JPH07172003A - プリンタ制御回路 - Google Patents

プリンタ制御回路

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JPH07172003A
JPH07172003A JP32072093A JP32072093A JPH07172003A JP H07172003 A JPH07172003 A JP H07172003A JP 32072093 A JP32072093 A JP 32072093A JP 32072093 A JP32072093 A JP 32072093A JP H07172003 A JPH07172003 A JP H07172003A
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Tetsukazu Takemura
哲一 竹村
Akitsugu Yamaguchi
晶嗣 山口
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Abstract

(57)【要約】 【目的】印刷速度を高速化し、かつ性能を容易に変更す
ることのできるプリンタ制御回路を提供する。 【構成】メインブロックにメインCPU1、ホストイン
タフェース2、描画リソース3、描画ハードウエア4及
び印刷機構インタフェース5を備え、またサブブロック
にサブCPU6、描画リソース3、描画ハードウエア4
及びページメモリ7を備えて構成され、メインブロック
の制御の下に各サブブロックがページメモリ7への展開
を並列に処理することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ページメモリに印刷デ
ータを展開して印刷を行うページプリンタ等に適用して
好適なプリンタ制御回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のページプリンタに適用されるプリ
ンタ制御回路の構成例を図11を参照して説明する。従
来のページプリンタに適用されるプリンタ制御回路31
においては、CPU34がホストインタフェース35を
介して受け取るホスト側装置32からのコマンド列を解
釈し、それに従ってページメモリ39上に印刷データを
展開する。
【0003】描画リソース36及び描画ハードウエア3
7は、それぞれこの印刷データの展開に使用される。デ
ータ展開が終了したら、印刷機構インタフェース38に
指示し、ページメモリ39上のデータを印刷機構33に
送信し印刷を開始する。ページメモリ39を複数頁持つ
構成では、ここでページメモリ39を切り替えて次の頁
の展開を開始し、前頁の印刷との並列処理を行う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の構成で
は、ページメモリ上への印刷データの展開を単一のCP
Uで行うため、CPUの負荷が大きく、CPUの性能の
限界が高速化への障害となっていた。
【0005】また、CPUの負荷を減らすために、各種
描画ハードウエアの付加(フォント展開、直線/曲線描
画等)、ホストインタフェースや印刷機構インタフェー
スのインテリジェント化、コマンド解析と描画のCPU
の分離等が行われているが、ポストスクリプト(PostSc
ript: 文字の回転、拡大縮小、変形等の編集機能を持っ
たページ記述言語)プリンタ等では依然としてCPUの
負荷が大きい。
【0006】本発明は、上記実情に鑑みてなされたもの
であり、印刷速度を高速化し、かつ性能を容易に変更す
ることのできるプリンタ制御回路を提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によるプリンタ制
御回路は、メインCPUと、このメインCPUの制御下
に置かれ、一頁又は複数頁のページメモリを有して、こ
のメモリに印刷データを展開する複数のサブCPUとを
具備してなることを特徴とする。
【0008】すなわち、本発明によるプリンタ制御回路
は、ページメモリ及びサブCPUを接続されるプリンタ
の性能に応じて増減することを特徴とする。また、本発
明によるプリンタ制御回路は、通常の印刷データの展開
以外のFAXイメージの展開、カラーイメージの展開、
フォーム展開等の展開処理を行う機能を備えたページメ
モリ及びサブCPUをプリンタの用途に応じて増減する
ことを特徴とする。
【0009】また、本発明によるプリンタ制御回路は、
メインCPU側にフォントリソースを備え、サブCPU
が印刷データをページメモリへ展開する際に、メインC
PUにフォントリソースの展開及び展開後のフォントデ
ータの転送を要求することによりフォント管理を行う制
御手段を具備してなることを特徴とする。
【0010】また、本発明によるプリンタ制御回路は、
メインCPU側にフォントリソース、サブCPU側にフ
ォントリソースのキャッシュを備え、サブCPUが印刷
データをページメモリへ展開する際に、フォントリソー
スのキャッシュに該当するフォントリソースがキャッシ
ングされていない場合のみメインCPUにフォントリソ
ースを要求し、サブCPUにてフォントリソースを展開
することによりフォント管理を行う制御手段を具備して
なることを特徴とする。
【0011】また、本発明によるプリンタ制御回路は、
メインCPU側にフォントリソース、サブCPU側に展
開後のフォントデータを格納するフォントキャッシュを
備え、サブCPUが印刷データをページメモリへ展開す
る際に、フォントキャッシュに該当のフォントデータが
キャッシングされていない場合のみメインCPUにフォ
ントリソースの展開及び展開後のフォントデータの転送
を要求することによりフォント管理を行う制御手段を具
備してなることを特徴とする。
【0012】また、本発明によるプリンタ制御回路は、
メインCPU側にフォントリソース、サブCPU側にフ
ォントリソースのキャッシュ及び展開後のフォントデー
タを格納するフォントキャッシュを備え、サブCPUが
印刷データをページメモリへ展開する際に、フォントキ
ャッシュに該当のフォントデータがキャッシングされて
いない場合のみフォントリソースのキャッシュからフォ
ントリソースをフォントキャッシュに展開し、またフォ
ントキャッシュに該当のフォントデータがキャッシング
されておらず、かつフォントリソースのキャッシュに該
当のフォントリソースがキャッシングされていない場合
のみメインCPUにフォントリソースの転送を要求する
ことによりフォント管理を行う制御手段を具備してなる
ことを特徴とする。
【0013】また、本発明によるプリンタ制御回路は、
メインCPU側にフォントリソース及び展開後のフォン
トデータを格納するフォントキャッシュを備え、サブC
PUが印刷データをページメモリへ展開する際に、サブ
CPUから要求されたフォントデータがフォントキャッ
シュにキャッシングされている場合にはこのデータをサ
ブCPUに転送し、フォントキャッシュにキャッシング
されていない場合にはフォントリソースをフォントキャ
ッシュに展開し、この展開されたフォントデータをサブ
CPUに転送することによりフォント管理を行う制御手
段を具備してなることを特徴とする。
【0014】また、本発明によるプリンタ制御回路は、
メインCPU側にフォントリソース及び展開後のフォン
トデータを格納する第1のフォントキャッシュ、サブC
PU側に展開後のフォントデータを格納する第2のフォ
ントキャッシュを備え、サブCPUが印刷データをペー
ジメモリへ展開する際に、第2のフォントキャッシュに
該当のフォントデータがキャッシングされていない場合
のみメインCPUに展開後のフォントデータの転送を要
求し、メインCPU側にてサブCPUから要求された展
開後のフォントデータが第1のフォントキャッシュにキ
ャッシングされている場合にはこのデータをサブCPU
に転送し、第1のフォントキャッシュに該当のフォント
データがキャッシングされていない場合はフォントリソ
ースをフォントキャッシュに展開し、この展開されたフ
ォントデータをサブCPUに転送することによりフォン
ト管理を行う制御手段を具備してなることを特徴とす
る。
【0015】また、本発明によるプリンタ制御回路は、
サブCPU側にフォントリソースのコピーを備えること
によりフォント管理を行うことを特徴とする。また、本
発明によるプリンタ制御回路は、メインCPU−サブC
PU間のフォントリソース又は展開されたフォントデー
タの転送を専用信号線により行うことを特徴とする。
【0016】また、本発明によるプリンタ制御回路は、
メインCPU側に持つフォントリソースの更新が行われ
た際に、その旨を各サブCPUに通知する手段と、通知
を受けたサブCPUにて処理中の印刷データが更新前の
フォントリソース又はフォントデータを使用すべきか更
新後のフォントリソース又はフォントデータを使用すべ
きかを認識し、該当するフォントリソース又はフォント
データをメインCPUに要求する場合に更新前後の判断
可能なコードを付加して要求する手段と、メインCPU
にてこの付加コードに基づいたフォントリソース又はフ
ォントデータをサブCPUに転送する手段とを具備して
なることを特徴とする。
【0017】また、本発明によるプリンタ制御回路は、
メインCPU側にユーザ定義マクロを備え、サブCPU
に対してはすべて展開後のコマンドデータを転送するこ
とによりユーザ定義マクロの管理を行う制御手段を具備
してなることを特徴とする。
【0018】また、本発明によるプリンタ制御回路は、
メインCPU側にユーザ定義マクロを備え、サブCPU
が印刷データをページメモリへ展開する際に、メインC
PUに全てのユーザ定義マクロの転送を要求することに
よりユーザ定義マクロの管理を行う制御手段を具備して
なることを特徴とする。
【0019】また、本発明によるプリンタ制御回路は、
メインCPU側にユーザ定義マクロを備え、サブCPU
が印刷データをページメモリへ展開する際に、メインC
PUに参照するユーザ定義マクロの転送を参照の都度要
求することによりユーザ定義マクロ管理を行う制御手段
とを具備してなることを特徴とする。
【0020】また、本発明によるプリンタ制御回路は、
メインCPU側にユーザ定義マクロ、サブCPU側にユ
ーザ定義マクロのキャッシュを備え、サブCPUが印刷
データをページメモリへ展開する際に、ユーザ定義マク
ロのキャッシュに該当のユーザ定義マクロがキャッシン
グされていない場合のみメインCPUにユーザ定義マク
ロの転送を要求することによりユーザ定義マクロの管理
を行う制御手段とを具備してなることを特徴とする。
【0021】また、本発明によるプリンタ制御回路は、
メインCPU−サブCPU間のユーザ定義マクロ又は展
開後のコマンドデータの転送を専用信号線により行うこ
とを特徴とする。
【0022】また、本発明によるプリンタ制御回路は、
メインCPU側に持つユーザ定義マクロの更新が行われ
た際に、その旨を各サブCPUに通知する手段と、通知
を受けたサブCPUにて処理中の印刷データが更新前の
ユーザ定義マクロを使用すべきか更新後のユーザ定義マ
クロを使用すべきかを認識し、該当するユーザ定義マク
ロをメインCPUに要求する場合に更新前後の判断可能
なコードを付加して要求する手段と、メインCPUにて
この付加コードに基づいたユーザ定義マクロをサブCP
Uに転送する手段とを具備してなることを特徴とする。
【0023】
【作用】上述した本発明の構成によれば、メインCPU
は印刷コマンドを受信すると配下のサブCPUに並列に
割り当てて通知する。メインCPUからの通知を受信し
た各サブCPUは、その通知に基づいてページメモリに
印刷データを展開する。そしてこの展開が終了した時点
でその旨をメインCPUに通知する。
【0024】サブCPUからの展開終了の通知を受信し
たメインCPUは、サブCPUの持つページメモリ上に
展開された印刷データを印刷機構に送信するように制御
する。
【0025】これにより、メインCPU配下の複数のサ
ブCPUが並列に印刷データの展開処理を行うことにな
り、印刷速度を飛躍的に向上させることとなる。すなわ
ち、本発明の構成によれば、メインCPU配下のサブC
PU数の増減を同一設計の制御回路の増減により行える
ため、プリンタ装置の性能の変更に特別の対処を必要と
せず、容易に変更することができることになる。
【0026】また、本発明の構成によれば、メインCP
Uの配下にFAXイメージの展開、カラーイメージの展
開、フォーム展開等の各種機能を備えた各種サブCPU
を追加することにより、各種機能追加に対しても容易に
行えることになる。
【0027】また、本発明の構成によれば、サブCPU
が印刷データをページメモリへ展開する際に、メインC
PUにフォントリソースの展開及び展開後のフォントデ
ータの転送を要求する。
【0028】これにより、各サブCPUでのフォントリ
ソースの展開が不要となり、各サブCPUにそれぞれ描
画ハードウエアを具備する必要がなくなる。また、本発
明の構成によれば、サブCPUが印刷データをページメ
モリへ展開する際に、サブCPUの持つフォントリソー
スのキャッシュに該当するフォントリソースがキャッシ
ングされていない場合のみメインCPUにフォントリソ
ースを要求し、サブCPUにてフォントリソースを展開
する。
【0029】これによりメインCPU−サブCPU間の
転送回数の削減及び転送時間の短縮が図られ印刷速度が
向上する。また、本発明の構成によれば、サブCPUが
印刷データをページメモリへ展開する際に、サブCPU
の持つフォントキャッシュに該当のフォントデータがキ
ャッシングされていない場合のみメインCPUにフォン
トリソースの展開及び展開後のフォントデータの転送を
要求する。
【0030】これにより、各サブCPUでのフォントリ
ソースの展開が不要となり、各サブCPUにそれぞれ描
画ハードウエアを具備する必要がなくなる。また、メイ
ンCPU−サブCPU間の転送回数の削減及びフォント
リソースの展開回数の削減が図られ印刷速度が向上す
る。
【0031】また、本発明の構成によれば、サブCPU
が印刷データをページメモリへ展開する際に、サブCP
Uの持つフォントキャッシュに該当のフォントデータが
キャッシングされていない場合のみフォントリソースの
キャッシュからフォントリソースをフォントキャッシュ
に展開し、またフォントキャッシュに該当のフォントデ
ータがキャッシングされておらず、かつフォントリソー
スのキャッシュに該当のフォントリソースがキャッシン
グされていない場合のみメインCPUにフォントリソー
スの転送を要求する。
【0032】これにより、メインCPU−サブCPU間
の転送回数の減少並びに転送時間の短縮及びフォントリ
ソースの展開回数の削減が図られ印刷速度が向上する。
また、本発明の構成によれば、サブCPUが印刷データ
をページメモリへ展開する際に、サブCPUから要求さ
れたフォントデータがメインCPUの持つフォントキャ
ッシュにキャッシングされている場合にはこのデータを
サブCPUに転送し、フォントキャッシュにキャッシン
グされていない場合にはフォントリソースをフォントキ
ャッシュに展開し、この展開されたフォントデータをサ
ブCPUに転送する。
【0033】これにより、各サブCPUでのフォントリ
ソースの展開が不要となり、各サブCPUにそれぞれ描
画ハードウエアを具備する必要がなくなる。また、フォ
ントリソースの展開回数の削減が図られ印刷速度が向上
する。
【0034】また、本発明の構成によれば、サブCPU
が印刷データをページメモリへ展開する際に、サブCP
Uの持つフォントキャッシュに該当のフォントデータが
キャッシングされていない場合のみメインCPUに展開
後のフォントデータの転送を要求し、メインCPU側に
てサブCPUから要求された展開後のフォントデータが
メインCPUの持つフォントキャッシュにキャッシング
されている場合にはこのデータをサブCPUに転送し、
このフォントキャッシュに該当のフォントデータがキャ
ッシングされていない場合はフォントリソースをフォン
トキャッシュに展開し、この展開されたフォントデータ
をサブCPUに転送する。
【0035】これにより、各サブCPUでのフォントリ
ソースの展開が不要となり、各サブCPUにそれぞれ描
画ハードウエアを具備する必要がなくなる。また、メイ
ンCPU−サブCPU間の転送回数の短縮及びフォント
リソースの展開回数の短縮が図られ印刷速度が向上す
る。
【0036】また、本発明の構成によれば、サブCPU
側にフォントリソースのコピーを備え、各サブCPUは
各々の持つフォントリソースのコピーを展開することに
よりページメモリへの展開を行う。
【0037】これにより、メインCPU−サブCPU間
のフォントリソース又は展開されたフォントデータの転
送を不要とし印刷速度が向上する。また、本発明の構成
によれば、メインCPU−サブCPU間のフォントリソ
ース又は展開されたフォントデータの転送を専用信号線
により行う。
【0038】これにより、メインCPU−サブCPU間
のフォントリソース又は展開されたフォントデータの転
送によるCPUの付加を軽減させることとなり、印刷能
力を向上させることになる。
【0039】また、本発明の構成によれば、メインCP
U側に持つフォントリソースの更新が行われた際にその
旨を各サブCPUに通知する。また、通知を受けたサブ
CPUは、処理中の印刷データが更新前のフォントリソ
ース又はフォントデータを使用すべきか更新後のフォン
トリソース又はフォントデータを使用すべきかを認識
し、該当するフォントリソース又はフォントデータをメ
インCPUに要求する場合に更新前後の判断可能なコー
ドを付加して要求する。そして、メインCPUは、この
付加コードに基づいたフォントをサブCPUに転送す
る。
【0040】これにより、フォントリソース等を複数箇
所に並存させることによるデータの矛盾を回避すること
ができる。また、本発明の構成によれば、ユーザ定義マ
クロについてメインCPUにてすべて展開し、この展開
後のコマンドデータをサブCPUに転送する。
【0041】これにより、各サブCPUは、ユーザ定義
マクロを全く意識することなく展開処理を行うことがで
きる。また、本発明の構成によれば、サブCPUが印刷
データをページメモリへ展開する際に、メインCPUに
対して全てのユーザ定義マクロの転送を要求する。
【0042】これにより、ユーザ定義マクロの展開によ
るメインCPUの付加を軽減することが可能となる。ま
た、本発明の構成によれば、サブCPUが印刷データを
ページメモリへ展開する際に、メインCPUに参照する
ユーザ定義マクロのみの転送を参照の都度要求する。
【0043】これにより、ユーザ定義マクロの展開によ
るメインCPUの付加を軽減することが可能となり、ま
た、メインCPU−サブCPU間の転送時間の短縮が図
られ印刷速度が向上する。
【0044】また、本発明の構成によれば、サブCPU
が印刷データをページメモリへ展開する際に、ユーザ定
義マクロのキャッシュに該当のユーザ定義マクロがキャ
ッシングされていない場合のみメインCPUにユーザ定
義マクロの転送を要求する。
【0045】これにより、ユーザ定義マクロの展開によ
るメインCPUの付加を軽減することが可能となり、ま
た、メインCPU−サブCPU間の転送回数の削減及び
転送時間の短縮が図られ印刷速度が向上する。
【0046】また、本発明の構成によれば、メインCP
U−サブCPU間のユーザ定義マクロ又は展開後のコマ
ンドデータの転送を専用信号線により行う。これによ
り、メインCPU−サブCPU間のユーザ定義マクロ又
は展開後のコマンドデータの転送によるCPUの負荷を
軽減することとなり、印刷能力を向上させることにな
る。
【0047】また、本発明の構成によれば、メインCP
U側に持つユーザ定義マクロの更新が行われた際にその
旨を各サブCPUに通知する。また、通知を受けたサブ
CPUが処理中の印刷データが更新前のユーザ定義マク
ロを使用すべきか更新後のユーザ定義マクロを使用すべ
きかを認識し、該当するユーザ定義マクロをメインCP
Uに要求する場合に更新前後の判断可能なコードを付加
して要求する。そして、メインCPUにてこの付加コー
ドに基づいたユーザ定義マクロをサブCPUに転送す
る。これにより、ユーザ定義マクロを複数箇所に並存さ
せることによるデータの矛盾を回避することができる。
【0048】
【実施例】以下図面を参照して本発明の実施例を説明す
る。図1は、同実施例に係るプリンタ制御回路の構成を
示すブロック図である。同実施例に係るプリンタ制御回
路は、図1に示すように、メインCPU側(以下メイン
ブロックという)にメインCPU1、ホストインタフェ
ース2、描画リソース3、描画ハードウエア4及び印刷
機構インタフェース5を備え、サブCPU側(以下サブ
ブロックという)にサブCPU6、描画リソース3、描
画ハードウエア4及びページメモリ7を備えて構成され
ている。
【0049】ホスト側装置21から送信される印刷コマ
ンドはプリンタ制御回路12のホストインタフェース2
を介してメインCPU1に受信される。ホスト側装置2
1からの送信を受信したメインCPU1は、配下のサブ
ブロックに並列に割り当てて印刷コマンドを通知する。
【0050】各サブブロックのサブCPU6は、通知さ
れた印刷コマンドに基づいて、描画リソース3及び描画
ハードウエア4を使用して印刷データをページメモリ7
に展開する。
【0051】ここで、図2を参照して描画リソースの展
開について説明する。図2は、描画リソースの展開を説
明するための概念図である。図2は、アルファベットの
「B」を展開する場合を想定し、図2の(a)は、フォ
ントリソースを示している。また、図2の(b)は、フ
ォントリソースを展開した後のフォントデータを示して
いる。
【0052】通常、フォントリソースは、図2の(a)
に示すように、基点となる座標で示したいくつかの点
と、それをどのような曲線、直線で結ぶかというデータ
を保持して構成されている。
【0053】そして、描画ハードウエアにより、図2の
(b)に示すように、印刷する文字の大きさに対応して
ドット形式に展開される。この展開されたフォントデー
タは通常フォント格納用のキャッシュ(以下フォントキ
ャッシュという)に格納され、使用頻度等の規則により
適宜入れ替えが行われる。
【0054】ここでは、フォントリソース、フォントキ
ャッシュ等を総称して描画リソースとする。ページメモ
リ7への印刷データの展開が終了すると、サブブロック
は、その旨をメインブロックに通知する。
【0055】サブブロックからの通知を受信したメイン
ブロックのメインCPU1は、印刷機構インタフェース
5にサブブロックのページメモリ7上に展開された印刷
データを印刷機構22に転送するように指示する。
【0056】ここで、サブブロックがページメモリ7を
複数頁持つ構成の場合、ページメモリ7を切り替えて次
にメインブロックから送信される印刷コマンドの展開を
上述の印刷機構22の転送と並列に行う。
【0057】これにより、各サブブロックがメインブロ
ックの制御の下に並列に印刷データの展開を行うことに
なるため、印刷速度を飛躍的に向上させることとなる。
なお、上述したフォントリソース、フォントキャッシュ
等の描画リソースをどのように配置するかで種種の構成
が考えられるが、以下にその例を示す。
【0058】まず、図3を参照してメインブロックにフ
ォントリソースを備え、サブブロックにリソースキャッ
シュ及びフォントキャッシュを備えてなる構成について
説明する。
【0059】この構成によれば、サブブロックがページ
メモリ7上に印刷データを展開する際に、フォントキャ
ッシュ10に該当のフォントデータがキャッシングされ
ている場合はそのデータを使用してページメモリ7上に
展開する。
【0060】フォントキャッシュ10にキャッシングさ
れていない場合は、リソースキャッシュ9を参照する。
ここでリソースキャッシュとは、フォントリソースを格
納しているキャッシュをいい、使用頻度等の規則により
適宜入れ替えが行われる。
【0061】このとき、リソースキャッシュ9に該当の
フォントリソースがキャッシングされていれば、このフ
ォントリソースを描画ハードウエア4により展開し、フ
ォントキャッシュ10にキャッシングするとともにペー
ジメモリ7上に格納する。
【0062】また、リソースキャッシュ9に該当のフォ
ントリソースがキャッシングされていない場合は、メイ
ンブロックのフォントリソース8からサブブロックのリ
ソースキャッシュ9に転送し、上述の処理を行う。
【0063】これにより、メインブロック−サブブロッ
ク間の転送回数の減少並びに転送時間の短縮及びフォン
トリソースの展開回数の削減が図られ印刷速度が向上す
る。転送時間については、通常展開後のフォントデータ
を送信する場合と比較して展開前のフォントリソースを
送信する場合のほうがデータ量が少なくて済むからであ
る。
【0064】またこのとき、メインブロック−サブブロ
ック間に描画リソース転送用の専用信号線を設置すれ
ば、さらに高速化を実現できる。その他の構成例として
は、まずメインブロックにフォントリソースを備えてな
る構成が考えられる。この構成例を図4に示す。
【0065】この構成によれば、サブブロックが印刷デ
ータをページメモリ7へ展開する際に、メインブロック
にフォントリソースの展開及び展開後のフォントデータ
の転送を要求する。
【0066】これにより、各サブブロックでのフォント
リソースの展開が不要となり、各サブブロックにそれぞ
れ描画ハードウエアを具備する必要がなくなる。またこ
のとき、メインブロック−サブブロック間に描画リソー
ス転送用の専用信号線を設置すれば、さらに高速化を実
現できる。
【0067】また、メインブロックにフォントリソース
を備え、サブブロックにリソースキャッシュを備えてな
る構成が考えられる。この構成例を図5に示す。この構
成によれば、サブブロックが印刷データをページメモリ
7へ展開する際に、サブブロックの持つリソースキャッ
シュ9に該当するフォントリソースがキャッシングされ
ていない場合のみメインブロックにフォントリソースを
要求し、サブブロックにてフォントリソースを展開す
る。
【0068】これによりメインブロック−サブブロック
間の転送回数の削減及び転送時間の短縮が図られ印刷速
度が向上する。またこのとき、メインブロック−サブブ
ロック間に描画リソース転送用の専用信号線を設置すれ
ば、さらに高速化を実現できる。
【0069】また、メインブロックにフォントリソース
を備え、サブブロックにフォントキャッシュを備えてな
る構成が考えられる。この構成例を図6に示す。この構
成によれば、サブブロックが印刷データをページメモリ
7へ展開する際に、サブブロックの持つフォントキャッ
シュ10に該当のフォントデータがキャッシングされて
いない場合のみメインブロックにフォントリソースの展
開及び展開後のフォントデータの転送を要求する。
【0070】これにより、各サブブロックでのフォント
リソースの展開が不要となり、各サブブロックにそれぞ
れ描画ハードウエアを具備する必要がなくなる。また、
メインブロック−サブブロック間の転送回数の削減及び
フォントリソースの転送回数の削減が図られ印刷速度が
向上する。
【0071】またこのとき、メインブロック−サブブロ
ック間に描画リソース転送用の専用信号線を設置すれ
ば、さらに高速化を実現できる。また、メインブロック
にフォントリソース及びフォントキャッシュを備えてな
る構成が考えられる。この構成例を図7に示す。
【0072】この構成によれば、サブブロックが印刷デ
ータをページメモリ7へ展開する際に、サブブロックか
ら要求されたフォントデータがメインブロックの持つフ
ォントキャッシュ10にキャッシングされている場合に
はこのデータをサブブロックに転送し、フォントキャッ
シュ10にキャッシングされていない場合にはフォント
リソース8をフォントキャッシュ10に展開し、この展
開されたフォントデータをサブブロックに転送する。
【0073】これにより、各サブブロックでのフォント
リソースの展開が不要となり、各サブブロックにそれぞ
れ描画ハードウエアを具備する必要がなくなる。また、
フォントリソースの展開回数の削減が図られ印刷速度が
向上する。
【0074】またこのとき、メインブロック−サブブロ
ック間に描画リソース転送用の専用信号線を設置すれ
ば、さらに高速化を実現できる。また、メインブロック
にフォントリソース及びフォントキャッシュを備え、サ
ブブロックにフォントキャッシュを備えてなる構成が考
えられる。この構成例を図8に示す。
【0075】この構成によれば、サブブロックが印刷デ
ータをページメモリ7へ展開する際に、サブブロックの
持つフォントキャッシュ10に該当のフォントデータが
キャッシングされていない場合のみメインブロックに展
開後のフォントデータの転送を要求する。また、メイン
ブロックにてサブブロックから要求された展開後のフォ
ントデータがメインブロックの持つフォントキャッシュ
10にキャッシングされている場合にはこのデータをサ
ブブロックに転送する。そして、このフォントキャッシ
ュ10に該当のフォントデータがキャッシングされてい
ない場合はフォントリソース8をフォントキャッシュ1
0に展開し、この展開されたフォントデータをサブブロ
ックに転送する。
【0076】これにより、各サブブロックでのフォント
リソースの展開が不要となり、各サブブロックにそれぞ
れ描画ハードウエアを具備する必要がなくなる。また、
メインブロック−サブブロック間の転送回数の短縮及び
フォントリソースの展開回数の短縮が図られ印刷速度が
向上する。
【0077】またこのとき、メインブロック−サブブロ
ック間に描画リソース転送用の専用信号線を設置すれ
ば、さらに高速化を実現できる。また、サブブロックに
リソースコピーを備えてなる構成が考えられる。
【0078】ここで、リソースコピーとは、フォントリ
ソースと同様の内容をコピーしたものをいうこととす
る。この構成例を図9に示す。この構成によれば、サブ
ブロックにリソースコピー11を備え、各サブブロック
は各々の持つリソースコピー11を展開することにより
ページメモリ7への展開を行う。
【0079】これにより、メインブロック−サブブロッ
ク間のフォントリソース又は展開されたフォントデータ
の転送を不要とし印刷速度が向上する。なお、上述した
構成形態はいずれもサブブロック数の増減を同一設計の
制御回路の増減により行えるため、接続されるプリンタ
装置の性能の変更に対し特別の対処を必要としないこと
になる。
【0080】また、FAXイメージの展開、JPEG
(Joint Photographic Experts Group:カラー静止画像
の符号化方式)等に対応したカラーイメージの展開、フ
ォーム展開等の各種機能を備えた各種サブCPUを追加
することにより、各種機能追加に対しても容易に行える
ことになる。
【0081】ところで、メインブロック、サブブロック
双方に描画リソースを備える上述の構成では、フォント
リソースの更新に伴う整合性の確保が必要となる。ここ
では、例えば以下の手順により解決する。
【0082】まず、各フォントリソース、フォントデー
タにバージョン番号を付加しておく。この番号は更新の
度にカウントアップしていく等が考えられる。そして、
メインブロックに持つフォントリソースの更新が行われ
た際にその旨を各サブブロックに通知する。
【0083】通知を受けたサブブロックは、処理対象の
印刷データが更新前のフォントリソース又はフォントデ
ータを使用すべきか更新後のフォントリソース又はフォ
ントデータを使用すべきかを認識し、該当するフォント
リソース又はフォントデータをメインブロックに要求す
る場合に更新前後の判断可能なコードを付加して要求す
る。このコードとしてはバージョン番号、フラグ等が考
えられる。
【0084】この認識方法としては、当該通知を受信す
る以前に取り込んだ仕掛中の印刷データについては更新
前のデータを適用し、通知後に取り込んだ分から更新後
のデータを適用する等の方法が考えられる。
【0085】そして、メインブロックは、この付加コー
ドに基づいたフォントリソース又はフォントデータをサ
ブブロックに転送する。このとき、メインブロックにお
いて配下の全サブブロックの当該通知前の仕掛り終了を
条件として、更新前のフォントリソースを破棄する等の
フォントリソース管理を行ってもよい。
【0086】これにより、フォントリソース等を複数箇
所に並存させることによるデータの矛盾を回避すること
ができる。次にユーザ定義マクロを定義することができ
るプリンタ制御回路について説明する。
【0087】ここで、図10を参照してユーザ定義マク
ロを説明する。図10はユーザ定義マクロを説明するた
めの概念図である。例えば、図10に示す矩形を描画す
る場合を考える。
【0088】ここで、直線を描画するコマンドとして MOVE (A) TO (B):A座標からB座標ま
で直線を描画する。が用意されているとすると、通常の
コマンドの発行では (1) MOVE (X1 Y1 ) TO (X2 Y2 ) (2) MOVE (X4 Y4 ) TO (X3 Y3 ) (3) MOVE (X1 Y1 ) TO (X4 Y4 ) (4) MOVE (X2 Y2 ) TO (X3 Y3 ) 等の4つのコマンドを必要とする。
【0089】ここで、対角線の座標を与えると上記のコ
マンドに展開してくれるものを定義したとする。これを
仮に「BOX」とすると、 (1) BOX (X1 Y1 ),(X3 Y3 ) の1つのマクロの発行で済むこととなる。
【0090】この「BOX」がユーザ定義マクロであ
る。このユーザ定義マクロを定義することができるプリ
ンタ制御回路の場合も、上述の描画リソースの場合と同
様、その配置方法により種種の構成が考えられる。以下
にその例を示す。
【0091】まず、メインブロックにユーザ定義マクロ
を備え、サブブロックに対してはすべて展開後のコマン
ドデータを転送することによりユーザ定義マクロの管理
を行う構成が考えられる。
【0092】この構成によれば、ユーザ定義マクロにつ
いてメインブロックにてすべて展開し、この展開後のコ
マンドデータをサブブロックに転送する。これにより、
各サブブロックは、ユーザ定義マクロを全く意識するこ
となく展開処理を行うことができる。
【0093】また、メインブロックにユーザ定義マクロ
を備え、サブブロックが印刷データをページメモリへ展
開する際に、メインブロックに全てのユーザ定義マクロ
の転送を要求することによりユーザ定義マクロの管理を
行う構成が考えられる。
【0094】この構成によれば、サブブロックが印刷デ
ータをページメモリへ展開する際に、メインブロックに
対して全てのユーザ定義マクロの転送を要求する。これ
により、ユーザ定義マクロの展開によるメインブロック
の付加を軽減することが可能となる。
【0095】また、メインブロックにユーザ定義マクロ
を備え、サブブロックが印刷データをページメモリへ展
開する際に、メインブロックに参照するユーザ定義マク
ロの転送を参照の都度要求することによりユーザ定義マ
クロ管理を行う構成が考えられる。
【0096】この構成によれば、サブブロックが印刷デ
ータをページメモリへ展開する際に、メインブロックに
参照するユーザ定義マクロのみの転送を参照の都度要求
する。
【0097】これにより、ユーザ定義マクロの展開によ
るメインブロックの負荷を軽減することが可能となり、
また、メインブロック−サブブロック間の転送時間の短
縮が図られ印刷速度が向上する。
【0098】また、メインブロックにユーザ定義マク
ロ、サブブロックにユーザ定義マクロのキャッシュを備
え、サブブロックが印刷データをページメモリへ展開す
る際に、ユーザ定義マクロのキャッシュに該当のユーザ
定義マクロがキャッシングされていない場合のみメイン
ブロックにユーザ定義マクロの転送を要求することによ
りユーザ定義マクロの管理を行う構成が考えられる。
【0099】この構成によれば、サブブロックが印刷デ
ータをページメモリへ展開する際に、ユーザ定義マクロ
のキャッシュに該当のユーザ定義マクロがキャッシング
されていない場合のみメインブロックにユーザ定義マク
ロの転送を要求する。
【0100】これにより、ユーザ定義マクロの展開によ
るメインブロックの負荷を軽減することが可能となり、
また、メインブロック−サブブロック間の転送回数の削
減及び転送時間の短縮が図られ印刷速度が向上する。
【0101】また、上述の構成において、メインブロッ
ク−サブブロック間のユーザ定義マクロ又は展開後のコ
マンドデータの転送を専用信号線により行えば、メイン
ブロック−サブブロック間のユーザ定義マクロ又は展開
後のコマンドデータの転送によるメインブロック、サブ
ブロック双方のCPUの負荷を軽減することとなり、印
刷能力を向上させることになる。
【0102】ところで、メインブロック、サブブロック
双方にユーザ定義マクロを備える上述の構成では、上述
のフォントリソースの場合と同様、ユーザ定義マクロの
更新に伴う整合性の確保が必要となる。
【0103】ここでは、例えば以下の手順により解決す
る。まず、各ユーザ定義マクロにバージョン番号を付加
しておく。この番号は更新の度にカウントアップしてい
く等が考えられる。
【0104】そして、メインブロックに持つユーザ定義
マクロの更新が行われた際にその旨を各サブブロックに
通知する。通知を受けたサブブロックは、処理対象の印
刷データが更新前のユーザ定義マクロを使用すべきか更
新後のユーザ定義マクロを使用すべきかを認識し、該当
するユーザ定義マクロをメインブロックに要求する場合
に更新前後の判断可能なコードを付加して要求する。こ
のコードとしてはバージョン番号、フラグ等が考えられ
る。
【0105】この認識方法としては、当該通知を受信す
る以前に取り込んだ仕掛中の印刷データについては更新
前のデータを適用し、通知後に取り込んだ分から更新後
のデータを適用する等の方法が考えられる。
【0106】そして、メインブロックは、この付加コー
ドに基づいたユーザ定義マクロをサブブロックに転送す
る。このとき、メインブロックにおいて配下の全サブブ
ロックの当該通知前の仕掛り終了を条件として、更新前
のユーザ定義マクロを破棄する等のユーザ定義マクロ管
理を行ってもよい。これにより、ユーザ定義マクロを複
数箇所に並存させることによるデータの矛盾を回避する
ことができる。
【0107】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によるプリン
タ制御回路によれば、印刷データのページメモリへの展
開を並列に処理させるため印刷速度を飛躍的に向上させ
ることができる。
【0108】また、同一設計の制御回路の増減により、
プリンタ装置の性能を容易に変更することが可能とな
る。さらに、FAXイメージの展開、カラーイメージの
展開、フォーム展開等の各種機能を備えた各種サブCP
Uを追加することにより、各種機能追加に対しても容易
に行えることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るプリンタ制御回路の構成
を示すブロック図。
【図2】同実施例に係る描画リソースの展開を説明する
ための概念図。
【図3】同実施例に係るメインブロックにフォントリソ
ースを備え、サブブロックにリソースキャッシュ及びフ
ォントキャッシュを備えてなるプリンタ制御回路の構成
を説明するためのブロック図。
【図4】同実施例に係るメインブロックにフォントリソ
ースを備えてなるプリンタ制御回路の構成を説明するた
めのブロック図。
【図5】同実施例に係るメインブロックにフォントリソ
ースを備え、サブブロックにリソースキャッシュを備え
てなるプリンタ制御回路の構成を説明するためのブロッ
ク図。
【図6】同実施例に係るメインブロックにフォントリソ
ースを備え、サブブロックにフォントキャッシュを備え
てなるプリンタ制御回路の構成を説明するためのブロッ
ク図。
【図7】同実施例に係るメインブロックにフォントリソ
ース及びフォントキャッシュを備えてなるプリンタ制御
回路の構成を説明するためのブロック図。
【図8】同実施例に係るメインブロックにフォントリソ
ース及びフォントキャッシュを備え、サブブロックにフ
ォントキャッシュを備えてなるプリンタ制御回路の構成
を説明するためのブロック図。
【図9】同実施例に係るサブブロックにリソースコピー
を備えてなるプリンタ制御回路の構成を説明するための
ブロック図。
【図10】同実施例に係るユーザ定義マクロを説明する
ための概念図。
【図11】従来のプリンタ制御回路の構成を示すブロッ
ク図。
【符号の説明】
1…メインCPU、2…ホストインタフェース、3…描
画リソース、4…描画ハードウエア、5…印刷機構イン
タフェース、6…サブCPU、7…ページメモリ、8…
フォントリソース、9…リソースキャッシュ、10…フ
ォントキャッシュ、11…リソースコピー、12…プリ
ンタ制御回路、21…ホスト側装置、22…印刷機構。

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メインCPUと、 このメインCPUの制御下に置かれ、一頁又は複数頁の
    ページメモリを有して、このメモリに印刷データを展開
    する複数のサブCPUとを具備してなることを特徴とす
    るプリンタ制御回路。
  2. 【請求項2】 ページメモリ及びサブCPUを接続され
    るプリンタの性能に応じて増減する請求項1記載のプリ
    ンタ制御回路。
  3. 【請求項3】 通常の印刷データの展開以外のFAXイ
    メージの展開、カラーイメージの展開、フォーム展開等
    の展開処理を行う機能を備えたページメモリ及びサブC
    PUをプリンタの用途に応じて増減する請求項1記載の
    プリンタ制御回路。
  4. 【請求項4】 メインCPU側にフォントリソースを備
    え、サブCPUが印刷データをページメモリへ展開する
    際に、メインCPUにフォントリソースの展開及び展開
    後のフォントデータの転送を要求することによりフォン
    ト管理を行う制御手段を具備してなることを特徴とする
    請求項1、請求項2又は請求項3記載のプリンタ制御回
    路。
  5. 【請求項5】 メインCPU側にフォントリソース、サ
    ブCPU側にフォントリソースのキャッシュを備え、サ
    ブCPUが印刷データをページメモリへ展開する際に、
    フォントリソースのキャッシュに該当するフォントリソ
    ースがキャッシングされていない場合のみメインCPU
    にフォントリソースを要求し、サブCPUにてフォント
    リソースを展開することによりフォント管理を行う制御
    手段を具備してなることを特徴とする請求項1、請求項
    2又は請求項3記載のプリンタ制御回路。
  6. 【請求項6】 メインCPU側にフォントリソース、サ
    ブCPU側に展開後のフォントデータを格納するフォン
    トキャッシュを備え、サブCPUが印刷データをページ
    メモリへ展開する際に、フォントキャッシュに該当のフ
    ォントデータがキャッシングされていない場合のみメイ
    ンCPUにフォントリソースの展開及び展開後のフォン
    トデータの転送を要求することによりフォント管理を行
    う制御手段を具備してなることを特徴とする請求項1、
    請求項2又は請求項3記載のプリンタ制御回路。
  7. 【請求項7】 メインCPU側にフォントリソース、サ
    ブCPU側にフォントリソースのキャッシュ及び展開後
    のフォントデータを格納するフォントキャッシュを備
    え、サブCPUが印刷データをページメモリへ展開する
    際に、フォントキャッシュに該当のフォントデータがキ
    ャッシングされていない場合のみフォントリソースのキ
    ャッシュからフォントリソースをフォントキャッシュに
    展開し、またフォントキャッシュに該当のフォントデー
    タがキャッシングされておらず、かつフォントリソース
    のキャッシュに該当のフォントリソースがキャッシング
    されていない場合のみメインCPUにフォントリソース
    の転送を要求することによりフォント管理を行う制御手
    段を具備してなることを特徴とする請求項1、請求項2
    又は請求項3記載のプリンタ制御回路。
  8. 【請求項8】 メインCPU側にフォントリソース及び
    展開後のフォントデータを格納するフォントキャッシュ
    を備え、サブCPUが印刷データをページメモリへ展開
    する際に、サブCPUから要求されたフォントデータが
    フォントキャッシュにキャッシングされている場合には
    このデータをサブCPUに転送し、フォントキャッシュ
    にキャッシングされていない場合にはフォントリソース
    をフォントキャッシュに展開し、この展開されたフォン
    トデータをサブCPUに転送することによりフォント管
    理を行う制御手段を具備してなることを特徴とする請求
    項1、請求項2又は請求項3記載のプリンタ制御回路。
  9. 【請求項9】 メインCPU側にフォントリソース及び
    展開後のフォントデータを格納する第1のフォントキャ
    ッシュ、サブCPU側に展開後のフォントデータを格納
    する第2のフォントキャッシュを備え、サブCPUが印
    刷データをページメモリへ展開する際に、第2のフォン
    トキャッシュに該当のフォントデータがキャッシングさ
    れていない場合のみメインCPUに展開後のフォントデ
    ータの転送を要求し、メインCPU側にてサブCPUか
    ら要求された展開後のフォントデータが第1のフォント
    キャッシュにキャッシングされている場合にはこのデー
    タをサブCPUに転送し、第1のフォントキャッシュに
    該当のフォントデータがキャッシングされていない場合
    はフォントリソースをフォントキャッシュに展開し、こ
    の展開されたフォントデータをサブCPUに転送するこ
    とによりフォント管理を行う制御手段を具備してなるこ
    とを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3記載の
    プリンタ制御回路。
  10. 【請求項10】 サブCPU側にフォントリソースのコ
    ピーを備えることによりフォント管理を行うことを特徴
    とする請求項1、請求項2又は請求項3記載のプリンタ
    制御回路。
  11. 【請求項11】 メインCPU−サブCPU間のフォン
    トリソース又は展開されたフォントデータの転送を専用
    信号線により行うことを特徴とする請求項1、請求項
    2、請求項3、請求項4、請求項5、請求項6、請求項
    7、請求項8、請求項9又は請求項10記載のプリンタ
    制御回路。
  12. 【請求項12】 メインCPU側に持つフォントリソー
    スの更新が行われた際に、その旨を各サブCPUに通知
    する手段と、 通知を受けたサブCPUにて処理中の印刷データが更新
    前のフォントリソース又はフォントデータを使用すべき
    か更新後のフォントリソース又はフォントデータを使用
    すべきかを認識し、該当するフォントリソース又はフォ
    ントデータをメインCPUに要求する場合に更新前後の
    判断可能なコードを付加して要求する手段と、 メインCPUにてこの付加コードに基づいたフォントリ
    ソース又はフォントデータをサブCPUに転送する手段
    とを具備してなることを特徴とする請求項1、請求項
    2、請求項3、請求項4、請求項5、請求項6、請求項
    7、請求項8、請求項9又は請求項10記載のプリンタ
    制御回路。
  13. 【請求項13】 メインCPU側にユーザ定義マクロを
    備え、サブCPUに対してはすべて展開後のコマンドデ
    ータを転送することによりユーザ定義マクロの管理を行
    う制御手段を具備してなることを特徴とする請求項1、
    請求項2又は請求項3記載のプリンタ制御回路。
  14. 【請求項14】 メインCPU側にユーザ定義マクロを
    備え、サブCPUが印刷データをページメモリへ展開す
    る際に、メインCPUに全てのユーザ定義マクロの転送
    を要求することによりユーザ定義マクロの管理を行う制
    御手段を具備してなることを特徴とする請求項1、請求
    項2又は請求項3記載のプリンタ制御回路。
  15. 【請求項15】 メインCPU側にユーザ定義マクロを
    備え、サブCPUが印刷データをページメモリへ展開す
    る際に、メインCPUに参照するユーザ定義マクロの転
    送を参照の都度要求することによりユーザ定義マクロ管
    理を行う制御手段とを具備してなることを特徴とする請
    求項1、請求項2又は請求項3記載のプリンタ制御回
    路。
  16. 【請求項16】 メインCPU側にユーザ定義マクロ、
    サブCPU側にユーザ定義マクロのキャッシュを備え、
    サブCPUが印刷データをページメモリへ展開する際
    に、ユーザ定義マクロのキャッシュに該当のユーザ定義
    マクロがキャッシングされていない場合のみメインCP
    Uにユーザ定義マクロの転送を要求することによりユー
    ザ定義マクロの管理を行う制御手段とを具備してなるこ
    とを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3記載の
    プリンタ制御回路。
  17. 【請求項17】 メインCPU−サブCPU間のユーザ
    定義マクロ又は展開後のコマンドデータの転送を専用信
    号線により行うことを特徴とする請求項1、請求項2、
    請求項3、請求項13、請求項14、請求項15又は請
    求項16記載のプリンタ制御回路。
  18. 【請求項18】 メインCPU側に持つユーザ定義マク
    ロの更新が行われた際に、その旨を各サブCPUに通知
    する手段と、 通知を受けたサブCPUにて処理中の印刷データが更新
    前のユーザ定義マクロを使用すべきか更新後のユーザ定
    義マクロを使用すべきかを認識し、該当するユーザ定義
    マクロをメインCPUに要求する場合に更新前後の判断
    可能なコードを付加して要求する手段と、 メインCPUにてこの付加コードに基づいたユーザ定義
    マクロをサブCPUに転送する手段とを具備してなるこ
    とを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3、請求項
    15又は請求項16記載のプリンタ制御回路。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007196468A (ja) * 2006-01-25 2007-08-09 Kyocera Mita Corp 画像形成装置及び制御プログラム
JP2008015605A (ja) * 2006-07-03 2008-01-24 Fuji Xerox Co Ltd 画像データ生成装置および画像形成装置
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