JPH07169136A - 光磁気ディスク駆動装置 - Google Patents

光磁気ディスク駆動装置

Info

Publication number
JPH07169136A
JPH07169136A JP34373193A JP34373193A JPH07169136A JP H07169136 A JPH07169136 A JP H07169136A JP 34373193 A JP34373193 A JP 34373193A JP 34373193 A JP34373193 A JP 34373193A JP H07169136 A JPH07169136 A JP H07169136A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording
magneto
erasing
optical disk
power
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP34373193A
Other languages
English (en)
Inventor
Masashi Yoshihiro
昌史 吉弘
Norio Ota
憲雄 太田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Maxell Holdings Ltd
Original Assignee
Hitachi Maxell Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Maxell Ltd filed Critical Hitachi Maxell Ltd
Priority to JP34373193A priority Critical patent/JPH07169136A/ja
Publication of JPH07169136A publication Critical patent/JPH07169136A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 テスト領域の消去パワーをデータ領域の値よ
りも低く設定することによって、テスト記録領域での磁
気特性変動を極力防止し、記録条件の変動を最小限に抑
制することにより、記録消去条件の設定への信頼性を増
し、高密度光磁気ディスクを提供する。 【構成】 記録消去を行う光磁気ディスクドライブと記
録磁区を形成する光磁気ディスクとからなり、光磁気デ
ィスク上にテスト領域とデータ領域を有し、データ領域
を消去するよりテスト領域を消去するパワーを低く制御
する。テスト記録を用いた高精度な記録制御を行う光磁
気ディスクドライブにおいて、記録/消去の繰り返しに
よる記録媒体の記録感度変動が起きず使用環境にあった
記録条件に正確に設定できるので、記録磁区形状を常に
正確に一定に制御できる。特に、マークエッジ記録を行
うには、最適記録条件の設定精度を向上できるので、正
確に記録磁区長を制御でき、より高密度記録が実現でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は少なくともレーザ光およ
び外部印加磁界を用いて記録再生消去を行う光磁気ディ
スクドライブに関わり、特に、高密度光磁気記録に好適
な光磁気ディスクドライブに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、OSやアプリケーションソフトウ
ェアの高機能化に伴う大容量化、およびCADや医療情
報といった画像データを記録する用途の増加によって、
安価で大容量のファイルメモリに対するニーズが高まっ
てきた。これに応えるものとして光記録が注目されてい
る。その中で書き換え型の光磁気ディスクは第1世代の
ものが製品化されている。そして、さらに記録密度の向
上を目指して研究開発が進められている。
【0003】ディスクの高密度化を実現するための手法
としては、1)波長の短いレーザ或いはNAの大きなレ
ンズを用いて光スポットサイズを小さくして、記録磁区
を微小化すると共に磁区間隔を詰めることによりビット
ピッチを小さくする、2)トラックピッチを小さくす
る、3)ZCAVまたはZCLV方式を用いる、4)マ
ークエッジ記録方式を用いる、等を併用することが有効
であることが知られている。
【0004】しかし、環境温度が変化すると、同一記録
パワーで記録を行うと記録温度が変化するために形成さ
れる磁区形状、特に長さと幅が変化する場合があった。
特に、マークエッジ記録を行う場合、著しく不利になっ
ていた。これらの課題に対して検討した公知な例とし
て、特開平3-22223号が知られている。この公知例で
は、記録条件を補正する事により形成される記録磁区の
形状を制御する方式が提案されていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、外
部記録条件の変動に対して補正が可能であるが記録媒体
の磁気特性の変化に対しては補正できない。すなわち、
テスト記録を行う領域において、テスト記録の記録/消
去の繰り返しにより磁気特性が変化する場合があった。
その結果として、テスト記録による記録および消去条件
の検出が正常でも、テスト領域が記録/消去の繰り返し
により磁気特性が変化している場合、テスト領域での記
録感度がデータ記録領域と異なっているためデータ記録
領域に記録される磁区の大きさが、予定した大きさと異
なり、マークエッジ記録を行う場合にはエッジ位置の正
確な検出が出来ず、高密度化の障害になっていた。
【0006】本発明の目的は、テスト記録での消去は記
録直後に行うので、データ領域の場合と異なり、ドライ
ブのトラッキングオフセットを考慮する必要がないた
め、記録磁区幅と消去磁区幅を等しくすることにより、
記録媒体の磁気特性変動を最小限に抑制することによっ
て、テスト記録による記録条件の設定に対する信頼性を
増し、より正確なマークエッジ記録が可能な光磁気ディ
スクドライブを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、テスト記録を行う領域での記録消去を可能な限り、
小さいレーザパワーで行うように制御すれば良い。
【0008】そこで、少なくとも、集束レーザ光と外部
印加磁界を用いてディスク上に記録、或いは消去を行う
光磁気記録において、データを記録したり、或いはすで
に記録されたデータの消去を行うのに先立ち、或いは光
磁気ディスク駆動装置の動作開始時点において、或いは
ディスクを装置に装着した時点において、一定時間間隔
か記録或いは消去動作の直前に、ディスク上の決められ
た一定の領域に、基準の条件か或いはそれまで設定され
ていた条件を中心に一定間隔でレーザパワーを増減させ
て、一定のパターンを用いてテスト記録を行い、それを
再生して、光磁気ディスク駆動装置の使用環境温度及び
光磁気ディスクの温度に応じた記録条件の検出を行い、
その結果をフィードバックして、記録或いは消去のパワ
ーもしくは記録パルス幅を制御することにより長さおよ
び幅が一定の記録磁区を形成する場合において、テスト
記録での消去は記録直後に行うので、データ領域の場合
と異なり、ドライブのトラッキングオフセットを考慮す
る必要がないため、消去磁区幅をデータ記録消去の場合
よりも狭くすることができる。
【0009】このためには、テスト記録における消去パ
ワーの記録パワーに対する比を、データを記録するとき
の消去パワーの記録パワーに対する比よりも小さくして
やればよい。
【0010】また、テスト記録において、低記録パワー
側から少しずつ記録パワーを上げながら記録を行いその
再生信号から光磁気ディスクドライブの使用環境温度及
び光磁気ディスクの温度に応じた記録条件の検出を行
い、その結果をフィードバックして、記録或いは消去の
パワーもしくは記録パルス幅を制御することにより長さ
および幅が一定の記録磁区を形成する場合において、テ
スト記録における消去パワーをデータ記録の消去パワー
より小さくしてもよい。
【0011】また、基準の条件か或いはそれまで設定さ
れていた条件を中心に一定間隔でレーザパワーを増減さ
せて、一定のパターンを用いてテスト記録を行うか、或
いは低記録パワー側から少しずつ記録パワーを上げなが
ら記録を行い、その再生信号から光磁気ディスクドライ
ブの使用環境温度及び光磁気ディスクの温度を推定し、
その結果を基にドライブ内のメモリ或いはディスクのあ
る領域にあらかじめ記憶してある記録消去条件の情報を
検索して、ディスクに照射されるレーザパワーを実効的
に一定にし、長さおよび幅が一定の記録磁区を形成すれ
ばよい。
【0012】また、テスト記録を行うときと、データ記
録を行うときの消去パワーの設定を独立に行うために、
レーザパワーを設定するレジスタを、テスト記録/消去
用とデータ記録/消去用とに分離して制御した。
【0013】
【作用】テスト記録した磁区の消去パワーを小さくする
ことにより、記録/消去の繰り返しによる磁気特性の変
化を抑制することができ、テスト記録の回数を増加させ
られるので、記録媒体の寿命を向上させることができ
る。或いは、テスト記録の頻度を上げられるので、より
安定な記録条件でデータを記録することができる。
【0014】
【実施例】本発明の一実施例を図を用いて説明する。本
実施例において作製した光磁気ディスクの断面構造を図
2に示す。凹凸の案内溝を有するポリカーボネート基板
1上に4層構造記録媒体を形成したディスクを用いた。
すなわち、基板1上に第1誘電体層2として窒化珪素層
(75nm)、TbFeCo光磁気記録層3(25nm)、第
2誘電体層4として窒化珪素層(20nm),反射層5
としてAl(40nm)を順次スパッタ法により作製し
た。そして記録媒体表面に紫外線硬化樹脂保護層6を形
成してディスクとした。
【0015】記録方式としては、ZCAV方式とマーク
エッジ記録方式を併用して用いた。例えば、図3に示す
ディスクの最内周のトラック7に、図4(a)に示すテ
スト記録パターンを用いてレーザパワーを変化させて記
録した。ここでレーザパワーの範囲は、あらかじめ装置
或いはディスクの一定領域に記録されている記録条件に
関する情報または直前まで設定されていた記録条件を用
いて、その値を中心に0.1mW間隔でテスト記録を行
った。
【0016】このときの再生出力の例を図4(b)に示
す。この図にあるように、最長パターンの信号の平均と
最短パターンの信号の平均の差を求め、その差がなくな
る条件を最適な記録条件とした。ここで、記録したテス
ト信号を消去する際、データ部と同様にトラックオフセ
ットが0.1μmあることを想定して、記録磁区幅より
も0.4μm余分に消去できる消去パワーを加えた場合
と、記録磁区幅と同じ幅を消去できるパワーで消去した
場合を比較した。
【0017】図1に示したように前者は後者と較べて2
5%程高い消去パワーを照射しなければならない。両者
の条件で107回テスト記録を行い、その記録条件のズ
レを比較した。後者の場合には107回テスト記録を行
った後も記録設定条件が変化しなかったのに対し、前者
は記録設定パワーが10%程度低下した。これは、記録
消去の繰り返しにより、記録膜の磁性が変化して記録膜
の記録感度が上昇し、ディスク作製初期よりも大きな記
録磁区が形成されたためである。
【0018】次に、107回テスト記録を行った後にテ
スト記録により見いだした条件でデータ記録を行った。
その信号を再生した時のエッジシフトをタイムインター
バルアナライザ(TIA)により測定した。本実施例を
用いた場合にはエッジシフトは±2ns未満であったの
に対し、テスト記録でもデータ部での記録消去と同様に
0.4μm余分に消去を行った場合エッジシフトは±5
nsと著しく増加した。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、テスト記録を用いた高
精度な記録制御を行う光磁気ディスクドライブにおい
て、記録/消去の繰り返しによる記録媒体の記録感度変
動が起きず使用環境にあった記録条件に正確に設定でき
るので、記録磁区形状を常に正確に一定に制御できる。
特に、マークエッジ記録を行うには、最適記録条件の設
定精度を向上できるので、正確に記録磁区長を制御で
き、より高密度記録が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】消去パワーと消去磁区幅の関係を示す説明図で
ある。
【図2】ディスクの断面構造を示す説明図である。
【図3】ディスクのフォーマットの一例を示す説明図で
ある。
【図4】テスト記録した情報の再生信号波形を示す説明
図である。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも、集束レーザ光と外部印加磁
    界を用いてディスク上に記録、或いは消去を行う光磁気
    記録において、データを記録したり、或いはすでに記録
    されたデータの消去を行うのに先立ち、或いは光磁気デ
    ィスク駆動装置の動作開始時点において、或いはディス
    クを装置に装着した時点において、一定時間間隔か記録
    或いは消去動作の直前に、ディスク上の決められた一定
    の領域に、基準の条件か或いはそれまで設定されていた
    条件を中心に一定間隔でレーザパワーを増減させて、一
    定のパターンを用いてテスト記録を行い、それを再生し
    て、光磁気ディスク駆動装置の使用環境温度及び光磁気
    ディスクの温度に応じた記録条件の検出を行い、その結
    果をフィードバックして、記録或いは消去のパワーもし
    くは記録パルス幅を制御することにより長さおよび幅が
    一定の記録磁区を形成する光磁気ディスク駆動装置にお
    いて、テスト記録における消去パワーの記録パワーに対
    する比を、データを記録するときの消去パワーの記録パ
    ワーに対する比よりも小さく設定したことを特徴とする
    光磁気ディスク駆動装置。
  2. 【請求項2】 少なくとも、集束レーザ光と外部印加磁
    界を用いてディスク上に記録、或いは消去を行う光磁気
    記録において、データを記録したり、或いはすでに記録
    されたデータの消去を行うのに先立ち、或いは光磁気デ
    ィスク駆動装置の動作開始時点において、或いはディス
    クを装置に装着した時点において、一定時間間隔か記録
    或いは消去動作の直前に、ディスク上の決められた一定
    の領域に、低記録パワー側から少しづつ記録パワーを上
    げながらテスト記録を行い、その再生信号から光磁気デ
    ィスクドライブの使用環境温度及び光磁気ディスクの温
    度に応じた記録条件の検出を行い、その結果をフィード
    バックして、記録或いは消去のパワーもしくは記録パル
    ス幅を制御することにより長さおよび幅が一定の記録磁
    区を形成する光磁気ディスク駆動装置において、テスト
    記録における消去パワーをデータ記録の消去パワーより
    小さく設定したことを特徴とする光磁気ディスク駆動装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2において、テス
    ト記録後の再生信号から光磁気ディスクドライブの使用
    環境温度及び光磁気ディスクの温度を検出し、その結果
    を基にドライブ内のメモリにあらかじめ記憶してある記
    録消去条件の情報を検索して、ディスクに照射されるレ
    ーザパワーを実効的に一定にし、長さおよび幅が一定の
    記録磁区を形成することを特徴とする光磁気ディスク駆
    動装置。
  4. 【請求項4】 請求項1または請求項2において、テス
    ト記録後の再生信号から、光磁気ディスクドライブの使
    用環境温度及び光磁気ディスクの温度を検出し、その結
    果を基にディスクのある領域にあらかじめ記録してある
    記録消去条件の情報を検索して、ディスクに照射される
    レーザパワーを実効的に一定にし、長さおよび幅が一定
    の記録磁区を形成することを特徴とする光磁気ディスク
    駆動装置。
JP34373193A 1993-12-15 1993-12-15 光磁気ディスク駆動装置 Pending JPH07169136A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34373193A JPH07169136A (ja) 1993-12-15 1993-12-15 光磁気ディスク駆動装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34373193A JPH07169136A (ja) 1993-12-15 1993-12-15 光磁気ディスク駆動装置

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000380340A Division JP2001195793A (ja) 2000-12-14 2000-12-14 光磁気ディスク駆動装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07169136A true JPH07169136A (ja) 1995-07-04

Family

ID=18363816

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34373193A Pending JPH07169136A (ja) 1993-12-15 1993-12-15 光磁気ディスク駆動装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07169136A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0718831B1 (en) Recording method for an optical information recording medium
US6222814B1 (en) Recording/reproducing apparatus and method for phase-change optical disc
JPH0689473A (ja) 光磁気記録媒体
US5905695A (en) Optical information recording/reproducing apparatus and method capable of selecting recording waveform in correspondence with characteristics of medium
KR20040106358A (ko) 광학적 정보 기록 방법, 광학적 정보 기록 장치 및 광학적정보 기록 매체
US5179547A (en) Phase change optical information recording medium including means for preventing movement of the recorded portion
EP0594406B1 (en) Optical recording method and apparatus
JPH11149678A (ja) 光記憶装置における記録条件制御方法
JPH0348577B2 (ja)
JP2003006941A (ja) 光記録媒体の評価方法
JP2850966B2 (ja) 光磁気記録装置
JPH07169136A (ja) 光磁気ディスク駆動装置
US6259669B1 (en) Technique for reducing cross erasure in an optical disc recording apparatus
JPH06176368A (ja) 光ディスクおよびその記録方法と装置
JPH0883446A (ja) 光磁気ディスク駆動装置
JP2677151B2 (ja) 光ディスク装置
EP1709629B1 (en) Recording apparatus and method for optimized overwriting
JP2778428B2 (ja) 光ディスク装置
EP0594425A2 (en) Pulse train condition/heat shut off condition determination method and apparatus for optical recording, and optical recording method and apparatus
JP3314565B2 (ja) 光学情報記録媒体の記録・再生方法
US6985409B2 (en) Recording method and apparatus of domain wall displacement type magneto-optical recording medium
JP2000036115A (ja) 光記録の記録方法
JP2001195793A (ja) 光磁気ディスク駆動装置
JPH05282674A (ja) 光学式記録媒体
JPH0684173A (ja) 光記録の記録制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Effective date: 20040127

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02