JPH07172099A - 封入封緘機 - Google Patents

封入封緘機

Info

Publication number
JPH07172099A
JPH07172099A JP20124991A JP20124991A JPH07172099A JP H07172099 A JPH07172099 A JP H07172099A JP 20124991 A JP20124991 A JP 20124991A JP 20124991 A JP20124991 A JP 20124991A JP H07172099 A JPH07172099 A JP H07172099A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
envelope
flap
roller
sealing
plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP20124991A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2922678B2 (ja
Inventor
Toshio Miki
敏夫 三木
Masato Takeda
正人 竹田
Yoshiyuki Ishikura
佳幸 石倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Duplo Corp
Original Assignee
Duplo Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Duplo Corp filed Critical Duplo Corp
Priority to JP20124991A priority Critical patent/JP2922678B2/ja
Priority to US07/913,370 priority patent/US5301935A/en
Publication of JPH07172099A publication Critical patent/JPH07172099A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2922678B2 publication Critical patent/JP2922678B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 封緘作業及び集積作業を実施する部分を簡素
化し、装置全体の小型化を図ることができる封入封緘機
を提供する。 【構成】 内容物を挿入された封筒のフラップの糊部に
水を付与した後、フラップを閉じてフラップを封筒に接
着する。そして、この封緘後の封筒をく字型に屈曲した
排紙板60と同じくく字型に屈曲した押さえ板62との
間に集める。この押さえ板62は集めた封筒を排紙板に
対して軽く付勢しており、封筒は従前の封筒と排紙板6
0との間に滑り込むようにして起立姿勢で集められる。
この場合に、封筒はく字型に屈曲して集められるので、
所謂腰がつけられており、挫屈しない程度の十分な強度
を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は洋封筒にレター等の内容
物を三折り等に折り畳んで封入する封入封緘機に関し、
例えば10インチサイズの洋封筒にレターを封入した
後、フラップ接着部を水で湿らせることによりフラップ
を封筒に接着して封緘するものであって、オフィスにて
卓上型として使用するのに好適の小型化を図った封入封
緘機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の封入封緘機はフラップの折り目に
平行の方向に封筒を搬送し、その搬送路の途中で前記フ
ラップに糊付けし、その後前記フラップの折り目に平行
の回転軸を有するローラにより封筒を前記搬送路の搬送
方向と垂直の方向に移動させ、その過程で前記フラップ
を封筒に折り畳み、この封筒の開口部を封緘するように
構成されている(例えば、特公昭61-21840)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来の封入封緘機は、封筒を先ずそのフラップの折り目に
平行の方向に搬送し、次いで糊付けした後、封筒をその
フラップの折り目に垂直の方向に搬送するというよう
に、平面視で見て、広大な領域で搬送する必要がある。
このため、装置が大型化するという欠点がある。
【0004】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであって、封筒の封緘及び集積部を簡素化し、これに
より装置全体の小型化を図ることができる封入封緘機を
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る封入封緘機
は、そのフラップに糊部が予め付着されている封筒内に
内容物を挿入する挿入手段と、この挿入手段から送られ
てくる封筒の前記糊部に水分を付与する水分付与手段
と、この水分付与手段から送られてくる封筒の前記フラ
ップを閉じて前記糊部により封筒に接着し封緘する封緘
手段と、この封緘手段から送られてくる封緘後の封筒を
そのフラップの折り目を実質的に水平にして集める集積
部とを有し、この集積部は前記封筒を起立姿勢で載置す
る載置部材と、この起立姿勢の封筒をその面で係止する
係止部材と、前記封筒を前記係止部材との間で挟む押圧
部材と、この押圧部材を前記係止部材に向けて付勢する
付勢手段とを有し、前記係止部材及び押圧部材は平面視
で屈曲しており、前記封筒は前記フラップの折り目が前
記係止部材及び押圧部材により屈曲した状態で集められ
ることを特徴とする。
【0006】
【作用】本発明においては、挿入手段により内容物が封
筒内に挿入され、水付与手段によりフラップの糊部に水
が付与され、次いで封緘手段によりフラップが閉じら
れ、これにより前記糊部を介してフラップが封筒に接着
されて封緘される。
【0007】この封緘後の封筒は集積部に起立姿勢で集
められる。先ず、封緘手段から送られてくる封緘後の封
筒は、平面視で屈曲した係止部材と、同じく平面視で屈
曲した押圧部材との間に挟まれるようにしてこの集積部
に導入される。押圧部材は付勢手段により係止部材に向
けて押圧されているので、封筒はこの集積部内で係止部
材に倣って屈曲した状態で起立姿勢で集められる。そし
て、次順の封筒は従前の封筒と係止部材との間に滑り込
むようにして挿入され、このようにして多数の封緘後の
封筒が係止部材と押圧部材との間に起立姿勢で重ねられ
る。
【0008】本発明においては、封筒がそのフラップの
折り目をその中央等で曲げるようにして載置部材上に集
められるので、その所謂腰が強いため、付勢手段により
付勢されている従前の封筒と係止部材との間に挿入する
際に、封筒が挫屈を起こしたり、変形を起こしたりする
ことがない。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例について添付の図面を
参照して具体的に説明する。
【0010】図1は本発明の実施例に係る封筒の封緘機
の全体を示す正面縦断面図、図2は図1のA−A線矢視
図(平面図)、図3は同じくその封筒送出部6及び封緘
部の詳細を示す正面縦断面図、図4は同じくその封筒送
出部6及び封緘部の背面断面図である。図1に示すよう
に、本実施例の封緘機は、3分割されたケース1,2,
3に格納されている。ケース1は駆動部8が格納されて
おり、ケース2は封緘された封筒が集められる集積部5
と空の封筒を送給する送出部6が格納されており、ケー
ス3にはレター等の内容物を三折りするための折り部7
が格納されている。そして、ケース1は例えば机上に固
定設置されるものであり、このケース1に対してケース
2は軸4を介して回動させることができるように設置さ
れている。このケース2を回動させて集積部5及び送出
部6を一体的に持ち上げることにより、内部を開放し、
ジャム封筒を取り除くことができるようになっている。
また、折り部7もケース3を回動させることにより開放
することができ、レターが内部で詰まった場合等に、こ
れを取り除くことができる。
【0011】封筒Hの排出部6においては、空の封筒H
が積載されるホッパ43と、封筒Hを繰り出す半月状の
コロ44とが配置されている。封筒HはそのフラップF
が上方を向き、封筒Hの移動方向の後方になるようにし
てホッパ43上に積載される。ホッパ43は封筒の前方
部分が若干下方になるように傾斜しており、積載された
封筒の前端部が捌き板29により係止されている。この
捌き板29の下端部とホッパ43との間は封筒が通過で
きるように離隔しており、ホッパ43に積載された封筒
Hは半月状コロ44により繰り出され、捌き板29によ
り捌かれて下方から順に送出される。
【0012】捌き板29の下方には、送給ローラ14が
配置されており、送給ローラ14の前方の若干下方の位
置には、反転ローラ15が配置されており、送給ローラ
14と反転ローラ15との間には、封筒を案内するガイ
ド板11が配置されている。また、反転ローラ15に
は、その半周に沿って封筒を案内し、その移動路を反転
させる(折り返す)ための、半円筒状の反転ガイド板1
2が配置されている。反転ローラ15は封筒Hを反転ガ
イド板12との間で押しつけ、その摩擦駆動により封筒
Hを反転ローラ12の周面に沿って半周だけ移動させ
る。そして、反転ローラ15の下部から水平方向に延出
するようにガイド板13が配置されており、反転ローラ
15の周面及び反転ガイド板12に沿って移動してきた
封筒はこの水平ガイド板13上に案内される。このガイ
ド板13と反転ローラ15との間には送りローラ16が
配設されていて、反転ローラ15から送られてきた封筒
をガイド板13上でその前方に送出する。このガイド板
11、12,13により封筒の案内路が構成され、この
案内路の途中に配設された反転ローラ15により封筒は
その移動を折り返す。
【0013】この案内路の始発点、即ち送出ローラ14
の近傍には、ストッパ18及びセンサ17が配設されて
いる。ストッパ18はプランジャ19により駆動され、
常態では適宜のバネにより上方に付勢されている。従っ
て、プランジャ19が消勢されているときには前記バネ
の付勢力によりその先端部が選択的にガイド板11上に
突出し、プランジャ19が励磁されるとその先端部がガ
イド板11から下方に退出するようになっている。ま
た、センサ17はガイド板11上を移動する封筒の後端
部を検出するものであり、センサ17がこの封筒の後端
部を検出すると、プランジャ19が消勢されてストッパ
18がガイド板11から上方に突出し、次順の封筒が送
り出されないようにその前端を係止する。
【0014】また、反転ローラ15の近傍には、フラッ
プ開放用の爪部材22が配設されている。この爪部材2
2の本体20は支軸21を中心として揺動可能であり、
本体20の後端部に爪部材22が形成されている。本体
20の前端部はカギ状に屈曲していて封筒の前端部がこ
のカギ状部に当接し、カギ状部を上方に押しやると、本
体20が揺動して爪部材22が下降する。そして、爪部
材22は移動する封筒Hの後部のフラップFを係止し、
封筒Hの後端縁を支点としてフラップFを起立させ、更
にフラップFを折り返す。これにより、封筒Hのフラッ
プFがあき、その開口部が開放される。
【0015】反転ローラ15と送りローラ16との中間
には、封筒の開口部の拡開用の爪部材23が配置されて
いる。図5はこの爪部材23を拡大して示す斜視図、図
6は爪部材23の動作を示す模式図である。爪部材23
は封筒HのフラップFの折り目の方向に離隔して1対設
けられている。封筒Hの幅方向、即ちフラップFの折り
目に平行の方向に延長するように支持棒27が配置され
ており、この支持棒27に1対の基部25が相互に封筒
Hの幅よりも小さい間隔で離隔し、その姿勢を水平にし
て固定されている。爪部材23は各基部25に揺動可能
に支持されており、図5に示すように、適宜のバネによ
り基部25に対して爪部材23の先端部が開くように付
勢されている。そして、支持棒27は後述するリンクカ
ム機構により水平方向に往復移動可能であって、これに
より、爪部材23は封筒HのフラップFが設けられてい
ない側の開口端部を下方に開き、この開口端部を拡開で
きるようになっている。
【0016】封筒の搬送路の終端には、ストッパ30が
配設されている。このストッパ30は軸33の周りに回
転可能に取り付けられており、更にこのストッパ30の
アーム部分と所定の角度をなすようにリンク31がスト
ッパ30に固定され、軸33の周りに回転可能に取り付
けられている。そして、このリンク31の先端部にはコ
ロ32が取り付けられている。
【0017】駆動部8には、大径のギア35がその回転
軸を送出ローラ14,反転ローラ15及び送りローラ1
6の回転軸に平行にして配設されている。この大径ギア
35にはスイッチアクチュエータ37が同軸的に固定さ
れている。そして、この大径ギア35の近傍には、スイ
ッチ36が配設されていて、アクチュエータ37がこの
スイッチ36の配設位置に回動してくると、スイッチ3
6が作動するようになっている。これにより、大径ギア
35が1回転したことが把握される。
【0018】この大径ギア35には、図4に示すよう
に、カム38が大径ギア35の回転軸に同軸的に取り付
けられている。これにより、カム38は大径ギア35と
同一速度で回転する。このカム38の縁辺は凹凸を有す
るものとなっており、この縁辺にコロ32が転動するよ
うになっている。これにより、カム38の回転に伴い、
コロ32が軸33の周りに揺動し、ストッパ30が上下
動する。また、V字型のアーム40が軸39によりその
中央部を中心として揺動可能に設置されている。そし
て、このアーム40の一方の端部には凹部42が形成さ
れていて、この凹部42内に封筒拡開用の爪部材23に
連結された支持棒27が嵌入している。また、アーム4
0の他端部にはコロ41が取り付けられていて、このこ
ろ41がカム38の周面に転動している。これにより、
カム38が回転すると、アーム40が軸39の周りに揺
動し、支持棒27がほぼ水平方向に往復移動する。
【0019】封筒Hの移動路の終端には、即ち、ストッ
パ30の近傍には、上下に対向する1対の送給ローラ4
5,46が配設されている。下方のローラ45には図3
に模式的に示すように大径ギヤ35に噛合するギヤが同
軸的に設けられており、このギヤを介して大径ギヤ35
により回転駆動される。上方のローラ46は従動ローラ
である。
【0020】この送給ローラ45,46の前方には、封
筒方向転換ポケット54が配置されている。このポケッ
ト54はその入り口が送給ローラ45,46により送り
出されてくる封筒の直前方にあり、垂直方向に若干傾斜
して設けられている。送給ローラ45,46により送り
出されてきた封筒Hはその前端からポケット54内に入
り、その下端に設けられたセンサ57により封筒Hの挿
入が検知される。
【0021】そして、ポケット54と送給ローラ45,
46との間の封筒Hの移動域の下方には、湿化部材50
が配置されている。この湿化部材50はアーム52を介
してプランジャ53により上下に揺動駆動されるように
なっている。そして、湿化部材50の周面の一部領域に
は、水を含んで保持する水保持部51が設けられてお
り、湿化部材50がプランジャ53により上方に移動す
ると、送給ローラ45,46により送り込まれた封筒H
の後端部のフラップFの糊付け部にこの湿化部材50の
水保持部51が接触し、前記糊付け部を水で濡らす。
【0022】水保持部51は湿化部材50の1セグメン
トに繊維を張り渡して構成されており、外部に設けた水
タンク(図示せず)からゴムパイプを介して湿化部材5
0の中心部に水が供給され、これにより水保持部材51
の繊維に水が供給されるようになっている。
【0023】この湿化部材50により、フラップFの糊
付け部が水で濡らされた封筒Hはその前端が下方にな
り、フラップFが上方になってポケット56内に一旦収
納される。この封筒Hがポケット54内に入ったことは
前述の如くセンサ57により検出される。
【0024】ローラ46の近傍には1対のセンサ54,
55が配設されている。封筒通過方向の上流側のセンサ
54は封筒Hの通過終了を検知するものであり、この封
筒の通過終了を検出すると、駆動部のクラッチを入・切
する。一方、センサ55は封筒Hが通過していることを
検知し、この封筒の通過の間プランジャ53を消勢す
る。これにより、湿化部材50が下降し、その水保持部
材51が封筒Hに接触し、封筒Hを濡らしてしまうこと
が防止される。そして、フラップの糊付け部が湿化部材
50の位置に移動してくると、封筒の先端がポケット5
6内のセンサ57の配設位置に到着し、センサ57によ
りこの封筒先端部が検出される。そして、センサ57が
この封筒先端部を検出すると、プランジャ53が駆動さ
れて湿化部材50が上昇する。これにより、水保持部材
51がフラップに接触してその糊付け部に水が供給され
る。このようにして、センサ55,57により、フラッ
プが通過するときにのみ湿化部材50が上昇するように
制御される。
【0025】排出ローラ47には図4に示すように同軸
的にギヤが設けられており、このギヤが送給ローラ45
のギヤと噛合している。このため、排出ローラ47は大
径ギヤにより送給ローラ用ギヤを介して回転駆動され
る。他の排出ローラ48,49は従動ローラである。ポ
ケット51内に一旦収納された封筒Hは、フラップFが
未だ開いている状態で、このフラップFから駆動排出ロ
ーラ47及び従動排出ローラ48の回転によりこれらの
ローラ47,48間に噛み込まれ、フラップFが封筒H
に重ねられてローラ47,48間の押圧力により両者が
接着固定される。そして、この封緘された封筒はローラ
48,49間に案内されて、集積部5に集められる。
【0026】この集積部5はポケット54の上方に設置
されており、図7に示すように、集積部5のスタック板
61はその一端部を1対の排紙ローラ48,49の近傍
に位置させて水平に設置されている。また、排紙板60
がその上部を封筒送出部6寄りに傾斜させて設置されて
いる。このスタック板61と排紙板60との間には間隙
が設けられており、この間隙を介して封筒Hがスタック
板61上に導入される。スタック板61の他端部の下方
には支軸65が配置されており、この支軸65にアーム
64の基端部が回転可能に支持されている。そして、ア
ーム64の先端部には平板状の押さえ板62がアーム6
4に軸支されている。このアーム64は適宜の付勢力で
排紙板60に向けて付勢されている。これにより、スタ
ック板61上に導入された封筒Hが押さえ板62により
排紙板60に押しつけられ、その面をほぼ垂直にしてス
タック板61上に集積される。而して、排紙板60は、
その平面図を示す図8から明らかなように、平面視の中
央部でく字上に屈曲しており、その中央部が封筒の導入
方向の前方に突出している。
【0027】図1,3に示すように、紙折り部3におい
ては、反転ローラ15の下方に3個の折りローラ60,
61,62がその軸を水平にして配設されており、ロー
ラ60の下方には初段の折り部材63がその上端部をロ
ーラ60とローラ61との間に位置させて配置されてい
る。また、次段の折り部材64はその上端部をローラ6
0,61,62の配置中心に向けて配設されている。折
り部材63,64はレター等の内容物が挿入され、その
下端部でレターの先端を係止するものである。レターは
手作業で初段の折り部材63に挿入される。この初段の
折り部材63の下端には、レター等の被折紙の先端(下
端)が当接して作動するスイッチ(図示せず)が設けら
れている。このスイッチによりレターが折り部材63内
に挿入されたことが検知されると、その検出信号により
大径ギヤ35が回転を開始する。次に、このように構成
された本実施例装置の動作について説明する。先ず、空
の封筒Hをホッパ43上に積載設置し、スタンバイスイ
ッチ(図示せず)をオンにすると、繰り出しコロ44に
より、ホッパ43上の最下位の封筒Hが送給ローラ14
へ繰り出され、同時にプランジャ19を駆動してストッ
パ18を下降させる。これにより、封筒Hはストッパ1
8を通過し、送給ローラ14により駆動されてガイド板
11上を反転ローラ15に向かう。センサ17が封筒H
の後端を検出すると、プランジャ19が消勢され、スト
ッパ18が上昇して後続の封筒が通過することを阻止す
る。
【0028】ガイド板11上を移動する封筒Hは、その
前部がフラップ開放用の本体20のカギ状部に当接し、
これを上方に押し上げて通過する。そして、封筒前部は
反転ローラ15とガイド板12との間に挟まれ、反転ロ
ーラ15に駆動されてガイド板13に向かう。そして、
封筒Hの後半部が爪部材22の位置を通過する際に、フ
ラップFが爪部材22により起こされ、裏返しされる。
これにより、封筒HはそのフラップFが開放された状態
で反転ローラ15を通過する。
【0029】封筒Hは反転ローラ15にてその進行方向
を折り返し、ガイド板13上を送りローラ16に駆動さ
れてストッパ30が配設された待機部(移動路終端)に
向けて移動する。そして、封筒Hの前端がストッパ30
に係止されて封筒Hが停止する。これにより、封緘作業
のスタンバイが完了する。このスタンバイ状態では、フ
ラップFはローラ15とガイド板12に挟持されてい
る。
【0030】次いで、紙折部7の初段の折部材63に操
作者が例えばA4サイズのレター等の被折紙を挿入す
る。そうすると、この被折紙の先端が折部材63の下端
のスイッチに当接し、これを作動させる。このスイッチ
の検出信号により、紙折り部7が動作を開始すると共
に、大径ギヤ35が回転を開始し、カム38の周面に転
動するコロ41の作用によりアーム40が回動し、支持
棒27が水平移動する。これにより、封筒開口部の拡開
用の爪部材23が待機位置に停止した封筒Hの開口部内
に進入し、この開口部を拡開する。
【0031】一方、折り部7においては、図3に示すよ
うに、レターLを折り部材63に挿入すると、押し部材
65がローラ61に向けて移動し、このローラ61に転
動する。これにより、レターLが押し部材65とローラ
61との間に挟まれ、ローラ61の回転によって撓みを
起こす。この撓みを起こした部分がローラ60,61間
に挟み込まれる。これにより、レターLに最初の折り目
がつけられる。次いで、レターLはこの折り目を先頭に
して折り部材64内に進入し、この最初の折り目の部分
が折り部材64の下端にて係止される。そうすると、レ
ターLは更にローラ60,61間に噛み込まれて折り部
材64内に送り込まれているので、ローラ61,62の
近傍で再度たわみを起こす。そして、このたわみの部分
がローラ61,62間に噛み込まれ、別の折り目がつけ
られる。このようにして、レターLには2つの折り目が
つけられ、適宜のガイドに案内されて、爪部材23の配
設位置まで送られてくる。
【0032】この3つ折りのレターLは爪部材23によ
り開口部を拡開して待機している封筒H内に挿入され
る。この間、カム38は回転を継続しており、カム38
に転動しているコロ41の作用により、アーム40が逆
方向に回動して爪部材23が後退し、封筒Hから離隔す
る。
【0033】また、カム38の回転により、このカム3
8に転動しているコロ32の作用によってストッパ30
が下降する。これにより、封筒H内への3つ折りレター
の挿入に続いてストッパ30による封筒Hの係止が解除
され、封筒Hは送りローラ16に駆動されて前方に送ら
れ、送給ローラ45,46間に挟み込まれる。そして、
この送給ローラ45,46により封筒Hは方向転換ポケ
ット54内に送り込まれる。この封筒Hの後部のフラッ
プFは、センサ55,57の作用により、湿化部材50
を通過する際に、その水保持部材51によりその糊付け
部に水を付与される。なお、封筒Hが待機位置から送り
出されると同時に、ホッパから次順の封筒Hが待機位置
に向けて送り出される。
【0034】封筒Hが一旦ポケット54内に挿入され、
その先端がポケット54の下端に当接した後、フラップ
が送給ローラ45,46により更に送り込まれてくるた
め、フラップはその折り目から次第に折り返され、この
折り目を先頭にして排出ローラ47,48間に挟み込ま
れる。これにより、封筒Hはローラ47,48に駆動さ
れて上方に送られ、ローラ47,48間を通過する際
に、フラップFが封筒Hの開口部に重ねられ、ローラ4
7,48間で押圧されて、フラップFが封筒Hの開口部
に接着される。このようにして、3つ折りレターが封入
された封筒が封緘される。
【0035】この封筒Hはローラ47,48,49に案
内されて、集積部5に送られ、アーム64に連結された
押さえ板62と排紙板60との間に起立姿勢で挿入され
る。封筒Hは軽度の付勢力で排紙板60に押しつけられ
て保持される。次順の封緘後の封筒は、既に積載されて
いる封筒と、排紙板60との間に挿入され、順次押さえ
板62と排紙板60との間に封緘後の封筒が挿入されて
いく。この場合に、排紙板60及び押さえ板62はく字
状に屈曲しているので、順次挿入されてくる封筒の縁部
が従前の封筒のフラップ中央に摺接して未乾燥フラップ
部を挫屈させたり、変形させたりすることはない。即
ち、封緘直後の封筒は未乾燥状態にあるため、強度が弱
い。このため、集積部内の従前の封筒と排紙板60との
間に次順の封筒を下方からせり上げるように滑り込ませ
ると、その途中で挫屈等の変形が生じ易い。しかし、本
実施例においては、封筒はく字状に曲げられて挿入され
るので、所謂腰がつけられている。このため、封緘後の
封筒を押さえ板62の付勢力に抗してこの押さえ板62
と排紙板60との間に押し込む際に、封筒が挫屈を起こ
したり、変形したりすることがない。スタック板61上
で、封筒はく字状に屈曲しているので、このような不都
合が回避される。このようにして、封緘作業及び集積作
業が円滑に行われる。
【0036】本実施例においては、封筒の移動路を反転
ローラにより折り返したので各部材を立体的に配置する
ことができ、また封筒の移動方向をフラップの折り目に
垂直の方向にしたので、移動距離自体を短くすることが
できる。このため、装置の小型化を容易に図ることがで
きる。
【0037】また、各構成部分を3分割し、各ケース
2,3を軸4,5を中心として回動可能に構成したか
ら、ジャムしたレターL及び封筒Hを容易に排除するこ
とができる。
【0038】更に、封筒Hがストッパ30により係止さ
れた待機位置にあるときに、封筒の開口部の拡開作業が
行われるので、開口部を安定して大きく開けることがで
き、レターを容易に挿入することができる。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は封緘済み
の封筒をそのフラップ折り目を実質的に水平にし、且つ
起立姿勢で集める際に、そのフラップ折り目を屈曲させ
た状態で係止部材と押圧部材との間に挿入するので、封
筒には所謂腰がつけられており、封緘直後の未乾燥状態
の封筒であっても、挫屈及び変形が生じることなく、付
勢されている押圧部材と係止部材との間に十分な強度を
もって押し込むことができ、封筒を円滑に集積部に集め
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る封入封緘機の全体を示す
縦断面図である。
【図2】同じくその平面図である。
【図3】同じくその封緘部の詳細を示す縦断面図であ
る。
【図4】同じくその裏面図である。
【図5】同じくその爪部材を示す斜視図である。
【図6】同じくその爪部材の動作を説明する模式図であ
る。
【図7】封筒集積部を示す縦断面図である。
【図8】同じく封筒集積部の平面図である。
【符号の説明】
1,2,3;ケース 5;集積部 6;封筒送出部 7;紙折り部 8;駆動部 11,12,13;ガイド板 15;反転ローラ 18,30;ストッパ 22,23;爪部材 35;大径ギヤ 38;カム 43;ホッパ部 50;湿化部材 51;水保持部材 56;方向反転ポケット 60;排紙板 61;スタック板

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 そのフラップに糊部が予め付着されてい
    る封筒内に内容物を挿入する挿入手段と、この挿入手段
    から送られてくる封筒の前記糊部に水分を付与する水分
    付与手段と、この水分付与手段から送られてくる封筒の
    前記フラップを閉じて前記糊部により封筒に接着し封緘
    する封緘手段と、この封緘手段から送られてくる封緘後
    の封筒をそのフラップの折り目を実質的に水平にして集
    める集積部とを有し、この集積部は前記封筒を起立姿勢
    で載置する載置部材と、この起立姿勢の封筒をその面で
    係止する係止部材と、前記封筒を前記係止部材との間で
    挟む押圧部材と、この押圧部材を前記係止部材に向けて
    付勢する付勢手段とを有し、前記係止部材及び押圧部材
    は平面視で屈曲しており、前記封筒は前記フラップの折
    り目が前記係止部材及び押圧部材により屈曲した状態で
    集められることを特徴とする封入封緘機。
JP20124991A 1991-07-15 1991-07-15 封入封緘機 Expired - Lifetime JP2922678B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20124991A JP2922678B2 (ja) 1991-07-15 1991-07-15 封入封緘機
US07/913,370 US5301935A (en) 1991-07-15 1992-07-15 Apparatus for inserting and sealing envelopes with temporary storage pocket

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20124991A JP2922678B2 (ja) 1991-07-15 1991-07-15 封入封緘機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07172099A true JPH07172099A (ja) 1995-07-11
JP2922678B2 JP2922678B2 (ja) 1999-07-26

Family

ID=16437813

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20124991A Expired - Lifetime JP2922678B2 (ja) 1991-07-15 1991-07-15 封入封緘機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2922678B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014040247A (ja) * 2012-08-21 2014-03-06 Riso Kagaku Corp 封入封緘装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014040247A (ja) * 2012-08-21 2014-03-06 Riso Kagaku Corp 封入封緘装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2922678B2 (ja) 1999-07-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3568401A (en) Machines for inserting paper sheets into envelopes
US5487254A (en) Apparatus for inserting material into envelopes
EP0802859B1 (en) A card affixing and form folding system
US6094894A (en) Envelope inserting apparatus
JPH09216610A (ja) 郵便物取扱システム及びその制御方法
EP0447180A2 (en) System and method for producing items in selected configurations
EP2123474B1 (en) Method and an apparatus for inserting a postal item into an envelope
JPH02127225A (ja) 封筒開放装置
JPS6142696B2 (ja)
US5301935A (en) Apparatus for inserting and sealing envelopes with temporary storage pocket
US6948540B2 (en) Envelope sealing apparatus
JP2922678B2 (ja) 封入封緘機
JP2922679B2 (ja) 封入封緘機
US6098374A (en) Envelope opening apparatus
JP2553236Y2 (ja) 封入封緘機
JP5123746B2 (ja) 用紙の糊付け装置及び糊付け方法
JP3169668B2 (ja) 紙折り機
EP0943458B1 (en) Envelope opening apparatus
JPH0752596A (ja) 封入封緘機
JP6592693B2 (ja) シート材移送装置
JPH0572496U (ja) 封入封緘機
JP5389630B2 (ja) 用紙の糊付け装置及び糊付け方法
JP6518966B2 (ja) シート材移送装置
JPH0725198A (ja) 封入封緘機
JP2573938B2 (ja) 紙葉類繰出し装置