JPH07174262A - 感熱形安全弁及びこれを備える渦流送風機 - Google Patents
感熱形安全弁及びこれを備える渦流送風機Info
- Publication number
- JPH07174262A JPH07174262A JP32296593A JP32296593A JPH07174262A JP H07174262 A JPH07174262 A JP H07174262A JP 32296593 A JP32296593 A JP 32296593A JP 32296593 A JP32296593 A JP 32296593A JP H07174262 A JPH07174262 A JP H07174262A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- flange
- safety valve
- static pressure
- allowable
- piping
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Temperature-Responsive Valves (AREA)
- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】圧力負荷が許容静圧を超えそうになったら吐出
流体の一部を大気に開放して常に配管系の静圧を許容静
圧以下に維持できるようにする。 【構成】渦流送風機１の吐出口のフランジ２に配管４を
介して吐出側のフィルタなどの圧力負荷３を掛ける。フ
ランジ２に対向させた相フランジ弁体１１をボルト１２
の頭下の取付ばね１３を介してボルト１２でフランジ２
に離間可能に当接させる。そして、相フランジ弁体１１
の面の環状溝１１ａに配管系の許容静圧Ｐｓに対応する
許容温度で推力を生じる形状記憶合金コイルばね１４を
埋設する。配管４はホースなど可撓性のあるものがよ
い。
流体の一部を大気に開放して常に配管系の静圧を許容静
圧以下に維持できるようにする。 【構成】渦流送風機１の吐出口のフランジ２に配管４を
介して吐出側のフィルタなどの圧力負荷３を掛ける。フ
ランジ２に対向させた相フランジ弁体１１をボルト１２
の頭下の取付ばね１３を介してボルト１２でフランジ２
に離間可能に当接させる。そして、相フランジ弁体１１
の面の環状溝１１ａに配管系の許容静圧Ｐｓに対応する
許容温度で推力を生じる形状記憶合金コイルばね１４を
埋設する。配管４はホースなど可撓性のあるものがよ
い。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、配管系の許容温度で
配管の流量の一部を大気に開放する感熱形安全弁及びこ
れを備える渦流送風機に関する。
配管の流量の一部を大気に開放する感熱形安全弁及びこ
れを備える渦流送風機に関する。
【０００２】
【従来の技術】図３は一般的な渦流送風機の特性曲線図
であり、風量Ｑに対して静圧Ｐｓ、吐出空気の温度上昇
値ｔ及び駆動電動機の電流ｉを示す。渦流送風機は小形
の割りに大きな静圧Ｐｓを持つ利点があるが、吐出空気
の温度上昇値ｔは小風量で急激に上昇して軸受や軸封装
置に有害である。このため、一般に静圧Ｐｓの最大値を
抑えた許容静圧Ｐａが存在し、この点の風量Ｑ1 以上で
使用する。しかし、吐出側の圧力負荷がフィルタなどの
ように次第に流体抵抗が上昇して、許容静圧Ｐａを超過
してしまうことがある。この対策として次の従来例があ
る。
であり、風量Ｑに対して静圧Ｐｓ、吐出空気の温度上昇
値ｔ及び駆動電動機の電流ｉを示す。渦流送風機は小形
の割りに大きな静圧Ｐｓを持つ利点があるが、吐出空気
の温度上昇値ｔは小風量で急激に上昇して軸受や軸封装
置に有害である。このため、一般に静圧Ｐｓの最大値を
抑えた許容静圧Ｐａが存在し、この点の風量Ｑ1 以上で
使用する。しかし、吐出側の圧力負荷がフィルタなどの
ように次第に流体抵抗が上昇して、許容静圧Ｐａを超過
してしまうことがある。この対策として次の従来例があ
る。
【０００３】図４は従来例の渦流送風機の配管系統図で
ある。図において、渦流送風機１の吐出口のフランジ２
に吐出側のフィルタなどの圧力負荷３を掛ける。フラン
ジ２と圧力負荷３との間の配管４に圧力計５と弁６とを
接続し、フィルタが詰まるなどして圧力負荷３が増大す
るのを圧力計５で監視し、許容静圧Ｐａを超えたら弁６
を少し開く。圧力計５と弁６とに代えて大気に開放する
バイパス孔を設けることもある。
ある。図において、渦流送風機１の吐出口のフランジ２
に吐出側のフィルタなどの圧力負荷３を掛ける。フラン
ジ２と圧力負荷３との間の配管４に圧力計５と弁６とを
接続し、フィルタが詰まるなどして圧力負荷３が増大す
るのを圧力計５で監視し、許容静圧Ｐａを超えたら弁６
を少し開く。圧力計５と弁６とに代えて大気に開放する
バイパス孔を設けることもある。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】前記の従来例では圧力
計５の監視と弁６の操作が必要であり、バイパス孔の場
合では圧力負荷３が許容静圧Ｐａを超えないときでも無
駄な空気の排出があり、排出騒音も発生する。この発明
の目的は、圧力負荷が許容静圧を超えそうになったら吐
出流体の一部を大気に開放して常に配管系の静圧を許容
静圧以下に維持できる安全弁及びこれを備える渦流送風
機を提供することにある。
計５の監視と弁６の操作が必要であり、バイパス孔の場
合では圧力負荷３が許容静圧Ｐａを超えないときでも無
駄な空気の排出があり、排出騒音も発生する。この発明
の目的は、圧力負荷が許容静圧を超えそうになったら吐
出流体の一部を大気に開放して常に配管系の静圧を許容
静圧以下に維持できる安全弁及びこれを備える渦流送風
機を提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】発明１の感熱形安全弁
は、フランジに対向させた相フランジ弁体をボルトの頭
下の取付ばねを介してボルトでフランジに離間可能に当
接させ、相フランジ弁体の面の環状溝に配管系の許容温
度で取付ばねより大きい推力を生じる形状記憶合金コイ
ルばねを埋設するものである。
は、フランジに対向させた相フランジ弁体をボルトの頭
下の取付ばねを介してボルトでフランジに離間可能に当
接させ、相フランジ弁体の面の環状溝に配管系の許容温
度で取付ばねより大きい推力を生じる形状記憶合金コイ
ルばねを埋設するものである。
【０００６】発明２の感熱形安全弁を備える渦流送風機
は、発明１の感熱形安全弁を渦流送風機の吐出口のフラ
ンジに対向させ、吐出側に渦流送風機の圧力負荷を掛け
るものである。
は、発明１の感熱形安全弁を渦流送風機の吐出口のフラ
ンジに対向させ、吐出側に渦流送風機の圧力負荷を掛け
るものである。
【０００７】
【作用】発明１によれば、配管系の流体が許容温度を超
えると、形状記憶合金コイルばねは取付ばねに抗してフ
ランジを押し、フランジと相フランジ弁体の間に隙間が
生じる。隙間から大気に漏れ流量を放出するので、配管
の流量は増大し感熱形安全弁を形成する。
えると、形状記憶合金コイルばねは取付ばねに抗してフ
ランジを押し、フランジと相フランジ弁体の間に隙間が
生じる。隙間から大気に漏れ流量を放出するので、配管
の流量は増大し感熱形安全弁を形成する。
【０００８】発明２によれば、渦流送風機の静圧は許容
静圧を下回ることができ、軸受や軸封装置が熱的に保護
される。
静圧を下回ることができ、軸受や軸封装置が熱的に保護
される。
【０００９】
【実施例】図１は実施例の安全弁の一部正面を示した縦
断面図、図２は図１のＡ−Ａ断面図である。図におい
て、渦流送風機１の吐出口のフランジ２に配管４を介し
て吐出側のフィルタなどの圧力負荷３を掛ける。フラン
ジ２に対向させた相フランジ弁体１１をボルト１２の頭
下の取付ばね１３を介してボルト１２でフランジ２に離
間可能に当接させる。そして相フランジ弁体１１の面の
環状溝１１ａに配管系の許容静圧Ｐｓに対応する許容温
度で推力を生じる形状記憶合金コイルばね１４を埋設す
る。配管４はホースなど可撓性のあるものがよい。
断面図、図２は図１のＡ−Ａ断面図である。図におい
て、渦流送風機１の吐出口のフランジ２に配管４を介し
て吐出側のフィルタなどの圧力負荷３を掛ける。フラン
ジ２に対向させた相フランジ弁体１１をボルト１２の頭
下の取付ばね１３を介してボルト１２でフランジ２に離
間可能に当接させる。そして相フランジ弁体１１の面の
環状溝１１ａに配管系の許容静圧Ｐｓに対応する許容温
度で推力を生じる形状記憶合金コイルばね１４を埋設す
る。配管４はホースなど可撓性のあるものがよい。
【００１０】このような構造によれば、配管系、この場
合、渦流送風機１が許容温度を超えると、形状記憶合金
コイルばね１４は取付ばね１３に抗してフランジ２を押
し、フランジ２と相フランジ弁体１１の間に隙間ｄが生
じる。隙間ｄから大気に漏れ流量Ｑ2 を放出するので、
配管の流量Ｑ1 は増大し、静圧Ｐｓは許容静圧Ｐａを下
回ることができる。すなわち、感熱形安全弁であり、軸
受や軸封装置が熱的に保護される。
合、渦流送風機１が許容温度を超えると、形状記憶合金
コイルばね１４は取付ばね１３に抗してフランジ２を押
し、フランジ２と相フランジ弁体１１の間に隙間ｄが生
じる。隙間ｄから大気に漏れ流量Ｑ2 を放出するので、
配管の流量Ｑ1 は増大し、静圧Ｐｓは許容静圧Ｐａを下
回ることができる。すなわち、感熱形安全弁であり、軸
受や軸封装置が熱的に保護される。
【００１１】
【発明の効果】発明１によれば、形状記憶合金を利用し
て感熱形安全弁を構成できるという効果があり、発明２
によれば、静圧は許容静圧を下回ることができて軸受や
軸封装置が熱的に保護されるという効果がある。
て感熱形安全弁を構成できるという効果があり、発明２
によれば、静圧は許容静圧を下回ることができて軸受や
軸封装置が熱的に保護されるという効果がある。
【図１】実施例─安全弁の一部正面を示した縦断面図
【図２】図１のＡ−Ａ断面図
【図３】一般的な渦流送風機の特性曲線図
【図４】従来例の渦流送風機の配管系統図
１ 渦流送風機 ２ フランジ ３ 圧力負荷 ４ 配管 １１ 相フランジ弁体 １１ａ 環状溝 １２ ボルト １３ 取付ばね １４ 形状記憶合金コイルばね
Claims (2)
- 【請求項１】フランジに対向させた相フランジ弁体をボ
ルトの頭下の取付ばねを介してボルトでフランジに離間
可能に当接させ、相フランジ弁体の面の環状溝に配管系
の許容温度で取付ばねより大きい推力を生じる形状記憶
合金コイルばねを埋設することを特徴とする感熱形安全
弁。 - 【請求項２】請求項１記載の感熱形安全弁を渦流送風機
の吐出口のフランジに対向させ、吐出側に渦流送風機の
圧力負荷を掛けることを特徴とする感熱形安全弁を備え
る渦流送風機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32296593A JPH07174262A (ja) | 1993-12-22 | 1993-12-22 | 感熱形安全弁及びこれを備える渦流送風機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32296593A JPH07174262A (ja) | 1993-12-22 | 1993-12-22 | 感熱形安全弁及びこれを備える渦流送風機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07174262A true JPH07174262A (ja) | 1995-07-11 |
Family
ID=18149630
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32296593A Pending JPH07174262A (ja) | 1993-12-22 | 1993-12-22 | 感熱形安全弁及びこれを備える渦流送風機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07174262A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN100370147C (zh) * | 2005-10-27 | 2008-02-20 | 上海交通大学 | 用于超低比转速离心风机的轴封装置 |
| JP2018159366A (ja) * | 2017-03-24 | 2018-10-11 | 日東工器株式会社 | ブロワ用警報装置 |
| EP3771829A1 (de) * | 2019-07-29 | 2021-02-03 | Schwäbische Hüttenwerke Automotive GmbH | Fördervorrichtung mit einem seitenkanal- oder peripheralgebläse |
-
1993
- 1993-12-22 JP JP32296593A patent/JPH07174262A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN100370147C (zh) * | 2005-10-27 | 2008-02-20 | 上海交通大学 | 用于超低比转速离心风机的轴封装置 |
| JP2018159366A (ja) * | 2017-03-24 | 2018-10-11 | 日東工器株式会社 | ブロワ用警報装置 |
| EP3771829A1 (de) * | 2019-07-29 | 2021-02-03 | Schwäbische Hüttenwerke Automotive GmbH | Fördervorrichtung mit einem seitenkanal- oder peripheralgebläse |
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