JPH071710B2 - 集電装置 - Google Patents

集電装置

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JPH071710B2
JPH071710B2 JP35707191A JP35707191A JPH071710B2 JP H071710 B2 JPH071710 B2 JP H071710B2 JP 35707191 A JP35707191 A JP 35707191A JP 35707191 A JP35707191 A JP 35707191A JP H071710 B2 JPH071710 B2 JP H071710B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、集電装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来の集電装置として特開昭59−98
83号公報に示されるものがある。すなわち、この集電
装置は、両面に複数本の環状リングを互いに同心にプリ
ント配線したドーナツ型の複数のリング円板と、これら
の集電リングにそれぞれ対応するように、両面に複数個
のブラシを配置したドーナツ型の複数のホルダ円板と、
を有する。複数のリング円板は、これの内周縁が固定体
の軸部に固定されている。各リング円板間には絶縁筒が
介装されている。複数のホルダ円板は、これの外周縁が
旋回体に固定されている。各ホルダ円板間には絶縁筒が
介装されている。リング円板の外周縁は、旋回体の絶縁
筒によって形成される環状溝によって挟まれて支持され
ている。ホルダ円板の内周縁は固定体の絶縁筒によって
形成される環状溝によって挟まれて支持されている。リ
ング円板は、絶縁材の円板の表面上に導体の集電リング
を同心状にプリント配線した外層円板と、集電リングと
接触端子とを接続するためのパターンをプリントした絶
縁体の内層円板と、から構成されている。ホルダ円板
は、絶縁材の円板の表面にリング円板の集電リングと接
触するようにそれぞれブラシが配置された外層円板と、
ブラシと接続する環状のパターン及びこれらに連なる接
触子をプリントした絶縁材の内層円板と、から構成され
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の集電装置では次のような問題がある。リング円板は
固定体の軸部に絶縁筒と交互に積み重ねられており、ホ
ルダ円板は旋回体に絶縁筒と交互に積み重ねられて取り
付けられているが、これらの使用材質はそれぞれ異なっ
ており、各部材の熱膨張係数に差異があるので、周囲の
温度の変化により、リング円板とホルダ円板との間の間
隔が異なってくる。このため、集電リングとブラシとが
接触しなかったり、接触圧力が強くなり過ぎたりする。
【0004】リング円板及びホルダ円板の大半は絶縁材
でできているため、現在の製造技術では、これらの加工
精度を良くするには限界がある。したがって、リング円
板の集電リングとホルダ円板のブラシとの相対関係を精
度良く保つのは困難である。また、絶縁材は軟質な材質
であるため、振動や衝撃に対して弱く、狂いが生じやす
い。
【0005】リング円板の集電リングは、絶縁材の円板
の表面上に貼り付けられたものであるため、集電リング
とブラシとの平面方向への位置関係に狂いが生じやす
い。また、集電リングに切粉などが容易に付着するた
め、短絡や接触不良を起こしやすい。
【0006】本発明は、これらの課題を解決するための
ものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、集電ディスク
及びブラシディスクを中間円板を有するものとするとと
もに、中間円板とこれらを保持する保持部材との熱膨張
係数を等しくすることにより、上記課題を解決する。す
なわち、本発明の集電装置は、固定体と旋回体との間で
電気信号を伝達する集電装置において、集電側中間円板
と、これの両面に設けられている集電側絶縁部材と、こ
れに互いに同心に設けられている複数の集電リングと、
を有する集電ディスクと、ブラシ側中間円板と、これの
両面又は片面に設けられているブラシ側絶縁部材と、上
記複数の集電リングにそれぞれ対応するようにブラシ側
絶縁部材に設けられる複数のブラシと、を有するブラシ
ディスクと、を有し、一方のディスクは、これの中間円
板が固定体側保持部材に保持されることによって固定体
に固定されており、他方のディスクは、これの中間円板
が旋回体側保持部材に保持されることによって旋回体に
固定されており、ブラシディスクは、ブラシが集電リン
グと接触するように集電ディスクの両面に配置されてお
り、集電ディスク及びブラシディスクの中間円板とこれ
らを保持している保持部材とは熱膨張係数が等しいこと
を特徴とする。また、リングディスクの集電リングは、
絶縁部材に形成されている凹溝の底面に設けることがで
きる。また、中間円板及び保持部材は、金属材とするこ
とができる。
【0008】
【作用】集電ディスク及びブラシディスクの中間円板と
これらを保持している保持部材とは熱膨張係数が等しい
ので、周囲の温度が変化しても、集電ディスクとブラシ
ディスクとの間隔は変化しない。したがって、集電リン
グとブラシとの接触圧力は変動しない。中間円板及び保
持部材を金属材とすることにより、高精度に加工でき
る。これにより、各ディスク間の間隔及び集電リングと
ブラシとの平面方向の位置を高精度に確保することがで
きる。また、衝撃や振動などに対しても強くなるため、
各ディスク間のずれを防止することができる。集電リン
グを凹溝の底面に設けると、凹溝がブラシの案内溝とな
り、ブラシが平面方向に移動することがないので、接触
不良を防止することができる。また、凹溝を橋渡しする
ように切粉が付着することは起こりにくいため、短絡を
防止することができる。
【0009】
【実施例】図1に本発明の集電装置の全体図を示す。集
電装置は、固定体10及び旋回体12から構成されてい
る。固定体10の中心軸の部分には中空の中軸筒14が
設けられている。旋回体12はベアリング16を介して
回転可能に中軸筒14に支持されている。中軸筒14の
外径部には、後述の集電ディスク18とスぺーサ20
(固定体側保持部材)とが、スぺーサ20によって各集
電ディスク18の間隔が均等になるように交互に積み重
ねられてはめ合わされている。最上端及び最下端に配置
されるスぺーサ20は、中軸筒14によって軸方向の移
動を拘束されている。これにより、集電ディスク18
は、平面方向及び軸方向の初期の取付精度を保持したま
まの状態で固定体10に一体に取り付けられる。旋回体
12の内部には、後述のブラシディスク22を固定する
ための円筒状をした案内筒24が、中軸筒14と同心に
旋回体12に一体に設けられている。案内筒24の内径
部には、隣接するブラシディスク22同士の間の間隔及
び後述の片面ブラシディスク26とこれに隣接するブラ
シディスク22との間の間隔が均等になるように、これ
らの間にブラシディスク取付台28(旋回体側保持部
材)が積み重ねられてはめ合わされている。片面ブラシ
ディスク26は、最上段及び最下段に配置されている。
最上端及び最下端に配置されているブラシディスク取付
台28は、旋回体12によって軸方向の移動を拘束され
ている。これにより、ブラシディスク22及び片面ブラ
シディスク26は、平面方向及び軸方向の初期の取付精
度を保持したままの状態で旋回体12に一体に取り付け
られる。ブラシディスク22及び片面ブラシディスク2
6の内径は、旋回に支障のないようにスぺーサ20の外
径よりも大きく設定されている。片面ブラシディスク2
6は、形状的にはブラシディスク22の約半分の厚さと
なっており、一方の面にブラシが設けられていない点を
除いて、機能的にはブラシディスク22と全く同じもの
である。集電ディスク18、ブラシディスク22、及び
片面ブラシディスク26の配置は、最上段及び最下段に
片面ブラシディスク26が配置され、これらの片面ブラ
シディスク26に隣接して集電ディスク18がそれぞれ
配置される。これらの最上段及び最下段の集電ディスク
18の間に、ブラシディスク22及び集電ディスク18
が交互に隣接するように配置される。集電ディスク1
8、ブラシディスク22、及び片面ブラシディスク26
は、これらの間にスぺーサ20及びブラシディスク取付
台28が積み重ねられることによって、所定間隔があけ
られて、それぞれ固定体10及び旋回体12に取り付け
られる。固定体10及び旋回体12の外郭には、それぞ
れケーブルを接続するための接続プラグ座30及び32
が設けられている。
【0010】図2に集電ディスク18の正面図を、図3
に集電ディスク18の断面図を、それぞれ示す。集電デ
ィスク18は、アルミニウム製の中間円板34(集電側
中間円板)の両面に一対の円板36(集電側絶縁部材)
が一体に取り付けられたものである。集電ディスク18
の中心部には、スぺーサ20を挿入するための略方形の
中心孔38が形成されている。集電ディスク18の内周
部には、90度の間隔をあけて4か所に突起40が形成
されている。突起40は、集電ディスク18をスぺーサ
20に固定させるためのものである。突起40の先端に
は、中軸筒14の外周面の形状に沿った形状をした内径
部42が形成されている。後述するすきまA及び集電デ
ィスク18の平面方向位置をより正確にするために、突
起40の厚さ及び内径部42の寸法は精度を良くしてあ
る。円板36は絶縁材でできたものであり、これの表面
には凹溝43が形成されている。凹溝43は複数本が所
定間隔をあけて同心円状に形成されている。凹溝43の
底面に導体の集電リング44a〜44eが埋め込まれて
いる。中心孔38の端部には、集電リング44a〜44
eの数に対応した数の接続子46a〜46eが設けられ
ており、各集電リング44a〜44eと各接続子46a
〜46eとは互いに接続されている。なお、中間円板3
4の両面にそれぞれ設けられている円板36の表面は互
いに同様の構造になっている。集電ディスク18は上記
のような構造になっているため、一対の円板36の上下
方向の電波誘導は、中間円板34によって遮断される。
なお、集電リング44は円板36の表面に形成された凹
溝43の底面に配置されているので、絶縁距離(2つの
集電リング44同士を短絡させるのに必要な最も短い線
の長さ)は円板36の表面に集電リング44を配置した
場合と比較して長くなる。これにより、同じ絶縁距離を
確保した場合、本実施例の場合には集電ディスク18の
外径を小さくすることができる。また、集電ディスク1
8の外径を同一とした場合には、凹溝43を設けたもの
は、平たん面に集電リングを設けたものよりも回路数を
多くすることができる。
【0011】図4にブラシディスク22の正面図を、図
5にブラシディスク22の断面図を、それぞれ示す。ブ
ラシディスク22は、アルミニウム製の中間円板48
(ブラシ側中間円板)の両面に一対のブラシ円板50
(ブラシ側絶縁部材)が一体に取り付けられたものであ
る。ブラシディスク22の中心部には、挿入したスぺー
サ20とブラシディスク22の内径端部との間に少しの
すきまが生じるような中心孔52が形成されている。ブ
ラシディスク22の外周端部には、90度の間隔をあけ
て4か所に突起54が設けられている。突起54は、集
電ディスク18をブラシディスク取付台28に保持させ
るためのものである。突起54の先端には、案内筒24
の内周面の形状に沿った形状をした外径部56が形成さ
れている。ブラシディスク22を案内筒24へ組み付け
るとき、後述するすきまA及びブラシディスク22の平
面方向位置をより正確にするために、突起54の厚さ及
び外径部56の寸法は精度を良くしてある。隣接する突
起54の間に接続プラグ座58が設けられている。接続
プラグ座58は180度の間隔をあけて2つ設けられて
いる。ブラシディスク22は絶縁材でできた円板であ
り、円板の表面上には集電ディスク18の集電リング4
4a〜44eに対応する位置にパターン60a〜60e
が設けられている。互いに隣接する2つの集電リング4
4にそれぞれ対応する2つのパターン60は、対向する
接続プラグ座58の中心を通る直線を挟んでそれぞれ反
対側の面に設けられる。ブラシ62a〜62jは、集電
リング44a〜44eに接触するように、1つのパター
ン60a〜60eにつき2個づつ所定位置に設けられ
る。ブラシ62は最良の接触圧が保たれるようにバネ材
に金メッキを施したものが用いられており、パターン6
0上にハンダ付けによって取り付けられている。各パタ
ーン60a〜60eは接続プラグ座58の各接触子64
a〜64eにそれぞれ接続されている。なお、中間円板
48の両面にそれぞれ設けられているブラシディスク2
2の表面は互いに同様の構造になっている。ブラシディ
スク22は上記のような構造になっているため、一対の
ブラシ円板50の上下方向に対する電波誘導は、中間円
板48によって遮断される。
【0012】図6に図1の6−6断面図を示す。スぺー
サ20の内径部には、90度の間隔を開けて4か所に突
起66が設けられている。集電ディスク18は、これの
突起40が突起66と交互にはめ合わされているととも
に、集電ディスク18の内径部42が中軸筒14の外周
面にはめ合わされて、集電ディスク18の平面方向の位
置が決められている。また、集電ディスク18の突起4
0の上端面は上方のスぺーサ20の下端面と、突起40
の下端面は下方のスぺーサ20の上端面と、それぞれ接
触している。スぺーサ20の軸方向の移動は固定体10
によって拘束されている。これにより、集電ディスク1
8の軸方向の位置が決められている。集電ディスク18
は、このように各方向の位置が決められて図1に示され
る状態に取り付けられる。
【0013】図7に図1の7−7断面図を示す。ブラシ
ディスク取付台28の内径部には、90度の間隔をあけ
て4か所に突起68が設けられている。ブラシディスク
22は、これの突起54が突起68と交互にはめ合わさ
れているとともに、ブラシディスク22の外径部56が
案内筒24の内径面にはめ合わされて、ブラシディスク
22の平面方向の位置が決められている。また、ブラシ
ディスク22の突起54の上端面は上方のブラシディス
ク取付台28の下端面と、突起54の下端面は下方のブ
ラシディスク取付台28の上端面と、それぞれ接触して
いる。ブラシディスク取付台28の軸方向の移動は案内
筒24によって拘束されている。これにより、ブラシデ
ィスク22の軸方向の位置が決められている。ブラシデ
ィスク22は、このように各方向の位置が決められて図
1に示される状態に取り付けられる。
【0014】集電ディスク18の突起40及びブラシデ
ィスク22の突起54の厚みの寸法精度と内径部42及
び外径部56の寸法精度とを良くし、またスぺーサ20
及びブラシディスク取付台28の軸方向の寸法精度と、
中軸筒14の内径面及び案内筒24の外径面の寸法精度
と、を良くしておけば、図1及び図8に示されるよう
に、集電ディスク18及びブラシディスク22の軸方向
の相対的なすきまAは、どこの位置においても一定であ
る。このため、集電リング44とブラシ62との軸方向
の接触圧を一定に保つことができる。また、集電リング
44とブラシ62との径方向の相対位置も一致させるこ
とができる。
【0015】次に配線について説明する。図1及び図7
に示されるように、集電ディスク18には、接続プラグ
座30に接続されているリード線72が、中軸筒14の
一部に設けられているリード線引通穴70を経て、ハン
ダ付けで取り付けられている。ブラシディスク22に
は、接続プラグ座32に接続されているリード線76
が、案内筒24の一部に設けられているリード線引通穴
74を経て、ブラシディスク22の接続プラグ座58に
接続されている。
【0016】なお、固定体10、旋回体12、中軸筒1
4、案内筒24、スぺーサ20、ブラシディスク取付台
28は、熱膨張係数が異ならないように、中間円板34
及び中間円板48と同一のアルミニウム材が使用されて
いる。また、上記実施例では、集電ディスク18を固定
体10に、ブラシディスク22を旋回体12に取り付け
ているが、これらを逆にしてもよい。
【0017】次に実施例の動作について説明する。旋回
体12がベアリング16を介して固定体10に対して相
対的に回転すると、ブラシディスク22は、リード線7
6及び接続プラグ座32と共に旋回体12と一体に回転
する。一方、集電ディスク18は、リード線72及び接
続プラグ座30と共に固定体10と一体に静止した状態
が保たれる。このとき、集電ディスク18及びブラシデ
ィスク22と、これらを取り付けているすべての部材の
熱膨張係数が同じであるため、温度が変化したとしても
旋回体12が回転したときにブラシディスク22が上下
に振らつくことはない。これにより、すきまAはどの場
所においても等間隔に保持されているため、ブラシディ
スク22はスムーズに回転する。これにより、集電リン
グ44とブラシ62とは最適な接触圧で接触することに
なる。また、この接触圧は集電ディスク18及びブラシ
ディスク22の上下面にそれぞれ逆方向の圧力として加
わるので、それぞれに加わる圧力は相対的にゼロとな
る。これにより、ブラシ62に加わる抵抗値は変動しな
い。ブラシディスク22のブラシ62が、集電ディスク
18の凹溝43の底面に設けられている集電リング44
に接触するようになっているため、ブラシ62の平面方
向の位置のずれが凹溝43によって拘束されている。こ
れにより、集電ディスク18とブラシディスク22との
平面方向の位置を更に高精度に保つことができる。以上
説明したように、旋回体12が回転しても、ブラシディ
スク22は上下左右に振動、動揺することなくスムーズ
に回転し、一方、集電ディスク18は固定体10に固定
されたままであるので、振動、動揺することはない。こ
れにより、ブラシ62が集電リング44上を移動するこ
とによって、両者は電気的に接触抵抗が変動することな
く常時通電状態となる。したがって、電気信号は、固定
体10の接続プラグ座30、リード線72、接続子4
6、集電リング44、ブラシ62、パターン60、接触
子64、接続プラグ座58、リード線76、旋回体12
の接続プラグ座32の順に伝達される。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、集電ディスク及びブラ
シディスクの中間円板とこれらを保持している保持部材
とは熱膨張係数が等しいので、周囲の温度が変化して
も、集電ディスクとブラシディスクとの間隔は変化しな
い。したがって、集電リングとブラシとの接触圧力は常
に一定であり、変動することはないため、安定した通電
状態となる。各中間円板、スぺーサ及びブラシディスク
取付台は、金属材とすることにより、高精度に加工する
ことができる。これにより、各ディスク間の間隔及び集
電リングとブラシとの平面方向の位置を高精度に確保す
ることができる。また、衝撃や振動などに対しても強く
なるため、各ディスク間の位置のずれを防止することが
できる。集電リングを凹溝の底面に設けると、凹溝がブ
ラシの案内溝となり、ブラシが平面方向に移動すること
がないので、集電リングとブラシとの平面方向の位置は
更に高精度に保つことができ、接触不良を防止すること
ができる。また、凹溝を橋渡しするように切粉が付着す
ることは起こりにくいため、短絡を防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の集電装置の全体図である。
【図2】集電ディスクの正面図である。
【図3】集電ディスクの断面図である。
【図4】ブラシディスクの正面図である。
【図5】ブラシディスクの断面図である。
【図6】図1の6−6断面図である。
【図7】図1の7−7断面図である。
【図8】集電リングとブラシの組み合わせ状態の拡大図
である。
【符号の説明】
10 固定体 12 旋回体 18 集電ディスク 20 スぺーサ(固定体側保持部材) 22 ブラシディスク 28 ブラシディスク取付台(旋回体側保持部材) 34 中間円板(集電側中間円板) 36 円板(集電側絶縁部材) 43 凹溝 44 集電リング 48 中間円板(ブラシ側中間円板) 50 ブラシ円板(ブラシ側絶縁部材) 62 ブラシ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定体(10)と旋回体(12)との間
    で電気信号を伝達する集電装置において、 集電側中間円板(34)と、これの両面に設けられてい
    る集電側絶縁部材(36)と、これに互いに同心に設け
    られている複数の集電リング(44)と、を有する集電
    ディスク(18)と、 ブラシ側中間円板(48)と、これの両面又は片面に設
    けられているブラシ側絶縁部材(50)と、上記複数の
    集電リング(44)にそれぞれ対応するようにブラシ側
    絶縁部材(50)に設けられる複数のブラシ(62)
    と、を有するブラシディスク(22)と、を有し、 一方のディスク(18又は22)は、これの中間円板
    (34又は48)が固定体側保持部材(20又は28)
    に保持されることによって固定体(10)に固定されて
    おり、他方のディスク(22又は18)は、これの中間
    円板(48又は34)が旋回体側保持部材(28又は2
    0)に保持されることによって旋回体(12)に固定さ
    れており、 ブラシディスク(22)は、ブラシ(62)が集電リン
    グ(44)と接触するように集電ディスク(18)の両
    面に配置されており、 集電ディスク(18)及びブラシディスク(22)の中
    間円板(34、48)とこれらを保持している保持部材
    (20、28)とは熱膨張係数が等しいことを特徴とす
    る集電装置。
  2. 【請求項2】 集電ディスク(18)の集電リング(4
    4)は、絶縁部材(36)に形成されている凹溝(4
    3)の底面に設けられている請求項1記載の集電装置。
  3. 【請求項3】 中間円板(34、48)及び保持部材
    (20、28)は、金属材が使用されている請求項1又
    は2記載の集電装置。
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