JPH0717410B2 - 製鋼スラグの改質方法 - Google Patents
製鋼スラグの改質方法Info
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- JPH0717410B2 JPH0717410B2 JP588086A JP588086A JPH0717410B2 JP H0717410 B2 JPH0717410 B2 JP H0717410B2 JP 588086 A JP588086 A JP 588086A JP 588086 A JP588086 A JP 588086A JP H0717410 B2 JPH0717410 B2 JP H0717410B2
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- Japan
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- slag
- steelmaking slag
- boric acid
- acid compound
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P10/00—Technologies related to metal processing
- Y02P10/20—Recycling
Landscapes
- Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)
- Manufacture And Refinement Of Metals (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は遊離石灰、遊離苦土(以下、F・CaO、F・MgO
と記す)、γ−2CaO・SiO2を含有し、膨張崩壊又は重金
属イオンを溶出する製鋼スラグを少量の改質材の添加
で、顕熱のみにて改質する方法に関する。
と記す)、γ−2CaO・SiO2を含有し、膨張崩壊又は重金
属イオンを溶出する製鋼スラグを少量の改質材の添加
で、顕熱のみにて改質する方法に関する。
製鋼スラグは発生状態のまま冷却すると膨張崩壊又は重
金属イオンを溶出することがあり、前者のみの場合、肥
料、セメント原料等へ一部使用されているが、大部分は
埋立廃棄されており、かつ粉塵となって飛散し、作業環
境を悪くするので困窮するものである。
金属イオンを溶出することがあり、前者のみの場合、肥
料、セメント原料等へ一部使用されているが、大部分は
埋立廃棄されており、かつ粉塵となって飛散し、作業環
境を悪くするので困窮するものである。
このような製鋼スラグの処理方法として、特開昭53-436
90公報、特公昭59-19897公報等に示されるように珪酸塩
質の岩石である粘板岩等の改質材を添加して溶解、拡散
させた後に冷却する方法や硼酸化合物を投入し、2CaO・S
iO2の転移をβまでで止め、γ−2CaO・SiO2を生成しない
ようにし、崩壊防止をする方法がある。
90公報、特公昭59-19897公報等に示されるように珪酸塩
質の岩石である粘板岩等の改質材を添加して溶解、拡散
させた後に冷却する方法や硼酸化合物を投入し、2CaO・S
iO2の転移をβまでで止め、γ−2CaO・SiO2を生成しない
ようにし、崩壊防止をする方法がある。
しかしながら、前記公報記載の従来技術では、重金属イ
オンの溶出防止は不可能であった。また、前記従来方法
では、F・CaO、F・MgO、γ−2CaO・SiO2を生成しない
ように珪酸塩質の岩石等を添加し、安定鉱物の2CaO・Al2
O3・SiO2、2CaO・MgO・2SiO2、2CaO・Fe2O3等を生成させる方
法であるが、その添加量が多いので、敷滓法では未溶解
物が多く、ロスも多くかつ改質されないことが多い。ま
た、同時投入法をすると割合に良く反応する排滓スピー
ドの方が速いことが多く、タイミングが合わずランスパ
イプ状物を装入しO2、N2又はエアバブリングするとか、
電気又はガス等による補助エネルギーをかける必要があ
るので、余分なエネルギーを必要とし実用性にとぼし
い。
オンの溶出防止は不可能であった。また、前記従来方法
では、F・CaO、F・MgO、γ−2CaO・SiO2を生成しない
ように珪酸塩質の岩石等を添加し、安定鉱物の2CaO・Al2
O3・SiO2、2CaO・MgO・2SiO2、2CaO・Fe2O3等を生成させる方
法であるが、その添加量が多いので、敷滓法では未溶解
物が多く、ロスも多くかつ改質されないことが多い。ま
た、同時投入法をすると割合に良く反応する排滓スピー
ドの方が速いことが多く、タイミングが合わずランスパ
イプ状物を装入しO2、N2又はエアバブリングするとか、
電気又はガス等による補助エネルギーをかける必要があ
るので、余分なエネルギーを必要とし実用性にとぼし
い。
また、特開昭53-43690号公報に記載のように、硼酸化合
物をB2O3で0.3%以上添加すると2CaO・SiO2の転移をβ−
2CaO・SiO2に止めることが出来るので崩壊防止は出来る
が、スラグ中にF・CaO、F・MgOを含有する場合は効果
がなく、膨張崩壊性を有し、Cr等重金属を有するスラグ
からはCr6+イオンが溶出し改質できないという問題点が
あった。
物をB2O3で0.3%以上添加すると2CaO・SiO2の転移をβ−
2CaO・SiO2に止めることが出来るので崩壊防止は出来る
が、スラグ中にF・CaO、F・MgOを含有する場合は効果
がなく、膨張崩壊性を有し、Cr等重金属を有するスラグ
からはCr6+イオンが溶出し改質できないという問題点が
あった。
そこで、本発明ではスラグの持つ顕熱で溶融拡散す
る、少量の添加で良い、重金属イオンの溶出防止・
崩壊防止をする、改質材の投入設備・バブリング設備
・補助エネルギー設備の投資等が不用な敷滓法を主体に
考えた。そして、更に効果的に目的を達成するために、
低融点でかつガスや結晶水を保有しているのでバブリン
グ効果があるし、約950〜1050℃で発泡することで空隙
に溶滓が進入し、通常の珪酸塩質の岩石・鉱物等に較べ
溶融拡散反応も進み易い珪酸塩質の岩石・鉱物のうち特
に黒曜石、真珠岩、石英粗面岩、松脂岩、膨張性頁岩単
味、又はこれらを併用して硼酸化合物をも使用すること
で上記の目的を達成し得た。
る、少量の添加で良い、重金属イオンの溶出防止・
崩壊防止をする、改質材の投入設備・バブリング設備
・補助エネルギー設備の投資等が不用な敷滓法を主体に
考えた。そして、更に効果的に目的を達成するために、
低融点でかつガスや結晶水を保有しているのでバブリン
グ効果があるし、約950〜1050℃で発泡することで空隙
に溶滓が進入し、通常の珪酸塩質の岩石・鉱物等に較べ
溶融拡散反応も進み易い珪酸塩質の岩石・鉱物のうち特
に黒曜石、真珠岩、石英粗面岩、松脂岩、膨張性頁岩単
味、又はこれらを併用して硼酸化合物をも使用すること
で上記の目的を達成し得た。
以上の経過を経てなされた本発明の要旨は、溶融状態の
製鋼スラグにスラグ中のB2O3の含有量が0.1〜0.3重量%
になるように硼酸あるいは硼酸化合物と、スラグ量に対
し3〜5重量%の珪酸塩質の岩石・鉱物及びその風化
物、カラミ、石炭灰、ガラスクズ、鋳物廃砂のうち一種
又は二種以上からなる改質材とを添加し、溶融反応を生
起させ製鋼スラグを改質することを特徴とする製鋼スラ
グの改質方法である。
製鋼スラグにスラグ中のB2O3の含有量が0.1〜0.3重量%
になるように硼酸あるいは硼酸化合物と、スラグ量に対
し3〜5重量%の珪酸塩質の岩石・鉱物及びその風化
物、カラミ、石炭灰、ガラスクズ、鋳物廃砂のうち一種
又は二種以上からなる改質材とを添加し、溶融反応を生
起させ製鋼スラグを改質することを特徴とする製鋼スラ
グの改質方法である。
以下、本発明をその実施結果と実施例を示し乍がら詳述
する。
する。
以下の実験と実施例に於いて用いた各原料の化学分析値
を第1表に、JIS法にてゼーゲル錐を作り溶倒温度を測
定した結果を第2表に示す。
を第1表に、JIS法にてゼーゲル錐を作り溶倒温度を測
定した結果を第2表に示す。
また、各原料を5mm以下に粉砕し、スラグは磁選して非
磁着物のみを使用し、かつ硼酸ソーダ、無水硼酸は試薬
一級を使用した。
磁着物のみを使用し、かつ硼酸ソーダ、無水硼酸は試薬
一級を使用した。
実験は電融マグネシアルツボにスラグを入れ、シリコニ
ット電気炉にて140℃で再溶解(軟化)させ、第3表の
左側に示す配合割合の添加物を投入して5分間保持(完
全に溶融している)後、炉外に取り出しX線回析による
主含有鉱物の測定、溶出試験を行った結果を第3表の右
側に示す。
ット電気炉にて140℃で再溶解(軟化)させ、第3表の
左側に示す配合割合の添加物を投入して5分間保持(完
全に溶融している)後、炉外に取り出しX線回析による
主含有鉱物の測定、溶出試験を行った結果を第3表の右
側に示す。
〔実施例1〕 40T電気炉で原料を溶解し、溶湯・溶滓を取鍋に受け、
次の精錬炉へ送る前に溶滓のみを約4000kg排出する。
次の精錬炉へ送る前に溶滓のみを約4000kg排出する。
のろ鍋の底に敷滓の代替のように5mm以下に粗砕した真
珠岩120kg、無水硼酸8kgの配合物を入れておいて溶滓を
受けると、非常に良く反応、拡散が行われた。約4〜5
時間空冷後転倒し、破砕、磁選処理後サンプリングし
た。
珠岩120kg、無水硼酸8kgの配合物を入れておいて溶滓を
受けると、非常に良く反応、拡散が行われた。約4〜5
時間空冷後転倒し、破砕、磁選処理後サンプリングし
た。
〔実施例2〕 40T電気炉で原料を溶解し、溶湯・溶滓を取鍋に受け、
次の精錬炉へ送る前に溶滓のみを約4000kg排出する。
次の精錬炉へ送る前に溶滓のみを約4000kg排出する。
のろ鍋の底に敷滓の代替のように5mm以下に粗砕した砂
岩:粘板岩=50:50%の混合物を460kg(約14%)入れて
溶滓を受けると、外見上は比較的に良く反応したように
見えたが、約4〜5時間空冷後転倒したら、未反応物が
多く残存(約60%)し、冷却に伴いダスティングを起こ
して崩壊した。
岩:粘板岩=50:50%の混合物を460kg(約14%)入れて
溶滓を受けると、外見上は比較的に良く反応したように
見えたが、約4〜5時間空冷後転倒したら、未反応物が
多く残存(約60%)し、冷却に伴いダスティングを起こ
して崩壊した。
〔実施例3〕 40T電気炉で原料を溶解し、溶湯・溶滓を取鍋に受け、
次の精錬炉へ送る前に溶滓のみを約4000kg排出する。
次の精錬炉へ送る前に溶滓のみを約4000kg排出する。
のろ鍋の底に敷滓の代替のように5mm以下に粗砕した黒
曜岩:花崗岩=20:80重量%の混合物120kgと硼酸ソーダ
21.5kg(スラグ中のB2O3が0.15重量%になる量)の混合
物のうち、100kgを敷滓の代替のようにのろ鍋にいれ、4
1.5kgを取鍋内の溶滓の上に入れて排滓すると、非常に
良く反応した。約4〜5時間空冷後転倒したが、未反応
物はほとんど確かめられなかった。破砕、磁選処理後サ
ンプリングした。
曜岩:花崗岩=20:80重量%の混合物120kgと硼酸ソーダ
21.5kg(スラグ中のB2O3が0.15重量%になる量)の混合
物のうち、100kgを敷滓の代替のようにのろ鍋にいれ、4
1.5kgを取鍋内の溶滓の上に入れて排滓すると、非常に
良く反応した。約4〜5時間空冷後転倒したが、未反応
物はほとんど確かめられなかった。破砕、磁選処理後サ
ンプリングした。
なお、元スラグと改質試験後のスラグの路盤材試験結果
を第4表に、化学分析値、崩壊率(ASTM法で10〜25mmの
粒度につき、20kg/cm2、200℃にて3時間保持し、10mm
以下を崩壊物とした)を第5表に示す。
を第4表に、化学分析値、崩壊率(ASTM法で10〜25mmの
粒度につき、20kg/cm2、200℃にて3時間保持し、10mm
以下を崩壊物とした)を第5表に示す。
実施例1、2、3とも元スラグ及び改質テスト後のスラ
グにつき環境庁告示方法による溶出試験を行った結果、
Cu、Cd、Pb、Zn、Mn、Fe、As、T・Hgについてはすべて
検出されなかった。実施例2については普通の珪酸塩質
の岩石を利用したために反応が不十分で改質できなかっ
たのでCr6+イオンは溶出したが、改質された実施例1、
3については問題ない。
グにつき環境庁告示方法による溶出試験を行った結果、
Cu、Cd、Pb、Zn、Mn、Fe、As、T・Hgについてはすべて
検出されなかった。実施例2については普通の珪酸塩質
の岩石を利用したために反応が不十分で改質できなかっ
たのでCr6+イオンは溶出したが、改質された実施例1、
3については問題ない。
なお、珪酸塩質の岩石等を3〜5重量%と硼酸化合物の
添加でB2O3が0.3%以上添加すると効果は更に良くなる
が、投入量が増加することで改質費用が高くなるし、敷
滓法による簡単な改質方法では未溶解物が多くなり、ロ
スが大きくなって都合良く改質されないので、バブリン
グ等の補助装置等が必要となる為硼酸化合物の添加量を
限定した。
添加でB2O3が0.3%以上添加すると効果は更に良くなる
が、投入量が増加することで改質費用が高くなるし、敷
滓法による簡単な改質方法では未溶解物が多くなり、ロ
スが大きくなって都合良く改質されないので、バブリン
グ等の補助装置等が必要となる為硼酸化合物の添加量を
限定した。
以上の如く、珪酸塩質の岩石、鉱物等を添加、特に低融
点でガス等を含有する黒曜石、真珠岩等を添加すると溶
倒温度は低下し、安定鉱物の3CaO・Al2O3、CaO・MaO・SiO2、
2CaO・Al2O3・SiO2〜2CaO・MgO・2SiO2等が生成し崩壊防止
され、重金属イオンのCr6+イオンの溶出も防止され改質
されることがわかる。
点でガス等を含有する黒曜石、真珠岩等を添加すると溶
倒温度は低下し、安定鉱物の3CaO・Al2O3、CaO・MaO・SiO2、
2CaO・Al2O3・SiO2〜2CaO・MgO・2SiO2等が生成し崩壊防止
され、重金属イオンのCr6+イオンの溶出も防止され改質
されることがわかる。
また、硼酸化合物のみを添加しても2CaO・SiO2を含有し
ていると転移がβ−2CaO・SiO2で止まり崩壊は防止され
るが、F・MgO(ペリクレーヌ)を含有しているとその
まま残存し崩壊は防止されない。
ていると転移がβ−2CaO・SiO2で止まり崩壊は防止され
るが、F・MgO(ペリクレーヌ)を含有しているとその
まま残存し崩壊は防止されない。
しかし、硼酸化合物を少量と珪酸塩質の岩石・鉱物等を
少量添加するとこれらは解決され改質されるし、特に黒
曜石、真珠岩等の火山岩を併用するとその効果は大き
い。
少量添加するとこれらは解決され改質されるし、特に黒
曜石、真珠岩等の火山岩を併用するとその効果は大き
い。
以上、述べて来た如く本発明方法によれば少量の硼酸化
合物と、場合によってはガス或いは結晶水を内包し、低
温度で発泡、溶融し、拡散効果を有する黒曜石、真珠
岩、松脂岩、石英粗面岩等、又は他の珪酸塩質の岩石・
鉱物等と混合使用することで、従来の珪酸塩質の岩石・
鉱物等の単味、或いはこれらの混合物の改質材に較べて
その投入量が約1/3となり顕熱が比較的に少ない製鋼ス
ラグでも改質設備の投資等も少なくて簡単な敷滓法、又
は敷滓法と排滓時投入法の併用で溶滓と溶融拡散反応を
効果的に行える。
合物と、場合によってはガス或いは結晶水を内包し、低
温度で発泡、溶融し、拡散効果を有する黒曜石、真珠
岩、松脂岩、石英粗面岩等、又は他の珪酸塩質の岩石・
鉱物等と混合使用することで、従来の珪酸塩質の岩石・
鉱物等の単味、或いはこれらの混合物の改質材に較べて
その投入量が約1/3となり顕熱が比較的に少ない製鋼ス
ラグでも改質設備の投資等も少なくて簡単な敷滓法、又
は敷滓法と排滓時投入法の併用で溶滓と溶融拡散反応を
効果的に行える。
更に造塊作業中に薄い表面硬化スラグが形成された時点
で、その上に改質材を添加すると予熱され、造塊中の溶
湯の温度は低下せず、排滓時に2〜3回振って排出する
と都合良く改質される。
で、その上に改質材を添加すると予熱され、造塊中の溶
湯の温度は低下せず、排滓時に2〜3回振って排出する
と都合良く改質される。
なお、硼酸化合物のみを添加すると2CaO・SiO2の転移を
β−2CaO・SiO2で止め崩壊は防止できるが、F・CaO、F
・MgOを含有しているとほとんどそのまま残存して、崩
壊防止効果はないしCrイオン等の重金属イオンの溶出は
防止できないという欠点を解決し、上記のように硼酸化
合物と珪酸塩質の岩石・鉱物等と併用することによっ
て、少量添加で崩壊防止と重金属イオンの溶出防止がで
きたので、その効果は大である。
β−2CaO・SiO2で止め崩壊は防止できるが、F・CaO、F
・MgOを含有しているとほとんどそのまま残存して、崩
壊防止効果はないしCrイオン等の重金属イオンの溶出は
防止できないという欠点を解決し、上記のように硼酸化
合物と珪酸塩質の岩石・鉱物等と併用することによっ
て、少量添加で崩壊防止と重金属イオンの溶出防止がで
きたので、その効果は大である。
Claims (4)
- 【請求項1】溶融状態の製鋼スラグに、スラグ中のB2O3
の含有量が0.1〜0.3重量%になるように硼酸あるいは硼
酸化合物と、スラグ量に対し3〜5重量%の珪酸塩質の
岩石・鉱物及びその風化物、カラミ、石炭灰、ガラスク
ズ、鋳物廃砂のうち一種又は二種以上からなる改質材と
を添加し、溶融反応を生起させ製鋼スラグを改質するこ
とを特徴とする製鋼スラグの改質方法。 - 【請求項2】珪酸塩質の岩石・鉱物として、黒曜石、真
珠岩、石英粗面岩、膨張性頁岩の一種又は二種以上を添
加することを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の製
鋼スラグの改質方法。 - 【請求項3】硼酸あるいは硼酸化合物と改質材とを造塊
作業の途中で取鍋内の製鋼スラグがその表面に薄い硬化
膜を形成した時点で、同硬化膜の上に散布する如く添加
することを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の製鋼
スラグの改質方法。 - 【請求項4】硼酸あるいは硼酸化合物と改質材とを、ノ
ロ鍋内に敷滓状態にして添加することを特徴とする特許
請求の範囲第1項記載の製鋼スラグの改質方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP588086A JPH0717410B2 (ja) | 1986-01-13 | 1986-01-13 | 製鋼スラグの改質方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP588086A JPH0717410B2 (ja) | 1986-01-13 | 1986-01-13 | 製鋼スラグの改質方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62162657A JPS62162657A (ja) | 1987-07-18 |
JPH0717410B2 true JPH0717410B2 (ja) | 1995-03-01 |
Family
ID=11623215
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP588086A Expired - Lifetime JPH0717410B2 (ja) | 1986-01-13 | 1986-01-13 | 製鋼スラグの改質方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0717410B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6465049A (en) * | 1987-09-07 | 1989-03-10 | Nippon Chemical Ind | Slag molded body and production thereof |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5343690A (en) * | 1976-10-02 | 1978-04-19 | Sakai Chem Ind Co Ltd | Treating method for slag |
DE3124878C1 (de) * | 1981-06-25 | 1982-12-09 | Kaiser, Siegmund H., Ing.(grad.), 7440 Nürtingen | Druckmittelzylinder |
-
1986
- 1986-01-13 JP JP588086A patent/JPH0717410B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62162657A (ja) | 1987-07-18 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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EXPY | Cancellation because of completion of term |