JPH07172120A - タイヤ空気圧検出装置 - Google Patents

タイヤ空気圧検出装置

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JPH07172120A
JPH07172120A JP5325268A JP32526893A JPH07172120A JP H07172120 A JPH07172120 A JP H07172120A JP 5325268 A JP5325268 A JP 5325268A JP 32526893 A JP32526893 A JP 32526893A JP H07172120 A JPH07172120 A JP H07172120A
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JP
Japan
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tire
air pressure
magnet
tip
sensor
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JP5325268A
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Moritaka Goto
守孝 後藤
Kenji Furuichi
健二 古市
Masaaki Yamamoto
正昭 山本
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Fujikura Ltd
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Fujikura Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 構造が簡単でコストを低減できるとともに、
高い検出精度を有するタイヤ空気圧検出装置を提供する
ことを目的とする。 【構成】 センサ部31内に、タイヤの空気圧に応じて
鉄製の先端部33と黄銅製の本体部32との間で進退す
る鉄製のピストン36と、ピストン36の先端部に取り
付けた磁石とを備え、磁石12の磁気を検知するホール
素子5をセンサ部31の本体部32の近傍に配設し、タ
イヤの空気圧が予め設定した適正範囲内であるときに
は、磁石12が先端部33とピストン36とで囲まれる
ようにピストン36が先端部33側に前進し、適正範囲
以下であるときには、磁石12が本体部32内に位置す
るようにピストン36が本体部32側に後退する構成と
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば自動車等の車体
に取り付けられたタイヤの空気圧を検出してこれを監視
し、安全性を向上させるのに好適なタイヤ空気圧検出装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば自動車等に取り付けられる
タイヤ空気圧検出装置は、各ホイール毎に圧力センサを
装着し、この圧力センサにより直接タイヤの空気圧を検
出するようになっている。そして、回転するタイヤ側に
は圧力センサの出力を送信するトランスミッタが設けら
れる一方、車体側にはトランスミッタからの信号を受け
るアンテナ等が設けられ、信号の伝達が行なわれるよう
になっている。しかしながら、このようなタイヤ空気圧
検出装置では、信号伝達のためのトランスミッタやアン
テナ等が必要であるため、構造が複雑で製造コストが高
い等の問題があった。
【0003】近年、このような問題を解決するために、
タイヤ側にタイヤの空気圧に応じて移動する磁石等を備
えたセンサ部をタイヤと一体に設け、車体側にこの磁石
等の移動を検出する検出部を設けた構成のタイヤ空気圧
検出装置が提案されている。このような構成のタイヤ空
気圧検出装置としては、例えば、以下に示すような数種
類のものがある。
【0004】図5に示すように、タイヤ空気圧検出装置
1は、ホイール2に装着されたタイヤ3内の空気圧を感
知するため、ホイール2のリム部2aの外周面に沿って
設けられたセンサ部4と、このセンサ部4の変位を検出
するため、図示しない車体側に固定されたホール素子
(検出部)5と、ホール素子5からの検出値を監視する
図示しない監視回路とから構成されている。センサ部4
には連通穴6が形成されて、その内部4aがホイール2
とタイヤ3とに囲まれて構成される空気室7に連通した
構造とされている。センサ部4内には、タイヤ3の内圧
がかかるゴム製のダイヤフラム8と、センサ部4の軸線
方向に進退自在な移動子9と、この移動子9を空気室7
側に向けて付勢するスプリング10と、ホイール2のリ
ム部2aの内周面側に突出するアーム11を介して移動
子9に取り付けられた磁石12とが備えられている。こ
のような構成のタイヤ空気圧検出装置1では、タイヤ3
内の空気圧に応じて、ダイヤフラム8がセンサ部4の軸
線方向に変形し、これに伴って磁石12が移動子9と一
体に前記軸線方向に移動するので、磁石12とホール素
子5との離間距離が変化し、ホール素子5でホール効果
によって検出する磁石12の磁界強度が変化する。そし
て、ホール素子5での検出値が、予め設定した一定範囲
から外れたときに、監視回路においてタイヤ3内の空気
圧が異常であると判別するようになっている。
【0005】また、図6に示すタイヤ空気圧検出装置1
5のセンサ部16は、ホイール2のリム部2aの内周面
側に設けられ、空気室7に連通したその内部16aに
は、ダイヤフラム8と、センサ部16の軸線方向に進退
自在な磁石12と、この磁石12を空気室7側に向けて
付勢するスプリング10とを備えた構造とされている。
このような構成のタイヤ空気圧検出装置15では、タイ
ヤ空気圧検出装置1(図5参照)と同様に、タイヤ3内
の空気圧に応じて磁石12とホール素子5との距離が変
化し、ホール素子5での検出値が予め設定した一定範囲
から外れたときに、監視回路においてタイヤ3内の空気
圧が異常であると判別するようになっている。
【0006】また、図7に示すタイヤ空気圧検出装置1
8のセンサ部19は、ホイール2のリム部2aの外周面
側に設けられている。センサ部19には連通穴(図示な
し)が形成されており、センサ部19内に配設されたダ
イヤフラム8にタイヤ3内の圧力がかかるようになって
いる。センサ部19内には、ダイヤフラム8に設けられ
た押圧板20と、回転自在に支持され、その外周面に磁
石12を備えた円盤21と、これら押圧板20,円盤2
1を接続するリンク機構22とを備えた構造とされてい
る。このようなタイヤ空気圧検出装置18では、タイヤ
3内の空気圧の変化によりダイヤフラム8が変形して押
圧板20が移動すると、この移動がリンク機構22を介
して円盤21に伝達されて円盤21が回転するようにな
っている。そして、円盤21と一体に回転する磁石12
の磁力線の方向の変化をホール素子5で検出し、その検
出値が予め設定した一定範囲から外れたときに、監視回
路においてタイヤ3内の空気圧が異常であると判別する
ようになっている。
【0007】図8(a)に示すタイヤ空気圧検出装置2
4のセンサ部25は、図5に示したタイヤ空気圧検出装
置1のセンサ部4と同様に、ホイール2のリム部2aの
外周面に沿って設けられ、その内部に、ダイヤフラム8
と、センサ部25の軸線方向に進退自在な移動子26
と、この移動子26を空気室7側に向けて付勢するスプ
リング10とを備えた構造とされている。そして、この
移動子26には、アーム28の一端28aが回動自在に
支持されており、その他端28bはセンサ部25に回動
自在に支持されている。またこのアーム28の他端28
bには磁石12が一体に設けられている。このような構
成のタイヤ空気圧検出装置24では、図8(b)に示す
ように、タイヤ内の空気圧に応じてダイヤフラム8が変
形して移動子26が移動するのに伴ってアーム28が他
端28bを中心として回動し、これと一体に磁石12が
回転する。この磁石12の回転による磁力線の方向の変
化をホール素子5で検出し、その検出値が予め設定した
一定範囲から外れたときに、監視回路においてタイヤ内
の空気圧が異常であると判別するようになっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来のタイヤ空気圧検出装置では、以下に示す
ような問題が存在する。すなわち、タイヤ空気圧検出装
置1,15のような、ホール素子5で、タイヤ3内の空
気圧に応じた磁石12とホール素子5との距離の変化を
検出する構造のものでは、その検出精度を確保するため
には、センサ部4,16とホール素子5との位置を精度
良く設置しなければならない。このため、これらセンサ
部4,16、ホール素子5をタイヤ3,車体に組み付け
るときや、車体にタイヤ3を組み付けるときに、従来以
上の高い組み付け精度が要求され、これにより組み付け
に余分な手間がかかり、この結果製造コストの上昇を招
くという問題があった。また、このような問題を回避す
るために、電気的にホール素子5の検出値を補正する方
法も考えられるが、これにもコストがかかるという問題
があった。また、タイヤ空気圧検出装置18,24のよ
うな、ホール素子5で、タイヤ3内の空気圧に応じて回
転する磁石12の磁力線の方向の変化を検出する構造の
ものでは、リンク機構22やアーム28が必要であるた
め、構造が複雑となり、コストがかかるという問題があ
る。しかも、構造が複雑になるとその重量も増加し、ホ
イールバランスなどにも影響を与え、回転時の遠心力も
考慮しなければならなくなってしまう。本発明は、以上
のような点を考慮してなされたもので、構造が簡単でコ
ストを低減できるとともに、高い検出精度を有するタイ
ヤ空気圧検出装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、車体に対して
回転可能に取り付けられたタイヤの空気圧を検出するタ
イヤ空気圧検出装置であって、該タイヤと一体に設けら
れたセンサ部内には、タイヤの空気圧に応じて該センサ
部の本体部と先端部との間で進退する移動子と、該移動
子の先端部に取り付けられた磁石とが備えられ、該セン
サ部の本体部の近傍には、前記磁石の磁気を検知する検
出部が前記車体と一体に設けられ、前記センサ部の本体
部が、磁気を通す非シールド性物質から形成され、か
つ、前記センサ部の先端部および前記移動子が、磁気を
遮断するシールド性物質から形成されてなり、前記タイ
ヤの空気圧が予め設定した適正範囲内であるときには、
前記磁石が前記先端部と前記移動子とで囲まれるように
該移動子が前記先端部側に前進し、前記タイヤの空気圧
が前記適正範囲以下であるときには、前記磁石が前記本
体部内に位置するように前記移動子が前記本体部側に後
退する構成とされていることを特徴としている。
【0010】
【作用】本発明のタイヤ空気圧検出装置では、タイヤの
空気圧が予め設定した適正範囲内であるときには、移動
子がセンサ部の先端部側に位置して、磁石がシールド性
物質からなるセンサ部の先端部と移動子とで囲まれるの
で、検出部で磁石の磁気を検出することができない。一
方、タイヤの空気圧が適正範囲以下であるときには、移
動子がセンサ部の本体部側に後退して、磁石が非シール
ド性物質からなる本体部内に位置するので、検出部で磁
石の磁気を検出することができる。これによりタイヤの
空気圧が適正範囲内であるかどうか検出できる。
【0011】
【実施例】以下、本発明を図1ないし図4に示す第一お
よび第二実施例を参照して説明する。図1ないし図4
は、本発明に係るタイヤ空気圧検出装置を備えた自動車
の一部を示すものである。これらの図において、従来例
として示した図5ないし図8と共通する部分について
は、同一符号を付してある。
【0012】「第一実施例」図1および図2に示すよう
に、タイヤ空気圧検出装置Aは、ホイール2に装着され
たタイヤ(図示なし)内の空気圧を感知するため、ホイ
ール2のリム部2aの内周面に沿って設けられたセンサ
部31と、このセンサ部31の磁気を検出するため、図
示しない車体側に固定されたホール素子(検出部)5
と、ホール素子5からの検出値を監視する図示しない監
視回路とから構成されている。このセンサ部31は、磁
気を通す、例えば黄銅等の非シールド性物質からなる本
体部32と、磁気を遮断する、例えば鉄等のシールド性
物質からなる先端部33とから構成されている。センサ
部31には連通穴6が形成されて、その内部31aがホ
イール2とタイヤ(図示なし)とに囲まれて構成される
空気室7に連通した構造とされている。センサ部31内
には、内部に液体34が充填された袋状のゴム製等のダ
イヤフラム35と、センサ部31の軸線方向に進退自在
な、例えば鉄等のシールド性物質からなるピストン(移
動子)36と、このピストン36を空気室7側に向けて
付勢するスプリング37と、ピストン36の先端部に取
り付けられた磁石12とを備えた構造とされている。前
記先端部33内には、磁石12を囲う形態で壁体38が
形成されており、ピストン36が先端部33側に前進し
たときに、この壁体38の内側に磁石12が収納される
ようになっている。ピストン36には、その裏面側にセ
ンサ部31の軸線方向に延在するステム36aが形成さ
れており、このステム36aは、センサ部31の内径に
対して十分小さな外形を有して、ダイヤフラム35に、
いわば「めり込んだ」状態となっている。
【0013】上記のような構成からなるタイヤ空気圧検
出装置Aでは、タイヤ(図示なし)内の空気圧が予め設
定した適正範囲内であるときには、図1に示すように、
センサ部31の磁石12が先端部33内に位置するよう
に、ピストン36が先端部33側に前進した状態とされ
ている。このとき、磁石12は、鉄等のシールド性物質
からなる壁体38とピストン36の先端面とで囲まれた
ことになり、その磁気は遮断されて、ホール素子5で検
出されない。そして、パンク等、何らかの原因により、
タイヤ(図示なし)内の空気圧が適正範囲以下に低下し
たときには、図2に示すように、この圧力低下に応じ
て、液体34が充填されたダイヤフラム35がスプリン
グ37に付勢されて空気室7側に変形する。するとピス
トン36が本体部32側に後退し、ステム36aがダイ
ヤフラム35に「さらにめり込んだ」状態となる。これ
に伴って、磁石12が移動して本体部32内に位置した
状態となる。このとき、磁石12の磁気は、非シールド
性物質からなる本体部32を通過するので、ホール素子
5で検出される。このようにしてホール素子5で磁石1
2の磁気を検出したときには、図示しない制御回路によ
りタイヤ(図示なし)内の空気圧が適正範囲以下に低下
したと判別して、運転席に設けられたインジケータラン
プを点灯させる等して、圧力低下を表示するようになっ
ている。
【0014】上述したような構造のタイヤ空気圧検出装
置Aでは、タイヤ(図示なし)内の空気圧が適正範囲内
であるときには、磁石12がシールド性物質からなるセ
ンサ部31の先端部33とピストン36とで囲まれるの
で、ホール素子5でその磁気を検出することができず、
一方、タイヤ(図示なし)内の空気圧が適正範囲以下で
あるときには、磁石12が非シールド性物質からなる本
体部32内に位置するようにピストン36が移動するの
で、ホール素子5でその磁気を検出することができる。
このように、タイヤ(図示なし)内の空気圧が適正範囲
内であるときと、適正範囲以下であるときとでは、ホー
ル素子5において、磁石12の磁気がON/OFFする
ことになるので、タイヤ(図示なし)内の空気圧が適正
範囲内であるかどうかの判別が非常に容易になる。これ
によりセンサ部31とホール素子5等を組み付けるに際
して、タイヤ空気圧検出装置Aを備えない通常の場合と
同等の組み付け精度でタイヤ空気圧検出装置Aの検出精
度を確保することができ、その製造コストを低減するこ
とができる。また電気的に補正をする必要もなく、しか
もその構造が簡単であるので、低コストでタイヤ空気圧
検出装置Aを提供することが可能となる。また、ダイヤ
空気圧検出装置Aでは、ピストン36のステム36a
を、センサ部31の内壁によりその径方向への変形が阻
止されたダイヤフラム35にめり込ませた構成とされて
いる。これにより、タイヤ内の圧力変化に応じたダイヤ
フラム35の変形がステム36aに伝達され、これによ
りピストン36をスムーズに移動させることが可能とな
る。
【0015】「第二実施例」図3および図4に示すよう
に、タイヤ検出装置Bは、タイヤ検出装置A(図1,2
参照)と同様に、ホイール2に装着されたタイヤ(図示
なし)内の空気圧を感知するため、ホイール2のリム部
2aの内周面に沿って設けられたセンサ部41と、この
センサ部41の磁気を検出するため、図示しない車体側
に固定されたホール素子(検出部)5と、ホール素子5
からの検出値を監視する図示しない監視回路とから構成
されている。
【0016】このセンサ部41は、例えば黄銅等の非シ
ールド性物質からなる本体部42と、例えば鉄等のシー
ルド性物質からなる先端部43とから構成されている。
センサ部41には連通穴6が形成されて、その内部41
aがホイール2とタイヤ(図示なし)とに囲まれて構成
される空気室7に連通した構造とされている。センサ部
41内には、内部に液体44が充填された袋状のゴム製
のダイヤフラム45と、センサ部41の軸線方向に進退
自在な、例えば鉄等のシールド性物質からなるピストン
(移動子)46と、このピストン46を空気室7側に向
けて付勢するスプリング47とを備えた構造とされてい
る。ピストン46は、有底円筒状の筒部46aと、筒部
46aの外周面に形成された縁部46bとから構成され
ている。このピストン46の外側には環状の磁石48が
取り付けられている。
【0017】上記のような構成からなるタイヤ空気圧検
出装置Bでは、タイヤ(図示なし)内の空気圧が予め設
定した適正範囲内であるときには、図3に示すように、
センサ部41の磁石48が先端部43内に位置するよう
に、ピストン46が先端部43側に前進した状態とされ
ている。このとき、磁石48は、鉄等のシールド性物質
からなる先端部43,ピストン46の筒部46aおよび
縁部46bで囲まれたことになり、その磁気は遮断され
て、ホール素子5で検出されない。そして、何らかの原
因により、タイヤ(図示なし)内の空気圧が適正範囲以
下に低下したときには、図4に示すように、この圧力低
下に応じて、液体44が充填されたダイヤフラム45が
スプリング47に付勢されて空気室7側に変形する。す
るとピストン46が本体部42側に後退し、これに伴っ
て、磁石48が移動して本体部42内に位置した状態と
なる。このとき、磁石48の磁気は、非シールド性物質
からなる本体部42を通過するので、ホール素子5で検
出される。このようにしてホール素子5で磁石48の磁
気を検出したときには、図示しない制御回路によりタイ
ヤ(図示なし)内の空気圧が適正範囲以下に低下したと
判別して、運転席に設けられたインジケータランプを点
灯させる等して、圧力低下を表示するようになってい
る。
【0018】上述したような構造のタイヤ空気圧検出装
置Bでは、前記タイヤ空気圧検出装置A(図1,2参
照)と同様の効果を奏することができる。
【0019】なお、上記第一および第二実施例におい
て、ピストン36,46を、液体34,44が充填され
た袋状のダイヤフラム35,45で移動させる構成とし
たが、タイヤ内の圧力変化に応じて移動するのであれ
ば、ピストン(移動子),ダイヤフラムの形状等につい
ては限定するものではなく、例えば液体34を略し、袋
状のダイヤフラム35,45を単に膜状のダイヤフラム
とする等してもよい。また、磁石12,48を磁気をシ
ールドする先端部33,43の構成についても、どのよ
うな構成としても、同様の効果を得ることができる。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のタイヤ空
気圧検出装置によれば、タイヤ内の空気圧が適正範囲内
であるときには、磁石がシールド性物質からなるセンサ
部の先端部と移動子とで囲まれるので、検出部でその磁
気を検出することができず、一方、タイヤ内の空気圧が
適正範囲以下であるときには、磁石が非シールド性物質
からなる本体部内に位置するように移動子が移動するの
で、検出部でその磁気を検出することができる。このよ
うに、タイヤ内の空気圧が適正範囲内であるときと、適
正範囲以下であるときとでは、検出部において検出する
磁石の磁気が、いわばON/OFFすることになるの
で、判別が非常に容易になる。これによりセンサ部と検
出部を組み付けるに際して、タイヤ空気圧検出装置を備
えない通常の場合と同等の組み付け精度でタイヤ空気圧
検出装置の検出精度を確保することができ、その製造コ
ストを低減することができる。また電気的に補正をする
必要もなく、しかもその構造が簡単であるので、低コス
トでタイヤ空気圧検出装置を提供することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るタイヤ空気圧検出装置の一例で
あって、タイヤ内の空気圧が適正範囲内であるときの状
態を示す正断面図である。
【図2】 同装置の、タイヤ内の空気圧が適正範囲以下
であるときの状態を示す正断面図である。
【図3】 本発明に係るタイヤ空気圧検出装置の他の一
例であって、タイヤ内の空気圧が適正範囲内であるとき
の状態を示す正断面図である。
【図4】 同装置の、タイヤ内の空気圧が適正範囲以下
であるときの状態を示す正断面図である。
【図5】 従来のタイヤ空気圧検出装置の一例を示す正
断面図である。
【図6】 従来のタイヤ空気圧検出装置の他の例を示す
正断面図である。
【図7】 従来のタイヤ空気圧検出装置の他の例を示す
正断面図である。
【図8】 従来のタイヤ空気圧検出装置の他の例を示す
正断面図である。
【符号の説明】
3…タイヤ、5…ホール素子(検出部)、31,41…
センサ部、32,42…本体部、33,43…先端部、
36,46…ピストン(移動子)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体に対して回転可能に取り付けられた
    タイヤの空気圧を検出するタイヤ空気圧検出装置(A)
    であって、 該タイヤと一体に設けられたセンサ部(31)内には、
    タイヤの空気圧に応じて該センサ部(31)の本体部
    (32)と先端部(33)との間で進退する移動子(3
    6)と、該移動子(36)の先端部に取り付けられた磁
    石(12)とが備えられ、該センサ部(31)の本体部
    (32)の近傍には、前記磁石(12)の磁気を検知す
    る検出部(5)が前記車体と一体に設けられ、 前記センサ部(31)の本体部(32)が、磁気を通す
    非シールド性物質から形成され、かつ、前記センサ部
    (31)の先端部(33)および前記移動子(36)
    が、磁気を遮断するシールド性物質から形成されてな
    り、 前記タイヤの空気圧が予め設定した適正範囲内であると
    きには、前記磁石(12)が前記先端部(33)と前記
    移動子(36)とで囲まれるように該移動子(36)が
    前記先端部(33)側に前進し、前記タイヤの空気圧が
    前記適正範囲以下であるときには、前記磁石(12)が
    前記本体部(32)内に位置するように前記移動子(3
    6)が前記本体部(32)側に後退する構成とされてい
    ることを特徴とするタイヤ空気圧検出装置(A)。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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