JPH07174855A - 鉄屑の放射線検出、測定装置 - Google Patents

鉄屑の放射線検出、測定装置

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JPH07174855A
JPH07174855A JP20552994A JP20552994A JPH07174855A JP H07174855 A JPH07174855 A JP H07174855A JP 20552994 A JP20552994 A JP 20552994A JP 20552994 A JP20552994 A JP 20552994A JP H07174855 A JPH07174855 A JP H07174855A
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JP
Japan
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radiation
scrap
lifting magnet
measuring device
radiation detector
Prior art date
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Pending
Application number
JP20552994A
Other languages
English (en)
Inventor
Takekazu Suzuki
武和 鈴木
Seiji Yamada
山田  清二
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Topy Industries Ltd
Original Assignee
Topy Industries Ltd
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 放射能を帯びた鉄屑を高程度で検出し、しか
も人体被爆のおそれをなくすこと。 【構成】 リフティングマグネット11に放射線検出器
17を設け、放射線測定装置20を離れた位置におい
て、放射線検出器17と放射線測定装置20とを、信号
伝達手段21で連絡した。リフティングマグネット11
でスクラップ10を吸着しているときに至近距離からス
クラップ10の放射線を測定できるので、検出は高精度
であり、しかも放射線測定装置20は離れた位置におい
たので、人は放射線測定装置20のみに接近することに
より、人体への放射線被爆が問題にならなくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、精度高く、しかも人体
の被爆を伴わないで、鉄屑の放射線を検出、測定する装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】電炉鋼の原料となる鉄屑に放射能を帯び
た鉄屑が混入する場合が今後出てくることが予想されて
いる。たとえば、海外の原子炉の修理、廃炉化に伴う工
事において発生した輸入スクラップ等がそうである。こ
のため、スクラップを個々に至近距離で全量放射線測定
する必要がある。スクラップの放射線測定は、従来、シ
ンチレーション、電離箱、GMカウンタ等の検知器を用
いて、人手によるマニアル測定または自動測定により行
っている。自動測定は、たとえば図9に示すように、貨
車1、トラック荷台の側方および上方に、多数のヘッド
2を配置し、測定を行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来方法で
は、マニアル測定では測定者が被検体に近寄るため人体
被爆の危険性があり、また接触測定を行うために荷ばら
し作業が新たに必要となり、作業能率が著しく低下す
る。一方、自動測定では、放射線汚染物、放射線源の積
荷至近距離の測定ができないことにより、混載するスク
ラップに遮断され、検出精度が低下する。本発明の目的
は、被検物を至近距離から放射線測定でき、したがって
高精度測定が可能となり、しかも至近距離の測定にかか
わらず人体への危険が無い鉄屑の放射線検出、測定装置
を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の、本発明に係る鉄屑の放射線検出、測定装置は、次の
ものからなる。リフティングマグネットと、前記リフテ
ィングマグネットに設けられた放射線検出器と、前記放
射線検出器から離れた位置に設けられた放射線測定装置
と、前記放射線検出器で検出された放射線に対応する信
号を前記放射線測定装置に伝達する信号伝達手段と、か
らなる鉄屑の放射線検出、測定装置。
【0005】
【作用】本発明装置では、リフティングマグネットに放
射線検出器が設けられるので、リフティングマグネット
で鉄屑を吸着するときに放射線検出器は被検物に至近距
離に接近できる。したがって、精度をほとんど低下させ
ることなく、放射線を検出できる。また、放射線測定装
置は、放射線検出器から離れた位置に設置されるので、
人は測定装置にアクセスするのみで放射線被爆を受ける
ことなく、放射線測定を行うことができる。
【0006】
【実施例】以下に、本発明の望ましい実施例を、図1〜
図8を参照して説明する。図1において、鉄屑10を積
み降ろしするために、電炉工場にリフティングマグネッ
ト11が備えられている。リフティングマグネット11
は、ワイヤ13の下端のフック14にワイヤ15を介し
て吊り下げられている。リフティングマグネット11は
鉄芯16とそれを励磁するためのコイル12を有してお
り、鉄芯16とコイル12はケース9内に納められてい
る。
【0007】リフティングマグネット11には、α線、
β線、γ線のうち少なくとも1種以上の放射線を検出で
きる放射線検出器17が設けられている。このような放
射線検出器17は、シンチレーション、GMカウンタな
どの公知の検出器を用いることができる。放射線検出器
17は放射線の検出機能の他放射線量の計測機能を備え
たものであってもよい。
【0008】放射線検出器17から離れた位置に、放射
線量を演算、計測、ディスプレイ、記録等する放射線測
定装置20が設けられている。放射線量計測機能が放射
線検出器17側に付与されている場合には、放射線測定
装置20は放射線量計測機能は持たなくてもよい。放射
線測定装置20の設置位置は、スクラップがたとえ放射
能を帯びていても、人体への被爆が問題にならない程度
にリフティングマグネット11から離されるが、途中に
放射線遮蔽材を設置するか否か等により、距離は変化す
る。遮蔽材としては、鉛板、コンクリート壁、等が有効
である。
【0009】放射線検出器17で検出されたスクラップ
の放射線に対応する信号を放射線測定装置20に伝達す
る信号伝達手段21が設けられる。信号が電気の場合は
信号伝達手段21はリード線等であり、信号が光の場合
は信号伝達手段21は光ケーブル等である。また、信号
伝達手段21にワイヤレス手段を用いてもよい。
【0010】放射線検出器17の、リフティングマグネ
ット11への設置位置は、鉄屑に接近できる位置であれ
ば任意である。図2は、放射線検出器17がリフティン
グマグネット11の鉄芯16に埋め込まれた場合を示し
ている。より詳しくは、放射線検出器17は、磁気シー
ルド材18、防振材19で覆われて鉄芯16中に埋め込
まれている。このうち磁気シールド材18は、検出器1
7がリフティングマグネット11の磁気により影響を受
けることを防止する目的で設けられているが、検出器1
7の種類によっては磁気シールド材は不要である。ま
た、防振材19は、スクラップのリフティングマグネッ
ト荷役がハードで検出器にはショックが与えられやすい
ため、それを防止するため使用する。放射線検出器17
の鉄芯16への埋め込み位置は、検出もれをなくすため
に、鉄芯16の直径方向には中央とし、鉄芯16による
放射線吸収を少なくするために鉄芯16の厚み方向には
スクラップ吸着面にできるだけ近い位置が望ましい。
【0011】図3、図4は、放射線検出器17がリフテ
ィングマグネット11のケース9内で、かつ鉄芯16の
外に配置されている場合を示している。この場合、放射
線検出器17を複数設け、それらを平面視(図4)にて
ケース中心に対し対称の位置で、かつ鉄屑に近い側(図
3で下端側)に設けることが望ましい。
【0012】図5、図6は、リフティングマグネット1
1の単一のケース9内に複数セットの鉄芯16、コイル
12が納められている場合に、放射線検出器17を複数
のコイル12間(通常この部分は樹脂で埋められてい
る)に配設した場合を示している。この場合、放射線検
出器17は平面視(図6)にてケース9内の中央で、か
つ鉄屑に近い側(図5で下端側)に設けられることが望
ましい。図7、図8は、放射線検出器17がリフティン
グマグネット11のケース9の外側に配置されてケース
9に固定されている場合を示している。
【0013】つぎに、作用を説明する。鉄屑10はリフ
ティングマグネット11により積み降ろしされる。この
とき、鉄屑10中に放射能を帯びたものが混入している
と、それが放射線検出器17によって検出される。リフ
ティングマグネット11にとりつけた放射線検出器17
がスクラップに接近するので、その測定は被検体に至近
距離で行え、検出精度が高い。測定タイミングは、リフ
ティングマグネット11によるスクラップ着磁巻き上げ
から、脱磁までの間に放射線量を測定する。測定はリフ
ティングマグネット着磁ロット単位の測定となり、スク
ラップの種類、リフティングマグネット11の大きさに
よって異なるが、300〜500kg/ロット程度にな
る。この信号は放射線測定装置20に送られ、そこで異
常値が認められた場合、すなわち一定値以上の放射線有
りと認められた場合は、再測定し、再度異常値が認めら
れた場合は、直ちにロットアウトする。作業者はリフテ
ィングマグネット部位には、作業中は近づかず、放射線
測定装置20部位のみで測定、判定する。したがって、
許容値を超える放射線被爆を受けない。
【0014】
【発明の効果】本発明によれば、リフティングマグネッ
トに放射線検出器を設けたので、被検体を至近距離から
放射線検出でき、放射線量の低下がほとんどなく高精度
に検出できる。また、放射線測定装置を放射線検出器か
ら離したので、放射線測定装置にのみ人が接近すること
により、人体への放射線被爆を抑制し、作業者、測定者
の安全をはかることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る鉄屑の放射線検出、測
定装置の概略正面図である。
【図2】図1の装置で放射線検出器をリフティングマグ
ネットの鉄芯に埋め込んだ場合の、放射線検出器とその
近傍の拡大概略断面図である。
【図3】本発明のもう1つの実施例で放射線検出器をリ
フティングマグネットのケース内でかつ鉄芯外に設けた
場合のリフティングマグネット部分の概略断面図であ
る。
【図4】図3の平面図である。
【図5】本発明のもう一つの実施例で放射線検出器をリ
フティングマグネットのケース内でかつコイル間に設け
た場合のリフティングマグネット部分の概略断面図であ
る。
【図6】図5の平面図である。
【図7】本発明のもう一つの実施例で放射線検出器をリ
フティングマグネットのケース外でケースに固定した場
合のリフティングマグネットの概略断面図である。
【図8】図7の平面図である。
【図9】従来の鉄屑の放射線自動検出装置の斜視図であ
る。
【符号の説明】
9 ケース 10 鉄屑 11 リフティングマグネット 12 コイル 16 鉄芯 17 放射線検出器 20 放射線測定装置 21 信号伝達手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リフティングマグネットと、 前記リフティングマグネットに設けられた放射線検出器
    と、 前記放射線検出器から離れた位置に設けられた放射線測
    定装置と、 前記放射線検出器で検出された放射線に対応する信号を
    前記放射線測定装置に伝達する信号伝達手段と、からな
    る鉄屑の放射線検出、測定装置。
JP20552994A 1993-11-04 1994-08-30 鉄屑の放射線検出、測定装置 Pending JPH07174855A (ja)

Priority Applications (1)

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JP20552994A JPH07174855A (ja) 1993-11-04 1994-08-30 鉄屑の放射線検出、測定装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27523593 1993-11-04
JP5-275235 1993-11-04
JP20552994A JPH07174855A (ja) 1993-11-04 1994-08-30 鉄屑の放射線検出、測定装置

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JPH07174855A true JPH07174855A (ja) 1995-07-14

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2350831A (en) * 1999-05-19 2000-12-13 Aea Technology Plc Excavating equipment with radiation detector
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DE102008044086A1 (de) * 2008-11-26 2010-05-27 Thermo Electron (Erlangen) Gmbh Detektoreinrichtung zum Überwachen von Metallschrott auf radioaktive Bestandteile

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