JPH0137509B2 - - Google Patents

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JPH0137509B2
JPH0137509B2 JP62026212A JP2621287A JPH0137509B2 JP H0137509 B2 JPH0137509 B2 JP H0137509B2 JP 62026212 A JP62026212 A JP 62026212A JP 2621287 A JP2621287 A JP 2621287A JP H0137509 B2 JPH0137509 B2 JP H0137509B2
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JP
Japan
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adhesive
tow
fibers
air
web
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JP62026212A
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JPS63196754A (ja
Inventor
Shigezo Kojima
Kazuhiko Kurihara
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KOBUNSHI KAKO KENKYUSHO
Original Assignee
KOBUNSHI KAKO KENKYUSHO
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Description

【発明の詳細な説明】 (a) 発明の技術分野 本発明は化学繊維、合成繊維の連続長繊維を構
成要素とする不織布を製造する装置に於て繊維ウ
エブを形成し、繊維間を結合する接着剤を供給す
る装置の改良に関する。
(b) 従来の技術 化合繊の長繊維をもつて不織布を製造する方
法、装置には各種のものがあつて夫々の特徴をも
つている。その中にエアノズルを用いて繊維を搬
送ベルトの上に吹き付けてウエブを構成させる方
式も多い。接着剤を与える方式にはウエブ形成後
に糊剤を与えるもの、ウエブを形成させながら接
着性をもつ材料を主構成材の繊維の間に繊維状に
して与えるものなどがある。いずれも接着剤の分
布が均一でなく、主たる構成要素の繊維に比して
接着剤の使用割合が多い。
(c) 本発明の目的 本発明は幅の広いエアサツカーを用いて、狭い
広幅の短形断面を高速で流れる気体中に繊維を吸
引して、繊維を気体流によつて短形断面内に均一
に分布せしめることによつてトウ内の繊維を分散
せしめ、この流れの内に接着剤を供給して空気流
中で繊維間に接着剤を分散させ、更に網状体から
なる搬送ベルト上に、エアサツカーよりの噴流を
吹き付け、気体は網状体を通して排除し、繊維と
接着剤を網状体上に受け、網状体ベルトの移動に
よつてウエブ状を形成させるものである。本発明
では、繊維と接着剤との混和がよく行はれるの
で、薄物も厚物も同じ方式、或は同じ方式を組合
はせることによつて製造することができる。
(d) 本発明の構成 本発明に於て原料とするトウは既成のトウ紡糸
装置によつて予め製造されたものであつてもよい
が、出来れば紡糸延伸装置から連続して供給され
るトウである方が好ましい。又高速紡糸法によつ
て一挙に配向性を与えられ高速で排出されるトウ
も連続して処理することが出来る。
内部に繊維のからまりが無く、平行度が高い繊
維で構成されたトウをエアサツカーで吸引する
と、繊維はエアサツカー管内を気体の流れよりは
遅い速さで進みながら、気体の流れによつて管内
に一様に分布されて進行する。即ち繊維は管内に
一様に広がるように開繊される。エアサツカー排
出管の下にゆつくり移動する網状体を置き、エア
サツカーより出る繊維を気体と供に之に吹き付
け、要すれば網状体の下より、別途に吸引して気
体を網状体を貫通して排除すれば、繊維は網状体
上に堆積する。その際、気体と共に網状体に衝突
する繊維は前後左右に揺れながら、各繊維が夫々
にループを描いて網状体上に落ちる。そのため網
状体上に推積した繊維は互いに交絡してウエブを
形成する。エアサツカー出口に静電気発生装置を
置けば繊維は帯電してトウは広がろうとするので
不規測性が増し、ウエブ内での繊維の交絡度は増
す。
このエアサツカーに、別途用意した接着剤を主
体として之を連続繊維状に加工したものの集合体
即ち接着剤より成るトウをその吸引部に供給し、
その供給速度を化合繊トウの速度より速くする。
接着剤繊維もエアサツカー管内に均一に分布する
と共に、エアサツカー管内を流動する時及び網状
体に衝突する時に化合繊トウの繊維と絡み合つて
ウエブ内に分布して堆積する。
エアサツカーに供給する接着剤はトウとしてで
はなく、之を切断して短繊維として供給してもよ
い。この場合接着剤繊維は流れの方向に対して直
角になろうとするので、化合繊繊維と絡まり易
い。又接着剤を粉末として供給してもよい。或は
溶剤に溶解しスプレーによつて供給してもよい。
接着剤繊維トウは予め紡糸しておいたトウを用
いてもよいが、紡糸装置をエアサツカーの近くに
置き、接着剤ポリマーを熱溶融し、紡口より吐出
せしめ、之を直接エアサツカーに吸引させて、要
すればエアサツカーに入る迄の間に冷却部を設け
て冷却し、紡糸直後の接着剤繊維を供給すれば、
接着剤繊維は紡糸直後であるため、その表面の活
成が高く、異物が表面に付着していることもな
く、その接着力は大きい。
接着剤によつては熱溶融するより有機溶剤によ
つて溶解して紡糸する方が取り扱い易いものがあ
る。その場合には紡口直下に溶剤回収部を設け、
之を通過した繊維をエアサツカーに吸引させる。
溶剤が残つていても繊維形状が維持される場合に
は、ウエブ形成後に溶剤を回収する手段を構じて
もよい。先に記述した、接着剤を溶剤に溶解して
スプレーで供給する方法はこの乾式方を簡略化し
たものに相当する。
網状体ベルトの上に形成されたウエブは、引続
いて加熱ロールの間を通過させる等の方法によつ
て接着剤を再溶融させて、化合繊繊維の間を直接
接着させれば、ウエブは不織布として寸法安定性
を得る。接着用に使用する繊維が高融点と低融点
のポリマーの複合糸である場合には、低融点部の
みが溶けて、化合繊繊維を直接に接着し或は不融
部が繊維として残つて接着することによつて間接
に接着する。
合成繊維を高速紡糸して直接不織布を製造しよ
うとする場合には、紡口より出る合繊ポリマーを
直接高速エアサツカーで吸引するか、又は延伸ロ
ールを経たものをエアサツカーに吸引させ、接着
剤繊維も溶融紡糸して同じエアサツカーに吸引さ
せる。通常は接着剤ポリマーの方が溶融粘度が低
いので、エアサツカーに直接吸引される時は接着
剤繊維の方が速度は速い。ロールを用いる場合に
は接着剤繊維の方を速くしてやる方が、エアサツ
カー内又はウエブ形成時の接着剤繊維の高絡度が
高く接着効果は大きい。
以下図面によつて本発明の装置の詳細を説明す
る。
第1図は本発明の装置に於て接着剤繊維のトウ
を使用する場合を斜視する図面である。不織布の
原料となる化合繊トウ1はロール11によつて供
給され、バー12等によつて拡幅され、幅広のト
ウ2となつてエアサツカー13に吸引され、エア
サツカー排出部の下を進行する網状体14の上に
吹き付けられてウエブ3となつて進む。接着剤繊
維トウ6はロール15によつてエアサツカー吸引
部に供給され、化合繊トウと供に吸引されて、ウ
エブ3の中に混入する。ロール15の供給速度を
ロール11より速くしておけば、接着剤繊維はエ
アサツカーに於てノズルより噴出する気体によつ
て化合繊トウに吹き付けられて絡まり、或は網状
体14に吹き付けられる時に化合繊繊維に絡ま
り、そのウエブ内に分布する。ウエブは加熱ロー
ル16の上に移りそこで熱圧着される時、接着剤
は溶けて化合繊の繊維を接着する。
第2図はエアサツカーの側断面図を示す。21
は高圧気体室、22は噴気ノズル、23は吸引
部、24は入口案内バー、25は高速流下管、2
6は排出口である。高圧気体は22より高速で噴
出し吸引部にある繊維を空気と共に吸引して、2
5内を急速に流下して26より下方に流出する。
接着剤繊維は化合繊繊維より速い速度で吸引され
て25内で之等と絡まるか、或は網状体の上で化
合繊繊維より大きなループを描いてウエブ内に堆
積する。
第3図は接着剤として短繊維形状又は粉末形状
のものをエアサツカー入口に供給する装置の側断
面図を示す。定量供給装置27は斜面28を経て
エアサツカー吸引部23に接着剤を定量供給す
る。
第4図は、第2図に説明した装置に繊維を紡糸
した後連続して直ちに供給するものであつて、合
成繊維を溶融又は乾式紡糸し延伸した後本発明の
装置に供給すると共に、接着剤繊維を溶融紡糸し
て直接エアサツカーに供給する場合を示す側面図
である。定量ポンプ42によつて定量供給され、
紡糸装置41によつて紡糸された合成繊維10は
延伸ロール群46,47によつて延伸されてトウ
1となつて供給ロール11より供給される。31
は接着剤の溶融紡糸装置であつて、之に供給され
る接着剤溶融ポリマー8は、定量ポンプ32、紡
口33を経て、接着剤繊維9となつてエアサツカ
ー13に吸引される。接着剤は紡口を出た直後に
エアサツカー13の吸引力を受けて通常は化合繊
繊維の速度よりも高速でエアサツカー13に吸引
される。17は網状体ベルト14下の吸引箱であ
つて、繊維と共に網状体に衝突する気体はこの箱
17に吸引され、排気ポンプ18によつて外界に
排気される。接着剤繊維をエアサツカーに吸引さ
れる前に冷却凝固させておく必要がある場合に
は、紡口下の繊維状物9に強制冷却風を与える。
接着剤繊維を乾式紡糸する場合には繊維状物9に
乾燥用の気体を供給する。
第5図は合成繊維を高速紡糸し直接エアサツカ
ーに供給すると共に、接着剤繊維も溶融紡糸して
直接供給する場合の側面図を示す。合繊の溶融紡
糸装置41より吐出される合繊ポリマーは冷却風
供給装置45より吹き出される冷却空気を受けて
凝固し繊維10となり、ロール群48,49によ
つて延伸を受けながら進行し、エアサツカーに吸
引される。接着剤ポリマーは溶融紡糸装置31よ
り吐出され、冷却風供給装置35より吹き出され
る冷却空気を受けて凝固しロール36を経てエア
サツカーに吸引される。エアサツカー13の吸引
速度を高めて高速エアサツカーとしておけばロー
ル群46,47を用いずに直接高速吸引すること
によつて、紡糸される合繊の繊維組織に配向性を
与えることも出来る。接着剤繊維の速度は合繊の
紡糸速度より速いことが望ましく、ロール36は
ロール47よりも速い速度で運転する。ロール群
を用いないで、合繊も接着剤も共に高速吸引する
場合には、通常接着剤の溶融粘度は合繊ポリマー
の溶融粘度より低いので同じエアサツカーで吸引
しても接着剤繊維が吸引される速度の方がはやく
なる。
(e) 本発明の効果 本発明の装置によつて造られる不織布は構成主
材となる繊維の間に接着剤が均一に分布するので
比較的小量の接着剤の使用により接着効果が上が
り、又薄物を造るのにも厚物を造るのにも適用す
ることが出来る。更に又エアサツカーのみによる
引張り紡糸によつて造られた伸度の残る繊維を構
成成分とする不織布を造る場合にも、又十分延伸
して強度及び寸法安定性を有する繊維を構成成分
とする不織布を造る場合にも適用することが出来
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の装置の作動の概略を説明する
斜視図。第2図はエアサツカーの構造を説明する
側断面図。第3図は短繊維状又は粉末状接着剤を
供給する装置の側断面図。第4図は不織布主成分
の繊維と接着剤繊維を紡糸より連続して供給する
場合を説明する側面図。第5図は主成分繊維と接
着剤繊維を共に高速直接紡糸して供給する場合を
説明する側面図。 図中の番号の説明 1…化合繊トウ、2…拡幅
された化合繊トウ、3…ウエブ、4…不織布、6
…接着剤トウ、8…接着剤溶融ポリマー、9…紡
糸接着剤繊維、10…紡糸合繊、11…化合繊ト
ウ供給ロール、12…拡幅バー、13…エアサツ
カー、14…網状体ベルト、15…接着剤トウ供
給ロール、16…加熱ロール、17…吸引箱、1
8…排気ポンプ、31…接着剤繊維紡糸装置、3
2…定量ポンプ、33…紡口、35…冷却風供給
装置、36…接着剤繊維供給ロール、41…合繊
紡糸装置、42…定量ポンプ、45…冷却風供給
装置、46…延伸(低速)ロール群、47…延伸
(高速)ロール群、48…高速紡糸第1ロール群、
49…高速紡糸第2ロール群。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 化合繊トウを広幅エアサツカーによつて吸引
    し、エアサツカー内で気体流によつてトウを開繊
    しながら、ほゞ垂直に下方に、気体と共に排出
    し、その下をほゞ水平に進行する網状体によつて
    気体と繊維を分離し、網状体の上に繊維のウエブ
    を形成させる不織布製造装置に於て、エアサツカ
    ー吸引部に接着剤を主成分とする長繊維のトウを
    供給する手段を有し、網状体上に接着剤が内部に
    分布したウエブを形成させることを特徴とする不
    織布製造装置。 2 特許請求の範囲1に於て予め接着剤を長繊維
    に紡糸し束ねて作られてあるトウを、化合繊トウ
    とほゞ同じ幅に広げてエアサツカー吸引部に供給
    する手段を有し、化合繊トウと接着剤トウを一緒
    にエアサツカー内を進行せしめ、網状体上にその
    混合トウのウエブを形成せしめることを特徴とす
    る不織布製造装置。 3 特許請求の範囲1に於て接着剤を化合繊トウ
    とほゞ同じ幅に分布して溶融紡糸する紡口と、紡
    糸される接着剤を冷却させる手段をエアサツカー
    の上部に有し、紡口より溶融吐出される接着剤を
    強制又は自然冷却させながらエアサツカーに吸引
    させ、エアサツカー内を進行する化合繊のトウと
    共に網状体の上にウエブを形成させることを特徴
    とする不織布製造装置。 4 特許請求の範囲1に於て接着剤を溶剤に溶解
    した溶液を化合繊トウとほゞ同じ幅に分布して乾
    式紡糸する紡口と、紡糸される接着剤を凝固また
    は半凝固させる手段をエアサツカーの上部に有
    し、溶剤を除去されて凝固した又は凝固進行中の
    接着剤繊維をエアサツカーに吸引させ、エアサツ
    カー内を進行する化合繊のトウと共に網状体の上
    にウエブを形成させることを特徴とする不織布製
    造装置。
JP62026212A 1987-02-09 1987-02-09 不織布製造装置 Granted JPS63196754A (ja)

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JPS63196754A JPS63196754A (ja) 1988-08-15
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0657713A (ja) * 1992-08-07 1994-03-01 Railway Technical Res Inst 多機能型防音壁

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2932674B2 (ja) * 1990-10-31 1999-08-09 ソニー株式会社 ステツピングモータの製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4919171A (ja) * 1972-06-16 1974-02-20
JPS5170369A (ja) * 1974-12-11 1976-06-17 Nitto Boseki Co Ltd

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