JPH07174979A - 顕微鏡 - Google Patents

顕微鏡

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Publication number
JPH07174979A
JPH07174979A JP31992093A JP31992093A JPH07174979A JP H07174979 A JPH07174979 A JP H07174979A JP 31992093 A JP31992093 A JP 31992093A JP 31992093 A JP31992093 A JP 31992093A JP H07174979 A JPH07174979 A JP H07174979A
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JP
Japan
Prior art keywords
mirror base
microscope
lamp house
base
illumination
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP31992093A
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English (en)
Inventor
Yoshihiro Shimada
佳弘 島田
Yukio Kinoshita
幸男 木下
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH07174979A publication Critical patent/JPH07174979A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明の目的は、鏡基の熱膨張を防止で
き、経時的に焦点変化を生じることのない顕微鏡を提供
することにある。 【構成】 顕微鏡1は、ベ−ス2の側端部から上方に延
出した鏡基4を備えている。鏡基4には、ステ−ジ6及
び対物レンズ8が取り付けられ、対物レンズ8は光学的
に接眼部14に接続されている。一方、落射照明用ラン
プハウス16及び透過照明用ランプハウス18は、固定
部材20によって支持されて鏡基4の近傍に配置されて
いる。ランプハウス16或いはランプハウス18から放
射される赤外線は、鏡基4に取り付けられたミラ−30
a、30bにより反射され、輻射熱による鏡基4の加熱
を防止する。従って、鏡基4は熱膨張を生じることがな
いので、ステ−ジ6と対物レンズ8との間の距離が維持
され、焦点変化が防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、鏡基の近傍にランプ
ハウス等の熱源を備えた顕微鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、顕微鏡を用いて高倍率での長時間
露光による写真撮影を実施する場合、経時的な焦点変化
が重要な問題となる。また、生物標本や生きた細胞をビ
デオを用いて長時間に渡って撮影する場合においても、
経時的な焦点変化が重要な問題となる。このような焦点
変化は、例えば照明用ランプから発生される熱が顕微鏡
の鏡基に吸収されて鏡基が熱膨張することにより対物レ
ンズとステ−ジとの間の距離が変化することにより生じ
ることが知られている。そのため、経時的な焦点変化を
減少するための装置を備えた顕微鏡が特開昭61−28
2814号公報、及び特開平1−167816号公報に
開示されている。
【0003】しかしながら、上記の公報に開示された顕
微鏡は、鏡基或いはベ−スの内部構造について主に断熱
の目的で改良したものであり、鏡基の外部に配置された
熱源から伝達される熱による焦点変化についてはなんら
考慮されていない。
【0004】鏡基の近傍に配置され、熱源として作用す
る可能性を有する部材としては、照明用の光源を収容し
ているランプハウスが考えられる。以下、ランプハウス
から発生する熱の影響により顕微鏡に生じる焦点変化に
ついて説明する。
【0005】図3に示すように、顕微鏡101は、ベ−
ス102の一側から上方に延出するようにベ−ス102
と一体に形成された鏡基104を備えている。鏡基10
4は、図示しない標本を載置するステ−ジ106と、標
本に対向して配置される対物レンズ108を着脱可能に
取り付けるレバルバ−110と、を備えている。ステ−
ジ106は、対物レンズ108の光軸に沿って上下動可
能に取り付けられ、レボルバ−110は、回動自在に取
り付けられている。対物レンズ108の上方には、標本
の像を接眼部114に伝えるための図示しない光学系を
有する鏡筒112が光軸を一致されて鏡基104に固定
されている。
【0006】また、顕微鏡101は、落射照明用ランプ
ハウス116及び透過照明用ランプハウス118を備え
ている。落射照明用ランプハウス116は、落射照明用
投光管115を介して鏡筒に接続されており、透過照明
用ランプハウス118は、透過照明用投光管117を介
して鏡基104に接続されている。各ランプハウス11
6、118内には、光源としての図示しないランプが設
けられている。
【0007】顕微鏡101のメインスイッチを入れる
と、ランプが点灯されランプから発生する熱によりラン
プハウス116、118が加熱される。特に、透過照明
用ランプハウス118から発生する熱は、透過照明用投
光管117を介して鏡基104に伝達され鏡基104を
直接的に加熱する。鏡基104が加熱されると、鏡基1
04が熱膨張を起こし対物レンズ108とステ−ジ10
6との間の距離が変化する。その結果、対物レンズ10
8の焦点位置が標本上で一致しなくなり、焦点変化が生
じる。
【0008】図4には、透過照明用ランプハウス118
が鏡基104と別体にされた顕微鏡101を示してい
る。この場合、透過照明用ランプハウス118は、固定
部材120を介して鏡基104とは非接触により固定さ
れ、固定部材120は、透過照明用ランプの光軸と、ベ
−ス102内に設けられた図示しない透過照明用光学系
の光軸と、が一致するように位置合せされている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図4に
示すように、透過照明用ランプハウスを鏡基と別体に設
ける場合であっても、透過照明用ランプハウスから放射
(輻射)される赤外線による輻射熱の影響によって鏡基
が加熱される。また、同様に落射照明用ランプハウスか
ら輻射される熱により鏡基が加熱される。従って、長時
間に渡って検鏡する場合には、鏡基が熱膨脹を起し、ス
テ−ジと対物レンズとの間の距離が変化され、経時的に
焦点変化を起す問題がある。
【0010】また、鏡基の近傍に上述したランプハウス
以外の熱源が配置される場合であっても、長時間に渡る
検鏡により鏡基が熱膨脹して焦点変化を生じる。更に、
このような検鏡中の経時的な焦点変化を防止するため
に、メインスイッチをいれてから鏡基の温度が飽和状態
に達するまで待機した後に検鏡を開始する方法が考えら
れる。しかし、鏡基の温度が飽和状態に達するまでに多
くの時間を必要とし、イニシャライズ動作に時間がかか
る問題がある。この発明は、以上の点に鑑みなされたも
ので、その目的は、鏡基の熱膨張を防止でき、経時的に
焦点変化を生じることのない顕微鏡を提供することにあ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明によれば、標本
を載置するステ−ジと、上記標本に対向して配置される
対物レンズと、上記ステ−ジ及び対物レンズを支持する
鏡基と、上記鏡基の近傍に配置される熱源と、上記鏡基
と熱源との間に配置され、上記熱源からの輻射熱を反射
する遮熱部材と、を備えていることを特徴とする顕微鏡
が提供される。
【0012】
【作用】この発明の顕微鏡によれば、光源を備えたラン
プハウス等の熱源から発生される赤外線は、近接して配
置された鏡基に向かって放射される。熱源と鏡基との間
には、赤外線を反射する遮熱部材が配置され、赤外線が
遮断される。この結果、輻射熱による鏡基の熱膨脹が防
止され、鏡基に取り付けられたステ−ジと対物レンズと
の間の距離が一定に保たれる。従って、長時間に渡る検
鏡による経時的な焦点変化を防止できる。
【0013】
【実施例】以下、図面を参照しながらこの発明の実施例
について詳細に説明する。図1に示すように、この発明
の第1の実施例に係る顕微鏡1は、ベ−ス2の一側から
上方に延出するようにベ−ス2と一体に形成された鏡基
4を備えている。鏡基4は、図示しない標本を載置する
ステ−ジ6と、標本に対向してステ−ジ6の上方に配置
される対物レンズ8を着脱可能に取り付けるレボルバ−
10と、を備えている。ステ−ジ6は、対物レンズ8の
光軸に沿って上下動可能に取り付けられ、レボルバ−1
0は、回動自在に取り付けられている。対物レンズ8と
ステ−ジ6との間の距離はステ−ジ6を上下に動かすこ
とにより決定される。対物レンズ8の上方には、標本の
像を接眼部14に伝えるための図示しない光学系を有す
る鏡筒12が光軸を一致されて配置されている。
【0014】また、顕微鏡1の近傍には、図示しない照
明用ランプをそれぞれ備えた落射照明用ランプハウス1
6及び透過照明用ランプハウス18が固定部材20に支
持されて鏡基4に近接して配置されている。落射照明用
ランプハウス16は、その光軸が鏡筒12に光学的に接
続された落射照明用投光管15の光軸と一致するように
固定部材20によって支持されており、透過照明用ラン
プハウス18は、その光軸がベ−ス2内に設けられた図
示しない透過照明用光学系の光軸と一致するように固定
部材20によって支持されている。また、ランプハウス
16、18の射出口22、24には、赤外線の透過を防
止するためのフィルタ−21、23が設けられている。
【0015】更に、鏡基4のランプハウス側の側面及び
上面には、遮熱部材としてのミラ−30a、30bが設
けられている。ミラ−30aは、透過照明用ランプから
照射される照明光を通すための図示しない孔を備えてい
る。
【0016】上記のように構成された顕微鏡1のメイン
スイッチを入れると、落射照明或いは透過照明のいずれ
か一方から選択されたランプハウス内に設けられた照明
用ランプが点灯される。例えば落射照明用ランプが点灯
されると、ランプから発生する熱により落射照明用ラン
プハウス16が加熱される。これにより、ランプハウス
16から赤外線が放射(輻射)される。一方フィルタ−
21を介して射出される光は赤外線を含まないため、も
れ光が鏡基4に影響を及ぼすことはない。
【0017】鏡基4に向かう赤外線は、ミラ−30a及
び30bによって略反射され、赤外線の輻射熱によって
鏡基4が加熱されることがなく、鏡基4の熱膨脹が防止
される。そのため、鏡基4に取り付けられたステ−ジ6
と対物レンズ8との間の距離が変化されないので焦点変
化が生じない。また、透過照明を選択する場合であって
も同様の結果が得られることは言うまでもない。
【0018】次に、この発明の第2の実施例について図
2を用いて説明する。尚、本実施例は、ミラ−の代わり
に遮熱板を備えた以外は上述した第1の実施例と同じ構
成を有するため、第1の実施例と同一の部分については
同一符号を用いて説明を省略する。
【0019】図2(A)及び図2(B)に示すように、
鏡基4のランプ側の側面及び上面には、例えば略矩形の
板金をL字形に折り曲げた形状の遮熱部材としての遮熱
板40が取り付けられている。遮熱板40は、少なくと
もランプ側に面する外面40a上にニッケルクロム等の
光沢メッキが施されているとともに、透過照明用ランプ
から照射される照明光を通すための孔42を備えてい
る。また、遮熱板40の周縁部には、遮熱板40を鏡基
4に取り付けた際に鏡基4に接触する爪40bが設けら
れている。
【0020】ランプが点灯されて、遮熱板40に赤外線
が照射されると、殆どの赤外線は遮熱板40で反射され
る。また、ごくわずかの赤外線が遮熱板40に吸収さ
れ、遮熱板40がわずかに加熱されるが、遮熱板40は
爪40bを介して微小面積で鏡基4に接触しているた
め、遮熱板40から鏡基4に伝達される熱は殆どない。
従って、遮熱板40を鏡基4に取り付けることにより、
鏡基4の熱膨脹が防止され、輻射熱による焦点変化が防
止できる。また、本実施例の遮熱板40は、板金にメッ
キを施すだけで製造できるため、第1の実施例のミラ−
30と比較して安価に製造できる。
【0021】尚、この発明は、上述した実施例に限定さ
れるものではなく、発明の範囲を超えることなく種々変
形可能である。例えば、上述したミラ−30或いは遮熱
板40の代りに鏡基4自体に光沢メッキを施しても良
く、この場合においてもランプハウスから放射される殆
どの赤外線を反射できるため、鏡基4の熱膨張を防止で
き、焦点変化を防止できる。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の顕微鏡
によれば、熱源としての落射照明用ランプハウス或いは
透過照明用ランプハウスから放射される赤外線は、鏡基
に取り付けられた遮熱部材によって反射される。従っ
て、赤外線の輻射熱により鏡基が加熱されることがな
く、鏡基の熱膨張が防止される。これにより、長時間に
渡る検鏡においても経時的な焦点変化が生じることのな
い顕微鏡が提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、遮熱部材としてのミラ−を備えたこの
発明の第1の実施例に係る顕微鏡を示す正面図。
【図2】図2(A)は、遮熱部材としての遮熱板を備え
たこの発明の第2の実施例に係る顕微鏡を示す正面図。
図2(B)は、図2(A)の遮熱板を示す斜視図。
【図3】図3は、落射照明用ランプハウス及び透過照明
用ランプハウスを備えた従来の顕微鏡を示す正面図。
【図4】図4は、鏡基と別体に設けられた透過照明用ラ
ンプハウスを有する従来の顕微鏡を示す正面図。
【符号の説明】
1…顕微鏡、2…ベ−ス、4…鏡基、6…ステ−ジ、8
…対物レンズ、10…リボルバ−、12…鏡筒、14…
接眼部、15…落射照明用投光管、16…落射照明用ラ
ンプハウス、18…透過照明用ランプハウス、20…固
定部材、21、23…フィルタ−、30a、30b…ミ
ラ−。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 標本を載置するステ−ジと、 上記標本に対向して配置される対物レンズと、 上記ステ−ジ及び対物レンズを支持する鏡基と、 上記鏡基の近傍に配置される熱源と、 上記鏡基と熱源との間に配置され、上記熱源からの輻射
    熱を反射する遮熱部材と、を備えていることを特徴とす
    る顕微鏡。
  2. 【請求項2】 上記遮熱部材は、ミラ−であることを特
    徴とする請求項1に記載された顕微鏡。
  3. 【請求項3】 上記遮熱部材は、光沢メッキが施された
    遮熱板であることを特徴とする請求項1に記載された顕
    微鏡。
JP31992093A 1993-12-20 1993-12-20 顕微鏡 Withdrawn JPH07174979A (ja)

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JP31992093A JPH07174979A (ja) 1993-12-20 1993-12-20 顕微鏡

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013105156A (ja) * 2011-11-16 2013-05-30 Olympus Corp 顕微鏡システム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013105156A (ja) * 2011-11-16 2013-05-30 Olympus Corp 顕微鏡システム

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A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20010306