JPH07173754A - 不織布の製造方法及び装置 - Google Patents

不織布の製造方法及び装置

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Publication number
JPH07173754A
JPH07173754A JP5321577A JP32157793A JPH07173754A JP H07173754 A JPH07173754 A JP H07173754A JP 5321577 A JP5321577 A JP 5321577A JP 32157793 A JP32157793 A JP 32157793A JP H07173754 A JPH07173754 A JP H07173754A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
skirt
air gun
filaments
slot type
producing
Prior art date
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Pending
Application number
JP5321577A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Ishii
浩 石井
Kunihiko Takei
邦彦 武居
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Petrochemical Industries Ltd
Original Assignee
Mitsui Petrochemical Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目 的】 短繊維が均一に混繊するスパンボンド不織
布の製造装置を提供する。 【構 成】 ダイ1より押出される溶融フィラメント2
がスロット型エアガン3により吸引延伸されたのち、捕
集ベルト上に散布されるスパンボンド不織布の製造装置
において、エアガン3より捕集ベルト4に達するスカー
ト7を設けて、スカート7内をサクション4で吸引する
エアにより負圧にし、ホッパー9内の短繊維10をドラ
ム型開繊機11により開繊して一定量づゝ切り出し、ス
カート内の負圧によりスカート内に導入する。そしてエ
アガン3より吹出すフィラメントに混入する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、医療・衛生資材、土木
資材、農業資材、包装材料、衣料等に使用することがで
きる不織布、ことに短繊維を混繊したスパンボンド不織
布の製造方法及び装置に関する。
【0002】
【従来技術】不織布に嵩高性を持たせるために短繊維を
混繊したり、或いは不織布に親水性を持たせるためにパ
ルプや親水性の短繊維を混繊させることは既知で、スパ
ンボンド不織布に短繊維を混繊する方法として、フロイ
デンベルク社のスピンフォーム法(INDEX,Tec
h.34,1990)が知られる。この方法は、ダイよ
り押出される多数の溶融フィラメントに短繊維を混入し
たのちエアガンに通して延伸し、捕集ベルト上に散布す
ることよりなるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来法は、半溶
融状態のフィラメントに短繊維を混入する方法であり、
短繊維の付着が一部のフィラメントに偏りがちで、短繊
維の混繊が十分でない。本発明は、短繊維が均一に混繊
するスパンボンド不織布の製造方法及び装置を提供する
ことを目的とする。
【0004】
【課題の解決手段及び作用】本発明によるスパンボンド
不織布の製造方法は、ダイより押出される多数の溶融フ
ィラメントをスロット型エアガンに通して延伸したの
ち、捕集ベルト上に散布するスパンボンド不織布の製造
方法において、スロット型エアガンより吹き出されたフ
ィラメントに短繊維の混入を行うことを特徴とするもの
であり、上記の方法を実施するための装置は、多数の紡
糸口を備えたダイと、ダイより紡出された溶融フィラメ
ントを引取るスロット型エアガンと、スロット型エアガ
ンより吹出されるフィラメントが散布される捕集ベルト
よりなるスパンボンド不織布の製造装置において、スロ
ット型エアガンより吹出されるフィラメントに短繊維を
供給する供給手段を設けたことを特徴とする。
【0005】本方法及び装置によれば、短繊維はフィラ
メントがエアガンを通って延伸され、冷却されたのち混
入されるため、一部のフィラメントに偏って付着し、偏
在することがない。本方法及び装置で用いられる短繊維
には、目的に応じて種々のものが用いられる。例えばポ
リプロピレンよりなるスパンボンド不織布に親水性を持
たせるには、パルプや親水性の繊維等が、嵩高性を持た
せるにはポリエチレンテレフタレート等の繊維が用いら
れる。
【0006】別の好ましい製造方法では、スロット型エ
アガンより吹き出されるフィラメントが負圧にされたス
カート内を通って捕集ベルト上に散布され、短繊維が負
圧にされたスカート内のフィラメントに供給される。更
に別の好ましい製造方法では、短繊維の供給がスカート
内の負圧を利用して行われる。
【0007】上記の方法を実施するための装置では、ス
ロット型エアガンに気密状態で接続され、捕集ベルト上
に達するまでエアガンより吹き出されるフィラメントを
囲うスカートと、スカート内を負圧にするため、スカー
ト内のエアを吸引するサクションと、スカート内に短繊
維を供給する供給手段とが設けられ、別の装置では、供
給手段としてドラム型開繊機が用いられる。
【0008】本方法及び装置によれば、短繊維の供給さ
れるスカート内が負圧にされることにより、短繊維がス
カート内でフィラメントに付着することなく分散し、フ
ィラメントに混繊される。本方法及び装置において、ス
カート内での負圧は、大気圧との差Δpが−300mmA
q≦Δp≦−5mmAq程度とされる。ここでAqは水粒
を示す。
【0009】
【実施例】図1は、本発明に係るスパンボンド不織布の
製造装置の一例を示すもので、ダイ1より押出される溶
融フィラメント2がスロット型エアガン3より吸引延伸
されたのち、捕集ベルト4上に散布され、捕集ベルト上
で堆積してコンパクションロール5で押し均らされ、ウ
エブ6とされるようになっている。
【0010】スロット型エアガン3に気密状態で接続さ
れるスカート7は、エアガン3より吹き出されるフィラ
メントを囲んで捕集ベルト上まで達し、スカート内は、
サクション8により捕集ベルト4を通してエアが吸引排
除されることにより負圧にされている。ホッパー9内の
短繊維10は、ドラム型開繊機11により開繊されなが
ら、一定量づゝ切り出され、スカート内の負圧によりス
カート内に導かれ、スカート内で分散してエアガン3よ
り吹き出されるフィラメントと混繊される。
【0011】
【発明の効果】本発明は以上のように構成され、次のよ
うにな効果を奏する。請求項1記載の方法及び請求項4
記載の装置によれば、短繊維はエアガンを通って冷却さ
れたのちのフィラメントに供給されるため、短繊維がフ
ィラメントと接触しても付着しないで浮遊し、フィラメ
ントと均一に混繊しうるようになり、従来法のように、
供給側のフィラメントに付着して偏るようなことがな
い。
【0012】請求項2記載の方法及び請求項5記載の装
置によれば、短繊維は負圧にされたスカート内に供給さ
れて分散するため、より均一にフィラメントに混繊され
るようになる。請求項3記載の方法においては、短繊維
をスカート内に送込むための手段を省くことができる。
【0013】請求項6記載の装置においては、短繊維を
開繊してスカート内に送込むことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 スパンボンド不織布製造装置の概略図。
【符号の説明】
1・・・ダイ 2・・・溶融フ
ィラメント 3・・・スロット型エアガン 4・・・捕集ベ
ルト 6・・・ウエブ 7・・・スカー
ト 8・・・サクション 10・・・短繊
維 11・・・ドラム型開繊機

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダイより押出される多数の溶融フィラメ
    ントをスロット型エアガンに通して延伸したのち、捕集
    ベルト上に散布するスパンボンド不織布の製造方法にお
    いて、スロット型エアガンより吹き出されたフィラメン
    トに短繊維の混入を行うことを特徴とする不織布の製造
    方法。
  2. 【請求項2】 スロット型エアガンより吹き出されるフ
    ィラメントが負圧にされたスカート内を通って捕集ベル
    ト上に散布され、短繊維が負圧にされたスカート内のフ
    ィラメントに供給される請求項1記載の不織布の製造方
    法。
  3. 【請求項3】 短繊維の供給がスカート内の負圧を利用
    して行われる請求項2記載の不織布の製造方法。
  4. 【請求項4】 多数の紡糸口を備えたダイと、ダイより
    紡出された溶融フィラメントを引取るスロット型エアガ
    ンと、スロット型エアガンより吹出されるフィラメント
    が散布される捕集ベルトよりなるスパンボンド不織布の
    製造装置において、スロット型エアガンより吹出される
    フィラメントに短繊維を供給する供給手段を設けたこと
    を特徴とする不織布の製造装置。
  5. 【請求項5】 スロット型エアガンに気密状態で接続さ
    れ、捕集ベルト上に達するまでエアガンより吹き出され
    るフィラメントを囲うスカートと、スカート内を負圧に
    するため、スカート内のエアを吸引するサクションと、
    スカート内に短繊維を供給する供給手段とが設けられる
    請求項4記載の不織布の製造装置。
  6. 【請求項6】 供給手段としてドラム型開繊機が用いら
    れる請求項5記載の不織布の製造装置。
JP5321577A 1993-12-21 1993-12-21 不織布の製造方法及び装置 Pending JPH07173754A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101156844B1 (ko) * 2009-11-09 2012-06-18 도레이첨단소재 주식회사 섬유 필라멘트사 혼방 스펀본드 부직포 및 그 제조방법
EP3333293A1 (en) * 2016-12-09 2018-06-13 The Boeing Company Fiber-modified interlayer for a composite structure and method of manufacture

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