JPH07170458A - 内部増幅型固体撮像装置 - Google Patents

内部増幅型固体撮像装置

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JPH07170458A
JPH07170458A JP5313785A JP31378593A JPH07170458A JP H07170458 A JPH07170458 A JP H07170458A JP 5313785 A JP5313785 A JP 5313785A JP 31378593 A JP31378593 A JP 31378593A JP H07170458 A JPH07170458 A JP H07170458A
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JP
Japan
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mos transistor
pixel
mos
peripheral circuit
region
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JP5313785A
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Kazuya Yonemoto
和也 米本
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 内部増幅型固体撮像装置において、ショート
チャネル効果を抑えて画素MOSトランジスタの縮小化
を可能にし、周辺回路におけるMOSキャパシタの容量
を大きくとれることを可能にする。 【構成】 画素MOSトランジスタ31のゲート絶縁膜
76の膜厚t1 を周辺回路内のMOSトランジスタ90
のゲート絶縁膜83の膜厚t2 より小となし、さらに、
周辺回路のMOSキャパシタ96の誘電体膜92及び多
結晶シリコンによる他方の電極93を、夫々画素MOS
トランジスタ31のゲート絶縁膜76及びゲート電極7
7と同一材質、同一膜厚(t1 =t3 ,d1 =d3 )で
形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内部増幅型固体撮像装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、WAM型と呼ばれる内部増幅型固
体撮像素子が開発されている。このWAM型とは、Well
Control Amplified MOS imager の略称である。従来の
内部増幅型固体撮像素子では、光電変換により得られた
ホール(信号電荷)をNチャネルMOSトランジスタ
(画素MOSトランジスタ)のP型ウエル領域に蓄積し
ておき、このP型ウエル領域における電位変動(すなわ
ち、バックゲートの電位変化)に基づくチャネル電流の
変化を画素信号として出力するようにしている。尚、こ
のような増幅型固体撮像素子の詳細な形成については、
後述の実施例と同じ部分もあるので、後で説明する。
【0003】上述の内部増幅型固体撮像装置では、例え
ば単位画素を垂直走査回路により垂直選択線を通じて選
択し、単位画素と信号線の端に接続した負荷MOSトラ
ンジスタとで構成されたソースフォロワ回路から画素信
号を得、サンプルホールド回路で水平走査線1本分の画
素信号をメモリーし、水平走査回路に接続したスイッチ
ング用MOSトランジスタを順次オンすることで各画素
の信号を出力する。この動作を選択する垂直選択線を変
えながら、水平走査線毎に行うことで固体撮像装置の信
号出力を得る。
【0004】図5は、内部増幅型固体撮像装置の画素M
OSトランジスタ1と、サンプルホールド回路等の周辺
回路内のMOSトランジスタ2及びMOS型のキャパシ
タ(以下、MOSキャパシタと記す)3の断面構造を示
す参考例である。
【0005】図5では、第1導電型例えばP型のシリコ
ン半導体基板4の撮像領域Aに第2導電型即ちN型のウ
エル領域5及びホール(信号電荷)を蓄積するP型領域
6を形成し、このP型領域6上にSiO2 等によるゲー
ト絶縁膜7を介して光を透過しうる薄膜多結晶シリコン
からなるリング状ゲート電極8を形成し、このリング状
ゲート電極8の中心孔及び外周に対応する領域に夫々ゲ
ート電極8をマスクとするイオン注入により夫々N型の
ソース領域9及びドレイン領域10を形成し、ソース領
域9にAl信号線11を接続し、ドレイン領域10にA
l電源線12を接続して画素MOSトランジスタ1が構
成される。
【0006】また、基板4の周辺回路領域Bには、P型
ウエル領域14を形成し、このP型ウエル領域14の選
択酸化によるフィールド絶縁層15で分離された1の素
子形成領域に、SiO2 等によるゲート絶縁膜16を介
して多結晶シリコンからなるゲート電極17を形成し、
さらにN型のソース領域18及びドレイン領域19を形
成して、周辺回路を構成するMOSトランジスタ2が構
成される。20及び21は夫々Alのソース電極及びド
レイン電極である。
【0007】周辺回路領域Bの他の素子形成領域では一
方の電極となるN型拡散領域23を形成し、この上にS
iO2 等による誘電体膜24を介して多結晶シリコンに
よる他方の電極25を形成し、N型拡散領域23及び多
結晶シリコンによる電極25に夫々Al取出し電極2
6,27を形成してMOSキャパシタ3が構成される。
28はフィールド絶縁層15の直下に形成したチャネル
ストップ用のP型領域である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、画素MOS
トランジスタ1のゲート絶縁膜7およびゲート電極8
と、周辺回路内のMOSトランジスタ2の絶縁膜16及
びゲート電極17と、MOSキャパシタの誘電体膜24
は、夫々最適な特性が得られるように別々に形成され
る。この場合、一般的に画素MOSトランジスタ1のゲ
ート絶縁膜7とゲート電極8は、周辺回路のそれよりも
薄くすると特性が向上するといわれており、それに従っ
たとき、周辺回路用の厚いゲート絶縁膜で誘電体膜24
を形成したMOSキャパシタ3では、容量を大きくとり
たい場合に、MOSキャパシタの面積が大きくなってし
まう欠点があった。
【0009】一方、特開昭63−260167号公報に
は、画素MOSトランジスタと、周辺回路のMOSトラ
ンジスタとのゲート絶縁膜構造を異ならせ構成が示され
ている。この場合、画素MOSトランジスタの絶縁膜厚
を60〜1000nm、周辺回路のMOSトランジスタ
の絶縁膜厚を10〜40nmとして、画素MOSトラン
ジスタの感度を得るようにしている。
【0010】しかし乍ら、画素MOSトランジスタのサ
イズは現在縮小化の傾向にあり、チャネル長が短くなる
ことによってショートチャネル効果の問題が無視できな
くなりつつある。ショートチャネル効果は、トランジス
タの閾値が不安定となること、画素毎に閾値がばらつき
固定パターンノイズが発生する、といった大きな問題を
引き起こす。
【0011】本発明は、上述の点に鑑み、画素MOSト
ランジスタの縮小化にともなうショートチャネル効果の
抑制を可能に、また、周辺回路のキャパシタ容量を大き
くしてチップサイズの縮小化を可能にした内部増幅型固
体撮像装置を提供するものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明に係る内部増幅型
固体撮像装置は、画素MOSトランジスタ31のゲート
絶縁膜76の膜厚t1 を周辺回路内のMOSトランジス
タ90のゲート絶縁膜83の膜厚t2 より小となるよう
に構成する。
【0013】本発明は、上記内部増幅型固体撮像装置に
おいて、さらに周辺回路内のMOSキャパシタ96の絶
縁膜92を画素MOSトランジスタ31のゲート絶縁膜
76と同一材質、同一膜厚(t3 =t1 )にて構成す
る。
【0014】本発明は、上記内部増幅型固定撮像装置に
おいて、さらに、周辺回路のMOSキャパシタ96の電
極膜93を画素MOSトランジスタ31のゲート電極膜
77と同一材質、同一膜厚(d3 =d1 )にて構成す
る。
【0015】
【作用】第1の発明においては、画素MOSトランジス
タ31のゲート絶縁膜76の膜厚t1 を周辺回路内のM
OSトランジスタ90のゲート絶縁膜83の膜厚t2
り小とすることにより、画素MOSトランジスタ31を
縮小化していっても、ショートチャネル効果を抑制する
ことができる。
【0016】第2の発明においては、さらに周辺回路内
のMOSキャパシタ96の絶縁膜92を画素MOSトラ
ンジスタ31のゲート絶縁膜76と同一材質、同一膜厚
にすることによりMOSキャパシタ96の容量を大きく
することでき、MOSキャパシタ96の面積の縮小化が
可能になる。
【0017】第3の発明においては、周辺回路内のMO
Sキャパシタ96の絶縁膜(いわゆる誘電体膜)92を
画素MOSトランジスタ31のゲート絶縁膜76と同一
材質、同一膜厚とすると共に、さらに、MOSキャパシ
タ96の電極膜93を画素MOSトランジスタ31のゲ
ート電極膜77と同一材質、同一膜厚にすることによ
り、MOSキャパシタ96を画素MOSトランジスタ3
1と同一工程で形成することが可能となり、内部増幅型
固体撮像装置の製造プロセスの簡素化が図れる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。
【0019】まず、増幅型固体撮像素子の回路構成の一
例について図2を参照して説明する。図2において、3
1はMOSトランジスタから形成される単位画素(セ
ル)(以下、画素MOSトランジスタと記す)、32は
この画素MOSトランジスタ31のゲート端子に接続さ
れる垂直選択線である。垂直選択線32はシフトレジス
タ等から構成される垂直走査回路33に入力される。画
素MOSトランジスタ31のソース端子は信号線34に
接続され、ドレイン端子は電極VDDが供給される電源線
35に接続される。36は信号線34に接続された負荷
MOSトランジスタ、37は信号線34に接続された画
素信号をサンプルホールドするサンプルホールド回路で
ある。38はシフトレジスタ等から構成される水平走査
回路である。水平走査回路38は水平MOSスイッチ3
9のゲート端子へ順次走査信号を供給してサンプルホー
ルド回路37の画素信号を水平信号線40を通じて出力
端子41に出力する。
【0020】この構成では、単位画素31を垂直選択線
32を介して垂直走査回路33により選択する一方、単
位画素31と信号線34に接続された負荷MOSトラン
ジスタ36とから構成されるソースフォロワ回路から得
られる信号を、サンプルホールド回路37で水平走査線
1本分の画素信号としてサンプルホールドしておく。そ
して、水平走査回路38から出力される走査信号に応じ
て水平MOSスイッチ39を順次オンさせてサンプルホ
ールドした画素信号を次段へ出力する。
【0021】そして、以上の動作を、選択する選択線3
2を順次変えながら水平走査線毎に行うことで固体撮像
素子全体の画素信号が得られる。ただし、この場合、水
平ブランキング期間中に2回、選択する垂直選択線32
を変えて(偶数、奇数)上述した読み出し動作を行い、
これら読み出し動作で得られた信号をサンプルホールド
回路37で合成することでフィールド読出が行われる。
【0022】図4は、単位画素31の半導体構造を示す
断面図である。この図4において、44はP型シリコン
基板、45はN型ウエル領域、46は光電変換されたホ
ール(信号電荷)47を蓄積するP型ウエル領域であ
る。このP型ウエル領域46の表面にN型のソース領域
48及びドレイン領域49が形成され、両領域48と4
9間のP型ウエル領域46上にゲート絶縁膜50を介し
て例えば多結晶シリコンによるゲート電極51が形成さ
れる。34はソース領域48に接続されたAl信号線、
35はドレイン領域49に接続されたAl電源線であ
る。
【0023】P型ウエル領域46に蓄積されたホール4
7は、上述した読み出し動作時におけるチャネル電流を
制御し、これにより、単位画素31と負荷MOSトラン
ジスタ36とで構成されるソースフォロワ回路における
ソース端子の電位が変化し、この電位変化が画素信号出
力となる。
【0024】図3は増幅型固体撮像素子の他の回路構成
を示す。この例は容量負荷型の増幅型固体撮像素子であ
り、前述の図2と対応する部分には同一符号を付して重
複説明を省略する。この増幅型固体撮像素子において
は、図2の例と違って、信号線34に読み出しMOSス
イッチ61を介して負荷容量62に接続される。
【0025】この増幅型固体撮像素子では、単位画素1
が垂直選択線32を介して垂直回路33により選択さ
れ、一方、動作パリスφS が印加されて動作MOSスイ
ッチ61がオン状態になると、信号電圧が負荷容量32
に保持される。保持された信号電圧は、水平MOSスイ
ッチ39が順次オンすることにより、信号が電荷として
水平信号線60に流れ、流れた信号電荷は図示せざる
も、例えば出力抵抗の電圧降下で信号電圧として出力さ
れる。
【0026】そして、本発明は上述した図2及び図3の
内部増幅型固体撮像装置等に適用して好適ならしめるも
のである。
【0027】次に、図1を参照して本発明に係る内部増
幅型固体撮像装置の一例を説明する。
【0028】本例においては、図1に示すように、第1
導電型例えばP型のシリコン基板71の撮像領域72
に、第2導電型即ちN型のウエル領域74及びホール
(信号電荷)を蓄積するP型領域75を形成し、このP
型領域75上にSiO2 等によるゲート絶縁膜76を介
して光を透過しうる薄膜の多結晶シリコンからなるリン
グ状ゲート電極77を形成し、このリング状ゲート電極
77の中心孔及び外周に対応する領域に夫々ゲート電極
77をマスクとするイオン注入により夫々N型のソース
領域78及びドレイン領域79を形成し、ソース領域7
8にAlの信号線34を接続し、ドレイン領域79にA
lの電源線35を接続して画素MOSトランジスタ31
を構成する。
【0029】また、P型シリコン基板71の周辺回路領
域73には、P型ウエル領域81を形成し、選択酸化に
よるフィールド絶縁層(いわゆる素子分離領域)82で
分離された1の素子形成領域に、SiO2 等によるゲー
ト絶縁膜83を介して多結晶シリコンからなるゲート電
極84を形成し、例えばゲート電極84をマスクにして
イオン注入でN型のソース領域85及びドレイン領域8
6を形成し、このソース領域85及びドレイン領域86
の夫々にAlのソース電極87及びドレイン電極88を
形成して周辺回路用のMOSトランジスタ90を形成す
る。
【0030】他方の素子形成領域では、一方の電極とな
るN型拡散領域91を形成し、この上にSiO2 等によ
る誘電体膜(即ち絶縁膜)92を介して多結晶シリコン
からなる他方の電極93を形成し、N型拡散領域91及
び多結晶シリコンの他方の電極93に夫々Alの取り出
し電極94及び95を形成して、例えば前述のサンプル
ホールド回路、或は負荷容量等の周辺回路内のMOSキ
ャパシタ96を構成する。98はフィールド絶縁層82
直下に形成されたP型チャネルストップ領域である。
【0031】しかして、本例においては、特に、画素M
OSトランジスタ31のゲート絶縁膜76の膜厚t1
周辺回路を構成するMOSトランジスタ90のゲート絶
縁膜83の膜厚t2 よりも小さくする。例えは画素MO
Sトランジスタのゲート絶縁膜の膜厚t1 を15nm、
周辺回路のMOSトランジスタのゲート絶縁膜の膜厚t
2 を40nmとする。
【0032】また、周辺回路を構成するMOSキャパシ
タ96の誘電体膜(即ち絶縁膜)92を画素MOSトラ
ンジスタ31の薄いゲート絶縁膜76と同一材質、同一
膜厚t3 (=t1 )をもって形成し、更に、MOSキャ
パシタ96の多結晶シリコンによる他方の電極93を画
素MOSトランジスタ31のゲート電極77と同一材
質、同一膜厚(d3 =d1 )をもって形成する。周辺回
路内のMOSトランジスタ90の多結晶シリコンからな
るゲート電極84の膜厚d2 は、MOSキャパシタ96
の電極93、画素MOSトランジスタ31のゲート電極
77の膜厚d1 ,d2 より大に形成される(d2
1 ,d2 )。
【0033】次に、本例の製造工程の一例を説明する。
先ず、P型シリコン基板71の撮像領域72にN型ウエ
ル領域74、ホール(信号電荷)を蓄積するP型領域7
5を形成し、周辺回路領域73にP型ウエル領域81、
P型チャネルストップ領域98を形成し、選択酸化によ
るフィールド絶縁層(素子分離領域)82を形成する。
【0034】次に、周辺回路のMOSトランジスタを形
成すべき素子形成領域に所定の膜厚t2 のSiO2 によ
るゲート絶縁膜83を形成し、この上に膜厚d2 の多結
晶シリコンによるゲート電極84を形成する。次にMO
Sキャパシタを形成すべき素子形成領域に一方の電極と
なるN型拡散領域91を形成する。
【0035】次に、同じ工程で、撮像領域72に画素M
OSトランジスタのゲート絶縁膜76を形成すると同時
にMOSキャパシタを形成すべき素子形成領域にキャパ
シタの誘電体膜92を形成する。ゲート絶縁膜76及び
誘電体膜92は同一SiO2膜及び同一膜厚(t1 =t
3 )で形成される。
【0036】次に、同じ工程で、画素MOSトランジス
タのゲート電極77とMOSキャパシタの他方の電極9
3を形成する。ゲート電極77及び他方の電極93は、
同一の多結晶シリコン膜及び同一の膜厚(d1 =d3
で形成される。
【0037】次に、セルファラインにて、周辺回路にお
けるMOSトランジスタのソース領域85及びドレイン
領域86と、画素MOSトランジスタのソース領域78
及びドレイン領域79を同時に形成する。
【0038】しかる後、Alによる各信号線34、電源
線35、取り出し電極94,95、ソース電極87、ド
レイン電極88を夫々形成する。
【0039】なお、周辺回路のMOSトランジスタのゲ
ート絶縁膜83、ゲート電極84、さらにソース領域8
5、ドレイン領域86を形成した後の工程で、MOSキ
ャパシタ及び画素MOSトランジスタ31を形成するこ
ともできる。
【0040】上述の実施例によれば、内部増幅型固体撮
像装置において、その画素MOSトランジスタ31のゲ
ート絶縁膜76の膜厚t1 を周辺回路内のMOSトラン
ジスタ90のゲート絶縁膜83の膜厚t2 より小さくす
ることにより、画素MOSトランジスタ31のサイズを
縮小化していった場合にも、ショートチャネル効果を抑
制することができる。このため、画素MOSトランジス
タ31の閾値が安定し、画素毎の閾値のばらつき、固定
パターンノイズ等の問題が回避される。
【0041】また、サンプルホールド回路、負荷容量等
の周辺回路内のMOSキャパシタ96の誘電体膜(絶縁
膜)92を画素MOSトランジスタ31のゲート絶縁膜
76と同じ材質(SiO2 )、同じ膜厚t3 (=t1
で形成するので、MOSキャパシタ96の容量を大きく
できる。従って、MOSキャパシタ96が大きな面積を
占める周辺回路の占有面積を減らすことができるため、
撮像チップサイズを小さくでき、撮像チップの収率、歩
留りの増加を図り、コスト低減を図ることができる。
【0042】また、MOSキャパシタ96の容量を大き
くとれるため、KTCノイズが減少し、撮像素子のSN
比を向上することができる。
【0043】また、MOSキャパシタ96の誘電体膜9
2と画素MOSトランジスタ31のゲート絶縁膜76を
同一のSiO2 膜及び同一膜厚(t3 =t1 )をもって
同時に形成すると共に、MOSキャパシタ96の電極9
3と画素MOSトランジスタ31のゲート電極77を同
一の多結晶シリコン及び同一膜厚(d3 =d1 )をもっ
て同時に形成するので、製造プロセスの簡素化が図れ
る。
【0044】
【発明の効果】本発明によれば、内部増幅型固体撮像装
置において、ショートチャネル効果を抑制して画素MO
Sトランジスタのサイズを縮小化することができる。
【0045】また、周辺回路内のMOSキャパシタの容
量を大きくとることができる。従って、MOSキャパシ
タが大きな面積を占める周辺回路の面積を減らすことが
できるので、撮像チップサイズを小さくでき、撮像チッ
プの収率、歩留りを向上し、コスト低減を図ることがで
きる。
【0046】MOSキャパシタの容量を大きくとれるの
で、KTCノイズが減少し、撮像装置のSN比を向上で
きる。
【0047】さらに、画素MOSトランジスタとMOS
キャパシタを同一工程で形成できるので、撮像装置の製
造プロセスの簡素化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による内部増幅型固体撮像装置の要部の
断面図である。
【図2】内部増幅型固体撮像装置の構成の一例を示す回
路図である。
【図3】内部増幅型固体撮像装置の構成の他の例を示す
回路図である。
【図4】単位画素の半導体構造を示す断面図である。
【図5】内部増幅型固体撮像装置の参考例を示す要部の
断面図である。
【符号の説明】
31 画素MOSトランジスタ 32 垂直選択線 33 垂直走査回路 34 信号線 35 電源線 36 負荷MOSトランジスタ 37 サンプルホールド回路 38 水平走査回路 83,76 ゲート絶縁膜 84,77 ゲート電極 85,78 ソース領域 86,79 ドレイン領域 90 周辺回路のMOSトランジスタ 91 一方の電極(N型拡散領域) 92 誘電体膜 93 他方の電極(多結晶シリコン) 96 周辺回路のMOSキャパシタ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画素MOSトランジスタのゲート絶縁膜
    の膜厚が周辺回路内のMOSトランジスタのゲート絶縁
    膜の膜厚より小とされたことを特徴とする内部増幅型固
    体撮像装置。
  2. 【請求項2】 上記周辺回路内のMOSキャパシタの絶
    縁膜が上記画素MOSトランジスタのゲート絶縁膜と同
    一材質、同一膜厚にて構成された請求項1に記載の内部
    増幅型固体撮像装置。
  3. 【請求項3】 上記周辺回路内のMOSキャパシタの電
    極膜が上記画素MOSトランジスタのゲート電極膜と同
    一材質、同一膜厚にて構成された請求項2に記載の内部
    増幅型固体撮像装置。
JP5313785A 1993-12-14 1993-12-14 内部増幅型固体撮像装置 Pending JPH07170458A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100454604C (zh) * 2001-08-06 2009-01-21 三星Sdi株式会社 平板显示器及其制造方法
JP2013156653A (ja) * 2008-07-16 2013-08-15 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 発光装置

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