JPH07176025A - 回転ドラム装置 - Google Patents

回転ドラム装置

Info

Publication number
JPH07176025A
JPH07176025A JP34409293A JP34409293A JPH07176025A JP H07176025 A JPH07176025 A JP H07176025A JP 34409293 A JP34409293 A JP 34409293A JP 34409293 A JP34409293 A JP 34409293A JP H07176025 A JPH07176025 A JP H07176025A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotary drum
actuator
head
yoke
bobbin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP34409293A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Motosugi
昌広 本杉
Tadashi Kunihira
宰司 國平
Hiroshi Mitani
浩 三谷
Yoshifumi Yanagawa
良文 柳川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP34409293A priority Critical patent/JPH07176025A/ja
Publication of JPH07176025A publication Critical patent/JPH07176025A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 温度変化が生じても、回転ドラム装置におけ
る固定ヘッドと可動ヘッドとの相対高さ変化を無くすこ
と。 【構成】 回転ドラム2において、固定ヘッド4を取付
ける固定ヘッド取付面2bと、可動ヘッド5を搭載した
アクチュエータ6Bを取付けるアクチュエータ取付面2
aとに、取付け段差L1を設ける。アクチュエータ6Bの
構成部材の熱膨張による可動ヘッド5の高さ変化を、回
転ドラム2の取付け段差L1の熱膨張でキャンセルする。
こうすると可動ヘッド5のトレース高さを補正するため
の変位センサが不要になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビデオテープレコーダ
(VTR)等の磁気記録再生装置における、磁気テープ
の幅方向に変位可能な磁気ヘッドを有する回転ドラム装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、VTRの特殊再生時のノイズレス
化のために、アクチュエータで駆動される可動ヘッドを
搭載し、これを用いてトラッキング制御を行う回転ドラ
ム装置がある。このような可動ヘッドを搭載した回転ド
ラム装置においては、アクチュエータを構成する部材の
温度変化時の熱膨張により、固定ヘッドと可動ヘッドの
相対高さが変化する。ここで可動ヘッドを搭載した従来
の回転ドラム装置の一例について説明する。
【0003】図6は従来の可動ヘッドを搭載した回転ド
ラム装置の断面図である。図6において、回転ドラム装
置は固定ドラム1、回転ドラム2、回転軸3等を含んで
構成される。回転ドラム2は回転軸3により固定ドラム
1に対して回転自在に支持されている。固定ヘッド4は
FMオーディオ信号の記録再生をするヘッドである。又
可動ヘッド5は映像信号の記録再生をするヘッドであ
る。可動ヘッド5はアクチュエータ6Aの可動部により
回転軸3と平行に微動可能に取付けられている。アクチ
ュエータ6Aの駆動電流は図示しないブラシ、スリップ
リングを通して供給される。矢印で示すアクチュエータ
取付面2aには、アクチュエータ6Aと固定ヘッド4が
ねじ締めされている。
【0004】図7は従来のアクチュエータ6Aの構造を
示す断面図である。本図において可動部であるボビン7
Aが第1の板ばね8a及び第2の板ばね8bを介してヨ
ーク9Aに上下動自在に保持されている。ボビン7Aに
はコイル13が巻回され、ヨーク9A、永久磁石10、
ポールピース11で構成される磁気回路により電磁駆動
される。第1の板ばね8a及び第2の板ばね8bはジン
バル構造を持ったばねであり、ヨーク9Aの内周側面の
上下に一端が支持されている。ボビン7Aの下部の第1
の板ばね8aには、回転ドラム2の外向きに延長された
延長部8cが設けられており、この延長部8cに可動ヘ
ッド5が接着されている。可動ヘッド5はコイル13に
電流を流すことによりボビン7Aの軸方向への電磁力が
生じ、回転軸3と平行に変位する。
【0005】図8は従来の回転ドラム装置の部分拡大図
である。各部の構成は図6、図7と同様なので、同一の
符号をつけて説明は省略する。ここではボビン7Aの軸
方向高さ及び、第1及び第2の板ばね8a,8bの間隔
はいずれもL2とする。
【0006】このように構成された従来の回転ドラム装
置について、温度変化時における固定ヘッド4と可動ヘ
ッド5の高さ変化を図8を用いて説明する。以下の説明
ではアクチュエータ取付面2aを基準面として説明す
る。従来の回転ドラム装置においては、固定ヘッド4は
アクチュエータ取付面2aに取付られているため、温度
変化時にアクチュエータ取付面2aに対して固定ヘッド
4の高さは変化しない。
【0007】一方、アクチュエータ取付面2aに対する
可動ヘッド5の高さは、ボビン7Aとヨーク9Aの熱膨
張により変化する。可動ヘッド5の高さ変化に影響する
ものは、間隔L2部分のボビン7Aとヨーク9Aの熱膨張
の差である。ボビン7Aとヨーク9Aは間隔L2を隔てて
配置された板ばね8a、8bで支持される構造となって
いるために、ボビン7Aとヨーク9Aの膨張量の差はボ
ビン7Aの中心位置Pで上下に夫々2分される。
【0008】ここでαをボビン7Aの熱膨張係数とし、
βをヨーク9Aの熱膨張係数とすると、ボビン7Aの中
心位置Pのアクチュエータ取付面2aからの高さ変化Δ
haは、β・ΔT・1/2・L2となり、中心位置Pは上
昇する。又ボビン7Aの下端位置Qの高さ変化Δhb
は、中心位置Pよりα・ΔT・1/2・L2となり、下端
位置Qは下降する。このため、温度変化ΔTの時のアク
チュエータ取付面2aからの可動ヘッド5の高さ変化Δ
hは、Δhb−Δhaとなり、その値は次の(1)式で
表される。このため、固定ヘッド4に対し可動ヘッド5
は相対高さ変化Δhだけ下降する。
【数1】 Δh=(α−β)・L2・ΔT/2 ・・・(1) 例えば、α=2.0×10-5/℃(樹脂)、β=1.2
×10-5/℃(鉄)、L2=8.0mm、ΔT=40℃と
すると、固定ヘッド4と可動ヘッド5の相対高さ変化Δ
hは、1.3μmとなる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このような構成では、
温度変化時にアクチュエータ6Aを構成するボビン7A
やヨーク9Aの熱膨張により、固定ヘッド4と可動ヘッ
ド5の相対高さが変化するという問題点を有していた。
可動ヘッド5で再生を行う場合には、既に記録してある
記録トラックに固定ヘッド4をトラッキングさせ、さら
に可動ヘッド5をアクチュエータ6Aのオフセット調整
でトラッキングさせることにより、固定ヘッド4と可動
ヘッド5の相対高さを既定値に合わせている。しかし可
動ヘッド5で記録を行う場合には、固定ヘッド4と可動
ヘッド5の相対高さを既定値に合わせるために、可動ヘ
ッド5の位置を高精度に検出するセンサを回転ドラム装
置に搭載する必要があり、それが回転ドラム装置の価格
上昇の原因となっていた。
【0010】本発明はこのような従来の問題点に鑑みて
なされたものであって、温度変化時にも固定ヘッド4と
可動ヘッド5の相対高さ変化を無くした回転ドラム装置
を実現することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本願の請求項1の発明
は、固定ドラムと、固定ドラムに回転軸を介し回転自在
に支持される回転ドラムと、回転ドラムの外周部に固定
される固定ヘッドと、回転ドラムの外周部に取付けら
れ、回転ドラムの軸方向に微動自在な可動部を有するア
クチュエータと、アクチュエータの可動部に取付けられ
る可動ヘッドと、を具備する回転ドラム装置において、
アクチュエータは、回転ドラムへの取付部が、固定ヘッ
ドの回転ドラムへの取付位置より回転ドラムの軸方向に
対し一定の段差を隔てて取付けられたことを特徴とする
ものである。
【0012】
【作用】このような特徴を有する本発明によれば、回転
ドラム装置に温度上昇等の変化が生じた場合、アクチュ
エータを構成するヨーク及びボビンに熱膨張が生じ、可
動ヘッドのトレース位置が固定ドラム側に変位する。し
かしアクチュエータの取付部と固定ヘッドの取付面とに
所定の段差を設け、その段差をヨーク、ボビン、回転ド
ラムの軸方向に対する熱膨張率に基づいて決定すると、
回転ドラムの構成部材の熱膨張により、アクチュエータ
の軸方向の膨張を相殺する。このため温度変化が生じて
も、固定ヘッドと可動ヘッドの相対高さの変化が無くな
る。
【0013】
【実施例】本発明の第1実施例における回転ドラム装置
について、図1,図2を参照しながら説明する。図1は
本発明の第1実施例における回転ドラム装置の構造を示
す断面図である。図2は第1実施例における回転ドラム
装置の部分拡大断面図である。図1において回転ドラム
装置には、固定ドラム1、回転ドラム2、回転軸3が設
けられていることは従来例と同一である。回転ドラム2
は回転軸3により回転自在に支持されている。回転ドラ
ム2には、固定ドラム1の外周部と対向する位置に固定
ヘッド4、可動ヘッド5が同一高さに夫々取付けられて
いる。
【0014】可動ヘッド5はアクチュエータ6Bを介し
て回転ドラム2に取付けられている。図2において、ヨ
ーク9Bは磁石及びポールピースを保持し、その内部形
状は従来例のヨーク9Aと同一である。しかし回転ドラ
ム2に対する取付部は従来例と異なり、可動ヘッド5の
取付け位置より距離(段差ともいう)L1の上方部分に形
成されている。従って回転ドラム2においても、アクチ
ュエータ6Bの取付け空間の一部は切除され、段差部2
cが形成されている。そしてこの段差部2cの取付面に
ヨーク9Bがねじ締めされている。尚、アクチュエータ
6Bの可動部は、ボビン7B、コイル13、延長部8c
より構成され、その内部構造は従来例と同一なので説明
を省略する。
【0015】このようにアチュエータ6Bはアクチュエ
ータ取付面2aに位置決めされ、固定ヘッド4は固定ヘ
ッド取付面2bに位置決めされる。そしてアクチュエー
タ取付面2aと固定ヘッド取付面2bとは平行度、平面
度等の面精度は夫々十分に確保されており、固定ヘッド
4及びアクチュエータ6Bの取付けが精度良く行えるよ
うになっている。又図2では可動ヘッド5を第1の板ば
ね8aの延長部8cに接着しているが、ボビン7Bの外
周の一部を半径方向に延長してボビン延長部を設け、こ
のボビン延長部に可動ヘッド5を取付けても同様の動作
が可能である。
【0016】このように構成された第1実施例の回転ド
ラム装置について、温度変化時の固定ヘッド4と可動ヘ
ッド5の高さ変化を図2を用いて説明する。各部の構成
は図1、図7と同様なので、同一の符号をつけて説明は
省略する。以下アクチュエータ取付面2aを基準面とし
て説明する。
【0017】先ず、温度変化時のアクチュエータ取付面
2aからの固定ヘッド4と可動ヘッド5の高さ変化を夫
々考える。温度変化がΔTの時、アクチュエータ取付面
2aからの固定ヘッド4の下向きの高さ変化h1は、回転
ドラム2の熱膨張係数をγとすると次の(2)式で表さ
れる。
【数2】h1=L1・γ・ΔT ・・・(2) 一方、アクチュエータ取付面2aからの可動ヘッド5の
高さ変化h2は、ボビン7B,ヨーク9Bの熱膨張係数を
夫々α,βとすると、式(1)に、取付け段差L1分のヨ
ーク9の熱膨張を加えて表される。
【0018】即ち、ボビン7Bの中心位置Pのアクチュ
エータ取付面2aからの高さ変化Δhcは、β・ΔT・
(1/2・L2−L1)となり、中心位置Pは上昇する。又
ボビン7Bの下端位置Qの高さ変化Δhdは、中心位置
Pよりα・ΔT・1/2・L2となり、下端位置Qは下降
する。このため、温度変化ΔTの時のアクチュエータ取
付面2aからの可動ヘッド5の高さ変化h2は、Δhc−
Δhdとなり、その値は次の(3)式のように変形され
る。
【数3】 h2={(α−β)・L2/2+β・L1}・ΔT ・・・(3)
【0019】従って温度変化時の固定ヘッド4と可動ヘ
ッド5との相対高さ変化Δhは式(2)と式(3)との
差となり、次の(4)式で表される。
【数4】 Δh=[L1・γ−{(α−β)・L2/2+β・L1}]・ΔT ・・・(4) 式(4)において、α、β、γは材料によって決まる定
数で、L2はアクチュエータの設計時に決まる値である。
従って、取付け段差L1の値を最適に調節して、Δhを0
となるようにする。例えば、α=2.0×10-5/℃
(樹脂)、β=1.2×10-5/℃(鉄)、γ=2.2
×10-5/℃(アルミニウム)、L2=8.0mmの時、
L1=3.2mmとすれば、Δh=0μmとなる。 以上
のように、回転ドラム2のアクチュエータ取付面2aと
固定ヘッド取付面2bとに取付け段差L1を設けることに
より、温度変化時の固定ヘッド4と可動ヘッド5の高さ
変化を無くすことができる。
【0020】次に本発明の第2実施例における回転ドラ
ム装置について、図3〜図5を参照しながら説明する。
図3は第2実施例における回転ドラム装置の構造を示す
断面図である。図3において、アクチュエータ6Cの構
造以外は第1実施例と同様であるので、同一の符号をつ
け説明を省略する。
【0021】図4はアクチュエータ6Cの構造を示す断
面図であり、図5は回転ドラム装置の部分拡大断面図で
ある。図4においてアクチュエータ6Cは、縦断面が枠
状のヨーク9Cに対しコイル13が回巻されたボビン7
Cが第1の板ばね8a,第2の板ばね8bを介して上下
微動自在に保持されている。図5に示すようにヨーク9
Cの外周下部に取付部が一体に形成され、回転ドラム2
の段差部2cにねじ締めにより固定されている。
【0022】ボビン7Cは、間隔L2の第1及び第2の板
ばね8a,8bで保持されており、ボビン7Cの下端か
らはヘッドベース12を取付けるためのボビン延長部が
ヨーク9Cの下端面に設けられた挿入孔より下側に突き
出している。そして上下の永久磁石10と、この磁石に
挟まれたポールピース11、及びヨーク9Cとで磁気回
路が構成されている。ボビン延長部にはヘッドベース1
2が取付けられ、その先端部に可動ヘッド5が接着され
ている。
【0023】次に可動ヘッド5の取付工程について説明
する。ヘッドベース12の上面の平面度は十分確保され
ており、ヨーク9Cの下面と、ヨーク9Cの回転ドラム
2への取付部との平行度及び平面度も夫々十分確保され
ているものとする。可動ヘッド5をアクチュエータ6C
に取付ける際には、まず可動ヘッド5のアジマス及びあ
おり角精度を管理してヘッドベース12に接着する。次
に、ヘッドベース12をボビン延長部に固定する。この
際、精度の良いスペーサをヨーク9Cとヘッドベース1
2の間に挟んで組み立てを行うことにより、ヘッドベー
ス12と、アクチュエータ6Cの回転ドラム2への取付
面の平行度は確保される。
【0024】その後、アクチュエータ6Cを回転ドラム
2に固定する際、第1実施例と同様に回転ドラム2のア
クチュエータ取付面2aの面精度は確保されているた
め、アクチュエータ6Cの回転ドラム2への取付けは精
度良く行える。以上のような組立工程により、可動ヘッ
ド5を回転ドラム2に取付ける際のアジマス及びあおり
角のずれを最小限に抑えることができる。
【0025】このように構成された回転ドラム装置につ
いて、温度変化時の固定ヘッド4と可動ヘッド5の高さ
変化を図5を用いて説明する。各部の構成は図3、図4
と同様なので同一の符号をつけ説明は省略する。以下で
はアクチュエータ取付面2aを基準面として説明する。
【0026】第1実施例と同様に、アクチュエータ取付
面2aからの固定ヘッド4と可動ヘッド5の高さ変化を
夫々考える。温度変化がΔTの時、アクチュエータ取付
面2aからの固定ヘッド4の高さ変化h1は、第1実施例
と同様に(2)式で表される。
【0027】一方、アクチュエータ取付面2aからの可
動ヘッド5の高さ変化h3は、式(1)に、取付け段差L1
分のボビン7Cの熱膨張を加えた次の(5)式で表され
る。
【数5】 h3={(α−β)・L2/2+α・L1}・ΔT ・・・(5) 従って、温度変化時の固定ヘッド4と可動ヘッド5の相
対高さ変化Δhは式(2)と式(5)の差となり、
(4)式の場合と同様にして次の(6)式が算出され
る。
【数6】 Δh=[L1・γ−{(α−β)・L2/2+α・L1}]・ΔT ・・・(6)
【0028】ここで、第1実施例と同様に、取付け段差
L1の値を最適に調節すれば、Δhを0とすることができ
る。例えば、α=2.0×10-5/℃(樹脂)、β=
1.2×10-5/℃(鉄)、γ=2.2×10-5/℃
(アルミニウム)、L2=8.0mmの時、L1=16.0
mmとすれば、Δh=0μmとなる。
【0029】このように、回転ドラム2のアクチュエー
タ取付面2aと、固定ヘッド取付面2bとに取付け段差
L1を設けることにより、温度変化時の固定ヘッド4と可
動ヘッド5の高さ変化を無くすことができる。尚、アク
チュエータ6Cを駆動するドライブ回路の温度特性も考
慮して取付け段差L1を調整することにより、ドライブ回
路の温度特性を軽減することも可能である。
【0030】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、回転ドラ
ムの固定ヘッド取付面とアクチュエータ取付面とに取付
け段差を設けることにより、温度変化時の可動ヘッドの
高さ変化を回転ドラムの取付け段差の熱膨張でキャンセ
ルし、固定ヘッドと可動ヘッドの相対的な高さ変化を無
くすことができる。これにより、磁気記録再生装置にお
いて高精度なヘッド高さの検出装置を用いなくても、可
動ヘッドによる信号の記録及び再生が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例における回転ドラム装置の
構造を示す断面図である。
【図2】第1実施例における回転ドラム装置の部分拡大
断面図である。
【図3】本発明の第2実施例における回転ドラム装置の
構造を示す断面図である。
【図4】第2実施例の回転ドラム装置に取付けられるア
クチュエータの断面図である。
【図5】第2実施例における回転ドラム装置の部分拡大
断面図である。
【図6】従来の回転ドラム装置の構造例を示す断面図で
ある。
【図7】従来の回転ドラム装置に取付けられるアクチュ
エータの断面図である。
【図8】従来の回転ドラム装置の部分拡大断面図であ
る。
【符号の説明】
1 固定ドラム 2 回転ドラム 2a アクチュエータ取付面 2b 固定ヘッド取付面 2c 段差部 3 回転軸 4 固定ヘッド 5 可動ヘッド 6B,6C アクチュエータ 7B,7C ボビン 8a 第1の板ばね 8b 第2の板ばね 8c 延長部 9B,9C ヨーク 10 永久磁石 11 ポールピース 12 ヘッドベース 13 コイル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柳川 良文 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定ドラムと、 前記固定ドラムに回転軸を介し回転自在に支持される回
    転ドラムと、 前記回転ドラムの外周部に固定される固定ヘッドと、 前記回転ドラムの外周部に取付けられ、回転ドラムの軸
    方向に微動自在な可動部を有するアクチュエータと、 前記アクチュエータの可動部に取付けられる可動ヘッド
    と、を具備する回転ドラム装置において、 前記アクチュエータは、 前記回転ドラムへの取付部が、前記固定ヘッドの前記回
    転ドラムへの取付位置より前記回転ドラムの軸方向に対
    し一定の段差を隔てて取付けられたものであることを特
    徴とする回転ドラム装置。
  2. 【請求項2】 前記アクチュエータは、 柱状の永久磁石と、 前記永久磁石に固着された磁性材料からなるポールピー
    スと、 前記永久磁石に固着された磁性材料からなるヨークと、 前記ポールピースと前記ヨークの間に配置され、コイル
    が回巻されたボビンと、 前記ヨークの下部及び上部に一端が夫々取り付けられて
    前記ボビンを軸方向に移動自在に支持する第1の板ばね
    及び第2の板ばねと、 前記第1の板ばねの一部又は前記ボビンの外周の一部を
    半径方向に延長する延長部と、を有するものであり、 前記可動ヘッドは、 前記アクチュエータの延長部に取付けられ、 前記アクチュエータの取付段差は、前記ヨーク、前記ボ
    ビン、及び前記回転ドラムの軸方向の熱膨張率に基づ
    き、温度変化時における前記可動ヘッドと前記固定ヘッ
    ドとの前記回転ドラムの軸方向に対する相対位置変化を
    なくするように定められたものであることを特徴とする
    請求項1記載の回転ドラム装置。
  3. 【請求項3】 前記アクチュエータは、 柱状の永久磁石と、 前記永久磁石に固着された磁性材料からなるポールピー
    スと、 前記永久磁石に固着された磁性材料からなるヨークと、 前記ポールピースと前記ヨークの間に配置され、コイル
    が回巻されたボビンと、 前記ヨークの下部及び上部に一端が夫々取り付けられて
    前記ボビンを軸方向に移動自在に支持する第1の板ばね
    及び第2の板ばねと、 前記ボビンの一部を前記ヨークの軸方向外部に延長した
    ボビン延長部と、を有するものであり、 前記可動ヘッドは、 前記ボビン延長部に取付けられ、 前記アクチュエータの取付段差は、前記ヨーク、前記ボ
    ビン、及び前記回転ドラムの軸方向の熱膨張率に基づ
    き、温度変化時における前記可動ヘッドと前記固定ヘッ
    ドとの前記回転ドラムの軸方向に対する相対位置変化を
    なくするように定められたものであることを特徴とする
    請求項1記載の回転ドラム装置。
JP34409293A 1993-12-17 1993-12-17 回転ドラム装置 Pending JPH07176025A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34409293A JPH07176025A (ja) 1993-12-17 1993-12-17 回転ドラム装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34409293A JPH07176025A (ja) 1993-12-17 1993-12-17 回転ドラム装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07176025A true JPH07176025A (ja) 1995-07-14

Family

ID=18366592

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34409293A Pending JPH07176025A (ja) 1993-12-17 1993-12-17 回転ドラム装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07176025A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6359746B1 (en) Magnetic disk drive
US6052251A (en) Actuator arm integrated piezoelectric microactuator
US5459921A (en) Method of making a disc drive actuator arm with arm compliance compensation
EP0037715A1 (en) Head positioning transducer for helical scan video reproducer
JP2804209B2 (ja) 回転磁気ヘッド変位装置
JP3046729B2 (ja) 回転ヘッド型磁気記録再生装置
JPH07176025A (ja) 回転ドラム装置
US3983318A (en) Velocity correction system with damping means
JPH06309822A (ja) 記録再生ヘッド及びこれを用いた記録再生装置
JP2758445B2 (ja) 磁気ヘッド駆動装置
JPH0460915A (ja) 磁気記録再生装置
JPS6155174B2 (ja)
JP2696796B2 (ja) ダイナミックトラッキング用回転磁気ヘッド装置
JP2003123460A (ja) 磁気ディスク装置及び加速度センサ実装方法
JPS6155173B2 (ja)
JPH0370293B2 (ja)
JP2811960B2 (ja) 磁気ヘッド駆動装置
JPH073508Y2 (ja) 浮動磁気ヘッド
KR100425688B1 (ko) 브이. 씨. 엠. 엑츄에이터
JP3511739B2 (ja) ヘッド素子の高さ調整装置及びこれを備える磁気テープ記録及び/又は再生装置
JPH0215411A (ja) 回転磁気ヘツド移動装置
JPH05266447A (ja) 可動ヘッド装置およびドラム装置
JPS61237274A (ja) 磁気デイスク装置
JPH0344816A (ja) トラッキング装置
JPH0279209A (ja) 磁気ヘッド移動装置