JPH0717624Y2 - シールド工事用電車の接近警報装置 - Google Patents

シールド工事用電車の接近警報装置

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JPH0717624Y2
JPH0717624Y2 JP1988167599U JP16759988U JPH0717624Y2 JP H0717624 Y2 JPH0717624 Y2 JP H0717624Y2 JP 1988167599 U JP1988167599 U JP 1988167599U JP 16759988 U JP16759988 U JP 16759988U JP H0717624 Y2 JPH0717624 Y2 JP H0717624Y2
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JP
Japan
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sensor
train
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alarm device
shield machine
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JP1988167599U
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JPH0289100U (ja
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浩 篠崎
茂呂  隆
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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  • Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、シールド工事現場において、坑内を走行する
電車(ずり運搬車等)がシールド掘進機後方の所定距離
内に進入したとき、作業員に対して警報を発するシール
ド掘進機の電車進入警報装置に関する。
〔従来の技術〕
シールド工事現場では、ずりの搬出や機材の搬入のた
め、バッテリを動力源とする運搬車が使用され、坑内を
頻繁に走行している。第5図はずり運搬設備の例を示し
たもので、ずり運搬車4は、トンネル1内にシールド掘
進機2の後続台車(電源機器や油圧機器を搭載した設備
台車)3と平行に敷かれた線路5を通ってシールド掘進
機2の近傍まで進入し、スクリューコンベア6とベルト
コンベア7によって搬出されたずりを積載して後方の立
坑へ運搬する。このように坑内に走行する電車がシール
ド掘進機の近傍まで進入する場合、シールド掘進機後方
でずり積込みや裏込作業などに従事する作業員が電車の
進入に気付かずに事故に遭うことを防ぐため、冒頭に述
べたような電車進入警報装置の設置が要望されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
電車進入警報装置は、シールド掘進機の後続台車最後尾
に電車の通過を検出するセンサを取り付け、その検出信
号による作動する警報器を設けることにより実現できる
が、1個のセンサでは、電車の進入時と後退時の判別が
できないため、後退時にも無用な警報が発せられ、真の
警報とまぎらわしい、うるさい等の問題がある。
本考案の目的は、安全上必要な電車進入時のみ警報を発
し、電車後退時に無用な警報を発することのないシール
ド工事用電車の接近警報装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的、シールド掘進機の後続台車に取り付けられ
て電車の通過を検出するAセンサと、このAセンサの前
方に取り付けられて電車の通過を検出するBセンサと、
このBセンサの検出信号の立上りを検出する回路と、B
センサの検出信号の立上り時点におけるAセンサの検出
信号の有無を判断し、有ならば警報器を作動させ、無な
らば警報器を不動作のままとする論理判断回路とを備え
ることにより達成される。
〔作用〕
本考案は、シールド掘進機の後続台車最後尾に取り付け
たA,B両センサが電車の通過を検出する時間差を利用
し、Bセンサの検出信号が立ち上った時点でのAセンサ
の検出信号の有無により、電車の進入時か後退時かを判
別して、進入時のみ警報を発し、後退時には無用な警報
を発しないようにしたものである。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を第1図〜第4図により説明す
る。
第1図,第2図はセンサと電車の位置関係を示す説明図
で、3はシールド掘進機(図示せず)に牽引されてトン
ネル1内を移動する後続台車であり、これの最後尾に2
個のセンサLA,LBをセンサ取付板8を介して取り付け
る。ここで、LAは前記Aセンサに、LBは前記Bセンサに
対応しており、両センサは、電車4が走行する線路5と
平行に所定の間隔をおいて配置されている。
電車の通過を検出するセンサとしては、光の反射を利用
した光電スイッチや渦電流を利用した近接スイッチ等の
使用も考えられるが、検出対象物である電車との間隔の
バラツキや坑内での汚れなどを考慮し、信頼性の面か
ら、センサLA,LBには機械的に動作するリミットスイッ
チを用い、そのスプリング製接触子9,10を相手側の電車
4に取り付けたドグ板11により倒して接点を開閉させる
例を示した。ドグ板11は、両センサの取付間隔より長く
し、両センサの動作区間が部分的に重なるようにしてあ
る。
第3図は警報装置の回路図であり、BセンサLBをリレー
RとオンディレータイマT1に直列接続し、リレーRの常
開接点RaとタイマT1の常閉接点T1bをリレーXに直列接
続して、Bセンサ検出信号の立上り検出回路12を構成
し、また、リレーXの常開接点XaとAセンサLAをリレー
YとオンディレータイマT2に直列接続するとともに、リ
レーYの常開接点Ya1とタイマT2の常閉接点T2bを直列接
続した自己保持回路を接点Xaと並列に設けて論理判断回
路13を構成している。BZはリレーYの常開接点Ya2に直
列接続された警報器で、ブザー、ベル、ホーン等を用
い、シールド掘進機寄りに設置する。
次に、警報装置の動作を第4図に示すタイムチャートを
用いて説明する。第4図(a)は電車がセンサ設置地点
を通過し切羽側に向う進入時の動作を、第4図(b)は
電車がセンサ設置地点を通過し立坑側に向う後退時の動
作を示す。
電車進入時には、Aセンサ,Bセンサの順に動作し、前後
して検出信号を発生する(接点閉)。BセンサLBが接点
閉になると、リレーRが動作し、接点Raを通じてリレー
Xを付勢するが、時間t1後にタイマT1が限時動作し、接
点T1bを開にするため、リレーXは消勢し、接点XaはB
センサの検出信号の立上り時点でのみ閉となる(時間t1
はA,B両センサの検出信号の時間差Tに比べ十分短いも
のとする)。この時点でAセンサLAは検出信号を発生し
ており、接点閉の状態にあるので、リレーYが動作し、
接点Ya1により自己保持するとともに、接点Ya2を通じて
警報器BZを電源に接続する。したがって、時間t2後にタ
イマT2が限時動作し、接点T2bを開にするまで、警報器
BZは鳴り続ける。
しかし、電車後退時には、Bセンサ,Aセンサの順に動作
するため、BセンサLBの検出信号が立ち上った時点、す
なわちリレー接点Xaが閉になった時点では、AセンサLA
の検出信号がなく(接点開)、後にAセンサLAが動作し
たときには、リレー接点Xaが開になっているので、リレ
ーYは動作しない。したがって、警報器BZは不作動のま
まで、無用な警報を発することがない。
上記実施例は、Bセンサ検出信号の立上り検出回路およ
び論理判断回路をリレー回路で構成した例であるが、こ
れに限定されるものでなく、Bセンサ検出信号の立上り
検出にCR微分回路を用い、論理判断は、同様の判断機能
をソフトウェアとして内蔵したシーケンサにより行って
もよい。
また、Aセンサの検出信号を所定時間記憶保持させるよ
うにすれば、A,B両センサが同時に動作する区間はなく
てもよい。
〔考案の効果〕
本考案によれば、電車の進入時と後退時を判別して、後
退時に無用な警報を発することなく、進入時のみ警報を
発し、坑内作業員の安全を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す切断平面図、第2図は
第1図のII−II断面図、第3図は警報装置の電気回路
図、第4図は動作説明用のタイムチャート、第5図はず
り運搬設備の説明図である。 1…トンネル、2…シールド掘進機、3…後続台車、4
…電車(ずり運搬車)、LA…Aセンサ、LB…Bセンサ、
12…Bセンサ検出信号の立上り検出回路、13…論理判断
回路、BZ…警報器。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】シールド工事中のトンネル(1)内を走行
    する電車がシールド掘進機(2)後方の所定距離内に接
    近したことを知らせる警報装置において、シールド掘進
    機(2)の後続台車(3)に取り付けられて電車(4)
    の通過を検出するAセンサ(LA)と、このAセンサ(L
    A)の前方に取り付けられて電車の通過を検出するBセ
    ンサ(LB)と、このBセンサ(LB)の検出信号の立上り
    を検出する回路(12)と、Bセンサ(LB)の検出信号の
    立上り時点におけるAセンサ(LA)の検出信号の有無を
    判断し、有ならば警報器を作動させ、無ならば警報器を
    不動作のままとする論理判断回路(13)とを備えたこと
    を特徴とするシールド工事用電車の接近警報装置。
JP1988167599U 1988-12-27 1988-12-27 シールド工事用電車の接近警報装置 Expired - Lifetime JPH0717624Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988167599U JPH0717624Y2 (ja) 1988-12-27 1988-12-27 シールド工事用電車の接近警報装置

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Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0289100U JPH0289100U (ja) 1990-07-13
JPH0717624Y2 true JPH0717624Y2 (ja) 1995-04-26

Family

ID=31456039

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JP1988167599U Expired - Lifetime JPH0717624Y2 (ja) 1988-12-27 1988-12-27 シールド工事用電車の接近警報装置

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JP (1) JPH0717624Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5264403U (ja) * 1975-11-08 1977-05-12

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JPH0289100U (ja) 1990-07-13

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