JP4643942B2 - ヒンジキャップ - Google Patents

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本発明は、ヒンジキャップに関するものである。
従来より化粧品用のボトルに取り付けられて用いられるヒンジキャップとして、主体と、この主体にヒンジを介して開閉回動可能に連結されたキャップと、主体とキャップとの間にこれらに直接連結されたスナップ体とを有したものがある(例えば特許文献1)。
ヒンジキャップのスナップ体は、キャップが開閉回動の中途部に位置する切替境界位置に近づいたときにはスナップ体の両端が引っ張られることで伸張するもので、スナップ体の伸張によりスナップ体にバネ力を発生させており、キャップが切替境界位置よりも閉鎖位置側にあるときにはキャップは閉じる方向に付勢されると共に、キャップが切替境界位置よりも開放位置側にあるときにはキャップが開く方向に付勢される。
即ち、スナップ体は、切替境界位置にあるときに最大に伸張するようになっており、切替境界位置を境としてスナップ体の収縮作用(復元作用)が閉鎖側又は全開側に働き、これにより、キャップにスナップ力を付与しているのである。
特開平08−301329号公報
しかしながら、従来のヒンジキャップでは、スナップ体の両端部を主体の周壁及びキャップの周壁に直接接続していたため、キャップを切替境界位置に近づけるとスナップ体の両端部には過大な引っ張り力が掛かり、キャップの開閉を繰り返すとスナップ体の両端部の疲労が蓄積されて劣化が急速に進みスナップ体の両端部が早期に破断してしまう恐れがあった。
そこで、本発明は、上記問題点に鑑み、長期に亘ってキャップの開閉が行われてもスナップ体の機能を維持可能なヒンジキャップを提供することを目的とする。
この技術的課題を解決する本発明の技術手段は、主体にキャップがヒンジを介して開閉回動するように連結され、主体とキャップとを連結するためのスナップ体が設けられ、キャップが前記開閉回動の中途部に位置する切替境界位置に近づいたときに前記スナップ体の両端側が引っ張られて伸張することにより、キャップが切替境界位置よりも閉鎖位置側にあるときには該キャップが閉じる方向に付勢されると共に、キャップが切替境界位置よりも開放位置側にあるときには該キャップが開く方向に付勢されるようにしたヒンジキャップにおいて、前記主体の周壁部に前記スナップ体が連結された主体側連結部が設けられており、前記主体側連結部は、主体の周壁部とは別に当該周壁部から外方突出する左右一対の突出片と、前記左右一対の突出片の突出端部間を連結していて且つキャップが切替境界位置に近づいたときに弾性変形することで連結されたスナップ体の伸張を緩和する弾性片とを備えている点にある。
本発明の他の技術手段は、主体にキャップがヒンジを介して開閉回動するように連結され、主体とキャップとを連結するためのスナップ体が設けられ、キャップが前記開閉回動の中途部に位置する切替境界位置に近づいたときに前記スナップ体の両端側が引っ張られて伸張することにより、キャップが切替境界位置よりも閉鎖位置側にあるときには該キャップが閉じる方向に付勢されると共に、キャップが切替境界位置よりも開放位置側にあるときには該キャップが開く方向に付勢されるようにしたヒンジキャップにおいて、前記キャップの周壁部に前記スナップ体が連結されたキャップ側連結部が設けられており、前記キャップ側連結部は、キャップの周壁部とは別に当該周壁部から外方突出する左右一対の突出片と、前記左右一対の突出片の突出端部間を連結していて且つキャップが切替境界位置に近づいたときに弾性変形することで連結されたスナップ体の伸張を緩和する弾性片とを備えている点にある。
本発明の他の技術的手段は、前記主体側連結部は、主体から外方突出した一対の突出片と、この一対の突出片の突出端部間に連結された弾性片とを有し、前記キャップ側連結部は、キャップから外方突出した一対の突出片と、この一対の突出片の突出端部間に連結された弾性片とを有し、前記スナップ体の一端側は主体側連結部の弾性片に取付けられると共に、他端側はキャップ連結体の弾性片に取付けられ、前記主体側連結部の弾性片は、前記キャップが切替境界位置に近づいたときにキャップ側連結部の弾性片に向けて弾性変形するように弾性変形自在に形成され、キャップ側連結部の弾性片は、前記キャップが切替境界位置に近づいたときに主体側連結部の弾性片に向けて弾性変形するように弾性変形自在に形成されている点にある。
本発明の他の技術手段は、主体にキャップがヒンジを介して開閉回動するように連結され、主体とキャップとを連結するためのスナップ体が設けられ、キャップが前記開閉回動の中途部に位置する切替境界位置に近づいたときに前記スナップ体の両端側が引っ張られて伸張することにより、キャップが切替境界位置よりも閉鎖位置側にあるときには該キャップが閉じる方向に付勢されると共に、キャップが切替境界位置よりも開放位置側にあるときには該キャップが開く方向に付勢されるようにしたヒンジキャップにおいて、前記主体の周壁部に前記スナップ体が連結された主体側連結部が設けられ、前記キャップの周壁部に前記スナップ体が連結されたキャップ側連結部が設けられており、前記主体側連結部は、主体の周壁部とは別に当該周壁部から外方突出する左右一対の突出片と、前記左右一対の突出片の突出端部間を連結していて且つキャップが切替境界位置に近づいたときに弾性変形することで連結されたスナップ体の伸張を緩和する弾性片とを備え、 前記キャップ側連結部は、キャップの周壁部とは別に当該周壁部から外方突出する左右一対の突出片と、前記左右一対の突出片の突出端部間を連結していて且つキャップが切替境界位置に近づいたときに弾性変形することで連結されたスナップ体の伸張を緩和する弾性片とを備えている点にある。
キャップ開閉におけるスナップ体の両端部にかかる引っ張り力を低減することができ、長期に亘ってキャップの開閉が行われてもスナップ体の機能を維持することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。 図1〜6は、本発明に係るヒンジキャップの第一の実施形態を示している。
図1に示すように、ヒンジキャップ1は、主体2と、キャップ3と、ヒンジ4と、スナップ体5とを有している。主体2、キャップ3、ヒンジ4及びスナップ体5は一体形成されている。
主体2は、容器本体6に取付可能とされたもので、全体として有底の円筒状に形成され、主体天壁部7と、主体天壁部7の縁部に連結された主体周壁部8とを有している。主体天壁部7には取出孔9が設けられ、主体周壁部8を容器本体6の口部に取り付けることにより、容器本体6の内容物を主体2の取出孔9から取り出すことが可能となっている。ヒンジキャップ1と容器本体6とで化粧品等の容器が構成される。
キャップ3は、主体天壁部7の全体を覆うことができるように全体として有底の円筒状に形成され、キャップ天壁部10と、キャップ天壁部10の縁部に連結されたキャップ周壁部11とを有している。キャップ天壁部10には主体2の取出孔9を塞ぐ栓体12が設けられている。
ヒンジ4は、キャップ3を開閉回動させるもので、ヒンジ4の一端側は主体周壁部8に連結され、ヒンジ4の他端側はキャップ周壁部11に連結されている。
したがって、キャップ3をヒンジ4の回動軸芯X廻りに回動させることによりキャップ3を開閉でき、キャップ3を閉状態にしたときは取出孔9は栓体12で閉鎖され、キャップ3を開状態にしたときは取出孔9は開放されるようになっている。
図2〜4に示すように、主体2の主体周壁部8には2つの主体側連結部(連結部)15が設けられ、2つの主体側連結部15はそれぞれヒンジ4の左右両側に配置されている。主体側連結部15は合成樹脂等から形成されて平面視で略コ字状に形成されている。また、主体側連結部15は主体周壁部8と一体形成されている。主体側連結部15は、後述するようにスナップ体5の一端側の負担を減少すべく切替境界位置Aに近づいたときにキャップ5側に伸びるように伸縮自在に形成されたものである。
各主体側連結部15は、主体2の主体周壁部8から外方突出した一対の突出片16と、一対の突出片16の突出端部間に連結された弾性片17とを有している。
一対の突出片16は、矩形状の形状を呈したものであって、隣り合うそれぞれの突出片16の対向面23が互いに略平行となるように主体周壁部8から外方に突出している。
ヒンジ4に近い側の突出片16aの突出長さ(突出基部から突出端部までの長さ)は、ヒンジ4よりも遠い側の突出片16bの突出長さよりも短くなっている。図2に示すように、各突出片16の突出端部同士を結ぶ弾性片17がヒンジ4の回動軸芯Xと略平行になるように、それぞれの突出片16a、16bの長さは設定されている。
弾性片17は、一対の突出片16の突出端部間を連結したもので、後述するように、キャップ3が切替境界位置Aに近づいたときにキャップ側連結部18に向けて弾性変形するように弾性変形可能に形成されている。
キャップ3のキャップ周壁部11には2つのキャップ側連結部(連結部)18が設けられ、2つのキャップ側連結部18はそれぞれヒンジ4の左右両側に配置されている。キャップ側連結部18は合成樹脂等から形成されて平面視で略コ字状に形成されている。また、キャップ側連結部18はキャップ周壁部11と一体形成されている。キャップ側連結部18は、後述するようにスナップ体5の他端側の負担を減少すべく切替境界位置Aに近づいたときに主体2側に伸びるように伸縮自在に形成されたものである。
各キャップ側連結部18は、キャップ3のキャップ周壁部11から外方突出した一対の突出片19と、一対の突出片19の突出端部間に連結された弾性片20とを有している。
一対の突出片19は、矩形状の形状を呈したものであって、隣り合うそれぞれの突出片19の対向面24が互いに略平行となるようにキャップ周壁部11から外方に突出している。
ヒンジ4に近い側の突出片19aの突出長さは、ヒンジ4よりも遠い側の突出片19bの長さよりも短くなっている。図2に示すように、各突出片19の突出端部同士を結ぶ弾性片20がヒンジ4の回動軸芯Xと略平行になるように、それぞれの突出片19a、19bの長さは設定されている。
弾性片20は、一対の突出片19の突出端部間を連結したもので、後述するようにキャップ3が切替境界位置Aに近づいたときに主体側連結部15に向けて弾性変形するように弾性変形可能に形成されている。
図2、3に示すように、キャップ3を全開状態にしたときキャップ側連結部18の弾性片20の外側面22と主体側連結部15の弾性片17の外側面21とが互いに対向するように、キャップ側連結部18及び主体側連結部15とは対応した位置に設けられている。 スナップ体5は、キャップ3を開閉したときにキャップ3の位置に対応して開方向又は閉方向にスナップ力を付与するものであり、合成樹脂等により矩形状に形成されている。スナップ体5は、略V字状又は略くの字状に屈曲した状態から延びて略直線状となるように伸縮自在とされている。
スナップ体5は主体2とキャップ3との間に設けられ、主体側連結部15及びキャップ側連結部18と同様にヒンジ4の両側に配置されている。
スナップ体5の一端側は主体側連結部15に連結され、他端側はキャップ側連結部18に連結されている。詳しくは、スナップ体5の一端部の幅方向(左右方向)全域が主体側連結部15の弾性片17の幅方向全域に亘って取付けられ、スナップ体5の他端部の幅方向全域がキャップ側連結部18の弾性片20の幅方向の全域に亘って取付けられている。
次に、キャップ3を閉鎖状態から開状態にしたときのスナップ体5の作用、主体側連結部15及びキャップ側連結部18の作用について説明する。
図5、6に示すように、キャップ3を閉鎖状態から次第に開方向に回動させると、キャップ3はヒンジ回動軸芯X廻りに回動するため、キャップ3が閉鎖位置から離れるにしたがって主体側連結部15の突出端部からキャップ側連結部18の突出端部までの距離は次第に大きくなり、これによりスナップ体5の両端部が引っ張られてスナップ体5が徐々に伸張しキャップ3を閉方向へ付勢するスナップ力は次第に増加する。そして、キャップ3が開閉回動の中途部に位置する切替境界位置Aに達すると主体側連結部15の突出端部からキャップ側連結部18の突出端部までの距離は最大なるため、スナップ体5の伸びは最大となる。このように、スナップ体5の伸びが最大となった時点では、スナップ体5のスナップ力は最大となり、スナップ体5は略直線状に延びた状態となる。
キャップ3が切替境界位置Aを超えて全開位置側に位置するとスナップ体5のスナップ力の方向が逆転(付勢方向が切り替わる)してスナップ体5はキャップ3を開方向に付勢するようになる。
キャップ3が全開位置に近づく(キャップ3が切替境界位置Aから離れる)にしたがって主体側連結部15の突出端部からキャップ側連結部18の突出端部までの距離は次第に小さくなり、スナップ体5は徐々に収縮してキャップ3を開方向へ付勢するスナップ力は減少する。そして、キャップ3が全開するとスナップ体5のスナップ力はなくなり、キャップ3の開状態が保持される。
したがって、スナップ体5はキャップ3が切替境界位置Aよりも閉鎖位置側にあるときにはキャップ3を閉じる方向に付勢すると共に、キャップ3が切替境界位置Aよりも開放位置側(全開位置側)にあるときにはキャップ3を開く方向に付勢するように構成されている。
上記のように、キャップ3が切替境界位置Aに近づくにつれてスナップ体5は伸張することとなるが、スナップ体5の伸張に伴って主体側連結部15の弾性片17は外方に弾性変形すると共にキャップ側連結部18の弾性片20は外方に弾性変形する。
即ち、キャップ3が切替境界位置Aに近づくにしたがって主体側連結部15の突出端部からキャップ側連結部18の突出端部までの距離が次第に大きくなりスナップ体5が伸張するが、スナップ体5が伸張するにしたがって主体側連結部15の弾性片17はキャップ側連結部18に向けて次第に円弧状(中心部が膨らむ)弾性変形すると共に、スナップ体5の伸張するにしたがってキャップ側連結部18の弾性片20は主体側連結部15に向けて次第に円弧状(中心部が膨らむ)弾性変形することで、スナップ体5の伸張を緩和している。
主体側連結部15及びキャップ側連結部18の弾性片17,20の弾性変形をさらに詳しく説明すると、キャップ3が閉鎖位置又は全開位置にあるときは弾性片17,20は定常状態(弾性変形していない状態でその形状は略V字状又は略くの字状)である。そして、キャップ3が切替境界位置Aに近づくにつれて弾性片17,20は次第に外方に弾性変形し、キャップ3が切替境界位置Aにあるときは弾性片17,20の弾性変形量は最大である。逆に切替境界位置Aから離れるにしたがって弾性片17,20の弾性変形量は次第に小さくなる。
以上、ヒンジキャップ1によれば、キャップ3が切替境界に近づくにしたがってスナップ体5が伸張してキャップ3にスナップ力を付与する一方、スナップ体5の伸張に伴って主体側連結部15の弾性片17及びキャップ側連結部18の弾性片20が弾性変形するためスナップ体5の伸張を緩和してスナップ体5の両端部に掛かる負担を減少することができ、キャップ3を長期にわたって開閉させてもスナップ体5の両端部の破断は生じにくくなるのである。
なお、スナップ体5の伸張に伴って弾性片17,20が外方に弾性変形するが、これら弾性片17、20にも復元力が少し働くので、弾性片17,20によってもスナップ力は付与されることとなる。
また、一対の突出片16,19の突出端部を弾性片17,20で連結することにより主体側連結部15及びキャップ側連結部18を略コ字状に形成しているので、主体2及びキャップ3とスナップ体5との連結部分を強固にすることができ、連結部分の耐久性を向上させることができる。
図7,8は、本発明に係るヒンジキャップの第二の実施形態を示している。このヒンジキャップ1は、主体側連結部15及びキャップ側連結部18の突出片16,19の突出長さを一定の長さにしたものである。
詳しくは、主体側連結部15は、主体2の主体周壁部8から外方突出した一対の突出片16と、この一対の突出片16の突出端部間に連結された弾性片17とを有しており、左右に隣り合う突出片16a,16bの突出長さ(突出基部から突出端部までの長さ)が互いに同じになるようにその長さが設定されている。突出片16の突出端部の端面26は、主体2の主体周壁部8(主体2の外周面)に沿うように円弧状に形成されている。弾性片17の端面27は主体2の主体周壁部8(主体2の外周面)に沿うように円弧状に形成されている。ヒンジ4を挟んで左右両側に配置された2つの主体側連結部15の各突出片16a、16bの突出長さは一定に設定されている。
したがって、主体側連結部15の突出端部は主体周壁部8に沿っていて主体周壁部8に対する主体側連結部15の全体の突出する割合は一定となっている。
図8に示すように、一対の突出片16のうちヒンジ4に近い側の突出片16aの上下幅は、ヒンジ4から遠い側の突出片16bの上下幅よりも大きくなっており、弾性片17の対向部側はヒンジ4から離れるにしたがって弾性片17の上下幅が小さくなるように傾斜状に形成されている。
キャップ側連結部18は、キャップ3のキャップ周壁部11から外方突出した一対の突出片19と、この一対の突出片19の突出端部間に連結された弾性片20とを有しており、左右に隣り合う突出片19a,19bの突出長さ(突出基部から突出端部までの長さ)が互いに同じになるようにその長さが設定されている。突出片19の突出端部の端面28は、キャップ3のキャップ周壁部11(キャップ3の外周面)に沿うように円弧状に形成されている。弾性片20の端面29は、キャップ3のキャップ周壁部11(キャップ3の外周面)に沿うように円弧状に形成されている。ヒンジ4を挟んで両側に配置された2つのキャップ側連結部18の突出片19a,19bの突出長さは一定に設定されている。
したがって、キャップ側連結部18の突出端部はキャップ周壁部11に沿っていてキャップ周壁部11に対するキャップ側連結部18の全体の突出する割合は一定となっている。
図8に示すように、一対の突出片19のうちヒンジ4に近い側の突出片19aの上下幅は、ヒンジ4から遠い側の突出片19bの上下幅よりも大きくなっており、弾性片20の対向部側はヒンジ4から離れるにしたがって弾性片20の上下幅が小さくなるように傾斜状に形成されている。その他の構成は一実施形態と同じである。
図9は、本発明に係るヒンジキャップの第三の実施形態を示している。このヒンジキャップ1は、主体側連結部15及びキャップ側連結部18を平面視で略L字状に形成したものである。
主体側連結部15は、主体2から外方突出した突出片16と、突出片16の突出端部に一端が連結された弾性片17とを有し、弾性片17の他端側は自由端となっている。
キャップ側連結部18は、キャップ3から外方突出した突出片19と、突出片19の突出端部に一端が連結された弾性片20とを有し、弾性片20の他端側は自由端となっている。
そして、主体側連結部15の弾性片20にスナップ体5の一端が取り付けられ、キャップ側連結部18の弾性片20にスナップ体5の他端が取り付けられている。その他の構成は一実施形態と同じである。
したがって、キャップ3が切替境界位置Aに近づくにしたがって主体側連結部15の突出端部からキャップ側連結部18の突出端部までの距離が次第に大きくなりスナップ体5が伸張するが、このスナップ体5の伸張に伴って主体側連結部15の弾性片17はキャップ側連結部18に向けて次第に傾斜状(弾性片17の一端側よりも他端側が外方突出する)弾性変形すると共に、キャップ側連結部18の弾性片20は主体側連結部15に向けて次第に傾斜状(弾性片20の一端側よりも他端側が外方突出する)弾性変形するため、スナップ体5の両端部に掛かる引っ張り力が緩和するようになる。
なお、弾性片17の他端側は自由端としていたが、この弾性片17の他端側をヒンジ4等に連結してもよい。
図10は、本発明に係るヒンジキャップの第四の実施形態を示している。このヒンジキャップ1は、主体2の内部に化粧品等の内容物が収納できるようにその主体2を有底矩形状に形成すると共に、キャップ3を主体2の上部全体を覆うことができるように矩形状に形成したものである。
詳しくは、主体2は矩形状に形成されて開口部30を有しており、主体底壁部と、この主体2底壁部の縁部から起立した主体周壁部8とを有している。主体周壁部8の左右中央部には主体側連結部15が設けられている。
キャップ3は主体2は矩形状に形成されており、キャップ底壁部と、このキャップ底壁部の縁部から起立したキャップ周壁部11とを有している。キャップ周壁部11の左右中央部にはキャップ側連結部18が設けられている。
主体2とキャップ3との間の左右方向両側にはヒンジ4が配置され、主体周壁部8の両端にはヒンジ4の一端が連結され、キャップ周壁部11の両端にはヒンジ4の他端が連結されている。
したがって、この実施の形態のヒンジキャップ1では、主体2自体が化粧品等の内容物を入れる容器であり、キャップ3を開放することで開口部30から容器の内容物を取り出すことができる。
本願発明は、上記の実施の形態に限定されない。即ち、本発明のヒンジキャップ1は、第1〜第3の実施の形態のように容器本体6に取り付けて容器本体6の口部を開閉するためのものや第4の実施の形態のようにヒンジキャップ1自体に内容物を入れる容器が具備されたものを含むものとする。
上記の実施の形態では、隣接する一対の突出片16の対向面23が略平行となるように突出片16を形成していたが、必ずしもこれら対向面23が略平行となる必要はなく、例えば、対向面23が平面視で略ハの字状に傾斜するように突出片16を形成してもよく、又、対向面23が平面視で湾曲状となるように突出片16を形成してもよい。また、実施の形態では、一対の突出片19の隣接する対向面24が略平行となるように突出片19を形成していたが、前記対向面23と同様にこれら対向面24についても必ずしも平行とする必要がなく、これら対向面24を前記対向面23と同様に傾斜状や湾曲状にしてもよい。
上記の実施の形態では、主体側連結部15及びキャップ側連結部18の両連結部15,18をキャップ3が切替境界位置Aに近づいたときに伸びるように伸縮自在としていたが、これに代え、両連結部15,18の少なくとも一方を伸縮自在としてもよい。
この場合、伸縮しない連結部15,18に対応するスナップ体5の端部を主体2又はキャップ3に直接連結してもよい。
本発明の第一の実施の形態のヒンジキャップの斜視図である。 ヒンジキャップを全開したときの平面図である。 ヒンジキャップを全開したときの側面図である。 ヒンジキャップを全閉したときの正面図である。 ヒンジキャップの開閉回動の説明図である。 主体側連結部及びキャップ側連結部の詳細図である。 本発明の第二の実施の形態のヒンジキャップの平面図である。 ヒンジキャップを全閉したときの正面図である。 本発明の第三の実施の形態のヒンジキャップの平面図である。 本発明の第四の実施の形態のヒンジキャップの平面図である。
符号の説明
1 ヒンジキャップ
2 主体
3 キャップ
4 ヒンジ
5 スナップ体
15 主体側連結部
16 突出片
17 弾性片
18 キャップ側連結部
19 突出片
20 弾性片

Claims (3)

  1. 主体(2)にキャップ(3)がヒンジ(4)を介して開閉回動するように連結され、主体(2)とキャップ(3)とを連結するためのスナップ体(5)が設けられ、キャップ(3)が前記開閉回動の中途部に位置する切替境界位置(A)に近づいたときに前記スナップ体(5)の両端側が引っ張られて伸張することにより、キャップ(3)が切替境界位置(A)よりも閉鎖位置側にあるときには該キャップ(3)が閉じる方向に付勢されると共に、キャップ(3)が切替境界位置(A)よりも開放位置側にあるときには該キャップ(3)が開く方向に付勢されるようにしたヒンジキャップにおいて、
    前記主体(2)の周壁部に前記スナップ体(5)が連結された主体側連結部(15)が設けられており、前記主体側連結部(15)は、主体(2)の周壁部とは別に当該周壁部から外方突出する左右一対の突出片(16)と、前記左右一対の突出片(16)の突出端部間を連結していて且つキャップ(3)が切替境界位置(A)に近づいたときに弾性変形することで連結されたスナップ体(5)の伸張を緩和する弾性片(17)とを備えていることを特徴とするヒンジキャップ。
  2. 主体(2)にキャップ(3)がヒンジ(4)を介して開閉回動するように連結され、主体(2)とキャップ(3)とを連結するためのスナップ体(5)が設けられ、キャップ(3)が前記開閉回動の中途部に位置する切替境界位置(A)に近づいたときに前記スナップ体(5)の両端側が引っ張られて伸張することにより、キャップ(3)が切替境界位置(A)よりも閉鎖位置側にあるときには該キャップ(3)が閉じる方向に付勢されると共に、キャップ(3)が切替境界位置(A)よりも開放位置側にあるときには該キャップ(3)が開く方向に付勢されるようにしたヒンジキャップにおいて、
    前記キャップ(3)の周壁部に前記スナップ体(5)が連結されたキャップ側連結部(18)が設けられており、前記キャップ側連結部(18)は、キャップ(3)の周壁部とは別に当該周壁部から外方突出する左右一対の突出片(19)と、前記左右一対の突出片(19)の突出端部間を連結していて且つキャップ(3)が切替境界位置(A)に近づいたときに弾性変形することで連結されたスナップ体(5)の伸張を緩和する弾性片(20)とを備えていることを特徴とするヒンジキャップ。
  3. 主体(2)にキャップ(3)がヒンジ(4)を介して開閉回動するように連結され、主体(2)とキャップ(3)とを連結するためのスナップ体(5)が設けられ、キャップ(3)が前記開閉回動の中途部に位置する切替境界位置(A)に近づいたときに前記スナップ体(5)の両端側が引っ張られて伸張することにより、キャップ(3)が切替境界位置(A)よりも閉鎖位置側にあるときには該キャップ(3)が閉じる方向に付勢されると共に、キャップ(3)が切替境界位置(A)よりも開放位置側にあるときには該キャップ(3)が開く方向に付勢されるようにしたヒンジキャップにおいて、
    前記主体(2)の周壁部に前記スナップ体(5)が連結された主体側連結部(15)が設けられ、前記キャップ(3)の周壁部に前記スナップ体(5)が連結されたキャップ側連結部(18)が設けられており、
    前記主体側連結部(15)は、主体(2)の周壁部とは別に当該周壁部から外方突出する左右一対の突出片(16)と、前記左右一対の突出片(16)の突出端部間を連結していて且つキャップ(3)が切替境界位置(A)に近づいたときに弾性変形することで連結されたスナップ体(5)の伸張を緩和する弾性片(17)とを備え、
    前記キャップ側連結部(18)は、キャップ(3)の周壁部とは別に当該周壁部から外方突出する左右一対の突出片(19)と、前記左右一対の突出片(19)の突出端部間を連結していて且つキャップ(3)が切替境界位置(A)に近づいたときに弾性変形することで連結されたスナップ体(5)の伸張を緩和する弾性片(20)とを備えていることを特徴とするヒンジキャップ。
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