JPH07169429A - 走査透過電子顕微鏡 - Google Patents
走査透過電子顕微鏡Info
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- JPH07169429A JPH07169429A JP5276436A JP27643693A JPH07169429A JP H07169429 A JPH07169429 A JP H07169429A JP 5276436 A JP5276436 A JP 5276436A JP 27643693 A JP27643693 A JP 27643693A JP H07169429 A JPH07169429 A JP H07169429A
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Links
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- 238000010894 electron beam technology Methods 0.000 claims abstract description 24
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- 239000000523 sample Substances 0.000 description 44
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- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 9
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】試料と対物レンズとの間隙に制約があっても、
他の検出器と併用して透過電子像が観察でき、しかも、
明視野像と暗視野像のどちらでも目的に応じて容易に観
察することのできる手段を提供すること。 【構成】走査形電子顕微鏡において、試料9と透過電子
検出器23との間に、明視野像コントラストを与える絞
りと、暗視野像コントラスト与える絞りを、共通の絞り
台25上に保持した手段を設け、光軸上から出し入れす
ることにより、所望の透過電子像を得ることができるよ
う構成する。また、前記明視野像コントラストを与える
絞りは、試料からの散乱電子角度(半開角)が10mrad
以下となる電子線通過孔を有する部材で構成し、前記暗
視野像コントラスト与える絞りは、試料からの散乱電子
角度(半開角)が少なくとも50mrad以上となる電子線
遮断幅を有する部材で構成する。
他の検出器と併用して透過電子像が観察でき、しかも、
明視野像と暗視野像のどちらでも目的に応じて容易に観
察することのできる手段を提供すること。 【構成】走査形電子顕微鏡において、試料9と透過電子
検出器23との間に、明視野像コントラストを与える絞
りと、暗視野像コントラスト与える絞りを、共通の絞り
台25上に保持した手段を設け、光軸上から出し入れす
ることにより、所望の透過電子像を得ることができるよ
う構成する。また、前記明視野像コントラストを与える
絞りは、試料からの散乱電子角度(半開角)が10mrad
以下となる電子線通過孔を有する部材で構成し、前記暗
視野像コントラスト与える絞りは、試料からの散乱電子
角度(半開角)が少なくとも50mrad以上となる電子線
遮断幅を有する部材で構成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、走査形電子顕微鏡及び
その類似装置に係り、特に走査透過電子顕微鏡に使用す
るに好適な試料像観察装置とその観察方法に関する。
その類似装置に係り、特に走査透過電子顕微鏡に使用す
るに好適な試料像観察装置とその観察方法に関する。
【0002】
【従来の技術】試料に収束電子線を照射し、走査するこ
とにより、試料から得られる信号をもとに走査像を得る
装置、いわゆる走査形電子顕微鏡(通称SEM)では、
試料からの二次電子や反射電子信号による試料表面の観
察だけでなく、非常に薄い(通常数百nm以下の)試料
に対しては、透過電子による走査透過像の観察が可能で
ある。このような観察装置は、走査透過電子顕微鏡(Sc
anning Transmission Electron Microscope;通称ST
EM)又はSTEM像観察装置と呼ばれている。電界放
出形電子銃と組合わせて用いると、加速電圧が5kV〜
数10kVという比較的低い加速電圧でも、きわめて高
いコントラストを有し、分子・原子レベルの超高分解能
の透過電子像が得られることから、最近、非常に注目さ
れている。しかるにSEMにおいては、多機能性、すな
わち二次電子像や反射電子像あるいはX線像といった異
種信号像を同時に、あるいは交互に観察できるようにな
っていることも非常に重要になってきている。ところ
が、多目的機能を備えようとすると、試料とその試料上
に電子ビームをフォーカスさせる電磁レンズ(対物レン
ズ)との間隙には限度があり、反射電子検出器や透過電
子検出器あるいは透過電子像用のコントラスト絞りを同
時に取り付けることは難しい。特に、対物レンズのギャ
ップ内に試料を挿入して観察する方式いわゆるインレン
ズタイプのSEMでは、この問題は重要な課題となって
いる。
とにより、試料から得られる信号をもとに走査像を得る
装置、いわゆる走査形電子顕微鏡(通称SEM)では、
試料からの二次電子や反射電子信号による試料表面の観
察だけでなく、非常に薄い(通常数百nm以下の)試料
に対しては、透過電子による走査透過像の観察が可能で
ある。このような観察装置は、走査透過電子顕微鏡(Sc
anning Transmission Electron Microscope;通称ST
EM)又はSTEM像観察装置と呼ばれている。電界放
出形電子銃と組合わせて用いると、加速電圧が5kV〜
数10kVという比較的低い加速電圧でも、きわめて高
いコントラストを有し、分子・原子レベルの超高分解能
の透過電子像が得られることから、最近、非常に注目さ
れている。しかるにSEMにおいては、多機能性、すな
わち二次電子像や反射電子像あるいはX線像といった異
種信号像を同時に、あるいは交互に観察できるようにな
っていることも非常に重要になってきている。ところ
が、多目的機能を備えようとすると、試料とその試料上
に電子ビームをフォーカスさせる電磁レンズ(対物レン
ズ)との間隙には限度があり、反射電子検出器や透過電
子検出器あるいは透過電子像用のコントラスト絞りを同
時に取り付けることは難しい。特に、対物レンズのギャ
ップ内に試料を挿入して観察する方式いわゆるインレン
ズタイプのSEMでは、この問題は重要な課題となって
いる。
【0003】さらに、透過電子像そのものにも明視野像
と暗視野像があり、それぞれの目的に合わせたコントラ
スト絞りと透過電子検出器を必要とするが、試料と対物
レンズ間のギャップが狭い場合は、同時には取付けられ
ないという難点がある。
と暗視野像があり、それぞれの目的に合わせたコントラ
スト絞りと透過電子検出器を必要とするが、試料と対物
レンズ間のギャップが狭い場合は、同時には取付けられ
ないという難点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前述した試料
と対物レンズとの間隙に制約があっても、他の検出器と
併用して透過電子像が観察でき、しかも、明視野像と暗
視野像のどちらでも目的に応じて容易に観察することの
できる手段と方法を提供することにある。
と対物レンズとの間隙に制約があっても、他の検出器と
併用して透過電子像が観察でき、しかも、明視野像と暗
視野像のどちらでも目的に応じて容易に観察することの
できる手段と方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明では、SEMにおいて、試料と透過電子検
出器との間に、明視野像コントラストを与える絞りと、
暗視野像コントラストとを与える絞りを、共通の絞り台
上に保持した手段を設け、光軸上から出し入れすること
により、所望の透過電子像を得ることができるよう構成
する。また、前記明視野像コントラスト与える絞りは、
試料からの散乱電子角度(半開角)が10mrad以下とな
る孔径を有し、また前記暗視野像コントラスト与える絞
りは、試料からの散乱電子角度(半開角)が少なくとも
50mrad以上となる電子線遮断幅を有する部材で構成し
たことを特徴とする。
めに、本発明では、SEMにおいて、試料と透過電子検
出器との間に、明視野像コントラストを与える絞りと、
暗視野像コントラストとを与える絞りを、共通の絞り台
上に保持した手段を設け、光軸上から出し入れすること
により、所望の透過電子像を得ることができるよう構成
する。また、前記明視野像コントラスト与える絞りは、
試料からの散乱電子角度(半開角)が10mrad以下とな
る孔径を有し、また前記暗視野像コントラスト与える絞
りは、試料からの散乱電子角度(半開角)が少なくとも
50mrad以上となる電子線遮断幅を有する部材で構成し
たことを特徴とする。
【0006】
【作用】上記した構成によれば、試料と対物レンズ間の
ギャップ内、あるいは、対物レンズの下方において、一
箇所の位置に設けた明視野/暗視野用のコントラスト絞
り手段と、別の一箇所に設けた一個の透過電子検出手段
により、最も単純でスペースをとらないSTEM像観察
装置構成とすることができ、目的に応じて明視野像と暗
視野像を容易に観察することができるようになる。しか
も、反射電子検出器やX線検出器に対する空間的な配置
の問題も生ずること無く、二次電子像,反射電子像,X
線像の観察も可能であり、多目的観察が行えるようにな
る。
ギャップ内、あるいは、対物レンズの下方において、一
箇所の位置に設けた明視野/暗視野用のコントラスト絞
り手段と、別の一箇所に設けた一個の透過電子検出手段
により、最も単純でスペースをとらないSTEM像観察
装置構成とすることができ、目的に応じて明視野像と暗
視野像を容易に観察することができるようになる。しか
も、反射電子検出器やX線検出器に対する空間的な配置
の問題も生ずること無く、二次電子像,反射電子像,X
線像の観察も可能であり、多目的観察が行えるようにな
る。
【0007】
【実施例】以下で本発明の具体的実施例を図面を用いて
詳述する。
詳述する。
【0008】図1は本発明の一実施例であり、電界放出
形電子銃と三段電磁レンズ系でかつ、試料が対物レンズ
内に置かれる、いわゆるインレンズタイプのSEMに適
用した場合の一実施例である。
形電子銃と三段電磁レンズ系でかつ、試料が対物レンズ
内に置かれる、いわゆるインレンズタイプのSEMに適
用した場合の一実施例である。
【0009】同図において、電界放出陰極1と静電レン
ズ2などからなる電界放出形電子銃3から放出された電
子ビーム4は、第1コンデンサーレンズ5,第2コンデ
ンサーレンズ6及び対物レンズ7により、試料ステージ
8上の試料9の面上で極めて細い電子プローブ10に収
束される。電子プローブ10は、偏向コイル11a,1
1bと走査電源12により、試料面上で走査される。電
子プローブ10の走査により、試料面から発生した二次
電子13は、対物レンズ磁場に捕らえられて対物レンズ
7の上磁極孔14を通り、二次電子検出器15に導かれ
る。二次電子検出器15により検出された信号は、増幅
回路16により映像信号となり、信号選択回路17を経
て、陰極線管(Cathode Ray Tube;以下、CRTと略
す)18に送られる。走査像の倍率は、SEMの原理か
ら明らかなように、CRT上のスクリーン幅と電子プロ
ーブの試料面上での走査幅との比で決まる。この倍率の
変化は、倍率可変回路19と走査電源12とによって行
われる。また、倍率の調整や偏向コイル偏向角の調整
は、偏向制御回路20によって行われる。一方、透過走
査電子像(以下、STEM像と略す)の場合は、前記試
料9(薄膜試料)を透過した電子21が対物レンズ7の
下磁極孔22を通過して透過電子検出器23により検出
される。透過電子検出器23により検出された信号は、
増幅回路24により映像信号となり、信号選択回路17
を経て、CRT18に送られる。前記信号選択回路17
は、観察したい信号像を選択する回路であり、二次電子
像であれば二次電子信号を、STEM像であれば透過電
子信号をCRT18に送る。あるいは、図1の例では図
示されていないが、反射電子信号やX線信号なども必要
に応じて選択できるようになっている。また、同じく図
1には図示されていないが、複数個のCRTを使って、
一方は二次電子像、他方はSTEM像というように異種
信号像を同時に映しだせるように信号選択回路17を使
い分けできるようにしてあってもかまわない。
ズ2などからなる電界放出形電子銃3から放出された電
子ビーム4は、第1コンデンサーレンズ5,第2コンデ
ンサーレンズ6及び対物レンズ7により、試料ステージ
8上の試料9の面上で極めて細い電子プローブ10に収
束される。電子プローブ10は、偏向コイル11a,1
1bと走査電源12により、試料面上で走査される。電
子プローブ10の走査により、試料面から発生した二次
電子13は、対物レンズ磁場に捕らえられて対物レンズ
7の上磁極孔14を通り、二次電子検出器15に導かれ
る。二次電子検出器15により検出された信号は、増幅
回路16により映像信号となり、信号選択回路17を経
て、陰極線管(Cathode Ray Tube;以下、CRTと略
す)18に送られる。走査像の倍率は、SEMの原理か
ら明らかなように、CRT上のスクリーン幅と電子プロ
ーブの試料面上での走査幅との比で決まる。この倍率の
変化は、倍率可変回路19と走査電源12とによって行
われる。また、倍率の調整や偏向コイル偏向角の調整
は、偏向制御回路20によって行われる。一方、透過走
査電子像(以下、STEM像と略す)の場合は、前記試
料9(薄膜試料)を透過した電子21が対物レンズ7の
下磁極孔22を通過して透過電子検出器23により検出
される。透過電子検出器23により検出された信号は、
増幅回路24により映像信号となり、信号選択回路17
を経て、CRT18に送られる。前記信号選択回路17
は、観察したい信号像を選択する回路であり、二次電子
像であれば二次電子信号を、STEM像であれば透過電
子信号をCRT18に送る。あるいは、図1の例では図
示されていないが、反射電子信号やX線信号なども必要
に応じて選択できるようになっている。また、同じく図
1には図示されていないが、複数個のCRTを使って、
一方は二次電子像、他方はSTEM像というように異種
信号像を同時に映しだせるように信号選択回路17を使
い分けできるようにしてあってもかまわない。
【0010】さて、透過電子21には、試料に衝突する
ことなく、入射電子線(電子プローブ)と同じエネルギ
ーのまま通りぬけた透過電子(非散乱電子)と、試料に
衝突してある程度のエネルギーを失って透過した電子
(非弾性散乱電子)と、試料に衝突してもエネルギーを
失わずに透過した電子(弾性散乱電子)とがある。そし
て非散乱電子と非弾性散乱電子は、試料照射角α0 に見
合った小さな散乱角(通常、約10mrad以下)で透過す
ることが知られている。また、非散乱電子と非弾性散乱
電子を信号にすれば明視野像がえられ、弾性散乱電子を
信号にすれば暗視野像がえられる。したがって、散乱角
を適当に選ぶならば、明視野像と暗視野像をそれぞれ観
察できることになるが、従来は、対物レンズギャップの
制約から、どちらか一方か、又は、対物レンズ下方に別
々の透過電子検出器を配置していたため、STEM絞り
装置25の付替えが必要であったり、透過電子検出器が
複雑化し、高価なものになるといった難点があった。そ
こで本発明の図1に示した実施例では、この点を改良
し、対物レンズ7の下方に設けた1個の透過電子検出器
23と、試料9と対物レンズの下磁極102との間に設
けた明視野像/暗視野像兼用のSTEM絞り装置25と
により、扱いやすく、簡便なSTEM絞り装置となるよ
う構成している。
ことなく、入射電子線(電子プローブ)と同じエネルギ
ーのまま通りぬけた透過電子(非散乱電子)と、試料に
衝突してある程度のエネルギーを失って透過した電子
(非弾性散乱電子)と、試料に衝突してもエネルギーを
失わずに透過した電子(弾性散乱電子)とがある。そし
て非散乱電子と非弾性散乱電子は、試料照射角α0 に見
合った小さな散乱角(通常、約10mrad以下)で透過す
ることが知られている。また、非散乱電子と非弾性散乱
電子を信号にすれば明視野像がえられ、弾性散乱電子を
信号にすれば暗視野像がえられる。したがって、散乱角
を適当に選ぶならば、明視野像と暗視野像をそれぞれ観
察できることになるが、従来は、対物レンズギャップの
制約から、どちらか一方か、又は、対物レンズ下方に別
々の透過電子検出器を配置していたため、STEM絞り
装置25の付替えが必要であったり、透過電子検出器が
複雑化し、高価なものになるといった難点があった。そ
こで本発明の図1に示した実施例では、この点を改良
し、対物レンズ7の下方に設けた1個の透過電子検出器
23と、試料9と対物レンズの下磁極102との間に設
けた明視野像/暗視野像兼用のSTEM絞り装置25と
により、扱いやすく、簡便なSTEM絞り装置となるよ
う構成している。
【0011】図2は、図1で示した実施例において、対
物レンズ部と、透過電子検出器の部分をもう少し詳しく
説明するための構成図である。図2(a)は、対物レン
ズ7とSTEM絞り装置25のSTEM絞り部26と透
過電子検出器23の部分を拡大して示したもの、また、
図2(b)は、上記(a)と等価な電磁レンズ光学系を
示したものである。図2(a),(b)において、電子プ
ローブ10は、対物レンズ7の上磁極101側にできる
第1対物レンズ(L1)27により、試料9の面上に入
射半角α0(通常10mrad程度)で収束される。今、偏向
コイル(図示せず)によって走査された電子プローブ1
0が、光軸の中心上で試料面に収束されているとする
と、試料を透過した電子のうち、散乱角がおおよそ10
mrad以内では[非散乱電子+非弾性散乱電子]28が、
また、おおよそ50mrad以上の散乱角では弾性散乱電子
29が占め、試料9の後方に置かれたSTEM絞り部2
6に入射する。このSTEM絞り部26を通過した電子
は、対物レンズ7の下磁極102側にできる第2対物レ
ンズ(L2)30により、下磁極102の下方で再度、
収束され、[非散乱電子+非弾性散乱電子]28は、半
開角αi 以内で、また弾性散乱電子29は、半開角αi
以上の角度αeで透過電子検出器23のシンチレータ1
03に衝突して発光する。この光はライトガイド31で
真空外に伝えられ、フォトマルチプライヤー32で増幅
され、透過電子信号として取り出される。図2の例で
は、STEM絞り部26の中心軸部が[非散乱電子+非
弾性散乱電子]28を遮った状態にあるので、得られる
STEM像は暗視野像となる。逆に、STEM絞り部2
6を光軸に対して直角に左右に少し動かし、中心軸部分
に開口部をもってくれば、αi の範囲内にある[非散乱
電子+非弾性散乱電子]28がシンチレータ103に取
り込まれるので、得られるSTEM像は明視野像とな
る。このように、STEM絞り装置25を真空外から、
光軸に対して少し動かすだけで、容易に明視野像と暗視
野像を1個の透過電子検出器で観察することが可能とな
る。
物レンズ部と、透過電子検出器の部分をもう少し詳しく
説明するための構成図である。図2(a)は、対物レン
ズ7とSTEM絞り装置25のSTEM絞り部26と透
過電子検出器23の部分を拡大して示したもの、また、
図2(b)は、上記(a)と等価な電磁レンズ光学系を
示したものである。図2(a),(b)において、電子プ
ローブ10は、対物レンズ7の上磁極101側にできる
第1対物レンズ(L1)27により、試料9の面上に入
射半角α0(通常10mrad程度)で収束される。今、偏向
コイル(図示せず)によって走査された電子プローブ1
0が、光軸の中心上で試料面に収束されているとする
と、試料を透過した電子のうち、散乱角がおおよそ10
mrad以内では[非散乱電子+非弾性散乱電子]28が、
また、おおよそ50mrad以上の散乱角では弾性散乱電子
29が占め、試料9の後方に置かれたSTEM絞り部2
6に入射する。このSTEM絞り部26を通過した電子
は、対物レンズ7の下磁極102側にできる第2対物レ
ンズ(L2)30により、下磁極102の下方で再度、
収束され、[非散乱電子+非弾性散乱電子]28は、半
開角αi 以内で、また弾性散乱電子29は、半開角αi
以上の角度αeで透過電子検出器23のシンチレータ1
03に衝突して発光する。この光はライトガイド31で
真空外に伝えられ、フォトマルチプライヤー32で増幅
され、透過電子信号として取り出される。図2の例で
は、STEM絞り部26の中心軸部が[非散乱電子+非
弾性散乱電子]28を遮った状態にあるので、得られる
STEM像は暗視野像となる。逆に、STEM絞り部2
6を光軸に対して直角に左右に少し動かし、中心軸部分
に開口部をもってくれば、αi の範囲内にある[非散乱
電子+非弾性散乱電子]28がシンチレータ103に取
り込まれるので、得られるSTEM像は明視野像とな
る。このように、STEM絞り装置25を真空外から、
光軸に対して少し動かすだけで、容易に明視野像と暗視
野像を1個の透過電子検出器で観察することが可能とな
る。
【0012】図3は、本発明のSTEM絞り部26の一
実施例であり、(a)は平面の、(b)は断面の構造概
略図である。同図において、STEM絞り台33の上
に、絞り板34と絞り押さえ35が取り付けられ、押さ
えねじ104で固定されている。絞り板34は、透過電
子のうち[非散乱電子+非弾性散乱電子]28を適切に
遮るよう計算されたl1とl2の幅をもつ電子線遮断部3
6,37と、弾性散乱電子を通過させるための開口部3
8,39,40を有する。該電子線遮断部36又は37
を透過電子線の光軸中心に置くことにより、暗視野像を
得ることができる。一方、電子線遮断部36,37と隣
接して、明視野像用絞り孔41,42には、丸穴の開口
部が設けられている。これらは、αi に見合うか又は、
それよりも小さい半開角に相当する口径を有しており、
これらの絞り孔を通過した透過電子により、明視野像が
得られるようになっている。なお、絞り板34は同一の
部材(例えばMo製薄板)で例示したが、本発明の内容
はこれに限定されるものではなく、電子線遮断部36,
37は、例えば他の金属を張り合わせて作製してあって
もよい。
実施例であり、(a)は平面の、(b)は断面の構造概
略図である。同図において、STEM絞り台33の上
に、絞り板34と絞り押さえ35が取り付けられ、押さ
えねじ104で固定されている。絞り板34は、透過電
子のうち[非散乱電子+非弾性散乱電子]28を適切に
遮るよう計算されたl1とl2の幅をもつ電子線遮断部3
6,37と、弾性散乱電子を通過させるための開口部3
8,39,40を有する。該電子線遮断部36又は37
を透過電子線の光軸中心に置くことにより、暗視野像を
得ることができる。一方、電子線遮断部36,37と隣
接して、明視野像用絞り孔41,42には、丸穴の開口
部が設けられている。これらは、αi に見合うか又は、
それよりも小さい半開角に相当する口径を有しており、
これらの絞り孔を通過した透過電子により、明視野像が
得られるようになっている。なお、絞り板34は同一の
部材(例えばMo製薄板)で例示したが、本発明の内容
はこれに限定されるものではなく、電子線遮断部36,
37は、例えば他の金属を張り合わせて作製してあって
もよい。
【0013】図4は、本発明のSTEM絞り部26のう
ち、絞り板34部分の他の一実施例である。この例で
は、絞り板34aに設けられた暗視野像用絞り孔43,
44は、中心部がl1とl2の幅をもつ電子線遮断部4
5,46と、透過電子を通過させる半月形の開口部47
a,47b、及び48a,48bで構成されている。ま
た、明視野像用絞り孔41,42は、図3と同様、2つ
の丸穴の開口部を有している。これらの絞り孔は明視野
像用,暗視野像用各々2個有する例で示したが、各々1
個、あるいは3個以上で構成してあってもかまわない。
また、右端の開口部49は、この絞り板がずれないよう
にするためのねじ穴用開口部であり、前記押さえねじ1
04と同軸になるよう穴位置が決められている。
ち、絞り板34部分の他の一実施例である。この例で
は、絞り板34aに設けられた暗視野像用絞り孔43,
44は、中心部がl1とl2の幅をもつ電子線遮断部4
5,46と、透過電子を通過させる半月形の開口部47
a,47b、及び48a,48bで構成されている。ま
た、明視野像用絞り孔41,42は、図3と同様、2つ
の丸穴の開口部を有している。これらの絞り孔は明視野
像用,暗視野像用各々2個有する例で示したが、各々1
個、あるいは3個以上で構成してあってもかまわない。
また、右端の開口部49は、この絞り板がずれないよう
にするためのねじ穴用開口部であり、前記押さえねじ1
04と同軸になるよう穴位置が決められている。
【0014】図5は、本発明のSTEM絞り部26のう
ち、絞り板34部分の他の一実施例である。この例で
は、絞り板34bに設けられた暗視野像用絞り孔51,
52は、各々中心部がl1とl2の幅をもつ十字状の電子
線遮断部53,54と、透過電子を通過させるための扇
形に4分割された開口部とを有している。この実施例で
は、図3の実施例にくらべ、透過電子線を遮断する際の
対称性が良くなり、より厳密な暗視野像が得られる利点
がある。明視野像用絞り孔41,42、及び右端のねじ
穴用開口部49については、図3の実施例と同様であ
る。
ち、絞り板34部分の他の一実施例である。この例で
は、絞り板34bに設けられた暗視野像用絞り孔51,
52は、各々中心部がl1とl2の幅をもつ十字状の電子
線遮断部53,54と、透過電子を通過させるための扇
形に4分割された開口部とを有している。この実施例で
は、図3の実施例にくらべ、透過電子線を遮断する際の
対称性が良くなり、より厳密な暗視野像が得られる利点
がある。明視野像用絞り孔41,42、及び右端のねじ
穴用開口部49については、図3の実施例と同様であ
る。
【0015】図6は、本発明のSTEM絞り部26のう
ち、絞り板34部分の他の一実施例である。この例で
は、絞り板34cに設けられた暗視野像用絞り孔55,
56は台形状をしている。こうすることにより、電子線
遮断部57の幅を、例えばl2から次第に広くとること
ができ、STEM絞り全体を移動させることにより、暗
視野像として必要な最適幅を容易に調整することができ
るという利点がある。
ち、絞り板34部分の他の一実施例である。この例で
は、絞り板34cに設けられた暗視野像用絞り孔55,
56は台形状をしている。こうすることにより、電子線
遮断部57の幅を、例えばl2から次第に広くとること
ができ、STEM絞り全体を移動させることにより、暗
視野像として必要な最適幅を容易に調整することができ
るという利点がある。
【0016】図7は、本発明の他の一実施例である。図
1と同一構成部材を意味するものは、同一符番でもって
示すものとする。この実施例では、STEM絞り装置2
5は、対物レンズギャップ内ではなく、対物レンズの下
方に設けている。対物レンズギャップの大きさに制約を
受けないので、STEM絞り装置そのものを必要に応じ
てやや大きく作ることができる利点がある。
1と同一構成部材を意味するものは、同一符番でもって
示すものとする。この実施例では、STEM絞り装置2
5は、対物レンズギャップ内ではなく、対物レンズの下
方に設けている。対物レンズギャップの大きさに制約を
受けないので、STEM絞り装置そのものを必要に応じ
てやや大きく作ることができる利点がある。
【0017】図8は、本発明の他の一実施例であり、試
料ステージが対物レンズギャップ内にない場合、いわゆ
るアウトレンズ方式のSTEM像を得る場合に適用した
例である。この例では、対物レンズの下方に取り付けら
れた試料ステージ59の下方に、STEM絞り装置25
を設けているが、構造,機能的には図1〜図7に示した
STEM絞り装置とほぼ同等である。
料ステージが対物レンズギャップ内にない場合、いわゆ
るアウトレンズ方式のSTEM像を得る場合に適用した
例である。この例では、対物レンズの下方に取り付けら
れた試料ステージ59の下方に、STEM絞り装置25
を設けているが、構造,機能的には図1〜図7に示した
STEM絞り装置とほぼ同等である。
【0018】なお、図1,図7,図8では電界放出形電
子銃を搭載した走査形電子顕微鏡に適用した場合につい
て実施例を示したが、本発明の内容はこれに限定される
ものではなく、熱電子銃タイプの走査形電子顕微鏡に適
用した場合についても同様の効果を奏しうる。
子銃を搭載した走査形電子顕微鏡に適用した場合につい
て実施例を示したが、本発明の内容はこれに限定される
ものではなく、熱電子銃タイプの走査形電子顕微鏡に適
用した場合についても同様の効果を奏しうる。
【0019】
【発明の効果】以上述べたごとく、本発明によれば単純
な構成により、目的に応じて明視野像と暗視野像を容易
に観察することができ、走査形電子顕微鏡としての多目
的観察が行えるようになる。
な構成により、目的に応じて明視野像と暗視野像を容易
に観察することができ、走査形電子顕微鏡としての多目
的観察が行えるようになる。
【図1】本発明の一実施例を示す構成概略図である。
【図2】本発明の一実施例であって、図1の対物レンズ
部と透過電子検出部を詳しく説明するための構成図であ
る。
部と透過電子検出部を詳しく説明するための構成図であ
る。
【図3】本発明の一実施例であって、STEM絞り装置
の絞り板の部分を示す構成図である。
の絞り板の部分を示す構成図である。
【図4】本発明の一実施例であって、STEM絞り装置
の絞り板の部分を示す構成図である。
の絞り板の部分を示す構成図である。
【図5】本発明の一実施例であって、STEM絞り装置
の絞り板の部分を示す構成図である。
の絞り板の部分を示す構成図である。
【図6】本発明の一実施例であって、STEM絞り装置
の絞り板の部分を示す構成図である。
の絞り板の部分を示す構成図である。
【図7】本発明の他の一実施例を示す構成概略図であ
る。
る。
【図8】本発明の他の一実施例を示す構成概略図であ
る。
る。
3…電界放出形電子銃、4…電子ビーム、5…第1コン
デンサーレンズ、6…第2コンデンサーレンズ、7…対
物レンズ、8…試料ステージ、9…試料、10…電子プ
ローブ、12…走査電源、13…二次電子、14…対物
レンズの上磁極孔、15…二次電子検出器、16…増幅
回路、17…信号選択回路、18…CRT、19…倍率可
変回路、20…偏向制御回路、21…透過電子、22…
対物レンズの下磁極孔、23…透過電子検出器、24…
増幅回路、25…STEM絞り装置、26…STEM絞
り部、27…第1対物レンズ、28…[非散乱電子+非
弾性散乱電子]、29…弾性散乱電子、30…第2対物
レンズ、31…ライトガイド、32…フォトマルチプラ
イヤー、33…STEM絞り台、34,34a,34
b,34c…絞り板、35…絞り押さえ、36,37…
電子線遮断部、38,39,40…開口部、41,42
…明視野像用絞り孔、43,44…暗視野像用絞り孔、
45,46…電子線遮断部、47a,47b,48a,
48b…開口部、49…ねじ穴用開口部、51,52…
暗視野像用絞り孔、53,54…電子線遮断部、55,
56…暗視野像用絞り孔、57…電子線遮断部。
デンサーレンズ、6…第2コンデンサーレンズ、7…対
物レンズ、8…試料ステージ、9…試料、10…電子プ
ローブ、12…走査電源、13…二次電子、14…対物
レンズの上磁極孔、15…二次電子検出器、16…増幅
回路、17…信号選択回路、18…CRT、19…倍率可
変回路、20…偏向制御回路、21…透過電子、22…
対物レンズの下磁極孔、23…透過電子検出器、24…
増幅回路、25…STEM絞り装置、26…STEM絞
り部、27…第1対物レンズ、28…[非散乱電子+非
弾性散乱電子]、29…弾性散乱電子、30…第2対物
レンズ、31…ライトガイド、32…フォトマルチプラ
イヤー、33…STEM絞り台、34,34a,34
b,34c…絞り板、35…絞り押さえ、36,37…
電子線遮断部、38,39,40…開口部、41,42
…明視野像用絞り孔、43,44…暗視野像用絞り孔、
45,46…電子線遮断部、47a,47b,48a,
48b…開口部、49…ねじ穴用開口部、51,52…
暗視野像用絞り孔、53,54…電子線遮断部、55,
56…暗視野像用絞り孔、57…電子線遮断部。
Claims (3)
- 【請求項1】電子線を試料上で走査する手段を有し、前
記試料から検出された映像信号を表示手段に導入して走
査像を得る装置において、試料と透過電子検出器との間
に、明視野像コントラスト与える絞りと、暗視野像コン
トラスト与える絞りとを、共通の絞り台上に保持できる
手段を設け、光軸上から出し入れすることにより、所望
の透過電子像を得ることができるよう構成したことを特
徴とする走査透過電子顕微鏡。 - 【請求項2】前記明視野像コントラスト与える絞りは、
試料からの散乱電子角度(半開角)が10mrad以下とな
る孔径を有し、また前記暗視野像コントラスト与える絞
りは、試料からの散乱電子角度(半開角)が少なくとも
50mrad以上となる電子線遮断幅を有することを特徴と
する請求項1に記載の走査透過電子顕微鏡。 - 【請求項3】電子線を試料上で走査する手段を有し、前
記試料から検出された映像信号を表示手段に導入して走
査像を得る装置において、試料と透過電子検出器との間
に、明視野像コントラスト与える絞りと、暗視野像コン
トラスト与える絞りとを、共通の絞り台上に保持できる
手段を設け、光軸上から出し入れすることにより、一個
の透過電子検出器で、所望の透過電子像が得られるよう
構成したことを特徴とする走査透過電子像観察方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5276436A JPH07169429A (ja) | 1993-11-05 | 1993-11-05 | 走査透過電子顕微鏡 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5276436A JPH07169429A (ja) | 1993-11-05 | 1993-11-05 | 走査透過電子顕微鏡 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07169429A true JPH07169429A (ja) | 1995-07-04 |
Family
ID=17569401
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5276436A Pending JPH07169429A (ja) | 1993-11-05 | 1993-11-05 | 走査透過電子顕微鏡 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07169429A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2000039836A1 (en) * | 1998-12-29 | 2000-07-06 | Philips Electron Optics B.V. | Sem for transmission operation with a location-sensitive detector |
US7105816B2 (en) | 2003-01-07 | 2006-09-12 | Hitachi High-Technologies Corporation | Electron beam device |
JP2007141804A (ja) * | 2005-10-19 | 2007-06-07 | Hitachi High-Technologies Corp | 荷電粒子線装置、それに用いられるコンピュータプログラム、及び試料像観察方法 |
JP2009193968A (ja) * | 2003-01-31 | 2009-08-27 | Hitachi High-Technologies Corp | 荷電粒子線装置 |
CN103091840A (zh) * | 2011-10-28 | 2013-05-08 | 佳能株式会社 | 光学设备、位置检测设备、显微镜设备以及曝光设备 |
WO2014069364A1 (ja) * | 2012-10-30 | 2014-05-08 | 株式会社日立ハイテクノロジーズ | 荷電粒子線装置およびそれを用いた観察方法 |
-
1993
- 1993-11-05 JP JP5276436A patent/JPH07169429A/ja active Pending
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2000039836A1 (en) * | 1998-12-29 | 2000-07-06 | Philips Electron Optics B.V. | Sem for transmission operation with a location-sensitive detector |
US7105816B2 (en) | 2003-01-07 | 2006-09-12 | Hitachi High-Technologies Corporation | Electron beam device |
EP1437759A3 (en) * | 2003-01-07 | 2008-02-27 | Hitachi High-Technologies Corporation | Electron beam device |
US7355177B2 (en) | 2003-01-07 | 2008-04-08 | Hitachi High-Technologies Corporation | Electron beam device |
US7745787B2 (en) | 2003-01-07 | 2010-06-29 | Hitachi High-Technologies Corporation | Electron beam device |
JP2009193968A (ja) * | 2003-01-31 | 2009-08-27 | Hitachi High-Technologies Corp | 荷電粒子線装置 |
JP2007141804A (ja) * | 2005-10-19 | 2007-06-07 | Hitachi High-Technologies Corp | 荷電粒子線装置、それに用いられるコンピュータプログラム、及び試料像観察方法 |
US7459683B2 (en) | 2005-10-19 | 2008-12-02 | Hitachi High-Technologies Corporation | Charged particle beam device with DF-STEM image valuation method |
JP4734135B2 (ja) * | 2005-10-19 | 2011-07-27 | 株式会社日立ハイテクノロジーズ | 荷電粒子線装置、それに用いられるコンピュータプログラム、及び試料像観察方法 |
CN103091840A (zh) * | 2011-10-28 | 2013-05-08 | 佳能株式会社 | 光学设备、位置检测设备、显微镜设备以及曝光设备 |
WO2014069364A1 (ja) * | 2012-10-30 | 2014-05-08 | 株式会社日立ハイテクノロジーズ | 荷電粒子線装置およびそれを用いた観察方法 |
JPWO2014069364A1 (ja) * | 2012-10-30 | 2016-09-08 | 株式会社日立ハイテクノロジーズ | 荷電粒子線装置およびそれを用いた観察方法 |
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