JPH07174401A - 空調ダクト内殺菌処理方法 - Google Patents

空調ダクト内殺菌処理方法

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JPH07174401A
JPH07174401A JP5317869A JP31786993A JPH07174401A JP H07174401 A JPH07174401 A JP H07174401A JP 5317869 A JP5317869 A JP 5317869A JP 31786993 A JP31786993 A JP 31786993A JP H07174401 A JPH07174401 A JP H07174401A
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JP
Japan
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duct
lamp
air
ozone
air conditioner
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JP5317869A
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English (en)
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Yasuro Sakakura
康郎 坂倉
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A50/00TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE in human health protection, e.g. against extreme weather
    • Y02A50/20Air quality improvement or preservation, e.g. vehicle emission control or emission reduction by using catalytic converters

Abstract

(57)【要約】 【目的】 空調機を通って空調ダクト内に入った細菌を
死滅させ、空調ダクトから室内に細菌が還流しないよう
にする方法を提供すること。 【構成】 空調ダクト経路内に紫外線発生ランプ1とオ
ゾン発生ランプ2とを設置してなる

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は空調機から空調ダクト内
に取り込まれた空気流中に含まれている細菌を殺菌処理
する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】空調ダクト内には空調機を通過した空気
が取り入れられるが、この空調機に取り付けられた濾過
器では完全に塵埃を除去することはできず、この塵埃の
一部は空調ダクトの内壁面に付着してここに堆積してし
まうのが現状である。そこで、空調機を通る空気に伴わ
れてダクト内に入った細菌または塵埃に付着してダクト
内に入った細菌は、塵埃とともに空調ダクト内に留まる
ことになる。この空調ダクト内は細菌の繁殖に好都合な
環境を提供し、ここで繁殖した細菌が空調ダクトから給
気される空気流に伴われて室内に還流されることにな
り、この空調ダクト内の汚れに伴う細菌類の発生が引き
起こす空気感染の実態が一部の医療関係者の間で問題と
なっている。
【0003】このため、空調ダクト内に紫外線殺菌灯を
取り付ける空調ダクト内殺菌処理法が採用されるに至っ
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来の空
調ダクト内殺菌処理方法では、充分な殺菌効果を奏する
ことができず、特に病院などの空調ダクト内殺菌処理方
法としては不十分であった。
【0005】本発明は上記のような問題点に鑑みてなさ
れたもので、その目的は簡単な設備で充分な殺菌効果を
奏することのできる空調ダクト内殺菌処理方法を提供す
るにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達するため、
本発明の空調ダクト内殺菌処理方法では、空調機内また
は空調ダクト経路内に紫外線発生ランプとオゾン発生ラ
ンプとを設置してなるのである。
【0007】
【作用】ダクト内に吸入された細菌のうちダクト内に浮
遊する細菌及びダクト内表面に付着している細菌は紫外
線発生ランプの空気殺菌及び表面殺菌効果により死滅さ
れ、またダクト内に蓄積した塵埃の下方及びその内部に
存する細菌は、オゾン発生ランプにより発生させられた
オゾンが塵埃を透過することにより死滅される。そし
て、オゾンは殺菌作用並びに酸化作用が大きいが、オゾ
ン発生ランプの能力を適宜選択して室内オゾン許容濃度
の0.1ppm以下のオゾンを発生するものとし、ダク
トを構成する金属の酸化を最小限にとどめて大きな殺菌
効果を奏することができる。
【0008】
【実施例】図は空調ダクトの空調機混和室を一部破断し
て示し、この混和室には30Wの紫外線発生ランプ1
(例えば、東芝ライテック株式会社の「GL30」)を
5灯と25Wのオゾン発生ランプ2(例えば、岩崎電気
株式会社の「QOL 25SY」)を7灯取り付けてい
る。この紫外線ランプの距離1mにおける殺菌線放射強
度は約70μW/cm2 である。
【0009】本発明の効果を確認するため、大腸菌を繁
殖させた水を深さ10mmのガラストレイ中に1mmの
深さまで入れ、かつそのトレイの開口部に厚さ5mmの
脱脂綿を被せた試料を2個準備し、第1の試料は上記紫
外線ランプのみを点灯したダクト状筒体(1m×1m)
内に設置し、第2の試料は紫外線ランプとオゾンランプ
の両方を点灯した上記ダクトダクト状筒体内に設置し、
30秒経過後のそれぞれのトレイ中の大腸菌の殺菌率を
調べた。その結果を以下の表1に示す。
【0010】
【表1】 上記表1の結果から、紫外線ランプは波長250から2
60nmの紫外線を放射するもので、表面殺菌に優れた
効果を奏することは知られているが、綿のような遮蔽物
があると殺菌効果は著しく低下する。これに対して、オ
ゾンランプはオゾン、即ちO3 の活性酸素を放射するも
のであるから、綿のような通気性の良好な物を容易に透
過してその下方の菌に対する優れた殺菌効果を奏するも
のと考えられる。従って、空調ダクト内の殺菌処理には
ダクト内の広い空間、即ち空調機から送られる大風量の
空気、を殺菌するために空気殺菌及び表面殺菌に優れた
紫外線ランプを用いるとともに、ダクトの内部に蓄積し
た塵埃中の細菌を殺菌するためにオゾンランプを使用す
ることが望ましい。
【0011】しかしながら、オゾンは強い酸化作用を伴
うものであるから、ダクト或いはその取付金具などの金
属部分を短期間のうちに酸化させてしまうので、蓄積し
たダクト内の細菌を殺菌するのに必要最小限の強度、即
ち室内オゾン許容濃度の0.1ppm以下、とすること
である。
【0012】本願発明者の実験したところによれば、オ
ゾン発生ランプは、ダクトの送風量を基にダクト内に空
気殺菌を充分に行うことが出来るように設定した紫外線
発生ランプの能力の0.8〜2.0倍の能力を有すれ
ば、所望の殺菌効果を達成することができ、室内オゾン
許容濃度を0.1ppm以下に維持するとともにダクト
内の金属部分の酸化を最小限に抑えることができること
が判明した。ここで、上記ランプの能力とは、ランプの
出力ワット数を意味している。
【0013】尚、紫外線発生ランプとオゾン発生ランプ
の設置位置は好ましくは空調機の混和室である。ここは
還気と外気とが混合される空間で、一般に空調設備の中
で風速が最も遅い(2.5m/s以下)ため殺菌処理に
効果的である。また、フィルターの定期交換のために人
の出入りができる構造となっているため、ランプの取付
工事、及びランプの清掃作業も行いやすい。だたし、設
置場所はここに限られるものではなく、状況により給気
ダクトの元部に紫外線発生ランプとオゾン発生ランプと
を取り付ける一方、還気ダクト吸い込み口にオゾン発生
ランプだけ取り付ける場合なども考えられる。
【0014】また、ダクトの出口近傍に上記ランプを設
置することが好ましく、これはダクト内で死滅しなかっ
た細菌がダクトを通って室内に入るのを防ぐためであ
る。尚、ダクト出口近傍の塵埃は定期清掃できるので、
空気殺菌用の紫外線発生ランプだけで、オゾン発生ラン
プの設置を省略することが出来る。
【0015】
【発明の効果】以上のように本発明の空調ダクト内殺菌
処理方法では、空気殺菌及び表面殺菌に優れた紫外線発
生ランプに加えて、ダクト内に蓄積した塵埃を透過して
その下方の細菌を殺菌することの出来るオゾン発生ラン
プを備えたので、空調ダクト内の細菌を極めて簡単な設
備で効果的に殺菌することができる。
【0016】そして、オゾン発生ランプは室内許容濃度
以下で、その効果的な殺菌効果を発揮しながら空調ダク
ト内の金属の酸化を最小限に抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法を適用した空調機混和室を示す透
視図である。
【符号の説明】
1 紫外線発生ランプ 2 オゾン発生ランプ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空調機内または空調ダクト経路内に紫外
    線発生ランプとオゾン発生ランプとを設置してなること
    を特徴とする空調ダクト内殺菌処理方法。
  2. 【請求項2】 前記オゾン発生ランプの能力が前記紫外
    線発生ランプの能力の0.8〜2倍であることを特徴と
    する請求項1記載の空調ダクト内細菌処理方法。
JP5317869A 1993-12-17 1993-12-17 空調ダクト内殺菌処理方法 Pending JPH07174401A (ja)

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