JPH07171982A - サーマルヘッド - Google Patents

サーマルヘッド

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JPH07171982A
JPH07171982A JP34449293A JP34449293A JPH07171982A JP H07171982 A JPH07171982 A JP H07171982A JP 34449293 A JP34449293 A JP 34449293A JP 34449293 A JP34449293 A JP 34449293A JP H07171982 A JPH07171982 A JP H07171982A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
common electrode
thermal head
resistors
electrode
heating resistor
Prior art date
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Pending
Application number
JP34449293A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiro Suzuki
一広 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP34449293A priority Critical patent/JPH07171982A/ja
Publication of JPH07171982A publication Critical patent/JPH07171982A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 サーマルヘッドにおいて、簡単、安価かつ小
型化が可能な構造で低抵抗の共通電極を得ることを目的
とする。 【構成】 絶縁基板1上に配列された複数の発熱抵抗体
3と、複数の発熱抵抗体3の一端が共通に接続される共
通電極と、各発熱抵抗体3の一端にそれぞれ接続された
個別電極4と、を有するサーマルヘッドにおいて、前記
絶縁基板1に発熱抵抗体3の配列方向に沿った溝部9を
形成するとともに、前記共通電極は、各発熱抵抗体に接
続され一端が前記溝部内に位置する薄膜電極8と、前記
溝部9に嵌合装着された金属薄板10とから成る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はサーマルヘッドに係り、
特に、発熱抵抗体に接続される共通電極の低抵抗化を図
りつつヘッド本体の小型化が図れる構造に関する。
【0002】
【従来の技術】サーマルヘッドは、図7に示すように、
絶縁基板71上に図の表裏方向に配列された複数の発熱
抵抗体72と、複数の発熱抵抗体72の一端が共通に接
続される共通電極73と、各発熱抵抗体72の一端にそ
れぞれ接続された個別電極74とを有し、各個別電極7
4が選択されることにより発熱抵抗体72を選択的に発
熱させ、プラテンローラ75により搬送される記録紙7
6の感熱記録材に、前記発熱抵抗体72の熱が耐磨耗膜
77を介して伝わることにより印字(記録)を行なうも
のである。
【0003】従って、各発熱抵抗体72による記録を均
一化するため、各発熱抵抗体72には、共通電極74よ
り一定電圧が印加される必要があるが、共通電極74は
各発熱抵抗体72に接続するように形成されるので発熱
抵抗体72の配列方向(図の表裏方向)に長尺状とな
る。その結果、共通電極74の電圧降下が大きいと、電
圧印加部とこの電圧印加部からの最端部とで電位差が生
じ、発熱抵抗体72への印加電圧に差が生じるという現
象が発生する。そこで、従来、共通電極74の電圧降下
を小さくするため、Au(金)やAg(銀)等の低抵抗
材料を使用した厚膜ペーストで共通電極を作成したり、
共通電極を電気メッキして共通電極の膜厚を厚くするこ
とが行なわれていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】サーマルヘッドにおい
ては、近年、印字の高速化・高密度化・高精彩化の要求
から、共通電極における更なる低抵抗化が必要となって
きたが、上記従来例の対策を施した場合、サーマルヘッ
ドの単価費用が上昇するという問題点があった。また、
共通電極として低抵抗である導電板78(図7で点線で
示す)を絶縁基板71に貼る構造も提案されている(特
開平3−90365号公報参照)。しかしながら、記録
紙76を搬送するプラテンロール75と導電板78とが
接触しないようにするためには、導電板78を発熱抵抗
体72から離して配置しなければならず、ヘッド幅サイ
ズが大型化するという問題点があった。
【0005】本発明は上記実情に鑑みてなされたもので
あり、簡単な構造で安価かつ小型化が可能な構造で低抵
抗の共通電極を有することができるサーマルヘッドを提
供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、絶縁基板上に配列された複数の発熱抵抗体
と、複数の発熱抵抗体の一端が共通に接続される共通電
極と、各発熱抵抗体の一端にそれぞれ接続された個別電
極と、を有するサーマルヘッドにおいて、次の構成を特
徴としている。前記絶縁基板に発熱抵抗体の配列方向に
沿った溝部を形成する。前記共通電極は、各発熱抵抗体
に接続され一端が前記溝部内に位置する薄膜電極と、前
記溝部に嵌合装着された金属薄板と、から成る。
【0007】
【作用】本発明によれば、金属薄板と薄膜電極とにより
各発熱抵抗体を接続する共通電極としたので、板厚を有
する金属薄板の使用により単位長さ当りの抵抗値を低く
でき、共通電極の低抵抗化を図ることができる。また、
絶縁基板に溝部を形成し、この溝部に金属薄板を嵌合配
置したので、金属薄膜の上面を低く抑えることができ、
金属薄板を使用することによるサーマルヘッドの大型化
を防止する。
【0008】
【実施例】以下、図1ないし図4に基づいて本発明の実
施例について詳細に説明する。図2は、実施例に係るサ
ーマルヘッドの全体構成を示す概略平面図、図1は、そ
の特徴部分の概略断面図である。絶縁基板としてのアル
ミナ基板1上に、図1の裏面方向に長尺状となる部分ブ
レーズ2が形成されている。部分ブレーズ2上には、複
数の発熱抵抗体3が離散的に配列されている。各発熱抵
抗体3の一端側は、金属薄膜で形成される個別電極4に
それぞれ接続され、各個別電極4は基板端部に配列され
た駆動用IC5のパッドにボンディングワイヤ6を介し
てそれぞれ接続されている。各発熱抵抗体3の他端側
は、金属薄膜で形成される引き出し電極7にそれぞれ接
続され、この引き出し電極7は各発熱抵抗体3に共通す
る薄膜共通電極8に接続されている。
【0009】また、アルミナ基板1の反駆動用IC5側
には、発熱抵抗体3の配列方向に沿うように、溝部9が
形成されている。そして、前記薄膜共通電極8は、図3
に示すように、溝部9の底部においても成膜されてい
る。そして、溝部9には、幅1mm、厚さ0.05mmの銅
板10が導電性接着剤11により前記溝部9内に嵌合装
着されている。従って、導電性接着剤11を介して銅板
10と薄膜共通電極8とが電気的に接続され、各発熱抵
抗体3に対する共通電極となる。上記した大きさの銅板
10を使用することにより、共通電極において、単位長
さ当り50mΩのインピーダンスを達成することができ
る。発熱抵抗体3及び個別電極4及び引き出し電極7
は、オーバーグレーズ12で被覆され、銅板10は絶縁
シール13で被覆されている。尚、アルミナ基板1はシ
ンクヒート14上に配置されている。
【0010】次に、上記サーマルヘッドの製造方法につ
いて説明する。アルミナ基板1上に、部分グレーズ2と
駆動用IC5の接続用のボンディング下となるアンダー
グレーズ2′とを、ピッチLを20mmとして3列に形成
する(図4)。3ヘッド分に相当するアルミナ基板1を
ダイザー31の基板ステージ32に配置する。ダイザー
31には、幅1.2mmのダイヤモンドブレード34が2
0mmピッチで配置され、アルミナ基板1における共通電
極形成位置(発熱抵抗体位置より1.5mm離れた位置)
に溝部(図1における溝部9)を形成するようになって
いる。前記ダイヤモンドブレード34のアルミナ基板1
の基板面からの押し込み深さは0.06mmとし、ダイヤ
モンドブレード34の送りスピードは100mm/mimと
した。これにより、1ヘッド当りの溝入れ機械工程に要
する時間は、A4サイズのヘッドで1分以内とすること
ができる。
【0011】次に、溝部9を形成したアルミナ基板1上
に、レジネート金を印刷燃成し、フォトリソエッチング
法によるパターニングで個別電極4,引き出し電極7及
び薄膜共通電極8を形成する。薄膜共通電極8は溝部9
の底部においても成膜されるようにする。各個別電極4
と各引き出し電極7を跨ぐように、ヒルテニウム系の厚
膜から成る発熱抵抗体3を離散的に形成する。続いて、
耐磨耗用のオーバーグレーズ12を形成する。ここで、
オーバーグレーズ12は、溝部9内の薄膜共通電極8を
覆わないようにし、溝部9の薄膜共通電極8が露出する
ようにする。
【0012】次に、露出している薄膜共通電極8上に導
電性の銀エポキシの導電性接着剤11を印刷し、その上
に幅1mm,厚さ0.05mmの銅板10を圧接させて溝部
9内に嵌合配置するようにし、ベークを施して前記接着
剤を硬化させ、薄膜共通電極8と銅板10とを電気的に
接続させる。最後に封止用の絶縁シール13を銅板10
及びその周辺に塗布して保護膜とする。
【0013】上記実施例によれば、銅板10の使用によ
り共通電極の断面積が大きく取れるので、単位長さ当り
の抵抗値を低くでき、引き出し電極7,薄膜共通電極8
及び銅板10から構成される共通電極の低抵抗化を図る
ことができる。すなわち、銀(Ag)膜で共通電極を形
成する場合、単位長さ当り50mΩのインピーダンスを
達成するためには、膜幅を6mmとし、厚膜Agペースト
を3層印刷する必要があった。これに対して上記実施例
によれば、板厚を0.05mmとすることにより共通電極
幅を1mmとすることができるので、銀(Ag)膜に比較
して基板サイズを5mm狭くすることができ、プロセスも
簡略化できるため、コスト的に大きな利点がある。
【0014】また、溝部9を形成して銅板10を嵌合装
着しているので、銅板10の上面がアルミナ基板1より
突出することを防ぐことができる。その結果、発熱抵抗
体3に比較的近い位置に銅板10を配置させることがで
き、銅板10を使用したにもかかわらずサーマルヘッド
の大きさを小さくすることができる。
【0015】図5は本発明の他の実施例を示すもので、
図と同一構成をとる部分については同一符号を付してい
る。図1と異なる構造を説明すると、図5においては、
溝部9の反発熱抵抗体3側の側壁を無くし、この部分に
嵌合装着される銅板の形状を、2箇所の折曲部21,2
2が形成された折曲板20としている。すなわち、図5
に示すように、折曲板20は、溝部9,アルミナ基板1
の側面及び裏面の一部を覆うように配置されている。ま
た、折曲板20及びその周囲を覆うように絶縁シール1
3がアルミナ基板1の裏面側まで塗布されている。
【0016】上記構造により、折曲板20の断面積を広
く確保できるので、共通電極の抵抗値を更に低くするこ
とができる。また、発熱抵抗体3をアルミナ基板1のエ
ッジに近づけることができるので、例えば、転写印字に
おけるインクベナーフィルムの剥離を早くしたい場合等
に有効な構造とすることができる。
【0017】また、上記実施例においては、図3に示す
ように、溝部9の底部に薄膜共通電極8が成膜されるよ
うな構造としたが、溝部9の底部には、図6に示すよう
に、引き出し電極7のみが形成され、溝部9に嵌合配置
される銅板10により各引き出し電極7と銅板10とが
電気的に接続して共通電極が形成されるようにしてもよ
い。
【0018】また、上記実施例において銅板の厚さは
0.05mmとしたが、これに限定するものではなく、
0.01〜0.1mmの厚さで仕様に合ったものを適宜選
択することができる。更に、材質に関しては銅に限定さ
れず、導電性が良好な金属である銅,アルミニウム,ニ
ッケル,スズ若しくはこれらを主成分とする合金で形成
した金属薄板を使用してもよい。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るサー
マルヘッドによれば、金属薄板を使用して共通電極とし
たので、共通電極の低抵抗化を図ることができる。ま
た、前記金属薄板は、絶縁基板に形成された溝部に嵌合
配置されるので、金属薄膜の上面を低く抑えることがで
き、金属薄板を使用することによるサーマルヘッドの大
型化を防止する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例に係るサーマルヘッドの特徴
的構成部分を示す概略断面図である。
【図2】 実施例のサーマルヘッドの全体構成を示す概
略平面図である。
【図3】 実施例のサーマルヘッドにおける共通電極部
分の拡大説明図である。
【図4】 実施例のサーマルヘッドの製造方法を説明す
るための装置を示す概略側面図である。
【図5】 本発明の他の実施例に係るサーマルヘッドの
特徴的構成部分を示す概略断面図である。
【図6】 他の実施例のサーマルヘッドにおける共通電
極部分の拡大説明図である。
【図7】 従来のサーマルヘッドの構造を示す概略断面
図である。
【符号の説明】
1…アルミナ基板(絶縁基板)、 2…部分グレーズ、
3…発熱抵抗体、4…個別電極、5…駆動用IC、
7…引き出し電極、 8…薄膜共通電極、9…溝部、
10…銅板(金属薄板)、 11…導電性接着剤、 1
2…オーバーグレーズ、 13…絶縁シール、 20…
折曲板、 21,22…折曲部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁基板上に配列された複数の発熱抵抗
    体と、複数の発熱抵抗体の一端が共通に接続される共通
    電極と、各発熱抵抗体の一端にそれぞれ接続された個別
    電極と、を有するサーマルヘッドにおいて、 前記絶縁基板に発熱抵抗体の配列方向に沿った溝部を形
    成するとともに、 前記共通電極は、各発熱抵抗体に接続され一端が前記溝
    部内に位置する薄膜電極と、前記溝部に嵌合装着された
    金属薄板と、から成ることを特徴とするサーマルヘッ
    ド。
JP34449293A 1993-12-20 1993-12-20 サーマルヘッド Pending JPH07171982A (ja)

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