い、機械的障害を受け易いなどの障害が多く
ある。従来の、カソードが高温になる蛍光灯や紫外線ラ
ンプは、カソードを高温に保ち続けるための電気的な力
を必要とする。これは、エネルギーの浪費である。従来
のカソードが低温である蛍光灯や紫外線ランプでさえあ
まり効率的ではない。なぜなら、これらのランプのカソ
ードは、高いカソード・フォール電圧をもつ(このカソ
ード・フォール電圧はアーク光とカソードとのポテンシ
ャルの違いによるものである)。
【0010】したがって、本発明の目的は、カソードに
極微細なエミッター素子を用いたフィールド・エミッタ
ー・アレイを使用したガス放電を開始、継続させるため
の改良された技術を提供することである。
【0011】本発明の他の目的は、ガス放電の作動寿命
が長くなるような適切な形状と物質を備えたフィールド
・エミッター・アレイを提供することである。
【0012】本発明のさらに他の目的は、カソードに極
微細なエミッター素子を用いたフィールド・エミッター
・アレイを使用した改良されたガス放電ランプを提供す
ることである。
【0013】本発明のその他の目的は、従来のランプよ
り効率よく光を発生させ、且つ寿命が長く信頼性のある
蛍光灯やネオンランプなどの種々のガス放電ランプを提
供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、低圧ガ
スを収容した容器と、カソードを形成し、電子を前記ガ
ス中に放射する極微細なエミッター素子を有するフィー
ルド・エミッター・アレイと、前記カソードと離して設
けられたアノードと、前記カソードおよび前記アノード
にそれぞれ接続され、ガス放電が前記カソードおよび前
記アノード間を閉回路にするように、前記カソードおよ
び前記アノード間に電圧ポテンシャルを供給する第一お
よび第二の導体とを有するガス放電装置が得られる。
【0015】本発明の第一の態様によるガス放電装置
は、低圧ガスを含む容器を持つ。フィールド・エミッタ
ー・アレイは、容器内部に位置しカソードを形成してい
る。フィールド・エミッター・アレイは、ガス中に電子
を発生させる極微細なエミッター素子を含んでいる。ア
ノードは容器内にカソードと離れた位置にある。第一の
コンダクターはカソードに、第二のコンダクターはアノ
ードにつながっており、ガス放電装置を作動させるため
にカソードとアノードの間には、電圧がかけられてい
る。この電圧により、カソードとアノードとの間の回路
を結ぶガス放電が生じる。一般的に、ガスには、0.1
トル(Torr)〜10トル(Torr)の圧力がかけられてお
り、極微細なエミッター素子は、基板よりロッドが突き
出ており、最大横幅が100ミクロン以下である。
【0016】発明の他の態様によるガス放電ランプは、
ガスが電子により励起したときに光子を発生するような
ガスを内包する容器を有している。容器は、光が発生す
るために少なくとも一部が透明である。フィール・ドエ
ミッター・アレイは、ガスを励起させるためにガス中に
電子を発生させる極微細なエミッター素子を含んでい
る。良い具体例としてのガスは水銀である。発光性化合
物でコーティングするのは、可視光線中のガスによって
発生した光子を保護するためである。
【0017】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0018】図2は、本発明の一実施例によるガス放電
ランプ200を示す。ランプ200は、ガラスあるいは
水晶でできた容器210を有している。ランプが紫外光
源として使用される場合には、水晶容器が望ましい。容
器210の内面は、従来のフォトルミネッセンス燐光コ
ーティング215で被覆できる。容器210は、アルゴ
ンやクリプトン等の不活性ガスおよび小量の水銀で低圧
に満たされている。
【0019】同一構成の二つのカソードーアノード電極
アセンブリ230および250は、容器210内に設け
られ、電子を交互に発生したり収集したりする。両アセ
ンブリ230および250間に電圧ポテンシャルが供給
されると、両アセンブリ間にガス放電が発生する。ガス
放電は、両アセンブリ間に電気的回路を作る。
【0020】両アセンブリは、AC(交流)電源900
によって交互に励起される。すなわち、アセンブリ23
0がカソードとして動作するときには、アセンブリ25
0はアノードとして動作し、さらに逆にも動作する。ア
センブリ230および250の詳細な構成については、
後述する。
【0021】本説明のため、アセンブリ230が電子を
発生するのに使用され、アセンブリ250が電子収集器
として動作する励起サイクルのある相に関する説明に限
定する。多種類の発振波形が放電を励起させ得ること
は、当業技術者には、自明のことである。目的に応じ
て、例えば大電力電子保護装置では、DC(直流)電圧
が使用できる。
【0022】アセンブリ230は第一のポテンシャルで
ある+770ボルトに、アセンブリ250は第二のポテ
ンシャル、すなわちグランドに接続されている。アセン
ブリ250は事実上電子の供給量が制限されないような
電子供給が可能である。アセンブリ230および250
間のガスがアーク状伝播をもたらす。
【0023】従来のホット・カソードで冷カソード・ラ
ンプに対して、本実施例のアセンブリ230および25
0におけるカソードは、電子を容器210に放射する極
微細なエミッター素子を備えたフィールド・エミッター
・アレイを使用している。本実施例では、アセンブリ2
30および250近傍のアーク発生および拡散から離れ
たガス放電において、アーク拡散の一般的性質は変化し
ない。
【0024】図3は、電極アセンブリ250の詳細図で
ある。アセンブリ230は、アセンブリ250と同様で
ある。図3に示されるように、アセンブリ250は、ア
センブリが電子収集器として動作するとき電子を収集す
る収集アノード252と、アセンブリ250が電子源と
して動作すると電子を放射する極微細なエミッター素子
を備えたフィールド・エミッター・アレイ254とを有
している。本実施例において、収集アノード252は、
平らな環状形状である。金属メッシュ255が、フィー
ルド・エミッター・アレイ254の反対側の環状開口を
覆っている。アセンブリ250が電子収集器として動作
するとき、メッシュ255はアノード252と電気的に
接続され電子を収集する。平らな環状形状およびスクリ
ーンの代わりに、フィールド・エミッター・アレイ25
4の前面に同一な電界構造をもたらす他の位置関係が使
用可能である。
【0025】タングステン、モリブデン、同様な合金等
の良導体で溶けにくい金属が、アノードおよびメッシュ
金属として最良である。しかしながら、低電力密度への
適用の場合には、低溶解点金属やニッケル等の合金が適
している。ランプとして動作させる場合には、非常に小
量のアノードおよび/またはメッシュ物質はいずれかの
アセンブリから取り去ることができる。したがって、鉄
などのようにフィールド・エミッター・アレイ254を
被覆したり酸化させる物質は、アノード252およびメ
ッシュ255では避けることができる。
【0026】図4は、フィールド・エミッター・アレイ
254の基本パラメータを示している。本実施例では、
フィールド・エミッター・アレイ254は、シリコン基
板420に埋め込まれた極微細な二珪化タンタル(tant
alum disilicide )のロッド410のアレイから成る。
ロッドは、基板の主表面に対してほぼ直角になってお
り、メッシュ255と向かい合うアレイの前面254a
から突き出している。基板表面から上のロッド部分が、
極微細なエミッター素子を構成している。図4に示され
ているロッドは、肉眼で見るには小さすぎるので、図3
では見えていない。本実施例では、ロッドは、容器21
0内でアルゴン、クリプトン、水銀に化学的に反応しな
いので、基板表面から上のロッド部分は保護物質で被覆
されていない。しかしながら、他の例では、ロッドは化
学的に反応しないように被覆することが必要である。例
えば、水蒸気環境では、ロッドは化学的に不活性にする
ために金や他の物質で被覆しなければならない。
【0027】印加された電界の影響により、二珪化タン
タルのロッドのそれぞれが、極微細なフィールド。エミ
ッターとして動作する。フィールド・エミッター・アレ
イ中でのエミッターは、その高さH、平均横方向間隔
S、平均のチップ曲率半径R、およびベースにおけるロ
ッドの最大横断面寸法Dによって特徴付けられている。
ロッドの断面が円形である場合、最大横断面寸法は、ロ
ッドの直径である。
【0028】図5は、メッシュ255と向かい合うフィ
ールド・エミッター・アレイの表面のSEM(scanning
electron microscope)写真であり、その倍率は2,4
60倍である。図5には、基準として、10μm(10
ミクロン)のスケールが示されている。この図では、白
のスパイク状が二珪化タンタル・ロッドの端部である。
黒い部分は、シリコン基板である。
【0029】本実施例においては、ロッドは、シリコン
基板表面からほぼ8.0〜8.1ミクロン突き出た高さ
Hだけ伸び、80〜120オングストロームのチップ曲
率半径Rを持ち、約106 /cm2 の面積密度を持って
いる。この面積密度は、約10ミクロンの横方向間隔S
に対応する。アレイ全体を通してロッドからの電流が比
較的均一になるように、基板上のロッドの配置がロッド
間で比較的均一であることが重要である。ある例では、
ロッドは、0.01〜100ミクロン最大横断面寸法D
と、0.5〜100ミクロンの高さHと、104 /cm
2 〜 108 /cm2 の面積密度を持つことができる。
【0030】本実施例では、アレイ254のシリコン基
板の厚さは、0.5ミリメートルである。二珪化タンタ
ル・ロッドは、シリコン基板を完全に貫通してメッシュ
255と向かい合わない裏面254bまで達している。
ロッドの端は、裏面254bと同一面になっている。ロ
ッドは、裏面254bをコーティングしたTi−Ni−
Au(チタン−ニッケル−金)を介して、電気的接触が
取られている。Ti−Ni−Auコーティングは、チタ
ン(約50ナノメートル)、ニッケル(約150ナノメ
ートル)、および金(約500ナノメートル)の蒸着膜
を順次コーティングし、その後アレイ254をアニーリ
ングする。コーティングは、約350℃で約15分間行
われる。Ti−Ni−Auコーティングは、ロッドと基
板との両方お接触させ、アレイの電気的接触に加えてロ
ッドと基板との間のショットキー・バリアを橋絡する。
Ti−Ni−Auコーティングは、肉眼で見るには薄す
ぎるので、図3では見えていない。
【0031】基板は、電子流によって二珪化タンタル・
ロッド内に発生した熱のヒートシンクの役目を果たすの
で、基板は比較的厚いことが望ましい。基板が比較的厚
いということは、Ti−Ni−Auコーティングした部
分のロッド部分から電子放射するロッド先端までのロッ
ド長が比較的長いことを意味する。この長さは、ロッド
内に電気抵抗をもたらすが、これにより電流が大量に流
れることをロッドが抑えている。極微細なエミッター素
子を備えた二珪化タンタルのアレイは、種々の利点を有
している。すなわち、充分に均一な微細構造および有効
な熱伝導性を有し、高温では比較的不活性である。他の
物質と異なり、タンタルの熱伝導率は、温度上昇にによ
り高くなる。このタンタルの性質は、エミッターを許容
温度に保つように働く。
【0032】図3〜4を参照して、実験室できたアセン
ブリの寸法および他の詳細構成について述べる。収集ア
ノード252およびフィールド・エミッター・アレイ2
54は、円形のセラミック・リング253によって、
0.50〜0.25ミリメートル離して保持されてい
る。リングの外周は約9ミリメートルであり、内径は約
5ミリメートルである。この実施例において、リング2
53は、MACOR等のセラミックからできている。メ
ッシュ255は、リング253と収集アノード252と
の間に取り付けられている。フィールド・エミッター・
アレイ254は、タングステン・カソード・コンタクト
256に設けられたくぼみ256aの中に配置されてい
る。コンタクト256の寸法は、二つのセラミック25
7aおよび257bは、フィールド・エミッター・アレ
イ254と反対側のコンタクト256の端部256bに
はめ込まれている。リング257aおよび257bは、
リング253と同じ寸法を有し、MACOR等のセラミ
ックからできている。
【0033】アセンブリ全体は、図3に示すように、収
集アノード252によって形成されたカン内に保持され
ている。保持リング258は、収集アノード252の裏
側の開口部に挿入され、セラミック・リング257bに
押し付けられている。保持リング258は、内部部材の
動きを防止する位置にスポット溶接されている。コンタ
クト・ワイヤ259および260が、(収集アノード2
52と電気的に接触している)保持リング258および
カソード・コンタクト256と、それぞれコンタクト2
59aおよび260aを介して、接続されている。
【0034】実験機では、電子収集器として動作するア
センブリ230のリード259および260は、+77
0ボルトの電源に接続され、電子源として動作するアセ
ンブリ250のリード259および260は接地されて
いる。ランプ200が直流電源で使う場合、数ミリアン
ペアの電流が流れ、可視光および紫外光を発生する。
【0035】真空フィールド・エミッター・プロセス
は、エミッター表面の仕事関数に敏感である。外部環境
とのエミッター物質の反応は、避けるべき可能な不都合
な立場である。なぜなら、酸化表面の薄層は、三つまた
はそれ以上の要因により得られる放射電流を達成するの
に必要なフィールドを変更するからである。二次反応の
可能性は、物質の実際の化学反応なしに、ガス分子がエ
ミッター表面へ吸収されることである。吸収された分子
は、エミッター表面の仕事関数を変更してパフォーマン
スWP確実に低下させる。
【0036】イオンの逆衝突(BACK-BOMBARDMENT)の付
加的効果は、放射プロセスの直接的結果である。正イオ
ンは、放射電子とニュートラルなバックグランド・ガス
との衝突あるいはアノード物質をスパッタリングするこ
とによって放電中に発生する。これらの正電荷イオンは
カソードに向かって拡がり、イオンが生成された放電中
で決まる運動エネルギーでカソードをたたく。エミッタ
ー構造のスパッタリングの程度は、フィールド・エミッ
ター・あっれいの形状、放電量、エミッター物質、アノ
ード物質、およびバックグランド・ガス圧力に依存す
る。
【0037】極微細なエミッター素子を備えるフィール
ド・エミッター・アレイは、他の物質で製造されたり、
および/または他の寸法や他の面積密度とすることがで
きる。アレイ254の裏面254bをコーティングする
Ti−Ni−Auの代わりに、多くの他の物質が使用で
きる。例えば、極微細なエミッター素子を備えたフィー
ルド・エミッター・アレイは、ニオブ、タングステンや
モリブデン混合物等の共融混合物から、ガリウム−砒素
パターンド・デバイスから、有生分子デバイスから作る
ことができる。例えば、製造上の理由からコーティング
が高温でなされる場合には、Ti−Ni−Auコーティ
ングが、プラチナ−チタン−タングステン・コーティン
グと代替できる。後者のコンタクトは、最初に5−15
%チタン含有のチタン−タングステン合金(約100ナ
ノメートル)をデポジットし、その後プラチナ(約20
ナノメートル)をデポジットすることによって、適用さ
れる。
【0038】極微細なエミッター素子を備えたフィール
ド・エミッター・アレイのバックグランドおよび詳細な
技術情報については、次の文献に示されている。
【0039】(1)米国特許第5,138,220号明
細書(1992年8月11日) (2)アップライド・フィジックス・レターズ(Applie
d Physics Letters ),61巻21号(1992年11
月23日)の2518ページ所載の論文「Surface Comp
osition of Si-TaSi2 Eutectic Cathodes and Its Effe
ct on Vacuum Field Emission 」 (3)アップライド・フィジックス・レターズ(Applie
d Physics Letters ),60巻17号(1992年4月
27日)の2065ページ所載の論文「Analysisof Fie
ld Emission From Three-Dimensional Structure 」 (4)アップライド・フィジックス・レターズ(Applie
d Physics Letters ),60巻13号(1992年3月
30日)の1556ページ所載の論文「Demonstration
of Vacuum Field Emission From a Self-Assembling Bi
omolecular Microstructure Composite 」 (5)アップライド・フィジックス・レターズ(Applie
d Physics Letters ),59巻17号(1991年10
月21日)の2094ページ所載の論文「VacuumField
Emission From a Si-TaSi2 Semiconductor-Metal Eutec
tic Composite」。
【0040】次に、ランプ200の動作について詳細に
説明する。
【0041】電子収集器として動作するアセンブリ23
0と電子源として動作するアセンブリ250との間に電
圧差を与えると、アセンブリ250内のフィールド・エ
ミッター・アレイ254の近傍に静電界が発生する。図
4〜5に示された二珪化タンタル・ロッドの先端近傍
に、この静電界が充分に増強され、二珪化タンタル・ロ
ッドの先端から電子を遊離させる。この電圧差は、また
アセンブリ230とアセンブリ250との間にアークを
生成する。
【0042】フィールド・エミッター・アレイ254か
らの電子放射は、冷放射であり、熱的分離機構を必要と
しない。シリコン基板による逆衝突やアセンブリ230
のアノード構造がアーク光線流に貢献するにもかかわら
ず、電子放射は、アーク光による逆衝突も必要としな
い。電子がアセンブリ250のアレイ254から遊離し
た後、アセンブリ250とアセンブリ230との間の電
圧差によって、アセンブリ250、メッシュ255の方
に進み、メッシュ255を通り、アセンブリ230の方
へ左から右へランプの長さ方向に動く。アセンブリ23
0の働きは、ランプの反対側アセンブリ250の端で電
子を収集することによって電子流路を提供することであ
る。
【0043】図2において左から右へランプの長さ方向
に電子が動くにつれて、容器210内で水銀原子の外側
電子シェル内に電子が弾力的に衝突して水銀原子を励起
する。水銀原子がリラックスすると、186および25
4ナノメートル紫外線光子の形で光(不可視ではある
が)を放射する。これらの186および254ナノメー
トルの紫外線光子は、順次発光性コーティング215と
反応して可視光を生成する。
【0044】図2で左から右へ電子が移動すると、正イ
オンが右から左へ移動する。これらのイオンは、アセン
ブリ250の近傍で、中性化あるいは吸収される。AC
動作中には、1サイクルの後半に、電子は右から左へ移
動し、イオンが左から右へ移動する。
【0045】ランプ200は、化そーどをホットに保持
する電源を必要としないので、ホット・カソード・ラン
プより有用である。さらに、本実施例に使用されたカソ
ードは、従来のホット・フィラメント・カソードに不向
きなバックグランド・ガス不純物により向いている。
【0046】さらに、本実施例のカソードは、電子が放
射されるときの物質ロスがない。このことは、パフォー
マンスを劣化させることなく、高運転状態での動作を可
能にする。本実施例によるランプのMTBF(mean tim
e between failure )は、従来のホット・フィラメント
・ガス放電ランプのMTBFに比して4倍長くなる。炭
坑や爆発性物質を持つ他の場所などのようにホット・フ
ィラメントの使用が望ましくない場所での光使用時、あ
るいは汚れた工場等のように長寿命で信頼性がクリティ
カルである状況下で特に有効である。
【0047】本発明での配置、デザイン、および動作条
件は、メッシュ255で接地平面の発生だけでなく、フ
ィールド・エミッター・アレイ255のエミッター端の
周囲にプラズマ鞘を生成する。図4に示されるように、
プラズマ鞘は、シリコン基板表面およびロッドから伸び
ている。プラズマ鞘および接地平面は、エミッター先端
で、イオン逆衝突からシールドされ、アレイ寿命を飛躍
的に伸ばす。
【0048】鞘のパラメータは、電位Vkのカソードと
電位Vpのアーク・プラズマとの間の電位差が低下する
デバイ・レングス(Debye Length)を制定する。Vkと
Vpとの差は、カソード降下電圧と呼ばれる。デバイ・
レングスλD は、λD =VTC/ωPCで与えられる。な
お、VTCは電子熱速度、ωPCはプラズマ鞘内の電子プラ
ズマ周波数である。プラズマ鞘の電位は、ほぼexp
(−x/λD )である。なお、xはカソード表面構造上
の距離、λD はデバイ・レングスである。プラズマ鞘の
1/(exp(th))長は、先端の高さHもオーダーで
あり、図4のラインLに対応する。プラズマに対する一
般的情報は、マグローヒル社発行の「プラズマ科学の原
理(Principles of Plasma Physics:クラルおよびトリ
ベルピース(Krall and Trivelpiece )に示されてい
る。
【0049】プラズマ鞘は、事実上アノードの働きを
し、電子をロッドから引き離す。装置の短絡やプラズマ
の悪影響を避けるためには、プラズマ鞘を不利に混乱さ
せないようにすることが重要である。したがって、ロッ
ド以外の構造は、鞘の中に配置すべきではない。
【0050】光応用に使用されるガス放電のパラメータ
では、λD は1〜10ミクロンのオーダーである。エミ
ッター端の電圧Vkとアーク・プラズマの電位Vpとの
間の電位差は、短距離を通して現れ、エミッター端の構
造によってさらに増強される。エミッター構造に依存す
るフィールドの正確な増強は、プラズマ鞘の詳細に依存
し、数値シュミレーション装置によって正確に計算され
る。増強の大体の値は、デバイ・レングスとエミッター
端の曲率半径の比から計算できる。この計算によれば、
フィールド増強度は100と1000との間である。1
ボルトのエミッター先端とアーク・プラズマとの間の電
位差は、エミッター・チップに107 V/cmの局所的
電界をつくる。局所的電界のこのレベルは、極微細なフ
ィールド・エミッター・アレイ領域で平均すると数アン
ペア〜10アンペアの放射電子密度をもたらす。
【0051】熱イオン放射カソードのカソード降下電圧
は、約10ボルトであり、一方二次放射カソードのそれ
はほぼ60ボルトである。アーク光を保持するため、充
分な電子流を放射するには、エミッター形状によって要
求されるそれぞれの電位差がある。上記分析によれば、
種々の応用におけるフィールド・エミッター・アレイに
応じた降下電圧は1ボルト以下のオーダーである。
【0052】図3の構成は、それじ自身が自由電子源と
して動作するガス放電を発生させるように変更すること
ができる。自由電子は、例えば、ガスをイオン化するの
に使用される。
【0053】本構成において、ワイヤ259および26
0に印加される電圧は数百ボルト異なる。ある例では、
ワイヤ259には300ボルトが印加され、ワイヤ26
0は接地される(0ボルト)。これらの電圧が印加され
ると、アレイ254はカソード(電子放射器)となり、
メッシュ255はアノード(電子収集器)となる。ガス
放電が、アレイ254とメッシュ255との間で発生
し、アレイ254とメッシュ255との間の電気回路が
完成する。ガス放電は、ガス放電周辺領域に移動する自
由電子を発生する。メッシュは、メッシュと同じ働きを
する他のアノード構造と代えることができる。
【0054】本発明をいかに他の応用に使用するかを説
明して、本発明の他の特徴および利点を明らかにする。
【0055】軍用平面パネルディスプレイのバックライ
ト:軍事航空電子工学のような、現代軍事機器の多くの
タイプは、機器操作の情報を与えるアクティブ・マトリ
ックス・固体水晶ディスプレイ(AMLCDs)のよう
な平面パネルディスプレイを使用している。これらのデ
ィスプレイは、バックライトと呼ばれる光源が必要であ
る。平面パネルについては、米国特許第5,161,0
41号明細書に詳細に示されている。
【0056】いくつかのアプリケーションで要求される
ほの暗い光が0.5フィートランバートもしくはそれ以
下であるのに対して、日中でも見やすいディスプレイを
持った機器は、一般に発光レベルが150フィートラン
バート以上必要である。つまり多くの軍用アプリケーシ
ョンでは、明暗比(bright-to-dim ratio )の大きいデ
ィスプレイが必要である。
【0057】さらに、このディスプレイは、ナイト・ヴ
ィジョン・イメージング・システム(NVIS)の感度
に影響され易くてはならない。NVISのスペクトル感
度をとおした放射が、NVISに備え付けられた自動光
度調節器の働きを妨げないようにチェックされている場
合、このディスプレイはNVISに適用できると考えら
れる。ナイト・ヴィジョン・ゴーグルへの適用限界は、
軍事特別番号MIL−L−85762Aに記述されてい
る。つまり、これらの限界は、ディスプレイもしくはそ
の他の発光装置の発することができる程度の値とゴーグ
ルの感度を妨げない程度の値が、近赤外線(620−9
30ナノメートル)の最大値によって決まる。
【0058】現在、二者可換可能なランプ技術におい
て、非軍事的なアプリケーションにおいては、平面パネ
ルディスプレイを背面から照らす方法がとられている:
高温カソードや低温カソード。
【0059】従来の低温カソードランプは、軍事機器に
おいてバックライトとしては使用できなかった。なぜな
ら、それらは夜間軍事用のアプリケーションとして必要
な限界値に対して暗くならないからである。ランプ動作
に必要な高い電圧値は、普通の動作状態に対し低いと満
足せず、ランプは消えてしまう。このように、従来の低
温カソードは、軍用平面パネルディスプレイのバックラ
イトとしの使用には適さない。
【0060】あいにく、軍用平面パネルのバックライト
として高温カソードランプの利用には欠点がなかった。
現在までの軍用平面パネルディスプレイのバックライト
の一般的な使用法として、均一発光を必要とするディフ
ーザーと共に、反射するくぼみに曲がりくねった形をし
た高温カソード蛍光灯を使用することである。高温カソ
ード蛍光灯は、かなり欠陥のリスクが低い実証された技
術であるから、一般的に利用されている。日中でも見や
すい程度の発光性の供給、長い寿命、適度な光度、及び
構造的な保全に関して、そのリスクの平均をとったもの
は、低い値を示す。高温カソードの使用により、高温の
フィラメントにより生じる近赤外成分によって、ナイト
・ヴィジョン・イメージング機器の感度に影響され易く
なる。
【0061】さらに、一般に平面パネル固体水晶ディス
プレイで使用されている物質は、可視光線を選択的に減
少するのに非常に有効的である。しかしながら、NVI
Sゴーグルがとても敏感に反応するような高熱フィラメ
ントランプによって発する光の近赤外成分を減少させる
のには、とても効率が悪い。軍が使用する平面パネルデ
ィスプレイは、使用強度のダイナミックレンジに関する
きびしい要求、例えば暗さや明るさに関する要求があ
る。一般的には、2000:1の以上のレンジが要求さ
れる。この要求は、日の光でも充分見やすく、NVIS
の要求にも適応している。
【0062】高温カソード蛍光灯は、繰り返し低い電圧
だが制御された速度で点灯・消灯を行うとランプは暗く
なる。ランプの発光は、瞬時のピークでの発光と、リン
光の崩壊による発光を平均したものである。点灯に必要
な高い電圧と、繰り返しの高い使用頻度により、高発光
性ランプを作動したときに起こるカソード物質のロスと
同様な方法でカソード物質のロスが生じる。このよう
に、高熱カソードランプが暗くなるのは、ランプの寿命
を非常に短くするのである。
【0063】本発明によるランプでは、カソードは物質
のロスに耐えられない。カソードの動作時間は、カソー
ドが現実に働いている放射サイクルの間の時間にのみ関
係している。このように、種々の動作サイクルを持つ本
発明によるランプが暗くなることにより、ランプの寿命
が非常に短くなる。
【0064】高熱フィラメントランプも軍事的な衝撃や
振動の環境に適さない。軍事的な衝撃や振動の環境の下
では、壊れ易いランプフィラメントでつくられたコイル
は、破損、燃焼、および/または機械的ストレスによっ
て簡単に切れてしまう。
【0065】本発明によるランプは、衝撃や振動による
欠陥をおこしにくい単純な構造をしている。本発明で
は、衝撃や振動により壊れ易い部品、例えばコイルなど
を使用していない。本発明のエレクトロン・エミッター
は衝撃や振動に対してかなりダメージに耐えられる物質
である。
【0066】本発明を使用したバックライトされた平面
パネルディスプレイ300の単純化した装置を、図6に
記す。平面パネルディスプレイ300は、伝達可能な
(トランスミッシブ)AMLCD310、ライトディフ
ューザー320、本発明を使用したガス放電蛍光灯33
0、及びバックリフレクターを含んでいる。ガス放電蛍
光灯330は、ランプのチューブに電子を発生する極微
細なエミッター素子を持つフィールド・エミッター・ア
レイを使用している。これらの電子は、順々にチューブ
の水銀原子を励起させる。チューブの内側にコーティン
グされたリン光により、ディスプレイをバックライトす
るための可視光線を発生させる紫外線を、この水銀原子
は基底状態になるときに発生する。
【0067】制御装置350(例えば、コンピュータ)
によりAMLCD310に与えられた、電気的制御信号
により、ランプ330による光を遮断したり伝達させた
りして、観測者により観測されるディスプレイ310の
表面の映像を作り出す(観測者は、図6のディスプレイ
の左側に位置している。)。
【0068】本発明は、上述された物に加えて、種々の
アプリケーションに応用することが出来る。一般的に言
って、低圧ガス放電装置において電子の発生源を必要と
する任意のアプリケーションに使用することが出来る。
例えば、本発明は、セミコンダクターに応用できる。そ
れ故、本発明がある特定の具体例の説明だけしか述べら
れていないが、本発明の応用範囲は、上述の具体例に限
られたものではない。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように、本発明において
は、カソードに極微細なエミッター素子を用いたフィー
ルド・エミッター・アレイを使用することにより、ガス
放電の作動寿命が長くなる。また、従来より効率よく光
を発生させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の蛍光ランプを示す図である。
【図2】本発明の一実施例によるランプを示す図であ
る。
【図3】図2に示した実施例における電極アセンブリを
詳細に示す図である。
【図4】本実施例における極微細なエミッター素子を備
えたフィールド・エミッター・アレイの種々のパラメー
タを示す図である。
【図5】図2〜4に示した実施例に使用されるのに適し
た極微細なエミッター素子を備えたフィールド・エミッ
ター・アレイを示す図である。
【図6】本発明の他の実施例によるフラット・パネル・
ディスプレイを示す図である。
【符号の説明】
200 ガス放電ランプ 210 容器 215 コーティング 230,250 カソード−アノード・アセンブリ 900 電源 252 収集アノード 253 セラミック・リング 254 フィールド・エミッター・アレイ 255 金属メッシュ 256 コンタクト 257a,257b リング 258 保持リング 259,260 410 二珪化タンタル 420 シリコン基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ダグラス エイ.キルクパトリック アメリカ合衆国,メリーランド 20708, ローレル,ロスマリン ウェイ 9407 (72)発明者 ジョージ エル.バーゲロン,サード アメリカ合衆国,ヴァージニア 22151, スプリングフィールド,ケニルワース ド ライヴ 8718 (72)発明者 オットー ジェイ.ハント アメリカ合衆国,カリフォルニア 92111, サン ディエゴ,コムリー シィーティ ー.6627 (72)発明者 ジェームズ ジェイ.ヒックマン アメリカ合衆国,ヴァージニア 22102, ホールス チャーチ,ウィロウ ポイント ドライヴ 7749 (72)発明者 スタンレイ イー.バズビー アメリカ合衆国,カリフォルニア 92122, サン ディエゴ,マーサー レイン 3352

Claims (38)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 低圧ガスを収容した容器と、 カソードを形成し、電子を前記ガス中に放射する極微細
    なエミッター素子を有するフィールド・エミッター・ア
    レイと、 前記カソードと離して設けられたアノードと、 前記カソードおよび前記アノードにそれぞれ接続され、
    ガス放電が前記カソードおよび前記アノード間を閉回路
    にするように、前記カソードおよび前記アノード間に電
    圧ポテンシャルを供給する第一および第二の導体とを有
    するガス放電装置。
  2. 【請求項2】 前記ガスの圧力が10トル以下である請
    求項1記載のガス放電装置。
  3. 【請求項3】 前記ガスの圧力が0.1トル以上である
    請求項1記載のガス放電装置。
  4. 【請求項4】 前記ガスの圧力がが0.1トルと10ト
    ルとの間である請求項1記載のガス放電装置。
  5. 【請求項5】 前記極微細なエミッター素子が基板から
    突出したロッドを有し、前記ロッドが100ミクロン以
    下の最大横断面寸法を有する請求項1記載のガス放電装
    置。
  6. 【請求項6】 前記極微細なエミッター素子が基板から
    突出したロッドを有し、前記ロッドが1.01ミクロン
    と100ミクロンとの間の最大横断面寸法を有する請求
    項1記載のガス放電装置。
  7. 【請求項7】 前記フィールド・エミッター・アレイが
    シリコン基板中に二珪化タンタルのロッドを有する請求
    項1〜6の中の任意の請求項記載のガス放電装置。
  8. 【請求項8】 前記フィールド・エミッター・アレイが
    シリコン基板中に二珪化タンタルのロッドと、前記ロッ
    ドと前記基板との間のショットキー・バリアを橋短する
    ために前記ロッドと前記基板とを接続する金属層とを有
    する請求項1〜6の中の任意の請求項記載のガス放電装
    置。
  9. 【請求項9】 前記フィールド・エミッター・アレイ中
    の前記極微細なエミッター素子の面積密度が、少なくと
    も1,000/平方センチメートルである請求項1記載
    のガス放電装置。
  10. 【請求項10】 前記基板中の前記二珪化タンタル・ロ
    ッドの面積密度が、少なくとも10,000/平方セン
    チメートルである請求項7記載のガス放電装置。
  11. 【請求項11】 ガスが電子によって励起されるとき光
    子を放射するガスを収容し、光を放射するために部分的
    に透明である容器と、 カソードを形成し、前記ガスを励起するために電子を前
    記ガス中に放射する極微細なエミッター素子を備えたフ
    ィールド・エミッター・アレイとを有するガス放電ラン
    プ。
  12. 【請求項12】 前記カソードと離して設けられたアノ
    ードと、 前記カソードおよび前記アノードにそれぞれ接続され、
    ガス放電が前記カソードおよび前記アノード間を閉回路
    にするように、前記カソードおよび前記アノード間に電
    圧ポテンシャルを供給する第一および第二の導体とをさ
    らに有する請求項11記載のガス放電ランプ。
  13. 【請求項13】 前記ガスが水銀ガスである請求項11
    記載のガス放電ランプ。
  14. 【請求項14】 前記ガスの圧力が10トル以下である
    請求項11記載のガス放電ランプ。
  15. 【請求項15】 前記ガスの圧力が0.1トル以上であ
    る請求項11記載のガス放電ランプ。
  16. 【請求項16】 前記ガスの圧力がが0.1トルと10
    トルとの間である請求項11記載のガス放電ランプ。
  17. 【請求項17】 前記ガスによって放射された光子を可
    視光に変換する燐光コーティングをさらに有する請求項
    11記載のガス放電ランプ。
  18. 【請求項18】 前記ガスが水銀ガスであり、且つ前記
    ガスによって放射された光子を可視光に変換する燐光コ
    ーティングをさらに有する請求項11記載のガス放電ラ
    ンプ。
  19. 【請求項19】 前記フィールド・エミッター・アレイ
    がシリコン基板中に二珪化タンタルのロッドを有する請
    求項11〜18の中の任意の請求項記載のガス放電ラン
    プ。
  20. 【請求項20】 前記フィールド・エミッター・アレイ
    がシリコン基板中に二珪化タンタルのロッドと、前記ロ
    ッドと前記基板との間のショットキー・バリアを橋短す
    るために前記ロッドと前記基板とを接続する金属層とを
    有する請求項11〜18の中の任意の請求項記載のガス
    放電ランプ。
  21. 【請求項21】 前記フィールド・エミッター・アレイ
    中の前記極微細なエミッター素子の面積密度が、少なく
    とも1,000/平方センチメートルである請求項11
    〜18の中の任意の請求項記載のガス放電ランプ。
  22. 【請求項22】 前記フィールド・エミッター・アレイ
    が前記容器の一端にあり、発振サイクルの一期間中に電
    子を前記ガス中に放射し、 前記ガス放電ランプが、前記容器の反対端に付加カソー
    ドを形成する付加フィールド・エミッター・アレイをさ
    らに有し、 前記付加フィールド・エミッター・アレイが、前記ガス
    を励起するために前記発振サイクルの第二の期間中に電
    子を前記ガス中に放射する極微細なエミッター素子を有
    する請求項11記載のガス放電ランプ。
  23. 【請求項23】 前記基板中の前記二珪化タンタル・ロ
    ッドの面積密度が、少なくとも10,000/平方セン
    チメートルである請求項19記載のガス放電ランプ。
  24. 【請求項24】 (a)極微細なエミッター素子を備え
    るフィールド・エミッター・アレイを有するカソードと
    アノードとの間に電圧ポテンシャルを供給するステップ
    と、 (b)前記極微細なエミッター素子からガス放電容器に
    電子を放射して、前記カソードと前記アノードとの間で
    ガス放電を起こさせ、前記カソードと前記アノードとの
    間で回路を完成させて光を発生するステップとを含む光
    を発生させる方法。
  25. 【請求項25】 制御信号に応じて、光を透過したり遮
    断する伝達物質層と、 前記伝達物質層をバックライトするガス放電ランプとを
    有し、 前記ガス放電ランプが、極微細なエミッター素子を備え
    るフィールド・エミッター・アレイを有するフラット・
    パネル・ディスプレイ装置。
  26. 【請求項26】 前記フィールド・エミッター・アレイ
    がシリコン基板中に二珪化タンタルのロッドを有する請
    求項25記載のフラット・パネル・ディスプレイ装置。
  27. 【請求項27】 前記フィールド・エミッター・アレイ
    がシリコン基板中に二珪化タンタルのロッドと、前記ロ
    ッドと前記基板との間のショットキー・バリアを橋短す
    るために前記ロッドと前記基板とを接続する金属層とを
    有する請求項25記載のフラット・パネル・ディスプレ
    イ装置。
  28. 【請求項28】 (a)極微細なエミッター素子を備え
    るフィールド・エミッター・アレイを有するカソードと
    アノードとの間に電圧ポテンシャルを供給するステップ
    と、 (b)前記極微細なエミッター素子からガス放電容器に
    電子を放射して、前記カソードと前記アノードとの間で
    ガス放電を起こさせ、前記カソードと前記アノードとの
    間で回路を完成させるガス放電を生成する方法。
  29. 【請求項29】 (a)電子によって励起されると光子
    を放射するガスを内包するガス放電容器と、 (b)前記ガス放電容器内の第一のカソード−アノード
    ・アセンブリと、 (c)前記ガス放電容器内の第二のカソード−アノード
    ・アセンブリとを有し、 前記第一のカソード−アノード・アセンブリは、 (1)前記第一のカソード−アノード・アセンブリが第
    一のポテンシャルに接続されたとき、前記ガスを励起す
    るために電子を前記ガス中に放射する極微細なエミッタ
    ー素子を備える第一のフィールド・エミッター・アレイ
    と、 (2)前記第一のカソード−アノード・アセンブリが第
    二のポテンシャルに接続されたとき、前記ガス中に電子
    を集める第一の収集アノードとを有し、 前記第二のカソード−アノード・アセンブリは、 (1)前記第二のカソード−アノード・アセンブリが第
    二のポテンシャルに接続されたとき、前記ガスを励起す
    るために電子を前記ガス中に放射する極微細なエミッタ
    ー素子を備える第二のフィールド・エミッター・アレイ
    と、 (2)前記第二のカソード−アノード・アセンブリが第
    二のポテンシャルに接続されたとき、前記ガス中に電子
    を集める第二の収集アノードとを有するガス放電ラン
    プ。
  30. 【請求項30】 前記第一のフィールド・エミッター・
    アレイの前方にメッシュをさらに有する請求項29記載
    のガス放電ランプ。
  31. 【請求項31】 前記第一の収集アノードが円形形状で
    ある請求項29記載のガス放電ランプ。
  32. 【請求項32】 前記第一の収集アノードが円形形状で
    あり、前記第一のカソードーアノード・アセンブリが、
    前記第一の収集アノードの中心部分における前記第一の
    フィールド・エミッター・アレイの前方に配置されたメ
    ッシュをさらに有する請求項29記載のガス放電ラン
    プ。
  33. 【請求項33】 前記第一のカソードーアノード・アセ
    ンブリが、前記第一フィールド・エミッター・アレイを
    保持するコンタクトをさらに有する請求項32記載のガ
    ス放電ランプ。
  34. 【請求項34】 電子によって励起されると紫外光を放
    射するガスを内包し、紫外光に少なくとも部分的に透明
    である容器と、 カソードを形成するフィールド・エミッター・アレイと
    を有し、 前記フィールド・エミッター・アレイが、前記ガスを励
    起するために前記ガス中に電子を放射する極微細なエミ
    ッター素子を備える紫外線ガス放電ランプ。
  35. 【請求項35】 パネル・ディスプレイの赤外線発生を
    最小に保ちながら前記パネル・ディスプレイを発光させ
    る方法において、 (a)制御信号に応じて光を透過したり遮断する伝達物
    質層と、前記伝達物質層をバックライトするように配置
    されたガス放電管(前記ガス放電管は、電子によって励
    起されると光子放射するガスを内包する容器と、極微細
    なエミッター素子を含むフィールド・エミッター・アレ
    イとを有し、前記フィールド・エミッターアレイは、前
    記ガス放電管からの赤外線成分の放射を最小にする冷カ
    ソードを構成する)とをパネル・ディスプレイを用い、 (b)極微細なエミッター素子を含む前記フィールド・
    エミッター・アレイ間に電気ポテンシャルを供給し、 (c)前記極微細なエミッター素子から、フィールド放
    射により、前記ガス中に電子を放射し、 (d)ステップ(c)で放射された前記電子を使って前
    記ガス中に原子を励起させ、 (e)ステップ(d)で励起された原子をリラックスさ
    せて前記パネル・ディスプレイをバックライトする光を
    発生させる発光方法。
  36. 【請求項36】 電子によって励起されると光子を放射
    する水銀を内包する容器と、 コーティングされていない極微細な二珪化タンタル・ロ
    ッドを備えるフィールド・エミッター・アレイとを有
    し、 前記ロッドは、前記水銀に電子を放射して前記水銀を励
    起し、それによって光を発生するガス放電ランプ。
  37. 【請求項37】 赤外線発生を少なくしたパネル・ディ
    スプレイにおいて、 制御信号に応じて光を透過したり遮断する伝達物質層
    と、 前記伝達物質層をバックライトするように配置されたガ
    ス放電管とを有し、 前記ガス放電管は、電子によって励起されると光子を放
    射するガスを内包する容器と、極微細なエミッター素子
    を備えたフィールド・エミッター・アレイとを有し、 前記フィールド・エミッター・アレイが、前記ガス放電
    管からの赤外線発生を最小にする冷カソードを形成する
    パネル・ディスプレイ。
  38. 【請求項38】 (a)極微細なエミッター素子を備え
    たフィールド・エミッター・アレイを含むカソードとア
    ノードとの間に電気ポテンシャルを供給し、 (b)前記カソードと前記アノードとの間でガス放電を
    形成するように、前記極微細なエミッター素子からガス
    放電容器に電子を放射し、前記ガス放電により自由電子
    を発生し、前記カソードと前記アノードとの間で回路を
    完成する自由電子を発生させる方法。
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