JPH07174168A - カップリングユニット - Google Patents

カップリングユニット

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Publication number
JPH07174168A
JPH07174168A JP32367393A JP32367393A JPH07174168A JP H07174168 A JPH07174168 A JP H07174168A JP 32367393 A JP32367393 A JP 32367393A JP 32367393 A JP32367393 A JP 32367393A JP H07174168 A JPH07174168 A JP H07174168A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
piston
oil
pressure oil
hydraulic circuit
coupling unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP32367393A
Other languages
English (en)
Inventor
Masato Tojo
正人 東條
Toru Muraki
徹 村木
Akiomi Oomaki
昭臣 大槇
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
YOUNAN KOGYO KK
Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
YOUNAN KOGYO KK
Mitsubishi Motors Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
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Publication date
Application filed by YOUNAN KOGYO KK, Mitsubishi Motors Corp filed Critical YOUNAN KOGYO KK
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Publication of JPH07174168A publication Critical patent/JPH07174168A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 前後輪の回転数差、ブレーキング時、旋回時
等、車両の状況に応じて4輪駆動車の駆動力配分を可能
とする構造が簡単なカップリングユニットを提供する。 【構成】 入力軸1と出力軸3とを、オイルポンプ11
で供給する圧油でピストン16を移動することにより結
合力を調整可能に連結する湿式多板クラッチ2を介して
入力軸1と出力軸3とを連結するカップリングユニット
であって、印加する電圧に応じて粘性が変化する電気粘
性流体15を圧油として使用するとともに油圧回路18
の途中に設けた電極19に印加する電圧を調整してピス
トン16を押圧する圧油の圧力を連続的に調整し得るよ
うに構成したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はカップリングユニットに
関し、特に4輪駆動車に適用して有用なものである。
【0002】
【従来の技術】4輪駆動車は、前輪及び後輪を同一のエ
ンジンで駆動し得るものであり、前後輪の回転速度を同
一にすべく種々の工夫がなされている。
【0003】この種の従来技術の一例として実願昭62
−183180号が開示するトルク伝達装置(以下第1
の従来技術と称す)、特願平2−149650号が開示
する4輪駆動用駆動連結装置(以下第2の従来技術と称
す)及び特願昭59−10921号が開示する4輪駆動
用トランスファクラッチ装置(以下第3の従来技術と称
す)等がある。
【0004】第1の従来技術及び第2の従来技術は、H
CU(ハイドロ・カップリング・ユニット)方式のもの
で、前者は、流体として磁性流体を使用し、供給電力変
化に伴なう流体の抵抗変化により、また後者は、ソレノ
イドによる流体抵抗回路の切り換えによりそれぞれ伝達
駆動力を制御するように構成してある。第3の従来技術
は、ギャポンプであるオイルポンプにより供給する圧油
の圧力の変化によりクラッチを介して伝達する伝達駆動
力を制御するように、すなわち前後輪の回転速度差を検
出し、この回転速度差をパラメータとして自動的にそれ
ぞれの伝達駆動力を制御することにより前後輪の同期回
転を実現するように構成してある。
【0005】さらに、第1及び第3の従来技術は、トラ
ンスミッションまたはトランスファーの構造物の中に組
込んだ専用構造のものとなっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述の如き、従来技術
においては、前後輪の回転速度差のみに応じて伝達駆動
力を制御しているので、外部からの制御量に応じてアク
ティブに作用するものではなく、車両の運転挙動に最適
な駆動力の伝達が行なわれないばかりでなく、逆に状況
によっては前後輪の結合力が強くなり過ぎる場合もあ
る。また、特に第1及び第3の従来技術は、専用構造で
あるため、専用化されてしまい、単独での取付け使用が
できない分だけ適用範囲が狭くなり、第2の従来技術
は、トルク伝達量が可変ではあるが、オリフィス経路の
取り換えによるため、その変化量とパターンに制限があ
る。
【0007】本発明は、上記従来技術に鑑み、前後輪の
回転数差、ブレーキング時、旋回時等、車両の状況に応
じて4輪駆動車の駆動力配分を可能とするとともに、適
用に際して一般構造物に影響が少ない独立構造でその構
造自体も簡単なカップリングユニットを提供することを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の構成は、エンジン等の駆動源に連結されて回転する
入力軸と、油圧に応じて移動するピストンにより伝達力
が変化するクラッチを介して前記入力軸と連結される出
力軸と、前記ピストンに圧油を導くための油圧回路と、
前記入力軸を回転軸として駆動されて圧油の供給源とな
り、この圧油を前記油圧回路を介して前記ピストンに供
給するオイルポンプとを有するカップリングユニットに
おいて、前記クラッチ、ピストン、油圧回路及びオイル
ポンプを一個のハウジング内に一体的に組込むととも
に、電圧を印加するとこの電圧値に応じて粘性が変化す
る電気粘性流体を前記圧油として用い、しかもこの電気
粘性流体に電圧を印加し得るよう前記油圧回路の途中に
電極を配設したことを特徴とする。
【0009】
【作用】上記構成の本発明によれば、電極に印加する電
圧を調整することにより圧油の圧力を変化させ、ピスト
ンによるクラッチの結合力を変化させて、入力軸から出
力軸への伝達駆動力を制御することができる。
【0010】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づき詳細に説
明する。
【0011】図1に示すように、エンジン等の駆動源に
連結されている入力軸1は、湿式多板クラッチ2を介し
て出力軸3に連結してある。また、入力軸1は、軸受
4,5,6を介して入力側ハウジング7、ポンプハウジ
ング11a及び出力軸3にそれぞれ回転可能に支承して
ある。出力軸3は軸受9を介して出力側ハウジング10
に回転可能に支承してある。
【0012】オイルポンプ11はオイルポンプハウジン
グ11a、インナギャ11b及びアウタギャ11cを有
しており、コントロールプレート12及びセパレートプ
レート13とともに入力側ハウジング7内に一体的に収
納してある。オイルタンク14は、コントロールプレー
ト12と入力側ハウジング7との間の空間で形成し、こ
のオイルタンク14内には圧油となる電気粘性流体15
が充満してある。ピストン16はポンプハウジング11
aに形成した凹部に収納してあり、通常時にはスプリン
グ17のバネ力により軸方向に平行に図中右方に押圧さ
れており、ポンプハウジング11a側の端面である後端
面に圧油が作用した場合に前記スプリング17のバネ力
に抗して軸方向に平行に図中左方に移動し、その先端面
で湿式多板クラッチ2を押圧することにより入力軸1と
出力軸3とを所定の結合力で連結するように構成してあ
る。
【0013】オイルタンク14の電気粘性流体15を汲
み上げた圧油をピストン16に導くための油圧回路18
は、コントロールプレート12、セパレートプレート1
3及びポンプハウジング11aに形成してある。オイル
ポンプ11のインナギャ11bは、入力軸1と固着され
てこの入力軸1と一体的に回転する外歯歯車、アウタギ
ャ11cは、インナギャ11bに噛合すると同時にこの
インナギャ11bと偏心した内歯歯車であり、何れもポ
ンプハウジング11aに収納してある。このオイルポン
プ11は既存のギャポンプと何ら変わるところはない。
電極19は、油圧回路18のうち入力軸1を迂回してい
る部分であり、オイルポンプ11の油の吸入口及び吐出
口となる2個の開口11d,11eの間に油圧回路18
を介して相対向するように配設してある。
【0014】かくして、入力軸1の回転に伴ないオイル
ポンプ11も同時に駆動され、オイルタンク14の電気
粘性流体15を汲み上げて圧油として吐出しているが、
電極19間に電圧が印加されていない場合には、この部
分の粘性が小さくオイルポンプ11から吐出した圧油は
この部分を介してオイルポンプ11との間で循環するの
で、ピストン16に作用する圧油の圧力は小さいため、
このピストン16が移動することはない。一方、電極1
9に電圧を印加し、この電圧を増大させるとその増大に
伴ない電極19部分の電気粘性流体15の粘性が増大す
るので、この粘性の増大に伴ないピストン16に作用す
る圧油の圧力も増大し、この圧力に応じてピストン16
が移動して湿式多板クラッチ2による入力軸1と出力軸
3との結合力を増大させる。
【0015】かかる一連の動作態様を模式的に示したの
が、図2(a),(b)である。図2(a)は正転時、
図2(b)は逆転時の態様を示しているが、オイルポン
プ11の吸入口と吐出口が逆になるだけで動作態様自体
は本質的に変わるところはない。両図に示すように、電
極19に電圧を印加しないときには、オイルポンプ11
から吐出された電気粘性流体15は電極19の部分を通
ってオイルポンプ11に至る循環路を循環する一方、電
圧を印加したときには図中に斜線で示す部分の油圧が立
つので入力軸1と出力軸3とが結合され4輪駆動モード
となる。
【0016】かかる本実施例のカップリングユニットは
車両のプロペラシャフトの途中に簡単に介設することが
できる。すなわち入力軸1をエンジン側、出力軸3を後
輪側に連結する。このとき、電極19に印加する電圧を
運転状況に応じて予めプログラムされた情報に基づき制
御することにより湿式多板クラッチ2による伝達駆動力
を最適なものとすることができる。
【0017】
【発明の効果】以上実施例とともに具体的に説明したよ
うに、本発明によれば、油圧を発生する流体として電気
粘性流体を使用したので、出力軸側への伝達駆動力の調
整を電極に印加する電圧の調整で最適なものとすること
ができるばかりでなく、オイルポンプ、油圧回路等がハ
ウジング内に一体に組込んであるのでその取付けも容易
に行なうことができる。特に、独立構造であり、他の一
般構造物に影響を与えることなく簡易な取付けを行ない
得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す縦断面図である。
【図2】上記実施例の動作態様を示す説明図である。
【符号の説明】
1 入力軸 2 湿式多板クラッチ 3 出力軸 7 入力側ハウジング 10 出力側ハウジング 11 オイルポンプ 15 電気粘性流体 16 ピストン 18 油圧回路 19 電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F16D 35/00 // C10N 40:14 (72)発明者 大槇 昭臣 岡山県総社市井尻野61番地 陽南工業株式 会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジン等の駆動源に連結されて回転す
    る入力軸と、油圧に応じて移動するピストンにより伝達
    力が変化するクラッチを介して前記入力軸と連結される
    出力軸と、前記ピストンに圧油を導くための油圧回路
    と、前記入力軸を回転軸として駆動されて圧油の供給源
    となり、この圧油を前記油圧回路を介して前記ピストン
    に供給するオイルポンプとを有するカップリングユニッ
    トにおいて、 前記クラッチ、ピストン、油圧回路及びオイルポンプを
    一個のハウジング内に一体的に組込むとともに、電圧を
    印加するとこの電圧値に応じて粘性が変化する電気粘性
    流体を前記圧油として用い、しかもこの電気粘性流体に
    電圧を印加し得るよう前記油圧回路の途中に電極を配設
    したことを特徴とするカップリングユニット。
JP32367393A 1993-12-22 1993-12-22 カップリングユニット Pending JPH07174168A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32367393A JPH07174168A (ja) 1993-12-22 1993-12-22 カップリングユニット

Applications Claiming Priority (1)

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JP32367393A JPH07174168A (ja) 1993-12-22 1993-12-22 カップリングユニット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07174168A true JPH07174168A (ja) 1995-07-11

Family

ID=18157337

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32367393A Pending JPH07174168A (ja) 1993-12-22 1993-12-22 カップリングユニット

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JP (1) JPH07174168A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006516711A (ja) * 2003-02-03 2006-07-06 ゲー カー エヌ ドライブライン インターナショナル ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 特に摩擦クラッチに用いられる、磁気粘性流体によって調節されるアクチュエータ
US7596342B2 (en) 2006-06-14 2009-09-29 Canon Kabushiki Kaisha Drive transmission device and image forming apparatus equipped with the device

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19990518