JPH07172515A - 移動棚システムの遠隔制御装置 - Google Patents

移動棚システムの遠隔制御装置

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JPH07172515A
JPH07172515A JP11685194A JP11685194A JPH07172515A JP H07172515 A JPH07172515 A JP H07172515A JP 11685194 A JP11685194 A JP 11685194A JP 11685194 A JP11685194 A JP 11685194A JP H07172515 A JPH07172515 A JP H07172515A
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remote control
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JP11685194A
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Kenzo Yanase
健蔵 簗瀬
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Nippon Filing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】この発明は、無線による遠隔操作を利用するこ
とで各棚相互間を接続する信号線をなくし構成の簡易化
を図り得る移動棚システムの遠隔制御装置を提供するこ
とを目的としている。 【構成】特定されるレールに沿って移動自在に支持され
た複数の棚14〜19と、この複数の棚14〜19の相
互間に形成すべき所定の作業用通路01〜04を指定す
ることにより、指定された作業用通路01〜04を形成
するための複数の棚14〜19それぞれに対する移動制
御情報を生成して送信する遠隔操作制御手段20,21
と、複数の棚14〜19それぞれに設置され、遠隔操作
制御手段20,21から送出される移動制御情報を受信
することにより、指定された作業用通路01〜04を形
成するように複数の棚14〜19それぞれを移動させる
駆動制御手段RC,M1,S1,S2とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、複数の棚を、その各
棚の相互間に作業用通路を任意選択的に形成するように
移動制御する移動棚システムに係り、特にその各棚を遠
隔操作によって移動制御するようにした遠隔制御装置の
改良に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、多数の物品やファイル等
を収納する棚システムにあっては、スペース効率を向上
させるために、首記のような移動棚システムが多く利用
されている。そして、このような移動棚システムは、そ
の個々の棚を手動によって駆動することで、目的とする
棚の作業面に対応した作業用通路を形成させるようにし
たものが一般的であるが、棚が大型化した場合や棚数が
多いときには、手動で移動させることが困難になる。
【0003】このため、従来では、各棚に自走機構を設
け、形成しようとする作業用通路に対応した通路選択ス
イッチを操作することにより、自動的に各棚が移動され
て目的とする作業用通路が形成されるようにした自走式
の移動棚システムが種々開発されてきている。すなわ
ち、この種の移動棚システムは、特定されるレールに沿
って移動自在に設定された複数の棚それぞれに、モータ
と通路選択スイッチとを設置し、任意の棚Iに設けられ
た通路選択スイッチを操作することにより、該棚Iに対
応する作業用通路iが形成されるように、各棚が上記モ
ータによって移動されるものである。
【0004】そして、上記棚Iに対応する作業用通路i
が形成された後には、該作業用通路iが保持されるよう
に自動的にインターロックがかけられる。このインター
ロック状態は、例えば作業員が作業用通路iを出るとき
に、該棚Iに設置されたリセットスイッチを操作するま
で保持されるものである。
【0005】ところが、このような従来の自走式の移動
棚システムは、一般に、複数の棚の1つに自己を含めた
全ての棚の移動や停止を総括的に制御・管理する主制御
盤が設置され、他の棚には主制御盤からの指令に基づい
て自己の移動や停止を制御・管理する副制御盤がそれぞ
れ設置されるように構成されているため、主制御盤と各
副制御盤とを接続するための信号線を各棚相互間に引き
回す必要があり、信号線の処理が煩雑であるとともに構
成が複雑化するという問題が生じる。
【0006】一方、上記のような自走式の移動棚システ
ムにおいて、近時では、ワイヤレスリモートコントロー
ル方式による遠隔操作手段を導入することが考えられて
きている。この遠隔操作手段を導入することにより、作
業員は、棚から離れた場所から例えばフォークリフト等
に乗ったままリモートコントロール操作部を操作するこ
とで、任意の棚の相互間に作業用通路を形成することが
でき、作業用通路を形成する毎にいちいち作業員が棚の
通路選択スイッチを操作しに行く必要がなくなり、作業
性を向上させることができる。
【0007】しかしながら、自走式の移動棚システムに
遠隔操作手段を導入する場合、従来では、主制御盤の設
置された棚にリモートコントロール操作部から送出され
た操作情報を受信するための受信機を設置し、この受信
機で受信された操作情報が主制御盤で解読された後、各
副制御盤に伝達されることで各棚の動作が制御されるよ
うに構成されるため、やはり、主制御盤と各副制御盤と
を接続するための信号線を各棚相互間に引き回す必要が
あり、信号線の処理が煩雑で構成の複雑化を招くという
問題が生じるものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、自走式
の移動棚システムに遠隔操作手段を導入する従来の技術
では、移動される各棚の相互間に信号線を引き回す必要
があることから、信号線の処理が煩雑であるとともに構
成が複雑化するという問題を有している。
【0009】そこで、この発明は上記事情を考慮してな
されたもので、無線による遠隔操作を利用することで各
棚相互間を接続する信号線をなくし構成の簡易化を図り
得る極めて良好な移動棚システムの遠隔制御装置を提供
することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明に係る移動棚シ
ステムの遠隔制御装置は、特定されるレールに沿って移
動自在に支持された複数の棚と、この複数の棚の相互間
に形成すべき所定の作業用通路を指定することにより、
指定された作業用通路を形成するための複数の棚それぞ
れに対する移動制御情報を生成して送信する遠隔操作制
御手段と、複数の棚それぞれに設置され、遠隔操作制御
手段から送出される移動制御情報を受信することによ
り、指定された作業用通路を形成するように複数の棚そ
れぞれを移動させる駆動制御手段とを備えるようにした
ものである。
【0011】また、この発明に係る移動棚システムの遠
隔制御装置は、特定されるレールに沿って移動自在に支
持された複数の棚と、この複数の棚の相互間に形成すべ
き所定の作業用通路を指定することにより、指定された
作業用通路に対応する位置情報を送信する遠隔操作手段
と、複数の棚それぞれに設置され、遠隔操作手段から送
出される位置情報を受信することにより、指定された作
業用通路を形成するように、それぞれが複数の棚の移動
方向を判別して該棚を移動させる駆動制御手段とを備え
るようにしたものである。
【0012】
【作用】上記のような構成によれば、無線による遠隔操
作で、複数の棚の相互間に形成すべき所定の作業用通路
を指定したとき、指定された作業用通路を形成するため
の複数の棚それぞれに対する移動制御情報または位置情
報を生成して送信するようにし、複数の棚それぞれに、
移動制御情報または位置情報を受信することで、指定さ
れた作業用通路を形成するように複数の棚それぞれを移
動させる駆動制御手段を設けるようにしたので、各棚相
互間を接続する信号線をなくすことができ、構成の簡易
化を図ることができるようになる。
【0013】
【実施例】以下、この発明の一実施例について図面を参
照して詳細に説明する。図1は、この実施例で説明する
移動棚システムの全体の構成を示すもので、この場合
は、所定間隔をおいて並設された3つの固定棚11,1
2,13の相互間に、それぞれ移動棚ブロック01,0
2が設置される構成となっている。
【0014】固定棚11,12の相互間に設置された移
動棚ブロック01は、第1乃至第3の移動棚14,1
5,16を有しており、各移動棚14,15,16が図
中右方向あるいは左方向に移動されることで、固定棚1
1と移動棚14との間、移動棚14と15との間、移動
棚15と16との間及び移動棚16と固定棚12との間
に、それぞれ作業用通路01,02,03,04を任意
選択的に形成することができる。
【0015】固定棚12,13の相互間に設置された移
動棚ブロック02は、第1乃至第3の移動棚17,1
8,19を有しており、各移動棚17,18,19が図
中右方向あるいは左方向に移動されることで、固定棚1
2と移動棚17との間、移動棚17と18との間、移動
棚18と19との間及び移動棚19と固定棚13との間
に、それぞれ作業用通路01,02,03,04を任意
選択的に形成することができる。
【0016】移動棚ブロック01の移動棚14には、自
己を含めた全ての移動棚14〜16の電源を総括的に管
理し、自己の移動や停止を制御・管理する主制御盤M1
が設置されており、他の移動棚15,16には、自己の
移動や停止を制御・管理する副制御盤S1,S2がそれ
ぞれ設置されている。移動棚ブロック02の移動棚17
には、自己を含めた全ての移動棚17〜19の電源を総
括的に管理し、自己の移動や停止を制御・管理する主制
御盤M1が設置されており、他の移動棚18,19に
は、自己の移動や停止を制御・管理する副制御盤S1,
S2がそれぞれ設置されている。
【0017】移動棚ブロック01,02の移動棚14,
17には、移動棚ブロック01,02の電源を入力する
ための主操作盤MSがそれぞれ設置されるとともに、該
移動棚14,17を含む全ての移動棚14〜16,17
〜19には、それぞれの棚を個別に移動させるための副
操作盤SSがそれぞれ設置されている。
【0018】上記各移動棚ブロック01,02は、ワイ
ヤレス方式のリモートコントロール操作部20を操作し
て所望の作業用通路01〜04を指定することによっ
て、指定された作業用通路01〜04が形成されるよう
に各移動棚14〜16,17〜19の移動が制御され
る。
【0019】例えばリモートコントロール操作部20を
操作して、移動棚ブロック01に対して形成したい所望
の作業用通路01〜04の位置を指定すると、その位置
情報が、リモートコントロール操作部20から送出され
て中継器21に受信される。中継器21では、受信され
た位置情報に基づいて、各移動棚14〜16毎の移動制
御情報が生成される。そして、この移動制御情報が、中
継器21から送出されて各移動棚14〜16に設置され
た受信機RCで受信される。
【0020】各移動棚14〜16の受信機RCは、それ
ぞれ受信した移動制御情報から自己の移動棚14〜16
に対応する情報を選別し、その選別された移動制御情報
に基づいて、主制御盤M1及び副制御盤S1,S2がそ
れぞれ駆動されることで、リモートコントロール操作部
20で指定された作業用通路01〜04が形成されるよ
うに、各移動棚14〜16が移動されることになる。な
お、移動棚ブロック02についても同様に、リモートコ
ントロール操作部20で指定された作業用通路01〜0
4が形成されるように各移動棚17〜19が移動され
る。
【0021】図2は、上記リモートコントロール操作部
20の外観を示している。まず、リモートコントロール
操作部20の表面側には、図2(a)に示すように、液
晶表示部22とキー操作部23とが設置されている。ま
た、図2(a)中上端部にはアンテナコネクタ24が設
置され、図2(a)中下端部にはシリアル通信コネクタ
25及び外部電源ジャック26が設置されている。この
うち、キー操作部23には、「+」,「−」,「LIG
HT」,「NEXT」,「SHIFT」,「EVE
N」,「START」,「RESET」,「0」〜
「9」,「MEMORY」,「CLR」,「STOP」
及び「POWER」なる各種のキーが設置されている。
【0022】リモートコントロール操作部20の裏面側
には、図2(b)に示すように、送信周波数切替部2
7,シリアル送信表示部28,シリアル受信表示部2
9,動作モード設定部(DS1)30,シリアル通信設
定部(DS2)31及び電池収納部32がそれぞれ設置
されている。液晶表示部22には、図2(c)に示すよ
うに、入力モード表示部33,スタート表示部34,リ
セット操作表示部35,電源表示部36,動作モードス
イッチ設定表示部37,メモリ表示部38,送信中表示
部39,シフト表示部40,ブロックデータ表示部41
及び通路データ表示部42等が設置されている。
【0023】図3は、リモートコントロール操作部20
の内部構成を示している。リモートコントロール操作部
20は、メモリ43を内蔵したMPU(マイクロプロセ
ッサユニット)44を有し、このMPU44に、上述し
た液晶表示部22,シリアル送信表示部28及びシリア
ル受信表示部29等の表示部45や、キー操作部23,
送信周波数切替部27,動作モード設定部(DS1)3
0及びシリアル通信設定部(DS2)31等の操作部4
6が接続されている。そして、キー操作部23の操作情
報は、MPU44から発信回路47を介して外部に送出
される。
【0024】図4は、中継器21の詳細を示している。
リモートコントロール操作部20から送出された操作情
報は、受信回路48で受信されてCPU(中央演算処理
装置)49に供給される。CPU49は、ROM(リー
ドオンリーメモリ)50に格納された処理プログラムに
基づき、RAM(ランダムアクセスメモリ)51を用い
て入力された操作情報に演算処理を施し、その演算結果
を発信回路52を介して外部に送出している。すなわ
ち、CPU49は、リモートコントロール操作部20か
ら送出された作業用通路01〜04の位置情報に基づい
て、各移動棚14〜16,17〜19毎の移動制御情報
をそれぞれ生成し、発信回路52を介して外部に送出し
ている。
【0025】図5は、各移動棚14〜16,17〜19
に設置された受信機RCの詳細を示している。すなわ
ち、中継器21から送出された移動制御情報は、受信回
路53で受信される。受信回路53は、受信した移動制
御情報から自己の移動棚14〜16,17〜19に対応
する情報を選別して、メモリ54を内蔵したMPU55
に供給される。MPU55は、入力された移動制御情報
に基づいて自己の移動棚14〜16,17〜19を移動
させるための駆動情報を生成し、出力回路56を介して
主制御盤M1または副制御盤S1,S2に出力してい
る。なお、MPU55には、入力回路57を介して例え
ば点検・保守用の制御情報を入力することができるよう
になっている。
【0026】ここで、リモートコントロール操作部20
を用いて移動棚ブロック01,02に任意の作業用通路
01,02,03,04を形成する動作について、図6
及び図7に示すフローチャートを参照して説明する。ま
ず、開始(ステップS1)されると、作業員は、ステッ
プS2で、リモートコントロール操作部20の「0」〜
「9」キーを操作して移動棚ブロックの番号01または
02を入力設定する。次に、作業員は、ステップS3
で、リモートコントロール操作部20の「0」〜「9」
キーを操作して、形成したい作業用通路の番号01,0
2,03または04を入力設定する。すると、リモート
コントロール操作部20のMPU44は、ステップS4
で、入力した移動棚ブロックの番号及び作業用通路の番
号を、ブロックデータ表示部41及び通路データ表示部
42にそれぞれ表示させる。
【0027】このため、作業員は、ステップS5で、ブ
ロックデータ表示部41及び通路データ表示部42の表
示内容を見て、入力設定した移動棚ブロックの番号及び
作業用通路の番号がOKか否かを判別する。この場合、
OKでなければ(NO)、作業員は、ステップS6で、
「CLR」キーを2回操作してブロックデータ表示部4
1及び通路データ表示部42の表示内容をクリアした
後、ステップS2の処理に戻される。この場合、「CL
R」キーの1回目の操作で通路データ表示部42に表示
された作業用通路の番号がクリアされ、「CLR」キー
の2回目の操作でブロックデータ表示部41に表示され
た移動棚ブロックの番号がクリアされるようになる。
【0028】ブロックデータ表示部41及び通路データ
表示部42に表示されている移動棚ブロックの番号及び
作業用通路の番号がOKであれば(YES)、作業員
は、ステップS7で、「START」キーを操作する。
すると、リモートコントロール操作部20は、ステップ
S8で、設定されている移動棚ブロックの番号及び作業
用通路の番号を、形成すべき作業用通路01〜04を示
す位置情報として送信する。
【0029】そして、中継器21が、ステップS9で、
送信されている位置情報を受信すると、そのCPU49
が、ステップS10で、受信された位置情報で指定され
た作業用通路01〜04を形成するためには、各移動棚
14〜16,17〜19をそれぞれどの方向に移動させ
ればよいかを示す移動制御情報を生成し、ステップS1
1で、各移動棚14〜16,17〜19毎に生成された
移動制御情報を送信する。
【0030】すると、各移動棚14〜16,17〜19
の受信機RCは、ステップS12で、送信されている移
動制御情報を受信から自己の移動棚14〜16,17〜
19に対応する情報を選別し、自己の移動棚14〜1
6,17〜19を移動させるための駆動情報を生成し、
主制御盤M1または副制御盤S1,S2に出力する。こ
のため、各移動棚14〜16,17〜19の主制御盤M
1及び副制御盤S1,S2は、ステップS13で、ブロ
ックデータ表示部41及び通路データ表示部42に表示
されている作業用通路01〜04を形成するように、各
移動棚14〜16,17〜19を移動制御し、ここに、
リモートコントロール操作部20で設定した所望の作業
用通路01〜04の形成が行なわれる。
【0031】このようにして、作業用通路01〜04が
所定の幅まで開かれると、各移動棚14〜16,17〜
19の主制御盤M1及び副制御盤S1,S2は、ステッ
プS14で、移動棚14〜16,17〜19の移動を停
止させるとともに、形成された作業用通路01〜04に
面する移動棚14〜16,17〜19にインターロック
をかける。そして、作業員は、ステップS15で、形成
された作業用通路01〜04にはいって作業を行ない、
ステップS16で、作業が終了すると、ステップS17
で、「RESET」キーを操作する。すると、各移動棚
14〜16,17〜19の主制御盤M1及び副制御盤S
1,S2は、ステップS18で、インターロックを解除
する。
【0032】その後、作業員は、ステップS19で、同
じ移動棚ブロック01,02内で、別の作業用通路01
〜04を形成する必要があるか否かを判別し、ある場合
(YES)、ステップS3の処理に戻される。また、同
じ移動棚ブロック01,02内で別の作業用通路01〜
04を形成する必要がない場合(NO)、作業員は、ス
テップS20で、他の移動棚ブロック01,02に対し
て作業用通路を形成するか否かを判別し、形成する場合
(YES)、ステップS6を介してステップS2の処理
に戻され、他の移動棚ブロック01,02に対して作業
用通路01〜04を形成しない場合(NO)、終了(ス
テップS21)される。
【0033】上記実施例のような構成によれば、リモー
トコントロール操作部20を操作して、移動棚ブロック
01,02に対して形成したい所望の作業用通路01〜
04の位置を指定したとき、中継器21が各移動棚14
〜16,17〜19毎の移動制御情報をそれぞれ送出
し、各移動棚14〜16,17〜19がそれぞれ受信し
た移動制御情報に基づいて駆動されるようにしたので、
各移動棚14〜16,17〜19相互間を接続する信号
線をなくすことができ、構成の簡易化を図ることができ
るようになる。
【0034】図8は、上記実施例の変形例を示してい
る。すなわち、3つの固定棚11,12,13は、それ
ぞれ添字a,bを付して示すように、前後2段に別れて
いる。そして、固定棚11a,12aの相互間に移動棚
14a,15a,16aが配置され、固定棚11b,1
2bの相互間に移動棚14b,15b,16bが配置さ
れ、これら移動棚14a〜16a,14b〜16bが移
動棚ブロック01を構成している。また、固定棚12
a,13aの相互間に移動棚17a,18a,19aが
配置され、固定棚12b,13bの相互間に移動棚17
b,18b,19bが配置され、これら移動棚17a〜
19a,17b〜19bが移動棚ブロック02を構成し
ている。
【0035】そして、この場合にも上記実施例と同様
に、リモートコントロール操作部20を操作して、移動
棚ブロック01,02に対して形成したい所望の作業用
通路01〜04の位置を指定したとき、中継器21が各
移動棚14a〜16a,17a〜19a,14b〜16
b,17b〜19b毎の移動制御情報をそれぞれ送出す
る。各移動棚14a〜16a,17a〜19a,14b
〜16b,17b〜19bに設置された受信機RCは、
それぞれ受信した移動制御情報に基づいて自己の移動棚
14a〜16a,17a〜19a,14b〜16b,1
7b〜19bを駆動させるように制御する。この場合、
各移動棚ブロック01,02において、同一番号で添字
a,bの付された移動棚(14a,14b),(15
a,15b),(16a,16b),(17a,17
b),(18a,18b)及び(19a,19b)は連
なって移動されるものとする。
【0036】ここで、上述した実施例では、リモートコ
ントロール操作部20から送出される作業用通路01〜
04の位置情報を中継器21が受けて移動制御情報を生
成するようにしたが、リモートコントロール操作部20
と中継器21とは必ずしも別体にする必要はなく、例え
ば中継器21の機能をリモートコントロール操作部20
に内蔵して一体化した構成としてもよいことは言うまで
もないことである。この場合、リモートコントロール操
作部20では、所望の移動棚ブロックの番号01または
02と形成したい作業用通路の番号01,02,03ま
たは04とが入力設定されると、これらの番号に基づい
て内部のMPU44が、各移動棚14〜16,17〜1
9に対する移動制御情報をそれぞれ生成し、この移動制
御情報が送信されるようになる。
【0037】また、ワイヤレスリモートコントロール方
式による遠隔操作手段を用いて、リモートコントロール
操作部20に入力設定した移動棚ブロックに所望の作業
用通路を形成するように、各移動棚14〜16,17〜
19を移動させるためには、リモートコントロール操作
部20から送信される位置情報を、各移動棚14〜1
6,17〜19の受信機RCに受信させ、そのMPU5
5に、自己の移動棚14〜16,17〜19をそれぞれ
どの方向に移動させるかを示す情報を含む駆動情報を生
成させるようにすることもできる。
【0038】図9及び図10は、このように中継器21
を用いることなく、リモートコントロール操作部20か
ら送信される位置情報に基づいて、各移動棚14〜1
6,17〜19の受信機RCにそれぞれ内蔵されたMP
U55が、自己の移動棚14〜16,17〜19に対し
て移動方向を含む駆動情報を生成することで、所望の作
業用通路を形成するための動作を示すフローチャートで
ある。
【0039】まず、開始(ステップS22)されると、
作業員は、ステップS23で、リモートコントロール操
作部20の「0」〜「9」キーを操作して移動棚ブロッ
クの番号01または02を入力設定する。次に、作業員
は、ステップS24で、リモートコントロール操作部2
0の「0」〜「9」キーを操作して、形成したい作業用
通路の番号01,02,03または04を入力設定す
る。すると、リモートコントロール操作部20のMPU
44は、ステップS25で、入力した移動棚ブロックの
番号及び作業用通路の番号を、ブロックデータ表示部4
1及び通路データ表示部42にそれぞれ表示させる。
【0040】このため、作業員は、ステップS26で、
ブロックデータ表示部41及び通路データ表示部42の
表示内容を見て、入力設定した移動棚ブロックの番号及
び作業用通路の番号がOKか否かを判別する。この場
合、OKでなければ(NO)、作業員は、ステップS2
7で、「CLR」キーを2回操作してブロックデータ表
示部41及び通路データ表示部42の表示内容をクリア
した後、ステップS23の処理に戻される。この場合、
「CLR」キーの1回目の操作で通路データ表示部42
に表示された作業用通路の番号がクリアされ、「CL
R」キーの2回目の操作でブロックデータ表示部41に
表示された移動棚ブロックの番号がクリアされるように
なる。
【0041】ブロックデータ表示部41及び通路データ
表示部42に表示されている移動棚ブロックの番号及び
作業用通路の番号がOKであれば(YES)、作業員
は、ステップS28で、「START」キーを操作す
る。すると、リモートコントロール操作部20は、ステ
ップS29で、設定されている移動棚ブロックの番号及
び作業用通路の番号を、形成すべき作業用通路01〜0
4を示す位置情報として送信する。
【0042】すると、各移動棚14〜16,17〜19
の受信機RCは、ステップS30で、送信されている位
置情報を受信する。ここで、各移動棚14〜16,17
〜19の受信機RCを構成するMPU55に内蔵されて
いるメモリ54には、それぞれ自己の移動棚14〜1
6,17〜19を示す識別番号が記憶されている。そし
て、各移動棚14〜16,17〜19のMPU55は、
ステップS31で、受信された位置情報に含まれる作業
用通路の番号01,02,03または04が、メモリ5
4に記憶されている識別番号よりも大きいか否かを判別
する。
【0043】ここで、作業用通路の番号01,02,0
3または04が識別番号よりも大きい(YES)と判断
したMPU55は、ステップS32で、自己の移動棚1
4〜16,17〜19を左方向に移動させるための駆動
情報を生成し、主制御盤M1または副制御盤S1,S2
に出力する。また、作業用通路の番号01,02,03
または04が識別番号と同じかまたは識別番号よりも小
さい(NO)と判断したMPU55は、ステップS33
で、自己の移動棚14〜16,17〜19を右方向に移
動させるための駆動情報を生成し、主制御盤M1または
副制御盤S1,S2に出力する。
【0044】このため、各移動棚14〜16,17〜1
9の主制御盤M1及び副制御盤S1,S2は、ブロック
データ表示部41及び通路データ表示部42に表示され
ている作業用通路01〜04を形成するように、各移動
棚14〜16,17〜19を移動制御し、ここに、リモ
ートコントロール操作部20で設定した所望の作業用通
路01〜04の形成が行なわれる。なお、作業用通路の
番号01,02,03,04と各移動棚14〜16,1
7〜19の識別番号とは、上記ステップS31〜S33
の処理によって、リモートコントロール操作部20に設
定された所望の作業用通路が形成されるような関係に設
定されていることはもちろんである。
【0045】このようにして、作業用通路01〜04が
所定の幅まで開かれると、各移動棚14〜16,17〜
19の主制御盤M1及び副制御盤S1,S2は、ステッ
プS34で、移動棚14〜16,17〜19の移動を停
止させるとともに、形成された作業用通路01〜04に
面する移動棚14〜16,17〜19にインターロック
をかける。そして、作業員は、ステップS35で、形成
された作業用通路01〜04にはいって作業を行ない、
ステップS36で、作業が終了すると、ステップS37
で、「RESET」キーを操作する。すると、各移動棚
14〜16,17〜19の主制御盤M1及び副制御盤S
1,S2は、ステップS38で、インターロックを解除
する。
【0046】その後、作業員は、ステップS39で、同
じ移動棚ブロック01,02内で、別の作業用通路01
〜04を形成する必要があるか否かを判別し、ある場合
(YES)、ステップS24の処理に戻される。また、
同じ移動棚ブロック01,02内で別の作業用通路01
〜04を形成する必要がない場合(NO)、作業員は、
ステップS40で、他の移動棚ブロック01,02に対
して作業用通路を形成するか否かを判別し、形成する場
合(YES)、ステップS27を介してステップS23
の処理に戻され、他の移動棚ブロック01,02に対し
て作業用通路01〜04を形成しない場合(NO)、終
了(ステップS41)される。なお、この発明は上記実
施例に限定されるものではなく、この外その要旨を逸脱
しない範囲で種々変形して実施することができる。
【0047】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
無線による遠隔操作を利用することで各棚相互間を接続
する信号線をなくし構成の簡易化を図り得る極めて良好
な移動棚システムの遠隔制御装置を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る移動棚システムの遠隔制御装置
の一実施例を示す外観図。
【図2】同実施例におけるリモートコントロール操作部
を示す外観図。
【図3】同リモートコントロール操作部の内部構成を示
すブロック構成図。
【図4】同実施例における中継器の詳細を示すブロック
構成図。
【図5】同実施例における受信機の詳細を示すブロック
構成図。
【図6】同実施例における動作を説明するためのフロー
チャート。
【図7】同実施例における動作を説明するためのフロー
チャート。
【図8】同実施例の変形例を示す外観図。
【図9】同実施例における他の動作を説明するためのフ
ローチャート。
【図10】同実施例における他の動作を説明するための
フローチャート。
【符号の説明】
11〜13…固定棚、14〜19…移動棚、20…リモ
ートコントロール操作部、21…中継器、22…液晶表
示部、23…キー操作部、24…アンテナコネクタ、2
5…シリアル通信コネクタ、26…外部電源ジャック、
27…送信周波数切替部、28…シリアル送信表示部、
29…シリアル受信表示部、30…動作モード設定部、
31…シリアル通信設定部、32…電池収納部、33…
入力モード表示部、34…スタート表示部、35…リセ
ット操作表示部、36…電源表示部、37…動作モード
スイッチ設定表示部、38…メモリ表示部、39…送信
中表示部、40…シフト表示部、41…ブロックデータ
表示部、42…通路データ表示部、43…メモリ、44
…MPU、45…表示部、46…操作部、47…発信回
路、48…受信回路、49…CPU、50…ROM、5
1…RAM、52…発信回路、53…受信回路、54…
メモリ、55…MPU、56…出力回路、57…入力回
路。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 特定されるレールに沿って移動自在に支
    持された複数の棚と、この複数の棚の相互間に形成すべ
    き所定の作業用通路を指定することにより、指定された
    作業用通路を形成するための前記複数の棚それぞれに対
    する移動制御情報を生成して送信する遠隔操作制御手段
    と、前記複数の棚それぞれに設置され、前記遠隔操作制
    御手段から送出される移動制御情報を受信することによ
    り、前記指定された作業用通路を形成するように前記複
    数の棚それぞれを移動させる駆動制御手段とを具備して
    なることを特徴とする移動棚システムの遠隔制御装置。
  2. 【請求項2】 前記遠隔操作制御手段は、複数の棚の相
    互間に形成すべき所定の作業用通路を指定することによ
    り、指定された作業用通路に対応する位置情報を送信す
    る遠隔操作手段と、この遠隔操作手段から送出された位
    置情報を受信することにより、該位置情報に対応する作
    業用通路を形成するための前記複数の棚それぞれに対す
    る移動制御情報を生成して送信する中継手段とを具備し
    てなることを特徴とする請求項1記載の移動棚システム
    の遠隔制御装置。
  3. 【請求項3】 特定されるレールに沿って移動自在に支
    持された複数の棚と、この複数の棚の相互間に形成すべ
    き所定の作業用通路を指定することにより、指定された
    作業用通路に対応する位置情報を送信する遠隔操作手段
    と、前記複数の棚それぞれに設置され、前記遠隔操作手
    段から送出される位置情報を受信することにより、前記
    指定された作業用通路を形成するように、それぞれが前
    記複数の棚の移動方向を判別して該棚を移動させる駆動
    制御手段とを具備してなることを特徴とする移動棚シス
    テムの遠隔制御装置。
  4. 【請求項4】 前記駆動制御手段は、前記位置情報に含
    まれる作業用通路の番号と前記複数の棚それぞれに付さ
    れた識別番号とを比較することで、前記複数の棚それぞ
    れの移動方向を判別することを特徴とする請求項3記載
    の移動棚システムの遠隔制御装置。
JP11685194A 1993-11-01 1994-05-30 移動棚システムの遠隔制御装置 Pending JPH07172515A (ja)

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JP5-273585 1993-11-01
JP27358593 1993-11-01
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1093490C (zh) * 1998-09-11 2002-10-30 金刚株式会社 电动式移动货架装置

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JPH05229611A (ja) * 1992-02-19 1993-09-07 Kongo Kk 移動棚装置

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