JPH07168338A - 自動現像機 - Google Patents

自動現像機

Info

Publication number
JPH07168338A
JPH07168338A JP31366793A JP31366793A JPH07168338A JP H07168338 A JPH07168338 A JP H07168338A JP 31366793 A JP31366793 A JP 31366793A JP 31366793 A JP31366793 A JP 31366793A JP H07168338 A JPH07168338 A JP H07168338A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
processing
agent
dissolution
space
volume
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP31366793A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshio Miyanochi
義夫 宮後
Haruo Hakamata
晴夫 袴田
Takeshi Takahashi
剛 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP31366793A priority Critical patent/JPH07168338A/ja
Publication of JPH07168338A publication Critical patent/JPH07168338A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Photographic Processing Devices Using Wet Methods (AREA)
  • Silver Salt Photography Or Processing Solution Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 固形又は顆粒又は粉体状の補充処理剤を適用
し、適正、最小限の溶解スペースを有する、処理性能の
安定した自動現像機を提供する。 【構成】 自動現像機の処理液循環系の一部に固形又は
顆粒又は粉体状の補充処理剤を受容し、溶解する溶解ス
ペースを設け、溶解スペースの容積Vは、1回に投入す
る補充処理剤の体積をv,最短投入間隔時間をT1,α
を係数としたとき1回分の補充処理剤の平均溶解時間を
αT2,αT2時間内に投入される回数をn,投入された
補充処理剤の溶解残量体積の総和をA,必要溶解スペー
スについての安全係数をβ,溶解スペース内の処理液体
積をγとしたとき、次の数4の範囲に設定することを特
徴とする。 【数4】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、補充処理剤を固形や
粉体としたときの溶解スペースを適正に規定した自動現
像機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動現像機に於いて補充処理剤を、処理
の経過に応じて投入し、処理能力を安定化することは良
く知られているが、これまでは、ほとんど溶解済みの処
理液として、処理槽に処理液を循環する循環系に入れ込
んでいたため、自動現像機としては、処理剤の溶解スペ
ースを気にする必要が無かった。また、自動現像機にミ
キサーを連結した場合には、まずミキサーに固形や粉体
や、液体の処理剤パートと水を各所定量だけ入れ、よく
混合溶解し、処理液として使用可能にした後、循環系に
送り込んで、処理槽に循環し、処理槽内で処理の経過に
より疲労した処理液の処理性能を回復することを行う方
式もあったが、ミキサーとして別に充分な溶解スペース
を設けたもので、意図的に狭いスペースに処理槽に付帯
して溶解スペースを設けることはなかった。
【0003】補充処理剤の取扱いの便宜と安全性とスペ
ースセーブを考えるとき、従来の方式では好ましくない
ため、固形又は顆粒又は粉体状の補充処理剤を適用し、
処理の安定維持を行うことは効果が大で開発が急がれて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来技術の欠点と鑑
み、固形又は顆粒又は粉体状の補充処理剤を適用し、適
正、最小限の溶解スペースを有する、処理性能の安定し
た自動現像機を提供することを課題目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1記載の発明の自動現像機は、写真感光材料
を自動的に現像処理する自動現像機の処理液循環系の一
部に固形又は顆粒又は粉体状の補充処理剤を受容し、溶
解する溶解スペースを設け、溶解スペースの容積Vは、
1回に投入する補充処理剤の体積をv,最短投入間隔時
間をT1,αを係数としたとき1回分の補充処理剤の平
均溶解時間をαT2,αT2時間内に投入される回数を
n,投入された補充処理剤の溶解残量体積の総和をA,
必要溶解スペースについての安全係数をβ,溶解スペー
ス内の処理液体積γとしたときに次の数2の範囲に設定
することを特徴としている。
【0006】
【数2】
【0007】
【作用】液体以外の補充処理剤は処理液に投入し処理液
で溶解し、撹拌して使用可能の処理液として処理部に供
給する。その供給と撹拌と交換、排出などに関与してい
るのが処理液循環系であり、処理液循環系の一部に、溶
解すべき補充処理剤を受容し、溶解する。補充処理剤の
投入管理は、処理の経過によって所定量の補充処理剤を
投入装置を駆動制御して行う。補充処理剤の投入を連続
して、最短投入間隔時間で投入するのは当該自動現像機
に、処理能力の最大限の運転をしている場合である。
【0008】このような処理能力の最大限の運転時で
も、投入された補充処理剤を受容し正常な処理機能を維
持する必要最小限の溶解スペースを設定するため、投入
された順に溶解して目減りする体積を考慮して、溶解残
の体積の総和を求め、これに飽和溶解度を考慮して、溶
解に関与する処理液体積を加えたスペースを溶解スペー
スとして設定する。
【0009】これによって、過不足のない溶解スペース
を設定可能でき、安定した処理の維持が可能である。
【0010】本発明で規定するスペースより小さく溶解
スペースを設定すると、溶解しきれない補充処理剤が累
積してあふれてしまい、処理の継続が不可能となる。
【0011】また、不等号を片開きで規定したのは、自
動現像機のスペースが設計上充分にとれるならば、大き
くしてもよいからであり、コンパクトな設計を要求され
るケースに於いての下限を規定するものである。
【0012】
【実施例】次に図に基づいて、実施例の説明をする。
【0013】図1は自動現像機の断面図であり、詳しく
は、処理される写真感光材料の移動方向に直交する断面
図であり、説明を簡略にするため写真感光材料の移動の
ための機構は省略してある。
【0014】処理槽3には、処理に充分な量の処理液が
液面レベルHまで満たされている。
【0015】処理槽3の隣に溶解スペース1を設け、処
理槽3とは、管10で連通すると共に、ポンプ6を管5で
注入口4に接続し、溶解スペース1の吸引口7からポン
プ6を経て処理槽3へ送液し、処理槽3からは出口8よ
り管10を通って入口9により溶解スペース1に処理液が
移動するという処理液循環系を構成している。
【0016】処理槽3の上に補充処理剤投入装置2を設
け、補充処理剤Bを溶解スペース1に投入する。なお、
投入の制御は、図示しない制御手段により、処理の経過
に応じて適宜行われる。
【0017】補充処理剤Bの投入によって、処理液循環
系内の体積が増すと、液面レベルHを超した分だけ、図
示しないオーバーフロー口から排出される。
【0018】なお、処理槽3の処理液は、処理される写
真感光材料に付着して持ち出されることによる減少や、
蒸発による減少で、液面レベルHより低下することがあ
り、液面レベルHを維持するための補充処理剤Bの投入
と、水補充も図示しない制御手段により行われる。
【0019】次に、補充処理剤Bの投入が最もはげし
く、連続し行われるのは、この自動現像機の処理能力の
最大限に写真感光材料を連続して処理しているときであ
り、このとき、補充処理剤Bの投入間隔時間は最も短か
くなり、この最短投入間隔時間をT1とする。
【0020】現像機の処理能力の最大限に写真感光材料
を連続して処理しているときでありこのとき、補充処理
剤Bの投入間隔時間は最も短かくなり、この最短投入時
間をT1とする。
【0021】最短投入間隔時間T1で次々に溶解スペー
ス1に投入された補充処理剤Bは、それぞれ投入されて
からの時間の経過に応じて溶解が進行するが、投入が過
剰になって、溶け残りの補充処理剤が溶解スペース1か
らあふれてしまっては、自動現像機の運転を継続するこ
とが出来ない。
【0022】そこで、補充処理剤Bの溶解時間と、最短
投入間隔時間T1と、溶解スペース1の容積vとの関係
を明確にし、次の数3関係式を得た。
【0023】
【数3】
【0024】ここに、vは補充処理剤Bの体積、αT2
は補充処理剤Bの平均溶解時間、T1は最短投入間隔時
間、Aは補充処理剤の溶解残量体積の総和、βは安全係
数で、γは溶解に関与する処理液体積である。この式の
示すところは、補充処理剤Bの投入が第1個目から始ま
って、n個目が投入されたところで、第1個目の補充処
理剤が溶解完了して固体としての体積がゼロになること
に着目し、n個目投入までの溶解残量体積の総和Aを求
め、更に、循環により関与させる処理液の体積γを加え
た体積を溶解スペース1の容積Vとするものである。こ
のとき溶解に関与する処理液は、処理槽3と、溶解スペ
ース1との間を、ポンプ6により循環しているから、溶
解スペース1の中だけで局部的に飽和溶解度となること
はなく、補充処理剤Bの溶解はほぼ近似的に平均溶解時
間αT2で溶解が進行するとみなしてよい。
【0025】また、平均溶解時間αT2の時間内に補充
処理剤が投入される回数をnとすると、n個目が投入さ
れたときに第1個目が溶解完了するから、αT2−nT1
=0となり、従って第1個目の溶解残量体積はゼロとな
る。
【0026】このように第1個目から第n個目までの溶
解残量体積の総和を求めることが出来る。
【0027】溶解スペース内の処理液体積γは設計上任
意選択可能の値で、自動現像機の大きさを考慮して決め
ることが出来る。
【0028】このように設定した溶解スペース1の容積
Vは必要最小限の大きさであり、自動現像機のコンパク
ト化に役立ち、かつ投入過剰であふれるなどの心配もな
い。
【0029】なお、実施例では処理槽3とは別体に溶解
スペース1を設けたが、これに限定されるものではなく
1体に構成してもよい。
【0030】また実施例では1回に投入する補充処理剤
が1個の例を示したが、これに限定されず、複数ずつで
も同様に適用されて、複数の場合は、vが当該複数の補
充処理剤分の体積として計算する。
【0031】
【発明の効果】上記の如く構成したから、この発明によ
れば、補充処理剤の投入が最短投入間隔時間で連続して
も、溶解残の補充処理剤であふれてしまうことがなく、
かつ最小限の溶解スペースを規定することが出来るの
で、コンパクトで、かつ、処理性能の安定した自動現像
機を提供することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の断面図である。
【符号の説明】
1 溶解スペース 2 補充処理剤投入装置 3 処理槽 4 注入口 5 管 6 ポンプ 7 吸引口 8 出口 9 入口 10 管 B 補充処理剤 H 液面レベル

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 写真感光材料を自動的に現像処理する自
    動現像機の処理液循環系の一部に固形又は顆粒又は粉体
    状の補充処理剤を受容し、溶解する溶解スペースを設
    け、溶解スペースの容積Vは、1回に投入する補充処理
    剤の体積をv,最短投入間隔時間をT1,αを係数とし
    たとき1回分の補充処理剤の平均溶解時間をαT2,α
    2時間内に投入される回数をn,投入された補充処理
    剤の溶解残量体積の総和をA,必要溶解スペースについ
    ての安全係数をβ,溶解スペース内の処理液体積をγと
    したときに次の数1の範囲に設定することを特徴とする
    自動現像機。 【数1】
JP31366793A 1993-12-14 1993-12-14 自動現像機 Pending JPH07168338A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31366793A JPH07168338A (ja) 1993-12-14 1993-12-14 自動現像機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31366793A JPH07168338A (ja) 1993-12-14 1993-12-14 自動現像機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07168338A true JPH07168338A (ja) 1995-07-04

Family

ID=18044069

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31366793A Pending JPH07168338A (ja) 1993-12-14 1993-12-14 自動現像機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07168338A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR20020031043A (ko) 물체의 도금방법 및 시스템
US4980714A (en) Photosensitive material processing apparatus
JPH06500870A (ja) 写真処理装置
EP0355034B1 (en) Photographic developing apparatus
JPH07168338A (ja) 自動現像機
EP0588963B1 (en) Apparatus for processing photosensitive materials
US4705379A (en) Automatic processing machine for photography
JP3298036B2 (ja) 感光材料処理装置
EP0587097B1 (en) Photosensitive material processing method and apparatus thereof
US4705378A (en) Automatic processing machine for photography
US5317360A (en) Chemical recycler for photo processing machine
JPH05150639A (ja) 現像装置
JPH05127342A (ja) 処理剤溶解装置
JPH02139553A (ja) 写真現像装置
US5150142A (en) Device for replenishing fixing solution employed in automatic processor
US6276395B1 (en) Processing installation for rinsing water having an independent recycling filtering device
JP2584870B2 (ja) 写真現像装置の液供給方法
US5884116A (en) Photographic processing apparatus
JPS60203946A (ja) 写真用自動現像機における処理液の調製方法及び補充液槽
JPH0689014A (ja) 感光材料処理方法および装置
JPS58220157A (ja) 現像機
JP3326610B2 (ja) ハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機
GB2248314A (en) A photographic processing tank
JPH1020648A (ja) 画像形成装置
JPH1177082A (ja) 回分式汚水処理装置の運転制御方法