JPH07172366A - 口が変形しても支障なく使用できる可変構造の蓋を装 着した自転車篭 - Google Patents

口が変形しても支障なく使用できる可変構造の蓋を装 着した自転車篭

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JPH07172366A
JPH07172366A JP5354811A JP35481193A JPH07172366A JP H07172366 A JPH07172366 A JP H07172366A JP 5354811 A JP5354811 A JP 5354811A JP 35481193 A JP35481193 A JP 35481193A JP H07172366 A JPH07172366 A JP H07172366A
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lid
rail
mounting
mouth
cover
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Yoshio Yoneda
良雄 米田
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KEMOTETSUKU KK
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CHEMOTEC KK
KEMOTETSUKU KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 口が多少変形しても蓋が支障なく使用で
き、かつ開けると蓋が篭に密着固定又は畳んで収納され
て邪魔にならない自転車篭を得る。 【構成】 口(レール)が上下或は左右若しくは上下
左右方向に変形しても、その変形をなぞる可変構造の蓋
を口の両側から側面にかけて設けたレールに装着、若し
くは可変構造と折り畳み機構のある蓋を口の両側に設け
たレールに装着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は篭に設けた二本のレー
ルに、口(設けたレール)が変形してもその変形をなぞ
って開閉する可変構造の蓋を装着した自転車篭に関す
る。
【0002】
【従来の技術】自転車篭としては金属製やプラスチック
製の物があり、従来より蓋をつける事が強く望まれてい
るが全て蓋なしである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これは従来の蓋つき篭
及び箱に関する技術や考え方が自転車篭には適用出来な
い為である。即ち、従来の蓋つき篭及び箱は本体及び蓋
が常に一定不変の形や大きさを保持するように作られ、
その一定不変の状態で使用するものであり、かつ、蓋は
平常閉めておくものとして蝶番若しくは類似の方法で取
りつける。しかし、自転車篭の口は金属製の物にあって
は少々強く当たったり押したりすると容易に変形し、こ
れは使用者自身が手直しし易い事でもあるが完全に復元
することは困難である。また、プラスチック製の物にあ
っては材質の疲労や劣化でも変形する。従って従来の常
に一定の形や大きさを保持した蓋では、すぐに口との間
にずれや隙間が出来て不都合になり使用不能になる。さ
らに、この篭には雑多な荷物を入れるためしばしば荷物
が口からはみ出して閉められない事があり、時に閉める
必要がなく開閉の煩わしさを避けたい事もあるが、蝶番
若しくは類似の方法で取りつけた蓋を半開や全開にした
ままでは上部や側面に大きく突き出して不格好であり、
走行の支障となり危険を招きかねない等の問題点があ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は前記の問題点
を解決して、口が多少変形しても支障なく使用でき、開
けていても蓋が邪魔にならない自転車篭を得る事であ
る。この為この発明の自転車篭は、口の両側または口の
両側から側面にかけて設けた二本のレールに、口(設け
たレール)が変形しても、その変形をなぞって蓋自体が
部分的に回転、伸び縮み、スライド、たわみ、ずれ等を
生じて変形しながら開閉する可変構造の蓋を装着するも
のである。なお、この蓋には本体に両端に装着部のある
装着棒を取り付けたもの及び本体の左右の両側に装着部
若しくは先端に装着部のある装着腕を取り付けたもの等
があり、可変構造は本体のみが有するもの若しくは装着
腕や装着棒のみが有するもの或は両方が有するもの等が
あるが、いずれもリング、バネ(板型、波型、コイル
型)、チエン、鎖、パイプ、スリット、溝、ピン、棒等
を用いて構成する。また、レールは篭本体の口枠を兼ね
させても別途口枠に固着しても差し支えないが、蓋が滑
らかに可動出来ることが肝要であり、スリットのあるパ
イプレールや板状レール、T型レール等が特に好まし
い。この自転車篭は、口(設けたレール)の変形の仕方
に対応した蓋の変形の仕方や開けたときの蓋の収納方法
或は篭の型等によって幾つかのグループに分類でき、か
つ、それぞれのグループ内に於いても蓋の可変構造や機
構には様々な物があるが、所定の目的を達成する物であ
ればどのような種類や構造であっても差し支えない。次
に主なものについて説明する。
【0005】第一のグループは、篭の口(レール)の上
下方向(円筒型の篭では中心方向)の変形に対応して表
裏方向に屈曲する可変構造の蓋を、口の両側から側面に
かけて設けた二本のレールに装着した自転車篭である。
このグループの蓋は本体の特徴によって二群に大別され
る。一群は屈曲する本体を利用するもので、上下同幅の
角型や円筒型(レールの曲率が一定)、カマボコ型(レ
ールの曲率が一定でない)及びそれらの変形型の篭に装
着する。他の群は屈曲しない本体を利用するもので、上
下同幅の円筒型の篭に装着するものである。まず、屈曲
する本体を利用する蓋であるが、これには本体のみが屈
曲するものと本体と装着腕の両方が屈曲するものとがあ
る。本体のみが屈曲する蓋は、例えば本体を数個の横長
の小部分の連結体とし、各連結部で屈曲するように小部
分の間をバネ(板型、波型、コイル型等)やリング或は
クサリ等で連結した本体、若しくはリングやクサリ等を
格子、網目或は平板状に編んだ任意の箇所で屈曲する本
体等の左右の両側に、屈曲性のない装着腕や装着棒とし
て、装着部のみを固着若しくは先端に装着部のある棒状
の装着腕を固着する。或はこれらの本体の前後の両端及
び中間に、両端に装着部のある装着棒を必要な数固着す
る。本体と装着腕が屈曲する蓋は、例えば前記の各本体
の左右の両側に屈曲性の装着腕として、板バネ鋼の装着
腕を固着する。或は小部分を連結した本体の各小部分の
左右にリングをはめ、そのリングに棒状の装着腕を固着
する。なお、リングやクサリ等で編み上げた本体を用い
た蓋では、隣合った前後の装着部の間隔をほぼ一定に保
つためレールの種類に応じた適当な措置、例えばパイプ
レールでは装着部の間に適当な数のプラスチック球を入
れる等の措置をほどこす。また、この本体に装着部や装
着腕を取り付けた蓋は本体の前後両橋に金属等のかたい
棒を取り付けるのが好ましい。次に屈曲しない本体を利
用するものであるが、これは円筒型の篭のみに適用する
もので、口(レール)と同じ曲率に作った円筒壁形の本
体の左右の両側に屈曲性の装着腕や装着棒、例えば波壁
バネやコイルバネの装着腕を固着する。或は両端に装着
部をつけた板バネの装着棒を固着する。
【0006】第二のグループは、篭の口(レール)の左
右方向の変形に対応して左右方向に伸縮する可変構造の
蓋を、上下同幅や上広がりの円筒型の篭の口の両倒から
一方或は二方向の壁面にかけて設けた一対のレールに一
枚若しくは向かい合わせに二枚装着した自転車篭であ
る。この蓋には装着腕が伸縮するもの、本体が伸縮する
もの、両方が伸縮するもの等がある。装着腕が伸縮する
蓋は、口(レール)と同じ曲率に作った円筒壁形の本体
に、本体の外部にある長さが変わる伸縮性の装着腕や装
着棒を取りつけたものである。例えば前記の本体の左右
方向の枠棒若しくは別途取りつけた棒に二個のスライド
リングをはめ、それぞれのスライドリングの外側(端
近)に、支持リングを二個づつリングの外周を棒(本
体)に接して固着し、棒状の装着腕の装着部のない端を
支持リングの中を通してスライドリングの外周に固着し
て伸縮性の装着腕とする。パイプと棒等を組み合わせて
も同様の構造を作る事ができる。或は一端に球、他端に
装着部を付けた二本の棒を球側からパイプに挿入してパ
イプの両端を少し絞った伸縮性の装着棒を前記の本体に
固着する。蓋本体が伸縮するものは、本体の主要部を口
(レール)と同じ曲率の円筒壁形に作り、その本体の左
右の裏(下)面に、小さな円筒壁状の可動片を必要個数
リング、パイプ、スリット等を介してスライドするよう
に装着し(実施例6参照、この幾つかを円筒壁形に固着
すると伸縮する蓋の本体の一例となる)、この可動片に
直接装着部や棒状装着腕を固着する。この本体に伸縮性
の装着腕を固着すると本体と装着腕の両方が伸縮するも
のとなる。
【0007】第三のグループは、篭の口(レール)の上
下及び左右方向の変形に対応して表裏方向に屈曲し左右
方向に伸縮する可変構造の蓋を装着腕や装着棒で篭の口
の両側から側面にかけて設けたレールに装着した自転車
篭である。このグループの蓋は本体の特徴によって二群
に大別できる。即ち一群は屈曲する本体を利用するもの
で、上下同幅や上広がりの角型、長円型、円筒型、カマ
ボコ型及びそれらの変形型等の篭に装着できる。他群は
屈曲しない本体を利用するもので上下同幅や上広がりの
円筒型の篭に装着する。まず、屈曲する本体を利用する
蓋であるが、これには屈曲のみの本体を利用するもの、
屈曲と伸縮の両機能を具備した本体を利用するものとの
二種類ある。屈曲のみの本体を利用するものは、小部分
をリングやバネ等で連結した本体若しくはリングや鎖等
を編んだ本体に伸縮性の装着棒や装着腕、例えば、一端
に装着部、他端に球のある二本の棒とパイプを組み合わ
せた装着棒を固着したもの、スライドリングと支持リン
グを用いて棒状装着腕を取り付けたもの、或は屈曲と伸
縮の両機能を持った装着腕や装着棒、例えば波型バネの
装着腕やコイルバネの中に鎖を通して両端でそれらを固
着し一端に装着部を付けた装着腕を固着したもの等であ
る。屈曲と伸縮の両機能を具備した本体を利用するもの
は、二個若しくは三個の小片をスリット、パイプ、リン
グ、棒等と適宜組み合わせてスライド伸縮する小部分と
し(実施例6参照、これは三個の小片の例である)、数
個の小部分の中央の小片の間をリング等で連結した本体
の左右に、装着部を直接固着若しくは屈曲も伸縮もしな
い装着腕の棒状装着腕を固着する。必要なら屈曲性或は
伸縮性若しくは屈曲性と伸縮性の両機能のある装着腕や
装着棒を取り付けても差し支えない。なお、リングやく
クサリ等を編んだ本体を用いた蓋では隣あった前後の装
着部の間隔を一定に保つ措置、例えばパイプレールでは
前後の装着部の間に球やコイルバネ等を入れる。ただ
し、コイルバネを入れた場合にはバネの強さによっては
後端の装着球を少し大きくすると共にパイプレールの口
の後端枠の位置に浅く絞ったストッパーをつける。次に
屈曲しない本体を利用するものであるが、これは円筒型
の篭に適用するもので、篭の口(レール)と同じ曲率に
作った円筒壁形の本体に、屈曲と伸縮の両機能を有する
装着腕、例えば波型バネやコイルバネの装着腕を固着す
る。若しくは円筒壁形の主要部の両側に可動片を取り付
けた伸縮する本体に屈曲する装着腕、例えば板バネ装着
腕、或は屈曲と伸縮の両機能を持った波型バネ等の装着
腕を固着する。
【0008】第四のグループは、口(レール)の上下方
向若しくは上下左右の両方向の変形に対応して表裏方向
に屈曲若しくは表裏方向の屈曲と左右方向の伸縮をし、
かつ、開けたときレールの一方の端に小さく畳まれる蓋
を、上下同幅や上広がりの角型、長円型、円筒型、カマ
ボコ型及びそれらの変形型等の篭の口の両側或は両側か
ら一方の口枠の外まで伸ばした一対のレールを介して若
しくはレールと口枠を介して装着した自転車篭である。
ただし、左右方向に伸縮しない蓋は上下同幅の篭に装着
する。この蓋の畳み方にはレールの一方の端に巻き上げ
るもの、W字型に畳むもの、M字型に畳むもの及び使い
勝手が劣るが積み上げ式、パンタグラフ式等がある。蓋
をレールの一方の端に巻き上げる自転車蓋は、第一グル
ープの蓋及び第三グループの蓋(ただし、本体が屈曲し
ない円筒壁型の物は除く)を、口の両側に取り付けた、
口枠より長いレールの外部の部分を円や渦巻き状に巻い
た一対のレールに装着したものである。なお、蓋の本体
がリングやクサリを編んだ物の場合は隣あった前後の装
着部の間隔を一定に保つ措置、例えばパイプレールであ
れば隣あった前後の装着部の間に小さな数個のプラスチ
ック球やコイルバネ等をいれるなどの措置を施す。蓋を
W字型に畳む自転車篭は、隣あった装着棒若しくは装着
腕の間で本体がV字型に畳まれる蓋を装着するものであ
る。例えばリングやクサリを編んで作った本体に装着棒
を取り付けた蓋、若しくはこの本体の左右に装着部や装
着腕を取り付けた蓋、或は装着棒に小部分をリングで連
結し、続いてこの小部分に次の小部分をリング(U字型
の板バネ等でも良い)で連結して、更にこの二番目の小
部分の端に装着棒をリングで連結する。順次この様にし
て装着棒と小部分の連結部及び小部分同士の連結部で屈
曲するようにした蓋、若しくは装着腕を利用してほぼ同
様に作った蓋等を口の両側に設けたパイプに装着し、蓋
の後端をリングで口枠或はレールの後端に渡した横棒に
取りつける。蓋をM字型に畳む自転車篭は、隣あった装
着棒若しくは装着腕の間で蓋の本体が逆U字型に畳まれ
るように機械的な構造に或はバネ等で連結した蓋、例え
ば前のW字型の例の、装着棒若しくは装着腕と小部分を
組み合わせて作った蓋の小部分同士の連結を、リングの
代わりに逆U字型の板バネで連結した蓋を口の両側に設
けたレールに装着して、蓋の後端を口枠或はレールの後
端に渡した横棒にリングで取りつける。なお、W字、M
字型、パンタグラフ式に畳む篭では、開けた蓋若しくは
閉めた蓋を固定するため、レールの両端近くにストッパ
ーとして浅い絞りなどを付けるのがよい。
【0009】この発明の自転車篭は金属、プラスチッ
ク、金属を埋め込んだプラスチック或はこれらを組み合
わせて作っても差し支えないが、蓋をプラスチックのみ
で作る場合は材料の物性や特性、特に強度や柔軟性或は
耐屈曲性等に留意して設計すれば、例えば本体部分を板
状、格子状、網目状等にして表裏方向への屈曲部は薄く
したり、波形にしたり、或は本体を小部分の連結形にし
て数個の小さな板状や波形の連結腕で架橋状に連結した
り、装着腕の屈曲や左右方向への伸縮は板状や波形等に
して幅、厚さ、長さ等を適当に調節すれば、第一、第
二、第三及び第四グループの蓋それぞれに一体成型で一
度に製造可能なものも少なくない。なお、デザインや好
みによっては蓋の前端や後端に張り出し部分を設けた
り、その張り出し部を前後や上下左右等に変形する構造
にしたり、レールの一部分を篭本体から離したり或はレ
ールの後半部を篭の内側につける(ただし、蓋の可変構
造によっては篭のその部分を左右に広くする必要があ
る。また、荷物との接触を防ぐ簡単な隔壁を設けるのが
よい)等は差し支えない。また、鍵は従来の篭や箱に利
用されている物を従来の方法若しくはそれに準じて取り
付ける事が出来るが、蓋側と側壁面側の対の部分を相対
的に上下左右に多少遊動するようにリング、パイプ、ス
リット、板等を組み合わせて取り付けてもよい。自転車
への取り付けはレールの無い側面を従来の方法で、或は
蓋とレールを覆うコの字型の取り付け部を設けて取り付
ける。
【0010】
【作用】第一グループの蓋は本体の連結部や装着棒或は
装着腕等の箇所で容易に回転、ずれ、たわみ等を生じて
表裏(上下)方向に屈曲し、レールへの装着部もその方
向に屈曲移動する。従って、蓋は口(レール)が上下方
向の変形即ち山谷型のうねりを生じても、装着部がその
変形に応じた屈曲移動を繰り返してスムースにレールに
沿って開閉する。第二グループの蓋は本体のスライド部
や装着腕或は装着棒がスライド、ずれ、たるみ等で容易
に左右に伸縮し、レールへの装着部も左右に移動する。
従って、蓋は口(レール)が左右方向の変形即ち広くな
ったり狭くなったり、左右のどちらかに振れても、装着
部がそれらの変形に応じた伸縮移動を繰り返してスムー
スにレールに沿って開閉する。第三グループの蓋は本体
の連結部やスライド部或は装着腕や装着棒等が回転、ス
ライド、ずれ、たわみ、たるみ等を生じて容易に表裏方
向への屈曲や左右方向への伸縮をし、レールへの装着部
もそれにつれて移動する。従って、蓋は口(レール)が
上下や斜め上下の山谷型に変形したり、左右が広くなっ
たり狭くなったり、或は左右のいずれかに振れても、装
着部がそれらの変形をなぞって移動しスムースにレール
に沿って開閉する。第四グループの蓋はいずれも、第一
若しくは第三グループの蓋と同様の作用で、口(レー
ル)が変形しても装着部がその変形をなぞってスムース
に開閉するが、更にレールの付け方、蓋の構造、或は蓋
の装着の仕方等の違いによって次のように作用する。蓋
がレールの一方の端にある収納部に巻き取られる自転車
篭では、主に本体の屈曲部が大きな回転、ずれ、たわみ
等を生じて大きく屈曲するため収納部の円や渦巻き状の
レールに沿って円滑に移動する。W字型に畳まれる蓋を
装着した自転車篭では、蓋の後端は口枠等にリングで取
りつけられており、開けるにつれて前後の張力がなくな
り圧縮される。従って、隣あった装着棒や装着腕の中間
で重力や圧縮力によって下向きにたわみを生じたり(本
体がクサリやリング製)、屈曲したり(本体が小部分の
連結体で、隣あった装着棒等の間の小部分同士をリング
で連結したもの等)、或は蓋自体の力や重力、圧縮力に
よって屈曲して(本体が小部分の連結体で、隣あった装
着棒の間の小部分同士をU字型のバネで連結したもの
等)レールの端に小さく折り畳まれる。M字型に畳まれ
る蓋を装着した自転車篭では、蓋の後端は口枠等にリン
グ等で取りつけてあり、開けるにつれて前後の張力がな
くなり圧縮されるため、隣あった装着棒や装着腕の間の
小部分同士を逆U字型のバネ等で連結した箇所で、蓋自
体の力や圧縮力によって上向きに屈曲してレールの端に
小さく畳まれる。
【0011】
【実施例】実施例について図面を参照して説明する。な
お、図面はいずれも金網や格子等を省略して骨格のみで
表示したものである。図1では、蓋を構成する小部分1
と2を連結リング3等で連結する。順次このように連結
して、各小部分の連結部で屈曲する蓋本体を作る。この
本体の両側に板バネ装着腕4等を固着して屈曲する装着
腕とし、その先端を図2の断面図で示すようにパイプレ
ール5にスリット6を通して装着球7で装着して後、パ
イプレール5の端を閉じる。図3では、円筒形の蓋本体
の枠棒11の上側に支持リング12等を固着し、その支
持リングの中を通した棒状装着腕13の一端をスライド
リング14に固着する。順次この様にして本体の左右に
取りつけて、それぞれが個別に左右にスライド伸縮する
装着腕とし、先端の装着球を図2のようにパイプレール
にスリットを通して装着した後、パイプレールの端を閉
じる。図4では、小部分21をその骨格棒22等の先端
にある連結リング23等で、次の小部分24と連結す
る。順次このようにして連結部で屈曲する本体とし、小
部分21の下側に固着した支持リング25等の中を通し
た棒状装着腕26の一端をスライドリング27に固着す
る。同様にして本体の左右に棒状装着腕を取りつけ、そ
の先端の装着球を図2のようにパイプレールに装着して
その端を閉じる。図5では、小部分31と32の間を逆
U字型の板バネ33等で固着連結し、更に小部分32を
次の小部分34と連結リング35等で連結する。順次こ
のようにして本体を作り、左右に棒状装着腕36等を固
着し、その先端の装着球を図2のようにパイプレールに
装着して端を閉じると共に蓋本体の後端の小部分37を
口枠38に装着リング39等で取り付ける。なお、パイ
プレールには開閉時に蓋を一時的に固定するため軽く絞
ったストッパー40、41等がある。図6では、上側の
横長の主要部の骨格棒51に、スライドリング52、5
3をはめたコの字型の棒54を固着して取り付け、スラ
イドリング52、53を下側の可動部の骨格棒55に固
着した後、波型装着腕56を固着する。(これを円筒壁
型に固着すれば第二グループの、リングやバネで連結す
れば第三、第四グループの、リングとU字型の板バネ等
で連結すれば第四グループの蓋となる)
【0012】
【効果】この発明は可変構造の蓋をレールに装着するこ
とを特徴とするが、この点が蓋つき篭や箱等に就いての
従来の考え方や技術と根本的に異なるところであり、次
のような効果を有する。篭(特に口部やレール)が多少
変形しても、蓋がレールに装着されているためずれて隙
間を生じる等のトラブルはなく、蓋自体も可変構造が機
能してダメージを受けにくく変形したレールをスムース
になぞる。従って、篭が多少変形してもそのまま、或は
酷く変形した場合でも使用者が有る程度手直しすれば支
障なく継続して使用出来る。第一、第二、第三グループ
の蓋は口から側面にかけて設けたレールに装着するた
め、半開、全開に拘わらず常に篭に密着固定されてお
り、第四グループの蓋も開けるとレールに沿って動き端
に小さく折り畳まれて(W字型、M字型の高さは概ね2
センチ内外)、篭の上や横に不格好に突き出してぶらぶ
らしたり、人に当たったり、走行の邪魔になったりする
ことはない。更に、蓋の両側をレールで拘束しているた
め、蓋の強度や安定性が向上し信頼度も高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】表裏方向に屈曲する蓋を付けた篭の斜視図であ
る。
【図2】装着部をパイプレールに装着したところの断面
図である。
【図3】左右方向に伸縮する蓋を付けた篭の斜視図であ
る。
【図4】表裏方向の屈曲と左右方向の伸縮をする蓋を付
けた篭の斜視図である。
【図5】表裏方向に屈曲しM字型に畳まれる蓋を付けた
篭の斜視図である。
【図6】三個の小片を組み合わせて成る伸縮する蓋本体
の小部分である。
【符号の説明】
1、2、21、24、31、32、34、37 小部分 3、23、35 連結リング 4 板バネ装着腕 5 パイプレール 6 スリット 7 装着球 11 枠棒 12、25 支持リング 13、26、36 棒状装着腕 14、27、52、53 スライドリング 22、52、53 骨格棒 33 逆U字型バネ 38 口枠 39 装着リング 40、41 ストッパー 54 コの字型棒 56 波型装着腕

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 口(設けたレール)が変形しても、その
    変形をなぞって蓋自体が変形しながら開閉する可変構造
    の蓋をレールを介して装着した自転車篭。
  2. 【請求項2】 口の上下方向の変形に対応して表裏方向
    に屈曲する可変構造の蓋をレールを介して装着した請求
    項1記載の自転車篭。
  3. 【請求項3】 口の左右方向の変形に対応して左右方向
    に伸縮する可変構造の蓋をレールを介して装着した請求
    項1記載の自転車篭。
  4. 【請求項4】 口の上下左右方向の変形に対応して表裏
    方向に屈曲し左右方向に伸縮する可変構造の蓋をレール
    を介して装着した請求項1記載の自転車篭。
  5. 【請求項5】 口の上下方向若しくは上下左右方向の変
    形に対応して表裏方向に屈曲若しくは表裏方向に屈曲し
    左右方向に伸縮、かつ、開けるとレールの一方の端に小
    さく畳まれる可変構造の蓋をレール或はレールと口枠を
    介して装着した請求項1記載の自転車篭。
JP5354811A 1993-12-21 1993-12-21 口が変形しても支障なく使用できる可変構造の蓋を装 着した自転車篭 Pending JPH07172366A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017052497A (ja) * 2015-09-11 2017-03-16 トヨタ自動車株式会社 車両用収納装置

Cited By (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017052497A (ja) * 2015-09-11 2017-03-16 トヨタ自動車株式会社 車両用収納装置
US10023126B2 (en) 2015-09-11 2018-07-17 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Vehicular storage unit

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